目 次
巻頭言 1 「学生による授業評価アンケート」結果の活用の実態調査 結果報告 2 平成30年度後期「学生による授業評価」の実施 3 FD研修レポート(新任教員研修、「看護学教育における授業評価」研修会) 4看護大FD通信
2018年度 第2号
木枯らしが身にしみる季節となりましたが、皆様 いかがお過ごしですか。 新潟県立看護大学では、昨年度から「FD通信」を 発行しています。本号は第2号です。魅力ある授業に 向 け て、こ の 通 信 を 役 立 て て い た だ き た い と 思 い ます。 F Dとは、『ファカルティ・ディベロップメン ト (Faculty Development) 』の略で、大学の授業改革の ための組織的な取組のことをいいます。本学では、 『FD委員会』を設置して取組を推進しています。学部 の主な取組は次の事項です。 *FD研修会 本学では、教員全員を対象としたFD研修会を年1~2 回実施しています。FD研修会への教員の参加率は毎回 7割を超え、本学の教育力向上につながっています。 これまでに「アクティブラーニング;理論と実践」、 「学生の主体的学習を促す教員の活動」、「看護学 教育における授業評価」などのテーマで研修会を開催 しました。巻頭言
FD委員会 委員長 平澤 則子
*授業評価制度 「学生による授業評価」を全科目で実施していま す。前学期、後学期1回ずつ年2回のアンケートを 実 施 し 、 そ の 結 果 は 科 目 責 任 者 に 渡 さ れ ま す 。 科目責任者は、個人または領域で結果を分析し、 次年度の授業改善につなげます。今年度は、教員が アンケート結果をどのように活用しているのかにつ いて、実態調査を行いました。学生の意見が授業 改善に活かされていることを教員、学生とで共有 しましょう。また、「学生による授業評価」の全体 集計結果、科目群評価結果は、学内ネットワークで 閲覧できます。このアンケート結果は、教員と学生 が双方で確認することが重要です。皆さん、必ず 閲覧しましょう。 授業は、学生と教員がともに創っていくもので す。今後は、学生から主体的学習や授業改善行動の 取 組 を 教 え て い た だ き 、 魅 力 あ る 授 業 づ く り を 加速していきたいと思います。 忙しい年末ですが、体に気をつけてお過しくだ さい。1
[調査期間]平成30年9月 [調査対象]平成29・30年度に学部授業を継続して担当している教員68名(専任教員45名、非常勤講師23名) [回 収 数] 37部(回収率:54.4%)
Q1.平成29年度に担当した学部授業で「学生による授業評価アンケート」を実施しましたか?
… 実施した(100%)Q2.「学生による授業評価アンケート」の結果にどのように対応しましたか?
(複数回答)Q3.どのような授業改善内容について検討しましたか?
(複数回答) 具体例) ▪授業の到達目標と学習プロセスの明確化 ▪授業内容・テーマの適切性の見直しと改善 ▪教材の見直し ・ビジュアル化を図る(図、パワーポイントや映像) ・授業資料の構成を工夫する ・説明順序や配置を入れ替える ・毎年、説明図や文章を見直して改訂した資料を 配布する ▪学生への接し方と指導方法の見直し2
教員が「学生による授業評価アンケート」の結果をどのように活用しているのか、アンケート調査を実施しました。
具体例) ▪授業ガイダンスでの細やかな説明と共有 ・到達目標、学習プロセスに沿った学習方法の説明 ▪学生が参加し自ら考えるための授業方法の改善 ・事例を用いたグループワークやディスカッションなどの導入 ・レポートの活用(ミニレポート結果を毎時間全学生で共有) ・講義カード・授業シートの工夫 (「主体的参加」の自己評価欄、Q&Aの設定など) ▪自主的な予習・復習のための工夫(授業終了時に「テーマ」 「課題」を提示し、次の授業時に発表 してもらう)「学生による授業評価アンケート」結果の活用の実態調査
結 果 報 告
(1)結果を領域内や担当教員同士で振り返り、 授業改善策を検討した 10 27.0% (2)結果を主に自分で振り返り、授業改善策を 検討した 27 73.0% (3)結果に対する授業改善策を学生に フィードバックした 7 18.9% (4)結果についての振り返りを行っていない 4 10.8% 回答数 48 回答 (1)教えること(teaching)に焦点を当てた内容 18 48.6% (2)学生が学ぶこと(learning)に焦点を当てた内容 25 67.6% (3)学生の満足度(satisfaction)に焦点を当てた内容 12 18.9% 回答数 55 回答
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授業評価アンケートの集計結果は、担当教員にフィードバックするとともに、大学
ホームページ(学内専用)に掲載しています。
教員は学生の皆さんからの意見を参考に、授業を日々見直し、改善しています。
皆さんから寄せられた建設的な意見から、教員は授業の見直しのアイディアを得て
います。 学生・教員が一丸になってよりよい授業づくりに取り組みましょう。
FD委員会では、授業改善ならびに教育の質の向上に資することを目的に、引き続き学生による授業評価を
実施しております。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
科目担当の先生方へ
授業最終日に授業評価アンケートの配布をお願いいたします。回収は事務局庶務係
が担当いたしますので、配布日時と教室を事前に教えてください。
Q4.検討した授業改善策を活用しましたか?
Q5.「授業評価アンケート結果」を活用するうえでの
工夫や課題
(自由回答) 工夫) ・「授業評価アンケート」結果とあわせて、毎回のリアクション ペーパーへの意見や学生からの聞きとり内容を活用する。 課題) ・問題の所在が明らかになるような「授業評価アンケート」に しないと改善策が立てられない。学生か、教師か、大学か、 何を改善すればよいかわかるようなアンケートが必要である と思われる。 ・担当授業では悪くない評価であるがどこまで学生の真意が 反映されたものか判断しかねる。数字による評価より、無記 名自由回答による評価の方が重要ではないか。 ・「授業評価」のためのアンケートになっているだろうか?形式 的に行われていないだろうか。◎調査結果より~
アンケート結果をもとに、大半の教員が、自分で、あるいは 他教員と授業改善策を検討していました。また、授業評価の 意義や方法の適切さを問う意見が寄せられました。調査が 授業評価のありかたを考えるきっかけとなったようです。 (アンケート担当)平成30年度 後期科目「学生による授業評価」の実施について
学生の皆さんへ
活用した、 または 活用する 予定 83.8% 活用して いない、 または 活用する 予定なし 5.4% 無回答 10.8%