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対人関係における依存と性役割

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Academic year: 2021

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(1)対人関係における依存と性役割 福田 Dependency. FuKUDA*. relationships Katsuyuki. and. SU班MA The. purpose. terpersonal istered. this. of. in. relationships 123. to. Tbe丘rst. female. university. questionnaire. the. friend. sex,. the. The. second. role. they. The. following. (1). The. opposite. was. MHF. a. Two 60. and. i.e., love. of the. were. in. same. sex,. intimate object, the most by lto (1978) asking Ss. composed. admin-. college what. students. on. mode. 5. intimate. tbe皿OSt. brother the. in・. in. role were. technical. they. intiIⅥate friend. sex. and. questionnaires. female. dependent. bov. most. scale. dependency. the. adolescents・. students Ss. asked. objects (father,mother, of. female. OGAWA**. RY. is to discuss. study. role. sex. and. in interpersonal Amane. 捷之**. 周*・小川. or. sister)・ 'sex. of. viev. had. 2 points. generally. discussed. were. dependency between. : on. structure. objects. dependences. (2). The. The. main. (1). There. (2). Female. adolescents. depended. on. their. fathers. (3). Female. adolescents. depended. on. their. matbers. (4). Dependency. relation results were. were. the as. differences. structure. follows. the. to female. view. of. sex. adolescent.I. role.. :. in quality. in them. and. close. had. with. in dependency. objects. each. 問. on on. the the. differentswith. structuri.. instrumental emotional every. view. side. side. lot. role.. sex. 題. 依存するということほ,人間の社会的対人行動の一つの形式であって,他人との接触や G. 1955)。これは人間が誕 他人からの養護から満足を得るための行動である(Heatbers, 生して最初に行う対人行動でもあり,事実,依存の研究は主にその発生のところに焦点が J・の言う「愛着+ 置かれていると言っても過言ではないoこの場合,依存とはBowlby, ぁことであり,乳幼児が持つ幼児的な行動であるとする債向がある。しかし,そのような 「依存+の表す内容を見ると,それを幼児期特有の心理学的特質に限定して考察する必要は *本学大学院教育学研究科(°ept. of Psychology) **心理学教室(Dept. of Psychology).

(2) 22. 福田′. 周・小川. 捷之. ないのではないだろうか。つまり,依存が他の人間と共に生活し,他の人問から暖かい注. 目・援助や心の支えを得たいという要求であるとするならば,むしろ成熟した人格におけ る他者との良好な対人関係を成立させる資質と考え,それを研究することが必要ではない だろうか.他人に依存したいという要求は,われわれの成人社会においても顔著に存在す ることは明白なことであり,特に日本社会におけるその特徴として,相互依存的な対人関 係が指摘される(土居の「甘え理論+).このような視点に立つとき,幼児にいわれる従来 の「依存+と,成人にいわれる「依存+とを同一線上で捉え,幼児期の依存が発達して成 人としてふさわしい依存へと質的に変容するという考え方も存在するo (高橋, 1964など) つまり,初め母子という一対一の対人関係が存在し,それが文,家族,友人,集団へと関 係が拡大されて行くと考え,対人関係に障害のある者はその依存要求を直接的,具体的な 行動で満たしていくことが困難となっていくと考えるわけである。基本的な依存要求を持. ちつつも,それらを抑制し,ある限定された依存行動で満足させていくことを学習してい く。これは,社会環境の中で許される依存要求の発現の方法を学習するという,社会化の 一過程であり,. 「依存対象も分化し,対象毎に機能の分化が起こる+. (高橋, 1964)のであ. るoそして,この成熟した依存性によって結ばれた,他者との"良好な”相互依存的関係. の中で得られる安定感を基礎に自立,あるいは自我同一性が獲得されていくと考えられる。 そういう視点からみると, "自立”とは,精神的な結び付きへの抽象的,間接的な依存であ るとも言える。. 青年期における依存性の研究は,現在そのほとんどが,前出の高橋の観点に立って行わ れており,また,その手法も,高橋による「依存性構造+モデルによる手法をとっている。 つまり,青年期における依存を,一つのグロ-パルな指標としてその強さを問題にし,主. に過痢な依存性あるいは「未分化な依存性+(江口, 1966)とみなされてきたが,高橋以降 紘,依存性の内容をいくつかの次元に分けてとらえ,依存性を,どのような対象に,どの ような仕方で,どの程度依存しているかという視点に立って,対象間の機能分化と構造化 によって説明していこうという方向に進んでいる.しかし,高橋自身,依存性を捉えるに 紘, 「依存の対象とLての,それぞれの対象の性質及び,依存の仕方の相違,青年におけ. る個々あ依存の対象の性質などの解明+(江口, 1966)が必要であると言いながら,. 「依存. 構造+モデルの説明に重点を置くことで,その対象間の相補性のみに問題を集約させ,い. わば個人差によるアプp-チに偏り,青年における依存対象として,各対象が,一般的に, どの様な質的な機能を有しているのかが,はっきりしていない。例えば,父親に対して 「助力要求+を向けることと,恋人に対して「助力要求+を向けることとは質的た全く異な ると考えられる。しかし,それを同じ「助力欲求+として扱っているということはどのよ うなものであろうーか.また,類型の元となる「依存質問紙+そのものについても,その妥 当性の検証及びその構造の検討をしている研究が少なく,高橋以外FLは,戸田・松井(1985) が,.新た紅,高橋It揮似の様式の尺度を作成し,因子分析によって,その構造として「心 の支え+, 「助力+,イ関心+, 「受容欲求+田子の4つの依存様式を抽出しているが,ここで は外的対象毎に独立して抽出された因子を,一緒に扱ってしまっており,ここでもやはり, 対象間の依存様式の質的差異を無視してしまっている。.

(3) 23. 対人関係町おける依存と性役割. 無論幼児期と成人における依存を同じものとして扱うことに対する批判はあると思われ るo. これは主に西洋文化における,依存と自立を両極概念として捉える傾向に基づいてい. る。即ち,依存性は成長と共に消失し,依存性がなくなることが自立の目安となるとする 考えである。しかし女性,特に青年期の女性を考える時,この様な自立一俵存の捉え方に は疑問が生じる。女子青年においては依存性の高さが指摘され,それが性差として解釈さ れている。ここから女性が自立していないと結論づけるのは余りにも無謀でほないだろう. かo軍∫しろ女性が性役割の一部として依存要求・行動を許されていると解釈すべきではな いだろうか。これは,女性では,依存と自立が必ずしも対極概念として捉えられておらず, 独立したあるいは相補的な概念として扱われていることを示す。前出の高橋の依存性の捉 え方に従えば,女子青年に見られるこのような依存自立の関係は,むしろ,自然であろう。 女子青年の依存と性役割を通して,依存性の意味を再考する必要が考えられる。 依存性と女性性役割との関連についての研究には,まず,高橋(1974)の研究があげら れる.この研究によれば,家族に高い依存欲求を示す青年女子は,幼児期から社会的行動 で消極的な傾向がみられ,逆に家族外のものに対して高い依存欲求を示すものは,積極的 な傾向が認められることを見いだしている。戸田・松井(1985)は,女性の依存性の様式 と対象との特徴的な性質について,性役割観の要因を示唆している。また,直接依存性と は結び付いた研究ではないが,対人関係における女性性の受け入れに関して自我同一性, 性同一性という観点にたった研究で,女性の自我同一性にをま性同一性が深く関わっている. 1982),普 こと,また,母との同一視,相互性の問題が影響を及ぼしていること(小柳, "女性としての自己”を受容できない,ものは家族内が不安定で,友人 た,松本(1984)紘, 関係が乏しく,同性よりも異性の友人を肯定的に評価する傾向があり,さらに池田ら(1984) は女性性の内的受容という観点から,女性における性役割は,男子が男であることを受容 することと,自己を統合する、ことがはとんど同じであるのに対して,.積極的な自己確立,. 自己獲得の方向性を引っ込めるこ、とによって,つまり,社会的に女睦性役害[jtして一般に 期待され,容認されている受動的,受容的,依存的なあるいは大人しく,控え目で,優し い「他者にための依存+であるようなあり方を引き受けることによって自己を統合しうる と述べているoつまり, 「女性性役割の拒否には,自立,人間志向がみられ,自我同一性 を確立するためには,女性性役割を一度拒否しなければならない+と述べている。. I. 以上,述べてきたように,女子における性役割観の受け入れあるいは選択は,男子のそ. れとは異なった意味合いが含まれていると考えられる。依存性も性役割も,同じ個人の社 会化の過程における対人行動から培われてきたものである以上,密接に関連し合うもので あるが,女性性役割を自己にとって重要でないとみる者,あるいは自我同一性確立の観点 から,より人間的(中性的)なものを重要な性役割と見なす者は,その依存性の向ける対 負,及び強度,様式などに,かなり特異な焼向を示すことが予想される。 本研究の方法. 調査対象は,本学女子学生(123名)及び私立短期大学女子学生(60名)の計183名であ る。.

(4) 24. 福田. 周・小川. 捷之. 調査は,講義に際して,受講中の男女生徒に質問紙を配布し,意識調査の名目で実施し た.しかし,実際の分析には女子学生の資料を分析の対象として用いたo 本研究で用いた質問用紙は巻末に資料としてあげたが,依存性を捉えるための調査項目 と,性役割観を捉えるための調査項目及び,家族構成と年齢を問う付加的質問項目からな っている。. (1)依存性質問紙 「依存様式+, 「依存要求の強さ+の3要素によって捉 ここでは,依存性を「依存対象+, えたoつまり, ①様々な対象に対して, ②どのような様式を③どれほど強く求めているか,. によらて依存性を測定することとした。 本研究では,他種の質問紙も同時に使用するため,高橋(1970)の尺度をそのまま使用 するには,被調査者に対する負担がかかりすぎること,さらに依存様式に含まれる項目数 が揃っていることゐ理由により岡田の質問紙を使用した。この質問紙紘,はぼ高橋(1970) が作成した依存質問紙から抜粋,修正したもので,高橋の尺度が24項目で,下位項目によ りその項目数が異なっていたので,各下位項目に3項目ずつ15項目にしたものである。 a.質問項目の内容 この質問耗は,ある依存様式-の反応を表す15項目の具体的なステートメソトに,そ れがどの程度,ある対象にあてはまるかを問うものである。対象は,父親・母親・兄弟・ 姉妹の中で最も好きな人(以下,兄弟と略す). ・同性の友人の中で最も親しい人(以下, 友人と略す) ・異性の中で一番好きな人(以下,恋人と略す)であるo尚,本研究でむま 依存対象をどちらかの性に限定するために,友人を同性とした.従って,最も親しい同 性を親友・最も好きな異性を恋人と定義.し,当てはまる対象がいない場合は"もしいた らと坂定しで回答を戒めた。依存様式については具体的な依存要求を表す15項目から なり,下に示すような5つの様式に分類される。. (各項目の内容は付録資料を参照のこ. と。)様式①共にあることを求める傾目1,7,8).様式②注意を向けてもらうことを 求める(項目2, る(頭目6,. 14,. ぞれについて,. 10,. 13)。様式③助力を求める傾目3,. 15)。様式⑤心の支えを求める(項目4,. 5, 9,. ll)。様式④保証を求め 12)。ここでは15項目それ. 5つの対象に対して気持ちに当てはまる程度を,. <そうである-どちら かと言うとそうである-どちらとも言えない-どちらかと言うとちがうーちがう>の5. 段階に評定を依頼し,順に4,. 3,. 2,. 1,. 0点を与えた。. (2)性役割観質問紙 本研究では,性役割概念の持つ様々な側面のうち,自己にとって望ましいと考えるとこ. ろの"性質としての性役割”を扱い,性役割を社会化の過程で生物学的性差に基づいて社 会から期待され獲得されていくパ1-ソナワティ特性と定義する. a.本研究で使用する性役割スケール 本研究では,性役割観の定義と使用目的から,伊藤(1978)の作成したMfIFスケー ルを性役割観質問紙として使用した。これは女性として備えるベき性質として,女性性 役割(Femininnity以下Fと略す) ・男性性役割(Masculinity以下Mと略す)のどぢ らを重要視するか,あるいは性によって規定されない,いわば中性的・人間的性質.

(5) 対人関係紅おける依存と性役割 表1 男. 性. 性(M). l. 25. MEFスケール質問項目 中. 性. l. 性(H). 女. 性. 性(F). 1.冒険心に富んだ. ll.忍耐強い. 21.かわいい. 2.たくましい. 12.心の広い. 3.大胆な. 13.頭の良い. 22.優雅な 23.色気のある. 4.指導力のある. 14.明るい. 24.献身的な. 5.信念を持った 6.蘇りがいのある. 15.暖かい. 25.愛嬢のある. 16.誠実な. 26.言葉使いのていねいな. 7.行動力のある 8.自己主輩のできる. 17.健康な 18.率直な. 27.織細な 28.従順な. 9.意志の強い. 19.自分の生き方のある. 29.静かな. 20.視野の広い. 30.おしゃれな. 10.決断力のある. (Humanity. 以下Hと略す)を重要視するかといった,性役割選択における認知的側面. で捉えようとするからである。 この尺度は,. M,. 30の性役割に関する形容詞のうち,. F, Hのそれぞれの次元に属する. 10項目ずつからなっており,各次元に属する項目は表1に示すとおりであるo評定は,. その性質が女性である自己にとってどの程度重要であると思うかを重要なものから順に 6項目ずつ選択させる強制選択法で行い, れた6項目に5点を与え,以下選択段階ごとに4,. 5段階に評定させた。得点は,最初に選択さ 3, 2, 1点を与えている.. 結. 果. (1)依存性の構造の分析 各々の対象への依存がどのよう.な構造を持っているかを検討するために,各対象ごとに 15×15項目の相関行列を作成し,各対象別に独立して国子分析を行った。さらに,異なる 対象問同士の相互関連を見るため,対象(5)×項目(15)の75項目を基に, 75×75の相関行 列を作成し,田子分析を行った。前者の対象別田子分析には,因子抽出に主因子法を用い, なるベ(J情報の損失量を少なくし,かつ必要以上の無駄な因子を除くために,易者寄与率 が95%を越えたところで打ち切り,因子軸の回転には/i. 1)マックス法を用いた.各対象ご. との回転後の田子負荷量行列は参考資料1に示す通りである。後者の対象間因子分析も, 因子抽出には主因子法を用い,この際,説明力の強い因子を取り出す目的から,固有値. 1.0以上の14国子をバリマックス回転した。その結果,第13田子及び第14田子に対しての み負荷量の高い項目が一つずつになったため,この二つを除いた。以上の分析から各対象 毎に次のような因子構造が得られた。 ①. 父親に対する依存構造. 表2は対象別国子分析で得られた各因子と対象間国子分析で得られた国子のうちの父親 のみからなる因子において,それぞれ因子負荷量の高かった項目を示したものである。さ らに,対象別因子分析に関しては各因子の項目を吟味し,田子の命名を行った.女子青年.

(6) 26. 福田 表2. 周・小川. 捷之. 女子青年の父親に対する依存構造. 対象別因子分析 父演. 田子1. 寄与率29.91%. 保養型近接要求. 国子負荷量. 1. できることなら,いつも父親と一緒にいたい. 0.765. 7. できることなら,どこ-行くにも,父親と一緒に行きたい 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,父親に一緒にいてもらいたい. 0.711. 父親には,いつも私のことを考えていてもらいたい. 0.487. 8 13. 父親 3. ll 5. 道具塾助力要求. 寄与率24.03%. 因子負荷量. むずかしい仕事をする時,父親に手伝ってもらいたい. 0.729. 私ひとりでできないことは,父親に力を貸してもらいたい. 0.695. 私によくわからないことは,父親に相談したい. 0.533. 父親 6. 因子2. 0.484. 因子3. 承認型受容要求. 寄与率23.18%. 因子負荷量 540. 私のしたことを,父親からはめられると,非常にうれしい 私が不利な立場にある時でも,父親は私のことを信じてはしい. -0.. 15. -0.. 609. 14. 父親が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. -0.. 588. 父親 9 12. 因子4. 精神的支柱. 寄与率23.59%. 田子負荷量. 父親のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. -0.777. 父弟が,私の心の支えである. -0.571. 対象間田子倉析 寄与率8. 927o. 父親からのみ成る国子. 因子負荷量. 父親が,私の心の支えである. -0.730. つらい時,悲しい時に,文弟のことがまず頚に浮かぷ 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,父親紅一緒にいてもらいたい. -0.577. の父親に対する依存として特徴的なことは,. 「保護塑近接要求+. -0.709. 「道具塑助力要求+と言っ. た,いわば道具的な助力を求めるような対象だと言うことにある.つまり,自分にとって. 困難な場面に陥った時に力を貸してもらいたい,・あるいは側にいてほしいと思う存在なの である。. (卦 母親に対する依存構造 表3は,対象別及び対象間因子分析によって得られた母親に対する依存構造の結果であ る。ここで特徴的なことは,. 「近接型一体感要求+. 「助力塑問題共有要求+である。つまり,. 母親-は直接的にも間接的にもより接触を求めるような依存様式が中心にTi:っており,い わば母親との一体感を求め依存すると言う,より情緒的側面である。. ③. 兄弟に対する依存構造 表4は兄弟に対する依存構造の結果である.兄弟における依存構造のうち最も特徴的な. ことは「全方向的依存要求+にある。このように様々な様式の依存の仕方が混然となって.

(7) 対人関係における依存と性役割 表3. 27. 女子青年の母親に対する依存構造. 対象別国子分析 母親. 因子1近接型一体感要求. 寄与率29.757o. 因子負荷量. 7. できることなら,どこ-行くにも,母親と一緒に行きたい. 0.700. 1. できることなら,いつも母親と一緒をこいたい. 0.699. 母親が,私の心の支えである. 0.574. 12. 母親 3. 11 8. 助力型問題共有要求. 寄与率20.89ち. 因子負荷量. むずかしい仕事をする時,母親に手伝ってもらいたい. 0.71ノ5. 私ひとりでできないことは,母親に力を貸してもらいたい 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,母弟紅一緒にいてもらいたい. 0.675. 母親 10. 因子2. 田子3. 保護型関心要求. 寄与率24.84%. 母親に「元気ですか+などと気を配ってもらいたい. 0.461. 因子負荷量. 9. 母親のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. -0.713 565 -0.. 2. 病気の時や憂うつな時には,母親に同情してもらいたい. -0.456. 母親. 因子4. 東認塾受容要求. 寄与率25.61%. 因子負荷量. 14. 母塞が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. 0.668. 15. 私が不利な立場にある時でも,母親ほ私のことを信じてほしい. 0.571. 私のしたことを母親からはめられると,非常にうれしい. 0.542. 6. 対象間田子倉析 母親から成る国子. 寄与率8. 13%. 国子負荷量. 母親のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. 0.809. つらい時,悲しい時に,母親のことがまず頭に浮かぶ 母親が,私の心の支えである. 0.716. 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,母親軒こ一緒にいてもらいたい. 0.511. 0.657. 現れているのは兄弟のみであり,他の対象にはみられない構造である。このことは対象間. 田子分析においても見られた僚向であり,特に兄弟は依存を向ける上で他の対象とは異質 な存在であると思われる。 ④ 同性の友人に対する依存構造 表5は同性の友人に対する依存構造の結果である。なお,対象間国子分析の結果,同性 の友人に関しては,父親,母親それぞれの対象との共通性を示す因子が抽出された.これ を見ると,まず「助力型精神的支柱+といった助力要求と精神的支柱との関連性がその特 徴として挙げられる。さらに,近接的な意味あいの依存と道具的助力を主とした依存の二 つの依存様式があり,これは,同性の友人に依存する際,支持的,保茅的な依存を求める いわば父親に対するような依存の仕方と,一体感としての依存を求めるいわば母親に対す るような依存の仕方があると言えよう。.

(8) 福田. 2B. 周・小川. 捷之. せ子青年の兄弟に対する依存構造. 表4. 対象別田子分析 兄弟. 因子1. 全方向的依存要求. 寄与率40.087o. 因子負荷量. 2. 兄弟が,私の心の支えである. 0.798. 9. 兄弟のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. 0.705. 7. できることなら,どこへ行くにも,兄弟と一緒に行きたい. 0.674. 1. できることなら,いつも兄弟と一緒にいたい. 0.664. 4. つらい時,悲しい時に,兄弟のことがまず頭に浮かぶ 兄弟には,いつも私のことを考えていてもらいたい. 0. 660. 3. 8. 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,兄弟に一緒にいてもらいたい. 0. 452. 0. 兄弟に「元気ですか+などと気を配ってもらいたい. 0.419. 兄弟. 国子2. 承認型受容要求. 寄与率22.39%. 0. 580. 国子負荷量. 私のしたことを,兄弟からほめられると,非常にうれしい. 0.619. 14. 兄弟が「そうだ+と言ってくれると,なんなく安J亡上していられる. 0.570. 15. 私が不利な立場にある時でも,兄弟は私のことを信じてほしい. 0.543. 6. 兄弟 3 11 5. 国子3. 道具塑助力要求. 寄与率21.98%. 国子負荷量. むずかしい仕事をする時,兄弟に手伝ってもらいたい 私ひとりでできないことは,兄弟に力を貸してもらいたい. 0.704. 私軒こよくわからないことは,兄弟に相談したい. 0.542. 0.675. 対象間因子分析 兄弟のみから成る因子. 寄与率12.937o. 国子負荷量. 兄弟が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. 0.712. 私ひとりでできないことほ,兄弟に力を貸してもらいたい. 0.683. 私むこよくわからないことは,兄弟に相談したい. 0.672. 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,兄弟に一緒にいてもらいたい. 0.572. つらい時,悲しい時に,兄弟のことがまず頭に浮かぶ 兄弟が,私の心の支えである. 0.665. 表5. 0.649. 女子青年の同性の友人に対する依存構造. 対象別因子分析 友人. 因子1道具型助力要求. 寄与率21.049ち. 因子負荷量. 5. 私によくわからないことは,友人に相談したい. 0. 623. 3. むずかしい仕事をする時,友人に手伝ってもらいたい. 0.617. 私ひとりでできないことは,友人に力を貸してもらいたい. 0.531. 11. 友人. 因子2. 近接型関心事求. 寄与率25.78Yo. 因子負荷量. 1. できることなら,いつも友人と一緒にいたい. 0. 675. 7. できることなら,どこへ行くにも,友人と一緒に行きたい 友人には,いつも私のことを考えていてもらいたい. 0. 670. 13. 0. 598.

(9) 29. 対人関係における依存と性役割 友人 14 6 10 2. 15. 因子3. 関心塑受容要求. 寄与率29.81%. 因子負荷量 604. 友人が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. -0.. 私のしたことを友人から経められると,非常にうれしい. -0.. 友人に「元気ですか+などと気を配ってもらいたい. -0.512. 病気の時や憂うつな時には,友人に同情してもらいたい. -0. 500. 私が不利な立場にある時でも,友人は私のことを信じてはしい. -0.. 友人. 因子4. 助力塾精神的支柱. 寄与率23.377o. 588. 422. 因子負荷量. 友人のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. 0.688. 友人が,私の心の支えである. 0.579. 8. 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,友人紅一緒にいてもらいたい. 0.470. 4. つらい時,悲しい時に,友人のことがまず頭匠浮かぷ. 0.453. 9. 12. 対象間田子分析 友人のみから成る因子. 寄与率7. 099ら. 因子負荷量. 友人が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. -0.. 655. 私ひとりでできないことは,友人に力を貸してもらいたい. -0.. 632. 私によくわからないことは,友人に相談したい 友人が,私の心の支えである. -0.612. 父親と同性の友人に共通する国子. -0.421. 寄与率6. 18%. 友人に「元気ですか+などと気を配ってもらいたい. -0.716. 父親に「元気ですか+などと気を配ってもらいたい 友人のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする 母親と同性の友人に共通する因子. 田子負荷量. 寄与率8. 13%. -0. 566 433. -0.. 因子負荷量. できることなら,. どこ-行くにも,友人と一緒に行きたい. -0. 599. できることなら,. いつも母親と一緒にいたい. -0. 590. できることなら,. いつも友人と一緒にいたい どこへ行くFこも,母親と一緒に行きたい. -0.. 589. -0.. 542. できることなら,. つらい時,悲しい時紅,友人のことまず頭に浮かぷ. -0. 484. ‡⑤ 恋人に対する依存構造 表6は恋人に対する依存構造の結果である。恋人も兄弟同様に依存対象としてはかなり 「近接+と「精神的支柱+が密接な関連 独自の存在であると言える。対象間国子分析から, を持つことが示され,このことから対象別因子分析の「近接型関心要求+と「精神的支柱+ がその質的意味あいとして,他の対象とかなり異なると考えられる。 ⑥. 両親に対する依存構造 表7は.対象問因子分析において,父親と母親から成る因子として押出されたものであるo. これは両親に共通する依存要求である9また①及び②の対象別因子分析でも,各対象独自 として抽出された因子(第3,第4因子)で1項目のみ異なるだけである。これらは父親,.

(10) 30. 福田 表6. 周・小川. 捷之. 女子青年の恋人に対する依存構造. 対象別因子分析 恋人. 国子1近接塾関心要求. 寄与率30.14%. 田子負荷量. 1. できることなら,いつも恋人と一緒にいたい. 0.782. 7. できることなら,どこ-行くにも,恋人と一緒に行きたい 恋人には,いつも私のことを考えていてもらいたい. 0.673. 13. 恋人. 因子2. 受容塾助力要求. 寄与率26.8%. 0.643. 因子負荷量. 14. 恋人が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. 0.611. 15. 私が不利な立場にある時でも,恋人は私のことを信じて捜しい. 0.568. 私のしたことを恋人からはめられると,非常にうれしい. 0.555. 私ひとりでできないことは,恋人に力を貸してもらいたい 私によくわからないことは,恋人に相談したい. 0.511. 6. ll 5. 恋人 9 12 4. 因子3. 精神的支柱. 寄与率28.42%. 0.482. 国子負荷量. 恋人のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. 0.714. 恋人が,私の心の支えである. o.642. つらい時,悲しい時に,恋人のこ,とがまず頭軒こ浮かぶ. o.534. 対象間因子分析 恋人のみから成る因子. 寄与率10. 887o. 因子負荷量. できることなら,どこへ行くにも,恋人と一緒に行きたい 私ひとりでできないことは,恋人に力を貸してもらいたい. 0. 769. つらい時,悲しい時に,恋人のことがまず頭に浮かぶ できることなら,いつも恋人と一緒にいたい 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,恋人に一緒紅いてもらいたい. 0. 666. 恋人のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. 0. 585. 恋人が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. 0. 562. 0. 670. 0. 661 0. 633. 母親紅共通する要素,即ち親としての依存対象を表していると思われる.その役割とは主. に東認,受容,保護的な意味あいを持つものであり, ①の父親の「承認塾受容要求+と② の母親の「東認塑受容要求+及び①の父親の「保護塑近接要求+と②の母親の「廃護型関 心要求+が極めて同質性の高いものであることがうかがえる。 考察1女子青年の依存性の構造について 二つの因子分析による女子青年の依存性に関する構造について言えることは,まず各依 存対象に対する「依存構造+は各々の対象ごとに質的に異なっており,全ての対象に共通 した「依存構造+を俊定することは困難であると言うことである。つまりは,それぞれの 対象によって同じ助力凄求であっても,それがより道具的意味あいが強いか,情緒的意味. 臥,が轟いか,といった質的な差異が存在する.各対象ごとの特徴としては,■父親が主に 道具的側面を持ち,母親は情緒的側面を持った俵泰対象である。兄弟は多様な依存様式を.

(11) 対人関係にお古する依存と性役割 表7. 31. 女子青年の両親に対する依存構造. 両親に共通する因子l. 寄与率5.61%. 国子負荷量. 私のしたことを父親からはめられると,非常にうれしい. -0.719. 私のしたことを母親から放められると,非常にうれしい. -0.672. 両親に共通する因子2. 寄与率5.52%. 田子負荷量. 私が不利な立場にある時でも,父親は私のことを信じてはしい. 0.767. 私が不利な立場にある時でも,母親は私のことを居じて托しい. 0.758. 両親に共通する因子3. 寄与率4. 99%. 国子負荷量. 母親には,いつも私のことを考えていてもらいたい. 10.577. 父親には,いつも私のこ,tを考えていてもらいたい. -0.650. ダイレクトに向け易い存在であり,恋人は近接要求と精神的支柱とが密接な関連を持って いると言えよう.同性の友人には,支持的保護的な助力を求める父親に対するような道具. 的側面と,一体感を求める母親に対するような情緒的側面と言った二つの依存の仕方が共 存する。また,父親と母親はそれぞれ独自の性質を有しながらも,親という点で共通点が 衣られ,それは主に自分の存在や行為を肯定的に支持,受容しでもらいたいといった要求 と,受容されていることを確認できるような行動を求めると言うところにある。これは, 自分の行動を支えるバックポ-/としての親の役割と言ったものがその背景にあると言え るかも知れない。 結果2. 女子青年の依存性と性役割. ここでは結果1で得られた依存性に関する結果を革に,女子青年と性役割観との関連を 分析した.まずMHFスケールによって測定された性役割観のMasculinity,. Humanity,. Femininityの3つの次元のうち個人が相対的にどの次元に重きを置くかによって男性性. 役割観を持つM型,女性性役割観を持つF型,中性性(人間性)役割観を持つH塾に性役 割観の棒型を行ったo方法的には,各次元ごとの平均値+1SD以上に該当する者をそれ ぞれM型,. H型,. F型とした。その結果,. M型24名,. H塑22名,. F型29名となったo. (1)性役割炉型ごとの数量化Ⅲ類の結果 結果1で得られた対象ごとの因子構造と性役割観との関連を調べるため,樽型ごとに対. 象別因子分析の結果を数量化Ⅲ額にかけた。具体的には,各因子の痕目得点の合計をその 因子得点とし,さらに,各因子ごとにその国子得点の平均値を求bt',平均以上を1,平均 より下を0として,. (1,0)データに変換し,各因子を質的カテゴリーにして,性役割ごと. に数量化Ⅲ類を行った。以下,その結果にしたがって,その内容を検討して行く。 ①. M型の数量化Ⅲ輝の蒔果. 数量化Ⅲ額を行った結果から得られた軸のうち,固有値が高く,しかも軸の解釈にあた って,十分な意味づけの可能な第2軸までをその分析に用いた。以下,表8にその結果を 2つの軸を同時に分析し,考察するために横軸に第1軸,縦軸に第2軸を. 示す。さらに,.

(12) 32. 福田 表8. 周・小川. 捷之. 数量化Ⅱの結果. M型. 軸. 固有値12 (相関係数γ) 父親田子Ⅰ. 0. 252. FI. -0.. 国子Ⅱ F2 国子Ⅱ F3 国子 ⅠⅤ F4. 母親因子Ⅰ 田子Ⅱ 国子Ⅱ 因子Ⅳ. 0. 144. (0.502). -0.. 930 330. -0. 334 -0.600. MI M2 M3 M4. -0.. BRI BR2 BR3. 663 488 -0. 665. -0.. (o.379). 98l 528. 432 -0. 368 -0.. 0. 329. 2軸. -0.493 -0. 692 0.213. 2. 恥・甲. 0. 532 0. 154 -0. 319 -0. 798. F帆. 1. blLYl Hl・. Fl・fl N主.:帥2 Fkl. 1. 一之-1'野. JIR)・.. 甲:F2  ̄lLT2. 兄弟因子Ⅰ 因子Ⅱ 因子Ⅱ. 友人国子工 国子Ⅱ 因子Ⅱ 因子Ⅳ. 恋人国子Ⅰ 国子Ⅱ 田子Ⅱ. FR FR FR FR. 0. 152. -2. 甲. -0.453. 2 3. 0. 750 0. 194 1. 647. 4. 1. 545. -2. 328 1.216 -0. 072 0. 873. -0. 093 0. 447 0. 606. 0. 888 -1. 198 1. 346. 1. LVI LV2 LV3. 表9. 0. 802. -0. -0.. 図1. M型1軸×2軸の2次元グラフ. H型の数量化Ⅱ類. 軸 固有値}2 (相関係数r) 父親因子Ⅰ 田子Ⅱ 国子Ⅱ 因子Ⅳ. FI F2 F3 F 4. 0. 202. 0. 175. (o.450). (0.418). -0. 161 -i.329 -1. 047 -0. 365. 空句. -0.711 0. 132 0. 402 OA82. 2. -. I,V3 I. 母親国子Ⅰ 国子Ⅱ 国子Ⅱ 国子Ⅳ. 0. 641. PTLI,. MI M2 M3 M4. -1.014 1. 027 -0. 442. BRI BR2 BR3. 0. 639 -0. 931 0. 382. -1.950 -0. 091 -1.391. FRI. -0.. 662 0. 336 0. 141 0.417. -0. 081 0. 524 0. 261. 0. 800 0. 110. 0. 358 0. 506. 0.610. 1. 123. 180 804 -0. 881 0. 013 -0. -0.. 甲. lrV2FrLlモvl. P2 L川. 一之-IhR2. p氾hTLJ皇l. P4 Lt2n. Fl. 兄弟因子Ⅰ 因子Ⅱ 国子Ⅱ. 友人国子Ⅰ 因子Ⅱ 国子Ⅱ 因子Ⅳ. FR} FR3 FR4. 恋人国子Ⅰ(LVl 国子Ⅱ(LV2 因子Ⅱ(LV3. 0. 650. PITS. hli. tt7u. T)Ll ■-2. 国2. H型1軸×2軸の2次元グラフ. 乞. l叫.

(13) 33. 対人関係における依存と性役割 それぞれのカテゴリ-ウェイトとして2次元化したグラフを国1に示す.. 囲1から,第1軸が依存様式を分ける軸であり,第2軸が依存対象を分ける軸である′こ とがわかる。すなわち,_. M型の人間は,依存欲求が,その様式が道具的意味合を持ってい. るか,情緒的な一体感を求めるものかと,対象が家族の人間かそうでないか紅よって左右 「支え+を求める 「助力+を或める要求と, される。さらに,同性の友人と恋人に対して, 要求が,非常に異なる意味合を持つことがうかがえるo ②. H塾の数量化Ⅲ額の結果. M塑と同様な理由で得られた軸のうち,第2軸までを分析に用いたoまずト.第2軸まで 2次元化グラフを図2に示すo の数量化Ⅲ輯の結果を表9に示し, 図2から, H型の人間は,まず依存対象が,友人及び恋人の場合,その依存様式に区別 なく,ほぼまとまるといえる。そして母親-の「近接+要求と友人-の「近接+要求が近. い存在にあり,別の様式についても,他の家族内の対象より,家族外の対象と近い存在に ある。. ③. F塑の数量化Ⅲ類の結果. M型と同様な理由で得られた軸のうち,第2軸までを分析に用いた。まず,第2軸まで の数量化Ⅲ額の結果を表10に示し, 表10. 2次元化グラフを国3に.示す。. F型の数量化Ⅱ類. 軸. 固有・ 12 (相関係数γ) 父親田子Ⅰ 因子Ⅱ 因子Ⅱ 国子Ⅳ. 母親国子Ⅰ 国子Ⅱ 国子Ⅱ 因子Ⅳ. 0. 182. (o.426). 0. 133. (o.364) -0. 605 0. 909 0. 907 -0. 495. FI F2 F3 ど4. -0.. MI M2 M3 M4. -0. 606 -0. 594 -0. 370 -0. 770. -1.236 0. 976. -0. 364 657 -0. 568 -0.. -0. 966 0. 537 0. 060. 0. 237 0. 027 0. 226 0. 233. -0. 863 -0. 967 -0.211. 0. 380 0. 788 1. 632. 0. 515 0. 732 0.417. -0.441 -0. -0.. 572. 724 203. 29. .2. ”・-eJ・71. 0. 018. 0. 327. ■p21 ㌢1いl壬. tLl中一 ■●li壬 baa... rlttl. J2-1111r. 叫11. TIT+l pM BTLL -l. ね3. A). 兄弟国子Ⅰ BRl) 国子Ⅱ BR2) 国子耳 BR3) 友人因子Ⅰ 因子Ⅱ 田子Ⅱ 因子Ⅳ. FRI FR2 FR3 FR4. 恋人国子工(LVl). 昌享蓋托芋2,). 0. 050. ・-I. 図3. F型1軸×2鞄の2次元グラフ. 図3′から,第2軸がはっきり道具的依存とそれ以外町2分する軸であること,恋人以外 がすべてその依存様式で分類されるのに対して,恋人のみできないことが特徴である.ノさ らに,友人が第2軸旺よってのみ左右されることが挙げられる。. ∫. tll.

(14) 福田∼. 34. 考察2. .周・ホ州. 境乏. 女子青年の依存性と性役割との関連について. '数量化Ⅲ額を用いて個々の性役割タイプごと r結果2で旺,性役割と依存性との関係を{ に依存構造を調べること紅よって検討してきたが,ここで,その結果を統合的に比較検討 する。. 1まず,数量化Ⅲ額の結果得られた最も基本的なことは,どのタイプも対象が家族内か家 族外かという点と,依存様式が道具的か情緒的かという点の二つの焦点があるということ である。しかし,この二つは単純に独立したものではなく,ノ相互に関連を持ち,かつ性役 割観によってその影響の仕方が異なるものである。. M型の女性は依存様式の違いが家族外. に・は働かず,逆に家族内の人間に強く働く.. H型の女性は,依存様式の違いが家族外に働 かず,連に家族内の人間に対しては,その対象の違いによって依存に対して依存様式の分 化が異なる。そして,. F型の女性は依存癖式の違いがすべての対象に対してあり,その上. で家族外と家族内と紅対象が二分されているo タイプによる差異をさらに明確にすることを目的に,細かく検討してみると,まずM塑. 紘,他の塑に比べて,父親と母親との依存要求が密接に関連しており,その依存様式によ る差異は他の型綾ど見う叶られない. . H塑でほ,. 「助力+, 「受歯+が両親ともに同じ意味合いを持つのに対して,「近接+, 「関. 心+といった様式は,両親で異なり,特に,母親から「関心+を向けてもらうことは他の. 対象にはない特別な意味を持つこと,また,母親っの「近捜+要求は同性の衷人↑の「近 接+と関連のあることが伺われる。 F型では,両親からの「受容+と「助力+が同じ意味合いを持ち,. `また,友人から ̄の「由. 心+と「近接+が,母親からの「関心+と関連があることがいえる。 性役割観の違いに・よるこれらの債向は,どうして現れるのであろうか.それには,それ ぞれの型の意味を考えて行かねばならない。本研究では,社会一般から期待されている性 役割,つまり性役割ステレオタイプの中で,女性と■して自分が重要と考えている性役割を 尋ねた。 Lたがっ七, M型は,自己の性役割に対する社会的な期待を価値のあるものと思 H型は,社会的性差によ わず,社会における男性的役割に価値観を見いだす女性であるo F塑は,社会的に女性 って異なるような役割には価値観を持たない女性であ_a.そして, に期待されている女性的役割に価値観を持つ女性であるo これらの違いを考慮にいれて依 存性の様相の違いを見て行桝i., M塾つまり,社会的男性性役割に価値観を持つ女性は,. 家族の入歯に対しては,、依存め機能が未分化で,対象によって依存様式の明らかな違いを 見せないoそれに対して家族外の人間に対しては,明らかに情緒的な依存と道具的な依存 の2つの依存様式を使い分けているo男性に対する睦役割スvテレオタイプには依然,社会 的に望ましいとする傾向があり(伊藤, 1978),蝿酌ま,この社会で評価さ中る性役割を指. 向するわけだから,当然社会的なものに価値を求め,日を向けているはずである。元々家 渡とは,必然的存在であり,自分の意志で選択できる対象ではない.それに対して,友人 や恋人は自分の意志に基づv・、て選んだ対象であり, M型の持つ社会的指向の影響が働いて いるはずであるo. このように考えれば;道具的依存がさらにその意味を強め,相手から認. めてもらうことは社会的に借用を得ることにつながる。逆に精神的支柱は∴より個人的意.

(15) 対人関係紅おける依存と性役割. 35. 味合が強くなるために,このような対極的な分化が起こると考えられる。そして家族に対 しては,依存する時に,そのような社会的評価を加える必要がないため,依存様式にはっ きりした分化がないのだろう。. H型つまり,社会的性差によるような役割に価値を置かない女性は,社会的なステレオ タイプに左右されず,人間性と言った面を重視し,最も自立した女性であると思われる。 この型は,家族内と家族外で分けると思われる第1軸で,父親に対する道具的依存が,衣 族外の方向に番っている。また,第2軸で大きく寄っており,これは父親が家族外の対象. q)持つ道具的依存と共通した意味を持つと解釈できるoすなわち,社会において,女性と して容認されている依存様式であるいわゆる「助力+を父親に向けることセ具体化してい る。さらに,友人と恋人のどの様式も精神的支柱の方向に寄っており,その意味で彼らに 対する助力は,文のような道具的意味合よりも,より抽象的,間接的意味合を持つ。また, 母親に対する「近接+紘,友人や恋人に対するような精神的結び付きと近く,母親との情 緒的なつながりが,同性の友人や恋人との親密な関係の背景になっているのかもしれない0 「関心+辛. F型つまり,社会的に依存することを容認されている性役割を重視する女性は, 「精神的支柱+や「近接+といった要求を比較的ばらばらの対象FL.向けている(囲3第2軸. 下).これは,主に直接的な依存要求をどの対象にも向けていると言える.また,. 「助力+,. 「承認+と言った,道具的依存要求を両親に求め,友人に対する「助力+は,両親ではなく 恋人と近い。これは,同性の友人では蘇りなく,蘇れる対象つまり両親へと依存し七しま い,同性の友人に対して「助力+を求める場合は,男性である恋人に対して抱くような感 情を伴っていると解釈できよう。そして,特にこのF塾では,恋人-の「精神的支柱+が 特異であり,これほ,他の依存要求に全く左右されないもので,おそ■らく恋人と精神的支 柱が無条件に結びついていて,本来の意味での「精神的支柱+と採るよりも,. -種の「憧. れ+と言えよう。. 結. 語. 女子青年の持つ依存性は,その依存要求を向ける対象によって質的に異なり,対象によ って依存機能が分化していることが言えるo また,特に親に対する依存様式が他の対象に 対して強く影響を及ぼしていると考えられ,かつ父親に代表される道具的側面,母親に代 表される情緒的側面が,依存の軸になっていると思われるo. このことは高橋(1968)も指 摘している。また性役割観と依存性との関連からも,軸となるのは父親的な道具的依存と. 母親的な情緒的依存となった。これに家族内一家族外の対象という軸が加わる。この傾向 は高橋の言う家族型一他人型に対応するものかもしれない.家族内一家族外の軸が個人的 一社金的な意味をもつなら,これは社会的に成熟した人格に有する良好な相互依存対人関 係の様相を探り,さらにそこでの親の役割とは何か,明らかにできる可能性がある。従っ て,依存性の社会化の過程と性役割の社会化との関連性,両親との対人関係と自己の性に 対する認知的側面をさらに検討していくことで,社会的に成熟した女性の依存性を探って いく必要があると思われる。但し,本研究では不備なところもあり,例えば兄弟に関して.

(16) 36. 福田. 周・小川. 捷乏. は同性・異性,兄弟姉妹等の要因を考慮せずに単に「兄弟+としたため,当然兄弟にお汁 る上下関係及び性別の違い紅よる差異等さらに検討していく必要があろう.そして,今回 の因子分析においては対象によって田子構造が異なるという結果が得られたが,真に異な る因子構造であるのか,被調査者等の検討及びタ⊥ゲット分析等による国子間の比較の検 討も必要であろう。. 参考文献 池田博和・森田莫弥子・栗田順子(1984)女性性の内的受容に関する研究,名古屋大学教育学部紀 要(教育心理学科), 31, 193-209. 伊藤裕子(1978)・性役割の評価に関する研究,教育心理学研究, 26, 1,ト11. 小柳茂子(1982) 『自我同一性地位面接』忙よる女子青年の自我同一性の研究-その2.同-性達 成とキラト1)アムを中心とした状態像の検討-,日本教育心理学第24回総会発表論文集,. 144-. 145.. 松本真理子・村上英治(1985)女子青年の性同一性紅関する研究,枠づけ面接掛こよる接近の試 み,心理臨床学研究, 2, 2, 32-43. 3, 2, 48-57. 西井克泰(1986)自我同一性の様相,依存性と対人関係をめぐって,心理臨床学研究, 関 知恵子(1982)人格適応面からみた依存性の研究-自己像との関連に・おいて-,京都大学教育 学部臨床心理事例研究, 9, 230-249. 清水弘司(1979)大学生における性の発達と依存対象紅ついて,心理学研究, 50, 5, 265-272. 高橋恵子(1968)依存性の発達的研究: 16, 7-16. Ⅰ大学生女子の依存性,教育心理学研究, 高橋恵子(1968)依存性の発達的研究: Ⅱ大学生との比較における高校生女子の依存性,教育心 理学研究, 16,ノ216-226.. 高橋恵子(1970)依存性の発達的研究: Ⅱ大学・高校生との比較における中学生女子の依存性, 教育心理学研究, 1畠,65J75. 高橋恵子(1974)生活史にみる依存ゐ発達,教育心理学研究, 22, 1-10. 戸田弘二・松井 豊(1985)大学生の愛着構造と異性交際,心理学研究}. 56,. 5,. 288-291..

(17) 対人関係における依存と性役割. 37. 参考資料1対象別田子分析の回転後因子負荷量行列 父親の因子負荷行列 因子 項目 1 7. 8 13 3. ll 5.. Ⅰ. I[. 0.765 0.711 0.404 0.407. 0.092 0.20与 0.370 0.341. 0.194 0.124 0.154. o.72岳 0.695 ′0.533. Ⅱ. ⅠⅤ. 共通性. -0.142 -0.074 -0.197 -0.357、. -0.220 10.261 -0.367 -0.244. o.757. -0.196 -0.266 -0.264.. -0.004 -0.238 -0.241. 0.607 0.626 0.435 0.546 ■0.424L 0.577. 0.621 0.544 0.・469. 6. 0.124. ・15 15. 0.064 0.183. 0.306 0.142 0.366_. -0.640■ -0.609 -0.598. -0.165 TO.171 -0.229. 9 12. 0.238. 0.432. 0..176 0.135. -0.202 -0.287J. -0.777 -0.67l. 0.732 0.737. 2 4 10. 0.542 0.299. ・0.126 ■0.19.5 0.202. -0.444 ⊥o.147. -0.010 -0.531 -0.286. 0⊥387 0二635 0.282. 寄与量. 2.421. o.41ケ. 寄与率(7o). 29.91. 1.992 24.03. -0.264 1.921. l.955. 0.289. _23.59. ・■100.00. Ⅱ. Ⅳ. 共通性. 0.195 0.085 0.142. -0.207 -0.094 -0.391. 0.829 、0.248 0.334. ・0.614. .0.716 .■0.675. -0.107 -0.353 -0.254. ・0.107 0.353. .0.569 0.634. 0.155 0.129 0.115. -0.713 -0.665. .23.18. 母親の因子負荷行列 因子. ■項目. .Ⅰ 7 1 12. 0.700 0.698 0.574. 3. 0.193 0.856. ・11  ̄8 10 9 9. 0.35与 0.084 0.328 0.297. Ⅱ. 0・年61. 6. 0.281 0,044 0.232. 0.137 0.119. 4L 5 13. 0.512 0.21l 0.459. 0.218 0.438 0.206. 2.327. 1.684. _14 15. 寄与量 寄与率(7o). 28.75. o.265. 20.80. .-0.456 -0.185 -0.223 ・-0.197 -0.587 -0.882 -0.229 1.011 24.84. ■0.254. o二147. 0.256 ・0.288. 0.571 0.、565. 0・52写 0.562 ・_.0.632 0.392. 0.660 0.571. o二619. o..由2. 0.400. ■LO.248 0.498 -.0.406 2.073 25,61. o.3毎6 0.627■ 0.492 0.470 8.095 100.00.

(18) 福田. 38. 捷之. 鳳・小川. 兄弟の因子負荷行列. 項目田子_iIⅡ一正Ⅳl共通性 120.7930.272LO.2230.0460.754. 90.7050.342■0.1480.025■Q,637 70.6740.0830.21畠O.3980..664■ '1・・0.6640.0070.1980.472 ̄0.703 ・・40.660 ̄.0..1780.307■0.294 ̄0.647 130.590JO.3010.2150.2210.534 80.452、.0.3670.2840.3850.567. 100・4190・3660・0540・.32I・0・415 6 14 15. 0.1300.■619■0.3040.1100.505  ̄ ̄0.2810,570 ̄0.3620.204■0.576. 0・1甲0・54写Oi1350・Oa30・345. 3・0.1990.183・0.704・0+26io.637 .′110.2330.3630.675・0.0890.650. 50・3160・3甲0・5420・12901559. 2lo・213.0・2020・205o・6060:496 寄与量:.. 3・543ll・9461・9101・2928・691 40・0822・3912l・98・1・14・8799・■32. 寄与率(ro). 友人の因子負荷行列 田. 項. 子. 共通性. 目. 寄. 290 087 452. 0. 179 0. 127 0.021. 0. 536 0. 425 0. 532. -0. -0. -0.. 061 069 32l. 0. 232 0. 205 0. 097. 0. 531 0. 510 0. 489. 604 598 512 500 42畠. 0. 187 0. 188 0. 299 0. 164 0.213. 0. 488 0. 437 0. 406 0. 375 0. 341. 214 360 241 108. 0. 688 0. 579 0. 470 0. 453. 0. 562 0.516 0. 394 0. 391. 1. 620. 6. 933. 5 3 ll. 0. 623 0. 617 0.531. 0. 177 0. 141 0. 214. -0.. 1 7 13. 0. 130 0. 124. 0. 675 0. 670 0. 598. 0. 136. -0. -0.. 14 6 10 2 15. 0. 290. 0. 066 0. 088 0. 233 0. 279 0. 047. -0.. 0. 192 0. 005 0. 141 0. 33S. 9 12 8 4. 0. 138 0. 100 0. 127 0. 239. 0. 155 0. 203 0.315 0. 343. ー0. -0. -0. -0.. 与. %S*(%). 量. 1.459 21. 04. 1. 1.787 25. 78. -0.. -0. -0. -o.. 2. 067 29. 81. 1 1. 23. 37. 100. 00.

(19) 対人関係における依存と性役割. 39. 恋人の因子負荷行列. 項目一国p子「 ̄ ̄ ̄・ ̄ ̄If・ⅡlⅡ 1 7 13. 140.134 150.098. 60.151 110.290 50.338 9 12 4.. 0.236 0.431 0.004. 0.6110.351-0.095 0■.5680.139-0.113 0.5550.293--0.226 0.511・0.125-0.383 0.4820.087-0.321. 0.141 0.249 0.337 0.0200.3460.048. 2 8 10. 0.4810.0550.250 0.4380.0720.496 0.1380.2570.376 2.290. -0.099 10.091 -0.017. 0.567 0.564 0.498. -0.$82. 0.402. ⊥0.427. 0.479 0.556 O.347. 10.336 -0.347 2.036. 2.159. 26・8tp28・42 参考資料2. 0.619 0.973 0.571 0.523、 0.364 0.469 0,508 0.457. 0.1670.714 0.2860.642 0.3150.534. 寄与率(rD)30.14. 項目①. ∵0.061 -0.002 -0.001・. ≡;針§;圭:6冨. 3. 寄与量. 共通性. Ⅳ. I.112 14.64. 依存性質問萌日. できることなら,いつも○と一緒紅いたい. ②. 病気の時や憂うつな時には, ○紅同情してもらいたい. ⑨. むずかしい仕事をする時, ○に手伝ってもらいたい. ㊨. つらい時,悲しい時紅,. ⑤. 私紅よくわからないことは,. ⑥. 私のしたことを○から托められると,非常にうれしい. ⑦. できることなら,どこへ行く紅も,. ㊨. 悪い・悲しい知らせなどを受けとる場合,. ⑨. ○のことを思い出すと,それだけで心の安まる思いがする. ○のことがまず頭紅浮かぷ ○に相談したい ○と一緒に行きたい ○に一緒にいてもらいたい. ㊨. ○に「元気ですか+などと気を配ってもらいたい. ⑪. 私ひとりでできないことほ,. ⑫. ○が,私の心の支えである. ⑯. ○には,いつも私のことを考えていてもらいたい. ⑭. ○が「そうだ+と言ってくれると,なんとなく安心していられる. ⑮. 私が不利な立場にある時でも, ○は私のことを居じてはしい. ○にカを貸してもらいたい. 7.605 100.00.

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参照

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