感性を育む環境教育の展開
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(2) 道徳の時間における「生命尊重」、「動植物愛護」、「畏. 道徳の時間における「動植物愛護」の内容の授業で. 敬の念」の内容を取り入れた授業で、三村」・学校のシ. ある。環境体験学習後の子どもの感性のはたらきを「メ. ンボルツリーであるメタセコイアを題材として取り入. タセコイア」と同様に分類した。活動1と2で、ホタ. れたオリジナルの題材である。. ルの気持ちを考えさせることにより、子どものr心情. 活動1で、季節ごとのメタセコイアの写真を提示し、. 的感性」のはたらきが高く表れていた活動3で、「ぼ. 生命について思いを深めさせた。3枚の写真から、思. くたち・わたしたちが小さな生き物のためにできるこ. ったことを記述させ、子どもの記述をr生命的感性」、. 」とってなんだろう」という発間に対し、「生命的感性」、. 「美的感性」、「知的感性」、「心情的感性」、「社会的感. 「知的感性」、「社会的感性」が最も強くはたらいてお. 性」、r創造的感性」の感性の6つの様態に分類した。. り、他にも「創造的感性」、「美的感性」のはたらきも. その結果、葉っぱの色の変化などから、「生命的感性」、. 「メタセコイア」の時と比較し、高く表れていた。. r美的感性」、r知的感性」のはたらきによる記述が多. 自己と自然環境の在り方などの「社会的環境」さらに、. よりよい自然環境を構築するための「創造的感性」が. かった。. 高く表れたこと、自然環境に関する知識「知的感性」、. 活動2において、メタセコイアに手紙を書く活動を 行ったところ、活動1で見られたr生命的感性」、r美. 動植物の生命の認識r生命的感性」が環境体験学習に. 的感性」、「知的感性」に加え、僅かではあるが、「心膚. より育まれたのではないだろ.うか。. 的感性」、r社会的感性」のはたらきによる記述が見ら. (損生命的感燈. れた。. …k ⑧心備釣懸・澁. 図2 子どもの記述から読み取る感性の様態と分類「ホタルの引っ越し」. ⑤心慨鉤鰯指≡. lV今後の課題 図2子どもの記述から読み取る感性の様態と分類「メタセコイア」. 本研究を終えて、課題として以下の2点について今. ③環境体験学習. 後は研究を深めていくら. 環境体験学習とは、「命の営みやっながり,命の大. 1点目は明確なねらいと目的を持った、授業モデル. 切さを学ぶため」の学習であり、「環境の中における,. を開発することである。そして、2点目は、子どもの. あるいは環境を用いての教育(eduCa‡iOn in Or. t㎞ough enviro㎜ent)」からの環境教育である。本研. 発達段階と感性の関係性に着目し、研究を深めていき たい。. 究では第2回(やしろの森)と第3回(有馬富士公園、. 増田ふるさと公園)を終えての振り返りシートから行. 今後も、子どもの優しい心や望ましい生命観を育む ために、研究に努めていきたい。. った。子どもの記述と挿絵を中心に考察を行った。子. V参考・引用文献. どもの記述を見てみると、活動のことを中心に書いて. ・レイチェル・カーソン,『The Sense of wonder』. おり、その記述の中から子どもの驚きや発見、さらに. 佑学杜,1991.. は挿絵の中心にある物から何を表現しているのかを捉 ・佐島群巳,『環境教育入門㌃総合的学習に生かす』. え、育まれている感性について考察した。子どもの記. 国土杜1999.. 述に見られる感性を生命的感性、美的感性、知的感性、. ・片岡徳雄,『子どもの感性を育む』日本放送出版協. 心情的感性、社会的感性、創造的感性の観点より分類. 会,1997. した。. ④「ホタルの引っ越し」. 修学指導教員初田隆 一117一.
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