第一次日本占領時期における青島地区の初等教育の状況
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(2) で修了できる中華民国国民小学校の課程を教授. 制に日本語を勉強させるという話は全く無根拠. していた。青島守備軍司令部が運営する公学堂. な話である。それに、公学堂に商業や工業など. は就学児童が年ごと増え、最初に就学しなかっ. の実業教育を行われ、就学児童の進路をより広. た女子児童もどんどん増えていた。公学堂に就. く保障していたため。文化素質を劣化させるな. 学する児童は卒業後中国にある公立中学校や私. どの説も臆断であると言えよう。. 立中学校に進学するのほか、青島にすむ日本人. 第]次目本占領時期における青島地区の初等. 官員、商売人、一般家庭の傭役に就職する人も. 教育の状況を明らかにすることは単に史実を理. 多く、これは公学堂の教育は実用性があった教. 解するのほか、当時の歴史に対する歴史認識の. 育であると言えよう。. 形成に非薄なカを尽くしたいのは拙稿の願いで. 第一次目本占領時期における青島地区の教育. ある。. について、否定的な批判の声もおおくある。日 本は青島を占領し、青島に行っていた教育は「植. 主任指導教員 松田 吉郎. 民教育」『売国奴教育」であり、日本の青島に対. 指導教員 松岡 吉郎. する植民統治を永遠に続けるように、日本人学 生にファシズム軍国主義思想を注ぎ、中国人児 童に強制に日本語を勉強させ、文化素質を劣化 させ、反抗意識を無能化させる教育を青島に行 っていたのような声もある。しかし、当時青島 に行われていた初等教育の状況を見ても、現状 はそのような形而上的な論調とかなり距離があ る。青島目本人小学校に行われていた修身の授. 業では、国と天皇と関する内容は29課全体の 18%(第二期国定教科書)と29課18.4%(第三. 期国定教科書)であった。この申、軍国と関係. ありそうな内容は二期、三期に3課すつであっ た、全部日露戦争の話であった。このような内 容構成は軍国主義と関係があると言っても、フ ァシズムとはとっても関係がないであると言え よう。公学堂には日本語を教えられていた、し かし当時の公学堂は自由就学であったため、強. 一269一.
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