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Polymerase Chain Reactionによる水痘 -帯状疱疹ウイルス株間の異同判定と臨床的応用

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Academic year: 2021

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(1)博 士 学 位 論 文. PolymeraseChainReactionに. よ る水 痘 一 帯 状. 庖 疹 ウ イ ル ス株 間 の 異 同判 定 と臨 床 的 応 用. 近 畿 大 学 大 学 院 医学研究科 内科学系専攻. 田. 村. 隆. 弘.

(2) 博 士 学 位 論 文. PolymeraseChainReactionに. よ る 水 痘 一 帯 状. 庖 疹 ウ イ ル ス 株 間 の 異 同 判 定 と臨 床 的 応 用. 平 成7年11月. 近畿大学大学院医学研 究科 内科学 系専 攻(指 導:手 塚. 田. 村. 隆. 正 教 授). 弘.

(3) PolymeraseChainReactionに. よ る 水 痘 一 帯 状. 庖 疹 ウイル ス株 間 の異 同判 定 と臨床 的応 用 idAt*N*SZW4tftV M. 44. (114:TW. Differentiation. by. polymerase. of. chain. reaction. strain. virus. and. clinical. application. Tamura of. University. Dermatology,. School. of. : Prof. Tadashi. 抄 水 痘 一帯 状 庖 疹 ウ イ ル ス(VZV)感. MC. varicella-zoster. Department. (Director. V,. T. Takahiro. Kinki. 14. Medicine,. Tezuka). 録. 染 症 に 関 す る い わ ゆ る 分 子 疫 学 的 研 究 は,単. 純 ヘ ルペ ス ウイル ス. 感 染 症 の そ れ と 比 較 し て 非 常 に 遅 れ て い る.本 研 究 で は,polymerasechainreactionを 間 の 異 同 判 定 を,VZVゲ IN-K断. ノ ム 上 に存 在 す るR1,R2,R4,R5の4箇. 用 い てVZV株. 所 の 反 復 配 列 の 反 復 数 とPst. 片 間 切 断 点 変 異 を 解 析 す る こ と で 試 み た.. は じめ に 前 述 のVZVゲ. ノ ム 上 の5箇. 所 の 解 析 で 株 間 の 異 同 判 定 が 可 能 か ど うか を 検 討 す る た め に,34. 人 の 帯 状 庖 疹 患 者 か ら個 別 に 得 た34株 に っ い て 解 析 し た. R1は18bp単 bp単. 位 が5∼7回. 位6回,15bp単. と15bp単. 位 を は さ ん だ88bp単. た.PstI切. 位 が7回. 位 が4回. か ら18回 に わ た り,最. 位 の 構 造 の 繰 り返 しが1回. 断 点 変 異 は切 断 点(+)が27株. ム 上 の5箇. の 組 み 合 わ せ よ り成 り立 っ て お り,最 も 多 い の は18. 位10回 の 組 み 合 わ せ で13株 あ っ た.R2は42bp単. が11株 と 最 も 多 か っ た.R4は27bp単 R5は24bp単. 位 が7∼12回. も 多 い の は9回. か ら3回. で 多 数 を 占 め て い た.ま. か ら13回 に わ た り,8回. ま で あ り,2回. た,34株. で9株. で あ っ た.. が28株 と最 も多 か っ. す べ て に つ い てVZvゲ. ノ. 所 を 解 析 し た 結 果 は ,株 間 で 同 一 の パ タ ー ン を 示 す も の は な く,こ の 方 法 で 株 間 の 異 同 判 定 が. 可 能 で あ る こ と が 示 唆 さ れ た. さ ら に 本 研 究 で は,臨 床 的 応 用 を 試 み る た め 以 下 の11症 例 に っ い て 検 討 し た.帯 状 庖 疹4例. にっ いて は. 病 日 別 と 病 変 部 内 の 離 れ た 部 位 か ら検 体 を 採 取 して 比 較 し た と こ ろ,同 一 患 者 内 の 各 検 体 は 同 一 株 と判 定 さ れ た.ま. た,汎 発 性 帯 状 庖 疹 で は 原 発 疹 と 汎 発 疹 を,眼 部 帯 状 庖 疹 で は主 病 変 と 結 膜 か ら,複. 庖 疹 で は2箇. 所 の 病 変 部 か ら得 た 各 検 体 は,同 一 患 者 内 で は 同 一 株 で あ っ た.帯. 仮 説 が あ る が,学 校 の 寮 内 で ほ ぼ 同 時 期 に 発 症 した 帯 状 庖 疹2例. 一1一. 発 性帯 状. 状 庖 疹 は流 行 す る と い う. か ら得 た 株 は 異 な る 株 で あ っ た.一. 方,.

(4) 家 族 内 で 発 症 した水 痘2例. は同一 株 に よ る もので あ っ た.以 上 の よ うに,本 方 法 はVZV感. 染症 の疫 学 的. 検討 や 発 症 機 序 の解 析 に 有 用 で あ る と考 え られ る.. Key. words. : varicella-zoster chain. reaction,. virus,strain repeat. region. diff erentiation,. molecular. epidermiology,. polymerase.

(5) 緒. 言 水 痘 ・帯 状 庖 疹 ウ イ ル ス(VZV)は. ヒ トを 宿 主 と す る 病 原 体 で あ る.そ. の初 感 染 の 臨 床 像 は水 痘 で あ. り,水 痘 が 治 癒 した あ と 神 経 節 に 一 生 涯 潜 伏 感 染 し,そ の 後,宿 主 の 免 疫 能 が 低 下 した 場 合 に 帯 状 庖 疹 と して 発 症 す る.特 に 高 齢 者 が 帯 状 庖 疹 に 罹 患 す る と皮 疹 治 癒 後 に 神 経 痛 が 残 る こ と が 多 く,そ の 後 の 人 生 が 悲 惨 な も の と な り か ね な い.ま た,時. に 髄 膜 炎,脳. あ る い は 死 に 至 る場 合 も あ る.し た が っ て,VZV感. 炎,眼. 合 併 症 な ど を 伴 い,重. 篤 な 後 遺 症 を 残 した り. 染 症 の 伝 播 や 発 症 機 序 を 検 討 す る こ と は,臨. 床医 に. と っ て 重 要 な 仕 事 の ひ と っ と考 え られ る. ウ イ ル ス の 伝 播 や 発 症 機 序 を 検 索 す る 方 法 の ひ とっ と して,ウ ム で 解 析 す る い わ ゆ る分 子 疫 学 的 手 法 が あ る が ,VZV感. イ ル ス 株 間 の 異 同 判 定 を ポ リモ ル フ ィ ズ. 染 症 に っ い て は 報 告 が 少 な い1-4.VZVと. ヒ トヘ ル ペ ス ウ イ ル ス群 に属 す る単 純 ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス(HSV)株. 同 じ. 間 の 異 同 判 定 は,HSVDNAの. 制限. 酵 素 切 断 点 の 獲 得 と消 失,す な わ ち,点 変 異 の 有 無 の 解 析 に よ り行 わ れ て い る.坂 岡`に よ れ ば,BamHI, KpnI,SalIの3種 方,VZV株. 類 の 制 限 酵 素 を 用 い れ ば,HSV1型. 間 の 比 較 は,VZVDNAを12種. Ban皿,SalI,BamHI,EcoRIに. 類 の 制 限 酵 素 を 用 い て 切 断 した 電 気 泳 動 像 の 解 析 で も,PstI, よ る ウ イ ル スDNA切. み で あ る.し か し な が ら,実 際 に利 用 で き る の はPstI切 検 出 さ れ な い と さ れ て い る1'6.し. 株 間 の 異 同 判 定 が 可 能 で あ る と 述 べ て い る.一. 断 で1箇. 所 ず っ に点 変 異 が 検 出 さ れ て い る の. 断 点 変 異 の み で,そ. た が っ て,切 断 点 変 異 の 解 析 に よ るVZV株. れ以 外 の 変 異 は ま れ に しか 間の 異 同 判 定 は現 在 の と こ. ろ 困 難 な 状 況 に あ る. と こ ろ で,VZVゲ. ノ ム の 基 本 的 構 造 は 図1に. ユ ニ ー ク な 配 列 部(Us)の す る.ま. た,UL部. 示 し た よ う に,長. 結 合 か ら成 り ,さ ら にUs部. い ユ ニ ー ク な 塩 基 配 列 部(UL)と. の 両 末 端 に は 倒 置 反 復 配 列(TRs,IRs)が. の 両 末 端 に も短 い 倒 置 反 復 配 列(TRL,IRL)が. 1に 示 し た よ う にR1∼R5の 箇 所 に 存 在 す る.こ. 存 在 す る6.ま. 反 復 配 列 領 域 が 存 在 す る.な お,R4は. れ らR1∼R5の. 反 復 領 域 はVZV株. 短い. たVZVゲ. 存在. ノ ム上 に は 図. 倒 置 反 復 配 列 上 に 位 置 す る た め2. 間 で 反 復 数 の 違 い が 示 唆 さ れ て お り,制. 限 酵素. 切 断 像 で は 反 復 領 域 を 含 ん だ 切 断 断 片 サ イ ズ の わ ず か な 差 と し て 見 出 さ れ る7-12.仮 に こ れ ら の 領 域 の 反 復 数 の 違 い が 点 変 異 の 少 な いVZV株. 間 の 異 同 判 定 に 利 用 で き れ ば,臨. 床 ウ イ ル ス 学 的 に 有 用 と考 え ら れ. る. 最 近,臨. 床 ウ イ ル ス 学 の 分 野 で はpolymerasechainreaction(PCR)を. 用 い て ウ イ ル スDNAを. 検. 出 す る 報 告 が 盛 ん に 行 わ れ て い る'3」4.本 法 の 利 点 は ウ イ ル ス を 培 養 せ ず に ウ イ ル ス ゲ ノ ム を 直 接 取 り 扱 う こ と が で き る 点 に あ る.VZVはinvitroで の 点 が 現 在 ま でHSVと られ る.そ. の 点,PCR法. こ と が で き る.そ. 比 較 してVZVの. 非 常 に 増 殖 しに く い た め 多 量 のVZVDNAを. 分 子 疫 学 的 な 研 究 を 遅 ら せ る 原 因 の ひ とっ に な っ て い た と 考 え. を 利 用 す れ ば 微 量 の 検 体 か らで も検 索 に 必 要 な ウ イ ル スDNAを. こ で 本 研 究 で は,VZVゲ. 断 点 変 異 の 有 無 と共 にPCR法. 増 幅 して 得 る. ノ ム の 全 塩 基 配 列 が 明 らか に な っ て い る こ と か ら15,反 復 配 列. 部 の 反 復 数 を 解 析 す る た め の プ ラ イ マ ー を 設 定 して,臨 PstI切. 得 が た く,こ. 床 の 場 で 得 たVZV株. 間 に お け る反 復 数 の 違 い を. に よ り解 析 し,株 間 の 違 い が 判 定 で き る か ど う か を 検 討 し た.さ. ら に,実 際 に 臨 床 的 応 用 を 試 み た の で 併 せ て 報 告 す る.. 一3一.

(6) 図1.VZVゲ. ノ ム に お け る 反 復 配 列R1∼R5の. 位 置 とPstI切. 断点地図. 材 料 と方 法 1.対. 象 患 者 と材料 採 取 方 法. 材 料 は,1992年4月. か ら1995年3月. まで の期 間 に近 畿大 学 医 学 部 附属 病 院 皮 膚 科 と その 関連 病 院 を受 診. した 帯 状 庖 疹 患 者43例 と 水 痘 患 者2例 た.性 別 は 帯 状 庖 疹 で は 男 性23例,女 83歳 ま で で,水. 痘 は1歳. か ら採 取 し た.材 料 を 採 取 す る に あ た っ て は,患 者 か らの 同 意 を 得 性20例,水. と30歳 で あ る.そ. 痘 で は 女 性2例. の う ち 帯 状 庖 疹34例. で あ る.年. 齢 は,帯. は,VZVゲ. 状 庖 疹 で は12歳 か ら. ノ ム 上 の5箇. 株 間 の 異 同 判 定 が 可 能 か ど う か を検 討 す る た あ の 基 礎 デ ー タ用 の 材 料 と して,1患 を 採 取 し た.残. り11例 は,臨. ン セ ッ トで は が し,こ れ を1m4のphosphate-bufferredsaline(PBS)の 時 に 滅 菌 綿 棒 で 水 庖 底 を 擦 過 し て,こ. 一 患 者 に っ き 数 個 の 皮 疹 を ま と め て1本 水 痘 疹 な ど は,1個. 者 に っ き1検. 体 ずっ. 床 的 応 用 と し て 同 一 患 者 か ら数 検 体 を 採 取 した.. 採 取 方 法 は,病 変 が 水 庖 な い し膿 庖 の 場 合 は水 庖 蓋 を 滅 菌 勢 刀 で 切 り取 る か,あ. に 入 れ た.同. 所 の解 析 に よ り. る い は痂 皮 の 場 合 は ピ. 入 っ た セ ラ ムチ ュ ー 一ブ(Nunc). れ もす す ぎ 出 し た.水 庖,膿. 庖,痂. 皮 は原 則 と して 同. の セ ラ ム チ ュ ー ブ に 採 取 した .た だ し,帯 状 庖 疹 の 際 の 汎 発 疹 や. ず つ の 皮 疹 か ら材 料 を 採 取 し た,採 取 し た 材 料 は,PCR法. を 行 う 時 ま で 一80℃ の デ. イ ー プ フ リ ー ザ ー 内 で 保 管 し た. 2.テ PCR法. ン プ レ ー トの調 整 の 際 に 使 用 す る テ ン プ レ ー ト は 以 下 の よ う に 調 整 し た.前. Releaser⑮(Bioventure)20μ2をPCR用 P一 サ ー ク ラ ー ⑪(Toyobo)に. 述 の 各 材 料 の1μ2とGene. リア ク シ ョ ン チ ュ ー ブ(Assist)に て ウ イ ル ス ゲ ノ ムDNAを. 放 出 さ せ た.設. 入 れ て 混 和 し,こ. 定 温 度 と 時 間 は65℃30秒,8. ℃30秒,65℃90秒,97℃180秒,8℃60秒,65℃180秒,97℃60秒,65℃60秒,80℃10分 の 場 合 は,あ. らか じめ100μ2を30.000rpm,1時. れ をT. で あ る.材 料 が 少 量. 間 で 超 遠 心 し,沈 渣 にPBS(一)10μ4を. 加 え て再調. 整 して 用 い た. 3。 プ ラ イ マ ー の 設 定 反 復 領 域R1か R1領. 域 は 図2の. らR5の. プ ラ イ マ ー は す で に 報 告 さ れ て い るVZVの. よ う に18bp単. 位 のa,a',a"配. 列 と15bp単. 一4一. 全 塩 基 配 列15か ら設 定 し た.. 位 のb,b'配. 列 の 組 み 合 わ せ と,ひ.

(7) と っ の3bp単 た.プ. 位 のx配. 列 よ り成 る構 造 を も っ て い る.プ. ラ イ マ ー の 塩 基 配 列 は 図3のR1-Aに. ラ イ マ ー は この反 復 領 域 を は さ む よ う に 設 定 し. 示 した,反 復 配 列 の 上 流 は177bp,下. た が っ て バ ン ド の 長 さ は,177+{18×(a,a'の. 反 復 数)+15×(b,b'の. 流 は264bpで. 反 復 数)+3}+264bpと. 計 算 で き る.. a a ab b X. Rl. GGACGCGAT⊆GACGACΩA GGACGCGATTGACGACGA. 18bp. GGACGCGATCGACGACAA GGGAGAGGCGGAGGA GGACGCGGCGGAGGA GGA. 15bp. 42bp 42bp. GCGGGATCGGGCTTTCGGGrAGCGGCCGAGGT. 32bp. X. aaaaaaax. aGCCC㏄. ㏄A. 9bp. a'GACCGrCCA. gbp. xGCC. 3bp. a. CCCCGCCGATGGGGAGGGGGCGCGGTA. 27bp. X. CCCCGCCGATG. llbp. Dumas株:. R5. 3bp. GCGGGATCGGGCTTTCGG(πAGCGGCCGAGGTGGGCGCGACG. a. R4. l5bp. GCGGGATCGGGCTTTCGGGへAGCGGCCGAGGTGGGCGCGACG. a. Dumas株:. R3. 15bp. abbabbabbabababx. H.S1株:. R2. 且8bp. ヨaaaax. aACTGAAAACGCTCAAATTGCCTTTTGGAGGCCTGCCCAACGGCCATTA TCCCTTGGATCTAAGATTGATTTGCGGTAACGTTTGCCAA88bp a'ACTTAAAACGCTCAAATTGCCTTTTGGAGGCCTGCCCAACGGCCATTA TCCCTTGGATCTAAGATTGATTTGCGGTAACGTTTGCCAA88bp bTCAAGCTTTAAAAACGTACCCCAA24bp. YS株:. abalba「ba'. L_」L_」. PstI. N断.   _」. 片. ↓K断. 片. 一 一 一CTGCAG-一. 一. 一 一 一CTGCGG-一. 一. 図2、R1,R2,R3,R4,R5,PstIN-K断. 片 間 切 断 点 の構 造. 一5一. あ る.し.

(8) く﹂ ご﹂. - A B R. ノ 5-TCGTATAATCCTTGGACCGTA-3. ーACTGAACTCCGAGATGGATCA-3 。GGACGCGATCGACGACGA-3. 51-TCGTATAATCCTTGGACCGTA-3. R2 5-AGGGTATGGATTGTATTCCGCC-35-TCGCGTGTATACAATTATCGA-3 R3 A B. 5-CCGGATTATGTGGTCTTTTG-3 5-CAAATTATTGCCGGTTATGCGC-3. 5-ATGGAGGTGGTTAATTGCTTA-3!. C. 5-GGGAACGAAAAGASCTCGATTC-3. 5-CGAGTCATCTGTCGGAATGGA-3〆. 5-GACAATTGG胃AmGGTGG-3'. ノ. R4. ノ. 5-AAGGGATACCAGACATGTGAA-35-CGGGTrTACATGCCTCAGATATG-3 5 R B. fJ く﹂. A. 一ACTGAAAACGCTCAAATTGCC-3. 5-TGCCTTAAACATCCACAGTCT-3. -GGCAAATACTTAGACCGTTTT-3. 5'-TAATGGACTTTTAATGGATTG-3. Pst-1. 5,TTCAGCCAACGTGCCAATAAA-3. 5.GACGCGCTTAACGGAAGTAAC3. 図3.Polymerasechainreactionに A=ア. しか しな が ら,R1領. 域 は18bp単. 使 用 した プ ライ マー. デ ニ ン,C;シ. 位 と15bp単. ト シ ン,G=グ. ア ニ ン,T=チ. ミン. 位 の ふ た っ の 組 み 合 わ せ が 反 復 す る 構 造 で あ る こ と か ら,. ま ず 片 方 の 単 位 の 反 復 数 を 決 定 して か ら残 る単 位 の 反 復 数 を 割 り 出 す こ と に し た.そ 復 数 を 決 定 す る た め にa配. 列 と 配 列 が 同 じ プ ラ イ マ ー を 作 製 してPCR法. わ ち,図2の. よ う に 例 え ばH-S1株. 列 を(+)側. の プ ラ イ マ ー と して 用 い れ ば 反 復 数 と 一 致 す る6本. 際,18bp単. た が っ て,H-S1株. で は42bp単. む よ う に設 定 し た.プ し た が っ て 、PCR産. 2).R3領. 位 のa,a'配. 域 は9bp単 域 はGC量. 量 の 多 い 配 列 のPCR法. の バ ン ドが 検 出 で き る は ず で あ る.こ. の. のプラ. の プ ラ イ マ ー と 同 一 の も の を 用 い た.し. バ ン ドが 検 出 で き る は ず で あ る. 列 よ り成 り立 っ 領 域 で あ る(図2).. 示 した.反 復 配 列 の 上 流 は80bp,下. 物 の バ ン ドの 長 さ は,80+{42×(a,a'の. の 多 い9bp単. な. が 報 告 さ れ て い る 二5.プラ イ マ ー は こ の 反 復 領 域 を は さ み こ. ラ イ マ ー の 塩 基 配 列 は 図3に. 位 のa,a'配. を 行 っ た(図3R1-B).す. 位 の 反 復 数 が 計 算 で き る.な お(一)側. 列 の 反 復 と ひ と っ の32bpのx配. 位 の 反 復 数7回. 位 の反. 所 あ る こ と が す で に判 明 し て い る こ と か ら,a配. 域 を は さ む プ ラ イ マ ー セ ッ トの(一)側. で は510,462,414,366,333,300bpの. 域 は42bp単. 例 え ばDumas株. R3領. 列 が6箇. 位 の バ ン ド間 の 間 隔 を 測 定 す る こ と で15bp単. イ マ ー は,前 述 のR1領. R2領. で はa配. こ で18bp単. 列 の 反 復 と ひ とっ の3bp単. 反 復 数)+32}+62bpと 位 のx配. 流 は62bpで. あ る.. な る.. 列 よ り成 り立 っ 領 域 で あ る(図. 位 が100回 近 く繰 り返 す こ と が す で に 示 唆 さ れ て い る15.通 常 ,GC. は 変 性 温 度 を 高 温 に設 定 す る 必 要 が あ る た め に,PCR法. 一6一. に は不 向 きとされ て い.

(9) る16.そ こ で プ ラ イ マ ー は 反 復 配 列 を は さ む よ う に3種 イ マ ー の 塩 基 配 列 は 図3に R4は27bp単 2).例. 列 の 反 復 と ひ とっ の11bp単. で は27bp単. 域 を は さ ん で 図3の. 位 が5回. 位 のa,a'配. い る(図2).今. R5-Aに. 反 復 数+11}+96bpと 位 のb配. の プ ラ イ マ ー を88bp単. た が っ て,図2の. 下 流 は96bpで. ラ イ マ ー は この 領. あ る.し. た が っ て,PCR. 計 算 で き る.. 列 を は さみ こむ組 み 合 わせ が 反 復 す る構 造 を と っ て 位 内 の1番. の プ ラ イ マ ー は 反 復 配 列 か ら840bp下. 示 した.し. 繰 り返 しが3回. 列 の 組 み 合 わ せ よ り な る 領 域 で あ る(図. 反 復 し て い る こ と が 報 告 さ れ て い る'5.プ. 列 が24bp単. 回 は(+)側. て 設 定 し,(一)側. 位 のx配. よ う に設 定 し た.反 復 配 列 の 上 流 は327bpで. 産 物 の バ ン ドの 長 さ は327+{27×aの R5は88bp単. ラ. 示 した.. 位 のa配. え ばDumas株. 類 ほ ど作 製 し て 増 幅 可 能 か ど う か 検 討 し た.プ. 目 か ら21番 目 ま で の 塩 基 配 列 に一 致 さ せ. 流 に 設 定 し た.プ. よ う に,例 え ばYS株. で は88bp単. ラ イ マ ー の 塩 基 配 列 は 図3の. 位 が24bp単. 位 を は さん だ 構 造 の. で あ る こ とが す で に 判 明 して い る こ とか ら12,こ の プ ラ イ マ ー で928,1040,1152,1264bpの. 4本 の バ ン ドが 検 出 で き る は ず で あ る.な お2回. な ら ば3本,1回. な ら ば2本. の バ ン ドが 検 出 で き る こ と. に な る. 同 時 に,本 藤6の 設 定 し た こ の 領 域 を は さ ん だ プ ラ イ マ ー(図3,R5-B)も ラ イ マ ー に よ る反 復 数 を 確 認 した.こ 583bpの. 位 置 に1本. PstlN-K断. 片 間 にPstlが. 点 変 異 して い る た めPstlで. PstlN-K断. 化 に よ り286bpと356bpに 4.PCR法. 認 識 す るCTGCAGの. 配 列 が あ り,PstI切. 断(一)変. 消 化 さ れ な い こ と が 判 明 して い る6.. 増 幅 で き る.PCR産. の プ ラ イ マ ー はN-K. 物 は 切 断 点(+)で. あ れ ばPstIの. 消. の温 度 と時 間設 定 はGeneAmp⑭PCRReagentKit(宝. 酒 造)を. 塩 酸pH8.3,15mM塩. 2,dATP2μ2,dCTP2μ. 乏,dGTP2μ. フ゜ラ イ マ ー 各5μ2,テ. 乏,dTTP2μ. ン プ レー ト10μ2,再. に 同 じで94℃1分,55℃2分,72℃3分 グ ネ シ ウ ム 濃 度2.OmMに. 用 い て 行 っ た.10倍. 反 応 緩 衝 液(500mM塩. 化 マ グ ネ シ ウ ム2,0.01%(W/V)ゼ 乏,AmpliTaq⑧DNAポ. 蒸 留 水61.5μ4,計100μ. サ ー モ サ ー ク ラ ー はTP-Cycler-100⑬(Toyobo)を. PCR産. な らば. 切 断 さ れ る.. 化 カ リ ウ ム,100mMTris一. 5.電. な ら ば471bp,3回. 片 間 切 断 点 変 異 は 本 藤6の 報 告 した プ ラ イ マ ー を 用 い た(図3).こ. 断 片 間 を は さ む よ う に 設 定 して あ り,642bpを. PCR法. な ら ば359bp,2回. 回作 製 した プ. の バ ン ドと して 検 出 で き る6.. 片 間 変 異 は,N-K断. 異 株 で はAがGに. の 場 合 は,反 復 数1回. 使 用 し て,今. ラ チ ン)10μ リメ ラ ー ゼ0.5μ. 乏 を 調 整 し てPCR法1?を. 乏,. 行 っ た.. 使 用 した.設 定 温 度 と時 間 は す べ て の プ ラ イ マ ー 共. で あ る.な お,R4の. プ ラ イ マ ー 使 用 時 は 反 応 緩 衝 液pH9.5に. マ. 調 整 した.. 気 泳動 物 は1.2%ア. ガ ロ ー ス ゲ ル(Biorad)内. で200V,95mAで1時. マ ー カ ー はBioMarkerLow⑬(BioVentures),も. し く はDNAMWmarker4⑪(和. い た.泳 動 後,ゲ ル を エ チ ジ ウ ム ブ ロ マ イ ドで 染 色 し,UVイ し,写 真 撮 影 を 行 っ た.ま %NuSieve3:1ア. たR1のPCR産. 間 半 電 気 泳 動 し た.DNAサ. ル ミ ネ ー タ ー(フ. 光 純 薬)を ナ コ シ)で. 一7一. 使 用 し,DNAサ. 用. バ ン ドを 検 出. 物 に つ い て は バ ン ドの 正 確 な 位 置 を 確 認 す る た め,ゲ. ガ ロ ー ス ゲ ル⑪(FMCBioProducts)を. イズ. ル は3. イ ズ マ ー カ ー と し て20.

(10) bp間. 隔 の 読 み と りが 可 能 なSuperladder-low⑪(フ. に は,PCR産. 物5μ4とPstI(宝. 恒 温 槽 に て37℃1時 6.プ. 酒 造)2.0μ2,添. 使 用 し た.な. 付 バ ッ フ ァー2.5μ2,再. お,PstI変 蒸 留 水15.5μ. 異 領 域 の検 討 乏 を 調 整 し,. 間 処 理 後 に 前 述 の よ う に ゲ ル 内 で 泳 動 し て エ チ ジ ウ ム ブ ロ マ イ ド染 色 し た.. ラ イ マ ー の特 異 性. 今 回 使 用 し た す べ て の プ ラ イ マ ー は,VZV以 HSV2型(UW-268株),Epstein-Barrウ. サ イ ト(ク. ラ ボ ウ)を. 外 の ヒ トヘ ル ペ ス ウ イ ル ス 群 に属 す る 葦{SV1型(HF株),. イ ル ス(B95-8株),ヒ. ヒ トヘ ル ペ ス ウ イ ル ス ー6(HST株),ヒ. トサ イ ト メ ガ ロ ウ イ ル ス(AD169株),. トヘ ル ペ ス ウ イ ル ス ー7(KHR株). 同 一 条 件 で す べ て 検 出 しな い こ と を 確 認 した.図4に. を 示 し た.(HST株,KHR株,AD169株 所. ナ コ シ)を. は大 阪 大 学 医学 部. ライ マ ー の特 異 性 の 検 討 M.W.. :分 子 量 マ ー カ ー. レ ー ン1. :単 純 ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス1型. レ ー ン2. :単 純 ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス2型. レ ー ン3. :ヒ. レ ー ン4. :EBウ. レ ー ン5. :ヒ. ト ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス6型. レ ー ン6. :ヒ. ト ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス7型. レ ー ン7. :培 養 ヒ ト ケ ラ チ ノ サ イ ト. レ ー ン8. :水 痘 ・帯 状 庖 疹 ウ イ ル ス. N.C。. :陰 性 コ ン ト ロ ー ル. トサ イ トメ ガ ロ ウ イ ル ス イル ス. 一8一. プ ラ イ マ ーR1-Aに. 山 西 弘 一 教 授,B95-8株. 西 蓮 寺 剛 博 士 よ り分 与 を 受 け た). 図4.プ. ,お よ び 培 養 ヒ ト ケ ラ チ ノ よ る結 果. は国 立 予 防 衛 生 研 究.

(11) 結. 果 1.基. 礎 デ ー タの解 析. VZVゲ. ノ ム 上 の5箇. 所 の 解 析 で 株 間 の 異 同 判 定 が 可 能 か ど うか を 検 討 す る た め の34検 体 の 結 果 は 以 下. に 示 し た. R1領. 域 は,例 え ばH-S1株(国. 立 公 衆 衛 生 院 本 藤 良 博 士 よ り分 与)で. は さ ん だ プ ラ イ マ ー を 用 い た 場 合 に687bpの. 位 置 に1本. は 予 想 した よ う に,反 復 配 列 を. の バ ン ドが 検 出 さ れ た.ま た,反. し た プ ラ イ マ ー を 用 い た 場 合 は510bp,462bp,414bp,366bp,333bp,300bpの. 位 置 に6本. 出 で き た(図5).. 図5,R1領. 域 のPolymerasechainreactionに レ ー ン1:HS-1株(18bp単. M.W.:分. よ る検 出 位 に 一 致 す る フ゜ラ イ マ ー). レ ー ン2:HS-1株(R1領. 域 を は さ ん だ プ ラ イ マ ー). 子 量 マ ー カ ー. 一9一. 復配列 部 に一 致 の バ ン ドが 検.

(12) 34検 体 の 解 析 結 果 を 図6aに 4株,18bp単 単 位7回. 位6回 と15bp単. の 反 復 数6回 回,7回. と15bp単. 位8,9,10,11回. 位10,11,12回. と15bp単. と10回,7回. 示 し た.18bp単. 位 の 反 復 数5回. と15bp単. の 組 み 合 わ せ が 各 々2,1,4株. 体 の 各R1,R2,R4,R5,PstI領 a:R1領. 域 の反 復 数. b:R2領. 域 の反 復 数. c:R4領. 域 の反 復 数. d:R5領. 域 の反 復 数 片 間 切 断 点 の有 無. 一10一. た18bp. で あ っ た.今 回 の 結 果 で は,18bp単. と11回 の 組 み 合 わ せ は 少 な く各 々1,1,2株. e:PstIN-K断. の組 み 合 わ せ が. の 組 み 合 わ せ が 各 々1株5株,13株,4株,ま. 位 の 反 復 数10回 の 株 が 一 番 多 く,38%(13/34)を. 図6,34検. 位 の 反 復 数9回. 占 め て い た.逆 で あ っ た.. 域 の解 析 結 果. に,6回. 位 と8.

(13) R2領. 域 は,42bp単. 反 復 数4回. 位 の 反 復 数 が4回. が1株,5回. が2株,6回. 1株 で あ っ た(図6b).今 た.4回. が5株,7回. お よ び12回,13回 が5株,8回. 回 の 結 果 で は,反 復 数6回. の 反 復 数 で は342bpの. 7回 で は468bp,8回. か ら9回. か ら9回. で あ っ た.反. が11株9回. が8株,12回. で は552bp,12回. が1株,13回. の 株 が85%(29/34)と. 位 置 に一 本 の バ ン ド と し て,ま た 反 復 数5回. で は510bp,9回. 復 数 と株 数 に関 して は,. で は678bp,13回. が. 多数 を 占めて い. で は384bp,6回. で は720bpの. で は426bp,. 位 置 に1本. のバ ン. ド と して 検 出 で き た(図7).. 図7.R2領. 域 のPolymerasechainreactionに M.W.:分 レ ー ン1:4回.レ. ー ン2:5回.レ. ー. ン3:6回.レ. ー ン4:7回. レ ー ン5:8回.レ. ー ン6:9回.レ. ー. ン7:12回.レ. ー ン8:13回. N.C.:陰. R3領. 性. 域 は前 述 の よ う に フ゜ラ イ マ ー を3種. え て み た が,予 想 し た よ うに,G,C量 ず か に1種 ま た,仮. よ る 反 復 数 の 検 出. 子 量 マ ー カ ー. 類 の プ ラ イ マ ー で1株. コ ン ト ロ ー ル. 類 ほ ど 作 製 し,さ ら に 設 定 温 度 な どPCR法. の 多 い こ の 領 域 で はPCR産 の み1000bp以. 物 は ほ と ん ど 検 出 で き な か っ た.わ. 上 の 位 置 に うす い バ ン ド と して 検 出 で き た の み で あ っ た.. に す べ て の 株 で バ ン ドが 検 出 で き た と して も,1000bp前. の は ほ と ん ど不 可 能 で あ る.し た が っ て ,R3領. の際 の条 件 を変. 域 は 今 回 のPCR法. と判 断 し た.. 一11一. 後 の 位 置 で9bp単 に よ るVZV株. 位 の変化 を解析 す る 間 の 解 析 に は不 適 格.

(14) R4領. 域 は,27bp単. 7回 が2株,8回. 位 の 反 復 数 が7回. が3株9回. 16回 が2株,17回. が1株. を 占 め て い た.反. 復 数7回. で は731bp,12回. か ら14回 お よ び16回 と18回 で あ っ た.反 復 数 と 株 数 に 関 し て は,. が9株,10回. が5株,11回. で あ っ た(図6c).今 で は623bpの. で は758bp,13回. が4株,12回. 回 の 結 果 で は,反. 位 置 に,8回. で は785bp,14回. が4株,13回. 復 数9回. で は650bp,9回 で は812bp,16回. が2株,14回. が2株,. か ら12回 の 株 が64.7%(22/34). で は677bp,10回 で は866bp,18回. で は704bp,11回 で1ま920bpの. 位置に. 1本 の バ ン ドと し て 検 出 で き た(図8).. 図8.R4領. 域 のPolymerasechainreactionに M.W.:分. ー ン2:8回.レ. ー ン3:9回.レ. ー. ン4:10回.. レ ー ン5:11回.レ. ー ン6:12回.レ. ー ン7:13回.レ. ー. ン8:14回.. レ ー ン9:16回.レ. ー ン10:18回. 性 コ ン ト ロ ー ル. 域 は,反 復 数 の 違 い に よ り 明 瞭 に2本. 1回 が5株,2回 が1回. 子 量 マ ー カ ー. レ ー ン1:7回.レ. N.C.:陰. R5領. が27株,3回. の 場 合 は2本,2回. bp,1040bp,928bpで 同 一 の 材 料 で 反 復 数1回. よ る反 復 数 の 検 出. が2株 は3本,3回. あ る(図9).同 で は359bp,2回. か ら4本. で,反 復 数2回 は4本. ま で の バ ン ドを 検 出 で き た.解 析 結 果 は,反. の 株 が79.4%と. 多 数 を 占 め て い た(図6d).反. の バ ン ドが 認 あ ら れ た.バ. 時 に 行 っ たR5領 で は471bp,3回. 一12一. 復数 復数. ン ドの 位 置 は 各 々1264bp,1152. 域 を は さ み こ む プ ラ イ マ ー を 使 用 した 場 合 で は, で は583bpの. 位 置 に1本. の バ ン ド と して 検 出.

(15) で き,2種. 類 の プ ラ イ マ ー に よ る 解 析 結 果 は 完 全 に 一 致 し た(図9).. 図9.R5領. 域 のPolymerasechainreactionに M.W.:分. よ る反 復 数 の 検 出. 子 量 マ ー カ ー. レ ー ン1:3回 レ ー ン2:2回 レ ー ン3:1回 レ ー ン4:3回(レ. ー ン1と. 同 じ 株). レ ー ン5:2回(レ. ー ン2と. 同 じ 株). レ ー ン6:1回(レ. ー ン3と. 同 じ 株). N.C.:陰. PstIN-K断 (図10).図6eの. 性 コ ン トロ ー ル. 片 間 切 断 点 変 異 領 域 は,PstI消 如 く(+)株. は27株(79.4%)で. 化 に よ り切 断(+)株 多 数 を 占 あ,(一)株. _1Q_. と(一)株 は7株(20.6%)で. に完 全 に 分 け られ た あ っ た..

(16) 図10.PstIN-K断 M.W.:分. 片 間 切 断 領 域 のPolymerasechainreactionに. よ る検 出. 子 量 マ ー カー. レ ー ン1:PstI切. 断 点 を 有 す る株. レ ー ン2:PstI切. 断点 を有 しな い株. +:Polymerasechainreaction産. 物 をPstI切. 断 酵 素 で切 断 あ り. 一:Polymerasechainreaction産. 物 をPstI切. 断 酵 素 で切 断 な し. N.C.:陰. 性 コ ン トロ ー ル. 34検 体 の5箇 所 の解 析 結 果 を表1に 示 した.今 回 検討 したす べ て の領 域 で 同 一 パ ター ンを 示 す株 はな く 今 回 の 方 法 でVZV株. 間 の 異 同 判 定 が可 能 で あ る こ とが示 唆 さ れ た.. 一14一.

(17) 表1帯. 状 庖 疹 患 者 か ら得 た34検 体 のR1,R2,R4,R5,PstI切. 症例 年齢 性別 病 日. R2R4R5PstI. 89. 齢. 89. 0 l. 一. 99 99. 2 l. 一. 9. ■. 78. 9 0 l. 一. 1 l. 一. 88. 9. 一. 812. 一. 0 9 望 1. 816. 騨. 611. 層 一. 2 0 8 1 ¶ 1. 1311. 璽. 810 67. 噂 ■ 層. 79. 一 〇. 0 2 9 11 1. 810 710. 一. 610. 0 1. ﹁. 511. 1 1. 一. 714. 0 1. 噂. 99. 0 1. 一. 813. 甲. 0 0 ¶l 1. 輪. 1212 516. 9. 一. 88. 0 1. 5. 一. 914. 0 1. 2. 一. 9 1 1. 7 9. 暉. 913 912. 十 十. 騨. 811. 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十. ■. 0 0 0 9 1 11 1. 67 79 410. 十 十 十 十 十 十 十 }十 十. ■. 918 912. 十 十 十. 一. 5. 9. 2. 2 2 2 2 2 2 2 1 2 2 2 1 2 2 3 2 2 2 2 1 2 2 2 2 2 2 3 2 2 2 2 2 1 2. 一. 1 1 2 11 ーユ ー. 89. 十. コ ピー数. 18bp-15bp 6 6 7 6 7 5 5 6 6 6 6 5 7 6 6 6 7 6 6 6 7 6 6 7 6 7 6 6 6 6 6 5 6 6. 1. 69. 一. 34. 4. 32 33. 5. 31. 3. 30. 4. 29. 5. 27 28. 4. 26. 8. 25. 8. 24. 3. 23. 5. 22. 9. 20 21. 1 6. 19. 4. 18. 4 3. 16 17. 5. 15. 3. 13 14. 3. 10 11 12. 5. 9. 6. 8. 9 6. 7. 5. 6. 8. 5. 2. 4. 4 1. 3. 男 男 男 女 男 男 男 男 女 女 男 女 女 男 女 男 男 女 女 女 男 女 女 男 男 女 女 女 女 男 男 男 女 男. 2. 1 9 3 1 4 9 0 3 4 2 7 7 2 0 4 2 3 3 6 8 0 7 3 7 6 7 5 5 5 6 5 9 2 0 6 6 8 5 7 5 2 1 5 6 1 2 6 6 6 2 6 5 1 1 6 2 5 4 7 7 1 6 6 5 3 7 2 6. 1. Rl. 断点変異の解析結果. 2.臨 床 応 用 例 今 回作 製 した プ ライ マ ー を用 いて,実 際 にVZV感. 染 症 で株 間 の異 同判 定 が 可 能 か ど うか を検 討 した.. 検 討 した症 例 は,病 日別 に検 体 を 採取 した帯 状 庖 疹4例,病 た帯 状庖 疹2例(4例. 変 部 内 の相 離 れ た2箇 所 か ら検 体 を採 取 し. 共 に ア シク ロ ビルを投 与),汎 発 性帯 状 庖 疹 で 原発 疹 と汎 発 疹 か ら検 体 を 採 取 した. 1例,眼 部 帯 状 疸 疹 で前 額 部 と眼 瞼 結 膜 か ら検 体 を採 取 した1例,躯 例,学 校 の寮 内 で ほぼ 同時 期 に発 症 した帯 状庖 疹2例,お. 一15一. 幹 の両 側 に生 じた 複発 性 帯 状 庖 疹1. よ び水 痘 の家族 内感 染2例 で あ る(表2)..

(18) 表2臨 年齢. 部位. 病 日RlR2R4R5PstI. 男66. 帯状庖疹. 男25. 複発性 帯状庖疹 帯状庖疹 帯状庖疹 水痘. 男69左. 族内. 1 ⊥ 可 ⊥. 66 0α. 10家. ㎝ " 柵 鎚. 7. 籠. 6. 右腹腰部4 男14右 男12左 女30全. 胸 部3 磐部4 身8 1△2. 11又k・. 同 一 患者 で複 数 の株 を採 取 した例 で は各 領 域 のPCR法. ﹂十. 汎発性. 十 十 十 十 十 十. 原発疹 汎発疹 主病変 結膜 主病変 2箇 所 寮内同 時発症. ﹁. 5. 十 十 十 十. 女53左. 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 12 2 2 2 2 2 2 2 1 1. 帯状庖 疹. 1 1 1 1 1. 位別 病 日別. 3 3 0 0 2 1 9 9. 4部. 胸 部3 左 背部3 左胸 部3 左 背部3 腹 部7 左腰 部7 左腹部12 左 腰部12 右頚部8 左 大腿8 左 前額10 左 結膜10 胸 部4. 0 0 2 2. 女67左. 1 1 ー ユ ー. 帯状 庖疹. 4 0 0. 位別 病 臼別. 1 1 1. 3部. 6. 1. 腹 部12 16. 1 1. 女71右. 1 4 4 4. 帯 状庖疹. 6 6 1. 日別. 1 1 1 1. 2病. 7 7. 腹 部3. 9 9 6 8. 女37右. l815b. 8 8 8 2 2. 帯 状庖疹. 3 8 8 8. 日別. 3. 1病. 1←-⊥ ⊥ 1. 病名. 8 8 3 3. 種類. 8 8. 症例. 補 川 掬 川 剛 繊. 性別. 床応用例. の結 果 は一 致 して お り,各 患 者 にお け る 複 数 の. 株 は そ れ ぞ れ同 一 株 で あ る こ とが 示 唆 され た.ま た,水 痘 の家 族 内 発 症 例 で も各 領 域 のPCR法 同 じで あ り,同 一 株 で あ る と考 え られ た,一 方,学 校 内 で ほぼ 同時 に 発 症 した帯 状 庖 疹2例 域 の 反 復数 が2回. の結 果 は. で は,R5領. と一 致 して い た が,そ の他 の プ ラ イ マ ーに よ る結 果 す べ て一 致 せ ず,異 な る株 と判 定 し. た.. 考. 察 一 般 に臨 床 ウイ ル ス学 領 域 で の 疫 学 的 研 究 手 法 と して は. ,大 きな集 団 内 で血 清 中 の ウ イル ス抗 体 保 有 率. を 測 定 して特 定 の ウ イ ル ス感 染症 の 流 行 な どを検 討 す る血 清 疫 学 的 方 法 と分 子 生 物 学 的 手 法 を利 用 して ウ イ ル ス株 間 の異 同 を調 べ て 個体 間 で の ウイル ス伝 播 な どを検 討 す る い わ ゆ る分 子 疫 学 的方 法 の2つ. に. 大 別 され る. 水 痘 一帯 状 庖 疹 に関 す る分 子疫 学 的 研 究 と して は,家 族 内 で発 症 した水 痘 患 者 か ら分 離 した株 が 同 一 株 で あ った報 告1な どが あ り,VZV感. 染 か らの疫 学 的 検 討 に役 だ って い る.ま た,水 痘 罹 患 児 が 治 癒 後 に帯. 状 庖 疹 を発 症 し,水 痘 か ら得 た株 と帯 状 疸 疹 か ら得 た株 が 同一 で あ った例2や 汎 発 疹 を 伴 う複 発 性 帯 状 庖 疹 で 汎 発疹 と2箇 所 の 帯 状 庖 疹病 変 部 か ら採 取 した3株 が 同一 で あ っ た例3な どが 報 告 され,VZV感. 染症. の 発 症 機 序 の解 明 に も役 立 って い る.す なわ ち,過 去 に は水 痘 と帯 状 庖 疹 は別 の 病 気 と考 え られ て い た 時. 一16一.

(19) 代 も あ っ た が,帯 状 庖 疹 は 神 経 節 に 潜 伏 感 染 し て い た水 痘 罹 患 時 の 株 が 再 活 性 化 さ れ て 発 症 す る こ と が, VZV株. 間 の 異 同 判 定 す る こ と で は じめ て 確 立 さ れ た と言 え る.ま た,汎. たVZVが. 発 疹 は帯 状 庖 疹 病 変 部 で増 殖 し. ウ イ ル ス 血 症 に よ り散 布 さ れ て 発 症 す る こ と が 判 明 した と 言 え る.し か しな が ら,こ. 例 の 検 討 に 用 い ら れ た 方 法 は,VZVを. 培 養 した あ とVZVDNAを. 抽 出 し,さ. れ らの 症. らに 制 限 酵 素 で 切 断 して 電. 気 泳 動 像 を 解 析 す る と い う煩 雑 な も の で あ っ た. 今 回,本. 研 究 で は こ の よ う な方 法 を 用 い ず に 臨 床 材 料 か ら直 接 的 か つ 簡 便 にPCR法. 各 領 域 の 解 析 か ら よ い 結 果 を 得 る こ と が 出 来 た.ま た,今 各 領 域 をPCR法. に よ りウイル スの. 回 設 定 し た プ ラ イ マ ー を 用 い る と,ウ. イル スの. で 増 幅 す る 際 に設 定 温 度 と時 間 が 同 一 の 条 件 で で き る た め,各 領 域 ご と に 設 定 条 件 を か. え て 何 回 もPCR法. を 行 う手 間 と時 間 が 省 け る と い う,忙. し い 臨 床 医 に と っ て の 研 究 上 の 利 点 も持 ち 合 わ. せ て い る. ウ イ ル ス株 間 の 異 同 を 判 定 す る際 は,ウ. イ ル ス ゲ ノ ム 上 に あ る変 異 領 域 を な る べ く多 数 検 討 す れ ば,株. 間 の 異 同 判 定 の 際 の 正 確 性 が 向上 す る の は 言 う ま で もな い.前 述 の よ う に,VZVで. は6塩. 基 を認識 す る. 制 限 酵 素 を 多 数 用 い た ポ リモ ル フ ィ ズ ム の 解 析 で 点 変 異 が 少 な い こ と が 判 明 して お り,株 間 で 差 が 認 め ら れ る の は 主 に反 復 配 列R1∼R5の5箇 と こ ろ で 現 在,PCR法 の み で あ り6,こ. の2箇. 所 の 領 域 で あ る4'7覗18-2°.. に よ り株 間 の 異 同 判 定 に 利 用 さ れ て い る領 域 と し て は,R5とPstI変. 所 の 解 析 の み で は ウ イ ル ス 株 間 の 異 同 判 定 に 苦 慮 す る 場 合 が 稀 な ら ず あ っ た.す. な わ ち,本 邦 で 分 離 さ れ る 株 に っ い て はR5領 N-K断 た2株. 域 の 反 復 数2回. 片 切 断 点 を 有 して い る こ と か ら6,例 を 比 較 し た場 合,両. れ る が,し. 異領域. 株 共 にR5の. か し こ のVZVゲ. な る21.し た が っ て 今 回,PCR法 の 解 析 を 加 え る こ と で,株. あ り,ま. え ば 複 発 性 帯 状 庖 疹 で 相 離 れ た2箇. 反 復 数 が2回. ノ ム上 の2箇. が86%で. で,PstI切. 断(+)で. 所 の 解 析 の み で は100%同. に 不 適 格 と判 断 し たR3以. た 約70%の. 株 がPstI. 所 の 病 変 部 か ら採 取 し. あ るな らば 同 一 株 と考 え ら. 一 株 と す る に は危 険 性 が あ る こ と に. 外 のR1,R2,R4,の3箇. 所 の反復領 域. 間 の 異 同 を よ り正 確 に 判 定 で き る よ う に な っ た と考 え る.. 次 に 基 礎 デ ー タ と な る べ き帯 状 庖 疹34検 体 に っ い て 各 領 域 ご と に 検 討 す る. 1.基. 礎 デ ー タの検 討. ま ずR1領 15bp単. 域 は 、VZV遺. 伝 子11に あ り 蛋 白 を コ ー ド し て い る領 域 で あ る9・'5.こ の 領 域 は18bp単. 位 の 反 復 を 含 ん で い る の で18bpと15bpの. 差 で あ る3bpの. 位 と. 違 い を 判 定 しな け れ ば な らな い 可 能 性. も あ り,制 限 酵 素 切 断 像 で は株 間 の わ ず か な バ ン ドの 位 置 の わ ず か な 差 を 判 定 す る の は 非 常 に 難 し い9. そ こ で 今 回 は18bp単 結 果 は,18bp単 て い た 。一 方,6回 6a),こ. 位 の 配 列 の 反 復 数 を 決 定 した あ と,残. 位 の 反 復 数6回,15bp単 と8回,7回. る15bp単. 位 の 反 復 数 を 数 え る 方 法 を 取 っ た.. 位 の 反 復 数10回 の 組 み 合 わ せ が13株 で38.2%と. と10回,7回. と11回 の組 み 合 わ せ は1∼2株(2.9%∼5.9%)で. れ らの 組 み 合 わ せ を 有 す る株 で あ れ ば,R1の. 一 番多 く占め あ り(図. 解 析 だ け で も他 株 と の 異 同 判 定 を し や す い こ と に. な る. R1領. 域 の 安 定 性 に 関 し て は,VZVの. 限 られ た 培 養 継 代 数 で は 変 化 は 少 な い と 報 告 さ れ て い る9.ま. 今 回 の 臨 床 応 用 例 の 結 果 か ら は 同 一 患 者 の 株 は す べ て 同 一 パ タ ー ンを 示 し て お り,R1領 で 充 分 に 臨 床 的 応 用 で き る も の と考 え る.. 一17一. た,. 域 は比 較 的 安 定.

(20) R2領. 域 はVZV遺. glycoproteinCと. 伝 子14に. 存 在 し,蛋. 白 を コ ー ド し て い る 領 域 で あ る1q15.ま. ホ モ ロ ジ ー が 高 い と 報 告 さ れ て い る'°.さ ら に,プ. た,HSV-1の. ラ ス ミ ド内 の ク ロ ー ニ ン グ の 際 に. も安 定 と さ れ て い る且 ゜.実 際 に,今 回 の 臨 床 応 用 例 で も同 一 患 者 か らの 株 は 同 一 反 復 数 で あ り こ の 領 域 が 安 定 し て い る こ とが 確 認 で き た. R2は42bp単 88.2%を. 位 の反 復 数 が4回. 占 め て い た(図6b).し. か ら13回 の 広 範 囲 に 及 び,そ た が っ て,R2領. の う ち 反 復 数6∼9回. 域 で は 反 復 数6∼9回. が29株. で全 体 の. 以 外 の 株 で あ れ ば,R2の. 解析. の み で 株 間 の 異 同 判 定 に は 充 分 に利 用 で き る と考 え る. R4領. 域 はVZVゲ. ノ ム 上 の 倒 置 反 復 配 列 上 に存 在 し タ ンパ ク を コ ー ド し て い な い 領 域 で,27bp単. の 配 列 が 反 復 し て い る.HSV-1ゲ R4は 一方. 反 復 数 が7回. ノ ム の 倒 置 反 復 配 列cに. や や ホ モ ロ ジ ー が あ る11・15.. か ら17回 の 広 範 囲 に わ た り,反 復 数9∼12回. ,そ れ 以 外 の 反 復 数 を 示 し た 株 の 占 め る 割 合 は各 々10%以. が っ て,反 復 数9∼12回 R4領. 位. が22株 で 全 体 の64.7%を. 占 め て い た.. 下 の 占 め る 割 合 で あ っ た(図6c).し. た. 以 外 の 株 で あ る な ら ば 株 間 の 異 同 判 定 が しや す い と 考 え る.. 域 はinvitroでVZVを. 継 代 す る 際 に や や 不 安 定 と さ れ て い る.し. か し な が ら今 回,臨. と し て 同 一 患 者 か ら採 取 し た 複 数 の 株 は い ず れ も同 一 の 反 復 数 を 示 し た.今 後,症. 床応 用例. 例 数 を増 や して 更 に 検. 討 す る 予 定 で あ る. R5領. 域 はVZV遺. 配 列 が24bpの. 伝 子60と61の. 間 に 位 置 し,蛋 白 を コ ー ド して い な い 領 域 で あ る8'15.R5は88bpの. 配 列 を は さ む 構 造 で 成 り立 っ て お り,こ の 組 み 合 わ せ を 反 復 数1回. 反 復 数 に 関 して は,現 在 の と こ ろ 本 邦 に お い て は1∼3回 継 代 で も安 定 して お り,前 述 の よ う にPCR法. と数 え て い る8.R5の. の 株 が 見 出 さ れ て い る.invitroで. のVZVの. を 用 い た 株 間 の 異 同 判 定 に よ く利 用 さ れ て い る領 域 で あ. る6. 今 回,本. 研 究 で は(+)側. の プ ラ イ マ ー を88bp単. PCR法. を 行 っ て み る と,一. PCR法. の 結 果 と も一 致 し て い た. が28株 で82。4%と. 一 致 し て い た .し た が っ て,本. PstIN-K断 とGの. 多 数 を 占 め て お り(図6d),こ. 邦 に お い て は 反 復 数2回. お,中 国 で 分 離 さ れ た 株 は 反 復 数2回. 報 告 さ れ て い る22.今 後,各. の プ ラ イ マ ー の 利 点 は実 際 に. 見 して 反 復 数 が わ か る点 で あ る.ま た,反 復 配 列 を は さ む プ ラ イ マ ー を 用 い た. 今 回 の 解 析 で は,反 復 数2回. え ら れ る.な. 位 内 に 設 定 し た.こ. の 結 果 は 本 藤 の 報 告6と. 以 外 の 株 で あ れ ば,株. が52%(13/25)と,日. 間 の異 同 判 定 しや す い と 考. 本 と比 較 す る と 少 な い こ と も. 国 で 分 離 さ れ る 株 間 の違 い も検 討 す る 必 要 が あ ろ う.. 片 間 切 断 点 変 異 は,制. 限 酵 素PstIの. 認 識 す るCTGCAGのAがGに. 間 で 切 断 で き な い た め 生 ず る こ と が 明 ら か に さ れ て い る6.こ. ら れ る が,そ. の 分 布 に っ い て 関 東 で は25%,関. しな が ら,今. 日 の 結 果 は,大. 西 で は36%と. た が っ て,R5領. 間 の 異 同 判 定 に は利 用 しや す い こ と に な る.な. お,PstI変. の 切 断 点 変 異 は 本 邦 で は 約30%に. 地 域 差 が あ る こ と が 示 唆 さ れ て い た6.し. 阪 で 採 取 し た 株 の20.6%(7/34)が. は 分 布 に 地 域 差 の な い こ と が 示 唆 さ れ た.し. 点 変 異 す る た めA. 変 異 株 で あ り(図6e),本 域 で はPstI切. 断(一)の. み か. 邦 にお いて 変 異 株 の方 が 株. 異 株 は 中 国 で は 全 く検 出 さ れ な い こ と が 報 告. さ れ て お り,各 国 間 で 検 出 率 に差 が あ る こ と が 示 唆 さ れ て い る22. 今 回 の 結 果 か らは,R1領. 域 で18bp単. 位6回,15bp単. 一18一. 位10回 で,か. っR2領. 域 で8回,R4領. 域 で9.

(21) 回,R5領. 域 で2回,PstI切. 断 点(+)の. 組 み 合 わ せ の株 が 一 番 多 い可 能 性 が 推 察 され る が,実 際 に は. この よ うな株 は検 討 した株 の 中 に見 出 せ な か った.し たが って,今 回 検 討 した5箇 所 の領 域 で株 間 の異 同 判 定 は充 分 に可 能 と考 え られ る. 2.臨 床 応 用 例 の検 討 前 述 の よ うに,VZVゲ. ノ ム上 の5箇 所 を解 析 す る ことで株 間 の 異 同判 定 が可 能 で あ る と示 唆 さ れ た の. で,実 際 に臨 床 的 に応 用 で き るか ど うか検 討 して み た. 帯 状 痕 疹4例 か ら は病 日別 に検 体 を採 取 した.病 日別 に採 取 した理 由 は,こ の4例 が ア シ ク ロ ビル投 与 を 受 け て お り,ア シ ク ロ ビル存 在 下 の病 変 部 でVZVゲ. ノ ムが変 化 す るか ど うか を検 討 す る た め で あ る.. 結 果 は,各 症 例 と も5箇 所 の 領 域 で変 化 はみ られ な か った. 帯 状 庖 疹2例 で は病 変 部 内 の相 離 れ た2箇 所 か ら検 体 を採 取 した.そ の 理 由 は,野 生 株 の 中 に は複 数 の 株 が 存 在 し,異 な る部 位 に は異 な る株 が 皮 膚 で増 殖 して病 変 を形 成 して い るか も しれ な い と考 え た た あ で あ る.結 果 は,2例. と も に部 位 別 に採 取 した株 は同一 株 と推 察 され た.. 汎 発 性 帯 状 庖 疹1例 で は,原 発 巣 で増 殖 した株 と汎 発 疹 の株 が 同 一 か ど うか を検 討 した.結 果 は,両 株 と もに 同一 株 と推 察 され,原 発 巣 で増 殖 した ウイ ル スが ウイ ル ス血 症 と して 全身 に散 布 され汎 発 疹 を生 じ る経 路3が 確 認 され た. 眼 部 帯 状 庖 疹1例 で は,主 病 変 で あ る前額 部 と同 じ三 叉神 経 一 枝 支 配 領 域 で あ る結 膜 か ら採 取 した両 株 が 同 一 で あ るか ど うか を検 討 した23.結 果 は同一 株 と考 え られ,眼 部 帯 状 疸 疹 で は眼 合 併 症 の 株 が 同 一 株 に 由来 す る こ とが 示 唆 され た. 複 発 性 帯 状 庖 疹1例 で は,左 右 の違 っ た脊髄 後 根 神 経 節 に潜伏 す るVZV株. が 同 一 株 で あ る か ど うか を. 検 討 す る機 会 を得 た.結 果 は 同一 株 と推 察 され,水 痘 罹 患 時 に恐 ら く1種 類 のVZV株. が多数 の脊 髄後 根. 神 経 節 に感 染 した可 能性 が示 唆 さ れ た3. 寮 内 で ほぼ 同 時 期 に発症 した帯 状 庖 疹 か ら検 体 を 採取 して 検 討 した.そ の理 由 は,帯 状 庖疹 は流 行 す る か も しれ な い と い う仮説2箆 否 定 す るた め で あ る.結 果 は予想 した ご と く2株 は全 く異 な る もの で あ った. 通 常,帯 状庖 疹 は初 感 染後 に神 経 節 に潜 伏 感 染 して いたVZVが. 再 活 性 化 す るた め発 症 す る と考 え られ て. お り,ま た 今 回,寮 内 で 発症 した帯 状 庖 疹2例 も異 な る株 に よ る と判 明 した ことか ら,帯 状 庖 疹 の 同 時 発 症 は偶 発 的 と考 え られ る. 同 一 家 族 内 で 発 症 した水痘2例 で は,2株 るTakayamaら1の. は同 一 株 と推 察 され,同 一 ウイ ル ス株 の家 族 内感 染 を 示 唆 す. 結 果 を支 持 す る もの で あ った.水 痘 は空 気 感 染 に よ り伝 播 す る と言 われ て お り,同 居. して い る家 族 構 成 員 同志 で感 染 し発 症 した もの と考 え る. 今 後,本 方 法 を用 い て さ らに症 例 を増 や して 検 討 して い き た い.. 結. 論 1.PCR法. VZV株. を 用 いてVZVゲ. ノム上 の4箇 所 の反 復領 域 とPstIN-K断. 片 間 変異 を解 析 す る こ と で,. 間 の異 同判 定 が可 能 で あ った.. 2.本 方 法 は,VZV感. 染 症 の疫 学 的検 討 や発 症 機 序 の解析 に有 用 と考 え られ た.. 一19一.

(22) 謝. 辞 稿 を終 わ る に あ た り御 指 導 御 校 閲 を賜 った手 塚. 正 教 授 に謝 意 を 捧 げ ます.ま た 本 研 究 を遂 行 す る に あ. た り直接 御 指 導 い た だ きま した吉 田正 己講 師 に心 か ら感 謝 い た します. 本 論 文 の要 旨 は平 成7年5月,第94回. 皮 膚科 学 会 学 術大 会 に お いて 発 表 した..

(23) 文 1. 献 Takayama. M, Takayama. Comparative. restriction. Med Microbiol 2. Straus. SE, Reinhold. Y, Hachimori analysis. K, Kaneda. of varicella-. K, Minamitani. zoster. virus. M (1989). clinical. isolates.. 178 : 61-67. W, Smith H, Ruyechan. analysis. the same patient. 田 正 己,本. endonuclease. Immunol. Endonuclease. 3.吉. N, Kameoka. WT, Henderson. of viral DNA from varicella. DK, Blease RM, Hay J (1984). and subsequent. zoster. infections. in. N Engl J Med 22 : 1362-1364. 藤 良(1989)汎. 発 疹 を 伴 う 複 発 性 帯 状 庖 疹 の1例.日. 皮 会 誌99:457-461. 4.HayakawaY,YamamotoT,YamanishiK,TakahashiM(1986)AnalysisofvaricellazostervirusDNAsofclinicalisolatesbyendonucleaseHpal.JGenVirol67:1817-1829 5.坂. 岡 博(1990)分. 6.本. 藤 良.1989.PCR法. 7.. Straus. 子 疫 学 一 ヘ ル ペ ス か ら エ イ ズ まで 一.東. Hondo virus. 立 出 版 株 式 会 社,52-96. 断 へ の 応 用.感 染 ・炎 症 ・免 疫:東. SE, Hay J, Smith H, Owens J (1983) Genome. virus isolates. 8.. のDNA診. 京:共. 京:19:326-337. differences. among. varicella-zoster. Y (1987) Genome variation. among. varicella-zoster. J Gen Virol 64 : 1031-1041. R, Yogo Y, Kurata isolates. derived. T, Aoyama. from different. individuals. and. from. the same. individuals.. Arch. Virol 93 : 1-12 9.. Kinoshita present. 10.. H, Hondo. R, Taguchi. in open reading. Kinchington Putative. PR,. Remenick. glycoprotein. base-pair. repeat. frame. F, Yogo Y (1988) Variation 11 of varicella-zoster. J, Ostrove. JM,. sequence. has homology. virus strains.. Straus. gene of varicella-zoster. of R 1 repeated. to herpes. J Virol 62 : 1097-1100. SE, Ruyechan. virus with variable simplex. sequence. WT, Hay. J. copy numbers. virus glycoprotein. (1986) of a 42-. C. J Virol. 39 : 660-668 11.. Casey. TA, Ruyechan. and sequencing. 12.. WT, Flora MN, Reinhold. of a variable. virus. DNA. J Virol 54 : 639-642. Hondo. R, Yogo Y (1988) Strain. of the long unique segment 13.瀬. 口 得 二,弓. 立 達 夫,田. 14.. Yoshida. M, Tezuka. Ophthalmologica 15. Davison Gen 16.. Innis. MA,. variation. repeat. region. of R 5 direct repeats. of varicella-zoster. in the right-hand. portion. virus DNA. J Virol 62 : 2916-2921. 田 正 己,手 塚 正(1993)白. 感 染 症 の1例.皮. SE, Hay J (1985) Fine mapping. 血 病 患 者 に 併 発 し水 痘 様 外 観 を 呈 し た. 膚 臨 床35:1037-1041. T (1994) Conjunctivitis. caused. by. human. parvovirus. B 19 infection.. 208: 161-162. AJ, Scott. Virol. in the inverted. of varicella-zoster. 村 隆 弘,吉. 単 純 ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス2型. segment. W, Straus. JE. (1986) The complete. DNA. sequence. of. varicella-zoster. virus.. J. 67 : 1759-1816. Gelf and. DH, Sninsky. JJ,. White. — 21 —. TJ. ( 1990 ) PCR. protocols. : A. guide. to.

(24) methods 17. Saiki. and applications.. RK, Gelfand. Primer-directed. Academic. DH, Stoffel. enzymatic. Press. S, Scharf. amplification. : 3-12 SJ,. Horn. GT, Mullis. KB, Erlich. of DNA with a thermostable. HA.. (1988). DNA polymerase.. Science 239: 487-491 18. Richards. zoster. JC, Hyman. RW, Rapp. virus isolates.. 19. Zweerink. F (1979) Analysis. of the DNAs from. seven varicella-. J Virol 32 : 812-821. HJ, Morton. DH, Stanton. of the DNA from varicella-zoster. LW, Neff BJ (1981) Restriction virus : Stability. endonuclease. of the DNA after. analysis. passage. in vitro.. J. Gen Virol 55 : 207-211 20. Martin. analysia. JH,. Dohner. DE, Wellinghoff. of varicella-zoster. 21.高. 屋 通 子,田. 22.本. 藤 良,伊. 村 隆 弘,吉. 東 佑 英,井. virus. WJ,. and wild-type. 上 栄,横. 井 清,本. Tamura. T,. conjunctivas 24. Wander. Yos hid. a M, Tezuka. of patients. Proc R Soc Med 58 : 9-12. 膚 臨 床(投. 田 ま り こ,新 村 真 人(1993)中. zoster.. of herpes. Restriction. Detection. of. Ophthalmologica. zoster : A long-term. endonuclease. Immunol. 9 : 69-76. 稿 中) 国,韓. 国 お よ び 日本 に お け る 水. 日本 ウ イ ル ス学 会 総 会 演 説 抄 録. T (1994). with herpes. A (1965) The nature. LD (1982). DNAs. Med Microbiol. 田 正 己.複 発 性 帯 状 庖 疹 の1例.皮. 痘 ・帯 状 庖 疹 ウ イ ル ス 感 染 の 分 子 疫 学.第41回 23.. Gelb. 札 幌:161 virus. varicella-zoster. DNA. 208: 41-43 study. and. a new. hypothesis.. in.

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