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三郷市屋外広告物

安全管理マニュアル【公共版】

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目 次

1.はじめに 2.屋外広告物とは 3.守るべき屋外広告物のルール 4.屋外広告物の「安全」を脅かすもの 5.身近に潜む屋外広告物事故の危険 6.管理・点検について 7.日常点検について 8.安全点検について 参考1.主な屋外広告物の種類と劣化等が起こりやすい箇所 参考2.安全点検に係る点検箇所・点検項目 参考3.安全点検に係る現地確認方法 参考4.用語の解説 主な参考・出典図書 1 2 4 5 7 8 11 13 17 31 37 44 45

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1.はじめに

近年、老朽化等による屋外広告物の落下等の事故が発生しており、全国的に屋外広告 物の安全性の確保が問題となっています。屋外広告物の安全対策を推進するためには、 所有者等による適切な点検が必要不可欠であり、地方公共団体による安全性の確認・指 導が重要となります。 現在、公共施設における屋外広告物の管理については、建築基準法第12条に基づく 定期検査により、施設管理者が実施しています。しかし、検査方法については、目視に よるものであり、安全管理に係る検査基準はありません。また、三郷市屋外広告物条例 には、管理義務に関する規定はありますが、具体的な安全管理に対する措置については 明記がありません。 このような現状をふまえ、安全管理の強化に係る取り組みを推進するため、市が率先 して取り組むものとし、今般の「屋外広告物安全管理マニュアル【公共版】」は、安全対 策を推進する際の参考資料として活用できるよう、公共施設における屋外広告物の安全 点検について、基本的な考え方を示したものとなります。

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2.屋外広告物とは

屋外広告物とは、常時又は一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるもので、看板、立 看板、広告塔、広告板などをいいます。 建物などの外側に表示される文字やシンボルマーク、商標、写真、絵画、彫像など、一定 のイメージ等があるものが対象となります。したがって、営利的な広告物かどうかなど、内 容は問いません。 また、形態によっても、下図のように様々な種類があります。

■屋外広告物の例

壁面利用広告物

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壁面利用広告物

壁面利用広告物

壁面利用広告物

独立広告物(広告板)

独立広告物(広告板)

独立広告物(広告板)

独立広告物(広告板)

独立広告物(広告板)

独立広告物(広告塔)

■公共施設における屋外広告物の例

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3.守るべき屋外広告物のルール

屋外広告物を設置する際は、屋外広告物条例や関係法令を守らなければなりません。法令 を順守し、市民生活の安全を守ることは公共施設管理者の社会的責任です。 (1)三郷市屋外広告物条例 三郷市が屋外広告物法に基づいて定めた屋外広告物のルールとなります。広告物を表示 し、又は掲出物件を設置する者(公共施設管理者)は、補修その他必要な管理を怠らないよ うにし、良好な状態に保持しなければなりません。 (2)三郷市景観条例 建築物の壁面等に設置するものには、色彩等の基準があります。 (3)建築基準法 ①工作物確認申請(建築基準法第 88 条) 屋外広告物の高さが 4m を超えるもの(屋上利用広告物、壁面利用広告物、突出し広告物、 独立広告物等)は、工作物確認申請による構造の審査が必要です。 ②防火地域内の規制(建築基準法第 66 条) 防火地域内にある広告物等で、建築物の屋上に設けるもの、又は高さ 3m を超えるものは、 主要部材を不燃材料で造るか、又は不燃材料で覆わなければなりません。 (4)その他関係法令 ①都市計画法 ②道路法・道路交通法 ③自然公園法 ④文化財保護法 ⑤消防法 ⑥交通バリアフリー新法 ⑦製造物責任法(PL 法) ⑧電気用品安全法 ⑨電気設備技術基準

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4.屋外広告物の「安全」を脅かすもの

(1)自然環境による要因 屋外広告物は雨や風、強い陽射しなどの厳しい自然にさらされています。また、台風の強 大化、ゲリラ豪雨、竜巻、極端な高温などの異常気象も脅威となります。 ①雨 酸性雨により金属の腐食が進み看板の劣化が加速するほか、ゲリラ豪雨により、看 板内部に水が回り込み漏電を起こすことがあります。金属の電食を進める恐れもあ ります。 ②風 強風により突出し広告物や独立広告物などの接合部分が破損し本体が落下するほか、 竜巻で看板がなぎ倒されたり、破損したりする恐れがあります。 ③気温 極端に高温な気温では、電材の劣化を促進させたり、自然発火による火災につなが る恐れがあります。熱膨張によりアクリル板面が歪み、枠から外れ落下することも あります。 ④塩害 潮風の影響で鉄骨のサビや樹脂の劣化が激しくなります。 ⑤雷 数メートル以内に雷が落ちると看板に過電流が流れて火災になることがあります。 ⑥大雪 看板に積もった雪の重みで破損する恐れがあります。雪解け水が老朽化した看板の ひびや穴から内部に侵入し、腐食することもあります。 ⑦地震 震度5強の揺れでは、看板基礎のひび割れが発生し、広告物が転倒する恐れがあり ます。 (2)人為的な要因 設計、施工不良が原因となり事故が発生する恐れもあります。 ①設計不良 強度計算のミス等により、十分な強度が得られないもの。 ②施工不良 設計図通りに施工されない等により、十分な強度を得られないもの。

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6 (3)経年劣化による要因 経年劣化により老朽化した屋外広告物は、事故のリスクが増加します。 ①塗膜の劣化 紫外線、熱、雨(酸性雨)等の影響により劣化し、腐食する恐れがあります。 ②金属疲労 固体金属材料が長時間にわたり繰り返し力を受けた結果、亀裂が生じたり、強度が低下する 恐れがあります。 ③経年プラスチックの脆化 長期間に使用しているアクリル面板等が、紫外線などの影響でもろくなり、飛散、落下する ことがあります。

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5.身近に潜む屋外広告物事故の危険

近年、ニュースで取り上げられる屋外広告物事故が目立つようになりました。

バブル期に設置された大規模な広告物が管理されずに放置されるケースもあり、身近なと ころに思わぬ危険が潜んでいるかも知れません。

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6.管理・点検について

(1)点検に係るフローチャート図 ① 屋外広告物の設置 ② 日常点検の実施 (公共施設管理者) ③ 安全点検の実施 (都市デザイン課職員) ④ 安全点検の実施 (屋外広告士等の専門家) ※ 改善後も定期的に 日常点検を実施する。 ○異常有の場合 ○異常有の場合 ○異常有の場合 ○安全性に 問題がない場合 ○安全性に 問題がない場合 ○安全であるか 判断できない場合 ○安全であるか 判断できない場合

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9 <フローチャート図の解説> ①屋外広告物の設置 ・各関係法令に基づいて屋外広告物を設置する。 ②日常点検の実施 ・点検の実施者は、公共施設管理者とする。 ・点検時期は、定期的かつ台風や地震などの自然災害発生前後に実施する。 ・目視による点検を基本とし、点検確認表を用いて点検を行うこととする。 ・安全であるか判断できない場合は ③へ ・異常が認められた際は ⑤へ ・安全性に問題がない場合についても日常点検は定期的に実施する。 ③安全点検の実施 ・点検の実施者は、都市デザイン課職員とする。 ・日常点検(②)を経た安全点検とは別に3年周期で点検を行うこととする。 ・目視による点検を基本とし、必要に応じて打診による点検を実施する。 ・安全であるか確認できない場合は ④へ ・異常が認められた際は ⑤へ ④安全点検の実施 ・点検の実施者は、屋外広告士等の専門家とする。 ・異常が認められた際は ⑤へ ⑤補修・改善等の措置 ・改善後も定期的に日常点検(②)を実施する。 ※当該広告物を除却するまで、②~⑤及び③~⑤を繰り返す。

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10 (2)点検が必要な広告物 点検が必要な広告物を、次のいずれかに該当する広告物とします。 ① 公共施設に付帯している屋上利用広告物、壁面利用広告物、突出し広告物 ・2階以上に設置するもの。 ・広告物の上端の高さが地盤面から高さ4m以上であるもの。 ②公共施設敷地内の独立広告物 ・広告物の上端の高さが地盤面から高さ2m以上であるもの。 ※ 国・県が管理する公共施設および道路管理者・河川管理者が管理する区域に存在する屋 外広告物については、点検対象としません。 <管理者別の一覧> (3)点検確認表について 日常点検及び安全点検時には各点検確認表を用いて点検を実施することとします。 また各点検確認表は、当該屋外広告物を除却するまで、保管することとします。 (4)安全点検者の要件 フローチャート図④に係る安全点検者の要件は、三郷市屋外広告物条例第18条第3項で 定める専門知識を有するものとします。具体的には、「屋外広告業登録業者」「屋外広告士」、 「屋外広告物講習会修了者」等と定めています。 (5)管理義務の対象者 「表示等を行う者」、「管理者」は、当該広告物等に関し補修、その他必要な管理を怠らな いようにし、良好な状態に保持しなければなりません。(市条例第18条第1項) 公共施設に付帯する広告物 公共施設敷地内の独立広告物 (管理区域内の独立広告物) 市が管理する公共施設 2階以上に設置するもの又 は広告物の上端の高さが地 盤面から高さ4m以上であ るもの。(要点検対象) 広告物の上端の高さが地盤面 から高さ2m以上であるも の。(要点検対象) 国・県が管理する公共施設 点検対象としないが、管理者に対して 「三郷市屋外広告物安全管理マニュアル【公共版】」 について、周知を行う。 道路管理者又は河川管理者 が管理する区域

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7.日常点検について

日常の中で、公共施設管理者が確認すべきことはいち早く異変に気付くことになります。 定期的に日常点検を実施し、事故防止に努めてください。そして危ないと思ったら、最初に 立入禁止の処置を行い、見張りを置くことが重要です。また、人通りの多い場所では、警察 への連絡も行ってください。 (1)日常点検の実施者 点検の実施者は、公共施設管理者とします。 (2)点検のタイミング 日常点検は定期的に実施してください。1か月おきに行うなど習慣づけするとよいでしょ う。また、台風、ゲリラ豪雨、地震などの自然災害は屋外広告物にとって脅威となるため、 自然災害前後についても日常点検を実施するようにしてください。 (3)点検方法 点検確認表(P.11 参照)に記載された点検項目を、基本的に目視で確認してください。点検 確認表は異常の有無に関わらず、当該屋外広告物を除却するまで保管してください。 (4)点検後の対応について 点検の結果、安全性に問題がない場合についても、引き続き日常点検は定期的に実施して ください。 また、異常が認められた場合は、補修・改善等の必要な措置を講じてください。その際、 広告物の落下等の緊急性を要する場合は、立入禁止の処置を行い、見張りを置くなどして、 周囲に人が立ち入らないように対応してください。 点検した結果、安全であるか判断できない場合については、安全点検を実施しますので、 都市デザイン課まで連絡してください。

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12 (5)点検結果確認表について 屋外広告物点検確認表(日常点検用) 表示・設置場所 三郷市 (公共施設名 ) 広 告 物 の 種 類 屋上利用広告物・壁面利用広告物・突出し広告物・独立広告物 設 置 年 月 日 年 月 日 点 検 年 月 日 年 月 日 点 検 者 所 属 点検者名 電話番号 (内線番号) 点 検 結 果 異常なし ・ 異常あり(補修等の必要な措置を行うこと) NO 点検項目 異常の有無 1 支柱の根元からサビが出ていませんか。 有 無 2 看板が傾いていませんか。 有 無 3 ブラケット部(看板の支持具)よりサビが出ていませんか。 有 無 4 看板は壁から垂直についていますか。 有 無 5 アクリル板にひびが入っていませんか。 有 無 6 アクリル板が外れそうではありませんか。 有 無 7 パネル(表示面)ががたついていませんか。 有 無 8 照明の不点灯などはありませんか。 有 無 9 照明器具が傾いたり、外れかけていませんか。 有 無 10 看板部材が欠落していませんか。 有 無 ※当該屋外広告物を除却するまで、点検表は保管すること。

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8.安全点検について

(1)安全点検の実施者 点検の実施者は、都市デザイン課職員又は屋外広告士等の専門家とします。 (2)点検のタイミング 安全点検は3年周期で点検を行うほか、日常点検の際に安全性が確認できない場合につい ても実施します。 (3)点検方法 点検確認表(P.13、14 参照)に記載された点検項目について、原則として目視、打診等によ り異常の有無を確認します。 また、必要に応じて、点検箇所・点検項目の状態が把握できるカラー写真や補修等を行っ た箇所の補修前後のカラー写真を添付します。 点検確認表は異常の有無に関わらず、当該屋外広告物を除却するまで保管します。 (4)点検後の対応について 点検の結果、安全性に問題がないと判断した場合についても、引き続き日常点検は定期的 に実施してください。 また、異常が認められた場合は、補修・改善等の必要な措置を講じてください。その際、 広告物の落下等の緊急性を要する場合は、立入禁止の処置を行い、見張りを置くなどして、 周囲に人が立ち入らないように対応してください。

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14 (5)点検結果確認表について 屋外広告物点検確認表(安全点検用) 年 月 日 1 屋外広告物の安全性 屋外広告物の 概 要 設 置 場 所 三郷市 (公共施設名 ) 設置年月日 年 月 日 ( 年経過) 広 告 物 の 種 類 屋上利用広告物・壁面利用広告物・ 突出し広告物・独立広告物 高 さ m (地上からの上端の高さ) 点検結果への 対 応 及 び 安全性の判断 □ 異常のあった箇所は改善を完了し、安全上の問題はない。 □ 現時点で安全上の問題はないが、次回点検までの間、補修その他の日常管 理を行い、広告物等を良好な状態に保持する。 □ その他( ) 2 点検の実施及び改善状況(点検者もしくは改善を行ったものが記入すること。) 点 検 者 住 所 電話番号 氏名又は 名 称 資 格 屋外広告業者登録業者・屋外広告士・屋外広告物講習会修了者 その他 ( ) 点 検 実 施 日 年 月 日 点 検 箇 所 (該当項目に○) 点 検 項 目 (該当項目に○) 異常の 有 無 所 見 (異常の内容・改善措置の実施状 況・管理上の課題等) (1)基礎部・ 上部構造 1 上部構造全体の傾斜、ぐらつき 有 無 2 基礎のクラック、支柱と根巻き との隙間、支柱のぐらつき 有 無 3 鉄骨のさび発生、塗装の老朽化 有 無 (2)支持部 1 鉄骨接合部(溶接部・プレート) の腐食、変形、隙間 有 無 2 鉄骨接合部(ボルト、ナット、ビ ス)のゆるみ、欠落 有 無 (3)取付部 1 アンカーボルト・取付部プレー トの腐食、変形 有 無 2 溶接部の劣化、コーキングの劣 化等 有 無 3 取付対象部(柱・壁・スラブ)・ 取付部周辺の異常 有 無 (4)広告板 1 表示面板・切り文字等の腐食、 破損、変形、ビス等の欠落 有 無

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15 ※ 当該屋外広告物を除却するまで、点検表は保管すること。 2 側板、表示面板押さえの腐食、 破損、ねじれ、変形、欠損 有 無 3 広告部底部の腐食、水抜き孔の 詰まり 有 無 (5)照明装置 1 照明装置の不点灯、不発光 有 無 2 照明装置の取付部の破損、変形、 さび、漏水 有 無 3 広告板底部の腐食、水抜き孔の 詰まり 有 無 (6)その他 1 付属部材(装飾、振れ止め棒、鳥 よけ、その他付属品)の腐食、破 損 有 無 2 避雷針の腐食、損傷 有 無 3 その他点検した事項 ( ) 有 無 3 写真(点検結果、改善状況)、所見 写真添付欄(点検結果、改善前後の状況) 所見等記載欄 ・点検箇所 ・点検方法 ・補修等の状況、安全上の所見 ・点検箇所 ・点検方法 ・補修等の状況、安全上の所見

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(参考1).主な屋外広

突出し広告物、独立広告物 劣化等が起こりやすい箇所を (1)突出し広告物 〈定義〉 ○「突出し広告物」とは、 使用して作成されたも り付けられたものをい 〈特性〉 ○ 突出し広告物は、風圧を にかかる負荷が大きいこ で覆われた支持部に結露 食しやすいこと、常に風 となどから、経年劣化し ■突出し広告物の各部の名称 ※ 図は、一般的な構造を示し (出典:屋外広告物点検技能講 (一社)日本屋外広告業団体 ④アンカ ① ②ブラケッ 上部構造:③④以外 支持部: ①ブラケット ②ブラケット 取付部: ③壁面 ④アンカーボ 広告板: ⑤内部鉄骨 ⑥側板 ⑦表示面板押 ⑧表示面板 (⑨広告板底 (⑩水抜き孔 照明装置:⑪電材 17

広告物の種類と劣化等が起こりやす

物(建植看板・アーチ看板)、壁面利用広告物 を以下に示す。 木又は金属等の耐久性のある材料を のであって、壁面から突き出して取 う(袖看板ともいう)。 を受けやすい形状で支持部及び取付部 こと、広告板内部やブラケットカバー 露水や浸入した水が滞水しやすく腐 風雨や直射日光等にさらされているこ しやすい。 したものであり、形状を特定するものではない。 習テキスト Ver.1.00(平成 28 年 12 月、(公社 体連合会)に加筆) ■ ③壁面 カーボルト ブラケット トカバー ⑤内部鉄骨 ⑪電材 ⑥側板 ⑦表示面板 ⑧表示面板 カバー ボルト 押さえ 底部) 孔) ⑨広告板底 ⑩水抜き孔

い箇所

物の定義及び特性、 社)日本サイン協会・ ■突出し広告物の例 骨 板押さえ 板 底部

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〈劣化等が起こりやすい箇所 (支持部・取付部) ブラケットの変形やア て起こり、広告板落下 ブラケット、アンカー の劣化等によって起こ ブラケットカバーの変 て起こり、ブラケット ーは、水抜き孔を設け によって腐食が起こり 建物壁面の躯体の鉄骨 負荷や建築材料の劣化 なる。 防水のため充填された 隙間から浸入した水で ■劣化等の状態 支持部 〈鉄骨接合部(溶接部・プレー ブラケットの腐食が進行し、劣化 した状態 ブラケットカバーに発生したさび が進行した状態 18 所〉 アンカーボルトのゆるみ・脱落は、荷重、振 下の要因となる。 ーボルトの腐食は、部材同士の隙間に浸入し こり、広告板落下の要因となる。 変形や外れは、振動によるビスのゆるみ・脱 カバー内部に水が浸入しやすい状態になる けていない場合が多く、結露水や隙間から浸 りやすく、ブラケットやアンカーボルトの腐 骨やコンクリートの老朽化(さび、ひび)は 化によって起こり、屋外広告物本体や外壁ご たコーキングの劣化は、紫外線、熱、雨水等 で支持部や取付部が腐食し、広告板落下の要 ート)の腐食、変形、隙間〉 化 ブラケットの腐食が進行し、劣化 した状態 ブラケットカ が進行した状 び ブラケットカバーに発生したさび が進行した状態 ブラケットカ た状態 振動、衝撃等によっ した水の滞水や塗装 脱落、衝撃等によっ る。ブラケットカバ 浸入した水の滞水等 腐食の要因ともなる。 は、取付部にかかる ごと落下する要因と 等によって起こり、 要因となる。 バーに発生したさび 状態 バーにさびが進行し

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■劣化等の状態 支持部が腐食した状態 取付部 〈アンカーボルト・取付部プレ 壁面に取付部の汚ダレが見られる 状態 アンカーボルトのさびが進行し、 ネジ山が欠損した状態 (広告板) ・広告板底部の腐食は、結 破損・落下や表示面板脱 び等の堆積によって起こ ・側板の変形や外れは、ビ り、側板の破損・落下、 ・側板や表示面板の継ぎ目 下の要因となる。 19 〈鉄骨接合部 ビス)のゆ 支持部が腐食した状態 ボルトのゆる レートの腐食、変形〉 る 所定の場所にアンカーボルトがな い状態 所定の場所に い状態 〈溶接部の劣化、コーキングの 劣化等〉 〈取付対象部 ブ)・取付 コーキングが劣化した状態 壁面との間に 結露水や隙間から浸入した水の滞水等によっ 脱落の要因となる。水抜き孔の詰まりは、ほ こり、広告板底部の滞水の要因となる。 ビス等のゆるみ・脱落、衝撃、表示面板の膨 表示面板の破損・脱落の要因となる。 目に生じた隙間や破損箇所は、強風時に表示 部(ボルト、ナット、 ゆるみ、欠落〉 みや欠落した状態 にアンカーボルトがな 部(柱・壁・スラ 付部周辺の異常〉 隙間が生じた状態 って起こり、側板の ほこりや剥離したさ 膨張等によって起こ 示面板の飛 散・落

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・アクリル板等の表示面板 こり、留め具が外れたり ・アクリル板等の表示面板 となる。 ■劣化等の状態 広告板 〈表示面板・切り文字等の腐食 表示面板が欠落した状態 〈側板、表示面板押さえの腐食 側板底面が腐食、破損、変形した 状態 側板底面が腐食、破損した状態 表示面板押さえが変形した状態 20 板の変形(たわみ)は、熱や吸水による膨張 り、押し広げられた側板が破損・落下する要 板の劣化は、紫外線等によって起こり、表示 食、破損、変形、ビス等の欠落〉 表示面板が外れかかり、押された 表示面板押さえが変形した状態 表示面の塗装 下も懸念され 食、破損、ねじれ、変形、欠損〉 た 側板の腐食が進行した状態 側板底面が腐食 側板底面にさびが発生した状態 側板底面が破 側板底面が欠損した状態 ビスが欠落し た状態 張・収縮によって起 要因となる。 示面板の破損の要因 装が剥離、箱文字の落 れる状態 食、破損した状態 破損した状態 し、側板が外れかかっ

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21 (照明装置) ・照明装置の取付部や周辺機器の破損、変形、さび、劣化は、熱や浸入した水、ほこり の付着、小動物の接触等によって配線不良や漏電が起こり、照明の不点灯の要因とな る。ひいては火災や感電等の事故の要因となる。 ■劣化等の状態 照明装置 〈照明装置の不点灯、不発光〉 〈照明装置の取付部の破損、 変形、さび、漏水〉 ランプ球の一部が不点灯の状態 ソケットが垂れ下がった状態 (付属部材) ・振れ止め棒の外れや変形は、振動によるビスのゆるみ・脱落、衝撃等によって起こり、 支持部の強度が保てず広告板落下の要因となる。 ■劣化等の状態 付属部材 〈付属部材の腐食、破損〉 振れ止め棒が変形した状態

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22 (2)独立広告物(建植看板・アーチ看板) 〈定義〉 ○「独立広告物」とは、木又は金属 等の耐久性のある材料を使用して 作成されたものであって、地上に 建てられたものをいう(建植看板、 野立看板、自立広告物、または形 状によりポール看板ともいう。た だし、「アーチ看板」を除く)。 ○「アーチ看板」とは、金属等の耐 久性のある材料を使用して作成されたものであって、路上等の空中を横断しアーチ 状に建植された物件を利用して、広告内容を表示するものをいう。基本構造は、建 植看板に準ずる。 〈特性〉 ○独立広告物(建植看板)は、風圧を受けやすい形状で支持部及び取付部にかかる負荷 が大きいこと、支柱内部に結露水や浸入した水が滞水しやすく腐食しやすいこと、 犬の尿や融雪剤等により支柱根元の腐食が促進されること、風や振動で支柱根元や 支柱・広告板接合部に金属疲労が生じることなどから、経年劣化しやすい。 ○アーチ看板は、特に、支柱内部に結露水や浸入した水が滞水しやすく腐食しやすい こと、犬の尿や融雪剤等により支柱根元の腐食が促進されることなどから、支柱根 元が経年劣化しやすい。 ■独立広告物(建植看板・アーチ看板)の各部の名称 (出典:屋外広告物点検技能講習テキスト Ver.1.00(平成 28 年 12 月、(公社)日本サイン協 会・(一社)日本屋外広告業団体連合会)に加筆) ■独立広告物(建植看板・アーチ看板)の例 建植看板 アーチ看板 ⑧広告板底部 ①基礎部分・根巻き ⑫支柱 ④内部鉄骨 ⑤側板 ⑥表示面板押さえ ⑦表示面板 ⑩電材 ⑪付属部材 上部構造: ①以外 基礎部: ①基礎部分・根巻き ⑬支柱根元 支持部: ②支柱・広告板接合部 ③支柱・付属部材接合部 ⑫支柱 広告板: ④内部鉄骨 ⑤側板 ⑥表示面板押さえ ⑦表示面板 (⑧広告板底部) (⑨水抜き孔) 照明装置:⑩電材 その他: ⑪付属部材 ②支柱・広告板 接合部 ③支柱・付属部材 接合部 ⑬支柱根元 ⑨水抜き孔 ※1 図は、一般的な構造を示したもの であり、形状を特定するものではない。 ※2 アーチ看板は、建植看板を準用する。

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〈劣化等が起こりやすい箇 (基礎部・上部構造) ・支柱根元内部の腐食 支柱根元付近からの 等によって促進され ・支柱と基礎部分・根 の影響によって起こ 内部で腐食が進行し ■劣化等の状態 基礎部・上部構造 〈上部構造全体の傾斜、ぐらつ き〉 上部構造全体が傾斜した状態 根巻きコンクリートが劣化し、欠 けた状態 支柱根元の腐食が進行した状態 23 箇所〉 食は、結露水や隙間から浸入した水の滞水等 の転倒の要因となる。支柱根元外側の腐食は れることがある。 根巻きに生じた隙間、支柱のぐらつきは、振 こり、基礎コンクリートにひびや剥離が発生 し、支柱根元付近からの転倒の要因となる。 つ 〈基礎のクラック、支柱と根巻きとの隙間、支 根巻きと支柱との隙間があり、さ びが進行した状態 基礎にクラッ 〈鉄骨のさび発生、塗装の老朽化〉 欠 支柱、ベースプレート、アンカー 共にさびが顕著な状態 支柱根元の腐 支柱の腐食が進行した状態 支柱の腐食が 等によって起こり、 は、犬の尿や融雪剤 振動や雨水の滞水等 生してコンクリート 支柱ぐらつき〉 クが入った状態 腐食が進行した状態 進行した状態

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24 ■劣化等の状態 支柱の腐食が進行した状態 支柱の腐食が進行した状態 支柱にさびが発生した状態 (支持部) ・ブラケットや支柱・広告板接合部の腐食、ボルトの腐食・ゆるみ・脱落、溶接部の破 断は、部材同士の隙間に浸入した水の滞水や塗装の劣化、振動、衝撃等によって起こ り、広告板落下の要因となる。 ・ブラケットの変形は、荷重、振動、衝撃等によって起こり、広告板落下の要因となる。 ・ブラケットカバーの変形や外れは、振動によるビスのゆるみ・脱落、衝撃等によって 起こり、ブラケットカバー内部に水が浸入しやすい状態になる。ブラケットカバーは、 水抜き孔を設けていない場合が多く、結露水や隙間から浸入した水の滞水等によって 腐食が起こりやすく、ブラケットやアンカーボルトの腐食の要因ともなる。 ■劣化等の状態 支持部 〈鉄骨接合部(溶接部・プレート)の腐食、変形、隙間〉 ブラケットカバーが外れかかった 状態 支柱・広告板接合部の腐食が進行 した状態 支柱・広告板接合部にさびが発生 した状態 支柱・広告板接合部にさびが発生 した状態 支柱・ブラケット接合部が腐食し た状態 支柱・ブラケット接合部に汚ダレ が見られる状態

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(広告板) ・広告板底部の腐食は、結 破損・落下や表示面板脱 び等の堆積によって起こ ・側板の変形や外れは、ビ り、側板の破損・落下、 ・側板や表示面板の継ぎ目 の要因となる。 ・アクリル板等の表示面板 こり、留め具が外れたり ・アクリル板等の表示面板 となる。 ■劣化等の状態 広告板 〈表示面板・切り文字等の腐食 表示面の継ぎ目からさびが垂れた 状態 〈側板、表示面板押さえの腐食 側板底面の腐食が進行した状態 25 結露水や隙間から浸入した水の滞水等によっ 脱落の要因となる。水抜き孔の詰まりは、ほ こり、広告板底部の滞水の要因となる。 ビス等のゆるみ・脱落、衝撃、表示面板の膨 表示面板の破損・脱落の要因となる。 目に生じた隙間や破損箇所は、強風時に表示 板の変形(たわみ)は、熱や吸水による膨張 り、押し広げられた側板が破損・落下する要 板の劣化は、紫外線等によって起こり、表示 食、破損、変形、ビス等の欠落〉 た 外れかかった表示面板を針金で固 定した状態 シート材がは 食、破損、ねじれ、変形、欠損〉 側板の腐食が進行した状態 表示面板押さ 状態 って起こり、側板の ほこりや剥離したさ 膨張等によって起こ 示面板の飛散・落下 張・収縮によって起 要因となる。 示面板の破損の要因 がれかかった状態 えのさびが進行した

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26 (照明装置) ・照明装置の取付部や周辺機器の破損、変形、さび、劣化は、熱や浸入した水、ほこり の付着、小動物の接触等によって配線不良や漏電が起こり、照明の不点灯の要因とな る。ひいては火災や感電等の事故の要因となる。 ■劣化等の状態 照明装置 〈照明装置の取付部の破損、変 形、さび、漏水〉 〈周辺機器の劣化、破損〉 蛍光灯のホルダーが破損した状態 変圧器(トランス)のさびが進行 した状態 (付属部材) ・振れ止め棒の外れや変形は、振動によるビスのゆるみ・脱落、衝撃等によって起こり、 支持部の強度が保てず広告板落下の要因となる。 ■劣化等の状態 付属部材 〈付属部材の腐食、破損〉 幕材を張る部材が破損した状態

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27 (3)壁面利用広告物 〈定義〉 ○「壁面利用広告物」とは、木又は金属等の耐久性 のある材料を使用して作成されたものであって、 建物壁面に直接取り付けられたものをいう。 〈特性〉 ○ 壁面利用広告物は、広告板で広範囲に覆われて取 付部が外側から確認できないため、安全性の確認 が難しい。 ■壁面利用広告物の各部の名称 ※ 図は、一般的な構造を示したものであり、形状を特定するものではない。 (出典:屋外広告物点検技能講習テキスト Ver.1.00(平成 28 年 12 月、(公社)日本サイン協会・ (一社)日本屋外広告業団体連合会)に加筆) ■壁面利用広告物の例 ①壁面 ⑨電材 ②アンカーボルト ③内部鉄骨 ④側板 ⑤表示面板押さえ ⑥表示面板 上部構造: ①②以外 取付部: ①壁面 ②アンカーボルト 広告板: ③内部鉄骨 ④側板 ⑤表示面板押さえ ⑥表示面板 (⑦広告板底部) (⑧水抜き孔) 照明装置: ⑨電材 ⑨電材 ⑧水抜き孔 ⑦広告板底部

(30)

28 〈劣化等が起こりやすい箇所〉 (取付部) ・アンカーボルトのゆるみや脱落は、荷重、振動、衝撃等によって起こり、広告板落 下の要因となる。 ・アンカーボルトの腐食は、部材同士の隙間に浸入した水の滞水等によって起こり、 広告板落下の要因となる。 ・建物壁面の躯体の鉄骨やコンクリートの老朽化(さび、ひび)は、取付部にかかる 負荷や建築材料の劣化によって起こり、屋外広告物本体や外壁ごと落下する要因と なる。 ・防水のため充填されたコーキングの劣化は、紫外線、熱、雨水等によって起こり、 隙間から浸入した水で広告板内部や取付部が腐食し、広告板落下の要因となる。 ■劣化等の状態 取付部 〈アンカーボルト・取付部プレートの腐食、変形〉 取付部の腐食が進行、汚ダレが見 られる状態 金具が劣化した状態 金具が劣化した状態 〈溶接部の劣化、コーキングの 劣化等〉 〈取付対象部(柱・壁・スラ ブ)・取付部周辺の異常〉 広告板と壁面との隙間のコーキン グが劣化した状態 壁面との間に隙間が生じた状態

(31)

(広告板) ・広告板底部の腐食は、結 破損・落下や表示面板脱 び等の堆積によって起こ ・側板の変形や外れは、ビ り、側板の破損・落下、 ・側板や表示面板の継ぎ目 の要因となる。 ・アクリル板等の表示面板 こり、留め具が外れたり ・アクリル板等の表示面板 となる。 ■劣化等の状態 広告板 〈表示面板・切り文字等の腐食 表示面板が破損(ひび割れ)した状態 表示面板が変形(たわみ)した状態 〈側板、表示面板押さえの腐食 側板の腐食が進行した状態 29 結露水や隙間から浸入した水の滞水等によっ 脱落の要因となる。水抜き孔の詰まりは、ほ こり、広告板底部の滞水の要因となる。 ビス等のゆるみ・脱落、衝撃、表示面板の膨 表示面板の破損・脱落の要因となる。 目に生じた隙間や破損箇所は、強風時に表示 板の変形(たわみ)は、熱や吸水による膨張 り、押し広げられた側板が破損・落下する要 板の劣化は、紫外線等によって起こり、表示 食、破損、変形、ビス等の欠落〉 態 表示面板が変形(たわみ)した状態 表示面板が変形 態 表示面板が変形(たわみ)し、継 ぎ目に隙間が生じた状態 表示面板が外 隙間が生じた 食、破損、ねじれ、変形、欠損〉 側板底面の腐食が進行した状態 側板底面が破損 って起こり、側板の ほこりや剥離したさ 膨張等によって起こ 示面板の飛散・落下 張・収縮によって起 要因となる。 示面板の破損の要因 形(たわみ)した状態 外れかかり、継ぎ目に 状態 損した状態

(32)

30 (照明装置) ・照明装置の取付部や周辺機器の破損、変形、さび、劣化は、熱や浸入した水、ほこり の付着、小動物の接触等によって配線不良や漏電が起こり、照明の不点灯の要因とな る。ひいては火災や感電等の事故の要因となる。 ■劣化等の状態 照明装置 〈照明装置の不点灯、不発光〉 〈照明装置の取付部の破損、変 形、さび、漏水〉 〈周辺機器の劣化、破損〉 ランプ球が破損した状態 ソケットが垂れ下がった状態 配線が劣化し、ショートした状態

(33)

(参考2).安全点検に係

屋外広告物の安全性の確保 高める必要があるため、前述 検箇所・点検項目等を以下に (1)点検箇所・点検項目 〈点検箇所〉基礎部・上部 〈点検項目〉 ・上部構造全体の傾斜、 ・基礎のクラック、支柱 の隙間、支柱ぐらつき ・鉄骨のさび発生、塗装 31

係る点検箇所・点検項目

保を図る観点から、点検項目・点検内容を細 述の劣化等が起こりやすい箇所を踏まえ、安 に示す。 部構造 ぐらつき 柱と根巻きと き 装の老朽化 上部構造全体が傾斜した状態 上 基礎にクラックが入った状態 根 支柱、ベースプレート、アン カー共にさびが顕著な状態 支 状 細分化し実効性を 安全点検に係る点 上部構造全体が傾斜した状態 根巻きと支柱との隙間があ り、さびが進行した状態 支柱根元の腐食が進行した 状態

(34)

〈点検箇所〉支持部 〈点検項目〉 ・鉄骨接合部(溶接部・プ の腐食、変形、隙間 ・鉄骨接合部(ボルト、ナ のゆるみ、欠落 〈点検箇所〉取付部 〈点検項目〉 ・アンカーボルト・取付部 腐食、変形 32 プレート) ナット、ビス) 部プレートの 鉄骨接合部(溶接部)が腐食 している状態 ( 鉄骨接合部(プレート)が破 損している状態 ( ボルトのゆるみや欠落した 状態 ( 所定の場所にアンカーボル トがない状態 取 い (左図拡大) (左図拡大) (左図拡大) 取付部プレートが腐食して いる状態

(35)

33 ・溶接部の劣化、コーキングの 劣化等 ・取付対象部(柱・壁・スラブ) 取付部周辺の異常 〈点検箇所〉広告板 〈点検項目〉 ・表示面板・切り文字(※)等 の腐食、破損、変形、ビス等 の欠落 ※シート、金属板、プラスチ ック板などを切り抜いて作 った文字等。 ・側板、表示面板押さえの腐食、 破損、ねじれ、変形、欠損 取付部の溶接部が劣化して いる状態 コーキングが劣化した状態 壁面にひびが生じた状態 壁面との間に隙間が生じた 状態 表示面の継ぎ目からさびが 垂れた状態 表示面板が変形(たわみ)し た状態 表示面板押さえのさびが進 行した状態 (左図拡大)

(36)

34 ・広告板底部の腐食、水抜き孔の詰 まり 〈点検箇所〉照明装置 〈点検項目〉 ・照明装置の不点灯、不発光(※) ※電球がつかない状態を不点灯、 蛍光灯やネオンがつかない状 態を不発光という。 ・照明装置の取付部の破損、変形、 さび、漏水 ・周辺機器(※)の劣化、破損 ※分電盤、配線、変圧器(トラ ンス)、スイッチ等。 広告板底部の腐食が進行し た状態 水抜き孔が詰まった状態 (左図拡大) (左図拡大) ランプ球の一部が不点灯の 状態 ネオンの一部が不発光の状 態 ソケットが垂れ下がった状 態 ソケットが垂れ下がった状 態 変圧器(トランス)のさびが 進行した状態 配線が劣化し、ショートした 状態

(37)

35 〈点検箇所〉その他 〈点検項目〉 ・付属部材(※)の腐食、破損 ※装飾、振れ止め棒、鳥よけ、 その他付属品。 ・避雷針の腐食・損傷 振れ止め棒が変形した状態 (左図拡大) 幕材を張る部材が破損した 状態 (左図拡大)

(38)

36 (2)安全点検による確認のための留意事項 ○点検方法については、原則として、目視、打診等により、損傷、変形、腐食等の異 常の有無を確認すること。 ○安全点検実施の際は、安全点検確認書の記入を行うこと。 また、必要に応じて、点検箇所・点検項目の状態が把握できるカラー写真や補修等 を行った箇所の補修前後のカラー写真を添付すること。 (3)異常を確認した場合の対応 ○落下・転倒等のおそれがある場合には、速やかに応急措置を行い、撤去・改修等の 必要な措置を講じること。

(39)

37

(参考3).安全点検に係る現地確認方法

安全点検実施者が安全パトロール等において現地確認を行う際に、確認することが望 ましい確認箇所及び確認方法、現地確認により異常を確認した場合の対応等を以下に示 す。 (1)望ましい確認箇所と確認方法 ○現地確認では、支柱根元や支持部、広告板底部の腐食、側板等の変形・破損・部材 の欠落、表示面板の継ぎ目など、下表に示す「望ましい確認箇所・確認内容」によ り確認することが望ましい。 ○現地確認は、路上からの目視を基本とする。 ■望ましい確認箇所・確認内容 確認箇所 確認内容 突出し広 告物 独立広告 物 壁面利用 広告物 備考 基礎部・ 上部構造 1 屋外広告物本体の傾き(突出看板:建物壁 面から垂直になっているか) ○ ○ ○ 2 支柱根元の腐食、支柱と基礎部分・根巻き に生じた隙間、支柱ぐらつき ○ 支持部 1 ブラケット・取付部の腐食(建物壁面にさ びなどの汚ダレがある) ○ ○ 2 支柱・広告板接合部の腐食・がたつき(隙 間がある) ○ 取付部 1 建物壁面にさびなどの汚ダレ ○ ○ 2 屋外広告物・壁面の隙間、壁面のひび、は らみ、浮き ○ ○ 広告板 1 表示面板のひび、破損、変形(たわみ)、外 れ、継ぎ目(隙間) ○ ○ ○ 2 側板の変形(ゆがみ、隙間) ○ ○ ○ 3 側板の破損、部材の欠落 ○ ○ ○ 4 広告板底部の腐食、水抜き孔の詰まり ○ ○ ○ 照明装置 1 照明器具の傾き、外れ ※ ※ ※ 外照式 2 照明の不点灯(夜間確認) ※ ※ ※ ○印は、確認箇所・確認内容に該当する広告物の種類を示している。 ※ 照明装置が付いているもののみ。

(40)

①突出し広告物 〈特に重要な確認箇所〉 ○突出し広告物の以下の箇 ブラケット ブラケットカバー 広告板底部 水抜き孔 ■突出し広告物の特に重要な確 ブラケット ブラ 〈突出し広告物の現地確認を ○外側からブラケット、広 ーや広告板底部の腐食、 る場合には、内部や取付 ○水抜き孔が詰まっている が滞水し、広告板底部の ○表示面板の伸縮・劣化は ○照明の不点灯は、配線不 懸念される。 38 箇所は、特に重要な確認箇所である。 確認箇所 ラケットカバー 広告板底部 を行う上でのポイント〉 広告板内部、取付部が確認できない場合には 壁面のさび等の汚ダレが目安となる。こう 付金具等外側から見えない場所で腐食の進行 る場合には、さびの剥離が生じる著しい腐食 の腐食の進行が懸念される。 は、アクリル板等の表示面板の変形(たわみ 不良や漏電等に起因する場合があるため、電 水抜き孔 は、ブラケットカバ した状態が見られ 行が懸念される。 食、広告板内部に水 み)が目安となる。 電気設備の不具合が

(41)

■突出看板における危険な状態の 1.上部構造 屋外広告物本体の傾き 3.取付部 壁面の汚ダレ 側板・表示面板押さえの変形・破 損・部材の欠落 その他 (塗装剥離、腐食など) 39 の代表的な例 2.支持部 ブラケット・取付部の腐食(ブラケ ット) ブラケット・ ケットカバー 4.広告板 屋外広告物・壁面の隙間、壁面のひ び、はらみ、浮き 表示面板のひ わみ)、外れ、 破 広告板底部の腐食 水抜き孔の詰 5.照明装置 照明器具の傾き、外れ 照明の不点灯 取付部の腐食(ブラ ー) ひび、破損、変形(た 継ぎ目(隙間) 詰まり 灯

(42)

②独立広告物(建植看板・ア 〈特に重要な確認箇所〉 ○独立広告物(建植看板)の は、特に重要な確認箇所 お、アーチ看板の特に重 所は、支柱根元である。 支柱根元 支柱・広告板接合部 〈独立広告物(建植看板・ア ○外側からブラケット、支 ラケットカバーや広告板 なる。こうした状態が見 腐食の進行が懸念される ○水抜き孔が詰まっている が滞水し、広告板底部の ○表示面板の伸縮・劣化は ○照明の不点灯は、配線不 懸念される。 40 ーチ看板) 以下の箇所 所である。な 重要な確認箇 ーチ看板)の現地確認を行う上でのポイン 支柱・広告板接合部、広告板内部が確認でき 板底部の腐食、支柱・広告板接合部のさび等 見られる場合には、内部や取付金具等外側か る。 る場合には、さびの剥離が生じる著しい腐食 の腐食の進行が懸念される。 は、アクリル板等の表示面板の変形(たわみ 不良や漏電等に起因する場合があるため、電 ■独立広告物の特に重要な確認 支柱根元 支 ト〉 きない場合には、ブ 等の汚ダレが目安と から見えない場所で 食、広告板内部に水 み)が目安となる。 電気設備の不具合が 認箇所 支柱・広告板接合部

(43)

■独立広告物(建植看板・アーチ 1.基礎部・上部構造 屋外広告物本体の傾き 2.支持部 ブラケット・取付部の腐食(ブラ ケットカバー外れ) 広告板底部の腐食、水抜き穴の詰 まり 41 チ看板)における危険な状態の代表的な例 支柱根元の腐食、支柱と基礎部分・ 根巻きに生じた隙間、支柱ぐらつき その他(支柱 3.広告板 ラ 支柱・広告板接合部の腐食・隙間 表示面板のひ わみ)、外れ、 詰 その他(塗装剥離、腐食など) 柱の腐食など) ひび、破損、変形(た 継ぎ目(隙間)

(44)

42 ③壁面利用広告物 〈特に重要な確認箇所〉 ○壁面利用広告物の以下の箇所は、特に重要な確認箇所である。 側板、表示面板押さえ 表示面板の継ぎ目 ■壁面利用広告物の特に重要な確認箇所 側板 表示面板押さえ 表示面板の継ぎ目 〈壁面利用広告物の現地確認を行う上でのポイント〉 ○外側から広告板内部、取付部が確認できない場合には、広告板底部の腐食、壁面のさ び等の汚ダレが目安となる。こうした状態が見られる場合には、内部や取付金具等外 側から見えない場所で腐食の進行が懸念される。 ○水抜き孔が詰まっている場合には、さびの剥離が生じる著しい腐食、広告板内部に水 が滞水し、広告板底部の腐食の進行が懸念される。 ○表示面板の伸縮・劣化は、アクリル板等の表示面板の変形(たわみ)が目安となる。 ○照明の不点灯は、配線不良や漏電等に起因する場合があり、電気設備の不具合が懸念 される。

(45)

43 ■壁面利用広告物における危険な状態の代表的な例 1.上部構造 2.取付部 屋外広告物本体の傾き さびなどの汚ダレ 屋外広告物・壁面の隙間、壁面の ひび、はらみ、浮き 3.広告板 表示面板のひび、破損、変形(た わみ)、外れ、継ぎ目(隙間) 側板・表示面板押さえの変形(ゆ がみ、隙間) 側板・表示面板押さえの腐食、破 損・部材の欠落 4.照明装置 広告板底部の腐食、水抜き穴の詰 まり その他(塗装剥離、腐食など) 照明器具の傾き、外れ 照明の不点灯 ※P17~43 に掲載されている屋外広告物の事例写真については、公共施設だけでなく民間施設に おける事例も掲載しています。

(46)

44

(参考4).用語の解説

壁面利用広告物 :木又は金属等の耐久性のある材料を使用して製作されたものであって、建物壁面に取り 付けられた屋外広告物。ただし、突出し広告物を除く。 突出し広告物 :木又は金属等の耐久性のある材料を使用して製作されたものであって、壁面から突き出し て取り付けられた屋外広告物。 独立広告物 :木又は金属等の耐久性のある材料を使用して製作されたものであって、地上に建てられた屋 外広告物。 内部点検 :外側から目視で確認できない箇所について、カバーを開けたり機器等を用いて内部の状況を確 認する点検。 除却:広告物を撤去すること。

(47)

45

主な参考・出典図書

1.オーナーさんのための看板の安全管理ガイドブック (屋外広告物適正化推進委員会 平成27年 9月) 2.屋外広告物の安全点検に関する指針(案) (国土交通省 都市局 公園緑地・景観課 平成29年 7月) 3.九都県市首脳会議による屋外広告物の安全管理の強化に向けた取り組みに関するリーフ レット (埼玉県 都市整備部 田園都市づくり課)

(48)

改版履歴 平成31年 3月 初版

三郷市屋外広告物安全管理マニュアル【公共版】

作 成 日:平成31年 3月 編集・発行:埼玉県三郷市花和田648番1 まちづくり推進部 都市デザイン課 都市計画係 電 話:048-930-7740 F A X:048-953-8981 U R L:http://www.city.misato.lg.jp/4530.htm

参照

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