全国フォーラム2015「暮らしと人生の再設計」〜医療も・介護も・住まいも〜
220
0
0
全文
(2) 事業報告書 【タイトル】 「暮らしと人生の再設計」~医療も・介護も・住まいも~ 【日時】 平成 27 年 11 月 8 日(日) 10:00~17:15 【場所】 一橋大学 国立西キャンパス本館 【参加者】336 名 【内容】 1.実践報告 10:00~11:40 『ホンネで語ろう「生き方・逝き方」』 秋山 正子 氏 (東京都・新宿区「暮らしの保健室」代表) 市原 美穂 氏(認定NPO法人ホームホスピス宮崎理事長/ 全国ホームホスピス協会理事長) 園田 眞理子 氏(明治大学理工学部建築学科教授) コーディネーター. 迫田 朋子 氏(NHKプロデューサー). 2.ランチョンセミナー 11:50~12:20 (1) 『認知症とともによりよく生きる』 木之下 徹 氏(のぞみメモリークリニック院長) (2) 『認知症「噛んで食べる」ことの意味』 大川 延也 氏(大川歯科医院 院長) 3.シンポジウム (1)シンポジウム1. 『どうする地域包括ケア体制作り』 12:40~15:00 迫井 正深 氏. (厚生労働省 医政局 地域医療計画課長. 西山 隆 氏 (和光市北地域包括支援センター センター長) 小宮山 恵美 氏 (東京都北区健康福祉部 介護医療連携推進・介護予防担当課長) 宮島 渡 氏(長野県上田市 コーディネーター. アザレアンさなだ総合施設長). 山路 憲夫 氏 (白梅学園大学 教授 / 当会・副会長).
(3) (2)シンポジウム2 『障害者差別解消法、どう進めるか!』 13:00~15:00 野沢 和弘 氏(毎日新聞論説委員(前差別禁止部会委員)) 小笠原 隆 氏(障がい者支援施設黄金荘副施設長 兼地域支援センターひらいずみ 所長) 川口 有美子 氏(日本 ALS 協会 理事) コーディネーター. 伊東 弘泰 氏(日本アビリティーズ協会 会長 /当会・副会長). 4.分科会 15:00~17:15 分科会 1 『その時をどう迎えるか』 山崎 章郎 氏(在宅療養支援診療所ケアタウン小平クリニック 院長) 太田 秀樹 氏(全国在宅療養支援診療所連絡会 事務局長 / アスムス理事長) コーディネーター. 箕岡 眞子 氏(東京大学大学院 客員研究員 / 日本臨床倫理学会 総務 担当理事). 分科会 2 『いつまでも食べられる暮らし』 戸原 玄 氏 (東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 准教授) 時田 純 氏 (小田原市 潤正園 理事長) 山口 朱見 氏 (医療法人財団 千葉健愛会 あおぞら診療所 歯科衛生士) コーディネーター. 矢澤 正人 氏 (新宿区健康部 参事). 分科会 3 『サ高住と宅老所の「住まい」に学ぶ』 辻. 哲夫 氏 (東京大学高齢社会総合研究機構). 西田 京子氏 (NPO 法人「たすけあい佐賀」理事長) 石田 幸子氏 (株式会社アルワン社長) コーディネーター. 浅川 澄一 氏.(福祉ジャーナリスト、元・日本経済新聞社編集委員). 分科会 4 『救急車に頼らないー訪問看護の役割と課題-』 椎名 美恵子 氏 (東京訪問看護ステーション協議会 副会長 / 訪問看護ステーションみけ 所長) 三上 はつせ 氏 (新田クリニック 看護師長) 吉井 靖子 氏 (高齢者総合ケアセンターこぶし園 施設長) コーディネーター. 西田 伸一 氏 (西田医院 院長). 分科会 5 『福祉用具の重要性と課題』 東. 祐二 氏 (厚生労働省老健局高齢者支援課 福祉用具・住宅改修指導官・介護 ロボット開発普及推進官). 加島 守 氏 (高齢者生活福祉研究所 所長 PT).
(4) 岡田 豊博 氏(パナソニックエイジフリーライフテック㈱ 東日本営業部 部長) 石山 麗子 氏(東京海上日動ベターライフサービス シニアケアマネージャー) 東畠 弘子 氏(国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 准教授) コーディネーター. 武原 光志 氏 (特別養護老人ホーム光の苑施設長 /当会・副会長) 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による. 【感想】 第 2 回を迎えた全国フォーラムは、前回と同様に各地の会員、友好団体、関連の学会、交 流グループが一堂に会し、 それぞれの実践を報告しながら、連携と統合を目指す試みでした。 「暮らしと人生の再設計」をメインテーマに掲げたのは、私たちが「過度の病院頼み」 「過 度の福祉施設頼み」から脱却し、自宅や自宅に近い環境で、地域の支えを得ながら、暮らし と人生をまっとうしたい、と願うからであります。私たち自身が、「暮らしと人生」をもう いちど見つめ直し、地域の中でどう生きていくのか、そのために、どんな支え合いを、いか に創り出すのか、初心に返り問い直し、論じるべき課題は、地域の新たな「医・食・住」の 在り方や、 障害者差別解消法の具体化などです。それらの先駆的な理念と実践を互いに学び、 自分たちの地域に持ち帰り、市民運動を広げ、深めていくことを目指しました。 実践報告では、マギーズセンターの考えを基に作られ、地域包括ケアの一環としての生活 支援や介護予防の在り様、在宅医療連携拠点としての機能や事例検討を通して地域に情報 発信してきた「暮らしの保健室」(新宿区) 。ここでの「代わりにやってあげる」ではなく、 「本人が自分の力を取りもどせるよう手伝う」という新しい相談支援のかたちを実践し、在 宅医療連携拠点のモデルとしての活動から、住み慣れた地域で最期まで暮らし続けること を支える訪問看護・在宅医療の在り方を示してくれました。空いている民家を活用して、住 人も家族もスタッフも疑似家族として共に暮らす、もう一つの家「ホームホスピスかあさん の家」 (宮崎市)では、居心地の良さ、最後まで普通に暮らすことを支え合い、日常生活の 中で幸せを感じることができるよう、あえて民家を使用している。その中で本人の意思を尊 重した個別ケアの在り方や、インフォーマルサービスを補完するためにフォーマルサービ スを活用するという逆転の発想を話され、参加者から共感を得ていた。看取りとは医療では なく文化であり、死を肯定的に考え、本人やその家族が安心して最後を迎えるために、どう すればよいのか?「逝く人」のケアは、今を「生きる人」のケアであり、そのことが地域社 会の中で暮す人の生き方に広がっていくという言葉が大変印象に残りました。 シンポジウム「どうする地域包括ケア体制作り」では、厚生労働省の迫井課長より現状の 考えと課題について説明をして頂きました。そして埼玉県の和光市モデルと言われている 行政のマクロの計画と地域包括のミクロのケアマネジメント支援、そしてその中心となる.
(5) コミュニティケア会議の取り組み、東京都北区の高齢者あんしんセンター、在宅介護・医療 連携推進会議に成果と課題や、長野県上田市の事業所であるアザレアン真田による地域包 括ケア体制づくりについて発表された。地域の中で生活の視点でケアするまちづくりが重 要であり、そのためにどのようなご当地システムを創るのか、そのために在宅医療・介護連 携や他職種連携の必要性を改めて考えてシンポジウムになりました。 訪問看護、食事、看取り、住まい、福祉用具の5つの分科会を行い、地域で先駆的な取り 組みをされている方々からの発表と、参加者からの積極的な質問、意見の中で、大変前向き な議論が交わされました。とくに看取りに関わる「その時をどう迎えるか」では具体的な専 門職の関わりについて、突っ込んだ議論も深められ、参加者からは高い評価を受けました。 全国(北海道から九州)から多くの講師に登壇して頂き、議論を通じて知り合えたことで 新たなネットワークの構築にもつながりました。福祉フォーラム・ジャパンの目的でもある 多職種の交流の場(フォーラム)としても今回大きな成果になりました。今後も各地域でこ のようなフォーラムの開催を進めていきたいと確認しました。開催にご協力いただいた勇 美財団に改めて感謝申し上げます。.
(6) ~医療も・介護も・住まいも~ 2015 年 11 月 8 日(日) 一橋大学. 国立西キャンパス. 本館 2 階・3 階. 【主催】 NPO 法人 福祉フォーラム・ジャパン 【共催】 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 【後援】 障害者の差別の禁止・解消を推進する全国ネットワーク、日本臨床 倫理学会、国立市.
(7) 目次 スケジュール ··························· 1 会場案内図. ·························· 2. 大会長挨拶. ······················ 4. 実践報告 ホンネで語ろう「行き方・逝き方」 ········ 5 ランチョンセミナー1. ················· 26. ランチョンセミナー2 ·················· 27 シンポジウム1 どうする地域包括ケア体制作り ······ 28 シンポジウム2 障害者差別解消法、どう進めるか! ···· 30 分科会1 その時をどう迎えるか ············· 31 分科会2 いつまでも食べられる暮らし ·········· 32 分科会3 サ高住と宅老所の「住まい」に学ぶ ······· 33 分科会4 救急車に頼らない -訪問看護の役割と課題— ·· 34 分科会5 福祉用具の重要性と課題 ············ 35.
(8) スケジュール 10:00~11:40. 11:50~12:20. 12:40~15:00. 15:15~17:15. 21 番. 実践報告. ランチョンセミナー1. シンポジウム1. 分科会4. 教室. ホンネで語ろう. 認知症とともによりよ. どうする地域包括ケア体. 救急車に頼らない. 「生き方・逝き方」. く生きる. 制作り. ー訪問看護の役割と課題-. 秋山 正子 市原 美穂 園田眞理子 コーディネーター 迫田 朋子 座長 宮武 剛 22 ・. 氏 氏 氏. 木之下 徹 氏 座長/西田 伸一氏. 氏 氏. 迫井 正深 東内 京一 小宮山恵美 宮島 渡 コーディネーター 山路 憲夫. 吉井 靖子 氏 椎名美恵子 氏 三上はつせ 氏 コーディネーター 西田 伸一 氏. 氏 氏 氏 氏 氏. 福祉機器展示・書籍販売. 23 番 教室. 11:15~14:00. お弁当配布・回収. 24 番. 分科会2. 教室. いつまでも食べられる暮 らし 戸原 玄 時田 純 山口 朱見 コーディネーター 矢澤 正人. 氏 氏 氏 氏. 26 番. ランチョンセミナー2. 分科会1. 教室. 認知症「噛んで食べる」. その時をどう迎えるか. ことの意味. 山崎 章郎 氏 太田 秀樹 氏 コーディネーター 箕岡 眞子 氏. 大川. 延也 氏. 座長/戸原. 玄 氏. 28 番. 分科会3. 教室. サ高住と宅老所の「住ま い」に学ぶ 辻 哲夫 西田 京子 石田 幸子 コーディネーター 浅川 澄一. 33 番. 13:00~15:00 シンポジウム2. 教室. 障害者差別解消法、どう. 1. 氏. 分科会5 福祉用具の重要性と課題 東. 進めるか! 野沢 和弘 川口 有美子 小笠原 隆 コーディネーター 伊東 弘泰. 氏 氏 氏. 氏 氏 氏 氏. 祐二 氏. 加島 守 岡田 豊博 石山 麗子 東畠 弘子 コーディネーター 武原 光志. 氏 氏 氏 氏 氏.
(9) 会場案内図. ランチョン1・ シンポジウム1・ 分科会 4. 機器展示・書籍販 売・お弁当配布. 機器展示・書籍販 売・お弁当配布. 分科会 2. 分科会 3 ランチョン 2・分科会 1. 2.
(10) シンポジウム2・ 分科会 5. 3.
(11) 大会長挨拶. 新田 國夫氏(福祉フォーラム・ジャパン副会長) 「福祉フォーラム・ジャパン」は、2009 年 11 月 27 日、東京都から認証 を得た特定非営利活動法人(NPO)です(正会員数約 200 人)。 創設の趣旨は、子育てから看取りまで、さまざまな地域の課題について、 個人やグループや団体が、この「フォーラム」(広場)に集い、より暮ら しやすい、より安心な地域づくりを話し合い、それぞれの活動を結びつけ ることです。. これまで医療・介護・障害者福祉等について、シンポジウム、研修会、 研究活動、デンマークでの介護実践研修、オランダ、スウェーデン、ドイツ、韓国等と医療・介護 での交流を積み重ねてきました。2013 年には初の全国フォーラムを開催し、500 人近い参加者を 得ました。並行して、兄弟組織の「福祉フォーラム・東北」を立ち上げ、東日本大震災の被災者支 援も続けています。 第 2 回の全国フォーラムは、隔年開催の方針通り、各地の会員、友好団体、関連の学会、交流 グループが一堂に会し、それぞれの実践を報告しながら、連携と統合を目指す試みです。 「暮らしと人生の再設計をめざして」をメインテーマに掲げたのは、私たちが「過度の病院頼 み」 「過度の福祉施設頼み」から脱却し、自宅や自宅に近い環境で、地域の支えを得ながら、暮ら しと人生をまっとうしたい、と願うからです。それは高齢者にも障害者にも生活困窮者にも共通 の願いのはずです。 いま政府・厚生労働省は、2025 年をめどに「地域包括ケアシステム」の構築を進めつつありま す。原則的に中学校校区(日常生活圏域、人口 1 万人程度)ごとに、医療や介護や様々な生活支 援サービスが適切に提供される体制づくりです。今年度から 2017 年度にかけて全国の市町村が 順次「地域包括ケア体制」構築へのスタートを切ります。いわば「地域ぐるみの支え合い」 、その ネットワーク作りと言えます。 私たちは、先行して、この支え合いのネットワーク作りを模索してきました。各地で活動する 会員たちの中には、医療法人や社会福祉法人、行政職や研究者の立場で先駆的な地域連携に取り 組んできた専門職が少なくありません。また、すでに市町村と手を携え地域包括ケア体制作りに 参画する会員も目立ちます。 この「地域社会の再構築」とも言える壮大な試みは、政府や中央省庁から市町村や地域へと押 しつけて実現可能な計画ではありません。それぞれの地域で、より多くの住民たちが自ら望まし い地域像を描き、自ら参画して築き上げていくほかない極めて難しい作業になります。 今回の全国大会では、私たち自身が、 「暮らしと人生」をもういちど見つめ直し、地域の中でどう 生きていくのか、そのために、どんな支え合いを、いかに創り出すのか、初心に返り問い直しま す。論じるべき課題は、地域の新たな「医・食・住」の在り方や、障害者差別解消法の具体化な ど多岐にわたります。それらの先駆的な理念と実践を互いに学び、自分たちの地域に持ち帰り、 市民運動を広げ、深めていくことを目標にします。. 4.
(12) 実践報告 ········································ 10:00~11:40. 21番教室. 『ホンネで語ろう「生き方・逝き方」』 住み慣れたまちで最期まで暮らしつづける、そのために医療、介護、住まいはどうあったらよ いのか。このごく自然な問いへの答えをみつけるのが、今、とても難しくなっています。 “老人漂 流”という言葉が流布し、病院から退院を迫られる、介護施設の入所待ち、足りない介護サービ ス、介護職員の不足などが指摘されています。こうした状況があることは事実ですが、しかし、 その背後にあるのは、今の私たちの社会が過度に、医療施設や介護施設に依存している現実があ るのではないでしょうか?それは、本来私たちが望んでいたことなのでしょうか?今回、登壇さ れる 3 人は、まさにホンネで語ってくださる方たちです。地域包括ケアという言葉を出すまでも なく、暮らしの視点から、住み慣れたまちで、さまざまに実践していらっしゃる方たちです。生 活の基盤である住まいについて研究、提案していらっしゃる方たちです。私たちが、暮らしと人 生を見つめなおすことで、ごく当たり前に地域にかかわり、地域社会の再構築につながってゆく、 ということを話し合う場になるのではないかと期待しています。 秋山. 正子 氏. (東京都・新宿区「暮らしの保健室」代表). ㈱ケアーズ 白十字訪問看護ステーション統括所長、暮らしの保健室 室長、NPO法人白十字在宅ボランテイア の会 理事長、新宿区介護サービス事業者協議会副会長、東京都在宅療養推進会議委員、東京都看護職員需給 見通し策定検討会委員など。NPO法人maggie’s tokyo 共同代表 ■略歴■ 秋田県生まれ 1973年聖路加看護大学卒業 関西にて臨床及び看護教育に従事。実姉の末期がんの看 取りを経験時に、在宅ホスピスケアに出会い1992年から東京都新宿区にて訪問看護を開始。2001年母体法人の 解散に伴い会社設立。現在㈱ケアーズ代表取締役、白十字訪問看護ステーション統括所長として、新宿区及び を東久留米市にて訪問看護・居宅介護支援・訪問介護の3事業を展開。2011年高齢化の進む巨大団地に暮らしの保健室開設。2015 年、四谷坂町に看護小規模多機能(複合型)ミモザの家を開設。 ■著書■「家で死ぬこと考えたことありますか?」2012年(保健同人社)、「在宅ケアのはぐくむ力」2012年(医学書院)、「在 宅ケアのつながる力」2011年(医学書院)、「在宅ケアの不思議な力」2010年(医学書院)など ■受賞■ 2009年(平成21年)11月 - 社会貢献支援財団「平成21年度 社会貢献者」表彰。2012年(平成24年)4月第8回ヘルシ ー・ソサエテイ賞 受賞 ☆ 2010年3月NHKプロフェッショナル仕事の流儀に訪問看護師秋山正子として取り上げられる。イギリスのマギーズセンターに 出会い、がん患者と家族のための新しい相談支援の形を模索。現在NPO法人maggie’s tokyoの共同代表を務める。 2011年高齢化の進む団地に「暮らしの保健室」を開設。住民の健康や介護に関する相談に応じ、地域医療連携にも関与している。 2014年9月NHKスペシャルにて「新宿“人情”保健室」としてドキュメントされる。. 市原. 美穂 氏(認定NPO法人ホームホスピス宮崎理事長/全国ホームホスピス協会理事長). 1969年 熊本県立熊本女子大学卒業、1987年 宮崎市中村東に夫が「いちはら医院」を開業し、医療現場に裏方 として携わって現在に至る。1996年「在宅ホスピスネットワーク宮崎」を任意団体で発足。1998年「ホームホス ピス宮崎」設立に参画。2002年「特定非営利活動法人ホームホスピス宮崎」理事長に就任。2004年「ホームホス ピスかあさんの家」開設。現在、宮崎市内に4か所ある。「かあさんの家」の管理者を務める。2010年 デンマ ークの高齢者福祉の理念を学び、施設など視察研修。2011年 ホームホスピス推進委員会設立。2015年 訪問看 護ステーションぱりおん開設。暮らしの保健室開設。2015年(一般社団)全国ホームホスピス協会設立し、理事 長に就任。受賞歴 2006年「毎日介護賞アフラック賞」、2008年 社会貢献者賞(社会貢献支援財団)。2009 年 新しい医療のかたち賞・受賞(医療の質・安全学会)現職:認定NPO法人ホームホスピス宮崎理事長、宮 崎大学医学部非常勤講師。「宮崎をホスピスに」プロジェクト代表。著書:共著「病院から家に帰るとき読む本」(図書出版木 星舎・編著)、「ホームホスピスかあさんの家のつくり方」(図書出版木星舎)「暮らしの中で逝く」(図書出版木星舎). 園田. 眞理子 氏(明治大学理工学部建築学科教授). 1957年石川県生まれ。1979年千葉大学工学部建築学科卒、93年千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。 (株)市浦都市開発建築コンサルタンツ、(財)日本建築センター建築技術研究所を経て、97年より明治大学 に勤務。現在、明治大学理工学部教授。博士(工学)・一級建築士。 専門は建築計画学・住宅政策論。特に高齢社会に対応した住宅・住環境計画について、多数の研究、政策提言 などを行っている。川崎市住宅政策審議会会長、東京都住宅政策審議会会長代理。主な著書に、「世界の高齢 者住宅—日本・アメリカ・ヨーロッパ」、「高齢時代を住まうー2025年の住まいへの提言」(共著)、「建 築女子が聞く 住まいの金融と税制」(共著)他。. 5.
(13) 迫田. 朋子 氏(NHKプロデューサー). 日本放送協会 制作局 エグゼクティブ・ディレクター。東京大学医学部保健学科卒。 1980年NHK入局。アナウンス室アナウンサー。その後、解説委員(医療、介護、福祉、市民活動などを担当) をへて、2003年より文化・福祉番組部で医療、福祉、介護関連の番組の制作にかかわる。 NHKスペシャル「脳死」、「人体~脳と心~」、「柳田邦男の生と死をみつめて」(放送文化基金賞)、「介 護の人材が逃げてゆく」、「セーフティーネット・クライシス」(JCJ賞)、「さまよえる がん患者」、 「権力の懐に飛び込んだ男 100日の記録」、震災後は「復興サポート」などの制作に携わる。 現在は、文化・福祉番組部に所属。. 座長. /. 宮武. 剛氏(日本リハビリテーション振興会・理事長 /当会・会長). 68年、早大政経学部卒、毎日新聞社入社、科学部長、論説副委員長などを経て、99年、埼玉県立大学教授、07 年目白大学・大学院教授、現在は大学院・客員教授。 主著 「介護保険の再出発・医療を変える、福祉も変わる」(保健同人社)、「介護保険のすべて・社会保障 再編成の幕開け」(同)、「年金のすべて」(毎日新聞社)、「Social Security in Japan」(フォーリン プレスセンター)、「現代の社会福祉・100の論点Ⅰ」「同Ⅱ」(監修及び共著、全社協)など。 社会的な活動:NPO「福祉フォーラム・ジャパン」会長、財務省「財政制度等審議会」財政分科会・共済分 科会臨時委員、厚労省「社会保障審議会」委員(年金数理部会・部会長代理)、内閣府「社会保障制度改革・ 国民会議」委員(任期満了)、毎日新聞・客員編集委員、福祉新聞・論説委員、Eテレ・ハートネットTV元「福 祉マガジン」編集長など. 6.
(14) 本音で語ろう. 生き方. 逝き方. 訪問看護と暮らしの保健室の実践から ㈱ケアーズ. 白十字訪問看護ステーション 暮らしの保健室. 室長. 統括所長 秋山. 正子. 1992 年(平成 4 年)老人保健法の改正で生まれた、当時は老人訪問看護ステーション、 その初年度から東京都新宿区にて訪問看護を実践してきた。途中、母体の医療法人解散と いう事態に会い、2001 年独立をして、目の前にいる利用者が困らないように同じ地域で訪 問看護を仲間たちと続けてきた。 自宅で最期まで暮らし続けたい人々を、たとえ一人暮らしであっても、支え続けられる ような地域になれたらとの願いは、少しづつ叶えられてきているかと手ごたえを感じてい る。医療だけではもちろんそれは叶えられない。介護との連携は不可欠であり、そのケア を届ける場所=住まいも問題になってくる。 訪問看護の経験を通して、地域の中にあるニーズに応えるという個別の訪問看護のみな らず、訪問看護に繋がっていない方々に対して、身近に訪れることができる相談支援の場 の必要性を感じ始めた。 それは、がん医療の変化に伴うものでもあった。入院期間の短縮、外来中心となって、 がんと共に生きる期間が長くなっているにもかかわらず、常に戦い抜く姿勢で、自分の人 生の設計を医療者に任せ過ぎ、その結果、最期の時間があまりにも早く唐突にやって来る ように見え、あまりにも短い期間の為に悲嘆に暮れる人々に訪問看護師として出会う事が 多くなってきたからである。これでは、患者・家族の QOL が下がった状態での機関が大き すぎる、何とかしたいと思っていたところに出会ったのがマギーズセンターだった。 英国スコットランド発祥のこのマギーズとの出会いは 2008 年に遡るが、その在り様、つ まり、患者や家族の言葉を真摯に徹底的に耳を傾け、その悩みに、伴走する姿勢で取り組 むこと。結果として、患者や家族が自分自身の力で前を向いて歩けるようになるのを助け るという、そのアプローチに日本の病院医療の中で行われている相談支援のスタイルとは 違って、本来のサポーティブケアに基づく支援のあり方だと感銘を受けた。 その考えを基に「暮らしの保健室」を 2011 年 7 月開設。その場所は高齢化率 50%を超え る都会の中の限界集落と言われる都営団地の商店街の中の一角である。その利用者の相談 内容や、地域包括ケアの一環としての生活支援や介護予防の在り様、在宅医療連携拠点と しての機能を事例検討を通して地域に情報発信してきた。 地域を耕す・・・その先に生えてくるものの中に、自分自身の生き方・逝き方を決めて いける人々が増えてくるという事実がみえたなら、これほどの事はない。そうなるには、 まだまだ時間はかかりそう。その人自身の力を信じ、力を引き出せるように、横から伴走 しながら、人生ロードを歩く先に豊かな死があるとすれば、それまでの生き方は輝くもの となる。そのお手伝いをしていきたいものである。. 7.
(15) 福祉フォーラム・ジャパン 実践報告. 暮らしと人生の再設計. ホンネで語ろう「生き方・逝き方」. 当日資料:「暮らしの中で逝くということ」 認定非営利活動法人ホームホスピス宮崎. 市原. 美穂. 1、ホームホスピスとは何か ホームホスピスは、ホスピスの理念に沿って、病や障碍があっても最期までその人らし く暮らせる「家」です。HOMEには単に家というだけでなく家族や地域という意味もあ りますから、住み慣れた地域にある自宅ではないけどもう一つの「家」ととらえ、そこに、 ケアを必要とする人が少人数でともに暮らし、その地域の保健・医療・福祉とつながって、 誰もが安心して最後まで暮らしていける地域づくりを目指す活動の拠点だと考えています。 2、ホームホスピスの理念を実現するための基本条件 一人で自立して暮らせなくなったら、できるだけ環境の変化がない所に住み替えること が重要です。ホームホスピスは既存住宅を活用していますが、この良いところは住宅環境 が変わらないと同時に、これまでここで営まれていた暮らしが活かされているという事で す。普通の民家は、家族の成長を見守ってきた空間であり地域の中での役割に対する信頼 なども含めての「住まい」です。「住まい」の条件は、そこが居心地の良い場所であること です。ちょっとした庭があり、日当たりが良く、虫の音や鳥の声など自然の気配や四季が 感じられます。そこには生活の音と匂いがあふれ、いつも人の気配が感じられ、馴染の方 がたとの団欒の場があることでしょう。 そこに住人同士が 5,6 人で共同生活を送っています。家族や友人、知人も気軽に訪問し、 住人同士がお互いに補い合っての暮らしがあります。家族と本人との繋がりが保たれる適 正な規模だと考えます。ここで、介護スタッフも、住人ととも暮らしの関係性を築いてい きます。 暮らしている人は、医療依存度の高い人や重度の介護が必要になった方々ですが、病気 はあっても病人ではなく、最後の時まで生活者として人生を全うします。ですから介護ス タッフは、一人ひとりの生活のリズムを整えて、本人の潜在能力を見極め、その力を奪わ ないように生活を支えています。この暮らしを支えるために、必要な医療は、重要度、必 要度に応じて個別のかかりつけ医と連携して提供されます。単に延命のみを目的とした医 療は避け、日常の暮らしを維持しつつ、看取りまで支える医療が提供されます。 3、人の死を受け容れ、最後まで本人と家族を支える 基本は本人が望む場所で望むようにです。自宅に帰りたいという場合には、ケアチーム がそのまま自宅での看取りを支えます。もう一つ家族が安心して、悔いのない看取りがで きるよう支えることも大きな役割です。看取りの経験がない家族も増えていますから、大 切な人の死を肯定的に受け入れることができるように配慮します。日々の生活の延長上に 看取りがありますから、本人の希望や体調を考慮しながら、人の気配の感じられる空間で、 これまでの暮らしを最後まで継続していきます。本人・家族の了解があれば、他の住人や その家族が見舞いお別れをします。 「逝く人」のケアは、今を「生きる人」のケアであり、そのことが地域社会の中で暮す 人の生き方に広がっていくと考えています。. 8.
(16) 9.
(17) 10.
(18) 11.
(19) 12.
(20) 13.
(21) 14.
(22) 15.
(23) 16.
(24) 17.
(25) 18.
(26) 19.
(27) 20.
(28) 21.
(29) 22.
(30) 23.
(31) 24.
(32) 25.
(33) ランチョンセミナー1 ······················ 11:50~12:20. 21番教室. 『認知症とともによりよく生きる』 認知症医療における目的とはなにか。ひとつは診断すること。いまひとつは医療的な介入をす ることである。認知症において、すでにあるひととおりの身体疾患ならびに精神疾患の「診療」 をそぎ落とすことから「認知症医療」の特徴が見えてくる。そこで今回は「認知症医療」の本質 を求めてその特徴、その一点に着目して考えていきたい。その過程で浮き上がった特徴とは次の ようなものとして結論づけられる。 「認知症医療」とは、本質的には、その人のよりよく生きるこ とに役立てるために行うものであり、その形はダイアログ(対話)にならざるを得ず、その際(そ の人)「に」から(その人)「と」への転回が求められる。. 木之下. 徹. 氏(のぞみメモリークリニック院長). 昭和37年1月31日生 東京大学医学部保健学科卒業、東京大学大学院医学系研究科保健学専攻 修士課程疫学(現生物統計学)教室進学、東京大学大学院博士課程保健社会学教室進学、山梨 医科大学卒業後文部教官助手勤務、国立精神神経センター武蔵病院内ミレニアムゲノムプロジ ェクトバイオスタティスティックス・バイオインフォマティックス担当非常勤研究員。2002年 医療法人社団こだま会 こだまクリニックを開院。東京都品川区で認知症の人の在宅医療に1 3年間取り組んできた。2015年その在宅診療の経験を生かし、本年1月5日三鷹市下連雀に「認 知症と生きる人々」を対象にした「のぞみメモリ―クリニック」を開院。. 座長. 西田. 伸一 氏 (西田医院 院長). 医療法人社団梟杜会理事長/調布市医師会副会長 昭和60年帝京大学医学部卒業。外科医として救急医療と集中治療に16年間従事。平成12 年より診療所を継承し現在「まち医者」15年生。「Noと言わない」ことをモットーに、「命 を救う医者」だけでなく「魂を救える医者」を目指し、外来診療、在宅医療、入院医療、地域 の社会活動に携わっている。日本在宅医学会認定専門医、日本救急医学会認定専門医、日本外 科学会認定登録医. ランチョン共催. エーザイ株式会社. 26.
(34) ランチョンセミナー2 ······················ 11:50~12:20. 26番教室. 『認知症「噛んで食べる」ことの意味』 歯科医院を訪れる患者さんは歩いて来院する健康な方たちである。しかし在宅で療養している 多くの方々は、麻痺や障害をかかえながら生活していかなくてはなりません。したがって在宅診 療は病気を診る医院診療とは異なり、療養者の生活を支える医療である。なかでも認知症の方の 場合、コミュニケーションがとれず歯科治療が非常に難しい、そのため歯科医が治療困難と放棄 してしまう、ないしは噛まなくても食べられる軟食やペースト状にして口が放置される。結果、 口腔機能の低下をまねき、低栄養から徐々に廃用、サルコペニアからロコモティブシンドローム へと最終的な生活機能低下につながっていく。今回、認知症の方々の義歯治療と同時に口腔ケア・ 口腔リハビリをおこなった3症例から「噛んで食べる」ことの重要性とその効果を供覧し、在宅 現場で活躍する皆様のご意見をお聞かせ願いたい。. 大川. 延也 氏(大川歯科医院. 院長). 1977 年 東京歯科大学 卒業。同大学歯科補綴学第 3 講座 入局 1982 年 東京都東大和市に開業。 全国訪問歯科研究会(加藤塾)所属 NPO法人在宅ケアを支える診療所・市民ネットワーク理事 加藤武彦先生(横浜市)に師事 訪問歯科治療を学ぶ。 黒岩恭子先生(茅ヶ崎市)に師事 口腔ケア・リハビリを学ぶ。. 座長 戸原 玄 氏 (東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 准教授) 歯科医師、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士、日本老年歯科医学会認定医およ び認定医指導医、日本老年歯科医学会専門医および専門医指導医 【評議員】日本摂食・嚥下リハビリテーション学会(資格制度委員・表彰委員)、日本老年 歯科医学会(摂食・嚥下リハビリテーション委員・編集委員・認定制度委員・教育・ガイド ライン委員)、日本障害者歯科学会(摂食・嚥下リハビリテーション検討委員会委員) 1997年:東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業、1998-2002年:東京医科歯科大学大学院医歯学 総合研究科老化制御学系専攻高齢者歯科学分野大学院、1999-2000年:藤田保健衛生大学医学 部リハビリテーション医学講座研究生、2001-2002年:ジョンズホプキンス大学医学部リハビ リテーション科研究生、2003-2004年:東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科 医員 2005-2007年:東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科 助手、東京医科歯科大学歯学部 付属病院摂食リハビリテーション外来 外来医長、2008-2013年:日本大学歯学部摂食機能療法学講座 准教授、2013 年-:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系口腔老化制御学講座高齢者歯科学分野 准教授. ランチョン共催. ヘルシーフード株式会社. 27.
(35) シンポジウム1 ···························· 12:40~15:00. 21番教室. 『どうする地域包括ケア体制作り』 これまで経験したことがない高齢社会をどう乗り切るのか。団塊の世代が 75 歳を迎え、さしあ たっての高齢化のピークとなる 2025 年までに地域包括ケア体制を市町村で作り上げるという方 向は明確にされた。地域医療介護推進法をはじめとした法律や制度の整備も進む。が、市町村の 動きはなお鈍い。自らの地域に合った中身づくりに苦慮しているように見える。一つの方程式に よる一つの答えだけで解決しきれない難しさが、地域包括ケアづくりにはある。 しかし一方で、埼玉県の「和光モデル」、特別養護老人ホームの解体を進めてきた新潟県長岡市 の「こぶし園」や長野県上田市の「アザレアン真田」の取り組みなどいち早く地域包括ケア体制 づくりを着々と進めてきた地域もある。中心になって進めるキーマン、そして工夫と地域のやる 気、それらが一体となって大きな成果を生み出してきた。その先進事例からどう学ぶのか。 まず厚生労働省の迫井正深・前老健課長によりこれまでの経緯と展望を、さらに「和光方式」 を進めてきた東内京一・同市保健福祉部長、東京都北区で地域包括ケア推進のコーディネーター 役を務める小宮山恵美・北区介護予防担当課長、特別養護老人ホームを解体し、小規模多機能住 宅やグループホーム、地域の居場所づくりを進める「アザレアン真田」の宮島渡・施設長により 取り組みのポイントを明らかにしてもらうことにより、地域包括ケア構築の方策と課題を明らか にしたい。 迫井 正深 氏 (厚生労働省 医政局 地域医療計画課長(前厚生労働省 老人保健課長)) 1989年~東京大学医学部医学科卒業、東大病院、虎の門病院等で外科臨床医 1992年~厚生省入省。厚生省保険局医療課、同大臣官房国際課等に配属。この間、1995~1997年、 米国ハーバード大学公衆衛生大学院留学( M P H取得) 2006年~2009年 広島県福祉保健部長。 2009年10月~厚生労働省保険局企画官 2012年9月~現職( 厚生労働省老健局老人保健課長). 東内 京一 氏 (埼玉県和光市 保健福祉部長) 埼玉県和光市役所入庁後、税務課・国民健康保険担当課等を経て、2000年より介護保険室に配属、 その後、機構改革により高齢者福祉所管と介護保険所管を統合した長寿あんしん課で課長補佐・介 護福祉担当統括主査・地域包括支援センターリーダー・後期高齢者医療担当統括主査を兼務、地域 性を重視した介護保険事業運営を中心に保健・医療・福祉政策を構築し地域包括支援体制を推進し てきた。2009年4月より厚生労働省老健局総務課課長補佐に就任、2011年4月より介護サービス調整 官、振興課課長補佐等を併任し、地域包括ケアシステムを念頭に置く介護保険法等の改正や介護保 険事業計画策定業務及び地域包括支援センター機能強化業務等に従事し、2011年10月より和光市保健福祉部長寿あん しん課長で帰任、2012年4月に保健福祉部次長を経て同年10月1日より現職となる。○これまでの経歴 厚生労働 省所管 老人保健健康増進等事業、・地域包括ケア・介護予防研修センター運営委員会委員長、・地域包括支援セン ターの在り方に関する検討委員会委員長、・認知症高齢者に対応するまちづくりチェックリスト作成委員会委員、・ 介護予防・運動器向上マニュアル作成委員会委員、・介護予防・生活機能評価マニュアル作成委員会委員、総務省所 管 自治総合センター事業、・地域の活性化に関する研究会委員など歴任。 ○2012年度 ・介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する検討会構成員。・認知症ケアパス作成のための調 査研究委員会委員長。・地域ケア会議運営マニュアル作成検討委員 ○2013年度 ・認知症ケアパスを適切に機能さ せるための調査研究事業検討会委員長。 ・地域包括ケアシステムを構築するための制度論等に関する調査研究会委員。 ○2014年度 ・高齢者の地域における新たなリハビリテーションの在り方検討会構成委員。○著書 これからの介護 予防・地域ケア(サンライフ企画出版・東内著) 介護保険の公的責任と自治体(自治体研究社・共著)地域包括支 援センター実務必携(オーム社・高橋紘士編・共著)わかりやすい介護保険法の手引き(新日本法規・共著). 28.
(36) 小宮山 恵美 氏. (東京都北区健康福祉部 介護医療連携推進・介護予防担当課長). 実家も北区、嫁ぎ先も北区の地方公務員です。熱血型北区民です。1年間病院勤務をする。 1987年4月より、東京都北区へ入区する。赤羽保健所勤務 育児グループの育成を手がける。後に、公害補償 課 健康福祉担当。滝野川保健所、滝野川保健センターでは、在宅療養者を抱える家族の会を手がける。 主査になってからは、保健所結核感染症対策係で、高校生のエイズピアカウンセリンググループを立ち上げた。 また、路上生活者の結核検診も実施した。2002年4月より、高齢福祉課へ異動。老人福祉指導主事を兼務する。 2005年7月より、高齢者虐待防止センターを立ち上げ、兼務する。2008年4月より、赤羽高齢相談係・赤羽地域 包括支援センターに勤める。2010年4月より、北区保健師の管理職として子ども家庭部男女共同参画推進課長 を拝命。2011年4月より、児童虐待対策担当課長を兼務。高齢・DV・児童と3つの虐待対応を経験する。2012 年4月より、健康福祉部副参事へ戻り、新設ポスト介護医療連携推進担当となる。2014年4月より、現職介護医療連携推進・介護 予防担当課長となる。. 宮島. 渡 氏(長野県上田市. アザレアンさなだ総合施設長). 筑波大学院人間総合科学研究科生涯発達専攻カウンセリングコース修了 1986年 社会福祉法人清風福祉会 特別養護老人ホーム恵愛荘生活 指導員。1990年 医療法人恵仁会 老人 保健施設安寿苑 介護相談員。1992年 社会福祉法人恵仁福祉協会 特別養護老人ホームアザレアンさなだ施 設長 教育歴: 日本社会事業大学専門職大学院ビジネスマネジメントコース特任教授。長野大学非常勤講師 社会 福祉学部「地域福祉実践論」。上田福祉敬愛学院 「福祉倫理」。松本短期大学 介護福祉士養成学科「認知 症の理解」。認知症介護指導者研修(東京センター、大府センター) 介護福祉士ファーストステップ研修講 師(長野、大阪、群馬、石川、富山、福井、滋賀) 主な著書:「地域でねばる」(筒井書房)、「利用者の生活を支えるユニットケア」(認知症介護研究・研修東京センター共著)、 「生活施設のケアプラン実践」(中央法規共著)、「認知症の理解」(中央法規共著)、「認知症に対する介護技術」(第一法 規共著)、「サービス付き高齢者向け住宅の意義と展望」(大成出版共著)、「ライフサポートワーク実践テキストブック」(中 央法規出版共著)、「認知症ケアの視点が変わる『ひもときシート』活用ガイドブック」(中央法規出版共著)、「認知症ライ フサポート研修テキスト」(中央法規出版 監修)、「認知症地域ケアガイドブック」(ワールドプランニング共著)、「認知 症医療」(中山書店共著)、「介護職員等実務者研修テキスト第4巻」(中央法規出版共著)、「かかりつけ医のための認知症 診療の実践〜地域連携を目指して〜(医薬ジャーナル社). 山路 憲夫 氏 (白梅学園大学 教授 / 当会・副会長) 白梅学園大学子ども学部家族・地域支援学科教授(社会保障論)、1970年慶大経済学部卒業後、毎日 新聞社社会部記者、論説委員(社会保障・労働担当)を経て、2003年より現職。厚生労働省医道審議 会医道分科会委員、同保健師助産師看護師法等の在り方に関する検討会座長などを歴任。現在は東 京都福祉サービス運営適正化委員会苦情処理担当委員、小平市と東村山市の介護保険運営協議会会 長、「NPO福祉フォーラム・ジャパン」副会長など兼務。. 29.
(37) シンポジウム2 ·························· 13:00~15:00. 33番教室. 『障害者差別解消法、どう進めるか!』 障害者団体や日本弁護士連合会などが長年にわたり運動展開してきた「障害者差別解消法」が 2013 年 6 月 に国会で成立、来年 4 月よりいよいよ施行される。国、自治体などは義務、民間事業者は当面は努力義務とさ れた。様々な分野について各省庁からガイドラインが発表された。心身に障害のある国民の基本的人権が確保 される社会の構築に向けて、差別とは何か、合理的配慮とは何か、今後明確にされ、差別のない生活、尊厳性 の確保が実現するために、課題と今後のあるべき運動展開を議論する。. 野沢 和弘 氏(毎日新聞論説委員(前差別禁止部会委員) ) 1983年毎日新聞入社、津支局、中部報道部(名古屋)を経て92年に東京社会部へ。いじめ、引き こもり、薬害エイズ、児童虐待、障害者虐待などに取り組む。社会部副部長、夕刊編集部長など を経て2009年から論説委員(社会保障担当)。 社会保障審議会障害者部会委員、内閣府障害者政策委員会委員、植草学園大学客員教授、東京 大学非常勤講師など。 主な著書に「あの夜、君が泣いたわけ」(中央法規)、「条例のある街」 (ぶどう社)、「廃墟の中の希望」「なぜ人は虐待するのか」(Sプランニング)、「わかりや すさの本質」(NHK出版)。 小笠原 隆 氏(障がい者支援施設黄金荘副施設長 兼地域支援センターひらいずみ所長) 東北福祉大学卒/ 社会福祉士/ 介護支援専門員 ・岩手県障がい福祉研修アドバイザー(障がい者相談支援従事者初任者・現任者・専門コース別 研修、サービス管理責任者研修、ケアマネジメント指導者養成研修の講師兼スーパーバイザー)・ 岩手県障がい者自立支援協議会地域移行部会 委員・一関地区障がい者地域自立支援協議会地域 生活移行部会 部会長・岩手県社会福祉士会 理事、障がい委員会 委員長 ・NPO法人みんなでつくる平泉 会員 ◇世界遺産の平泉で障がい福祉事業を推進しています。黄金荘(おうごんそう)は、平泉の黄金 文化と浄土の心を継承した誇り高いネーミングです。福祉事業は地域づくりでもあります。地域住民と一緒に町づく りや地域行事にも汗を流しています。 川口 有美子 氏 (日本 ALS 協会 理事) イギリス郊外で優雅な専業主婦をしていた1995年。突如東京在住の母がALSを発症。同年12月慌てて帰国。 自宅で看取るまでのおよそ11年間、在宅介護を経験した。当時は珍しかった在宅人工呼吸療法をそれとは知 らずに始めてしまい、2003年から支援費制度が導入されたので、いたしかたなく有限会社ケアサポートモモ 設立。介護職員による喀痰吸引の拡充を目指して2004年5月NPO法人ALS/MNDサポートセンターさ くら会をALS当事者の橋本操と設立。2006年5月日本ALS協会理事。少しだけ英語がしゃべれるということ で2007年ALS/MND国際同盟会議理事就任。2010年5月呼吸器治療の選択や介護負担を巡る家族の葛藤をつづ った『逝かない身体』で第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2013年2月立命館大学大学院先端総合学 術研究科博士課程修了。2014年1月博士論文(改稿)「生存の技法 ALSの人工呼吸療法をめぐる葛藤」で河 上肇賞奨励賞受賞。座右の銘「どうにかなるさ」。. 伊東. 弘泰 氏(日本アビリティーズ協会. 会長 /当会・副会長). アビリティーズ・ケアネット株式会社 代表取締役会長兼社長 元 内閣府・障害者政策委員会差別禁止部会副部会長 一般社団法人 障害者の差別の禁止・解消を推進する全国ネットワーク 会長 1歳でポリオにより下肢障害。1966年早稲田大学を卒業後、4月、日本アビリティーズ協会(現NPO)を設立して アビリティーズ運動を開始。「保障よりも働くチャンスを!」と宣言し、6月、障害者による障害者のための 株式会社を設立(現、アビリティーズ・ケアネット)、重度障害者を中心として、印刷業。のちに福祉用具・ リハビリ機器の開発、販売、輸出入、各種福祉施設を運営。身体障害者、知的障害者、精神・発達障害者など の一般雇用を積極的に進めてきた。1971年原健三郎労働大臣に障害者雇用に関する提言をし、障害者雇用促進法改正の検討始ま り、1975年改正法律が国会で成立する。2011年先進国並みの障害者差別禁止法の制定実現のために他の障害者団体とともに、 「JDA (障害者差別禁止法)を実現する全国ネットワーク」を結成(現 一般社団法人障害者の差別の禁止・解消を推進する全国ネッ トワーク)。現在川崎市ウェルフェアイノベーションフォーラム副会長。かわさき基準推進協議会会長。2004年から2012年まで 早稲田大学客員教授。2015年中国・烟台大学文経学院客員教授に就任。. 30.
(38) 分科会1 ······································ 15:15~17:15. 26番教室. 『その時をどう迎えるか』 人として生まれた以上、致死率は 100%であり、私たちは必ず「その時」を迎えます。最近では、オレゴン 州の 29 歳女性が医師より処方された薬物を服用して死亡した事件も世間を騒がせました。本日は、在宅ホスピ スの視点から山崎章郎氏に、在宅医療の視点から太田秀樹氏に、これまでの活動および現在の抱えている問題 点をお話しいただき、その後、今後の展望について忌憚ない意見交換をしていただきます。 臨床倫理の視点からは、用語の概念の整理をし、最期の瞬間ときまで、本人が「かけがえのない一人として自分 らしく生きる」 「尊厳をもって生きる」ことの重要性について考えてみたいと思います。人々が「Ageing toward death」と悲観的に生きるのではなく、「Ageing with dignity」という希望の灯ともしびを最期まで持って生きて いける時代を望んでいます。. 山崎 章郎 氏 (在宅療養支援診療所ケアタウン小平クリニック 院長) 1947年福島県生まれ 1975年千葉大学卒業、同大学病院第一外科、1984年より千葉県八日市場市(現 匝瑳市)市民病院消化器科医長、1991年より聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長、2005年より在宅緩 和ケア専門診療所 ケアタウン小平クリニック院長 他に、聖ヨハネホスピスケア研究所所長、日本 ホスピス緩和ケア協会理事、日本死の臨床研究会世話人代表など、主な著書に「病院で死ぬというこ と 正・続」(文春文庫)「僕のホスピス1200日」(文春文庫)「河邉家のホスピス絵日記」(共著 東京書籍)「新ホスピス宣言」(共著 雲母書房)「病院で死ぬのはもったいない」(共著 春秋社) 「家で死ぬということ」(海竜社)「死の体験授業」(サンマーク出版)など。 太田 秀樹 氏 (全国在宅療養支援診療所連絡会 事務局長 / アスムス理事長) '53年奈良市生まれ '79年日本大学医学部卒 自治医科大学大学院修了後、同大専任講師を経て、'92 年おやま城北クリニック(栃木県小山市)を開設し在宅医療に取り組む。現在隣接する栃木市、茨城 県結城市に在宅療養支援診療所を運営、機能強化型在宅療養支援診療所として在宅医療の普及をめざ し、さまざまな市民活動に参加しながらコミュニティーづくりを目指す。 医学博士・日本整形外科学会認定専門医・麻酔科標榜医・介護支援専門員。日本医師会在宅医療連絡 協議会委員、厚生労働省検討会委員、全国知事会先進政策頭脳センター委員、全国在宅療養支援診療 所連絡会事務局長など務める。'13年 厚生労働省 在宅医療推進拠点事業受託。'11年~'13年 RISTEX(科学技術振興機構)より研究受託し、在宅医療推進に関する研究活動も行っている。. 箕岡 眞子 氏 (東京大学大学院 客員研究員 / 日本臨床倫理学会 総務担当理事) 東京大学 大学院医学系研究科医療倫理学分野客員研究員、箕岡医院 院長、日本臨床 倫理学会総務担 当理事 【主な研究領域】終末期医療ケアの倫理・高齢者の介護倫理・認知症ケアの倫理 【主な著書】認知症ケアの倫理(ワールドプランニング)、私の四つのお願い(ワールドプランニン グ)、ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理(医歯薬出版)、わかりやすい倫理(ワールドプ ランニング)、蘇生不要指示のゆくえ―医療者のためのDNARの倫理(ワールドプランニング)、正し い「看取りの意思確認」の仕方(ワールドプランニング)、医療経営士テキスト、生命倫理/医療倫理-医療人とし ての基礎知識(日本医療企画)、摂食嚥下障害の倫理(箕岡真子・藤島一郎共著、ワールドプランニング). 31.
(39) 分科会2 ··································· 15:15~17:15. 24番教室. 『いつまでも食べられる暮らし』 超高齢社会において、『いつまでも食べられる』ということは、『良く生きる』ということの大切な柱です。 しかしながら、摂食嚥下機能の低下により、誤嚥性肺炎を繰り返すなど、 『いつまでも食べられる暮らし』を維 持することは、必ずしも簡単ではありません。 この分科会では、戸原氏からは、摂食嚥下支援の基本と、それを積極的に進めるためのさまざまな地域のネ ットワークの現状と今後の展望を報告していただきます。 また、時田氏から、施設において、介護食の開発・工夫を行うことにより、いつまでも口から食べることを 可能にした優れた取組みを、さらに、山口氏からは、在宅において、口腔ケアをはじめとする摂食嚥下リハビ リテーションを実践されている多職種連携の実際を報告していただきます。 今、点で始まったさまざまな取組みが、面となっていくための道筋を、皆で考えます。 戸原. 玄 氏. (東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科. 准教授). 歯科医師、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士、日本老年歯科医学会認定医および認定医指導医、日本老年歯科医 学会専門医および専門医指導医 【評議員】日本摂食・嚥下リハビリテーション学会(資格制度委員・表彰委員)、日本老年歯科医学会(摂食・嚥下リハビリ テーション委員・編集委員・認定制度委員・教育・ガイドライン委員)、日本障害者歯科学会(摂食・嚥下リハビリテーショ ン検討委員会委員) 1997年:東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業、1998-2002年:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系専攻高 齢者歯科学分野大学院、1999-2000年:藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座研究生、2001-2002年:ジョンズ ホプキンス大学医学部リハビリテーション科研究生、2003-2004年:東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科 医員 2005-2007年:東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科 助手、東京医科歯科大学歯学部付属病院摂食リハビリテーショ ン外来 外来医長、2008-2013年:日本大学歯学部摂食機能療法学講座 准教授、2013年-:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御 学系口腔老化制御学講座高齢者歯科学分野 准教授. 時田 純. 氏. (小田原市. 潤正園. 理事長). 1949年から63年まで小田原市職員、1963年から75年まで小田原市議会議員、1977年社会福祉法人小田原福祉会 を設立、理事長に就任、現在に至る。1978年、特別養護老人ホーム潤生園を開設、施設長に就任。1985年、高 齢者総合福祉施設潤生園に改称 園長に就任、現在に至る。小田原市介護認定審査会副会長、神奈川県老人ホ ーム協会会長、全国老人福祉施設協議会副会長、神奈川県福祉施設士会会長等を歴任、現在、一般社団法人24 時間在宅ケア研究会理事長、一般社団法人日本介護福祉経営人材教育協会副代表理事・日本認知症ケア学会名 誉会員. 山口 朱見 氏. (医療法人財団 千葉健愛会 あおぞら診療所. 歯科衛生士). 日本大学松戸歯学部附属歯科衛生専門学校卒業。日本大学松戸歯学部付属歯科病院勤務。一般歯科診療所勤 務。オーストラリアにて、赤十字ボランティア(認知症病棟でのマッサージ、デイサービス)に携わる。 訪問歯科にて訪問口腔ケアに携わる。2011年~ あおぞら診療所勤務。 日本歯科衛生士会理事 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 介護支援専門員. 矢澤. 正人. 氏(新宿区健康部 参事). 1978年に、東京医科歯科大学歯学部を卒業後、同大学予防歯科学講座の大学院で、むし歯予防の研究を行う。 1982年、博士課程を修了後、公衆歯科衛生の現場での活動を希望し、東京都杉並区南保健所に勤務。杉並区に おける寝たきり高齢者の在宅歯科訪問診療の事業化に携わる。2000年、東京都多摩小平保健所に勤務。2005年、 東京都多摩立川保健所に異動し、北多摩西部保健医療圏の摂食・嚥下機能支援事業を開始する。2012年、新宿 区健康部に異動。現在、新宿区ごっくんプロジェクト(摂食・嚥下をテーマとしたリハビリテーション連携モ デル事業)を進めている。 【委員等】東京都福祉保健局歯科保健目標検討部会委員(平成26年4月~平成28年3月)、東京都在宅療養推進 会議訪問看護推進部会委員(平成26年6月~)、自殺総合対策東京会議若年層対策分科会委員(平成26年3月~)、 新宿区予防接種健康被害調査委員会委員(平成25年10月~) 【役職等】東京医科歯科大学非常勤講師、社会歯科学研究会副会長 【所属学会】日本口腔衛生学会、日本公衆衛生学会(評議員・日本公衆衛生雑誌査読委員:平成24年4月~))、日本障害者歯科 学会、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会、【執筆】食べることの意味を問い直す~物語としての摂食・嚥下~(共著)ク リエイツかもがわ. 32.
(40) 分科会3 ··································· 15:15~17:15. 28番教室. 『サ高住と宅老所の「住まい」に学ぶ』 第2の自宅は「ケア付き住宅」 地域包括ケアシステムをどのように組み立て、作り上げていくか。目標の 2025年までに、全国の市町村自治体をはじめ施設や在宅サービス事業者には、大きな課題が突きつけられ ている。「植木鉢モデル」でも明らかなように、地域包括ケアの基盤となるのは「住まい」である。医療 や生活サービスなど5つの構成要素の中で最も重要だと言われる。厚労省が国交省と連携して初めて「住ま い」が高齢者ケアに取り込まれた。その具体的な政策は「サ高住」として結実。サ高住に、24時間の介護 と医療のサービスを組み合わせれば、地域包括ケアが実現できる。国交省の検討会がこれを「拠点型サ高 住」として打ち出した。小規模多機能や24時間訪問の介護サービスと訪問診療、訪問看護を集合住宅に併 設したり近隣に確保する試みは各地で始まっている。日本独特のケアスタイル「宅老所」では、介護保険 のスタート前から実現させていた。サ高住や住宅型有料老人ホーム、あるいは宅老所は第二の自宅である。 その集合住宅にどのようにして介護と医療を結びつけて「ケア付き住宅」を築いていくか。議論を深めた い。支援の選択肢が限られる特定施設の有料老人ホームや特養はもはや「ケア付き住宅」の主役ではなく なりつつある。 辻. 哲夫 氏 (東京大学高齢社会総合研究機構). 1971年東京大学法学部卒業後、厚生省(当時)に入省。老人福祉課長、国民健康保険課長、大臣官房審議官(医 療保険、健康政策担当)、官房長、保険局長、厚生労働事務次官を経て、2008年4月から田園調布学園大学 教 授、2009年4月から東京大学高齢社会総合研究機構 教授を務める。現在、東京大学高齢社会総合研究機構 特 任教授。厚生労働省在任中に医療制度改革に携わった。編著書として、「日本の医療制度改革がめざすもの」 (時事通信社)「地域包括ケアのすすめ 在宅医療推進のための多職種連携の試み」(東京大学出版会)「超 高齢社会 日本のシナリオ」(時評社)等がある。. 西田 京子氏 (NPO 法人「たすけあい佐賀」理事長) 神奈川県出身。結婚を機に九州に移り住む。佐賀市鍋島在住。県内の高校や予備校で化学を教える傍ら知的 しょうがい者の作業所運動にボランティアとして関わり社会福祉法人化の運動に係る。その後市民参加のた すけあい組織を設立し、「困った時はお互い様」をキャッチフレーズにさまざまなニーズに応え、しょうが い児を含む子育て支援(託児所の開設)・しょうがい者生活支援・高齢者生活支援などを展開。 社会福祉士。 佐賀県地域共生ステーション連絡会代表世話人・さわやか福祉財団インストラクター・認定NPO法人たすけ あい佐賀代表. 石田 幸子氏 (株式会社アルワン社長) 北海道小規模多機能型居宅介護事業者連絡会代表、小規模多機能型居宅介護事業者連絡会札幌理事、北海道高齢者向け事 業者連絡会副会長 1993年11月~2000年1月 民生委員 主任児童委員、1995年8月~1999年6月 市民ネットワーク北海道東区 事務局長 1998年8月~2000年8月 高齢社会を良くする札幌の会 運営委員、1998年11月~2000年8月 介護の社会化を進める1万人市 民委員会・札幌 事務局長、1999年4月~2006年6月 NPO法人北海道サポートセンター理事、1998年6月~2000年4月 札 幌市介護保険事業計画策定委員会 公募委員、1999年8月~ 長寿社会文化協会「指定居宅事業者」指導委員、2000年6月~ 特定非営利活動法人在宅介護サービス「いきいき東」 理事、1999年6月~2001年4月特定非営利活動法人介護グループ むらさき 理事、2003年1月~2009年6月 NPO法人福祉サービス評価機構Kネット理事・監事、2000年5月~NPO法人ケアサ ービスみらい理事・監事、2004年11月~2006年8月 有限会社 北のゆめ(グルプホーム)取締役員、2005年10月~2008年 有限会社 アルワン代表取締役、2007年4月~2012年5月株式会社楽明館代表取締役、2008年~株式会社アルワン高齢者・ 傷がい者下宿(5か所)介護事業所運営(小規模多機能型居宅介護・訪問介護・居宅支援事業)代表取締役. 浅川 澄一 氏(福祉ジャーナリスト、元・日本経済新聞社編集委員) 1948年東京生まれ。東京都立西高校卒。1971年、慶應義塾大学経済学部卒業後に日本経済新聞社に入社。西部 支社(福岡市)に勤務後、東京本社流通経済部で小売り・流通企業、ファッションビジネス、サービス産業な どを担当。1987年11月に月刊誌『日経トレンディ』を創刊、初代編集長。その後、流通経済部長、マルチメデ ィア局編成部長などを経て、1998年から編集委員。高齢者ケア、介護保険制度、少子化、NPOなどの分野を 担当。2011年2月、定年退社したが、引き続き同分野の取材、執筆活動中。同年5月、公益社団法人・長寿社会 文化協会(WAC)の常務理事に就任。 著書に『あなたが始めるケア付き住宅――新制度を活用したニュー介護ビジネス』(雲母書房). 33.
Outline
関連したドキュメント
参加メンバー 子ども記者 1班 吉本 瀧侍 丸本 琴子 上村 莉美 武藤 煌飛 水沼茜里子 2班 星野 友花 森 春樹 橋口 清花 山川 凜 石井 瑛一 3班 井手口 海
親権者等の同意に関して COPPA 及び COPPA 規 則が定めるこうした仕組みに対しては、現実的に機
東京 2020 大会閉幕後も、自らの人格形成を促し、国際社会や地
和田 智恵 松岡 淳子 塙 友美子 山口 良子 菊地めぐみ 斉藤 敦子.
□一時保護の利用が年間延べ 50 日以上の施設 (53.6%). □一時保護の利用が年間延べ 400 日以上の施設
◯また、家庭で虐待を受けている子どものみならず、貧困家庭の子ども、障害のある子どもや医療的ケアを必
原田マハの小説「生きるぼくら」
池田 史果 小松市立符津小学校 養護教諭 小川 由美子 奥能登教育事務所 指導主事 小田原 明子 輪島市立三井小学校 校長 加藤