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心臓血管外科術後患者のせん妄の検討 -日本語版・ニーチャム混乱・錯乱スケールアセスメントスコアから検証-

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Academic year: 2021

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      心臓血管外科術後患者のせん妄の検討 一日本語版・ニーチャム混乱・錯乱スケールアセスメントスコアから検証−

救急部・集中治療部

   ○松岡美帆

    壬生季代

キーワード:ICU術前訪問、術後せん妄、発症要因

布雄士郎

谷脇えみ

石黒由美

弘末正美

I。はじめに  ICUでは術後、手術に伴う精神的苦痛や身体的影響から約10∼30%の割合で術後せん妄に陥る事があるが、 過去のせん妄発生状況から、主に心臓血管術後の患者が多い傾向がある。開心術を受ける患者は、術前の大き な不安や緊張、入室後の精神的・身体的苦痛から危機的状況となりやすい。実際にはせん妄の評価は難しく的 確な判断が困難とされている。そこで私たちはせん妄を発見の危険が予測でき、早期の症状を把握できる日本 語版ニーチャム混乱・錯乱スケール(以下J-NC S とする)を用いて、せん妄の予防・早期発見に役立てるこ とはできないかと考えた。 II.研究目的  心臓血管外科術後患者のせん妄に対して、せん妄予防行動を看護介入につなげるために、J−NCSの有効 性を明らかにする。 Ⅲ。研究方法  1.研究デザイン   評価研究  2.調査対象数・特質   心臓血管外科術後患者 18例 平均年齢66±8歳、男性13例、女性5例  3.調査期間   平成16年6月1日∼10月7日  4.データー分析方法   対象症例をせん妄群と非せん妄群に分け検討した。両群の差異はANOVAおよびカイニ乗検定を用い評  価し、p<0.05をもって有意とした。 IV.結果  1.せん妄群のICU入室前のJ−NCSは26±4.6で非せん妄群の26±2.2に比し有意に小であった。    (p<0.051)  2. I CU入室中のBIS、SAS、OAAS、ラムゼイスコアの経過では、入室直後の収縮期血圧(mnHg)   がせん妄群で有意に高値(134±36vs. 105±20、p<0.05)であった。 Ⅶ。結論(おわりに)  今回の研究で、英語版・ニーチャム混乱・錯乱スケールでも立証されているように、日本語版・ニーチャム 混乱・錯乱スケールは、せん妄のリスクにつながる患者の状態を早期発見でき、せん妄発症前の急性混乱状態 を把握するのに鋭敏な指標として、ICUでの看護介入に有用であると考える。 〔平成17年1月22 日 第22回日本集中治療医学会中国四国地方会(山口)にて発表 〕 −23−

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