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「失語症の理解とケア実践講座の開催」

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Academic year: 2021

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(1)2012 年度(前期)指定公募 「在宅医療推進のための研究会、研修会への助成および学会等への共済」. 完了報告書. 失語症の理解とケアの実践講座. 金浜 悦子 (NPO法人 失語症サロンいーたいむ. 提出日 : 平成 25 年 3 月 24 日. 1. 代表・言語聴覚士).

(2) 【講座開催の目的】 脳梗塞などの脳血管障害による後遺症のひとつ失語症は、話す/書く/聞く/読む/といっ たコミュニケーション手段がそれぞれ障害される言語障害である。文字の印象から単純に 言いたいことが口から出にくくなる障害と思われがちであるが、実際は多岐にわたるコミ ュニケーション手段に問題が生じ、認知症と間違われることも少なくない。家族でさえも その状態を理解することは難しく、対応に苦しんでいるケースは少なくない。生涯を通じ て続く言葉の障害は、周囲の人々との意思疎通を阻害するだけでなく、それまで築いてき た人間関係を変容させ、社会的に孤立した生活を余儀なくさせる重大深刻な問題を抱えて いる。家族のみに限らず、失語症者と接する機会の多い職種や地域住民を対象に、失語症 者とのコミュニケーションのとり方を実践的に学ぶ講座を開催し、社会の人々の失語症理 解をより深め、社会参加支援の一翼を担う。 【講座スケジュール】 場所:札幌市民ホール第 1 会議室 平成 25 年 2 月 23 日(土) 第1部. 10:00~11:45. 講義「失語症について、事例紹介など」. 第2部. 13:00~15:30. 実技指導~コミュニケーション技術を学ぶ. 15:30~16:00. 質疑応答・アンケート実施。. 【講座内容】 第 1 部、第 2 部共に『NPO法人 言語障害者の社会参加を支援するパートナーの会 和音』(以下「和音」 )の協力のもと東京から熟練の指導者を招くことができ、講座は午 前と午後の2部構成で、午前の部では失語症の原因や言語症状について具体的な内容で 講義を行うものである(テキスト参照)。午後の部は、5,6人のグループに分かれて、 実際に失語症者との会話方法を勉強するロールプレイ方式ですすめられた。各グループ には事前に研修を受けたチューター役の言語聴覚士が1名づつ配置され参加者に、より 具体的なアドバイスを提供し質問に応じる。 【アンケート結果】 (別紙資料グラフ参照) 受講者 57 名うちアンケート回答者は 54 名であった。受講者の内訳では男女別では女 性が圧倒的に多く、年代別では広く各年代層に分かれたが、職業別では、医療・福祉職 種関係者と失語症者の家族及びボランティアの 2 層に大きく2分する。受講動機につい ては大半が失語症者と何らかの関わりを持つことによることがわかり、一般社会におけ る認知度・関心度の低さがあらためて確認された。特に失語症者の関わりが多いはずの 行政関係者からの受講者はいなかった。 (図1-5)講座内容の理解度については、受講 者の大半に概ね理解されたことがうかがえる。特に第2部のロールプレイ方式によって 実際に具体的な手技を体験できる内容について評価される意見が多かった。また、受講 者のほぼ全員が今後の対応に役立つ情報を得られたという結果から、今回の講座を開催 することの意義が大いにあることが確認された。 (図 6-9) 2.

(3) 【今後の課題と展望】 参加希望者は予定参加人数を上回り、止むなくお断りする状況にあった。当初予定し ていたチラシ配布に加えて、地元新聞に告知されたことが講座開催の認知度を上昇させ たものと考えられる。会場規模の関係から止むなくお断りする状況になったことは今後 の課題である。またお断りする反面、行政関係者の関心を高めることができず参加を促 すことができなかったことも今後の課題の一つである。介護保険サービスの登場により 在宅支援体制が一見充実してきたようには見えるが、失語症のような目に見えない認知 度が低い高次脳機能障害や若年層障害者のニーズに応じる環境が整備されているとは言 い難い。入院やリハビリの期間が短縮化する現在の医療サービスの中では、家族指導や 面談などが充分に行えているか疑問が残る。また在宅生活を続ける失語症者のニーズを 確認するためには、関係するスタッフや家族が失語症をより正しく理解できる体制が必 要であり、周囲の理解が失語症当事者の障害を少しでも軽くできるものと考えられる。 以上のことから今後も失語症講座開催を続けることの意義は大きいものと考える。 本講座は、 「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団」の助成による。 (感想) このたびの市民講座を開催できたことであらためて失語症者が暮らす生活環境を垣間 見ることができ、とりくむべき課題を確認することができました。家族に対する支援体 制が不十分であることや、その家族の声が医療従事者に届きにくいこと、推測の域であ った課題がより明確化したことは大きな収穫でした。準備するスタッフの確保ができず、 ほとんど一人で準備することになったのは様々な行程に無理が生じ、今後の反省点です。 また、資金不足に悩むことも多く、より綿密な計画を立て、人員確保によって希望者是 全員のニーズに応じられるのだと思います。今回の貴重な経験を生かし更に失語症者が より社会にとけ込めるよう、支援活動を続けていきたいと思います。. 3.

(4) 【資料】『失語症の理解とケアの実践講座』アンケート結果 参加状況ついて. <性別> 無記入 2% 男性 9%. 女性 89%. 図 1. <年齢> 70代以 上 20代 13% 11% 60代 22% 50代 20%. 30代 17%. 40代 17%. 図2. <職業など> (複数回答). 無記入 6% 介護職 その他 24% 18%. 家族 22%. ケアマネ Ns 9% ST 15%. 6% 行政・ 福祉職 0%. 4. 図3.

(5) 身近に聞け る人がいな その他 い 6% 10% 失語や関連 する仕事等 に関心 12% 知人が失語 3%. 家族や友人 が失語 22%. <受講動機>. 仕事等で関 わりあり 47%. 図4. ホームペー ジ その他 6% 5%. ポスター・ チラシ 13%. <情報入手先> (複数回答). 新聞・雑 誌・情報誌 18% 知人 6%. 職場 36%. ST 16%. 友の会 0%. 図5. 講座内容について. <参加してよかった点>. 問題・不安 その他 の解消 5% 9% 参加者との 交流・情報 交換 15% スキル アップ 13%. (複数回答). 役立つ情報 を得た 42% 活動に 役立つ 16%. 図6 5.

(6) あまり参 加したくな どちらかと い 言えば参 2% 加したい 26%. <今後参加したいか> (複数回答). ぜひ参加 したい 72%. 図7. <満足度> やや 満足 20%. 満足 80%. 図8. <理解度> まあまあ 理解でき た 39%. よく理解 できた 61%. 図9. 6.

(7) この講座は 公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団 の助成を受けています. 失語症の理解とケアの実践講座. 言いたい言葉が出てこない. 言葉が理解できない. 文字が理解できない… etc. 失語症をご存知ですか?医療や介護、福祉、行政職、サービス接客業に従事する方、 そしてご家族の方々、失語症の正しい知識とコミュニケーションの方法を、失語症の専門 家である言語聴覚士と一緒に学びましょう。 日時:平成 25 年 2 月 23 日(土)10:00 ~ 16:00(昼食休憩あり) 会場 : 札幌市民ホール第1会議室 (旧札幌市民会館 中央区北1西1)裏面参照 定員:50 名(申込締め切り平成 25 年 2 月 15 日・尚定員になり次第終了いたします) 参加費:1000 円 <午前の部>講義「失語症について・無理解で困った事例の紹介など」 <午後の部>実技指導~コミュニケーション技術を学ぶ *詳細なスケジュールは裏面をご参照ください。 ・主催:NPO 法人 失語症サロン いーたいむ ・協力:NPO 法人 言語障害者の社会参加を支援するパートナーの会 和音・北海道失語症友の会北の会 ・後援:北海道・札幌市・北海道言語聴覚士会・全国失語症友の会連合会. お申込み方法 下記のお申込書に記入の上、郵便または FAX、メールでお申し込みください。 締め切り 平成 25 年 2 月 15 日(金) (定員になり次第締め切らせていただきます) 〒062-0051 札幌市豊平区月寒東 1 条 16 丁目 1-8-913 TEL/FAX :. 011-807-5766. 失語症サロンいーたいむ 金浜えつ子宛. Eメール : [email protected] 切. り. 取. り. 線. お申込書 ふ り が な. 御名前. 男 ・ 女. ご職業 有(. ) 無 ・ 学生. 〒 ご住所. 電話. 失語症者 有 ・ 無 ・ 家族 との関連 その他( *ご希望・ご質問がありましたらお書きください。. E メール. *FAX 送信の方は切り取らずにお送りください。. ). FAX.

(8) 【講師紹介】 田村 洋子. 言語聴覚士 NPO 法人和音 代表理事. 野副めぐみ. 言語聴覚士 NPO 法人和音 理事. NPO 法人 言語障害者の社会参加を支援するパートナーの会. 和音. NPO 法人和音は、言語障害のある人が孤立することなく社会に参加できるよう、支援の輪を広げるために 設立されました。失語症会話パートナーの養成、介護者向け研修、会話サロンの運営等コミュニケーション のバリアフリーを目指したさまざまな活動を行っています。 〒171-0042 東京都豊島区高松 2-48-3 杏コート・W100 号 TEL/FAX. : 03-3958-1970. ホームページ. :. http://npowaon.jp/. 【主催】 NPO 法人 失語症サロン. いーたいむ. 「失語症の方とそのご家族がよりよい生活を創造するお手伝い」をモットーに活動を行っています。言語レ ッスンやことばのリハビリ教室(=こみリハ教室)を定期的に開催しております。また、家族相談や施設等 への出張レッスンや研修も承ります。お気軽にお問い合わせください。 〒062-0051 札幌市豊平区月寒東 1 条 16 丁目 1-8-913 TEL/FAX : 011-807-5766. Eメール. : [email protected]. ホームページ : http//www.salon-etime.com. 【会場案内】 札幌駅. 札幌市民ホール 札幌市中央区北 1 条西 1 丁目 TEL 011-252-3700. FAX 011-252-3900. 札幌市民ホール 札幌市役所. ★JR 札幌駅から徒歩約 15 分. 地下31番出口. ★地下鉄東西線・南北線・東豊線大通駅下車 31 番出口正面 ★参加者用の駐車場はありません。最寄りの駐車場か 公共交通機関をご利用ください。. 大通公園. 大通公園. すすきの. <当日スケジュール> 9:40. 開場・受付開始. 10:00. 午前の部スタート. 12:00. 昼食・休憩. 13:00. 午後の部スタート. 15:30. 質疑応答・アンケート記入. 16:00. 終了.

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参照

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