が経過していることや, 膵実質内を中心としてまとまっ た結節を形成していることから異時性に新たな膵癌が発 生したと判断された. 現在の規約では Pt, TS3, T3, int, INFβ,ly1,v1,ne1,mpd (+),S (+),RP (+),PV (−),A (−),PL (−),OO (−),PCM (−),DPM (−),N1 (#18), Stage Ⅲであった. 術後経過は良好で現在も再発は認め ていない. 術後早期には NST が介入し経口摂取に成 栄養剤を中心とした経腸栄養を併用していたが, 現在は 経口摂取のみとなっている. 血糖コントロールについて はインスリン自己注射を継続し比較的良好に保たれてい る. 21.当院における膵・胆道癌の Gemcitabineの 用経験 田中 寛人,矢内 有紀,壁谷 志 (独立行政法人国立病院機構 西群馬病院 消化器内科) 東郷 望,小林 光伸,蒔田富士夫 (同 消化器外科) 浦正 名 (同 放射線科) 【はじめに】 以前は膵胆道癌に対する有効な化学療法が 少なく, 閉塞性黄疸があれば減黄をはかり best suppor-tive careになる症例が多かった. しかし, Gemcitabine (GEM)の登場以来,生存期間が 長する症例や全身状態 が改善し食欲が増進する症例がみられるようになってき た. そこで現状を確認するため, 当院で行った膵胆道癌 の治療とその予後について検討した. 【対 象】 当院 で 2002年から 2008年に膵癌, 胆管癌, 胆囊癌と診断さ れた症例のうち経過が確認できた症例を対象とした. 内 訳は膵癌 34例,男女比 15: 19,年齢 37∼94歳 (平 72.0 歳).胆管癌 14例,男女比 7: 7,年齢 68∼85歳 (平 77.0 歳). 胆囊癌 9 例, 男女比 4: 5, 年齢 69∼88歳 (平 77.1 歳). 【結 果】 膵 癌 で GEM 用 16例, 不 用 15例 の生存期間中央値は 用例で 9.6ヶ月, 不 用例で 3.3ヶ 月であった. GEM を 用した症例の生存期間中央値を 病期別にみるとⅢ期で 16.0ヶ月, Ⅳa期で 8.3ヶ月, Ⅳb 期で 5.1ヶ月であった. 胆管癌の生存期間中央値は GEM 用 3例で 15.3ヶ月, 不 用例 6例で 17.7ヶ月であった. GEM 不 用例のうち 1例は UFT 用で 41ヶ月生存し た症例であり, 化学療法不 用の 5例では 13.0ヶ月で あった. 胆囊癌の生存期間中央値は GEM 用 2例で 8. 0ヶ月, 不 用 7例で 6.7ヶ月であった. 【 察】 症例 数が少ないこと, 放射線照射の有無, GEM 以外の化学療 法の有無など 慮すべき要素が多いが, GEM 用例の 方が不 用例よりも予後が 長することが確認できた.
21. 当院における膵・胆道癌のGemcitabineの使用経験(第27回群馬消化器病研究会)
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