知的障害教育における自己決定力とその獲得に関する研究
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(2) 実践者(年). Tabe1取り上げた実践 対象 MR程度. 船橋(1993). 中学部、. s剳. 童中軽度. 木村・鈴尾・関・ 小学校 。村(1996.1997. @護学 1〕. 中軽度2〕. P998.1999). 宮地・黒田(1999). 高等部. 一塩・池本(2001) 中学部. 松田・二階堂・ 汾X(2007). 中学部. につながることからも、自己決定力の獲得において 対象授業. 重要であるといえる。. 作業学習. また、3つの場面による授業の流れば実践によっ. 総合学習、国語、. て期剛こ違いは見られたが、ぽぽ同様であることか. @数、音楽、生活. ら、児童生徒が自己決定カを獲得する基本的な過程. 重中軽度2 生活実践学習 業学習 中軽度 重度. であると考えられた。. 作業学習、総合的. これらのことから、ある活動1こ対する自己決定力 とは、「活動を選択・決定し、選択一決定した活動を. ネ学習の時間 1)文脈からMRと判断した。2)文脈から判断した。 1)文脈からMRと判断した。2)文脈かb判断した。. 行い、選択・決定したことやした活動について評価. 定カもこれと同様のカであると考えられる。. する、という一連の流れをもって活動するカ」であ. 自己決定の対象は、主に授業活動にかかわる具体. ると捉えられた。. 的な対象と児童生徒自身の行動が見られた。具体的. その他、「選択肢の拡大」によって自己決定におけ. な対象の選択・決定には活動がともなうことから、. る選択肢が広がることや、様々な場面や状況といっ. 自己決定カはより広義に、児童生徒が自分自身の行. たr選択・決定の場面の設定」によって、自己決定. 動を決定するカであると捉えられた。. する環境が広がることも、重要であると考えられた。. 自己決定にかかわる働きかけとして、いずれの実. 践にも3つの場面による流れと、3つの場面ごとに. 第4章 総合考察. 見られた。. 自己決定力は主体性と関連があることや行動を選. 選択・決定の場面では、様々な状況や場面を設定. 択・決定するカであり、教員の意識によることから. するr選択・決定の場面の設定」、児童生徒の選択肢. 次のように捉えられた。. の幅を広げるr選択肢の拡大」、選択・決定する際の. 知的障害教育における自己決定カとは、主体的に. r選択肢に関する情報や手がかりの提供」、児童生徒. 行動するカにおける、具体的な活動を選択・決定し. の選択・決定の意味づけを考えたりする「意思の推. たり児童生徒が自分の意思で判断して行動したりす. 察」、選択・決定することに対する「意思の草童」。. るカである。そして、そうした活動や行動は、特に. 活動の場面てば児童生徒に「考えさせ、判断させる」、. 自己決定として教員に意識されやすいものである。. 活動の「目的や見通しを持たせる」、教員や友だちと. また、ある活動に対して検討された自己決定力の. のrかかわりの場面の設定」。評価の場面では活動を. 獲得は、具体的には次の5つであった。 ①より少ない手がかりや情報で自己決定できるよう. 「評価させる」。. 選択・決定の場面での働きかけは、主1=初等教育. 1こなること。. 段階や重度知的障害児を対象とした実践において重. ②「どのような」活動を行うかという自己決定から、. 視され、より少ない手がかりや情報によって自己決. 「どのような」活動を「どのように」行うかとい. 定できるよう1二なることが重視されていた。. うより複雑な自己決定ができるよう1二なること。. 活動の場面における働きかけは、主に中等教育段. ③それまで自己決定できなかった児童生徒が自己決. 階にある軽度知的障害児を対象とした実践において. 定できるようになること。. 重視されていた。選択・決定の場面を‘‘何を’’行う. ④自己決定における選択肢の幅がより広がること。. かを決定する場面とすれば、活動の場面は‘’どのよ. ⑤より幅広い環境において自己決定できるようにな. うに’’行うかを決定する場面である。したがって、. ること。. 中等教育段階での実践は、“何を’I‘‘どのように”行. うかを決定する、より複雑な自己決定として考えら. 主任指導教員 河相善雄. れた。. 指導教員 河相善雄. 選択・決定したことや活動したことを「評価させ ること」はいずれの実践にも見られ、次の自己決定. 一241一.
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