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フランスのグランゼコール--社会経済システムとしての教育(1) 利用統計を見る

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(1)

フランスのグランゼコール--社会経済システムとし

ての教育(1)

著者

浅野 清

著者別名

Asano Kiyoshi

雑誌名

経済論集

28

1

ページ

201-212

発行年

2002-12

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00005382/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

(2)

フランスのグランゼコール

一社会経済システムとしての教育

(1)

浅 野

1. はじめに 2. 高等教育の大衆化と私学セクターの位置 3. フランスの高等教育制度 4. 現在のグランゼコール 5. グランゼコールの「並行入試」とリターンマッチ

1.はじめに

モノっくりの産業社会段階からソフトノミックスや情報通信をビルトインした情報化資本主義段 階に入った今日、社会に対する人材供給という点で、高等教育は旧来の高等研究・教育機関として の大学という狭い枠を超えて、企業システムや家計システムと密接にリンクし変化=進化しつつあ る。職業教育と人材育成の仕組みはそれぞれの国々で歴史的経過や経験が層となって堆積し、かつ ての成功したシステムが成功ゆえの足榔となって、新たな資本主義段階においてマッチングしない システムに変化することもある。例を挙げれば、日本的経営の一要素たる企業内訓練制度やO J T は、それにリンクした雇用制度、人事採用制度、さらには高等教育や初等・中等教育でもって、一 つの一貫した体系になっている。雇用システムの流動化が進展する我が国において、 1980年代の成 功事例が、教育改革を遅らせている。あるいは大学内の人々の意識を陳腐化させている。 さらに先進国共通に、国庫補助金の削減という問題にも対処を迫られている。その意味で、教育 システムは企業システム(広く産業組織や経営者団体・ N P Oなどのアソシエーション セクター を含む)や、家計、政府のそれぞれのシステムとの連関のなかで新たな課題に直面して「変貌」を とげつつあるのである。 本稿では、社会経済システムのサブシステムとして「高等教育」を位置づけて、意外に知られて いない現時点におけるフランスのグランゼコールについてとりあげる。 ~201

(3)

2

.

高等教育の大衆化と私学セクターの位置

「表1 高等教育在学者数・在学者比率1りからもわかるように、先進諸国においては高等教育 の大衆化が進行している。 英・独・仏の大学先進国においては、高等教育=公立セクターで、かつ憲法理念としての「高等 教育の無償化」原則を貫いている国では、高等教育の質的低下と制約下にある公的補助の低下とい う事態に悩まされている。つまり、第二次大戦以前からのヱリート段階における高等教育の遺産を 背負って、高等教育の質的低下という問題に対処している。 周知のようにアメリカでは私立大学セクターが大きく、重要な役割を担っている。他方、西欧諸 国をみれば英国もフランスもドイツも基本的には高等教育=国公立=原則授業料無料の体制をとっ 表1 高等教育在学者数・在学者比率の国際比較 国名 年次 該当年齢 在学者数(1,000人) 男(%) 女(%) 日本 97 18~22 3,918 44 36 韓国 97~98 18~22 2,542 82 52 中国 97~98 17~21 6,075 7 4 香 港 95~96 19~23 97 24 20 米国 95~96 18~22 14,262 71 92 カナダ 95-96 18~22 1,763 81 95 英国 96~97 18~22 ,1821 49 56 イタリア 96~97 19~23 ,1893 42 52 オフンダ 96~97 18~22 469 48 46 スイス 95~96 20~24 148 40 25 スウェープ、ン 96~97 19~23 275 43 57 スペイン 98~99 18~22 ,1684 47 56 ドイツ 96~97 19~23 2, 132 50 44 フランス 96~97 18~22 2,062 45 57 出典:文部科学省『学校教育基本課査』、『教育指標の国際比較』より作成。 ている。昨今、遅ればせながらドイツでも私立大学設立の動きが出てきたが、収容学生数比率の点 では僅少である。西欧諸国のなかで、私立セクターが異彩を放っているのはフランスである。フラ ンスのグランゼコールは研究組織ではないために「大学」ではなく、「学校Jという分類のなかに 入っているが、大学と並ぶ「高等教育」機関である。否、大学以上に、質的充実が図られた高等教 育機関であり、そこに学ぶ学生もレジャーランド化し、アルパイター化した日本の大学生の対極に ある。 英独仏それぞれ歴史的環境や、大衆化段階にさしかかった時点における政権および、高等教育政策 の違いが反映されている。 たとえば英国ではポリテクニクを大学に昇格させて、外部機関による教育評価体制の徹底化を

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-202-図っている。英国で外部機関による評価制度が他のヨーロッパ諸国よりも先駆けて発達したのは、 高等教育の大衆化とポリテクニクの誕生という歴史的経過がある。主として工業技術系の高等教育 機関であるポリテクニクは 1992年の英国教育改革によって、大学と同列にランキングされた。それ 以前は「大学」ではなく、したがって、学位授与権をもっていなかった。英国のポリテクニクは大 衆化段階に対応すべく、 1964年の労働党内閣で29のポリテクニクが新設された。そのさらに前身は テクニカル・カレッジである。ポリテクニクは、公営部門に属し、その内部組織はおよそ自主権を もった組織とは言い難く、テニュアー制度も導入されていないし、自らは学位を授与することもで きない。ポリテクニクに代わり、外部の学位授与審議会2)が学位授与機構としてその機能を果た してきた。外部の

CN

ん生が外部監察機関としてシラパスを承認し、試験システムを監督し、学位 を承認し、ポリテクニクの教員の任免権さえも有していたのである。学位を授与するためには、高 等教育の質的低下を食い止めねばならず、教育の内容にまで外部機関が関与できたのである3)。 ドイツにおいても高等教育無償化の体制において教育の質的低下に直面してきたが、昨今、私立 の高等教育機関が大学の外に誕生し始め、私学セクターを形成しつつある。「表2J 4)は清成忠男 氏の著作からの借用であるが、ビジネス・スクールと高度技術者養成のための学校がドイツにおい て生まれつつあることがわかる。ただし、収容する学生数はごくわずかである。 表2 ドイツの新興私立大学 大学名 分聖F 年間1授業料・D M 学生数 W H Uコブレンツ/ファレンゲ マネッジメント 12,000 255 ヴィッァン/ヘルデッケ私立大学 経済学、薬学、介護学、音楽治療 5,940 920 EBSヱストリッヒ・ヴィンケル 経済情報 15,700 700 EAPベルリン マネジメント 9,000 50 フイプツィッヒ商業大学 企業経営 12,000 145 プルクザル国際大学 情報通信技術(修士)、 M B A 18,000 90 ノーサンインスァイチュート・オプ・ァクノロジー 物質科学、メカトロークス、情報通信シスァム 40,000 30 プレーメン国際大学 エンジーアリング 12, OOO~ 15, 000 1,200 ゲル卜・プッツエリウス国際ロースクール 国際的法律家の養成 15,000 450 シュツッツガルト・インスァィチュート・オプ・ 国際経営、金融、情報(修士) 20,000 3

マネジメント・アンド・ァクノロジー・ハンサ' ロースクール 法律 3,200 25 ハンブルク大学大学院国際センタ [iq際文化、法律、経済学、環境科学 15,000 90 カールスルー工大学国際学部 機械、エレクトロークス 40,000 120 C. A. M. P. U. S. 同際マネジメント 13,000 350 私学セクターが発達しているのは比較先進国のうちでは日・米・仏である。フランスについては 次節以降で取り扱うので、ここでは日米比較を行っておこう。 「表3Jは日米の大学数と学生数とを一覧にしたものであるが、注意されねばならないのは、私 学セクターの大きさが、米国では大学数では公立にはるかにまさっているが、学生数では全体の 34%であること。他方、日本では、学校数および、学生数においても私学セクターの役割が大きく、 学生数では73%を占めていることである。 n U n u 円 ノ “

(5)

表3 日米大学数・学生数比較 アメリカ 1997-1998年度 日本 2002年度 4年生大学数 2309校 649校 公立 615校 171校 私立 1694校 478校 学生数 890万人 274万人 私立の学生数比率 34% 73.30% 2年生大学数(短大雨専) 1755校 634校 公立 1092校 134校 私立 663校 500校 学生数 560万人 35万人 私立の学生数比率 4% 91% 出典:r学校基本調査』平成14年度(速報)、『学校基本調査』平成13年度版、 文部科学省『教育指標の国際比較』より作成。但し、日本の短大は2000年度数値。

3

.

フランスの高等教育制度

フランスの高等教育組織に在学する学生として対象になるのは、「大学」生と大学院生、 2年 間 の「工業技術大学」生、リセ(高校)のなかにあるリセ終了後、グランゼコールの入学試験希望者 の た め の 「 準 備 学 級 」 在 学 者 (2年間)、同じくリセのなかにありリセ終了後「高級技術修了証 書」を獲得できる2年間のクラス在学者、グランゼコールのなかにある2年間の「準備学級」在学 者、最後にグランゼコールの学生である。(図1)はリセ終了後の、フランスの高等教育全般を一 覧表にしたものであり、左端の数字は資格取得に最低必要な学業年数である。 図1 フランスの高等教育制度 取 得 学 位 名 年 限 Diplome 4 大学 工業妓術短大 グランゼコール

出典:ONISEP 2002 (注)DEUG:一般教養学士 Licence:学部卒 DEA:博士論文提出資格 MST:科学 技術修土 MSG:経営学修士 DE 1 :国家資格(医学) DE2:国家資格(薬学) DE3:国家資格 Doctrat:博士 DEUST:科学技術研究学位 DUT:技術学位 BTS:高等技術終了証書 Diplome 1:技術・ 経営・商学のグランゼコール卒業認定 Diplome 2 :芸術のグランゼコール卒業認定 Diplome 3 :建築学のグ ランゼコール卒業認定 Diplome 4 :社会衛生学の国家資格認定 修士 1:経済・経営および理系の修士 修 士 2 :それ以外の分野の修士 204

(6)

ここで複々線構造を内蔵したフランスの高等教育における社会的制度として通用可能な「学位J 資格について整理しておこう。 (1)高校 Lycee卒業後、高校のなかに 2年間のコースが二つある。まずグラン・ゼコールへの受 験資格を獲得するための「予備学級J (Classe Preparatoire) と「高等技術修了証書J (BTS) を獲得 す る た め の 専 門 技 術 コ ー ス と が あ る 。 残 り は 大 学 進 学 か 2年 間 の 「 工 業 技 術 大 学 J(Institute universitaire de technologie) へ進学する。 (2) 2年間の「工業技術大学J(Institute universitaire de technologie IUT.) IUTは2年問。ここを修了すると二つの資格のうちいずれかがが与えられる。 (a) DUT(Diplome universitaire de technologie) (b) DEUST(Diplome d'etudes universitaires scientifiques et techniques) (3 )大学 (a) 大学の 2年間で「一般教養学士JDEUG (Diplome d'etude universitaires generales)を獲得 できる。 (b) 大学の 3年間で専門の iLicence学士」を獲得する。「文学土Licencees lettersJ , i法 学土Licenceen DroitJ など。 (c) 大学の 4年間で iMaitrise修士号」を獲得できる。 MST(Maitrise de scienne et techniques) MSG (Maitrise de science de gestion) ( d )大学の 5年 間 で 「 博 士 論 文 予 備 論 文 合 格 DEA(Diplome d'etudes approfondies) J と DESS (Diplome d'etudes superieures specialisees)を獲得できる。 (e) 大学の 8年間で iDoctrat博士号」を獲得できる。(ただし「国家博士 Docteurd並TATJ は別の審査) (f)理系の場合には「国家資格 DE(Diplome d'etat) Jとして、大学の 6年間で Docteuren pharmacie,と Docteuren chirurgie dentaireを獲得できる。 (g)理系の場合、大学の 7年間で Docteuren chirurgie dentaire+specializationを獲得できる。 (h)大学の 8年間で Docteuren pharmacie+specialization, DE Docteur medicine en generaleを獲 得できる。 ( i )大学の 11年間で Docteurmedicine specialiseeを獲得できる。 (4 )学校 (Ecole) リセ終了後、リセ内に敷設された2年間の予備学級の後、グランゼコールの入学試験を突破して、 さらに 3 年間、企業における 6 サ月 ~l 年の実地訓練を含む教育課程をクリアーして「グランゼ コールの学位 Diplomegrande ecoleJ や「美術の学位 Diplomed'artJ、「専門学校の学位 Diplomeecole

(7)

specialiseej を獲得できる。「建築の学位 Diplomed'architectej はさらに 1年間の学業を必要とする。 フランスの高等教育制度に特徴的なことは、大学には工学部がなく、技術者養成のために、職業 リセ、リセ終了後リセのなかに設けられている特別クラス、工業短期大学、それに理系のグランゼ コールといった、さまざまな教育機関が存在すること。無償の大学・大学院教育とは対照的な、高 額の授業料をとるグランゼコールが並立して、それぞれ国家資格が授与されるだけでなく、大学と グランゼコールとが入れ子構造になって相互に補完しあっていること。中途でドロップアウトした り、第1期課程だけで卒業する学生、さらにはBac取得後、何年もたった社会人を受け入れる特 別枠の入学定員を設けてグランゼコールへの門戸を聞いていること、などである。 ドイツの教師もフランスの教師も大学入学後、学業を怠る学生に対して、日本の大学とは対照的 に容赦なく落第点をつける。ただし、ドイツではそれが在学年数の長期化現象となり、フランスで は中途退学者の大量現象となっており、現れ方がことなる。いずれも無償原則にたった大学教育の 一つのあり方である。ドイツでは1998年の大学大綱法改正により、在学年限が非常に長く(人文・ 社会科学系で6一7年)、在学年限の長い学生から授業料徴収の措置を検討し始めた。該当する学 生からの違憲訴訟をはねつけて現在、詳細の施行細則立案に入っている。 ドイツにおける在学年限 の長期化対策とはまさに逆にフランスでは、大学第 l期課程[教養課程学土卒業]時点におけるド ロップアウト比率が高い。 フランスではリセ終了後、パック (Ba c)と呼ばれる大学進学資格試験には同一年齢の6一 7 割が合格し、それぞ、れ高等教育への道を歩むのであるが、大学の第

1

期課程

(2

年間)を修了して 一般教養学土の学位を取得することができず、ドロップ・アウトする学生が

r

40% 5) jいる。文部 省の大臣官房・総務審議官をつとめた本間政男氏によれば、「フランスの大学はパカロレアさえ もっていれば原則どこの大学でも無試験で入学できるため、大学の最初の2年間の第 1期課程は常 に過密の状態に置かれている。この課程では一般教育が行われるが、大教室での講義が中心で、教 員による個人指導も不十分なため、この課程を修了できずに脱落していく者が半数近くおり、フラ ンスの大学を取り巻く最大の問題となっている。これらの脱落者は、若年失業者となって街にあふ れ、失業給付の婚大を招くだけでなく政治的不安定要因となって、歴代政府の頭痛の種となってい る。 6)j

4.

現在のグランゼコール

これまでフランスのグランゼコールについて、 E N Aやエコール・ノルマル・スーペリュールな どについて語られることがあまりにも多かった。日本で定着しているグランゼコールのイメージは、 ごく少数エリートのみが入学できて、卒業生は政財界の特権階級を構成し、フランスの学歴社会を -206

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特徴づけるものである、というのがそれである。アンシャン・レジームの時代の1747年に最初に設 立された「土木学校 エコール・ドゥ・ポン・デ・ショセ」や、 1750年にマダム・ポンパドールに よって創立された「士官学校j、1783年の「パリ鉱山学校」、さらにはフランス大革命のさなかの 1794年設立の「理工科学校ポリ・テク」や「高等師範学校」など、そして、八幡氏みずからの留学 体験にもとづいて紹介された rENA7)j1945年創立である。土木工学の高級技術者の育成や、 上級国家官僚の育成、さらには教育課程に携わる人材育成など「国策」として実施されてきたのが フランスのグランゼコールである。 この側面は現在も変わっておらず、由緒ある歴史的なグランゼコールは昔のまま所轄官庁が国民 教育省ではなく、大統領府直轄のE N Aや国防省管轄のポリテクなどのように、入学と同時に 授 業料その他が無料であるだけでなく 公務員としての正規の「給与」が支給される。 昔のままのグランゼコール。と同時に新たに生成しているグランゼコール。何が変わったのか。 理系と文化系で区分する必要がある。 まず、理系の場合、旧グランゼコールが必要な人材を国策として育成してきたが、産業化資本主 義段階において、それでは不十分であった。この点、高度成長期以降の日本の大学における工学部 と大学院とが産業界とタイアップするシステムとは異なり、フランスの大学には「工学部」という ものが存在しなかった。 1968年の 5月革命以降「設けられたIU T (技術短期大学)の水準も高く ないので、フランスのエンジニアたちはたいていどこかのグランゼコールを出たということにな る。j(八幡[1984J、27頁) 昨今では、アメリカのビジネススクールに比肩しうるグランゼコールが多数、開設され、「入学 者も毎年14,000人に上る。また技術系のグランゼコールにもほぼ同数が毎年、入学する8)0 j高等 教育全体にしめるグランゼ、コール在学生の比率は10%を超え、無視すべからざる一大セクターに なっているのである。ビジネス系のグランゼコールの創立は古い。商工会議所の援助で創立され、 維持されているものが多く、日本のような「私立」の大学と単純に同列に論ずることができないが、 社会的機能は類似している。ただし、日本では、高等教育への進学率が増加するとき、私学が水増 しゃ定員増で対応してきたのに比べれば、フランスのグランゼコールは入学を厳しく、入学後の教 育も厳しく、定員も少数精鋭の教育を維持してきた点は多いに異なる。 厳しい入学試験があることは勿論であるが、受験資格を厳しくして、

Bac

取得後

2

年間のリセ における「予備学校」教育を義務づけている点も日本と多いに異なる。さらに入学試験だけでなく 入学後の学業課程も大変厳しい。毎授業ごとに出欠をとり、学生はよく勉強する。さらに企業への 6か月一 l年のインターンシップや外国留学を義務づけている点も、日本の私学とは大いに異なる。 ここでは「表4jとしてビジネス・スクール系のグランゼコールについて、市場評価が確立して いる上位「トップ30j 校をリストアップしてみた。 207~

(9)

表4 ビジネス・スクール系のグランゼコール ランキング・授業料・初任給一覧表 学校名 創立年 2002 1999 1997 卒業後の初任給(年額・平均) 授業料(年額) HEC(Paris) 1881 3 43, 100 (282,700F) 6,700euro ESCP-EAP(Paris) 1819 2 3 4 38,000 (249,300F) 6,300euro ESSEC(Paris) 1907 3 2 41,600 (272,900F) 7,OOOeuro EM(Lyon) 1872 4 4 2 34,300 (225,OOOF) 6,700euro EDHEC(Lille) 1906 5 6 7 34,000 (223,OOOF) 7,250euro Audencia(Nantes) 1900 5 5 5 30,200 (198,100F) 36,OOOF ESC(Reims) 1928 7 8 11 24,000 (223,OOOF) 6,500euro ESC( Grenoble) 1984 8 7 8 33,200 (217,800F) 5,650euro ICN(Nancy) 1905 9 10 9 32,300 (211,900F) 4,603euro ESC(Toulouse) 1903 10 13 13 31,100 (204,OOOF) 6,200euro ESC(Bordeaux) 1874 11 11 10 35,825 (235,OOOF) 6,342euro ESC(Rouen) 1871 12 11 12 34,000 (223,OOOF) 6,300euro ESC(Lille) 1892 13 16 18 31,250 (205,OOOF) 6.000euro INT(Evry) 1979 14 21 ns 34,000 (223,OOOF) ? ESCEM(Tours-Poitiers) 1961 15 15 ns 29,700 (190,200F) 6,167euro CERAM(SophiaAntipolis) 1963 16 14 19 32,075 (210,400F) 6.400euro ESC(Marseille) 1872 17 22 20 29,000 (190,230F) 5,950euro ESC(加1ontpellier) 1897 18 17 14 31,000 (230,300F) 5,800euro IECS(Strasbourg) 1919 19 26 23 32,300 (211,900F) 3,500euro ESC(Clermont-Ferrand) 1919 20 18 17 29,270 (192,OOOF) 6,OOOeuro ISC(Paris) 1963 21 20 24 31,000 (203,300F) 7,226euro ESC(Rennes) 1990 22 19 15 29,000 (190,200F) 6,OOOeuro ESC(Pau) 1969 23 28 28 32,000 (209,900F) 5,900euro ESSCA(Angers) 1909 24 24 25 29,500 (193,500F) 5.750euro IESEG(Lille) 1964 25 25 26 29,000 (190,200F) 4,603euro ESC(Dijon) 1900 26 23 21 29,900 (196,OOOF) 5,800euro ESC(La Rochelle) 1988 27 30 31 29,300 (192,200F) 5,500euro INSEEC(Paris-Bordeaux) 1975 28 27 33 33,300 (218,500F) 5,716euro ESC(Le Havre) 1871 29 29 22 30,000 (196,800F) 5.350euro ESC(Chambery) 1968 30 32 38 29,270 (194,800F) 4.955euro 出典:Bemard Cier, [2002]. Patrick Fauconnier, [2002]. Christophe Pignet, [2001]. ONISEP[2002]より作成。 授業料が非常に高いのがまず自につく。「表5J

r

大学の学生納付金(国際比較)Jでみれば、そ れほど高くないと判断されるかもしれないが、授業料を負担する親の所得を勘案すれば、高い。 -208一

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表5 大学の学生納付金(国際比較) 合計 合計 入学金 授業料 その他 現地通貨 円換算 現地通貨 現地通貨 現地通貨 日本・国立大学 773,800 773,800 277,000 496,800 なし 日本・公立大学 878,370 878,380 387,200 491.170 なし 臼本・私立大学 1.288, 481 1,288,481 286,528 799,973 201.980 米・州・総合大学 3,774 487,000 なし 3,774 米・州・ 4年制大学 3,090 399,000 なし 3,090 米・州・ 2年制大学 1,336 172,000 なし 1,336 米・私・総合大学 19,312 2,491,000 なし 19,312 米・私.4年制大学 13,467 1,737,000 なし 13,467 米・私・ 2年市!大学 8,107 1,046,000 なし 8, 107 スタンフォード大学 23,058 2,974,000 なし 23,058 M汀 25,000 3,225,000 なし 25,000 ハーバード大学 24,407 3,149,000 なし 24,407 英国(国立・人文系) 750 134,000 なし 750 英国(国立・理工系) 1,600 286,000 なし 1.600 英国(国立・医学系) 2,800 501,000 なし 2,800 英国(国立・全大学) 1,050 172,000 なし 1,050 仏(国立全大学) 824 15,000 なし なし 824 GEIHECParis 6,700euro 804,000 なし 6, 700 IECSStrasbourg 3,500euro 420,000 なし 3,500 独・州・ボン大学 201 10,700 なし なし 201.3 注記:日本は文系理系の平均、 2001年度数値。私学の「その他」は「施設設備費」。 米国(1999年数値)の州立大学は州内学生の納付額、州外はそれより高い。「その他」は実験費・演習費。 英国(1996年数値)学生納付金は学生の出身地方教育局に給付が義務づけられている法定奨学金に含まれてい るので、実際に学生個人の負担はゼロ。 1998年度から授業料支払制度が抜本的に改正され、政府負担から 学生個人負担に変更された。専攻にかかわらず一律の料金。ただし免除制度あり。数値は2000年。 仏国(1999年数値)

r

その他」は社会保険料、健康診断料、学生共済組合納付金である。 独国 (2001年数値)ただし、ゼメスターごとの料金、年間はこの2倍。「その他」は公共交通機関利用の学生 パス代、学生福祉会経費 (62,9マルク)の合計。 2002年度の大学教授給が賞与込みで58,637ユーロ、最大71,151ユ ー ロ 、 最 低35,448ユーロである。 授業料はこの所得の約l割に相当する。 この教育投資にみあう卒業後の初任給繍(調査対象の平均値)をみると、同年齢の若者の給料の l. 5倍から2倍である。リセ終了後リセの準備学級で2年 間 の 専 門 基 礎 科 目 を 勉 強 し 、 グ ラ ン ゼ コール入学後は3年間で実務教育を受け、 24-25歳 で 就 職 し て 、 い き な り 「 管 理 職cadreJである。 同年齢の若者と最初から給与格差がついている。旧来のグランゼコールと同時に、新規のグランゼ コールもフランスの「学歴社会」を強固に再生産している。 「表6Jは 入 学 試 験 統 計 の 分 析 の た め に 作 成 し た 資 料 で あ る 。 ト ッ プ30校 以 下 の fESC (amien) J以 下4校は比較対照のために追加した。 -209一

(11)

表6 グランゼコールの入学試験 グヲンゼコール名 入学定員 、l '行入試定員 志願者数 2002 志願者数2001 A 日 C 志願者数 2000 A B C HEC(Paris) 380(380)

2,955 2,984 680 380 NC 3,221 676 380 NC ESCP-EAP(Paris) 355(355)

4,162 4,307 ? 1,359 354 ? ? ワ ? ESSEC(Paris) 375 (375)

3,202 3,292 841 650 371 3,488 841 665 370 EM(Lyon) 300(300)

4,871 4,830 1,654 1,094 306 4,926 1,660 291 299 EDHEC(Lille) 520(480) 40 5,151 5,218 2086 NC 483 5,150 2,249 1,209 479 Audencia(Nantes) 325(325)

5,165 5,097 1,885 NC 300 5,173 1,935 1,557 300 ESC(Reims) 300(250) 50 5,597 ? ? ? ? ? ? ? ? ESC(Grenoble) 400(300) 100 4,152 4,497 2,071 NC 305 4,178 2,447 1,108 307 1CN(Nancy) 210(180) 30 5,027 ? ? ? ? ? ? ? ? ESC(Tou1ouse) 370(320) 50 5,620 4,968 2,400 1,75宮 302 4,322 2,300 1,320 25号 ESC(Bordeaux) 3

(250) 50 5,544 ワ ? ? ? ? ? ? ? ESC(Rouen) 260(30) 30 5,444 ? ? ? ? ? ? ? ? ESC(Lille) 320(220) 100 4,119 3,6632,512 1,716 222 2,838 2,120 1,369 218 1NT(Evry) 170(117) 53 2号057 ? ? ? ? ? ? ? ? ESCEM(Tours-Poitiers) 400(250) 150 2,706 2,605 1,441 1,330 253 2,100 1,648 1,199 251 CERAM(Sophia Antipo1is) 285 (225) 60 2,988 4,015 2468 1399 160 3,418 2,255 1,300 197 ESC(Marseille) 230(210) 20 4,547 17 22 20 ? ? ? ? ESC(Montpellier) 370 (250) 120 2,746 2,550 1,909 1,283 252 ,1973 1,685 1,095 253 1ECS(Strasbourg) 140(110) 30 2,144 1,853 1,194 757 99 1,782 1,093 717 102 ESC(C1ermont-Ferrand) 220(150) 70 ,1616 ,1235 924 648 134 1,116 803 566 117 ISC(P

440(260) 180 1,867 ? ? ? ? ? ? ? ? ESC(Rennes) 240(160) 80 1,931 1,818 1,313 991 136 1,672 1,200 841 113 ESC(Pau) 180(90) 90 1.455 945 776 493 63 546 407 250 47 ESSCA(Angers) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? 1ESEG(Lille) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ワ ? ESC(Dijon) 250(150) 100 1,490 ,1507 1,287 百60 113 1,367 1,277 900 138 ESC(La Rochelle) 160(80) 80 1,270 918 770 448 72 783 770 359 50 1NSEEC(Paris・Bordeaux) 350(150) 2α

? ? ? ? ? ? 9 ? ? ESC(Le Havre) 160(70) 90 559 535 442 251 41 622 462 267 24 ESC(Chambery) 150(80) 70 911 807 NC NC NC 804 656 365 43 ESC(Amien) ? ? 681 491 NC NC NC 437 382 242 35 ESC(Brest) 160(80) 80 504 371 314 182 12 341 293 168 31 ESC(Saint-Etienne) 150(50) 100 659 410 331 201 18 304 219 131 10 ESC(Troyes) 200(100) 100 743 720 636 459 46 701 615 402 32

出 典 :8emard Cier, [2002]. Patrick Fauconnier. [2002]. Christophe Pignet. [2001]. ONISEP [2002]より作成。

(注)A =書類選考合格者数。 B =筆記・口頭試験合格者数。 C =入学手続き者数。 まず、上位校のH E C . E S S E C . E S C P - E A P . E M L y o n . A u d e n c i a の5校 は、「並行入試Admissionparallelejの定員枠を「ゼロ」にしていることが特徴である。入学定員のす べてを「一般入試」枠としている。それだけ、人気校であり、かつ合格者のうち、入学者の比率 (歩留まり率)が高いからである。 上位校第一位のH E Cの場合、入学定員380名に対して合格者数380、実際の入学登録者数の発表 はない(つまり rNCJ)。おそらく全員が入学登録しているものと思われる(歩留まり率100%)。 ベルナール・シエの分析もクリストフ・ピネの分析も入学登録者数については、同じ rNCjの結 果をだしている。 他方、一般入試の登録者の数がすくなく、合格許可者のうちの入学者がきわめて少ない(すなわ ち「歩留まり率」がきわめて低い)下位校の場合は、「並行入試Admission paralleJejの合格者を多 く出して、入学者を確保している。たとえば ESC Brest校の場合一般入試枠80名と「並行入試

(12)

-210-Admission parallとlej枠80名の合計160であるが、入試登録者、合格者、入学者の数は一般入試、平行 入試のそれぞれについて以下のようになる。しかも2年次への入学者も多く確保している。 (2001 年度、すなわち2001-2002年) 一般入試 平行入試 入学定員 80 80 入試登録者数 370 676 入試許可者数 314 523 合格者数 182 231 入学登録者 12 68

5

.

グランゼコールの「並行入試

Admissionparallele

J制度とリターンマッチ

「予備クラスだけがグラン・ゼコールに入学する唯一の道ではない。いわゆる並行的もしくは 《資格審査だけのsur titres))入学者は、エコールによるが生徒数の5 %から85%にのぼる。 9)j 「超有名校は Bac取得後3年間の学業期間を要求するが、それ以外のグラン・ゼコールはBac十

2年 (DEU,BTSG ,DUT)の生徒を募集するj(ibid.,p.18) DE U G,BTS,DUTはいずれも大学2年間 で終了した、いわゆる「教養課程修了」者である。 昨今、グランゼコールにおいて、従来の2年間の予備学級を義務づける入学試験とは別に「並行 試験もしくは資格試験Admissionparallとleou sur titres jによって入学させるケースが増えてきた。 ESC全 体 で は2 7 %に な る 。 こ の と き 、 前 提 と な る 資 格 が 大 学2年 で 修 了 し た 学 生 の 資 格 (Bac+2)であり、「一般教養学士 DEUGj,リセ終了後リセ特別クラスの「上級専門技術士修了資 格BTSj、さらに専門大学校の2年間修了者に与えられる「技術大学学士DUTjを有する者を対象 にして、グランゼコールの 1年に入学させる道(厳しい選抜試験があるが)が存在する。さらにグ ランゼコールの2年次への入学を許可する道もある。この場合、必要な資格は大学卒業の「学土 Licencejや「修土Maitrisejなどである。 さらに商工会議所と銀行がタイアップして、授業料融資制度をもうけた社会人入試制度があり、 グランゼコール側でも学生層の多様化になるとして積極的に受け入れる姿勢をみせているグランゼ コールもある。また、歩留まり率が低下して予定していた入学者が確保できないグランゼコール

(

r

グラン」という形容調の代わりに「モワイアン」という形容詞をつけて「中級学校」に分類し ているのもある)が8月になってからも全国紙に9月の特別入試案内を載せているものも散見する。 社会人入試をふくめ詳細については次回を期したい。 211

(13)

< 参 考 文 献 > Bemard Cier, [2002J Les ecoles de commerce, Espace Etudes並ditions,Paris. Patrick Fauconnier, [2002J Le guide des ecoles de commerce et de gestion 2002ヲMedia. 清成忠男[2001J,1i'21世紀私立大学の挑戦.ll ,法政大学出版局. 文部科学省生涯学習政策局調査企画課 [2002aJ 、『教育指標の国際比較.ll. Obs/Le Nouvel Observateur,Paris.

Christophe Pignet,[200I] Les Grandes Ecoles de Commerce et de Gestion,Editions 2002, Groupe Sigma Communication 200 I ,Paris 本間政男[2001J、「イギリスの高等教育J(秦由美子編[2001J、『イギリス高等教育の課題と展望』、 明治図書出版. 3 -6頁) ONISEP(恥1inistとredeI'Education nationals Office National de l'Information sur les Ensとignementset les Professions),[2002] Apres le Bac....reussir ses etudes/ONISEP 2002,01

HSEP,Paris. 八幡和郎[1984J、『フランス式エリート育成法』中公新書. 1) f科目等履修生」と「ハーフタイム学生」はちがう。日本では「ハーフタイム学生Jが社会 現象となっていないので、日本の文部科学省作成の統計数値では「フルタイム学生」と「ハーフタ イム学生Jの区分に関して顧慮されることが少ない。 2) Council for National Academic Awards: CNAA. 3) 秦由美子[2001J、fイギリス高等教育の課題と展望』、明治図書出版、参照. 4) 清成忠男[2001J,131頁。ただし、出典表記なし。 5) Le Monde[2001J, le 5 octobre 2001.多発する中途退学対策として、進路の多様化や・課程メ ニューの多様化が検討されている。 6) 本間政男[2001J、「イギリスの高等教育J(秦由美子編[2001J、『イギリス高等教育の課題と展 望』、明治図書出版.

4

頁) 7) fENA (エコール・ナショナル・ダドミニストラシオン、国立行政学院)一一 fENAの 創立目的は、校名からわかるように行政官の養成である。 E N Aの入学試験は日本でいえば上級職 国家公務員試験(事務系)にあたるもので、定員はわずか150名程度、学生は在学中から公務員と しての給与を支給され、卒業後はいきなり中央官庁の管理職や県の副知事に任命されることになっ ている。J(八幡[1984J、 7頁) 8) Christophe Pignet, [2001 J、p.13 9) Le guide des ecoles de commerce 2002、p.18. 212

表 3 日米大学数・学生数比較 アメリカ 1 9 9 7 ‑ 1 9 9 8 年度 日本 2 0 0 2 年度 4 年生大学数 2 3 0 9 校 6 4 9 校 公立 6 1 5 校 1 7 1 校 私立 1 6 9 4 校 4 7 8 校 学生数 8 9 0 万人 2 7 4 万人 私立の学生数比率 34%  73.30%  2 年生大学数(短大雨専) 1 7 5 5 校 6 3 4 校 公立 1 0 9 2 校 1 3 4 校 私立 6 6 3 校 5 0 0 校 学生数 5 6 0 万人 3 5 万
表 4 ビジネス・スクール系のグランゼコール ランキング・授業料・初任給一覧表 学校名 創立年 2 0 0 2  1 9 9 9  1 9 9 7  卒業後の初任給(年額・平均) 授業料(年額) HE C( P a r i s )  1 8 8 1  3  4 3 ,  1 0 0   ( 2 8 2 , 7 0 0 F )  6 , 7 0 0 e u r o  E S C P ‑ E A P ( P a r i s )  1 8 1 9  2  3  4  3 8 , 0 0 0   ( 2 4 9 ,
表 5 大学の学生納付金(国際比較) 合計 合計 入学金 授業料 その他 現地通貨 円換算 現地通貨 現地通貨 現地通貨 日本・国立大学 773 , 800  7 7 3 , 800  277 , 000  496 , 800  なし 日本・公立大学 878 , 370  8 7 8 , 3 8 0  387 , 200  49 1 .  1 7 0  なし 臼本・私立大学 1 .  288 ,  4 8 1  1 , 2 8 8 , 4 8 1  286 , 528  799 , 973  2 0 1 .
表 6 グランゼコールの入学試験 グヲンゼコール名 入学定員 、l ' 行入試定員 志願者数 2 0 0 2 志願者数2 0 0 1 A  日 C  志願者数 2000 A  B  C  HE C ( P a r i s )  3 8 0 ( 3 8 0 )  。 2 , 9 5 5  2 , 9 8 4   6 8 0  3 8 0   NC  3 , 2 2 1  6 7 6  3 8 0   NC  E S C P ‑ E A P ( P a r i s )  3 5 5 ( 3 5 5 )  。 4

参照

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