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特集「システムLSIの設計技術と設計自動化」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)Vol. 46. No. 6. June 2005. 情報処理学会論文誌. 特集「システム LSI の設計技術と設計自動化」の編集にあたって 高. 木. 直. 史†. 半導体集積回路技術の進展により,プロセッサや DSP,メ. 人材を加えた.2004 年 8 月に論文募集の公告を行い,10 月. モリ,種々の専用回路や周辺回路等からなる組込みシステム. 15 日の締め切り時に 12 件の投稿を得た.対象分野の全般か. を 1 つの LSI チップに集積することが可能となり,さまざ. ら投稿があった.それぞれの論文に対して,その内容に相応. まな「システム LSI」が開発されている.1 つの LSI チップ. しい編集委員 1 名を選定してメタレビュアとし,メタレビュ. 上に製造可能なトランジスタの数は,いわゆる「ムーアの法. アは各論文に適切な査読者を 2 名割り当て,査読者とともに. 則」に従って,1 年半で 2 倍のペースで増え続けている.こ. 論文を査読し評価した.第 1 回編集委員会を 2005 年 1 月. れは,従来の RT(Register Transfer)レベルでの設計のま. 27 日に開催し,採否と照会事項を審議し,合議によって判定. までは,1 つの LSI チップを開発する場合の設計量が,年. を行った.ここで条件付き採録と判定された論文に対しては,. 率 58%で増大していくこと意味している.さらに,システ. 査読者およびメタレビュアから提示された採録条件,コメン. ム LSI においては,1 つの LSI チップの設計は,すなわち. トを付して著者への照会を行い,修正された原稿と著者から. システムの設計であり,ハードウェアの設計だけではなく,. の回答を査読者に送付し,再度査読を依頼した.再査読結果. そのうえで動作するソフトウェアの設計も並行して進めてい. に基づき,第 2 回編集委員会を 3 月下旬に電子メールベー. く必要がある.したがって,システムレベルでの設計および. スで開催し,合議により 3 月 28 日に採否を決定した.これ. 設計検証,ハードウェア・ソフトウェア・コデザイン等が重. らの結果,5 件が論文として採録となった.採択率は 42%で. 要となっている.その一方で,半導体集積回路の微細化,動. あった.各論文の査読に,通常の論文に比べて,より専門の. 作周波数の増大により,Signal Integrity(信号完全性)の. 方々があたっており,評価が若干厳しくなっているきらいが. 確保等のために,より物理的動作を考慮した設計が求められ. あるが,その分,採録された論文は質の高いものとなってい. ている.このように,システム LSI の設計においては,従. るといえる.分野としては,ハードウェア・ソフトウェア・. 来の LSI 設計とは質的に異った技術が必要となっている.. コデザインが 2 件,動作合成が 1 件,レイアウト設計検証が. 本特集は,このシステム LSI の設計技術とその中核をな. 2 件採録された.本特集がシステム LSI の設計技術,設計自. す設計自動化技術を主な対象とするものであり,情報処理学. 動化技術の進歩,発展に貢献し,また,周辺分野の方々にこ. 会システム LSI 設計技術(略称 SLDM)研究会が企画し,. の分野に関心を持っていただく一助となれば幸いである.. 論文誌編集委員会の承認を得て,SLDM 運営委員を中心に. 最後に,本特集にご投稿いただいた著者の方々,特集編集委. 特集編集委員会を組織して,論文の公募,査読,編集を行い,. 員の方々,特に幹事を務めていただいた九州大学の松永裕介氏,. 編集結果に対する論文誌編集委員会の承認を得て,ここに発. 査読者の方々,そして学会事務局の皆様に感謝いたします.. 行に至ったものである.SLDM 研究会は,我が国における 「システム LSI の設計技術と設計自動化」特集編集委員会. 電子システムの設計自動化技術の進展を目的として 1971 年 に発足した計算機設計自動化研究委員会を源とし,その後, 時代の要請に合わせてスコープと名称を変更し,1999 年に,. • 編集長(ゲストエディタ) 高木直史 (名古屋大学). • 幹事. システム LSI の設計技術全般を含む研究分野にスコープを 拡大して,現在の名称となった.SLDM 研究会については,. 松永裕介(九州大学). • 編集委員(五十音順). http://www.ipsj.or.jp/sig/sldm/をご覧いただきたい. SLDM 研究会の企画による特集は,1999 年 4 月を最初と. 天野英晴(慶應義塾大学),伊藤和人(埼玉大学),稲森. して,2000 年 4 月,2001 年 4 月,2002 年 5 月,2003 年. 稔(NTT レゾナント) ,梶原誠司(九州工業大学) ,木村. 5 月,2004 年 5 月と毎年連続して発行され,今回で 7 回目. 晋二(早稲田大学) ,高橋篤司(東京工業大学) ,武内良典. となる.本特集の編集にあたっては,学会のゲストエディタ. (大阪大学) ,冨山宏之(名古屋大学) ,沼昌宏(神戸大学) ,. 制度を利用して,16 名からなる特集編集委員会を組織した. 編集委員には,SLDM 運営委員を中心に,特集の対象とな. 橋本昌宜(大阪大学),浜口清治(大阪大学),福井正博 (立命館大学) ,湊真一(北海道大学) ,山下茂(奈良先端. る分野のすべてをカバーできるように,運営委員以外からも. 大学). † 名古屋大学大学院情報科学研究科. 1365.

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