Title
史料調査報告 上里家向姓家譜仕次文書の調査
Author(s)
高良, 倉吉
Citation
沖縄史料編集所紀要(2): 128
Issue Date
1977-03-31
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/7636
Rights
沖縄県沖縄史料編集所
さ れ て い る 。 代 合 の 時 の 贈 物 、 使 用 す る 道 具 類 に つ い て し る さ れ た も の で あ る 。 ⑧ 御 番 人 江 申 渡 書 付 嘉 慶 三 年 ( 一 七 九 八 ) 四 月 十 五 日 の 日 付 け が あ り 、 大 美 御 殿 か ら 与 え ら れ た も の で あ る 。 御 美 御 殿 の ケ 所 に 黒 印 が お さ れ て い る 。 御 番 人 の 位 階 等 に つ い て し る し た も の で あ る 。 主 に 十 八 世 紀 か ら 十 九 世 紀 に か け て の 文 書 で 、 内 間 御 殿 の 祭 祀 の 次 第 や ノ ロ 代 合 の 時 の 次 第 等 が 記 さ れ て お り 、 そ の 文 書 史 料 の 研 究 に よ っ て 、 内 間 御 殿 の 祭 祀 の 実 態 や ノ ロ 代 合 の 仕 様 等 が ど の よ う に な さ れ た か が わ か る も の と お も え る 。 内 間 御 殿 の 修 理 保 存 や 御 殿 に あ っ た 道 具 類 の 保 管 が 、 当 時 の 社 会 状 況 と 関 係 が あ っ た の か ど う か と い う こ と も 興 味 あ る こ と で あ る 。 第 二 尚 氏 始 祖 た る 尚 円 の 居 宅 の 修 理 保 存 に 意 を 用 い 、 そ の 居 宅 に 蔵 さ れ て い た 道 具 類 の 使 用 禁 止 等 は 、 朱 子 学 の 隆 盛 や 第 二 尚 氏 王 権 の 確 固 た る 確 立 と の 関 係 と 結 び つ け て 考 え る の は 考 え す ぎ で あ ろ う か 。 〈 金 城 功 〉
上
里
家
向
姓
家
譜
仕
次
文
書
の
調
査
一 九 七 六 年 七 月 七 日 、 上 里 次 盛 氏 の 案 内 で 那 覇 市 古 島 三 四 八 番 地 、 上 里 朝 法 氏 宅 を 訪 ね 同 家 所 蔵 の 向 姓 家 譜 仕 次 文 書 を 調 査 お よ び 撮 影 し た 。 同 家 に 格 護 さ れ て い た は ず の 向 姓 家 譜 は す で に 沖 縄 戦 に お い て 散 逸 し て し ま い 、 現 在 残 っ て い る の は 幕 末 ∼ 明 治 初 頭 、 系 図 座 へ 家 譜 仕 次 を 申 請 し た 文 書 綴 二 点 の み で あ る 。 一 点 は 十 四 世 朝 睦 ・ 同 朝 永 ・ 十 五 世 朝 務 ・ 十 六 世 長 男 朝 武 . 同 次 男 朝 章 ・ 十 七 世 長 男 朝 達 ・ 同 次 男 朝 宝 の 項 の 仕 次 を 申 請 し た 文 書 綴 で あ る ( こ れ を A と す る )。 他 の 一 点 は 十 七 世 朝 重 . 十 八 世 朝 興 ・ 同 朝 賢 ・ 同 真 牛 の 項 の 仕 次 を 申 請 し た 文 書 綴 で あ る ( こ れ を B と す る )。 A B 両 方 と も 系 図 座 中 取 お よ び 調 部 役 の 署 名 押 印 と 同 役 の 手 に な る 修 正 個 所 お よ び 割 印 ・ 認 印 が あ る 。 A は 一 四 丁 、 B は 九 丁 で あ る 。 A B と も に 幕 末 か ら 明 治 初 頭 に 作 成 さ れ た と 推 定 さ れ る が 、 A は B よ り も 古 い 時 期 に 作 成 さ れ た と 思 わ れ る 。 系 図 家 譜 仕 次 の 申 請 書 式 と こ れ に 対 す る 系 図 座 調 部 役 の 点 検 作 業 の 実 態 を 知 る う え で 一 定 の 史 料 的 価 値 を 有 す る と 思 う 。 な お 、 A 一 一 丁 目 に 、 仕 次 の 申 請 を し た 上 里 筑 登 之 親 雲 上 は 首 里 桃 原 村 居 分 大 鈍 紺 次 男 と な っ て い る が 、 「 居 分 」 と い う 用 語 は 村 内 の 一 区 画 を 指 す も の だ ろ う か 。 記 し て 後 考 を ま つ 。 〈 高 良 倉 吉 〉 一 128一史 料 調 査 報告 喚 舞 烈 影 萱 銑 ≧ 難’ 、