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IRUCAA@TDC : Requirement for JNK and ERK Activation in BMP-2/BMP-7 -Induced Osteogenesis of Human Periodontal Ligament Cells

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Academic year: 2021

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(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Requirement for JNK and ERK Activation in

BMP-2/BMP-7 -Induced Osteogenesis of Human

Periodontal Ligament Cells

Author(s)

手錢, 親良

Journal

歯科学報, 113(3): 322-323

URL

http://hdl.handle.net/10130/3113

Right

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 歯根膜には未分化な間葉系細胞が多く認められ,歯周組織の傷害の修復,再生に重大な役割を担っている が,歯槽骨の損傷における修復,再生にどのような役割を果たしているかについては,未解明な部分が多い。 今回,我々はヒト歯根膜由来細胞を材料に,BMP-2/BMP-7で誘導される骨分化誘導過程でのマーカータン パク質の発現を定量的 Real-Time PCR 法を用いて解析し MAPKs によって骨形成の遺伝子について,ヒトの 歯根膜細胞とその修飾メカニズムを制御するかを明らかにする。 2.研 究 方 法 材料はヒト歯根膜由来細胞(HPDL 細胞)を1×105cells/cmで12well プレートに播種し,未分化維持培養液 SCGM で12時間培養後,骨芽細胞分化誘導培地{OBM:α-MEM(2%FBS,50μg/ml L-アスコルビン酸,10 mMβ-グリセロリン酸)}に培地を交換した。MAPK 系阻害剤として ERK 阻害剤(FR180204),JNK 阻害剤

(SP600125)を用いた。ERK 阻害剤は,Dimethyl sulfoxide(DMSO)にて溶解し,ストック溶液10mM を作製 した。JNK 阻害剤は DMSO にてストック溶液25mM を作製した。HPDL 細胞をコントロール群,BMP-2/ BMP-7(100ng/ml)処理群,BMP-2/BMP-7(100ng/ml)+FR180204(終濃度25μM)処理群,BMP-2/BMP-7

(100ng/ml)+SP600125(終濃度25μM)処理群に分け,37℃の5%CO2インキュベーター内で48時間および96時

間培養した。96時間培養群の一部は PBS で2回洗浄し,4%パラホルムアルデヒド緩衝液で5分間固定した。 PBS で3回洗浄後,BCIP/NBT 溶液を用い1時間,暗所で Alkaline Phosphatase(ALP)を染 色 し た。Real-Time PCR 反 応 は,Premix Ex TaqTM

reagent を 用 い,骨 分 化 マ ー カ ー{Runx2,Alkaline Phosphatase, TypeⅠ collagen(COL1A1),Bonesialo protein(BSP),Osterix(OSX),Osteocalcin(OCN)}の発現を定量的 に検出した。

3.研究成績および結論

コントロールと比較し ALP 染色像は BMP-2/BMP-7処理群で増強した。ERK 阻害剤処理群は BMP-2/ BMP-7単独処理群とほとんど変化がなかった。JNK 阻害剤処理群は ALP 活性が著しく抑制された。定量的 Real-Time PCR の結果は,各時間において,BMP-2/BMP-7処理群ではコントロールと比較し RUNX2が3 ∼4倍,ALP が15∼25倍,COL1A1が4∼7倍,OSX が300∼350倍,BSP が200∼700倍,OCN が30∼140

氏 名(本 籍) て ぜん ちか ら

(島根県) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1895 号(甲第1147号) 学 位 授 与 の 日 付 平成23年3月31日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 Requirement for JNK and ERK Activation in BMP-2/BMP-7 -Induced Osteogenesis of Human Periodontal Ligament Cells

掲 載 雑 誌 名 Journal of Hard Tissue Biology 第21巻 4号 435−442頁

2012年12月 論 文 審 査 委 員 (主査) 中川 寛一教授 (副査) 井上 孝教授 新谷 誠康教授 下野 正基教授 東 俊文教授 歯科学報 Vol.113,No.3(2013) 322 ―100―

(3)

倍の発現上昇を認めた。BMP-2/BMP-7+ERK 阻害剤処理群は BMP-2/BMP-7単独に比べ,後期骨分化 マーカーである BSP,OCN に著しい減少が認められたが,前期骨分化マーカーである Runx2,ALP, COL1A1には有意な変化は認められなかった。BMP-2/BMP-7+JNK 阻害剤処理群は,全ての骨分化マー カーにおいて BMP-2/BMP-7単独群に比べ著しい発現の低下を認めた。 マウス骨芽細胞株 MC3T3-E1では,BMP-2で骨分化を誘導し JNK が活性化されるが ERK の活性化に 影響を与えない。HPDL 細胞は,BMP-2/BMP-7により骨分化誘導が促進されることが示された。BMP-2/ BMP-7の作用は,HPDL 細胞で ERK 阻害剤処理により骨分化後期のマーカーである BSP,OCN の発現のみ が抑制され,初期段階の骨分化誘導に影響を与えることが少ないことを示した。JNK 阻害剤処理によって は,全ての骨分化マーカーの発現が抑制された。従って,分化段階の BMP による骨分化誘導に non-Smad 経 路である MAPK 系が関係していることが示唆された。これらが示すように,ヒトと他の生物の種や由来で, 異なった結果が得られた。これは,種による間葉系幹細胞の,特に骨芽細胞分化に関与する MAPK の調整機 構の働きが大きく異なっていることを示している。さらなる研究が,HPDL 細胞をはじめとする個々の組織 での骨分化過程の詳細な検討が必要であると考えられる。 論 文 審 査 の 要 旨 本論文は,ヒト歯根膜由来細胞(HPDL 細胞)を材料に,BMP-2/BMP-7で誘導される骨分化誘導過程での マーカータンパク質の発現を定量的 Real-Time PCR 法を用いて解析し MAPKs によって骨形成の遺伝子につ いて,ヒトの歯根膜細胞とその修飾メカニズムを制御するかを検討した。HPDL 細胞は,BMP-2/BMP-7に より骨分化誘導が促進されることが示された。BMP-2/BMP-7の作用は,HPDL 細胞で ERK 阻害剤処理に より骨分化後期のマーカーである BSP,OCN の発現のみが抑制され,初期段階の骨分化誘導に影響を与える ことが少ないことを示した。JNK 阻害剤処理によっては,全ての骨分化マーカーの発現が抑制された。従っ て,分化段階の BMP による骨分化誘導に non-Smad 経路である MAPK 系が関係していることが示唆された ことを報告したものである。 本審査委員会は,1)HPDL 細胞の詳細,2)骨分化誘導培地の定義,3)骨分化マーカーの発現につい て,4)前期,後期骨分化の概念,5)論文中の臨床応用についての表現などの質疑が行われ,おおむね妥当 な解答が得られた。その他,論文の記載方法の補足等についても指摘があり,修正がなされた。 本研究で得られた結果は,今後の歯学の進歩,発展に寄与するところ大であり,学位授与に値するものと判 定した。 歯科学報 Vol.113,No.3(2013) 323 ―101―

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