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FD 通信 No.2

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Academic year: 2021

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目 次

巻頭言 1 「学生による授業評価アンケート」結果の活用の実態調査 結果報告 2 平成30年度後期「学生による授業評価」の実施 3 FD研修レポート(新任教員研修、「看護学教育における授業評価」研修会) 4

看護大FD通信

2018年度 第2号

木枯らしが身にしみる季節となりましたが、皆様 いかがお過ごしですか。 新潟県立看護大学では、昨年度から「FD通信」を 発行しています。本号は第2号です。魅力ある授業に 向 け て、こ の 通 信 を 役 立 て て い た だ き た い と 思 い ます。 F Dとは、『ファカルティ・ディベロップメン ト (Faculty Development) 』の略で、大学の授業改革の ための組織的な取組のことをいいます。本学では、 『FD委員会』を設置して取組を推進しています。学部 の主な取組は次の事項です。 *FD研修会 本学では、教員全員を対象としたFD研修会を年1~2 回実施しています。FD研修会への教員の参加率は毎回 7割を超え、本学の教育力向上につながっています。 これまでに「アクティブラーニング;理論と実践」、 「学生の主体的学習を促す教員の活動」、「看護学 教育における授業評価」などのテーマで研修会を開催 しました。

巻頭言

FD委員会 委員長 平澤 則子

*授業評価制度 「学生による授業評価」を全科目で実施していま す。前学期、後学期1回ずつ年2回のアンケートを 実 施 し 、 そ の 結 果 は 科 目 責 任 者 に 渡 さ れ ま す 。 科目責任者は、個人または領域で結果を分析し、 次年度の授業改善につなげます。今年度は、教員が アンケート結果をどのように活用しているのかにつ いて、実態調査を行いました。学生の意見が授業 改善に活かされていることを教員、学生とで共有 しましょう。また、「学生による授業評価」の全体 集計結果、科目群評価結果は、学内ネットワークで 閲覧できます。このアンケート結果は、教員と学生 が双方で確認することが重要です。皆さん、必ず 閲覧しましょう。 授業は、学生と教員がともに創っていくもので す。今後は、学生から主体的学習や授業改善行動の 取 組 を 教 え て い た だ き 、 魅 力 あ る 授 業 づ く り を 加速していきたいと思います。 忙しい年末ですが、体に気をつけてお過しくだ さい。

(2)

[調査期間]平成30年9月 [調査対象]平成29・30年度に学部授業を継続して担当している教員68名(専任教員45名、非常勤講師23名) [回 収 数] 37部(回収率:54.4%)

Q1.平成29年度に担当した学部授業で「学生による授業評価アンケート」を実施しましたか?

… 実施した(100%)

Q2.「学生による授業評価アンケート」の結果にどのように対応しましたか?

(複数回答)

Q3.どのような授業改善内容について検討しましたか?

(複数回答) 具体例) ▪授業の到達目標と学習プロセスの明確化 ▪授業内容・テーマの適切性の見直しと改善 ▪教材の見直し ・ビジュアル化を図る(図、パワーポイントや映像) ・授業資料の構成を工夫する ・説明順序や配置を入れ替える ・毎年、説明図や文章を見直して改訂した資料を 配布する ▪学生への接し方と指導方法の見直し

教員が「学生による授業評価アンケート」の結果をどのように活用しているのか、アンケート調査を実施しました。

具体例) ▪授業ガイダンスでの細やかな説明と共有 ・到達目標、学習プロセスに沿った学習方法の説明 ▪学生が参加し自ら考えるための授業方法の改善 ・事例を用いたグループワークやディスカッションなどの導入 ・レポートの活用(ミニレポート結果を毎時間全学生で共有) ・講義カード・授業シートの工夫 (「主体的参加」の自己評価欄、Q&Aの設定など) ▪自主的な予習・復習のための工夫(授業終了時に「テーマ」 「課題」を提示し、次の授業時に発表 してもらう)

「学生による授業評価アンケート」結果の活用の実態調査

結 果 報 告

(1)結果を領域内や担当教員同士で振り返り、 授業改善策を検討した 10 27.0% (2)結果を主に自分で振り返り、授業改善策を 検討した 27 73.0% (3)結果に対する授業改善策を学生に フィードバックした 7 18.9% (4)結果についての振り返りを行っていない 4 10.8% 回答数 48 回答 (1)教えること(teaching)に焦点を当てた内容 18 48.6% (2)学生が学ぶこと(learning)に焦点を当てた内容 25 67.6% (3)学生の満足度(satisfaction)に焦点を当てた内容 12 18.9% 回答数 55 回答

(3)

授業評価アンケートの集計結果は、担当教員にフィードバックするとともに、大学

ホームページ(学内専用)に掲載しています。

教員は学生の皆さんからの意見を参考に、授業を日々見直し、改善しています。

皆さんから寄せられた建設的な意見から、教員は授業の見直しのアイディアを得て

います。 学生・教員が一丸になってよりよい授業づくりに取り組みましょう。

FD委員会では、授業改善ならびに教育の質の向上に資することを目的に、引き続き学生による授業評価を

実施しております。ご協力の程、よろしくお願いいたします。

科目担当の先生方へ

授業最終日に授業評価アンケートの配布をお願いいたします。回収は事務局庶務係

が担当いたしますので、配布日時と教室を事前に教えてください。

Q4.検討した授業改善策を活用しましたか?

Q5.「授業評価アンケート結果」を活用するうえでの

工夫や課題

(自由回答) 工夫) ・「授業評価アンケート」結果とあわせて、毎回のリアクション ペーパーへの意見や学生からの聞きとり内容を活用する。 課題) ・問題の所在が明らかになるような「授業評価アンケート」に しないと改善策が立てられない。学生か、教師か、大学か、 何を改善すればよいかわかるようなアンケートが必要である と思われる。 ・担当授業では悪くない評価であるがどこまで学生の真意が 反映されたものか判断しかねる。数字による評価より、無記 名自由回答による評価の方が重要ではないか。 ・「授業評価」のためのアンケートになっているだろうか?形式 的に行われていないだろうか。

◎調査結果より~

アンケート結果をもとに、大半の教員が、自分で、あるいは 他教員と授業改善策を検討していました。また、授業評価の 意義や方法の適切さを問う意見が寄せられました。調査が 授業評価のありかたを考えるきっかけとなったようです。 (アンケート担当)

平成30年度 後期科目「学生による授業評価」の実施について

学生の皆さんへ

活用した、 または 活用する 予定 83.8% 活用して いない、 または 活用する 予定なし 5.4% 無回答 10.8%

(4)

新任教員研修に参加して

基礎看護学 助教 山岸 美奈子

私は今まで、臨床指導者として看護教員と関わった ことはありますが、教員の経験は全くなかったので、 未知の世界に踏み入るような不安でいっぱいでした。 そのため、入職 2日目という日程で「新採用教職員 研修会」があることを知り安堵した記憶があります。 あ大学という機関は、自身が所属していた病院の組織 とは全く異なるのだろうと想像していたので、大学の 組織形態や各部門の役割・特徴、業務内容の概要に ついて教えていただけると思い、安心しました。 と こ ろが 、研 修会 の 2時間 は、 大 学 と い う 組 織 を 知 ら な い 私 に と っ て は 大 変 短 い 時 間 で し た 。 配布された資料や伝達される事項 をひとつひとつ理解する間もなく終わってしまい、 大変焦りを感じた覚えがあります。しかしこの経験か ら、“教えてもらえる”と甘んじていた自分に気付く ことができました。そして、自ら進んで覚え取り組ん でいかなくてはと決意を新たにした研修会でした

平成30年度FD研修会『看護学教育における授業評価』

FD委員会では、毎年、教育活動の質的向上を目指し た教員向け研修会を開催しています。本年度は8月31 日に研修を実施し、教職員・大学院生合わせて34名の 参加を得られました。日本における看護教育学の第一 人者である本学教授・舟島なをみ先生を講師に、授業 評価の基礎を学び確認しました。 看 護 教育 には、講 義、演習、病 棟 での 実習 指導、 グループワーク、カンファレンスといった実学特有の 教育場面があります。研修では、それら各場面で教員 がみずからの教育活動を点検できるよう、多数の評価 尺度が具体的な資料として提供されました。その詳細 については、舟島教授の著書『看護実践・教育のため の 測 定 フ ァ イ ル 第 3 版』(医 学 書 院,2015)で 知 る ことができます。(研修担当) 研修会後アンケート に は 、 「 授 業 評 価 の 流 れ が 整 理 で き た 」 「教員として自分がで きていることとできて い な い こ と の 確 認 に なった」「教育活動へ の強い動機づけになっ た」「実習での悩み解 消 に 役 立 て た い 」 な ど の 記 述 が 寄 せ ら れ ま し た 。 今後希望する研修会のテーマとしては、「効果的な 演習の方法」「学生を引きつける講義の手法」「カリ キュラムの組み立て方」が多くの票を集めました。 000000000000000000000000000000000000(研修担当)

編集後記

今回実施した授業評価アンケートの活用状況の調査結果から、授 業は学生の皆さんと教員が協力してつくるものであると改めて実感 しました。また調査では、専任教員だけでなく非常勤講師の先生方 から貴重なご意見やアイディアをいただきました。皆さまのお力添 えのもと、委員一同、今後も本学らしい「FD」を推進していきたい と思います。(FD委員会 樺澤) ◆発行日 平成30年12月7日 ◆編集・発行 新潟県立看護大学FD委員会

FD研修レポート

参照

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