IRUCAA@TDC : 地域連携NSTにおける歯科衛生士の役割 : 歯科衛生士が中心的役割を担った一例
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(2) 185. 臨床報告. 地域連携 NST における歯科衛生士の役割 ―歯科衛生士が中心的役割を担った一例― 大屋朋子1). 多比良祐子1). 髙柳奈見1) 藤平弘子1). 奥井沙織4). 雨宮智美1). 清住沙代1). 愛1). 馬場里奈1). 前田. 羽田有沙1)2) 矢崎涼子1)2)3) 枝広あや子1)2)3). 花上伸明2)3) 渡邊. 裕1)2)3) 山内智博3)4) 外木守雄1)2). 中濱孝志3)5) 佐藤道夫3)6) 中島庸也7). 抄録:当院で行われている地域連携 NST において. 山根源之1)2)3)4). 緒 言. 摂食・嚥下障害患者に対し,歯科衛生士による専門 的な口腔ケアを行い,摂食・嚥下機能の改善を認め. 東京歯科大学市川総合病院では,摂食・嚥下障害. た症例を経験したので報告する。患者は摂食・嚥下. 患者に対し,歯科・口腔外科,耳鼻咽喉科,リハビ. 障害と中等度∼高度の栄養障害と診断され,管理栄. リテーション科が連携し,摂食・嚥下リハビリテー. 養士による栄養指導と,歯科衛生士による専門的口. ションチームとして診断と治療を行っている。ま. 腔ケアを外来通院にて2ヶ月間実施した。その結. た,栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support. 果,食事内容は改善され,喫食量も増加した。体重. Team) と緊密に連携をとりながら,入院患者に対. も増加し,食事のムセ,痰の増加,嗄声も消失し. し適切な栄養サポートを行っている。そのチームの. た。歯科衛生士として専門的口腔ケアを行う場合,. 一員として歯科衛生士は誤嚥性肺炎の予防という面. 患者の全身状態,栄養状態を把握する重要性を再認. から,口腔衛生状態の改善と摂食・嚥下機能の維. 識することができた。歯科衛生士が栄養管理や摂. 持・向上を目的として参加している。. 食・嚥下障害に対するチームの一員として,今後は. 入院中は摂食・嚥下リハビリテーションチームと. さらに地域とも密接に連携し,専門的知識と技術を. NST の介入によって,適切な栄養サポートを受け. 生かし積極的に関与していく必要があると思われ. ることができるが,退院後の施設,自宅で同様のサ. た。. ポートが受けられるとは限らない。退院後,回復過 程にあった機能が維持できないこともあり,誤嚥性 肺炎により,入退院を繰り返すことも多い1)。市 川・浦安地域では,摂食・嚥下障害の評価や治療に. キーワード:摂食・嚥下機能訓練,栄養障害,地域連携, NST,歯科衛生士 1) 東京歯科大学市川総合病院歯科・口腔外科 2) 東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座 3) 東京歯科大学市川総合病院栄養サポートチーム 4) 東京歯科大学口腔がんセンター 5) 東京歯科大学市川総合病院栄養管理室 6) 東京歯科大学市川総合病院外科 7) 東京歯科大学市川総合病院耳鼻咽喉科 (2008年11月28日受付) (2009年2月13日受理) 別刷請求先:〒272‐8513 千葉県市川市菅野5−11−13 東京歯科大学市川総合病院歯科・口腔外科 大屋朋子. 関するニーズが地域から高まり,平成18年より栄養 と摂食・嚥下機能の評価と指導を主体とした地域連 携 NST が開始され,地域連携のひとつのモデルと して定着してきている(図1) 。要介護高齢者におけ る低栄養は高頻度に認められていることが報告され ている2)。地域においても栄養サポートや摂食・嚥 下リハビリテーションの重要性が認知されれば,地 域に潜在している低栄養,摂食・嚥下障害のリスク を有する患者を早期に発見し対応することができ,. ― 83 ―.
(3) 186. 大屋, 他:地域連携 NST における歯科衛生士の役割. 既往歴:平成14年下顎骨骨折 平成16年多発性脳梗塞 経. 過: 平成19年9月,白板症の経過観察中に中等度の嗄. 声,食事のムセ,最近6ヶ月間に約6kg の体重減 少(51kg→45kg) が認められたため,摂食・嚥下障害 を疑い,検査を行った。 検査結果: 1.管理栄養士による栄養評価 身体測定:体重減少(通常時体重より−11. 8%) 図1. 東京歯科大学市川総合病院における地域連携 NST の 仕組み 歯科・口腔外科,耳鼻咽喉科,リハビリテーション科 が連携した摂食・嚥下リハビリテーションチームと管理 栄養士を中心とした多職種連携の栄養サポートチームが 緊密に連携し,地域の患者に対して適切な栄養サポート を行っている. (表1) 。最近1週間の食事摂取の内容を総合的に評 価し,亜鉛,水溶性ビタミン,タンパク質不足が推 測された。以上の結果より,中等度∼高度の栄養障 害との報告を得た。 2.嚥下内視鏡検査(VE:videoendoscopy) (図2) 咽頭の知覚低下,左側声帯の萎縮が認められた。 今回の検査は非摂食時のみの検査を行った。. 重度の低栄養状態で入院する誤嚥性肺炎患者を減少. 3.嚥下造影検査(VF:videofuluorography). させることができると考えている。. (図3). 今回,地域連携 NST において対応 し た 高 齢 摂 食・嚥下障害患者に対し,歯科衛生士が中心となっ. ブレンダー食,水分にて嚥下中少量の誤嚥が認め. て,Professional Mechanical Tooth Cleaning( PMT-. られた。その他,ブレンダートロミ付き,ゼリー. C) ,Tooth Brushing Instruction (TBI) および摂食. 食,ソフト食,常食では誤嚥は認められなかった。. 機能訓練,栄養サポートを行ったところ,栄養状態. 4.口腔内所見 下顎骨骨折による若干の下顎左方偏位が認められ. の改善と摂食・嚥下障害の改善が認められた症例を. た。28歯残存し咬合は安定しており,開閉口障害,. 経験したので報告する。. 顎顔面の運動,知覚に以上は認められなかった。口. 症 例 患. 者:77歳男性. 初. 診:平成18年9月. 主. 訴:下顎左側臼歯部歯肉の白斑. 現病歴: 平成18年9月,下顎左側臼歯部歯肉に白斑を認め たため,精査を目的に当科を紹介され来院。白斑に ついては白板症の診断下に紹介医と連携しながら6 ヶ月ごとの経過観察となる。. 表1. NST 介入時の身体状況・血液データ. 1.身体状況 5cm 体重:46kg BMI:19 身長:155. 2.血液データ TP:6. 8 Alb:3. 7 RBC:384 Hb:12. 7 Ht:36. 7 CRP:2. 04. 図2. ― 84 ―. 初回嚥下内視鏡検査(VE) 左側の声帯,被裂軟骨の萎縮,動きの緩慢さが認めら れた.
(4) 歯科学報. Vol.109,No.2(2009). 187 表2. 治療計画. 1.栄養状態の改善 1日1900kcal の摂取を目安。1ヶ月に1kg の体重増 加で50kg を目標とする。 2.脱水の予防 水分にはトロミをつけ,食事時と食間にコップ1杯の 水分摂取。 3.誤嚥性肺炎の予防のための口腔衛生の維持・向上 4.摂食・嚥下機能の維持・向上のための摂食機能訓練. 歯科衛生士,耳鼻咽喉科医師,管理栄養士,かかり つけ歯科医,かかりつけ医が関わることとなった。 図3. 歯科からは, 2ヶ月間,週に1回,外来通院にて以下. 初回嚥下造影検査(VF) 5㏄の水分の嚥下時に誤嚥が認められた. の処置を計画し,行った(表2) 。 処置・指導および経過:. 腔衛生状態としては,舌背中央部に中等度の舌苔付. 1.患 者 の 栄 養 状 態,食 事 の 摂 取 状 況 を 知 る た. 着と,下顎舌側に中等量のプラークの付着が認めら. め,1週間の食事内容を記録してもらい,管理栄養. れた。. 士による食事指導を行った(表3) 。. 診. 2.来院時の確認事項を表4に示す。変化があれば. 断: 脳梗塞と加齢による咽頭の知覚・運動障害が原因. すぐに歯科医師に報告し,対応した。特に栄養,食. の摂食・嚥下障害と中等度∼高度の栄養障害と診断. 事面については重点的に聴取した。患者の栄養状態. された。. を把握し,栄養指導の内容が実行されているか確認. 治療計画:. した。また,水分はトロミ付きのものでの摂取を指 示しているため脱水に配慮し,摂取量や摂取方法お. 診断結果より, 地域連携 NST の中から歯科医師,. 表3. 日付. エネルギー 蛋白質 (kcal) (g). 脂質 (g). 1週間の食事状況. 鉄 亜鉛 銅 炭水化物 カルシウム ビタミン B1 ビタミン B2 ナイアシン ビタミン B6 (g) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg). 12日. 1, 907. 34. 0. 49. 8 336. 3 734. 0. 6. 6. 4. 5. 1. 2. 0. 7. 0. 8. 5. 6. 1. 3. 13日. 1, 689. 66. 0. 39. 5 264. 2 973. 1. 10. 3. 8. 1. 1. 2. 0. 7. 0. 9. 6. 0. 0. 7. 14日. 1, 456. 52. 7. 37. 7 221. 8 600. 9. 4. 3. 5. 4. 0. 7. 0. 7. 1. 0. 11. 0. 1. 2. 15日. 1, 701. 55. 4. 53. 3 245. 1 505. 7. 6. 1. 5. 0. 0. 8. 0. 9. 0. 9. 12. 9. 1. 1. 16日. 1, 866. 47. 7. 67. 3 258. 3 630. 3. 6. 3. 7. 1. 0. 9. 0. 8. 0. 8. 6. 4. 1. 0. 17日. 1, 739. 62. 6. 45. 7 271. 5 707. 0. 7. 3. 5. 9. 0. 8. 0. 5. 0. 9. 8. 1. 0. 8. 18日. 1, 939. 54. 9. 41. 4 323. 4 335. 8. 7. 1. 5. 6. 1. 0. 0. 9. 0. 7. 8. 1. 0. 9. 平均. 1, 757. 53. 3. 47. 8 274. 4 641. 0. 6. 9. 6. 0. 0. 9. 0. 8. 0. 9. 8. 3. 1. 0. 必要量 1, 900. 55. 0. 50. 0 250. 0 600. 0. 6. 5. 8. 0. 0. 8. 1. 0. 1. 1. 11. 0. 1. 4. 充足率. 97%. 96%. 105%. 74%. 118%. 76%. 79%. 76%. 71%. 92%. 献立例 朝食 昼食 夕食. 110%. 107%. ごはん,味噌汁,野菜のおひたし,果物,ヨーグルト パン,サラダ,ヨーグルト ごはん,焼き魚,野菜の煮物,サラダ,果物 ― 85 ―.
(5) 188. 大屋, 他:地域連携 NST における歯科衛生士の役割. 図4. TBI および PMTC 左写真:口腔清掃の重要性に理解が得られず,下顎舌側の清掃状態は十分ではなかった。 右写真:繰り返し指導すること,ポイントを1つずつ増やすように指導することで下顎舌 側の清掃状態は改善した. よび皮膚,口唇,口腔内の乾燥状態を確認した。 3.口腔衛生の維持・向上と,下顎舌側のプラーク コントロール,舌 苔 付 着 に 対 し て PMTC お よ び TBI を行った。まず,初回時に誤嚥性肺炎と口腔 清掃状態の関係について説明した。その後,1ヶ月 間は口腔清掃の重要性について理解が得られず,清 掃状態の改善が十分ではなかった。しかし,繰り返 し説明し,一度に多くの指導をせず,清掃のポイン トを1つずつ繰り返し加えていくことで口腔清掃へ の理解や関心が向上し,清掃状態は改善していっ. 図5. Ⓡ. た。また,患者の認識度を高めるため,2TONE に. 舌ブラシの選択 患者が持ちやすいように持ち手は太めなものを選択した. て染め出しを行った。下顎舌側に見られたプラーク は PMTC と歯間ブラシ併用のセルフケアにて改善. 5) 。舌苔付着部位は嚥下時の接触の弱い部分であ. がみとめられた(図4) 。また,舌苔に対しては,舌. る可能性が高いと考えられるため,舌負荷訓練とし. ブラシを使用した。舌ブラシは患者が高齢であるこ. て舌ブラシ使用時に舌で押し返すよう指導したとこ. とを考慮し,持ち手が太めのものを選択した(図. ろ,改善した(図6) 。. 表4. 表5. 来院時の確認事項. 摂食機能療法の内容. 1.体調の変化. 1.頸部のストレッチ(頸部の回転,屈伸など). 2.体重の変化. 2.呼吸訓練(深呼吸,腹式呼吸など). 3.食事中のムセの有無. 3.喀出訓練. 4.食べにくい,飲み込みにくいと感じたものの有無とそ の食品. 4.舌負荷訓練(舌を左右に動かす,唇を舐めるなど). 5.バランスよく食事をしているか. 6.シャキア法(原法では難しいため, 10∼15秒間頸部を 挙上させるようにした). 5.息ごらえ嚥下. 6.水分摂取の状況(摂取量,摂取方法等) 7.適切な運動の実施. 以上6つの訓練を3回ずつやることを1セットとし,一 日2セット以上行う。 ― 86 ―.
(6) 歯科学報. 図6. Vol.109,No.2(2009). 189. 舌の清掃 舌苔付着部位は嚥下時の舌と口蓋の接触の弱い部分である可能性が高いと考え,舌負荷 訓練として舌ブラシ使用時に舌で押し返すよう指導したところ,舌苔の付着は減少した. 4.摂食・嚥下機能の維持・向上のため,摂食機能. ベーションも上昇した。食事内容も改善され喫食量. 療法を行った(表5) 。初回時より1ヶ月は1日2. も徐々に増加がみられた。体重は初回時の45kg か. セット行っていないことが多くあった。そこで患者. ら7ヶ 月 後 で52kg ま で 増 加 し た(図7) 。目 標 で. 家族に訓練の内容を説明し,協力を得ることで,家. あった体重50kg 以上は達成されたので,その後は. 庭内での働きかけにより,現在では2セット以上行. この状態の維持を目標に2ヶ月に1回のリコールを. えるようになった。. 行っている。患者は遠方に住んでおり,通院は患者 の負担となるため,歯科治療および摂食機能療法の. 口腔清掃状態は清掃の重要性を理解したことによ. 継続は患者のかかりつけ歯科医院に依頼した。. り,十分な改善が認められた。また,患者のモチ. 考 察 近年,歯科衛生士による専門的口腔ケアの有効性 が実証され,誤嚥性肺炎の予防3),摂食・嚥下機能 の回復に伴う栄養状態の改善や意識レベルの改善, さらには ADL や QOL の向上につながることが報 告されている4.5)。今回の症例を通し,歯科衛生士と して PMTC,TBI,摂食機能療法などの専門的口 腔ケアを行うだけでなく,患者の全身状態,栄養状 態の管理を行っていく必要性を実感することができ た。高齢者の低栄養状態を予防・改善することは, 身体機能および生活機能の維持・向上および免疫機 能の維持・向上を介して感染症を防止し,高齢者に おける要介護状態や要介護状態の重度化への移行を. 図7. 体重の経過 初診時は45kg であったが,7ヶ月後には52kg まで増 加した. 予防し,QOL の向上に寄与することができる6)。す なわち,栄養状態を含めた患者の全身状態を把握す. ― 87 ―.
(7) 大屋, 他:地域連携 NST における歯科衛生士の役割. 190. ることにより,低栄養や免疫力の低下,誤嚥性肺炎. 口腔内だけにとらわれず,患者の全身状態や精神状. の予防や早期発見の可能性が高くなると思われる。. 態も考慮したケアが求められる。今後の歯科衛生士. 本症例では,当院の歯科医師,歯科衛生士,耳鼻. は,栄養管理や摂食・嚥下障害に対して,専門的知. 咽喉科医師,管理栄養士のほか,かかりつけ歯科医. 識と技術を生かし,積極的に関与していくべきだと. 師,内科主治医といった多職種が連携して適宜情報. 考える。. を共有し,摂食・嚥下機能と栄養に対する的確な働 きかけを行うことで良い結果を得ることができたと 考えられる。このように異なる専門性を持つ職種に おいても,目的が同じであって情報を共有できれば. 本論文の要旨は,第285回東京歯科大学学会例会(2008年6 月7日,千葉市) において発表し,座長から推薦された論文 である。. 障害なく,最良の口腔の健康と栄養に関するサポー 文. トを行うことができる。 高齢者の摂食・嚥下障害は再発の可能性も高く, 肺炎を繰り返すだけでなく,窒息等の不測の事態に つながることもあるので7),入院中や通院中だけで なく,退院後の施設,自宅でも適切な対応やケアを 継続する必要がある。そのためには,地域のかかり つけ歯科医師,歯科衛生士と密に連携をとっていく ことも重要と思われる。情報提供書やカンファレン スなどで情報を共有し,患者を地域全体で支えてい くことが今後重要になってくるであろう。地域で早 期に摂食・嚥下障害患者が発見できれば,重症化さ せずにすみ,QOL を維持し,その人らしく最期ま で生きることをサポートできると思われる。今後も さらに地域連携 NST を通して歯科衛生士として, 口腔衛生,摂食・嚥下や栄養について,地域とより 密接に連携していきたい。. 結 語 超高齢社会を迎えるにあたり,摂食・嚥下障害を 有する高齢者が増えると考えられる。要介護高齢者 の肺炎による死亡率は著しく高い8.9)。摂食・嚥下障 害患者の約8割は口腔に何らかの障害があるとの報 告がある10)。口腔の専門家である歯科衛生士とし て,口から食べるという機能を維持・増進し,患者 の QOL を高めていく必要がある。そのためには,. 献. 1)足立了平ほか:チーム医療と口腔ケア.入院患者に対す るオーラルマネージメント,174∼176,財団方法人8020推 進財団,東京,2008. 2)abbasi, A. A. and Rudman, D.: Undernutrition in the nursing home : prevalence, consequences, cause and prevention, Nutrition Reviews, 52:113∼122,1994. 3)Yoneyama, T., Yoshida, M., Ohrui, T., Mukaiyama, H., Okamoto, H., Hoshida, K., Ihara, S., Yanagisawa, S., Ariumi, S., Morita, T., Mizuno, Y., Ohsawa, T., Akagawa, Y., Hashimoto, K., Sasaki,H.,; Oral Care Working Group. : Oral care reduces pneumonia in order patients in nursing homes, J. Am. Geriatr. Soc., 50:430∼433,2002. 4)口腔機能向上についての研究班:口腔機能向上マニュア ル,厚生労働省,2006. 5)足立三枝子,原 智子,佐藤敦子,坪井明人,石原和 幸,阿部 修,奥田克爾,渡邉 誠:歯科衛生士が行う専 門的口腔ケアによる気道感染予防と要介護度の改善,老年 歯科医学,22⑵:83∼89,2007. 6)角 保徳,梅村長生:口腔ケア介入による高齢者の全身 状態の維持・改善効果に関する研究,平成19年度8020公募 研究報告書,54∼56,2008. 7)須田牧夫,菊谷 武,田村文誉,米山武義:在宅要介護 高齢者の窒息事故と関連要因に関する研究,老年歯科医 学,23⑴:3∼11,2008. 8)Mylotte, J. m., Goodnough, S., Naughton, B. J.: Pneumonia versus aspiration pneumonitis in nursing home residents : diagnosis and management, J. Am. Geriatr. Soc., 51:17∼23,2003. 9)Marrie, T. J., Blanchard, W.: A comparison of nursing home-acquired pneumonia patients with patients with community-acquired pneumonia and nursing home patients without pneumonia, J. Am. Geriatr. Soc., 45:50∼ 55,1997. 10)Feinburg. MJ : Radiographic tecniqus and interpretation of abnormal swallowing in adults and elderly patient. Dysphagia, 8:356∼358,1993.. ― 88 ―.
(8) 歯科学報. Vol.109,No.2(2009). 191. Dental Hygienist s Role in Regional Alliances NST ― Example of dental hygienist playing central role ―. Tomoko OHYA1),Yuko TAHIRA1),Tomomi AMEMIYA1),Sayo KIYOSUMI1) Nami TAKAYANAGI1),Saori OKUI4),Ai MAEDA1),Rina BABA1) Hiroko FUJIHIRA1),Arisa HATA1)2),Ryoko YAZAKI1)2)3),Ayako EDAHIRO1)2)3) Nobuaki HANAUE2)3),Yutaka WATANABE1)2)3),Tomohiro YAMAUCHI3)4),Morio TONOGI1)2) Takashi NAKAHAMA3)5),Michio SATO3)6),Tsuneya NAKAJIMA7),Genyuki YAMANE1)2)3)4) 1). Oral and Maxillofacial Surgery, Ichikawa General Hospital, Tokyo Dental College. 2). Department of Oral Medicine/Oral and Maxillofacial Surgery, Tokyo Dental College. 3). Nutrition Support Team, Ichikawa General Hospital, Tokyo Dental College. 4). Oral Cancer Center, Tokyo Dental College. 5). Division of Nutrition, Ichikawa General Hospital, Tokyo Dental College. 6). Department of Surgery, Ichikawa General Hospital, Tokyo Dental College. 7). Department of Otorhinolaryngology, Ichikawa General Hospital, Tokyo Dental College. Key words : Eating and deglutition functional disorder, Dystrophy, cooperation with region, NST, dental hygienist. We report a case of dysphagia where feeding function was improved by professional oral health care by a dental hygienist performed in at our general hospital. The patient was diagnosed with middle-class nutritional disorder due to dysphagia. Nutritional consultation was sought and guidance given by a registered dietitian. Professional oral health care was given by a dental hygienist for two months. The contents and quantity of meals consumed improved. Moreover,the patient s weight increased,and choking,sputum and hoarseness disappeared. The results show the importance of understanding the physical and nutritional status of the patient. We believe that a dental hygienist should participate in nutrition management and rehabilitation in dysphagia.. (The Shikwa Gakuho,109:185∼191,2009). ― 89 ―.
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