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タンパク質の基礎学習および逐次SAにおけるパラメータの検討

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Academic year: 2021

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60回 月例発表会(20037月) 知的システムデザイン研究室 タンパク質の基礎学習および逐次SA におけるパラメータの検討 昌山 智

1 前回からの課題

1. タンパク質の基礎学習 2. 逐次 SA におけるパラメータの検討

2 課題の達成状況および研究成果

2.1 タンパク質の基礎 2.1.1 タンパク質とは タンパク質は,アミノ酸がペプチド結合によって多数 連なった鎖状の生体高分子である.タンパク質を形成す るアミノ酸の並び方は膨大な数であり, その鎖の長さも 様々である. タンパク質は,ポリペプチド鎖(アミノ酸 が多数つながったもの)が折りたたまれて立体構造を形 成している.またタンパク質は多種類存在し,それぞれ が固有のアミノ酸配列と立体構造をしているため特異的 な働きをしている. タンパク質は様々な生命現象に関わっている物質であ り,その機能は立体構造によって決定される.そのため, タンパク質の立体構造を解析・予測することにより誤っ た折り畳み構造を持つタンパク質に起因する病気である アルツハイマーや狂牛病の治療や新薬の開発につながる. 2.1.2 タンパク質の階層構造 タンパク質は,4 つの階層に分けることができる.ア ミノ酸配列は一次構造,タンパク質の立体構造は三次構 造にあたる.そして二次構造は,三次構造の部分構造で あり代表的なものとしてαへリックスとβシートがある. タンパク質の中には,ポリペプチド鎖が複数寄り集まっ た構造をしているものがあり, この集合しているポリペ プチド鎖の一つ一つはサブユニット構造と呼ばれ,タン パク質の四次構造となる. 2.2 逐次 SA のパラメータの検討 2.2.1 数値実験 SA のパラメータである温度および近傍が解探索性能 にどのような影響を与えるかについて検討を行った.対 象問題は 2 次元の Rastrigin 関数,Rosenbrock 関数とし た.パラメータの初期値を Table 1 に示す.検討を行っ たパラメータ以外は Table 1 の値を用いた. 2.2.2 実験結果 温度パラメータに関する検討結果を Fig. 1,近傍パラ メータに関する検討結果を Fig. 2 に示す.図は 30 回試 行における中央値を示しており,縦軸はエネルギー値, Table 1 パラメータの初期値 パラメータ 値 最高温度 10.0 最低温度 0.01 近傍 1.0 クーリング周期 10240 総アニーリング数 327680 横軸はアニーリング数である.なお,Fig. 1,Fig. 2 は ともに Rastrigin 関数の実験結果である. (a) 最高温度 (b) 最低温度 Fig. 1 温度による影響 Annealing5VGRU 'PGTI[ Fig. 2 近傍の影響 Fig. 1 と Fig. 2 より,最高温度,最低温度を変化させ た場合,どちらも解探索性能に影響しないが,近傍の幅 を変えた場合は,解探索性能に大きな影響を与えている ことが確認できる.また,Rosenbrock 関数を対象とし た場合も同様の結果であった.このことから,Rastrigin 関数および Rosenbrock 関数の 2 つの連続最適化問題に 対しては,温度パラメータよりも近傍パラメータが解探 索性能に影響を与えることを確認した.

3 翌月へ向けての課題

• 逐次 SA のプログラムの実装 1

参照

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