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感性を育む環境教育の展開

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Academic year: 2021

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(1)感性を育む環境教育の展開            教育実践高度化専攻.        小学校教員養成特別コース.              P08055H                 小寺陽裕 I章立て. 皿研究の成果.  序章  研究を進めるにあたって. 本研究は、生活科、道徳の時間での自分の授業を通.  第I章小学校における環境教育の現状と課題. して研究を行った。.  第I章 小学校低学年における環境の学びの. ①「冬がやってくる!!」.      重要性.  生活科における「冬みつけ」の単元。ここでは、子.  第㎜章 実地研究I・皿おける環境教育の実践. どもの自然認識について考察し                   /.Iへ.      の考察. た。.  第1V章環境体験学習から見る子どもの感性. 活動1で「冬について知って.  第V章環境体験学習後における道徳の授業の実. いること」を記述させ、それら.      賎の考察. の記述をr行事に関すること」、.  終章  研究の成果と今後の課題. 「スポーツ・遊びに関するこ.   図1環鰯 出典佐島群巳,鷹蓑境教育入. 皿研究の肩的. と」、「衣に関すること」、喰.  本研究においては,現在小学枝で実践されている環. に関すること」、「住に関すること」、「自然に関するこ. 境教育を通して,環境保全に対する態度,環境問題に. と」に分類したこの分類をさらに、r行事に関するこ. 対する能力を養い,持続可能な社会を創造していく子. と」、「スポーツ・遊びに関すること」を「文化環境に. どもを育成することが大きなねらいとされている。そ. 属するもの」、岐に関すること」、r食に関すること」、. ういった子どもを育成するために,子どもの環境に対. 「住に関すること」を「文化環境に属するもの」、「自. する認識を深めなければいけない。本研究では,そう. 然に関すること」・を「自然環境に属するもの」に分類. いった認識の基盤となる感性に着目する。感性は環境. したすると、「文化環境に属するもの」の記述が62%、. に対する認識だけでなく,子どもの知識全般の基盤と. 「社会環境に属するもの」の記述が28%、「自然環境. なる。子どもの感性を育むことで,環境に対する優し. に属するもの」の記述が10%であった。このことか. い心や望ましい生命感が育っていくのではないだろう. ら、子どもの自然環境への認識の低さが分かる。. か。豊かな自然に触れ合い,感性を育み,環境に対す.  次に、活動2で「三木小学校の周りで見られる冬」. る優しい心や望ましい生命感を育むとともに,社会に. について記述をさせ、活動1と同様に分類したところ、. 「文化環境に属するもの」の記述が30%、「社会環境. おけるコミュニケーション能力や豊かな創造力なども. 養うことができるのではないだろうか。よって,道徳. に属するもの」の記述が28%、「自然環境に属するも. の時間や第3学年における環境体験学習の中から,ど. の」の記述が42%と、活動1と比較し、r自然環境に. のように感性が育まれているのか,そして,どのよう. 属するもの」の記述が増えたことが分かる。活動2を. な感性が育まれていくのかを本研究で明らかにする。. 通して、子どもは身近な場所における自然環境への認 識が高いことが分かった。 ②「メタセコイア」. 一1ユ6一.

(2)  道徳の時間における「生命尊重」、「動植物愛護」、「畏.  道徳の時間における「動植物愛護」の内容の授業で. 敬の念」の内容を取り入れた授業で、三村」・学校のシ. ある。環境体験学習後の子どもの感性のはたらきを「メ. ンボルツリーであるメタセコイアを題材として取り入. タセコイア」と同様に分類した。活動1と2で、ホタ. れたオリジナルの題材である。. ルの気持ちを考えさせることにより、子どものr心情.  活動1で、季節ごとのメタセコイアの写真を提示し、. 的感性」のはたらきが高く表れていた活動3で、「ぼ. 生命について思いを深めさせた。3枚の写真から、思. くたち・わたしたちが小さな生き物のためにできるこ. ったことを記述させ、子どもの記述をr生命的感性」、. 」とってなんだろう」という発間に対し、「生命的感性」、. 「美的感性」、「知的感性」、「心情的感性」、「社会的感. 「知的感性」、「社会的感性」が最も強くはたらいてお. 性」、r創造的感性」の感性の6つの様態に分類した。. り、他にも「創造的感性」、「美的感性」のはたらきも. その結果、葉っぱの色の変化などから、「生命的感性」、. 「メタセコイア」の時と比較し、高く表れていた。. r美的感性」、r知的感性」のはたらきによる記述が多. 自己と自然環境の在り方などの「社会的環境」さらに、. よりよい自然環境を構築するための「創造的感性」が. かった。. 高く表れたこと、自然環境に関する知識「知的感性」、. 活動2において、メタセコイアに手紙を書く活動を 行ったところ、活動1で見られたr生命的感性」、r美. 動植物の生命の認識r生命的感性」が環境体験学習に. 的感性」、「知的感性」に加え、僅かではあるが、「心膚. より育まれたのではないだろ.うか。. 的感性」、r社会的感性」のはたらきによる記述が見ら.        (損生命的感燈. れた。.         …k ⑧心備釣懸・澁. 図2 子どもの記述から読み取る感性の様態と分類「ホタルの引っ越し」.         ⑤心慨鉤鰯指≡. lV今後の課題 図2子どもの記述から読み取る感性の様態と分類「メタセコイア」.  本研究を終えて、課題として以下の2点について今. ③環境体験学習. 後は研究を深めていくら.  環境体験学習とは、「命の営みやっながり,命の大.  1点目は明確なねらいと目的を持った、授業モデル. 切さを学ぶため」の学習であり、「環境の中における,. を開発することである。そして、2点目は、子どもの. あるいは環境を用いての教育(eduCa‡iOn in Or. t㎞ough enviro㎜ent)」からの環境教育である。本研. 発達段階と感性の関係性に着目し、研究を深めていき たい。. 究では第2回(やしろの森)と第3回(有馬富士公園、. 増田ふるさと公園)を終えての振り返りシートから行.  今後も、子どもの優しい心や望ましい生命観を育む ために、研究に努めていきたい。. った。子どもの記述と挿絵を中心に考察を行った。子. V参考・引用文献. どもの記述を見てみると、活動のことを中心に書いて. ・レイチェル・カーソン,『The Sense of wonder』. おり、その記述の中から子どもの驚きや発見、さらに. 佑学杜,1991.. は挿絵の中心にある物から何を表現しているのかを捉 ・佐島群巳,『環境教育入門㌃総合的学習に生かす』. え、育まれている感性について考察した。子どもの記. 国土杜1999.. 述に見られる感性を生命的感性、美的感性、知的感性、. ・片岡徳雄,『子どもの感性を育む』日本放送出版協. 心情的感性、社会的感性、創造的感性の観点より分類. 会,1997. した。. ④「ホタルの引っ越し」. 修学指導教員初田隆 一117一.

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参照

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