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中学校技術・家庭科における新領域の研究(第1報) : 「情報基礎」に関する大学公開講座

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(1)Title. 中学校技術・家庭科における新領域の研究(第1報) : 「情報基礎」に 関する大学公開講座. Author(s). 井上, 平治; 辻見, 裕史. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. A, 数学・物理学・化学・工学編, 41(1) : 73-91. Issue Date. 1990-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6177. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 1巻 第1号 北海道教育大学紀要 (第2部A) 第4 1 i i i t I A)VO ty ofEducat on 工 on(Sec Joumalof Hokkaido Univers ‐41 ‐I , No. 中学校技術・家庭科における新領域の研究. 平成 2年9月 September ,1990. (第1報). -「情報基礎」に関する大学公開講座-. 井. 上. 平. 治・辻. 見. 裕. 史. 北海道教育大学函館分校技術教室 函館0 40. Studies on New. Courses in the lndustr iaI Arts.. Home Economics Syl labus ‐ I. ‘Bas ion Processing” ic 工nfor The Extension Lecture for‘ lnat. He i iINOUE and Y副h i TSUJIMI j j Techn i ILaborato ca 1γ, Hakodate , ion Hokkaido Un iver i ty ofEducat s , Hakodate040 ‐. Abstract An extension lecutures forjwn ior high schoolteachers given at Hokka ido Univers i ty of ion Educat tl989 . The purpose wasto heip teachersto preparefor a new , Hakodatein Augus “ ’ Th ion Processing’ ia l i t lnat coursei n Basic lnfor s coursei sto beint roduced to thelndus r . Ar labusofjuniorhigh schoolsin l993 insub t ter ofthe lecture was an ject mat ssyl . The ma ion o fthe content and s igni f i explanat ce ofthe new course and a presentation ofthe newly. deve loped method of BASIC programming education forthe course- The subject mat teri s i bedin detai l descr ‐. 1. は じめ に. 教育課程の見直しは, ほぼ10年毎になされている. 改訂期を迎えて, 昭和62年1 2月, 教育課程審 議会の答申を受け, 文部省は新中学校学習指導要領を平成元年3月に告示した. これは, 平成3年 度から移行措置に入り, 平成5年度から完全実施の予定である. 審議会の答申は, 「国際社会に生き る日本人の育成」 を主眼においたもので, 四つの基本方針を示している, その中の一つに 「社会の ( ) 73.

(3) . 74. 井上 平治・辻見 裕史. 変化に主体的に対応できる能力の育成を重視する」 とあるが, この方針を受けて中学校技術・家庭 科 (以下, 本教科と称す) の既設の領域に, 「情報基礎」 と 「家庭生活」 の 二つの領域を新たに加え る こ と と な っ た.. 一方, 数年前から日本教育大学協会全国技術教育部門 (全国技術・職業・職業指導部門が, 昭和. 62年7月に名称変更) 総会の中で 「情報教育」 について議論がされていた. このことをふまえて, 函館分校技術教室としても, 関連領域担当者が 「情報基礎」 に関する資料収集や, 学生に対する教 育を通して研究を継続してきた. また中学校の現場でのとま どいや混乱の話が聞こえてくる中で, 現場と大学が意見を交流して, 本教科における新領域 「情報基礎」 の位置付けを, より一層明確に 出来ればとの願いを込めて平成元年8月, 公開講座を企画した. 以下に, その公開公座の概要と内 容(題目と講師名)をあげ, 内容の中から,「情報基礎」の目的と内容を明確にすること, また BASIC コンピュータ言語教育の新しい方法について報告するものである.. 2‐ 公開講座設定の基本と概要 今回, 技術教室として公開講座を設定するにあたり, 次のことを基本とした. ( 1 ) 受講者には, なるべく 多くの時間をコンピュータにふれてもらう. 一 ( 2 ) -方向の講義形式をなるべく避け, 「 情報基礎」 のあり方を議論する. ( )に関しては, 理論 (説明) と同時進行して, キィ 操作することが, コンピュータを理解する早 1 道であることから, 1人に1台の台数を, それも多くの人々に使用されている機種と同機種のもの を用意するよう努めたが, 分校研究室所有のものを借用しても, 結局9台より用意出来なかっ た. したがっ て, 公開講座においては2人に1台を交互に操作する形で行なっ た. 教員養成系大学・学 部においては, 教員免許法との関わりが深いが, 免許法に指定されている科目の教育が, 施設設備 の充足の遅れにより不十分 にならざるを得ず, 新領域 「情報基礎」 に関しては早急にこの問題が解 決されなければならない. ( 2 )に関しては, 「情報基礎」について試行的に実践研究を行なっ ているとか, または授業計画の研 究を進めている現職教員に講師になっ ていただき, 現場 での実践においていかなる問題が予想され るか, とま どいや混乱の解決の糸口を見い出す議論の場を設定することである. 以上の基本方針のもとに, 教室のスタッ フに加えて, 分校内外の方に講師要請をし, 主旨を理解 していただき, さらに受講者の理解の一助になることを願い, テキストを作成することにした. そ 1 )を準備した そして 次のような内容で のため講師の方々から原稿を寄せていただき, テキスト{ , , . 平成元年8月17日・1 8日の2日間 ( 15時間) の公開講座を開催 した.. 講座名 技術教育講座-技術・家庭科 「情報基礎」 への誘い- 講座の概要 技術情報教育に関心を持っ ている小学校・中学校の先生方を対象として, 特にパーソナ ル・コ ンピュータの操作法の習得を目的とした講座 である. 中学校技術・家庭科に導入される 「情報基礎」 領域の目的と内容についての講義, コンピュー タのハー ドウェ ア構成と簡単な説明, 文章・図形・ハイ パーカー ドなどの応用ソフトウェ ア演 習, BASIC 言語の初歩的演習, そして現職教員を講師とした 「情報基礎」 に関する授業計画試 ( 74 ).

(4) . 中学校技術・家庭科における新領域の研究 (第1報). 75. 案の紹介を行う. 8月17日 lk 1‐ lntroductol ry To. 北海道教育大学函館分校 金田 弘 2‐ 技術科教育に 「情報基礎」 を取り入れることにともなう 2 ・ 3 の 問 題. 北海道教育大学函館分校 向山玉雄 3‐ 「情報基礎」 の目標と内容に関連して. 北海道教育大学函館分校 井上平治 4‐ コ ン ピ ュ ー タ の シ ス テ ム 構 成. 北海道教育大学函館分校 辻見裕史 5‐ ソ フ ト ウ ェ ア 演 習. ア プリケーショ ン. 文章. 函館市立戸倉中学校 6. ソ フ ト ウ ェ ア 演 習 ア プリ ケ ー シ ョ ン. 川村秀靖 図形. 函館工業高等専門学校. 国兼勇三. 8月18日 7‐ ソ フ ト ウ ェ ア 演 習 ア プリ ケ ー シ ョ ン. ハイ パー カ ー ド. 北海道教育大学函館分校 松木貴司 8‐ ソ フ ト ウ ェ ア 演 習. 言語 BASIC 言語の初歩. 北海道教育大学函館分校 辻見裕史 9‐ 授業実践・計画試案. 函館市立光成中学校 後藤信夫 北海道教育大学附属函館中学校 阿部二郎 10‐ 総 合 ディ ス カ ッ シ ョ ン. 情報教育の展望 司会 北海道教育大学函館分 校 金田 弘. 3‐ 「情報基礎」の目標と 内容に関連 して. 3‐1. は じめ に. 本教科の歴史を, 戦後発足した新制中沓校の 「職業科」 までさかのぼっ ても, いわゆる正教科に おいては, 領域の名称の変更はあっ たが, その場合 でも内容は残るとか, または消滅した領域があ っ たりしたが, 今回のように新しく領域力功ロわっ た例はない. 技術の基礎を教育内容とするこの教 ( 75 ).

(5) . 76. 井上 平治・辻見 格史. 科の性格上, 技術革新に伴い, 教科の名称変更や, さらに内容の見直しがなされてきたものである‐ この教科に新しい領域力功。わるということは, 技術 け革新そのものが, いまま でのそれより飛躍的に 「 大きく, 人間の生活に大きな影響を及 ぼす 技術」 であるから, 義務教育の中に取り入れられると いうことであろう. 「情報基礎」 の領域につ 昭和62年12月, 教育課程審議会が発表した 「審議のまとめ」 において, 『 いては, コンピュータの操作を通して, コンピュ ータの役割と機能について理解させ, コンピュ ー タを適切に利用する基礎的・基本的な能力を養う ことができるよう, 内容を構成する.』 と述べてい る‐ この教育課程の見直しの以前から, 情報処理教育に関する目的・内容についての意見や実践報 告が多く出されているが, 以下にこれらを整理し若干の考察を加え 報告する . 3.2. 情報処理教育導入の契機と経過. 情報処理教育導入の契機は, コンピュ ータの発達・普及の歴史と密接な関係がある いわゆる第 ‐ 3世代といわれるIC の登場により, それまでの特殊な職場での使用から, コンピュ ータの価格が市 民の手の届く 範囲となっ て, 急速に普及する時期と一致する. 文部省は昭和44年1 2月に, 理科教育及び産業教育審議会 の建議を受けて, 昭和45年高等学校の学 習指導要領を改訂し, 職業高校を対象に 「情報技術科」・「情報処理科」 を設けることが できるよう にした. これにより全国の高校に関連の学科が設置されていっ た‐ 昭和60年には, 文部省が 「教育方法開発特別補助」 として, 20億円計上して上記関連学科に コン ピュ ータの導入を行なっ た. また同年8月に 「情報化社会に対応する初等中等教育 の在り方に関す る調査研究者会議第一次とりまとめ」 を出し, 小・中学校においてもコン ピュータにふれる機会を 増やすことを打ち出した. この後, 昭和61年, 同62年の臨時教育審議会の二次と三次答申において , 情報化社会への対応が強調された‐ このような中で, 教育課程審議会が昭和61年に,「教育課程の基 準の改善に関する基本方向に ついて (中間まとめ)」 において, 本教科に 「情報基礎」 (仮称) 領域 を加え, さらに高等学校家庭科にも情報関連の内容を含めることを提示した. そして, 昭和62年1 2 「 「 月, 同審議会の 審議のまとめ」 は前節3‐1で述べたとおりであ る. ここでは, 情報基礎」 の (仮 称) はとれている. 3.3. 情報処理教育に関する関係機関・個人の対応. ここでは, 主に本教科に関連する学会, 民間教育研究団体等の活動あるいはこれらの学会誌や, 機関誌を中心にして, 前節3‐2の経過に対応して どのような研究・実践がなされてきたか調べてみ る.. まず, 日本産業技術教育学会は, 本教科の発展充実を図るべく昭和33年に創立された学会である 2 )がある が, その学会誌には, 「中学校 サ教材選択への一視点」( 叉技術 . この学会では関連する内容の初めて の報告である. 電子計算機の教材化の意義と, さらに内容を ( 1 )電子計算機の5要素( 2 )情報の形式と電気回路( 3 )論理回路( 4 )ハー ドウェ アとソフトウェ アの4点と 3 ) 生徒たち自身の手で各種 し, それぞれに説明を加えている. また, 論理回路の実習装置を製作し( , 4 5 ) マイ の論理回路で構成する授業の報告()がある‐ さらに安定器の働きを理解させる CAI 的 利 用{ , 6 ) フ ライ ス 加 工 の 割 り 出 しに マ イ コ ン を 利 用 し た 報 告( 7 )が 見 ら れ そ の 後 こ こ コ ン の 基 本 的 理 解( , , ,. 数年は本部学会や支部学会においても, 一つの パー トを設ける程に発表数も増え, 同時に論文数も ( 76 ).

(6) . 中学校技術・家庭科における新領域の研究 (第1報). 77. 増 え て い る‐. 9 )の論文が報告さ れたが 文献( 8 )と情報教育の 内容{ 2 )とともにあ 最近, コンピュータの意義づけ( , たい とで詳述し . 日本教育大学協会の一部門である全国技術教育部 門は昭和61年の総会において, 本教科の分離と 同時に情報内容の領域を加えること, また高等学校普通科への情報教育科目増設の提言をまとめ, J 情報教育小委員 会」 を設置し, 情報内容の領域の性格・ 文部省に提出した. それと同時に部門に 「 2年の総会に, 上記小委員会より以下のような報告がなされ 目標・内容などの検討を 進め, 翌昭和6 た‐ 要約すると, 1 ( ) 性格・目標 情報化社会の一般教養として全ての生徒に必要な能力 (情報及び情報手段を活用する) の育 成を目指す. このために, コンピュ ータの仕組みや, 操作する基礎的 技能を得させるとともに, 情報の選択と活用の能力・工夫し創 造する態度を養う. ( 2 ) 本教科における位置づけ 必修及び選択間の競合 ではなく, CAI的活用も併せて他領域との補完の関係を強化する. ま た本教科の総時間の拡充を図り, ・中高一貫の技術教育の発展充実に寄与するように位置づけ る.. ( 3 ) 学習内容・方法 A‐ 情報の定義. 教養・機器・通信・管理・処理. B‐ ソ フ ト C. ハ ー ド. BASIC プ ロ グラ ミ ン グ 論 理 回 路 ・制 御. A, B, Cについては, 委員 が分担して1年間研究実践した内容をまとめたものが添えられてい る.. また, 日本教育工学協会と CAI学会は, 昭和60年に教育支援・授業分 析に関する研究が大幅に増 加してきたことに対応して, 学習用ソフトの評価基準作りを始めたことも, 関連学協会の動きであ っ た.. 民間教育研究団体 である産業教育研究連盟の機関誌 「技術教室」においては, 「技術科パソコン入 1 0 )した パソコンの構成から始まり 1本の線の引き方から作図におよび 機 門講座」を8回連載( , , . 構のシュ ミレーショ ンまでの プロ グラミン グを扱っている‐ 翌昭和61年12月号では特集を組み, 意 義づけや, 内容としてマイコン制御入門や CAI的利用例 が報告されている‐ この中で, 内容を①プ ロ グラミング②ハー ド③技術・工学計算にすべきで, ③の説明によると, コンピュ ータの持つ 重要 n)と して い る な 機 能 と も 言 え る シ ュ ミ レ ー シ ョ ン, そ れ と 制 御 に つ な が る 学 習 に 重 点 を お く べ き( ‐. 1 2 } LOGO 2年9月号で再び特集を組み, ハー ドウェ アの学習を実習に取り入れた試み( また, 翌昭和6 , 言語の特徴を利用 し, プロ グラムを作成して幼児の表現活動のための道具として, コンピュータを 1 3 ) クラ ブ活動での指導や本教科の3年の3学期 で 簡単なプログラムを扱いながら BASIC 用いた例( , , , 1 4 )等の例を報告している 「技術教室」ではその他多くの実践例と共に 本 文法の理解を深めていく( , . 教科に関わる最も長い歴史を持つ民間教育研究団体としての責務からだろうか, 情報教育を導入す るにあたっ て, 本教科の本質論を根底にした意見もいくつかある. しかし, 本章他の節とも重複す る部分 もあるので, ここでは省略する. その他, 「技術教育研究」 (技術教育研究会機関誌) においても, コンピュ ータ教育の意義を展開 ( 77 ).

(7) . 78. 井上 平治・辻見 神 谷史. しているが, その多くは前出文献の著者と同一 であるので省略する‐ 平成元年1月, 文部省は学習指導要領案を示し, 同年3月に改訂を行なっ た.「情報基礎」の目標・ 内容・取扱い方は以下のとおりである. 1. 目標. コンピュ ータの操作等を通して, その役割と機能について理解させ, 情報を適切に活用する 基礎的な能力を養う. 2. 内容. ( ) コンピュ ータの仕組みについて 次の事項を指導する 1 , .. ア. コンピュ ータシステムの基本的な構成と各部の機能を知ること. イ‐ ソ フ トウ ェ ア の 機 能 を 知 る こ と. ( 2 ) コンピュータの基本操作と簡単なプロ グラムの作成ができること . アー コ ン ピ ュ ー タ の 基 本 操 作 が でき る こ と .. イ‐ プロ グラムの機能を知り, 簡単なプロ グラムの作成ができること. ( 3 ) コンピュータの利用について, 次の事項を指導する. ア‐ ソ フ ト ウ ェ ア を 用 い て, 情 報 を 活 用 す る こ と が で き る こ と. イ‐ コ ン ピ ュ ー タ の 利 用分 野を知ること .. 4 ( ) 日常生活や産業の中 で情報やコンピュ ータが果している役割と影響について考えさせる. 3. 内容の取扱い. ( 1 ) 内容の( 1 )のアについては, 入力, 演算, 制御, 記憶及び出力を取り上げるものとする. 2 ( ) 内容の( 3 )のアについては, 日本語ワー ドプロセッサ, データベース, 表計算, 図形処理な. どのソフトウェ アを取り上げ, 情報の選択, 整理, 処理, 表現などを行わせるものとする. i 以上のように, 学習指導要領に示した 「 情報基礎」 の内容, 特に 「3 内容の取扱い」 をみると, 日本教育大学協会全国技術教育部門や 民間教育研究団体の意見が反映されたものとなっ ている. 今後さらに多くの実践研究の積み重ねの中から, 内容に則した教材・教具の開発を急がなければな ら な い.. 3‐4. 「情報基礎」 の目標に関わ っ て. 学習指導要領にいう 「情報基礎」 の目標は, 前節に示したように, 要約すれば, コンピュ ータの 操作体験を通して 「情報を活用する能力の育成」 ということになろう. つまり, コンピュ ータを 抜きにしては, 「情報基礎」 の指導はできない. そのことは 「2 内容」 「3 内容の取扱い」 から も明瞭である. そこで, コンピュ ータ教育の意義・目標について論じている前節3.3の文献( 2 )より, 「情報基礎」 の目標を明確にしたい . 「教育というものは1 0年先, 20年先を見越して行われなければならない. ただ単に過去のおさら いだけをするような後ろ向きの姿勢ではなく, 未来志向の姿勢でなければならない. ……省略……‐ 現に広く利用され, われわれの生活に大きな利便をもたらし, そして直接間接に大きな影響を与え 1 5 ( )そして前節でも記述したように内容を( つつある技術を採用すべ きである.」 1 4 )とし, その( )~( 4 )の 説明もまた注目したい‐ 少し長い引用になるが次に示す. 「 ノ・一 ドウェアとソフトウェ アの概念は, プロ グラム内蔵式の電子計算機の発明によっ て確立さ れた概念であっ て, 大変重要 である. ここのところが従来の ”機械” と電子計算機との大きな相違 点である. 従来の機械は例えばボタンを押せば直ちに動作してその機能を発揮するようなものが多 ( 78 ).

(8) . 中学校技術‐家庭科における新領域の研究 (第1報). 79. かっ た. それはその機械の機能が機械そのものに 作りつけになっ ており分離されていないからであ る‐ そのような機械 はしたがっ て他の 目的にはそのまま使用するこ とのできない, すなわち単能機 械が多いわけである. もし本来の目的と少しずれた目的に使用しようと 思えばそれに応じた改造を 必要とし, 場合によっ ては機械そのものを取り替えたほうがよいということになる. ところが電子 計算機はちがう. 装置そのものだけ では大きな潜在 的能力を有しているのみで何の働きもできず, 目的に応じて適切なプロ グラムを与えて初めてその機能を発揮するのである. 別の プロ グラムを与 えれば別の機能を発揮するわけ で, こと情報処理に関しては万能なの である. これが従 来の機械 で ” “ は見られない特長であり, 柔軟性にとん だ全く新しいタイ プの 機械 だということができる‐ そ こでいろいろな プロ グラムを開発してそれを蓄積して 行くことによりその 能力がだんだん高まっ て いくわけ で, 成長することの出来る 機械だということができる. また面白いこ とにある電子計算機 で開発されたプロ グラムは直ちに他の電子計算機に利用することができるわけである‐このように, 物理的な機械そのものとそれを機能させるものとの区別が次第に認識され, これがハー ドウェ アと 1 6 ) ソフ ト ウ ェ ア の 概 念 へ 発 展 し た の で あ る.」(. 以上のように, いわゆる従来の単能機械とコンピュータ (引用文では 電子計算機) の機能の違い を述べることにより, 技術教育におけるコンピュータ教育の目標を明確にしている. )について, 目標に関わる部分 を み て み た い‐ 8 次に前節3‐3であげた文献( 「人間が何 か物を作る場合, 木材や金属等の材料 (労働対象) に対して, 道具や機械 (労働手段) を使っ て, 材料, 道具, 製作過程に 関する知識や技能を駆使 して目的物を作り上げる(労働力) . こ 間 工する必要があるが この制御は人 の物を作る過程の 中で, 道具や機械を制御 し, 労働対象を加 , が頭脳と中枢神経を働 かせて行なっ てきた. 人間労働において, 労働過程は労働力に属する制御を 働かせることによっ て, はじめて図1の閉じた関係となる‐ すなわち人間の労働過程は制御機能を 1 7 )さ ら に「コ ン ピ ュ ー たく み に 働 か せ る こ と に よ っ て, フ ィ ー ドバ ッ ク の 過 程 と な る わ け で あ る.」(. タは労働過程の中で制 御の機能のうち, 機械化が可能な部分 の一部, もしくはその大部分 を機械化 (自動制御化) したものである. コンピュ ータ化することは本来労働力に属 している制御機能 (技 8 1 )と 中村静治氏と芝田進 能) が, 機械となること, すなわち労働手段化されることを意味する」( , 「 午氏の論を取り入れながら, 制御機能の機械化すなわち, コンピュータ化, オートメーショ ン化は 機械に関する熟練や技能を解体し, ソフトウェ ア労働や監視労働を出現させ, これらの労働に関し 1 9 )と し しか し そ れ でも「機 械 を プ ロ グラ ミ ン て新しい技能と熟練 を 要 求 して く る よ う に な っ た‐」( , 2 0 )ことから 労働内容の変化はあっ ても人間労働はなく グ制御したり, 監視する人間労働は残る」( , ならないから,「コンピュ ータの制御を含んだソフトウェ アの教育は技術教育と して成立することが 2 0 )と し て い る 分 か る.」( .. 労働対 象. 労働力 . 労働手 図1 労働過程と制御 ( 79 ).

(9) . 80. 井上 平治・辻見 裕史. 2 1 ( )へと 技術の発達過程の観点か らの目 さらにもう一つの側面である,「道具→機械→自動機 械」 , 標の明確化を図っ ている. 一 以上, 「 情報基礎」 の目標に関わっ て, 稲富氏と亀山氏の 文献を長く引用した 旧・新の学習指導 . 要領において, 本教科の技術系列 に関する各領域の目標は, 必らず 「……の設計・製作.整備.栽 培を通して…」 とあり, 具体物の生産と関わっ て, それぞれの 「必要な基礎的技能・知識 を養う」 とされている‐ 新領域の 「情報基礎」 はこのことからすると, 整合性にお いて若干の問題もあるが , 両氏の指摘のとおり,・技術史と技術論の観点から, 「情報基礎」 の目標・内容をと らえることが必要 であろう. 前述したように, 特に 「2 内容」・「3 内容の取扱い」 をみると, これらの目標に近 ずく授業展開は可能 である‐. 4. BASIC コンピュータ言語教育の新しい方法. BASIC コンピュータ言語を公開講座 で教えるために, 新しい教育方法を開発した 以下に述べる . 1 )とを用いての教育である 代入文等練習用 プログラムとこれを活用するための講座テキスト( . 4.1. 代入文等練習用 プログラム. 4‐1.1. 代入文等練習用 プログラムとその使用法. プロ グラムは, 一般的に図2のような構成をとる すなわち データを入力機器などから入力し . , , そのデータに対して計算などのデータ処理を行なっ て, 結果を出力機器などに出す過程が, おお ざ っ ぱに言えばプロ グラムと言う ことになる‐ この プログラム構成に従っ て学習を進めることが, 短 期間で新しい言語を習得するための定石であると言われている.N8 -BASに インタプリタ系の BAS工C 8 言語の場合でも, 例外ではない. 公開講座における “BASIC 言語の初歩”と題した講義では プロ , グラムの構成を備えた最も簡単な例として, リスト1に示すプロ グラムを取り上げた この プロ グ . ラムの内容を理解させることが講義の最終目的である‐ 最終目的の達成には, まずリスト1のそれ ぞれの行の働きを受講生に理解させることが必要となる. リス ト1 10 INPUT A 20 B=A*2 30 PRINT B. :’ ( 入 力 ) :’ { 処 理:乗 :’ ( 出 力 ). 図2. 算 と 代 入 文). プロ グラ ム構成. ( 8 0 ).

(10) . 中学校技術‐家庭科における新領域の研究 (第1報). 81. 初めに, 2所テ敷こ現われる代入文について考察する. 代入文の概念を教えることは 結構難しい. 次のような問題に直面する ためである. 代入文として, 例えばA=5を実行したとする‐ これで, 数値変数Aに数値5が代入 (記憶) されたのだと教えても, Aの内容が見えるわけ でもないので, 初心者には理解しがたいという問題がある‐ この問題を解決する 直接的な方法は, これまで存在 し ていない. 間接的な方法として, Aの内容を表示するために PRINT Aを実行するという方法があ る. しかしこれでは, 代入文だけを教えたいのに,PRINT 命令をも同時に教 えなければならないと いう, 新たな問題が発生してしまう‐ これら一連の 問題を解決するためには, A=5なる代入文を 実行した時に, PRINT 命令を用いなくとも, 自動的に数値変数Aの内容(数値5)をディ ス プレイ 画面に表示するような プロ グラムを開発するほかない. 0行目では, 数値変数 次に, 1所テ目と30行目のINPUT 命令と PRINT 命令について考察する. 1 取り扱 どちらも数値変数を ている Bの内容の出力を行な 3 行目では数値変数 Aへの数値入力, 0 っ . う‐ 従っ て, 数値変数の 内容を自動的に表示する上記のような プロ グラムがあれば,INPUT 命令, PRINT 命令の動作が視覚的に確 認でき,これらの命令の働きについての受講生の理解を促進すると いう効果も期待できる. このような考察をもとに して, 新しい プログラムを開発した‐ 開発した プロ グラムをリスト2と リスト3とで示す‐ 代入文等練習用 プロ グラムと名付ける‐ 次章への下準備ということもあり, 代 入文等練習用 プロ グラムの簡単な使用法を記述しておく. リスト2を実行すると, 自動的にリスト リス ト2 I READ A$,B$,C$ 2 DEF SEG = VAL(”&h”+A$) ” 3 FOR I ; VAL(”&h”+B$) TO VAL(”&h +C$} ” ” 4 READ A$ : A = VAL( &h +A$) 5 POKE 1,A 6 NEXT 1O RUN ”RBN” 1000O DATA 4000,0000,0111 1001O DATA B8,60,00,8B,D8,B8,00,A0,8E,C0,CD,86,CD,C1,IE,07 10020 DATA FC,B0,OD,BF,02,02,B9,00,01,F2,AE,4F,81,F9,FF,00 10030 DATA 75,OF,B9,OA,00,BE,B7,00,E8,52,00,E8,68,00,E9,43 10040 DATA O0,B9,OB,00,BE,AC,00,E8,43,00,BE,B7,00,E8,56,00 10050 DATA 8B,CF,2B,CB,8A,27,80,FC,A8,74,17,80,FC,E0,74,12 10060 DATA 80,FC,C0,74,IF,80,FC,F1,74,IA,80,FC,A7,74,15,43 10070 DATA E2,E2,B9,51,00,BE,C1,00,BF,02,02,E8,OF,00,E8,25 10080 DATA O0,E9,00,00,BB,00,IB,BF,IB,00,CD,C4,CF,50,51,56 10090 DATA 57,IE,06,9C,B8,60,00,8E,C0,OB,IF,FC,F3,A4,9D,07 10100 DATA IF,5F,5E,59,58,C3,BB,00,IB,C7,47,02,FF,FF,BB,02 1ollO DATA 02,C7,06,00,OA,22,93,FF,IE,A4,15,C3,3A,67,6F,74 10120 DATA 6F,20,31,30,30,30,00,67,6F,74,6F,20,32,30,30,30 10130 DATA O0,70,72,69,6E,74,20,22,1 ‐B,4B,42,65,46,7E,4A,38 10140 DATA 21,22,IB,48,50,52,49,4E,54,IB,4B,4C,3F,4E,61,21 10150 DATA 22,IB,48,49,4E,50,55,54,IB,4B,4C,3F,4B,61,24,40 10160 DATA 24,31,24,72,3B,48,4D,51,24,37,24,46,32,3C,24,35 10170 DATA 24,24,21,23,IB,48,22,3A,67,6F,74,6F,20,31,30,30 10180 DATA 30,00 ) ( 81.

(11) . 井上 平治・辻見 裕史. 82. リス ト3 1O SCREEN 3,0,0,1:CLS 3 20 LINE(0,0}-(639,140),1,BF 30 0N ERROR GOTO *RRR 40 0N STOP GOSUB *REN 50 STOP ON 9,25,〇,1 6〇 CONSOLE 70 LOCATE 4,2:PRINT ” 代 入 文 ” 80 LOCATE 4,4:PRINT ”PRINT 命 令 ” 9O LOCATE 4,6:PRINT ’工 NPUT 命 令 ” 10O LOCATE 0,0:PRINT ”----- 練 習 一---- 11O LOCATE 55,7:PRINT ”Copyright (C) Y.TSUJIMI” 120 COLOR I 130 LINE(200,10)-(400,38),5,B 140 LINE(198,8)‐(402,40),5,B 150 L工NE(200,58)‐(400,86},5,B 160 LINE(198,56}‐(402,88),5,B 170 L工NE(200,106)-(400,134),5,B 180 LINE(198,104}‐(402,136),5,B I9O COLOR 5 IA ” 200 LOCATE 22,1:PRINT ’ ” 210 LOCATE 22,4:PRINT B” ・ I 220 LOCATE 22,7:PRINT C” 0 9 230 LOCATE , 1000 ’ こ の コ メ ン ト 文 は 、 文 番 号 1 0 0 0 と す る こ と ‘ 101O KPOINTERDESUYO=CSRLIN:COLOR 7 1 1020 LOCATE 25,1:PRINT ’ 1 ’ 1030 LOCATE 25,4:PRINT 1040 LOCATE 25,7:PRINT ” 1050 LOCATE 25,1:PRINT AKCNV${STR${A)) 1060 LOCATB 25,4:PRINT AKCNV$(STR${B}} 1070 LOCATE 25,7:PR工NT AKCNV${STR$(C)) 1080 ’ 109O LOCATE 0,KPOINTERDBSUYO - IIOO PR工NT ”○k’. 2000 ’こ の コ メ ン ト 文 は 2010 2020 2030 2040 2050. 文番 号 2 0 0 0 と す る こ と。 DEF SEG=&H4000 MPOINTERDESUYO=0:CALL MPOINTERDESUY0 *RRR:PRINT ” エ ラ ー で す ! ”:RESUME IOI0 *REN:STOP OFF:COLOR 7:CONSOLE 0,25,1,1:CLS 3 0N ERROR GOTO O ‐ - -練習” 代入文 PRINT 命令. INPUT命令. 1o AI. l l. Bー ー。. ”. 10 C1. ー - C叩 陶 ,(Cパ TSUJIM,. 図3 代入文等練習用プログラム実行中のディスプレイ画面 ( 82 ).

(12) . 中学校技術・家庭科における新領域の研究 (第1報). 83. 3も実行され, 図3で示すような画像がディ ス プレイ画 面の上部に現われる‐ この画像を変数表示 領域と呼ぶことにする‐ 変数表示領域中のA, B, Cなる文字は, 数値変数の名前を意味し, その 横の箱の中に, それぞれの変数に代入 (記憶) されている数値が常時更新した形で表示されること になる. ディ ス プレイ 画面の大きさの制限から, 表示する数値変数をA, B, Cの3つとした. 練 習用には十分な数である‐ 変数表示領域以下のディ ス プレイ画面領域 (図3の OK 以下の画面領域 であり, 入出力画面領域と呼ぶことにする)は, 代入文, PRINT 命令, INPUT 命令に限ることを 除けば, 通常の BASICインタプリタのダイレクト・モー ドと全く同じように使用 できる. 入出力画 面領域で, 例えばA= 5 を実行すると, 変数表示領域のAなる文字の横の箱の中に数値5が, 自動 的 に 表 示 さ れ る こ と に な る‐ さ ら に こ こ で, PRINT Aを実行すれば, 変数表示領域に示されてい る数値変数Aの中身である数値5が入出力画面領域に表示される. また入出力画面領域で,INPUT Bを実行すると, 同画面に入力促進記号(プロン プト)?が現われ, ここで適当な数値を打ち込めば, 変数表示領域の数値変数Bの横の箱の中に, そ の数値が自動的に入る. 4‐1.2. 代入文等練習用 プログラムの内容説明. ○リスト2の内容説明 リ ス ト 2 は, リ ス ト 3 の プ ロ グラ ム を 起 動 さ せ る た め の プ ロ グラ ム で あ る. 1 ~ 6 行 目 で, 10000. 行目以下の DATA 文で与えてある機械語の プログラム(そのニーモニック表現は,リスト4に示す.) を 読 み 込 み, そ れ を パ ー ソ ナ ル ・ コ ン ピ ュ ー タ の メ モ リ に 常 駐 さ せ て い る‐ さ ら に10行 目 で, リ ス ト3(フ ァ イ ル名 は“REN“) の プ ロ グラ ム を 起 動 さ せ て い る. な お, こ れ ら の プ ロ グラ ム は, NEC 社 の PC-9801 シ リ ー ズの パ ー ソ ナ ル・コ ン ピ ュ ー タ 用 に 作 製 し たも の である が,lollo行 目 の DATA. 文の中の下線部分は, 同じPC-9801でも機種に依存するの で, 機種に合せて変更する必要がある. VM, VX, UX の場合はそのままでかまわない. ○リスト3の内容説明 30~50行目を除く10~230行目では,図3 で示した変数表示領域のディ ス プレイ画面表示を行なっ ている‐ 1 000~11 00行目では, 数値変数A, B, Cの内容の更新と表示, さらにプロンプトである OK マ ー ク を 出力 して い る. 2000~2020行 目 で, リ ス ト 2 に て 常 駐 し た 機 械 語 の プ ロ グ ラ ム を 呼 ぶ .. 呼ばれた機械語のプロ グラムからの戻り場所は, 次項で詳しく述べるが, 1 000行目か200 0行目かの どちらかである‐ どちらの行への帰還でも, 再 び200 0~2020行目が実行され, 機械語の プロ グラム が再度呼ばれることになる. つまり, 1000~11 00行目と2000~2020行目とで行なわれる作業は, 機 械語の プロ グラムで行なわれる作業とルー プをなしており, 一体化 している. 30行目では, 入力に 間違いがあっ た時に, 2030行目に飛び, 「エラーです !」 な る エ ラ ー・メ ッ セ ー ジ を ディ ス プ レイ 画 面に表示する働きを担う‐ 40行目では, STOP キーが押された時に, 2040行目に飛び, この プロ グ ラムが実行される前とまっ たく同じ状態に戻した後, プロ グラムを終了させる作業を行なう. ○リスト4の内容説明 リスト2の DATA 文で与えた機械語のプログラム, すなわちリスト4についての説明を行なう . 説明 に は, 図 4 で 示 し た PAD 図 (Probl na lys i i em A1 sD agram:問題解析図) が役に立つ. 以下に 記述する行数はリ スト4のものに, また①な どの数字は図4の中のものに対応する なお, リスト . 2 2 )で 行 な っ た ( 4 の コ ン パ イ ル は, edas86 .. ) ( 83.

(13) . 84. 井上 平治・辻見 裕史. リス ト4 1O 20 30 40 50 60 70 80 90 IOO 11O 120 130 140 150 160 170 180 19O 200 210 220 23( ) 240 250 260 270 280 290 3( )0 310 320 330 340 350 360 370 380 390 400 410 420 430 440 450 460 470 480 490 500 510 520 530 540 550 560 570 580 590 600 610 620. BYTE PTR IB0OH BUFFI: EQU BYTE PTR 0202H BUFF2: EQU WORD PTR OA0OH ENTRY: EQU DWORD PTR 15A4H STONE: EQU ; 932ZH LEXICO:EQU ; 同 じ PC9801で も 機 種 に よ り 異 な る 。 ; 100OH SEG O ORG ; M{ )V AX,60H を 初 期 化 ;DS DS,AX M0′ ; AX,OAOOOH MOV ;ES を V ‐ R A M に 設 定 ES,AX MOV 1NT 86H ;V ー R A M か ら の 入 力 1NT OCIH ;LIOコ ー ド に 変 換 し て BUFF2 ; PUSH DS ;ES を DSと 同 じ く す る ES POP CLD MOV AL,ODH ;BUFF2 の 文 末 を 捜 す MOV D1,OFFSET BUFF2 MOV CX,10OH REPNE SCAS BUFF2 DEC D工 ;文 末 ポ イ ン タ CMP CX,OFFH ;入 力 が あ る 場 合 (STOP KEY JNE CMD ;RETURN KEY以 外 )CMD へ ; H ;そ れ 以 外 ”GOT0 2000 を 付 け 加 え る ; MOV CX,10 S1,OFFSET ORDER2 MOV CALL MOVST TYUKAN CALL JMP JIKK0 ;. ;入 力 文 に “:GOTO IOOO”を 付 け 加 え る ; CMD:. MOV MOV CALL MOV CALL. CX,11 S1,OFFSET ORDER1 MOVST S1,OFFSET ORDER2 TYUKAN. ;. ;中 間 コ ー ド に IF,WHILEが 在 れ ば エ ラ ー 、 ;PRINT,INPUTが あ れ ば 実 行 ,そ れ 以 外 は エ ラ ー ; MOV SUB SEARCH:MOV CMP JE CMP JE CMP JE CMP JE CMP JE 1NC. CX,D1 CX,BX AH,BYTE PTR ーBX] AH,OA8H ;工F ERRMSG AH,OEOH ;WHILE ERRMSG AH,OCOH ;PRINT JIKK0 AH,OFIH JIKK0 AH,OA7H ;INPUT J工KK0 BX. ( 8 ) 4.

(14) . 85. 中学校技術・家庭科における新領域の研究 (第1報) 630 LOOP SEARCH 640 ; 650 ;エ ラ ー 表 示 660 ; 670 ERRMSG: 680 MOV CX,81 690 MOV S1,OFFSET MSG 700 MOV D1,OFFSET BUFF2 71O CALL MOVST 720 CALL TYUKAN 730 JMP JIKK0 740 ; 750 ;指 定 行 の 実 行 760 ; 770 JIKKO: MOV BX,OFFSET BUFF1 780 MOV D1,27 790 ェNT OC4日 800 工RET 810 ; 820 ;プ ロ グ ラ ム セ グ メ ン ト か ら BUFF2へ デ ー タ を 移 動 す る 830 ; 840 MOVST: 850 PUSH AX 860 PUSH CX 870 PUSH SI ・ 880 PUSH DI 890 PUSH DS 、 90O PUSH ES ▼ 910 PUSHF 920 ; 930 MOV AX,60H 940 MOV ES,AX 950 PUSH CS 960 POP DS 970 CLD 980 REP MOVSB 990 ; 100O POPF 101O POP ES 1020 POP DS 1030 POP DI 1040 POP SI 1050 POP CX 1060 POP AX 1070 RET 1080 ; 1090 ;BUFF2の デ ー タ を 中 間 コ ー ド に 変 換 し て BUFFIに 格 納 する 1100 ; 111O TYUKAN: 1120 MOV BX,OFFSET BUFFI I130 MOV WORD PTR 2[BX],OFFFFH I140 MOV S1,OFFSET BUFF2 1・50 MOV ENTRY,LEXIC。 1160 CALLF STONE I170 RET I180 ; メ ‐ー タ ・ エ リ ア 1190 ;7 1200 ; ”:goto looo” OH 1210 0RDERI;DB , ”goto 2000” OR 1220 0RDER2:DB , ” ” “ 1230 MSG: DB Print ,22H, 代 入 文 、 PRINT 命 令 、 ” f rINPUT命 令 だ 1240 DB け を 使 用 し て 下 さ い。 ” 1250 DB 22H,”:goto looo”,OH. ( 85 ). ー.

(15) . 井上 平治・辻見 裕史. 86. ①テキスト画面上の. 1行を読み込む. V‐RAM TOBUFF 6H) 8 (. コード変換. FF TO BUFF2(CIH) ④ BUFF2に GOT02 0 00をセット. ③ BUFF2にリター ン, STOPキーの入 力があるか? (入力. *TYUKAN. 文字数が0か?). ⑥ BUFF2に格納さ れている入力文のあとに OOを 加 える :GOTO IO. 文末まで繰返す. ⑦IF 文,WHILE 文があるか? (BUFFI ). ⑧*ERRMSG. ⑨ PRINT 文, 代入 文INPUT 文 が あ るか? (BUFFI ) *ERRMSG * ERRMSG. * TYUKAN. ラーメッセージ FF2にセッ ト. 図. IKKO *J. . 実行させる. 図4 代入文等練習用プログラムの機械語部分のPAD図 ①. 6 0H:OH) 〔 1 40~16 0行目〕:キーボー ドから入力される代入文などの入力文字列を, BUFF(. に 読 み 込 む. 読 み 込 み に は, N8 8-BASIC の 内 部 ROM ルー チ ン (86H) を 用 い る. 内 部 ROM ル ー. チンに関しては, 文献岡に詳しい‐ ② 〔170行目〕:BUFF の内部に格納された入力文字列は, V-RAM コー ドと言う特殊なコー ドで 60H:0202H) あるため,コンピュータで処理し易いアスキーコー ドに変換する.変換結果は,BUFF2( に格納される‐ 変換と格納は, 内部 ROM ルーチン (CIH) で行なう. ③ 〔190~280行目〕:BUFF2に格納されている入力文字列の文字数が0か否かを調べる‐ 文字数 の確認は, 入力文字列の最後が必ず復改コー ド (リターンコー ド:ODH) であることを利用 して行 なわれる‐ 文字数が0の場合とは, キーボー ドから, 単に復改 (リターン) キーや STOP キーだけ が入力された場合のことである‐ 320~360行目〕:もし, 入力文字数が0であれば, この機械語 プロ グラムとしてなすべき事は ④ 〔 何もないので, リスト3の プロ グラムに戻すための作業をする. まず, BUFF2に GOT02000な 1110~1170行目) で, それを中間言語に変換して, そ る文を書き込み, TYUKAN サブルーチン ( ( 8 6 ).

(16) . 中学校技術‐家庭科における新領域の研究 (第1報). 87. 60H:IBOOH)に格納する.次に,BUFFIの内容を,BASIC 命令としてJIKKO の結果を BUFF1( 00行目 30行目)で実行する‐ 結果として, GO T02000 が実行され, リ ルト1の20 770~7 ルーチン( 0~2020行目で, 再びこの機械語が新たに呼ばれ①からの作業が に制御が移行する. リスト1の200 始 ま る こ と に な る.. ⑤ 〔400~430行目〕:もし, 入力文字数が0 でなければ, BUFF2に格納されている入力文字列の 後 に :GO TOIOOO をつけ加える. 入力文字列が代入文を含む場 合, この入力文字列の実行に伴い,. 数値変数が更新される可能性がある. 従っ て, 数値変数表示も, 更新されなければならない. そこ で, 入力文字列が実行された後に,リスト3の1000行目への制御を移すこと が必要になり,:GOTO I OOOの追加が不可欠となる‐ 〔 4 40行目〕:BUFF2の内容を, TYUKAN サブルーチンで, 中間言語になおして, BUFF I に格納する‐ 49 0~730行目〕:BUFFIの内容の中に, IF 文や WHILE 文が含まれているか否かを判 断す ⑦ 〔. ⑥. る‐ 入力文字列の中に代入文があるか否かを⑨で調べることになるのだが, その調査は, 単純に入 力文字列の中に=があるか否かで行なっている.もし,入力文字列の中にIFA=5とか WHILE(B= 5 )などが含まれていると,これらをも代入文であると解釈してしまうので,これを避けるための判断 であ る.. ⑧. 〔 520~550行 目〕: も し, IF 文 や W HILE 文 が あ れ ば, ERRMSG ル ー チ ン (670~730行 目) で 「代 入文 PRINT 命 令 INPUT 命 令 だ け を 使 用 し て く だ さ い 」 と いう エ ラ ー ・メ ッ セ ー ジ を 出 . , , 000行目へ制御を移す. 詳しく述べる す. さ ら に, プ ロ ン プ ト 0K を出力するために, リスト1の1 と, ERRMSG ルー チ ン は, BUFF 2 に 「PRINT “代 入 文, PRINT 命 令, INPUT 命 令 だ け を 使 用 してく ださ い‐“:GO TOIOOO」 な る 文 を 書 き 込 み, こ れ を TYUKAN サブルーチンで中間言語. IKKO ルーチンで実行するという作 業を行なっ ている. に変換して, j 5 60~61 0行目〕:もし, IF 文や WHILE 文がなければ, BUFFIの内容の中に, 代入文(=) ⑨ 〔 か PRINT 命令かINPUT 命令かのいずれかがあることを確認する‐ IKKO ルーチンで実行する. 実行後は, さ 〔 77 0~800行目〕:もしあれば, BUFFIの内容をj きに追加した:GO TO IOOO に 従 っ て, リ ス ト 1 の1000行 目 に 制 御 が 移 る.. ⑩. ⑪ 〔670~730行目〕:もしなければ, ⑧でのIF 文や WHILE 文が含まれている場合と同じく, エ ラー ・ メ ッ セ ー ジ を 出 し, リ ス ト 1 の1000行 目 に 制 御 を 移 す‐ 4.2 BAS IC 言語初級者用 公開講座テキスト. 4‐1では, 代入文等練習 プロ グラムの内容について説明 したが, この プログラム単体 だけでは, まっ たく意味をなさない. 実際の講義 内容との適切な結び付きが重要である. 抽象的な言葉で, こ 1 ( ) の結び付きの様子を的確に表現することができないので,ここでは公開 講座用に開発したテキスト の第4章を, そのままの形 で図5として載せることに する. 図2で示した プロ グラム構成に従っ て, テキストの第4章の 内容は, 3つの部分から成り立つ. すなわち, 代入文を主体としたデータ処理 INPUT 命令) に関する部分であ に関する部分, 出力 (PRINT 命令) に関する部分, そして入力 ( る. なお, このテキス トでは, 公開講座の受講対象者が BASIC 言語に関して初級者であることを考 慮に入れて, 新しい概念に対しては少々く どいく らいの説明を行なっ たり, 初級者がつまずきそう な所には注釈をいれる等の 配慮をしている. 開発したテキストの内容を見ると明かであろう が,このテキス トを用いると,代入文と PRINT 命 ( 87 ).

(17) . 88. 井上 平治・辻見 裕史. S 4. B A S 工 C 営 詔 の A B C Oプログラム構成. 1入カ コ 1 1処蒙(け#など) l I. 1出力. I. を代入する」とか「Aに5を代入する」とか『Aに5を入れる』とめ ・言った忌黛 使いをする・ 代入文A;5は、Aという名前を付けたメモリを主記憶袋置{メモり}のなか プログラムは、一般的に園4ー1のような榊 に確保して、そこに5という数価を代入(記憶}させることを愈味している。 成をとる. 逓常次図を用いて絞咽される。 データを入力度嶺などから入力し、そのデー タに対して計繍などのデータ処理を行なって、 A1 51 結果を出力襲濡などに出す過程が、おおざっぱ に言えばプログラムと言うことになる. この A な る 文 字 と 四 角とで、CPUがAと言う名前のメモリを主記憶装置のなかに嶺 プログラム稿成に従って掌霜を進めることが、 短期間で新しい宮脳(どの様なプログラム言鎧 保したことを表わす. さらに四角の中の5で、このAという名前のメモリの中 でも)を覇縛するための定石である. に数値5が代入されたことを表わす.. 園4ー1 この傘では、プログラムを作成するための前段階として、穀も基本的な命令だ けについて解鼓する. 次掌で、これらの命令を組合せて、庭単なプログラムを 作る. 4-1. データ処理 園4-1での処理(計算など)に相当する部分について解較する.. ABCー. 3‐141. となり、ABCと言う名のメモリが確保され、これに3.14が記憶されること となる.. 4ー1ー1.. 代入文 データ処理する燭台、欠かすことができない命令として、データを主記憶装 置{メモリ)に記憶させる命令、すなわち代入文を学ぶ. 代入文の例をあげろ.. 則例として、ABC;3.14とすると、. 注意1:AとかABCとかは、故値変数を互し ・に区別するための名腕であり、変 数名と言われ、英字で始まる40文字以内の英数字が使われる。 ABC24, A12CDE,NAMAEなどは、正しい変数名であるが、IBCD(数字で始 まっている)、ABC 3D《空白がある)などは間違いとなる. 注恵2:代入文は等式とはまつたく異なるものである. =記号は等号ではない 従って、A=5は『Aは5に等しい」と解釈してはいけない. また5=Aも許 されない.. ところで、BASIC言弧を轡過に使用している時には、A*5としても、上 ここで、Aは、Aと言う名前を持つ数値変数(数字を代入する葛舎の変数を数値 のような因は現れず、本当にAに5が代入されたか否かを直接目で窟偲すること 変数という)、=は代入溌博子、5は数個と呼ばれる. 『故傷変数Aに数値5 はできない. 実際にこのことを砲認してみよう.. 0ますコンピュータの密殺を入れろ.. 0数値変較Aに数値を代入する。 例えば A=5とキーボードから打ち込み、 最後にリターン・キーを押す。 ディスプレイ顔面上部のAと凄かれた四角の中 OH軸震 f i 0 l 1 5 ? a n e ( - ) と 聞か れ る y ので、とりあえずリターン・キー{r t e u r n に5が入ったことを硫題しておく. β k e , なるマークが奮かれたキー)を押す‐ o y k なるマークか現われたらB ASIC言語が使えるようになる。 0数値変数B.Cにも適当な数値を代入してみる. ○ここで.A;5とキーボードから打ち込み、リターン・キーを押すと、数綱変 0つぎに Aな14のようにいままでAに 代入されていた致値(5としよう)と 、 数Aに数値5が代入され、郷ひ o k なるマークが現われる。 それだけてある。 は舜なる新たらしい数値を代入してみる すると 前に記憶され ていた数値は 。 、 いま新たに代入された数値士盛き変わってしまう(5が消えて14が新たに記憶 注意3;リターン・キーを押すとそれまでキーボードで打ち込んだ文{今の場合 される)ことを確かめる. は、A=5という代入文)が命令となり、CPUをその命令で働かせることにな テープ・レコ冊ダで、新しく音声などを録音すると、それ以赦に録音されてい る。つまり、Aヱ5とリターン・キーとでCPUに対して‐Aなるメモリを確保 た音が消されてしまうことと、まったく同じことである。 して、そこに5を代入しなさいと言う命令を発したことになる。 このことを、 簡単にA=5を実行すると言う. 4ー1-2‐ 四則縦楓と代入文 これ以後‐ 〔~を爽行する}という文愈が出てきた鮪には、”、”にあたる文 軍をキーボードから打ち込み、さらにリターン・キーを押すことにする。 次に、データ処理の基本である四則涙徴について学ぶ. 以上のように、 A;5を実行しても.本当にAに5が代入されたか否かを直 OA=1+2を実行する Aに3が 代入され足し餓ができたことが理解でき . 接国で寵認することはできない. そこで、試しに変数の中身を視覚化したら‐ よう また Aな2*3やA=4/、 2やA;4-5を、それぞれ実行してみる。 。 、 代入文を理解する上で効果があかるのではないかと考え、独自のプログラムを閥 計楓の箔果から* / ーの意味は明らか であろう。 、 、 発してみた. 0逆統計耀もできろ. A;(1+2)/2*4ー2など. 演算の優先縦位は、 orun”START”を実行すると、プログラムが走り.下のような砥面が現 数学でのものと同じで 乗除(* /) 加法〔 十,-)の紙序である. 演隷 、 . われる。 ディスプレイ画面の上部の対角醍分は‐寄通にBASIC言婚を使用 績序を変えたい時には 括弧()を用い. ると良い。 、 している時には、存在しないことを記憶していてほしい。 0変数を利用した計徴。 B=6を実行し.変数おに6が入っていることを硬認する. 次にA=2+B を実行する. Aには、8が入る. すなわち、Aな2+Bの意味は、数値2に ^i 10 1 I 変数おの中身(代入されている数値:異体的には6)を加えて、その結果を変数 縁 Aに代入することとなる。 B;2とC=4とを実行し、変数BとCとにそれぞれ2と4を代入する. 次 命Q I N P U T 韮C q lo o p随 Mc )γ T u s ” . ・ . にAごB十Cを実行するo Aには、6が入る。 A=B+Cの恵味は、変数B. ( 8 ) 8.

(18) . 中学校技術・家庭科における新領域の研究 (第1報). 89. 0INPUT文を用いる。 INPUT文は、ある変数にキーボードから故値を 入力するのに用いれられる。 例えば、変数Aにキーボードから数値を入力する には、. の中身と受敦Aの中身を加え.その結果を変数Aにf t することてある。 0変数を利用した連横計更o BとCに適当な数値を代人Lておき‐ 八ニ(1十日}*C/Bー2を実行する。. INPUT A. OA;5を実行L-Aに5か代入されたことを緩偲し‐次にA;A+2を実行す る。 Aには-7か入ることになる。 “ ‐ }様屋::は決して等しい{数学で言う等g )という雄味ではなく、申 ‐に代人す るという酌味しかないということをここで改めて総偲しておきたい。 もし等号 と解釈すると‐A=人十2なとという等式はナンセンスである。 A;A+2は Aの中身に2を足し、その結果をAに代入することを聡味しているたけてある。 A=A+2を実行すると‐さきに記憶されでいた5は、足し聾の結果であろ7 により 盗表変わってしまうことにも‐再度圧服すべきてある。. を実行すればよい。 実行すると、数値入力を促進する記号?(プロンプト;入 力促進記号:と言う)が現れるので、その優に適当な数値を打ち込んでリターン ・キーを押す。 変数Aに打ち込んだ数値が記惚されることが繍認できるであろ う。 注窺4;工NPUT文を使用する場合、データを入力するための変数をINPU Tの後に必ず醤くこと。 工NPUTだけで安心して、変数を忘れてしまうこと がよくある. 注恵5:. 4…2. PRINT文 趨4‐1のプログラム檎成中の出力の部分についで解説する。 0先にも述べたように‐実際のBASICでは‐変数の中身を直接晃ることばで きない(ディスプレイ曲面上部の青色の部分がないということ)。 そこで、変 数の中身をディスプレイ盤面に表示するための命令.即ちPRINT文を説明す る。. 工NPUT A;4 なる遂文(?)が、たまにみうけられる。 これは、譲りである。 これを書い た本人は、 「キーボードから変数Aに4を入れる命令である」と言うか‐変数A に入れる数値が初めから4と決まっているならば、単にA=4とすれば良い。 INPUT文を使用するのは、入力する数値を場合に応じて変えたいという考 えがあるからである。 たとえば、半径Aの球の体檀を求めたいとする。 ここ で‐Aに与えようとする数値が決まっていればA=5などの代入文を用いれば良 い。 またAの値を特定しない方が(月の半径とか地球の半径とか、いろいろな 値を人れでみたいと考えたとき)便利だと考えたときには‐INPUT文を使え ば良いo. ノに記飽されている内容が‐ディスプレイ両面上に を実行させると、Aなるメモ1 表示される。 BやCの内容も‐表示してみる。 4ー3. INPUT文 図4‐1のプログラム檎成中の入力の部分について解説する。. 図5. 公開講座用 テキス トの1部分. 令とを全く 分離して教えることができている. つまり, 1つの概念を説明するのに, その他の新し い概念を導入する必要がなくなっ ていると言うことである. また, 数値変数の自動的表示が可能と なっ たため,PRINT 命令や1NPUT 命令の働きを受講生に的確に教えることができるようにもなっ ている. これらが, 代入文等練習用 プロ グラムを取り入れたために生じた長所である. このテキストを用いた講義に対する評価を行なう.講義を行なう方の立場では,従来の方法で BASIC 言語の初歩を教える場合に 比べ, 上で述べた長所のため, 代入文等の命令を1つづっ確実に教えて 行けるので, 講義の遂行がかなり容易になっ たと言える‐ 一方, 本講座受講生の立場から考えると, 従来の方法よりも, さらに BASIC 言語を理解し易く なっ たはず である‐ この確信は, 受講生の講義 に対する感想として 「難しいことを簡単に教えてくれた」 という声が強かっ たという事実と, また 受講生の理解度が100%であっ たという結果とにより, 客観的に正当化される‐ テキストは, さらに最終目的であるリスト1を全体として理解させるための 第5章へと続くので 1 ) 普通行なわれている教育方法でもあり, また独自性も ないので省略する‐ あるが( ,. 5, . おわ り に. 公開講座は2 日 間 に わ た っ て 行 わ れ た. 2 日目が中学校の2学期開始の 前日であるため, 校務と 重なり受講を最初からあきらめていた方もい たことを聞いた. 日程を設定する際に留意しておかな ければならない. しかし, 受講者は14名, 2 日間で延べ28名 であっ たが, 技術教室が用意できた パ ( 89 ).

(19) . 90. 井上 平治・辻見 裕史. ソコンの台数からすると決して少ない人数ではない. 2人に1台の今回の方式では, 説明を聞きな がらパソコンを操作しているのを横 で見ていることとなり, 設備面の問題を感じた. このことは中 学校で 「情報基礎」 を実施する際にも同様な問題である. 「総合ディ スカッ ショ ン」 において 受講者の意見や要望を含めた感想をまとめると次のように , な る.. ①. 学校現場 で使用する パソコンの機種が定か でない現段階では, 低価格の品ではないので自分. ②. で購入するのもちゅうちょ する. 公費で購入されている パソコンの台数は, 大規模校 でも1~2台であり, 1人が集中して使 え な い.. ③. したがっ て, 自己研修の機会も少ない. ・家庭科教育と関わらない内容で ④ 関連の市民講座など, 機会ある毎に参加しているが, 技術・ あるので必ずしもこちらの要求と一致しない部分 もある. ⑤. 函館市から遠距離に在住する者は, 講座の機会に恵まれない. 周辺の関係教員とグルー プを 作り, 研修の場を設ける必要がある. また, 夏休みや冬休みの期間に, 是非とも今回のような 公開講座を設けて欲しい.. 現場教員の 「設備と研修の機会」 の要望は強い. また道教委や市町村教委も, 学校教育で使用す るコンピュータの機種選定の話が頓挫している現段階ではあるが, 要望に応えるべく研修の機会を 設け て い る.. 今回, 新領域 「情報基礎」 に関する現場教員向けの公開講座を開催し, 受講者の声を聞いて, こ の領域の題材・教材研究は急がなければならないのはもち論であるが, それにもまして, 教師がコ ンピュ ータになじむことが重要である.それにはコンピュ ータになるべく 多く接触することであり, そのためにも前述のように設備と研修について, 教員養成系大学・学部は可能な限り提携して 進め ていく必要がある.. 文. 献. ( 1 ) 技術教育講座-技術・家庭科「情報基礎」への誘い-講座テキスト, 19 89-8 , 北海道教育大学函館分校技術教室. 6号,197 4 { 2 ) 稲富和夫, 中学校技術教材選択の一視点-電子計算機の教材化について-, 日本産業技術教育学会誌~1 - ‐3 -14 .10- ,p .. ( 3 ) 稲富和夫, 成林健, 中学校技術科のための論理回路装置の製作, 日本産業技術織(育学会誌 17号, 1975一3 .34 ,p - -37 .. ( 4 ) 稲富和夫, 成林健, 中学校技術科で電子計算機の授業を実施した結果について, 日本産業技術教育学会誌 17号, -3 -41 1975- .38- ,p ‐. 1- 9巻2号, 197 7-7 ( 5 ) 石川賢, 馬場信雄, 自由記述解答の判定プログラム, 日本産業技術教育学会誌, 第1 ‐12 ,p 123 ‐. 97 8一3 1 ) { 6 ) 福田芳夫, マイクロコンピュータについて( .85一88 ,p ‐ , 日本産業技術教育学会誌、 第20巻1号, 1 2 { 7 ) 吉田章, 光恒宏昭, 伊藤和久, マイクロコンピュータを応用した割出法の研究, 日本産業技術教育学会誌, 第2 巻 2 号, 1980-9 .107一110 ,p ‐. ( ) 90.

(20) . 中学校技術・家庭科における新領域の研究 (第1報). 91. 987-3 5 8 ) 亀山寛, 技術科における情報技術教育, 日本産業技術教育学会誌, 第29巻1号, 1 ( ‐87一9 ,p ‐ 2 7 9一2 8 6 p ( 9 ) 亀山寛, 情報基礎の内容, 日本産業技術教育学会誌 第30巻 3 号, 1988一10 . , . 85-4~1 98 6-2 4巻1 ‐9 ・10号, 第3 ・2号, 19 3巻4 ・5・6 ・7 α の 赤松義幸, 技術科のパソコン入門講座, 技術教室, 第3 . 986一1 2 ( 1 1 ) 鈴木賢治, コンピュータは教育に何をもたらすか?, 技術教室, 第34巻第12号, 1 .4-8 ‐ ,p 0一14 987-9 謎教室, 第35巻第9号, 1 1 2 ( ) 和泉勲, ハードウェアの実習を取り入れて, 技術 .1 ,p . 2一2 5 87-9 5巻第9号, 19 ( 1 3 ) 村上優, コンピュータ を思考の道具に-LOGOを使って-, 技術教室, 第3 .2 ,p ‐ 7-9 5巻第9号, 198 ( 1 4 ) 立花賢, クラブ活動でパソコンを教えて, 技術教室, 第3 ‐30一37 ,p ‐ 2 1 1 一 1 2 文献 ( ) ( 前掲書 賜 . , ,p . 4 2 ) 1 の 前掲書, 文献( ( .13一1 ‐ ,p 8 ) 8 ◎ 前掲書, 文献( .8 ,p . 8 8 ) 8 ( 1 8 ) 前掲書, 文献( p , . . 8 ) 8 ( の 前掲書, 文献( 1 .8 ,p ‐ 8 8 ) 棚 ) 前掲書, 文献( ‐8 ,p ‐ ) 9 回 前掲書, 文献( .76 ,p . 卿 ) 加藤典弘, edas86‐1/0 ‐289一298 ,p ‐ , 工 学社, 6月 号, 1986 9 84 秀和システムトレーデ 〔 第1巻 〕 B A 8 6 解析マニ アル ‐ S ‐ 岡 川村清, N8 ィ ング株式会社, 1 ュ . , 8. ( 91 ).

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参照

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