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献呈の辞

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Academic year: 2021

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献呈の辞

著者

山本 俊正

雑誌名

関西学院大学キリスト教と文化研究

18

ページ

1-2

発行年

2017-03-31

URL

http://hdl.handle.net/10236/00025662

(2)

1  畠山保男教授は、2017年3月31日をもって関西学院大学を定年によりご退職 されることとなりました。畠山先生は、2000年聖和大学人文学部キリスト教学 科教授に就任され、その後、2009年、学校法人関西学院との法人合併により、 学長直属教授として関西学院大学キリスト教と文化研究センター(RCC)の所 属となられました。爾来17年の間、聖和大学および神学部、国際学部、RCC 等 での研究、教育、後進の育成に多大な貢献をされてこられました。  畠山先生は、1976年3月に関西外国語大学英米語学科を卒業後、同志社大学神 学研究科修士課程、同博士課程へと進学されました。その後、1979年スイス・ バーゼル大学に入学、1985年に同大学に学位論文を提出、1986年にスイス・バー ゼル大学より神学博士の学位を授与されています。畠山先生は1987年より同志 社大学神学部講師、1988年より明治学院大学一般教育学部、専任講師、助教授 を経て、1992年4月より明治学院大学キリスト教研究所主任に就任されました。 また、1997年より一年間、ドイツ・ヴッパータール神学大学にて研究員を歴任 されています。先生は教会との関係において、1988年に日本基督教団より按手 礼を受け、大阪教区にて正教師となっています。それ以前の1979年には日本基 督教団西成教会の担任教師、1983年には同教団寝屋川教会の担任教師を歴任さ れ、牧会活動をされています。  畠山先生のご専門は、キリスト教神学、とりわけ組織神学に含まれる教義学、 近・現代神学、エキュメニカル神学、キリスト教倫理学と幅広く、特にショアー 以後のキリスト教神学としてユダヤ教・キリスト教・イスラームのアブラハム

キリスト教と文化研究センター長 

山 本 俊 正

献呈の辞

(3)

2 的宗教間対話に関連した論文を多数発表されています。またドイツ語での博士 学位論文は最初の著書にもなった『歴史の主に従う』(新教出版)の原本となっ ており、チェコの神学者、ヨセフ・ルクル・フロマートカの生涯と神学全体に 光りを当てた優れた研究書になっています。畠山先生はその他、数多くの研究 論文、共著、翻訳書などを出版されました。また畠山先生は、日本基督教学会、 日本バルト協会、日本組織神学学会、ボンヘッファー研究会、日本ユダヤ文化 研究会(現神戸ユダヤ文化研究会)、日本ユダヤ学会、等に所属し研究発表を行 うと共に、学会の発展に多大な貢献をされてこられました。  RCC での主要な研究活動としては、2009年に RCC が刊行した『キリスト教平 和学事典』の分担執筆をされた他、2010年より共同研究プロジェクト、「ミナト 神戸に宗教多元主義を探るー<海のシルクロード>の文化と宗教的共生」の研 究員として、神戸北野町にある宗教施設を訪問するフィールドワークに意欲的 に参画されました。研究成果をまとめて出版した『ミナト神戸の宗教とコミュ ニティー』(神戸新聞総合出版センター)で「ユダヤ人コミュニティーと神戸シ ナゴーグ」と題した章の執筆をされています。また近年の論文としては、RCC の紀要に「キリスト者とユダヤ人の関係刷新とは何の謂いか?(その一)(その 二)(その三)」の三部作を紀要第12号2011年3月発行、第14号2013年3月発行、 第18号2017年3月発行にそれぞれ発表されています。この数年間体調を崩され、 万全ではないお体の中でのご執筆による玉稿、労作に深く敬意と感謝をいたします。 畠山保男教授のご退職にあたり、RCC ならびに聖和大学、関西学院大学での教 育、研究、行政に対するご貢献に衷心より感謝の意を表し、ここに『関西学院 大学キリスト教と文化研究』の記念号を刊行し献呈できますことは大きな喜び であります。最後になりましたが、先生のご健康のご回復をお祈りすると共に、 この記念号の刊行に際してご執筆いただいた先生方、ならびに編集に携わって いただいた先生方、吉岡記念館事務室職員の方々に厚く御礼を申し上げます。 2017年2月

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