Title
世界経済の変貌とレジームの修正 GATTからWTOへ
Author(s)
狩俣, 真彦
Citation
沖大経済論叢 = OKIDAI KEIZAI RONSO, 18(1): 21-58
Issue Date
1994-12-10
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/6852
世界経済の変貌とレジームの修正
GATTからWTOヘ
狩俣真彦
目次 第1章イントロダクション 第2章世界経済の変貌 第1節日本経済の海外展開 第2節西太平洋地域の相互依存関係 第3節国際取引きの多様化 第3章レジームの修正 第1節前史 第2節GATTからWTOへ 第4章終章第1章イントロダクション
1995年は第2次大戦の終結から50年の節目の年に当る。この節目の年
に、戦後貿易のレジームであるGATTがWTO(世界貿易機構)に修正発足
することになった。本稿では、修正の背景、WTOの機構や機能、今後の世界
経済の見通し等について検討する。そのために、イントロダクションで全体的
展望、第2章で相互依存の深化する世界経済、第3章でWTOそのもの、第4
章で残された問題や課題等を取りあげることにする。 -21-1945年(第2次大戦終結年)の世界の名目GNPは4千2百億ドルであ った。現在のそれは、名目ドル表示で、約25兆ドルに達している。すなわち、 世界のGNPは50年間で約60倍伸びたことになる。これは世界史に類の無 い画期的な出来事である。そして世界経済のこの拡大がもたらすことになる影 響も大であるが、それについては本稿全体の文脈の中で考えていく。ここでは、 何が拡大発展をもたらしたか、という成長のけん引要因を考えてみることに する。 第1-1図表世界の貿易、直接投資、GDPの伸び(1970年=100とした数値) 2.500 2.000 1,500 1.000 500 0 19701975198019851990 注)「貿易」は世界輸入(CIF)と世界輸出(FOB)の合計額。なお,貿易の項は1989年の数値。 「直接投資(フロー)」は世界対外直接投資と世界対内直接投資の合計額。 「世界GDP」の1990年の数値は推計値。 通産省『21世紀型経済システム』226頁 第1-1図表は1970年から1990年に至る20年間の世界貿易、直接 投資、GNPの伸びを示した指数である。注’図表に依ると、この間のそれぞ れの伸びは、GNP約6倍、貿易約10倍、直接投資約19倍となっている。 この結果から見ると、貿易と直接投資が世界経済のけん引力の1つであった、 とみてよいであろう。 貿易と直接投資の伸びは、世界経済の拡大をもたらしたのみではなく、他方 で世界経済の相互依存を深めていった。そこで、今度は、相互依存の深化とい -22- 1-856 世界直接投資(フロー)’’ 〃 ’' ’ 二 ’ ’ 〃 ’ 〃 954 276 世界 房二二二二一=_=■-Tl■●● ̄●●● ̄ ̄ ̄●●● ̄C●●● ̄の○口 382  ̄● ̄ ̄ 世界GDP .ロ0 ニニニニ ▲ ■
う視点から戦後の世界経済の変化を考えてみよう。第1-2図表は、モノ、カ ネ、企業、サービス、ヒトの移動の自由化という指標によって、相互依存の深 化を段階づけたものである。勿論、5つの要素は常にいくらかの移動があり、 また常にいくらの移動の制約が残るので、段階づけも「イメージ」と考えてよ い。貿易とその金融が主になっている1-Ⅱ段階が20世紀の第3四半世紀に 対応し、直接投資やサービス貿易が盛んになるⅢ_Ⅳ段階は20世紀の第4四 半世紀に対応する。そしてV段階は相互依存の深化の到達点、すなわち超国家 の始まり、というのが筆者の相互依存理解のイメージである。そしてV段階に 至るには、「深くて暗い河」が横たわっており、それを渡り切るのは21世紀 の第3-4四半世紀になる、と考えられる。この点についても、本稿の全体の 文脈の中で考えることにする。 第1 2図表 相互依存の深化
・・代一要素一
*山本宜吉『相互依存の深化』 63頁の表よりヒントをえた。注2 ○:自由、×:不自由 -23- 年代 要素 I Ⅱ Ⅲ Ⅳ V 20世紀 第3四半世紀 モノ カネ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 20世紀 第4四半世紀 直接投 資企業 サー ビス × × × × ○ × ○ ○ ○ ○ (インタ・レグナム) 21世紀 ヒト × × × × ○次に、以上のような世界経済の拡大と相互依存の深化という背景の下で、戦 後貿易のレジームはどのような問題に逢着したか、そしてレジームはどのよう に修正されたかを考えてみよう。第1-3図表は、ウルグアイ・ラウンドを含 む最近年のガット貿易交渉における3ラウンドのカバレッジを比較したもので ある。ケネディ・ラウンド(64-67年)のカバレッジは4分野、東京ラウ ンド(73-79年)が11分野、ウルグアイ・ラウンドが20分野となって いる。つまり、これまでのラウンドでは取上げられていなかった9分野が新し
い問題として、取り上げられているのである。新分野の中で、サービス貿易
(金融、海運、放送、流通サービス等)と知的財産(特許、著作権等)の分野 で、従来のGATTの物品に関する貿易同様の最恵国待遇と内国民待遇のルー ルがWTOで確立されることになった。 第1-3図表主要なラウンドのカバレッジ(協定等が策定された分野)幾1七
臣
二
:)ウルグアイ・ラウンドと並行して交渉が行われた. 「不公正貿易報告書(1994年版)』通産省注3 -24- ケネテ'ィ・ラウンド (64~67) 東京ラウンド (73~79) ウルグアイ・ラウンド (86-94) 関税 * * * 関税評価 * * * アンチ・,ダンピング * * * スタングード * * ライセンシング * * 補助金・相殺関税描寵 * * 政府飼連 * *(注) 展藁 * * * 原竃地規剛 * 船枳Ilil検垂 * 七一フガード * TRIlIブル * 肢h繼及ぴ衣類 * ガッ卜条文 * * 紛争解決 * * 貿易政策検肘 卓 サービス、f易 * TRIP * WTO * 民間統空機 * *(注)またガットを逸脱してしまっていた、農業と繊維についてもWTOのルール が適用されることになる。農業については、国内補助金、輸出補助金、国境保 護(関税・非関税)の3分野で保護削減が図られる。繊維についてはMFA (繊維製品の貿易に関する取極)が、今後10年間でガット一般のセーフガー ド・ルールに統合されることになる。 OECDの事務局はウルグアイ・ラウンドの合意の結果を次のように評価し ている。注4 1.貿易障壁が低くなることで輸入価格と国内価格が下り、消費者の実質所 得が増える。 2.国内産業への補助金を削減することで財政負担減がもたらされる。 3.各国内ルールの確立で、企業の輸出や直接投資関連負担が減少する。 4.貿易増加により雇用増加につながる。 なお、ウルグアイ・ラウンドの結果、2,002年で世界所得が2,740億 ドル増加するが、これは当年の世界所得30兆ドルの0.9%になる、とOE CD事務局は推計している。(第1-4図表) 第1-4図表OECDによる貿易自由化の 経済効果の分析
耀川,%)
霞
'れた合怠案通りに(資料 (単 国/地域 世界計 金卜国計 (伯考)僅済効果は.92年12月に提示された合怠案通りに(資料)OECD“Asaes8mg aK工薬品と■藁分野で関税障囲と非関税陣H2が低減Rou8d” された四台の2002年時点での所得増大効果。 通産白書(平成6年)74頁 theErectsoftl泥Uruguay さて以上で検討してきたように、戦後の経済成長も相互依存の深化も、ほぼ 満足すべきものであったし、世界経済の拡大深化に合わせて遅ればせながらも -25- 国/地域 経済効果 GDP比 世界計 274.1 途上国計 OECD計 日本 EU EFTA |米国 カナダ オーストラリア及び 二二-ジーラソド 86.4 187.7 42.0 71.3 38.4 27.6 6.6 1.9 1.8 1.7 6.0 0.4 1.2 0.6貿易レジームの修正も成し遂げられた。とすると21世紀にむけて「深くて暗 い河」が横たわっている、とはどういうことであろうか。最後にこの点につい て考えてみたい。 すでに説明したように、戦後50年の世界のGNPは約60倍に伸びた。し かし各国の成長率は同じくないので、世界経済に占める大戦終結時点の各国の 地位と、50年後の各国の地位は異なったものにならざるをえない。第1-5 図表は、第2次大戦後の世界各国のGNPの推移を示している。その中で、地 第1-5図表世界各国のGNPの推移 (111位:瞳ドル) 25750 (21.8リ6) 10362 (8.8%) 2583 (2.2%) 13925 (11.8%) 117,902 (100%) 伊藤元重・通産省通商産業研究会編著注5 『貿易黒字の誤算一曰本経済のどこが問題か』94-5頁 -26- 、 1945年 195()年 l955lP 1960年 197MK 1980(IL 19119(IL 米IxI (50.8%)2.134 - 別% 86 0●0 20 4 1 4,()37 (40.0%) - 師% 04 00 56 3 1 9.812 (31.3%) (21.8%)25`750 (249%)52,0()8 小 (0.3%)l() (L6%)112 (2.247 (3.1%)431 (6.5%)2,()36 (8.8%)10,362 (13.6%)28.345 因ドイツ フランス イギリス ィタ11ア スペィン EC 11111 卯%別%叩%卯%卯% 1163115 0□●00 23720 IlIく! 710 (16.9%) 11j 狐%明%両% 232133 1 ㈹% 11 - 伯% 6 ●●c●0 34520 IIくII 1 羽% 24 L爪 l I 11 皿%肌% 4349 5 4 5 111 %仏%W% 4240 00■●● 4452l IくくくI L839 (182%) 726 (5.2%) 605 (4.3%) 729 (5.2%) 374 (2.7%) 103 (07%) O ■●●●●●●CCo●●●●● 2.723 (19.5%) ll853 (5.9%) 1,435 (4.6%) 1,247 (4.0%) 1,003 (3.2%) 370 (1.2%) 一つの●●●●●の●●●● ̄ 6,371 (20.3%) 8.171 (6.9%) 6,646 (5.6%) 5,362 (4.5%) 4.559 (3.9%) 2,121 (L8%) ●●●●●●●●●●●DOOD- (28,03823.8%) 12.008 (5.7%) 9.564 (4.6%) 8.375 (4.0%) 8,658 (」.1%) 3,767 (1.8%)  ̄・・●の●・●●●●●●。 48.537 (23.2%) カナダ (2.4%)102 (2.4%)170 (2.9%)289 (2.8%)396 (2.7%)841 (2.2%)2`583 (2.5%)5,289 中国 インド N、A、 110 (2.6%) 173 (2.4%) 200 (2.8%) 320 (3.2%) 215 (2.1%) 496 (3.6%) 314 (2.3%) 782 (2.5%) 528 (1.7%) 2,461 (2.1%) 1.732 (L5%) 4.246 (2.0%) N、A‘ 0k国 台間 ●0 AA ●● NN NN AA 23 (0.2%) 9 (0.1%) 39 (0.2%) 16 (0.1%) 88 (0.3%) 57 (0.2%) 604 (0.5%) 414 (0.4%) 2.101 (L0%) 1,500 (0.7%) ソ連 N、A、 N、A、 N、A、 NA. N・A● 13.925 (11.8%) (120%)25,000 世界全体 (〃4,200100%) (10,100100%) (13,937100%) 31,377100%) 1170902(100%) 209.051(100%)
位の変化が最大だった2ヶ国は、アメリカと日本である。しかも、両国の地位 の変化の方向は、アメリカが下方へ、日本が上方へという反対方向への移動で あった。図表によれば、1945年のアメリカのGNPは、世界の51%を占 めていた。現在その比率は25%に落ちている。逆に、日本のシェアーは、1 945年の0.3%から、14%へと上昇している。そして日米間の経済摩擦 が絶えなくなったのも事実であり、今後も曰米経済の地位の変化に伴う役割り の調整が続くことになる。 曰米の世界経済に占める地位の変化に並んで、東アジアの持続的成長の結果 が世界にもたらすであろうインパクトも大きい、と考えられる。第1に東アジ アの工業化は西欧の時代の終焉を意味する。第2に、東アジアの繁栄は日本国 内におけるアジア主義を強め、親米を弱める傾向がある。第3に、東アジアの 大国である中国の指導部にユニレタラリズムの傾向が強い。以上の特徴は、い づれも、東アジアがアメリカの覇権に対する挑戦者に転ずる可能性があること を示唆している。 第1-6図東アジアの成長経済 (%) ロロ1拍 】F[「 世界経済白書(平成6年)103頁注6 第1-6図表は、東アジア経済の成長の推移をOECDとの比較およびアジ ア各国間の比較で示している。図表では、第1にアジア経済の急速なキャッチ ・アップが示されている。第2に、アジア諸国間の成長が、ニーズ、アセアン、 中国の順序で雁行的に展開されていることが示されている。その結果、現在の -27- 1 1 F L 0 5 0 'ソ7M塵ASEAN3中国OECD Fコワ’ 代
成長率は、中国、アセアン、ニーズの順に大きくなっているのが第3の特徴で ある。 さて、キャッチ・アップに成功したアジアは、次にアメリカの覇権への挑戦 を試みることになるであろうか。その点に関して、19世紀末の歴史は「教訓」 にみちたものである。周知のように19世紀の覇権国はイギリスであり、19 世紀の後半はイギリスのリーダーシップにもとづく自由貿易(リットル・イン グランディズム)が展開された。ところが19世紀末になると、交通や通信技 術の進歩等が統一ドイツに有利に作用し、勢いを増したドイツはイギリスへの 挑戦者として振舞うことになった。 20世紀の前半は、イギリスからアメリカへの覇権の交替期に当り、覇権の 無い時代(インタ・レグナム)である。そして、その間におけるドイツの挑戦 は、第1次大戦および第2次大戦を引き起こすことになった。20世紀末に繁 栄を極める東アジアが、21世紀の世界の動乱の原因にならないように振舞う ことは、大変な難題である。「繁栄」を世界全体の中で相対的に見ると、自国 の地位を引上げ、他国の地位を引下げる、ということだからである。一国の成 ・長は世界経済に拡大効果をもたらすという「プラス・サム」な面と、各国の地 位の再編成を結果するという「ゼロ.サム」な側面をもっている。「経済成長」 と「政治的ユニレタラリズム」の調和をいかに図るか、ということは19世紀 末の難問であった。そして20世紀末にも難問である。レジーム(GATT) の修正が解答の一部となる、ことを期待したい。 -28-
第2章世界経済の変貌
「イントロダクション」で検討したように、戦後50年の世界経済の成長は 歴史的に例をみない高度なものであった。成長のけん引力となったのが貿易と 直接投資であったから、相互依存の深化がいちじるしく進んだ。本章では第1 節で曰本経済の海外展開を検討し、そのインパクトを西太洋とアジアに関連し て考える。第2次大戦終結時の日本のGNPは世界の0.3%、またアメリカ の170分の1であった。現在の日本のGNPは世界の18%、アメリカの7 割に達し、ヨーロッパ3大国のGNP合計と等しい。曰本のアジアにおけるプ レゼンスは極めて大きくなっている。 第2節では曰本に続いて雁行的に工業化を遂げつつあるアジア経済について 検討する。 第3節では直接投資や企業の移動で相互依存が深化を極める世界で、多様化 する貿易形態について検討する。ガットからWTOに移行する際に物品の貿易 に加えて、サービスと知的財産権の自由化が含まれることを念頭に入れて貿易 内容の多様化を検討する。 第1節日本経済の海外展開 最初に、日本の輸出入の世界貿易に占める比率を各国との比較で眺めてみる。 1992の世界の輸出は3兆7千5百億ドルに達した。その中で、日本を除く 東アジアの伸びが著しく世界輸出の14%を占める至った。日本のシェアーは 9%で、東アジアのシェアーは合計で23%になる。アメリカのシェア-12 %の約2倍になる。EUは域外への輸出では15%を占めるに過ぎない。輸入 については、EUが17%、アメリカが14%で、日本の6%に較べてアブソ ープション効果が大きいことがわかる。幸いにも日本以外の東アジアのアブソ ープションが15%に達し、日本の米欧との貿易摩擦を和らげる存在となって きた。将来についても、アジアとの交流が、日本経済にインパクトを増してい くことが期待される。(第2-1図表) -29-第2 1図表世界貿易に占める主要国・地域の割合 傭IL O ⑱、 ㈹ 80 20 40 72年 3,885億ドル
議霧鑿i1,
82年 1兆7,50219ドル 92年 3兆6,5060:ドル 。、 2)輸入 脚、 80 60 0 20 40 6階5 、14、。。。」qZM〃 72年 3.761健ドル菫三{二si鮒;'三三菫髪li
囮年 1兆798419ドル 92年 3兆8.461鰹ドル (衡考 1.束アジアは,NIES,ASEAN4,中国とした。 2.世界全体の輸出額と輸入額が一致しないのは,統計上の不実合による。 IMF「DOT」 通産白書(平成6年)16頁 (資料) 次に曰本の直接投資について検討する。戦後曰本は後発の工業国として、欧 米の技術をとり入れて国内で生産し、その製品を欧米に輸出するというキャッ チ・アップ型の工業化政策を進めてきた。そのために海外に製造業が進出する ことは少なかった。このような日本企業のピヘイビアは、アメリカ企業のピヘ -30-イビアと比較すると対照的によく理解することができる。 戦後イギリスに代って覇権国となったアメリカは技術、企業経営、金融等の 優位を背景にして世界最大の直接投資国に発展した。その特徴のいくつかをみ ると、直接投資の中で製造業の比率が高く(投資残高の約4割)、投資先がカ ナダ、ヨーロッパの先進国に集中している(製造業投資の約7割)等である。 つまり、曰本のように国内で生産した製品を輸出するというパターンでなく、 直接投資によって海外で生産し直接に海外市場の維持拡大を図るという戦略を とってきた。 その背景には、アメリカのもつ技術の独占的優位を維持するためには海外に ライセンスを移転するよりも、むしろ自ら海外に進出して生産、販売を行うこ とが有利だ、とする論理が通っていたと考えられる。日本の特徴は、70年代 はプロダクト・サイクルに沿ってアジアに繊維等の軽工業を移転し、80年代 には貿易摩擦を回避するためにアメリカとヨーロッパに電気機械、輸送機械を 中心とする直接投資を展開してきた。その結果として、アメリカの現地法人の 収益率は、親企業を上回っているが、日本の現地法人はアジア以外では親企業 の業績を下回っている業種がめだっている。 第2-2図表地域別製造業現地法人の収益率の業種別比較 (a)アメリカの現地法人の収益率 アジア向け(除日本)業種別売上高欧州向け業種別売上高税引後 税引後収益率(89年)利益率(89年)鶴騨一… 008 295頁注7 10 00 経済白書(平成6年) -31-
(b)曰本の現地法人の収益率(89年度→91年度→92年度) (1)アジア向け業種別売上高税引後経常利益率 qm3t9
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ロ CDQ 。’ (2)アメリカ向け業種別売上高税引後経常利益率 9鍔 I岸l■鯛■|
、三;二言鬘iiK言
,夙凶悠人 0 ・00・00・00・09・00.、・0・0・8OPOoOOol8MOOOO (3)欧州向け業種別売上高税引後経常利益率 ロ開山Eテー
経済白書(平成6年)296頁 -32-現在のアメリカの海外生産比率は28%に達しており、日本は未だ6%に過 ぎない。第2-3図表は日米の比較で輸出、直接投資収益、現地販売額を示し ている。輸出についてみると、財輸出でアメリカの75%に達しているが、サ ービス輸出が29%、その中での技術輸出のみに限ると15%に過ぎない。直 接投資収益受取では16%、現地販売では41%となっている。 1985年のプラザ合意に始まる円高で、日本の製造業の海外進出も加速的 に増加するようになり、日本国内の産業空洞化と失業増加が懸念されるように なっている。その点についても先進国アメリカの経験をレビューしておくこと は必要である。アメリカでは1980年代の前半のレーガン大統領の下で大幅 なドル高が起った。その結果、国内産業から輸入への代替が生じた。アパレル、 工作機械、民生用電気機械等の不採算部門が切り捨てられたために、生産其無 そのものが失われることになった。プラザ合意以後ドル安に戻ったにもかかわ らず、失われた生産部門は再び元に戻らないという履歴現象(ヒステリシス) の発生に見まわれることになった。 第2-3図表米国と比較した日本の輸出、 直接投資収益受取及び現地販売額(92年)
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現地販売額 L直塞」iuIl サービス 財 財・サービス輸出 (単位:10億ドル) (佃考)日本の現珀販充額は91年度・ (資料)B木瓜行「四阿収支厭叶月甸」.通坦者「我が囚企纂の海外卒■活助」.米四商務省「SCB」, 「ロ.S、DIreCtInvG8tmentAb「oad」 経済白書(平成6年)258頁 -33-第2-4図輸入浸透度の変化(80年~86年度の最大変化幅) ”犯 45度糠 25 20 15 擬醐鰔
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10 5 / ロ 051015202530 0 (傭考)アメリカ商務省「InduStriaIOutIookjにより作成. ⑪人浸透皮=的入金額/(出荷額(国内十伯H1)-曲出金額+曲入金額). 35404550S5(90 0副iii露2ii鑑メ変1噸 経済白書(平成6年)284頁 第2-4図は縦軸に輸入浸透度(国内出荷と輸入の合計に対する輸入の比率)、 横軸に業種毎の雇用減少を示してある。かなりの分野にまたがって、輸入の増 加に伴って雇用の減少がみられる。空洞化の進行である。曰本における 1985年以後の円高の過程でも海外への企業進出が増加している。本節では 曰本企業の東アジア投資の現状について概観し、次節でそのインパクトについ ては考えたい。 1985年のプラザ合意にそって円ドルレートは急速に円高に向い、 1995年はじめに1ドル=100円に達している。それに伴って、日本の直 接投資も加速度的に増加している(第2-5(a)図表)。(b)図表は、曰、 米、EUの東アジアへの直接投資フローの額を示している。1987年から 91年の間、日本の投資は圧倒的な大きさを示している。91年についてみる と、日本の投資額は59億ドルで、アメリカの2倍強、EUの4.5倍に達し ている。 -34-第2-5図日本の海外投資 (a)(b) 日木の刃外回摺役目残高と円の対ドルレートの”日本・米国・EUの東アジアへの■接12■フロー (10億ドル) (円ノドル)(1噸ドル) ] 2 2 川
]L-」L曰■
7071727]7475767778798081828]'14115116878889909192(年) (■ロ)ロ木、「■■n文HIfn■」しIMF「IFSj W888990、91(年) (■号)1.日■”う゜-18日■収支ペース.牧日12,DAE8(何日・台河・召2.1'ソガルル. 、イ・北化7)とインドルア,フィリW,中日への日侵nmのBIf、 2.EU12アイルヲン1ft除《. (白日)oEcDnDlsY」 経済白書(平成6年)(a)226頁(b)94頁 第2節西太平洋地域の相互依存関係 第2-6図表は、曰米アジア間の1980年から91年に至る間の輸出結合 度の推移を示したものである。輸出結合度とは、相手国の相対的な輸入規模を 分母にして、自国の相対的な輸出規模の中での相手国への輸出比率の大きさを はかったもので、結合度が大きい程、相互依存が深まったと考えられる。円形 の大きさは経済規模の大きさを示し、連結線の太さは結合度の大きさを、矢印 は輸出の方向を示している。 曰本とニーズはアメリカ向けの結合度がアメリカの日本・ニーズ向け結合度 より大きいが、その非対称は縮少しつつある。アメリカのASEAN向け結合 度はASEANのアメリカ向け結合度を上回るに至っている。日本とニーズ間 では日本のニーズ向け結合度が大きいが、非対称性は縮少傾向にある。曰本と -35- 00 50 00 50 00 50 0 11II1011101190II10UuIU ・400 -]30 -]00 -230 -200 -1,0 -100 ●■●●● ●0‐ 01 一 ・【] 。■■ 一 一ASEAN間では結合度が等しくなった。日本中国間でも非対称性は縮少傾向 にある。中国とニーズの結合度は相方向共に大きく、非対称性は縮少している。 総じて西太平洋の相互依存は深まっている、と結論できる。 第2-6図表西太平洋地域の輸出結合度 JBO囮 (* I蕪 119
⑭
④
(備考)1.アジア経済研究所「AIDXT」により作成 2.A国(地域)からB国(地域)への輸出結合度 I砠垣IbDRu H1/A凶(地、)の■H1全山0 ’四、A函■nUh瓜】 なお、下線部分はA国(地域)の愉出相手全体の輸入規模を示したものであ るため、世界輸入からA国(地域)の輸入を除く必要がある。しかし、Aが 地域の洛合、同一地域の他の鰭国は輸出相手国となるため、A地域からA地 域への敞入を加える必要がある。 3.0の大きさは佳済規模、線の太さは桔合度の大きさを示す。 経済白書(平成6年)299頁 -36-つぎに、貿易特化係数によって産業間分業関係の変化、雁行形態型の発展を 確認しよう。貿易特化係数とはある財の貿易収支(輸出一輸入)の貿易額(輸 出十輸入)に対す比率で、プラスは輸出超過、マイナスは輸入超過を示す。第 2-7-1図表によれば、国としては日本→NIES→ASEAN→中国の順 に、産業では非耐久消費財→耐久消費財→資本財の順で、特化係数の高まり→ 低下→マイナス化と動いているのが分かる。日本を追って各地域が順次により
高付加価値の産業に移動していくという雁行形態の追跡発展が展開されている。
第2-7-1図表 日本、アジアNIES、ASEAN4、中国の財別貿易特化係数 ①資本財 00000 00042 1 。。000 24000 。。。●0 m '98364656867686970717273747576777879808182838485888788899091(年) + ②耐久財 00000 00002 0 00000 24000 .●●。’ ■ 196364656667686970717273747578777879808182838485869788899091(年) ③非耐久財 IOO OO OO 40 20 00000 24000 □ロ。Cl ■ '96364656667686970717273747578777879808182838485888788899091(年) (備考)1.アジア佳済研究所「AIDXT」により作成 経済白書(6年)305頁 2.貿易特化係数=(輸出一輸入)/(輸出+輸入)xIOO -37- アジアNIES ---  ̄ ASEAN4 、0 -▲●●■■●●□■●●●●、●●●□●●●□●●●0●●■■●●●C●●●●□● ●、●DC●●■●●●●●C●●●●●の● ●●● p ● ●0 ● ●C D● ●● 0 P .;;・;;.・ク ●●●●●●●●● ' 、 、 ● ●●●●●●●●■O p CCD●●●□●●●●●●●●O● ●、 ● ●ウPつぎにアジア諸国の追跡的発展の過程を顕示比較優位指数の変化によって示 してみよう。顕示比較優位指数とは、ある国の特定財の輸出パフォーマンスを 世界全体の輸出パフォーマンスと比べたもので、同指数が1であればその国の その財の比較優位は世界平均と同じであり、1を上回ればそれだけ比較優位を もつことを示している。ここでは代表的な先進国として、アメリカ、イギリス、 ドイツ、曰本、途上国として韓国とタイを選び、それぞれの財についてZOの 財の顕示比較優位指数を計算した。 その結果を第2-7-2図表のように、先進国が優位を保っているAグルー プ、途上国の追い上げが続くBグループ、先進国優位を失ったか失いつつある Cグループに分類した。 第2-7-2図表顕示比較優位指数でみた途上国の追い上げ ①財の分類 製造業の主要故20財について顕示比皎優位指数を叶算したところ、各財は先道国の 優位保持の観点から3つのグループに分けることができる。 計算を行った国は、アメリカ、ドイツ、イギリス、日本、韓国、タイの6カ国である。 世界経済白書(平成6年)194頁 表示された先進国が優位を保っている財は医薬品、工作機械、精密医療器具、 航空機、乗用車、写真用材料である。先進国が優位を失った財(途上国が優位 にある財)は、カラーテレビ、家庭用冷蔵庫、衣料品、靴、玩具である。途上 国の追い上げ途上の財は、鉄鋼、タイプライター、オフィスコンピューター等、 ラジオ、洗濯機、半導体、時計、家具、楽器である。それぞれのグループの代 表例を図示したものが第2-8図表(a)であり、(b)が計算結果である。 -38- Aグループ 先道国が優位を保っているもの 医;H品、工作Ⅲnh1、精密医療麗具 航空楓、粟用車、写文用材料 、 Bグループ 途上国の追い上げが焼くもの 鉄煩(梯煩)、タイプライター、 オフィスコンピュータ等データ加工#9械、ラジオ、 家庭用洗泪Nl、半導体、時計、家具、楽闇 Cグループ 先道国が優位を失ったか、 失いつつあるもの カラーテレビ、家庭用冷蔵庫および冷凍庫 衣料品(女性・子供用)、靴、玩具 、
第2-8図表(a)主な財の比較優位の推移
Aグループ工作鯏閥』&
Aグループ航空機
5050505050 0●●●●●●00● 4433221100 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 幟アメリカ 幟アメリカ ドイツ 日本 リス 何国 1970年8091 70年 80Bグルー可フィスコンヒ・ユータ等データ加エ蝋
の、Bグループ時叶
91 0505050 000●●●● 3221100 505050 0●●●●0 221100 、アメリカ 仰国国 タイ 70年 80 91 70年 80 91 CグループCグループ衣料品(女性.幼児用)
0000000 ●●●●●●● 8543210 0000000 ●00●●●● 6543210 70年 809170年8091 (出所)UNTntemationalTradeStatisticsYearbook画より作成。. (i国のj財の輸出額)/(i国の工業製品輸出額) (注)1.顕示比較優位指数= (世界のj財の輸出額)/(世界の工業製品輸出額) この指数が1を超えると、i国はj財に関して世界の輸出シェアよりも高 い輸出シェアをもつことになり:j財に関して比較優位があることを示す。 2.詳細な計算結果は付注3-3参照。 3.工業製品は、SITC分類の5(化学工業生産品)、6(原料別製品)、7 (機械類及び輸送機器類)、8(雑製品)、9(特殊取扱品)の合計。 世界経済白書(平成6年)195頁 -39-第2-8図(b)表顕示比較優位指数の計算結果
!=簔二I
(lljjilf)UN“InternationalT「adeStatisticsYearbook'’より作成。 (注)SITC分類の()内はSITCRevised(1960年)による|日分類。 世界経済白書(平成6年)264頁 世界銀行は93年に『東アジアの奇跡』と題する調査報告を発表した。その 中で取り上げられた国は日本、韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシ ア、タイ、マレーシアの8ヶ国である。これらの地域は共通して、高度成長の 持続、輸出の急増、高い投資率と貯蓄率、生産性の急速な向上等を実現した。 -40-れれ以上の議論帛鵜蝋鰯
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-41-(b)マクロ安定化政策と構造調整政策 マクロ安定化政軍 禿、 O肘亜司H=のHⅡ錘:;!;1°■Ⅵ Oインフレの回迩 ○輸出抑制効果の除 国醗収支困堕の閥 つま響の頭正化:!;’4○対釘巳仮密の月U閃 よる 刀】 O財政基盤の強化Q価格日田に 。金利自由化ぃ,:i,:八○民営化:… ○貿易自由化1知!…O所得分配の敵 ・宮本規制の但和パヅヤ`ハ憐!“+、jぃ (c)内向き政策から外向き政策への転換 外向きの邑済政策 内向きの隆済政園 成果
團
市場メカニズムの働き ○効率的資源配分 ・規模の経済 臘○資本、技術へのアクセス 世界経済白書(平成6年)(a)101頁(b)109頁(c)118頁 -42-TII
自由化 一一 。■◆⑧◆0●▽ _外向きの経済政策i f.:5-八-.…:~ ○輸入自由化 ○適切な為替レート 。外資規制綬和 ○民間企業重視 39。?。....、-9.;:169FDO『・88G$'・゛-9 -●■pSL寺●●L●●ユODS。 ■IBF●■O OB● :内向萱の経済政第 ○輸入規制 ○為替の過大評価 ○外資規制 ○国営企業重視第3節国際取引きの多様化
投資や企業の国家間移動が自由になるにつれて、従来の財の取引きに加えて サービス貿易の比重が増してきた。WTOにおいても、モノの貿易理事会に加 えてサービス貿易に関する理事会と知的財産の貿易に関する理事会が創設され ることになった。本節ではサービス貿易の現状とその重要性を中心に検討し、 部品や技術貿易、企業内取引きにいくらか触れることにする。 第2-10図表はサービス貿易の内容を例示したものである。従来の旅行、 運輸中心のサービス収支以外のその他の民間取引に含まれる特許権使用料、通 信、金融、情報サービス、フィルム貸借料、教育(留学)等が注目される分野 となってきた。 第2-10図表サービス貿易の内容例 (備考)通商産業省調べ。 通商白書(平成6年)19頁 -43- サービス貿易 旅行 運輸 以下に掲げる旅行,運輸,その他民間取引,その他公的取引か らなる。 観光及びビジネ 飲食,娯楽等) や糸やげ物等の費用。ス目的の海外旅行者の現地での生活費 (宿泊, 国際間輸送の際の貨物運賃及び旅客運賃,船舶・ チャーター費用,貨物運輸に係わる保険費用等。 航空樋の 取引当事者が双方とも民間部門である取引。種々の使用料・手 数料・代金や事務所経費・賃金等が含まれる。業種ごとの主な 取引内容は以下のとおり。 技術援助契約に基づく特許権使用料等(ノウ・ハウの実施料を 含む)の費用。 電信電話・ファクシミリ・電子メール・衛星通信・放送・ケー プルテレビ等の電気通信サービス及び郵便サービス。 建設工事代金(現地法人による請負を除く)。 元請け保険及び再保険の保険料及び保険金の受払。 外国為替・証券取引仲介手数料,スワップ・オプション等金融 派生商品手数料,決済代理業務手数料等。 データベースサービス ソサルタソト, , 情報処理サービス,ハードウ ソフトウェア開発委託等。 エ ア.。 広告作成費,広告媒体出稿料,展示会出展料,市場調査費等。 弁護士サービス,会計・税務サービス,経営コソサルティソ グ,調査・研究サービス等。 映画・音楽,テレビ番組等のフィルム貸借料等。 留学費(学費及び生活費等)。 政府間及び政府と民間との取引,在外公館の経費等。第2-11図表は、サービス収支の状況を理解するために、財とサービスの比 較を、世界、先進国、途上国、アジアにわけて示してある。92年についてみ ると財の貿易が約3兆6千億ドル、サービス貿易が約1兆ドル、比率にしてサ ービス貿易は財貿易の約28%になる。87年から92年にかけての年間伸び 率でみると、財貿易が9.3%、サービス貿易が11.5%となる。 財貿易に占める先進国の比率が約7割に対して、サービス貿易の占める比率 は約8割に及んでいる。特許権使用料に占める先進国の比率は98%、途上国 アジアの比率はゼロである。 第2-11図表世界、先進国、途上国の財・サービス貿易の動向 貿易額 10億ドル (衝考) (寅料) 宣揚餌は,、出(受RDD函としだ.IMF「BOP」 通商白書(平成6年)20頁 -44- 貿易額 (10億ドル) 87年 92年 年平均伸び率 (%) 87-92年 全世界 財貿易 サービス貿易 2.303 589 158 161 47 223  ̄ 19 3.586 1,016 252 282 54 427 37 ■■■■ ■■■■■11.5 8999 ●●●Q 9l23 lI 14.6 先進国(受取) 財貿易 サービス貿易 1.693 470 123 122 40 186 d8 2.593 802 195 212 44 351 36 ■■■■8.9 ■■■■■■■■’1.3 7735 QL2J 11 14.3 途上国(受取) うちアジア 財貿易 サー ̄~ ̄~~二二要さ ̄~~---~ ̄ 騨 学の他公的取引 浄の他民間取引 |特許樋使用料 財貿易 サービス貿易 610 117 6967 333 0 284 48 15 16 3 1s 0 =P 992 213 58 70 8 76 1 558 99 28 32 2 37 0 p ̄ ̄ ̄-- ̄■■------ ̄ ̄ ̄■■■■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2409 0●Q■ 0265 111 32.4  ̄= 6039 3529 11▲I 38.1 先進国の占める シェア(%) 財貿易 サービス貿易 73.5 79.8 5796 ●●●● 7533 7788 99.0 72.3 78.9 2171 7 7 512 788 97.9
第2-12図表は、92年のサービス貿易収支の黒字上位7ヶ国と赤字上位7 ヶ国を示したものである。黒字の第1位はアメリカで黒字額は570億ドルで ある。赤字の第1位は日本で赤字額は460億ドルに達している。 第2-12図表サービス収支 (a)サービス貿易収支の黒字上位7ケ国(92年) (10億ドル) -57 00000000 654321 1 ▲
鑿、11
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図旅行、 理運輸 ■その他民間取引 園その他公的取引 +サービス貿易収支 13 Bi鎧
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エ!;Hini 姿2 -瞳rUmヨーiii:jiiii
r全1 △3△3 米フスルベオシイ 国ラ,ぺクルンギ ンイセギスガリ スンン1トポス プ.リ ルアル グ (資料)IMF「BOP」 (b)サービス貿易収支の赤字上位7ケ国(92年) (10億ドル)21000000000 123456 ▲△△ムムム鱸函》繊辨議亙ドイツ
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1 !■その他民間取引 圏その他公的取引 一サービス貿易収支 日木 サウジアラビア カナダ オーストラリア スウェーデン フィンランド (資料)IMFTBoP」通商白書(平成6年)22頁 -45-第2-13図表日米EUの業種ごとのサービス貿易額の推計 (単位:億ドル) 国(92年) ▲41317215320250■3743180 18(44)(26△56)49)105)△22527 (△2)(5)(7(24)(31)(6)36734 (2)(36)(34)(△6)(16)(22)73527 55)8429(25)8156)418343 (△30)(2)(32)3539△205)(25) (1)(22)20△4)(4(8△41620 △67)(23)90)75)115)(40)3610670 (△4)(O)424251△51015 ・51)(3)(53)(791(91)(13)(34)(66)(33) △29)35)83)10926)(△26)143169) (MO零)1.()内の数字は推計値。 2.区分は,殿密には貝なる。 3.日本及びEUについての推計は,米国の対日及び対EU輸出入額における薬租ごとのウュイトから 算出. 4.米国の対非子会社取引については,薬俎ごとの貿易額が発変されているi1$〆jNl子会社取引について は0粟租ごとの貿易額が発表されていないため,対子会社取引についての薬■ごとの貿易額は,粟■ ごとのウニイトから算出し,合算して推計。 (注)EUIi,域外取引奴の糸。 (資料)日本愚行「国際収支統叶月鰯」,米国商務省「SCB」Eurogtat「IntemationalTradeinSewiceg」 通商白書(平成6年)28頁 第2-13図表は、曰本、米国、EUについて、業種ごとのサービス貿易収支 を示したものである。曰本は貨物運輸、保険、金融、通信で黒字を示している
が、全体的には大幅な赤字である。EUは技術、通信、情報サービス等で赤字
であるが、全体的には大幅な黒字である。アメリカは旅行、運輸、技術、金融、
情報サービス、ビジネスサービス、教育等で黒字を示しており、総じてみれば、
アメリカはサービス貿易において独占的な強さを示している、といえる。特に -46- 日本(92年) 収支 輸出 ,輸入 米国(92年) 収支 輸出 輸入 EU(89年)麹 収支 輸出 輸入 旅行 ▲232 36 268 140 534 399 60 375 316 運輸 貨物運輸 |旅客運輪 その他運輪 ▲100 26 ▲72 ▲54 203 99 13 90 303 ・3 7 86 144 57 ▲45 64 38 401 73 174 155 344 117 109 ' 117 19 1 18 0 506 200 117 188 487 199 99 188 その他民間取引 |技術 通慣 建設 保険 金融 H1報サービス ▲148 ▲41 (18) (△2) (2) (55) (△30) (1) (△67) (△4) (△51) (△29) 255 31 (44) (5) (36) (84) (2) (22) (23) (0) (3) (7) 403 72 (26) (7) (34) (29) (32) 20 (90) 4 (53) (35) 433 ’ 153 (△56) (24) (△6) P (25) (35) (△4) (75) 24 (79〕 (83) 764 202 (49) (31) (16) (81) (39) (4) (115) 25 (91) (109) 331 50 (105) (6) (22) (56) (4) (8) (40) 1 (13) (26) 59 ▲37 ▲2 36 7 41 (△20) ▲4 36 ▲5 (34) (△26) 602 43 25 70 35 83 (5) 16 106 10 (66) (143) 543 ,80 27 34 27 43 (25) 20 70 15 (33) (169)技術貿易において、日本とEUの赤字に対し、アメリカは大幅な黒字を示して おり、アメリカの技術優位は当面続くものと考えられる。 サービス貿易の検討の締めくくりしとて、サービス貿易拡大の背景を検討し てみることにする。第1に企業活動の多国籍化がある。現地法人と本国の親企 業間の企業内貿易比率が高く、特に技術貿易が親・子企業間のライセンス取引 きとして活発化していると考えられる。(第2-14図表(a))。ついでに、日 本の主要産業の企業内貿易比率も示してある(b図表)。 第2-14図表企業内貿易の現状 (b)曰本の主要産業の企業内 貿易比率 (a)米国の財貿易・サービス貿易 (その他民間取引)における 企業内取引の比率(92年) 側 50 (単位:%) Ⅸ] 卯加1 000 4 ■
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(MO孝)財貿易は,91年度のデータ。 (資料)米国商務省「SCB」,「us、DirectlnveBtment Abroad」,「ForeignDirectlnvegtmenMntheUS.」 (資料)通商産業省「我が国企粟の海外事業活動」 「外資系企業の動向」 OECD「C統計」 通商白書(平成6年)(a)26頁(b)14頁 サービス貿易拡大の背景の第2は、情報、通信技術の発達である。従来の財 の移動にあたっては、道路や港湾の整備がインフラと考えられてきた。同様に コンピューターネットワークの整備がインフラとして、金融や情報その他のサ ービスの取引きを拡大している。 第3に、国内産業構造のサービス化によってサービスの国際的取引きも増加 -47- 財貿易 サービス貿易 技術貿易 その他民間取引(技術を除く) 輸出 38 80 33 輸入 48 65 38する、と考えられる(第2-15図表)。その際、注意すべきことは、サービス 部門と物的部門が相互補完性を増していることである。 第2-15図表GDPに占めるサービス産業の割合 国刑罰,ガス・樹 □卸売・小売 国運臘・通信 皀金H1・鰯・刊力塵 團ホテルレストラン等 国政府サービス (96) 80 70 帥図 タイ 】1t、 ドイツ 日本 73 [劃
62A/…己
●3悪/59',鶏2、 17 17 56 52/画駆り鰯51 国 函,鱸I職,/Iri雫li1:ムブ鍋錐'…
15 mi鰯,--u菫25=11-回』/132222墓葱1画`誌訓塾灘
=5農/鰯, ‐1鰯71識I灘■鰯織了醗溌下醗霧,;,鱗
60 000000 5432! (80年)(90年)(80年)(87年)(80年)(89年)(80年)(90年)(80年)(90年) 国際連合「NationalAccountsStatistics」 (資料) 通商白書(平成6年)27頁 日本のある機械生産の製作所では、全従業員の20%が直接もの作りにタッ チし、残りは研究分野、外国競争企業の動向調査、アフタサービスにさいている。これは物的部門の発展がサービス化をもたらす例である。逆にサービス部
門の発展が物的部門に影響する場合も考えられる。情報通信部門(サービス分
野)の発展は、コンピューターや通信施設(物的分野)の生産増をもたらすこ
とになる。相互依存の深化のなかで部品輸出が増加する傾向にあるが、日本の部品輸出
の動向の検討で本節の締めくくりとしたい。日本の輸出の大部分をしめる機械
類を、一般機械(エンジン、金属加工機械、コンピューター等)、電気機械
(テレビ、集積回路、電話等)、輸送機械、精密機械(複写機、医療用機器、
写真機等)に分類すると、機械輸出に占める部品の比は、一般機械4割、電気
-48-機械5割以上、輸送機械2割、精密機械4割である。 率は、第2-16図表の通りである。 地域別に占める部品の比 第2-16図表機械輸出額に占める部品輸出の地域別比較 80 100 20 40 60 (96) 世界 EU 米国 NIEs ASEAN4 (備考) (資料) 1.93年1月から10月±でのデータを利用 2.図中の数値は構成比(%)で示す。 大蔵省「貿易統計」より通商産菜省試算 通商白書(平成6年)184頁 -49- DIlDOIUOlOl マ12.コ '、i… 17.3 ■■■ 61.1 3」 12.4 12.0 66.8 4.84.0 '3.5 413.7瀞 ロ 61.4 11.4 弓浮P ::133.1 ①qf-, 、の 。■℃ ・口、3..-`「_-1.,. ̄▽『・-,分ご’』j乱口Pq ,●'-.0 ■ `16.7 `Ⅱ4.6 16.3 '゛、いる グ56;31.0 ロQ4⑥ 10.4 610.3 一般機械 電気 '1処 輸送機械 稠密機械 部品 完成品
第3章GATTからWTOヘ
第2次大戦後のガットにもとづく自由貿易体制は、1930年代の恐慌時の 貿易政策の失敗を教訓にして成立している。恐慌に直面した各国は、為替を切下げることによって自国の製品を安価にして輸出を増やそうと努めた。また関
税を引き上げることによって、輸入を制限し自国製品の国内市場を確保しよう
とした。しかし結果的には貿易は縮少し(第3-1図表)、経済はブロック化 し、世界市場は破綻する結果に終わった。注8戦後の貿易レジームの設計は大恐慌時の「歴史の教訓」が生かされて、無差
別、自由貿易を原則にして成立っている。本章の第1節では、戦後のレジームの設立に至る前史を説明し、第2節でGATTとWTOについて検討すること
にしたい。 第3-1図表1929年1月~33年3月における世界貿易の螺旋状の収縮
(75カ国の総輸入,月額1100万l日米金ドル)齢‘
l)I 71]i雪霊三'二
''1所:「大不況下の11t界1929~1939」 cP・キンドルバーガー署,71崎 昭彦・木村一朗訳(東大||}版会)。 1 第1節前史自由貿易が意識的な運動として初めて展開されるようになったのは1820
年、ロンドンの貿易業者が議会に提出した請願書である。その請願書は次のよ
うな文章ではじまっている。「対外商業は、他の諸国の土地、気候、資本なら
-50-びに産業がその生産に最も適している商品を輸入し、そのかわりに自国の環境 がその生産により適している物資を輸出することを可能にするので、1国の繁 栄を著しく増大します。 制限をとめることは、外国貿易を最大限に拡大することになり、その国の資 本と産業に最善の進路を提供することになると考えれます。 最も安い市場で購買し、最も高い市場で販売するという、すべての商人がそ の個人的取引においてしたがう格言は、すべての国民の貿易によって最善の規 則として、まさに文字通りあてはまります。 これらの原則に基づく政策は、世界の商業を相互に利益をもたらす交換たら しめ、各国の住民の間に富と享楽を増大させるでしょう。---」注, このようにして始まった運動の結果、16世紀以来の重商主義政策のシンボ ルであった航海条令と穀物条令が1849年に全廃され、19世紀半ば、イギ リスは自由貿易国に転換した。 ところが1870年以後になると、イギリス産業の優位に対する、ドイツ、 アメリカの挑戦がおこり、第1次大戦を契機にしてイギリスの優位は完全に喪 失した。このような推移の中で、イギリスでは1881年公正貿易連盟が結成 され、産業・貿易に対する保護主義的な政策が目だつようになった。そして第 1次大戦を経た1920年代には、保護主義立法を制定し新しい産業を保護す る輸入税創設に踏み出していった。 ところで第3-2図表にみるように、1920年代における世界工業生産に 占めるイギリスのシェアは9%に落ちており、アメリカのシェアは42%に上 っていた。したがって仮にイギリスが保護主義にはしっても、アメリカが門戸 を開き自由主義に転換すれば、世界全体として、自由貿易に踏みとどまること は可能であった。アメリカは覇権国への転換に蹟づき、世界経済の危機を強め てしまったのである。 アメリカにおいては、第一次大戦後の戦後恐慌が引き金になって、1921 年に農産物の関税引き上げ、22年にフオードニィ・マッカンバー関税による 工業品の関税が引上げられた。そして30年には29年の大恐慌によって悪名 高いホーレイ・スムト関税を制定して、関税戦争を主導することになった。 -51-
第3-2図表世界エ業生産における地域別・国別シェア(1820-1971年) (%) UOlリ& 森田桐郎他編『近代国際経済要覧」12頁 この点について、ウオルト・ロストウは日本における講演で、次のように述 べている。 「われわれ米国人は、こんにち日本が経験している転換期の厳しさを理解して いる。あるいは理解すべきである。それは米国人が第1次大戦後に直面にた転 換期と大いに似ている。あの際、米国は世界で最大かつ最も強力な経済的立場 に立った。問題は、われわれ米国人は自ら責任を負うのか、ということであっ た。米国人はこの試練に打ち勝てなかった。最も重大な時期に米国は関税を引 き上げ、国際資本の主要な源泉として、金融システムを守る義務を果たせなか った。この二点についてのわれわれの失敗は、1929年以降の不況が必要以 上に深刻となり長引くのに力をかした。そしてこの意味で、米国が行動しもし くは行動しなかったことが、結局、第2次大戦が起こるのを助けたのである。 私がいまこの苦痛に満ちた話をするのは、第3次大戦が起こりそうだと信じて いるからではなく、その逆である。新興の経済大国がかってのイメージと慣行 とを脱ぎ捨て、人間社会のリーダーとしての役割を果たす、逃れえぬ責任を負 うことがいかに重大であるか強調したい。」注'0 1934年以降、アメリカ政府部内でも保護主義からの転換が検討されるよ -52-
うになった。「20世紀のコブデン」といわれる国務長官コーデル・ハルの草 案になる、無条件最恵国待遇を原則とする互恵通商法が34年6月に成立をみ た。互恵通商法の成立はイギリスからアメリカへの覇権の交替を告げるもので あり、以後アメリカは自由貿易の旗手として、保護主義に傾くイギリスを第1 の相手として貿易レジームの確立に力をそそぐことになる。 1941年に制定された武器貸与法には、無差別、多角主義の自由貿易の政 策目標が掲げられており、第2次大戦中の対イギリス武器援助と引きかえに、 アメリカは自由貿易の原則をイギリスに受諾させ、1932年のオタワ協定に よるイギリス連邦特恵関税の解体を迫ったのである。1941年の大西洋憲章 にも、戦後世界経済の再建に関して、自由、無差別、多角主義の原則が掲げら れている。このような原則と潮流に沿って1944年、ニューハンプシャー州 のブレトンウッド協定が成立し、戦後の経済レジームが制定されていくことに なったのである。 第2節GATTからWTOへ 1944年のブレトン・ウッズ会議で国際復興開発銀行(世界銀行)とIM Fの設立がきめられたのに続いて、米国政府は1945年「世界貿易及び雇用 の拡大に関する提案」を発表した。「提案」に世界貿易に関する国際協定を締 結し、国連の下に国際貿易機関(ITO)の創設が提唱されている。 この米国の提案にもとづいて、1948年3月に「国際貿易機関憲章」が 53ヶ国によって調印された。ITO憲章は、関税、貿易制限、補助金、雇用 など国際貿易に関する全分野にまたがる原則を規定し、その実施のための機関 としてITOの設定を規定している。 ところが、米国議会では強力な反対に直面して、ITO憲章承認のための本 格的審議に入ることさえできず、(英国も戦災からの復興のために英連邦特恵 や輸入制限を必要としていた)憲章承認を断念した。こうしてITO憲章は、 リベリア、オーストラリア2ヶ国の批准をえたのみで、遂に葬られることにな った。 -53-
ところで、ITO憲章の提案と並んで1947年、ジュネーブで関税交渉が 行われたが、その結果を条約にまとめたのがガットである。ガットは1948 年1月、ITO憲章より-足先に出来あがったが、ITO憲章の不成立にとも ない憲章に代わるレジームの役割をはたすことになった。そのため、ガットは 1947年署名の「ガットの暫定的適用に関する議定書」として発効し、今日 に至るまで暫定的適用のままで推移してきたことになる。 ガットはその前文で、生活水準の向上、完全雇用、資源の完全利用を目標と し、そのために貿易障害の軽減と貿易における差別を廃止するため、相互的・
互恵的な取決めを結ぶことをうたっている。その目標達成のため、最恵国待遇
と内国民待遇を原則として、貿易における数量制限撤廃と関税引下げをめざし て貿易交渉を行ってきた。(第3-3図表) 第3-3図表ガットにおける多角的貿易交渉の歴史 筑紫勝麿編著『ウルグアイ・ラウンド』4頁 -54- 時期 交渉名 参加国数 交渉成果 1947年 1949年 1950年~51年 1956年 1961年~62年 1964年~67年 1973年~79年 。●。●■● ̄●●●●● ̄-●●亡= 1986年~94年 第1回交渉 第2回交渉 第3回交渉 第4回交渉 デイロン・ラウンド ケネディ・ラウンド 東京ラウンド ウルグァイ・ラウンド 23 32 34 22 25+EEC 46+EEC 99+EC 124+EC 関税の引下げ(約45,000品目) 関税の引下げ(約5,000品目) 関税の引下げ(約8,700品目) 関税の引下げ(約3,000品目) 関税の引下げ(約4,400品目) 関税のヨ度’ダンピZグ 化学品協定 げ(約30,300品目) 防止協定、穀物協定、 関税の引下げ(約33,000品目) 非関税措置等に関する10本の協 定類の策定 。■■●●●●●■□ ̄●cc ̄●●■●●⑤の ̄●●● ̄●DC■ ̄●●●●▲C-●。●。 関税の引下げ・譲許(約 305,000品目)〉農産物の関税化, WTO設立協定及びサービス質 易,知的財産権等に関する協定 等の策定 7ウルグアイ・ラウンドを含めて過去8回貿易交渉が行われたことになる。そ の結果、ガット設立当初、主要国の鉱工業の平均関税率は40%であったが、 東京ラウンド後には47%まで低下した。 このような関税の低下等の成果により、世界貿易の拡大.経済成長が促進さ れた。しかし、第2章で検討したように、各国の成長は不均等であるから、各 国間収支のインバランス、国内の産業構造の調整等に係る多くの問題が続出す るようになった。また日米経済摩擦問題の解決交渉にみられるように、本来多 第3-4図表WTO設立協定の概要 第1条WTOの波立 第2条WTOの所準 第3条WTOの任務. 第4条WTOの桐成 第5条他の機関との関係 第6条事務局 第7条予算及び分担金 第8条WTOの地位 蕊蕊騨霧灘蕊震Ⅵ/TOの組織露譲蕊M騒騒露驚 第9条意思決定 第10条改正 蕊11条原加盟国 繭12条加入 蕊13条稗定加盟国間の不適用 第14条受階,効力発生及び寄託 第15条脱退 第16条繼則 WTO汲立協定 ガット1994 度鴬に関する協定 横疫・lW生に1mするtll定 繊維に111Iする協定 スタンダード協定 TRIM協定 アン+・ダンピング協定 関税押価協定 船綱み、i検査協定 原服地剛111二1mする協定 ライセンシング協定 補助金・相殺措置協定 セーフガード協定 n匹 ●●● n℃〃】の、】、幻』。 HZhl nHlTTr“正 『許Ⅱ■TAL 石l暁TBm 劃除干肉協刀 筑紫勝磨編著『ウルグアイ・ラウンド』236ページ注11 -55- 函 1両i悪ii~!
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モノの貿易に 関する理国会 サービス貿易に間する理廟会 貿易関通知的所有梱理事会 貿易政閑 検肘磯関国間主義に基づき最恵国待遇に終るべき結果を、例えば日本の対米自動車輸出 のみに限って自主規制する、といった差別的な2国間主義が多発するようにな った。またECやNAFTAのようなリージョナリズムも、メンバ外の国々に 差別的となる政策をとる可能性がある。 以上のように、GATT発足後50年の間に世界経済は変貌したので、それ に対応する拡大機構を備えた衣がえの結果が、WTOに発展した、と考えられ る。第3-4図表は、WTO設立協定とそれに対応するWTO組織図を示した ものである。WTOを設立する「マラケシュ協定」の本文は、16ケ条の簡単 な協定で、機構に関する規定と意志決定加入に限っている。ガット協定やこれ までのラウンドで策定された協定、ウルグアイ・ラウンドの結果等は付属書1 -4に含まれることになる。 なお、本稿では時間的制約で、歴史的推移のみしか取りあげることができな かったので、WTOの内容については他曰あらためて検討したい。
第4章終
章
これまで、GATTからWTOに変った貿易レジームの背景を理解するため に、多くの角度から説明を試みてきた。これまでの議論を第4-1表にまとめ てみた。20世紀の第3四半世紀はアメリカの覇権の成熟期に当り、そのリー ダーシップの下にGATTが設立された。設立当初は第2次大戦終了期であり、 貿易の再開と発展しか創設者達の頭になく、国境の水際措置で物の貿易に対応 できる、というのがGATTの中心ルールとなっていた。 第4-1図表WTOの位置づけ 20世紀 第3四半世紀 第4四半世紀20世紀 大空位時代21世紀 安定期21世紀 アメリカ覇権 の成熟期 アメリカ覇権の衰退期 覇権の交替期 新しい覇権国の成熟期 貿易レジームGATTGATT→WTOWTO? -56- 年代 20世紀第3四半世紀 第4四半世紀20世紀 大空,21世紀立時代 安定期21世紀 覇権 アメリカ覇権の成熟期 アメリカ覇権の衰退期 覇権の交替期 新しい覇権国の成熟期 相互依存 モノ・カネの自由化 投資・企業モノ・カネ の自由化 モノ・カネ 投資・企業 ヒトの自由化 貿易レジーム GATT GATT→WTO WTO ?。しかしその後の世界経済の発展はめざましく、相互依存の関係はモノの取引 きをはるかに越え、企業と直接投資が経済交流の中心的なファクターとなって きた。また、相互依存の進展の結果として貿易摩擦も曰常化することになった。 特にアジアの国々が工業化に成功し、雁行的形態で先進国の工業を追跡し、多 くの工業分野で先進国に追いつき追い越す競争を展開するようになった。 GATTのセーフガード条項やアンチダンピング措置は、一時的な対策には なりうるが、今日世界経済におこっている構造変化とそれに伴う構造調整には 対応できない。問題を複雑にしているのは、アジア諸国の追跡のみではない。 戦後のリーダーであるアメリカの地位がゆらぎ、その国際収支の赤字が続いて いることから、アメリカ政府の政策が自由貿易主義をすて結果主義に変わって いる。 周知のように、マクロ・バランスによると、 X(輸出)注'2 M(輸入) S(貯蓄) 9(財政赤字) XMJ +|M gX| ++X Igく +++ CIg llll+ MCI +’一一 YYS となる。貿易赤字(X-M)ということは、アメリカの貯蓄(S)が少なく、 投資(1)と財政赤字(9)が大きいことを示している。したがって、国際収 支の赤字を減らすには貯蓄を増やし財政赤字と投資を減らす内部努力が必要で ある。アメリカの政治家は国民からの不人気を恐れ、曰本やアジア諸国たたき で、国民の目をそらしている。こうしてアメリカ覇権の衰退は続いており、 21世紀初頭に世界は覇権の空位期をむかえることになる。WTOが役割を担 うのはそのような時代である。WTOの成功は大空位期の混乱を柔げることに つながろう。 -57-
【引用文献】 12345 注往往注注 通産省産業政策局『21世紀型経済システム』1993年 山本宜吉箸『国際的相互依存』1989年東京大学出版会 通産省通商政策局『不公正貿易報告書(94年版)』 通産省『通商白書(平成6年度版)」 伊藤元重・通産省通商産業研究所編著 『貿易黒字の誤解一日本経済のどこが問題か』 経済企画庁『世界経済白書(平成6年)」 経済企画庁『経済白書(平成6年)』 キンドルバーガー箸『大不況下の世界1929-1939』 東大出版会 森田桐郎他編『近大国際経済要覧』東大出版会 川田侃「経済的覇権と政策転換」