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オーストリアについて// 都市の見どころ
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1 Fo to s: Ö st er re ic h W er bu ng /Pe ter B ur gs tal ler (C ov er )/ Po pp & H ac kner /J ung w irt h
私に尋ねるなら…
…個人の幸せというのは、無数の至福の瞬間から成り立っています。 ヨーロッパの中心に位置するオーストリアという国も同様に、各方面から の様々な文化的影響が長い時間をかけて融合した、無数の文化の結晶 から成り立っています。 これは、そこに生きる人々の生活様式や美味しい郷土料理、都市の高い 文化レベル、湖畔やアルプスのライフスタイルなどから、観光客の方でも 感じ取ることができます。このパンフレットの様々なアドバイスだけでは なく、おもてなしの心を持ったホストが皆様のオーストリアでの休暇を サポートいたします。 オーストリアでの休暇で、皆様を幸せに導く 至福の瞬間を何度も感じていただけることを、 ここにお約束いたします。 オーストリア政府観光局本局長 ペトラ・シュトルバ目次
02
ヨーロッパ集いの国04
ハプスブルク家の 史跡を訪ねて06
オーストリアの世界遺産08
建築の世界旅行10
芸術の国オーストリア12
オーストリアのデザイン14
自然の力と共に16
人生の 愉しみ を満喫する18
味覚のインスピレーション20
個性あふれる9つの州22
オーストリア地図24
祝宴の街、ウィーン26
ウィーンの見どころ28
ウィーン市街地図30
ウィーンの郊外へ32
永遠の憧れの街 ザルツブルク34
ザルツブルクの見どころ36
ザルツブルクの郊外へ38
アルプスのハート インスブルック40
インスブルックの見どころ42
チロルの町々44
グラーツの見どころ46
旅に役に立つ基本情報 発行:オーストリア政府観光局 Austrian National Tourist Office編集&デザイン:株式会社東美 印刷:オカムラ印刷株式会社 発行日:2015年2月 記載事項は変更されることがあります。
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Fo to : Ö st er re ic h W er bu ng /Pe ter B ur gs tal ler 訪れた旅行者がオーストリアを離れる前に、ゲストブックに何を 書き込むのでしょうか。「オーストリアは中欧の文化の中心だ」、 またちょっと皮肉を込めて「バルカンはオーストリアから始まる」 としたためる人もいます。このような言葉は、ヨーロッパの集い の地として、そして出会いの場として歴史の中で特に重要な役割 を果たしてきたこの国をよく表しています。 歴史の中で育まれてきたこの国の役割は、今も肌で感じることが できます。そしてこれは、オーストリア人の生活様式とオーストリ アの生活文化やハイレベルな文化、郷土料理の味わいの中にも 見ることができます。かつてのハプスブルク帝国時代には、ハン ガリー人、ドイツ人、チェコ人、ボスニア人をはじめとする様々な 民族や国、文化がオーストリアという多民族国家の中で一つにま とまっていました。 帝国崩壊後、オーストリアは再び小国へと縮小しましたが、ヨー ロッパの橋渡し役を担うこととなりました。皇帝の居城都市であ ったウィーンは、帝国崩壊後もなお商業の中心地でした。オース トリアは東方諸国との経験と親善関係を活用する術を心得てい たうえ、観光業も盛んでした。 そのオーストリアが東西交渉の立役者であったことは疑う余地が ありません。ウィーンで60年代半ばに世界動力会議(WPC)が開 かれたのもそのような背景によるものです。それ以来ウィーンは、 国際原子力機関(IAEA)の拠点ともなっています。また、米ソ超大 国のジョン・F・ケネディとニキータ・フルシチョフ、ジミー・カー ターとブレジネフ等の政治的に敵対していた勢力同士でさえ、こ こウィーンで和解にこぎつけたのです。 世界権力が集う都市ウィーン。70年代末の国連UNOシティのオ ープンにより、「かつての皇帝居城都市」は、ニューヨークとジュ ネーヴに次いで、第三の国連都市となりました。この時代オース トリアはまだ、鉄のカーテンと国境を接している「自由世界の防 衛前線」でした。その後、東ヨーロッパの共産主義の崩落と共に、 ヨーロッパの端から中央ヨーロッパに、いわゆるヨーロッパの心 臓部に返り咲きました。 そして今日ではかつてのように文化交流の出会いの地となったオ ーストリア。このような背景から、今も様々な文化がこのオースト リアという国とそこに住む人々を形作っています。オーストリアを 旅し、民族文化やオーストリア音楽、習俗や祭り、生粋のオースト リア人を見て回ることはまさに発見の旅であり、これこそヨーロッ パ発見の旅なのです。
ヨーロッパ集いの国
オーストリアはかつてのハプスブルク帝国の影響からだけではなく、
古くから出会いの地となっています。
その結果、途方もないほどの文化の宝庫となったのです。
こちらのホームページから、ヨーロッパの橋渡し役である オーストリアについて、あらゆる情報を得ることができます。 オンライン www.austria.info4 5 Fo to : I nn sbr uck T ou ris m us つい100年前まで、ハプスブルク家がオーストリアを統治していま した。その当時ウィーンは、地理的にヨーロッパの中心に位置し ていたのです。ハプスブルク家の下、ドイツ人、チェコ人、ハンガ リー人、スロヴァキア人、ボスニア人が一つになっていたのです。 ハインリッヒ・シュタインフェストは「オーストリアは巨人として眠 り、小人として目を覚ました」と、帝国と多民族国家の崩壊をやや シニカルに描写しています。 今日でも、皇帝家の遺産がまだ脈々と受け継がれていることを感 じ取ることができます。これは、オーストリアが帝国時代と同様、 現在も数多くの文化を宿しているためと、ハプスブルク家が無数 の立派な建築物を国内の至る所に残したことによります。特にハ プスブルク家の居城、ホーフブルク王宮があるウィーンで強く感 じることができます。このウィーンから、皇帝フランツ・ヨーゼフ1 世はハプスブルク帝国の運命を68年(1848–1916)もの間、歴代 最長にわたり統治してきました。また、オーストリア=ハンガリー 二重帝国の輝かしいセレブリティである皇妃シシィ(1837–1898) の面影はあらゆる所で見つけることができます。シシィ博物館や カイザーアパートメント(皇帝の居室)では、シシィの印象的な私 生活を垣間見ることができます。刺殺された皇妃シシィのオリジ ナルのデスマスクなどが訪れた人を感嘆させています。 皇帝家の史跡は、ウィーンの中心部の各所に散りばめられていま す。ヨーゼフ広場にあるアウグスティーナ教会では、ハプスブル ク家の結婚式が挙行され、また葬儀も行われました。 皇帝納骨堂には、12人の皇帝、19人の皇妃や王妃が永遠の眠り についています。さらに活気溢れる帝国のシンボルは、バロック 様式の城であり華やかな庭園を持つシェーンブルン宮殿です。シ ェーンブルン宮殿はユネスコ世界文化遺産に登録されています。 皇帝たちは夏の間、数えきれないほどの部屋があるこの城で過ご しました。サロンや皇帝一家の居室は今日でも訪れることができ ます。 ハプスブルク家の人々は暖かい時期に、首都から遠く離れたザル ツカンマーグートのバード・イッシュルで過ごしました。多種多様 な民族や利害関係を一つの国に統治するのは、とてつもない課 題でした。過労が気力を一気に奪っていったとき、皇帝はこの地 で執務から離れ休息を取りました。このようにハプスブルク家は、 その遺産を豪華な建築物や城の形で残しただけではなく、オース トリア人のメンタリティーという形でも残しました。100年前まで は多民族国家として統一されていた土地の多くの文化的影響と 文化様式が、今日でも住む人々に感じることができます。ドイツ 人の秩序と徹底性、情熱的なスラブ系の気質、ハンガリー人のブ ラックジョーク、イタリア人の陽気さとジェスチャーの伝統。多国 籍国家は、オーストリア人の精髄として人々の中に存在し続けて います。
ハプスブルク家の史跡を訪ねて
オーストリア全土では今日でも、巨大なハプスブルク家のオーラを
感じることができます。しかしそれは、豪華な建築物や
都市によるものだけではありません。
こちらのホームページで、ハプスブルク家に関する情報を ご覧いただけます。 オンライン www.austria.infoFo to : Ö st er re ic h W er bu ng /W ei nha eup l W ./ D ie ju n/ Po pp H ac kner ウィーン歴史地区 首都ウィーンは、典雅な宮廷文化に彩られた音楽 と芸術の都。2000年の歴史を誇る旧市街には、数 多くの文化財や歴史的建築物が保存され、各時代 へのタイムトリップが楽しめます。 シェーンブルン宮殿と庭園群 女帝マリア・テレジアが改築させた夏の離宮。モ ーツァルトが御前演奏した部屋など、1441室のう ち最も重要な40室が一般公開されています。美し い庭園には、世界最古の動物園やグロリエッテな どがあります。 ワッハウ渓谷 メルクからクレムスにいたる約30kmの一帯はワッ ハウ渓谷と呼ばれ、ドナウ河と葡萄畑、ルネッサン ス様式の町々、中世の城、城館、教会、ヨーロッパ の最も美しいバロック建築のメルク修道院が織り なす風光明媚な地域。ドナウ河クルーズのハイラ イトとして人気があります。 ノイジィードラーゼー湖の文化的景観 中欧で唯一のステップ湖で、広い芦原が続く独特 な風景が魅力です。数多くの鳥類や植物が生息し 世界的に重要な生態系を形成しています。近隣に はコウノトリの街ルスト、湖上オペレッタで有名な メルビッシュ、そしてハイドンゆかりの州都アイゼ ンシュタットがあります。 センメリング鉄道 1854年に完成した世界で初の山岳鉄道。近代的 な土木機械もダイナマイトもなかった時代に6年 という短期間で完成し、現在もアルプス越えの重 要な路線として利用されています。全長41mのセ ンメリング鉄道は自然の環境に調和するように造 られており、世界で最も美しい鉄道の一つ。 グラーツ歴史地区とエッゲンベルク城 古都グラーツはウィーンに次ぐオーストリア第2 の都市。ゲルマン文化圏最南端の都市であり、中 世のたたずまいを色濃く残す旧市街は南ヨーロッ パの薫りが漂います。クンストハウスなどの様々な 近代建築とのコントラストも魅力です。郊外のエッ ゲンベルク城には、近年発見された豊臣秀吉の時 代の大阪が描かれた江戸時代の見事な屏風絵も 展示されています。 ハルシュタットとダッハシュタイン 珠玉の景勝地が集まるザルツカンマーグートの町 ハルシュタットと、険しい岩峰で知られるダッハシ ュタイン一帯は、重要な文化自然地域として世界 遺産に登録されています。ハルシュタットは、古く から貴重な岩塩が採れたため、先史時代から商業 の中心地として栄えた湖畔の美しい街です。 ザルツブルク歴史地区 岩塩坑のおかげで、町はザルツブルク(塩の城)と いう名前と富の両方を手に入れ、長く大司教が支 配する独立した荘厳なバロック都市として栄えて きました。モーツァルトの生誕地として世界中の 音楽ファンにその名を知られる、中世が息づく美 しい古都。 アルプス山系の先史時代杭上住居跡群 紀元前5000年前までその歴史を遡ることができ る住居跡は水中に沈んでいて、実際は見られませ んが、発掘物や資料はザルツカンマーグートのモ ンドゼーやアッターゼーで展示されています。
オーストリアの世界遺産
オーストリアには現在、9つのユネスコ世界遺産が登録されています。
独自の歴史と魅力を持ち、訪れる人々を魅了しています。
8 Fot o: Ö ste rr ei ch W er bu ng /P ete r B ur gs ta lle r/ Ka lma r, L in z T ou ris m us /M uel le r 80年代に、歴史ある街ウィーンのシンボルであ るシュテファン大聖堂の向かい側、街の中心部 に、国際的に名声の高い建築家ハンス・ホラ インが近代的なガラスの総合建築を計画した 時、ウィーン市民は大騒動を起こしました。し かし、現代建築と文化遺産の理想的な共生が 明確となったため、最終的に近代的なハースハ ウスの建設は許可されました。今やハースハウ スは街の景色の一部となり、結果的には成功 でした。 他の文化に対してオープンなオーストリアは、 建築文化の集いの場です。なぜなら、ゴシッ ク様式の傑作や帝国時代のバロック様式の豪 華な建物から、ユーゲントシュティールの作品、 超近代的なガラスの総合建築、現代的な木造 建築、伝統的で革新的なワインセラーまで軒 を連ねているからです。 フォアアールベルク州の木造建築は、ヨーロッ パでも独自の建築スタイルとして定着し、一つ のブランドとなっています。フォアアールベル ク州の建築家は、スウェーデンの建築文化か らインスピレーションを得、理想的な形で木材 と革新的な建築プラン、無傷のまま残る自然、 現代建築、建築芸術、環境への配慮を結び付 けました。「フォアアールベルク州の建築家の 下で研修を行うのは、有名な一流料理人の下 で修業をするのと同じくらい価値がある」と言 われているのも伊達ではないでしょう。 その他に国際的な建築芸術家が、建築により オーストリアの一部の地域を全く新しく演出し ています。その例にリンツ市が挙げられます。 かつては鋼工業の「灰色」の街と言われていま したが、今日では彩り豊かに輝く、世界に開か れた文化と芸術の街として知られています。こ れは、レントス美術館などの近代的なミュージ アムのお蔭です。この美術館はスイス人建築 家ユルク・ヴェーバーとヨーゼフ・ホーファーの 設計と建築によるものです。また、グラーツは 言わずと知れた前衛芸術のメッカです。クンス トハウス・グラーツは、大胆な建築芸術の象徴 です。この建物は、英国の建築家、ピーター・ クックとコリン・フォーニアにより設計され、巨 大な青く発光する正体不明の揺れ動く物体が、 旧市街の歴史的建造物の間に張り付いていま す。市民からは、親しみを込めて「フレンドリ ー・エイリアン」と呼ばれています。
建築の世界旅行
ゴシック様式やバロック様式の傑作、ユーゲントシュティールの建造物、
近未来的な木造建築が軒を連ね、建築が文化の集いの場となっています。
近代・現代の建築界を代表するのは、オットー・ ワーグナー、ヨーゼフ・ホフマン、アドルフ・ロ ース、ハンス・ホラインなど。彼らが手がけた 建築物はウィーンをはじめ、オーストリア各地 のシンボルとなっており、これらの建築物をめ ぐるツアーも高い人気を誇っています。Fo to : Ö st er re ic h W er bu ng /A le xa nd er H ai den /L am m er hub er , B el ve der e, V ien na ヨーロッパの中心に位置するオーストリアは、古来より様々な 文化が交錯し、豊かな文化の歴史を育んできました。中でも 「音楽」は、オーストリアを紹介する上で最も重要な代名詞と いえるでしょう。世界的に名高いウィーン国立オペラ座、ウィ ーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン少年合唱団、コン ツェントゥス・ムジクスなどは、オーストリアの文化使節として も活躍しています。 また、オーストリアの音楽史上「ウィーン古典派」は、偉大な 文化遺産のひとつに数えられます。そのウィーン古典派は、ハ イドンに始まり、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト が含まれます。ロマン派を代表するのは、ブラームス、ヴォル フ、ブルックナー、マーラーです。オペレッタの王と呼ばれる ヨハン・シュトラウスとフランツ・レハール、また、シュランメル 兄弟の音楽は、ウィーンのワイン居酒屋「ホイリゲ」と切って も切れない関係にあります。 また、毎年各地で開催される数多くの音楽祭には、世界中か ら音楽ファンが集います。最も有名なザルツブルク音楽祭、ウ ィーン芸術週間、ボーデンゼー湖のブレゲンツ音楽祭、メルビ ッシュの湖上音楽祭、グラーツのシュティリアルテ音楽祭、フ ィラッハ/オシアッハのカリンシア夏の音楽祭、シューベルテ ィアーデ、リンツの国際ブルックナー音楽祭やクラングヴォル ケ、そしてアイゼンシュタットのハイドン音楽祭、グラーフェネ ッグ・クラシック音楽祭などと、多彩なプログラムが繰りひろ げられます。 ウィーンフィルのニューイヤーコンサートとシェーンブルンで の夏のコンサートは毎年、世界中に中継・放映され、音楽ファ ンを楽しませてくれます。 Fot o: M oz ar th au s V ie nn a/ D av id P ete rs , E va K ele ty モーツァルトが1784年から1787年にかけて住ん だモーツァルトハウス・ウィーンは、ウィーンでモ ーツァルトが居住し、現存する唯一の家であり、こ の住居ほど多くの作品を作曲した場所は他には ありません。 世界中の大人や子供のモーツァルトファンは、モ ーツァルトハウス・ウィーンでは三つの展示レベル において、モーツァルトの時代と最も重要な作品 群に触れることができます。中心を成すのは、モ ーツァルトが数々の代表作を世に出したウィーン での歳月です。 年ごとに変わる特別展もご訪問ください。入場料 に含まれています。2015年特別展のテーマは「魔 笛」です。世界で最も多く上演され、最も人気の 高いこのオペラが新たな視点から見直されます。 館内のコンサートホールでは演奏会などのイベン トが催されます。 開館時間:毎日10:00∼19:00
モーツァルトハウス・
ウィーン
Vi si tin g M oz ar t S uj et © M oz ar th au s V ie nn a芸術の国オーストリア
オーストリアは長い歴史を通じて音楽と美術の保護を旗印に掲げ、
他国ではほとんど例がないほどの資金と労力を注いできました。
帝国の時代、ハプスブルク家の 人々は芸術作品収集に情熱を 傾け、幾世紀にわたり世界中か ら数多くの絵画や美術品の名 作が集められました。現在、オ ーストリア全国にはルーベンス やブリューゲル、ベラスケスな ど古典の大家から新進の現代 芸術家までの作品を擁する約 1000の美術館・博物館があり ます。 特に人気の高い「ユーゲントシ ュティール」様式を代表するグ スタフ・クリムト、エゴン・シーレ、 オスカー・ココシュカの絵画は、 世界的な名声を博しています。12 Fo to : S w ar ov sk i A G , J . & L . L O BM EY R G m bH /d av ie s+ st ar r, W ie nT ou ris m us /P et er R ig au d オーストリアならではの逸品を ご紹介しましょう アクセサリーをお求めなら日本でも人気の高い 「スワロフスキー」は本場オーストリアのショッ プを訪れてみてください。ワッテンスの本社に 隣接するクリスタルワールドの他、インスブル ック、ウィーンにショップがあります。可愛い 小物やアクセサリーの数々がショーウィンドウ を飾り、その豪華さはメルヘンの世界そのも のです。 伝統的な品物をお求めなら、高級磁器セット の代名詞「アウガルテン」、美しいガラス製品 とテーブルウェアでゴージャスな食卓を演出で きる「ロブマイヤー」、独自のアトリエを構える テーブルウェアやリネンのお店「シュヴェービ ッシェ・ユングフラウ」、ユーゲントシュティー ルの美術工芸品や各種ウィーンプロダクツ商 品を展示・販売する「オーストリア工房」、歴 史的なデザインによる家具やハイセンスなイン テリアを生産する「フリードリッヒ=オットー・ シュミット」などがお勧めです。 ウィーンのファッションでは、バラエティー豊 かなデザインを取り揃える帽子店「ミュールバ ウアー」、伝統的な民族衣装とロマンチックな 1950年代ファッションに現代的なエレメントを 加えた「レナ・ホシェック」、カラフルで独創的 スタイルのモードをアピールする「アートアッ プ」、軽やかで時代を超越した独自ブランドを 展開する「ピア・ミア」、ウィーンで指折りのシ ックな靴のファッションブティック「シュー!」、 選抜きの眼鏡やサングラスの数々をコレクショ ンするアイウェアのお店「シャウシャウ・ブリレ」 などが人気です。 ウィーンでちょっとした小物をお探しなら、最 高級のナチュラルコスメティックスが揃う「セン トチャールズ・コスモテカリー」、アルプス地方 の伝統にアイロニーを加えたハンドメイド磁器 が揃う「マノ・デザイン」、選び抜かれた愛らし い商品の並ぶ雑貨店「アンナ・シュタイン」な どはいかがでしょうか。 Sz ec hen yi & P ar tner E in Unternehmen der Wien Holdin g
音を捉まえる
Seilerstätte 30 1010 Wien 10-22 毎日 時オープン www.hdm.at音楽の家
MAK
1900
1890-1938
デザイン/
アートとクラフト
常設展示
ウィーン
PERMANENT COLLECTION
MAK - オーストリア応用美術/現代美術館Stubenring 5, A-1010 Wien 火曜10時∼22時、水曜−日曜10時∼18時 火曜の18時∼22時は入場無料 MAK.at
オーストリアのデザイン
百数十年も前から受け継がれている職人たちの手仕事を現代に再現した「ウィーンプロダクツ」 加盟企業の製品をはじめ、オーストリア発のアクセサリーやファッションが世界的に注目されてい ます。特に、豊かな文化遺産と若く活力あるクリエイティブシーンの両面を持つウィーンは、まさ にクリエイティブ業界の中心地です。また、全国に渡りカフェやレストラン、ホテルなどでも、オー ストリアならではのデザインを感じることができます。Fo to : Ö st er re ic h W er bu ng /Pe ter B ur gs tal ler Fot o: Ö ste rr ei ch W er bu ng /P ete r R ig au d/ Pe te r B ur gs ta lle r/ M al la un /H imsl オーストリアには本当に広大で、ピュアな自然 景観が山ほど残っています。オーストリア人は、 この自然を維持するため多くの対策を取って います。 貴重な動物や生物圏を守るため多くの保護区 を設置しており、オーストリアの国立公園は、 素晴らしい発見ができる自然のままの楽園で す。自転車や徒歩で、アルムの山小屋から山小 屋へ。このような自然の中での体験により、こ の見事な自然景観を維持する意欲がわいてき ます。 例えば、ツィラータール渓谷、エッツタール渓 谷、カーヴェンデル・アルプス公園などには、一 般のゲストが「自然保護士」として寄与するこ とができるプロジェクトがあります。若木の植 樹やアルムの草地を掃除、山の斜面へ植林す るなどの体験ができます。 これは身体的に少しハードかもしれません。し かし、仕事のように感じることはありません。 それよりむしろ、自然と直にふれあい、インス ピレーションを与えられる活動です。これは昼 時、山小屋のテラスに座り、雄大なアルプスの パノラマに感激し、山小屋の女主人が農家風 スモークベーコンや卵、ジャガイモ、自家製の 野菜を盛り合わせた軽食プレートを持ってき たときに実感できることでしょう。そうすると なぜ地元の人々が、いつも楽しそうなのかよく 分かります。 アルプス山脈はオーストリアの東西を横切って いるため、西はブレゲンツから東はウィーンま で、各地の大都市からでも短時間の内にオー ストリア・アルプスの豊かな自然を訪ねること ができます。山々と湖水の間には絵画的な風 景が広がり、珠玉の文化財がちりばめられてい ます。 夏は、アルプスの万年雪や氷河が陽光に輝き、 渓谷は緑に染まり、牧草地は可憐な草花で埋 まります。そんな大自然のなかで、人々は登山 やハイキング、夏スキー、ゴルフ、水上スポーツ、 乗馬、テニスなどを心ゆくまで楽しみます。 冬は、見渡すかぎりの白銀の世界にダイナミ ックなシュプールを描くスキーやスノーボード、 クロスカントリーなど、ウィンタースポーツの 拠点へと様変わりします。 そんなアルプスの大自然を楽しむにはハイキン グがおすすめです。ウィーンの森の散歩道、ザ ルツカンマーグートの湖畔ウォーキングから 高原のハイキング、チロル州やザルツブルク州 の山岳トレッキングなど、高山に至るまで基点 となる町や村からのネットワークが完備されて いるため、市電やバス、ロープウェーやリフトな どを利用して、目的地まで簡単にアクセスでき ます。このため、乗り物と徒歩の多様な組み合 わせによって、軽い散策から本格的な山歩きま で、あらゆるレベルのコースを自由に設定する ことができます。 オーストリア・アルプスの大パノラマを鑑賞し た後は、山小屋風のレストランやヒュッテで素 朴な郷土料理とビールやワインをお楽しみくだ さい。ハイキングシーズンは5月後半∼10月、 最適なのはケーブルカーをフルに利用できる 7月中旬∼9月中旬です。 また、こうした自然の中でレジャーを楽しんだ 後や、雨天の時などウィーンやザルツブルク、 インスブルックなどの都市で、中世の町並みを 行く市内観光やショッピング、コンサートなど が楽しめるため、自然と文化の両方を満喫で きるというのがオーストリアの魅力といえるで しょう。
自然の力と共に
オーストリアの国立公園では自然が混じりけなく、
力強いそのままの姿を見せています。
ここでは壮観な発見の旅が体験できます。
自然は、人々を魅了します。そして、オーストリ アを訪れた旅行者は、帰国前にゲストブックに 次のような感想を何行かしたためています。 「アルプスのパノラマが完璧すぎて、本物なの かどうか信じがたい」 「ここにはなだらかな丘陵から手つかずのまま の自然が残る森林地帯、透明度の高い湖を湛 える高い山々まで、ありとあらゆるものが揃っ ている」16 17 Fot o: W ie nT ou ris m us /P ete r R ig au d Fot o: Ö ste rr ei ch W er bu ng /P ete r B ur gs ta lle r, w w w .w ei nv ie rtel .a t/ La hof er , W ie nT ou ris m us /C hr is tia n S te mp er ワイン居酒屋 「ホイリゲ」 オーストリアは人生の楽しみ方をよく知ってい る国です。そして、ホイリゲはまさにオーストリ アの暖かさと居心地の良さを実感できる場所 として、この国の人々にはとても馴染み深いと ころです。地元の人々はホイリゲに集い、ワイ ン醸造者が造った自慢の新酒と、美味しい家 庭料理、自家製のベーコンやチーズなどに舌鼓 を打ちます。テーブルには楽しい会話と笑い 声があふれ、時が経つにつれて歌声が店内に 響き渡ります。ホイリゲで楽しむ伝統は、少な くとも18世紀まで遡ることができます。それは、 時の皇帝ヨーゼフ2世が、いつでも誰でも自家 製のワインを販売したり、供したりすることを 許可する条例を施行した時代でした。 どこに? ニーダーエステライヒ州のワイン産地、 ウィーン郊外のホイリゲ地区、ブルゲンランド州と シュタイヤマルク州にあります。 山小屋 「アルムヒュッテ」 アルプスの牧草地に建つ山小屋は、元々、夏の 間山の中腹の牧場で働く牛飼いや酪農従事者 が住むための住居でした。その後、山小屋はア ルプス文化と人生の喜びを象徴するものとな りました。よくある板葺きの小屋では、訪れる 旅行者やハイカーを親切なオーナーが暖かく 迎えてくれます。山小屋では、心尽くしの料理 とサワー種の黒パンが供され、楽しい会話とア ルプス独特の魅力を味わうことができます。 どこに? 山小屋はアルプスのハイキングコース に沿ってあります。フォアアールベルク州、チロル 州、ザルツブルク州などオーストリア西部に多く点 在します。 地元の人が集まる居酒屋 「バイスル」 オーストリアの暖かさと居心地の良さを語ると き、3つの場所が挙げられます。それは、カ フェとワイン居酒屋、そして昔ながらの居酒屋 「バイスル」です。典型的なバイスルの設えは、 木製バーカウンターと木製の壁の羽目板、メ ニューを手書きした黒板を特徴としています。 ウィーナー・シュニッツェルやエッグノッケル、 古典的な家庭料理がどこのバイスルでも味わ えます。 どこに? オーストリア中、どこにでもあります。 ソーセージスタンド 「ヴュルステルシュタント」 ここは単なる伝統的なスナック・バーではあり ません。仕事の合間にちょっと立ち寄って一 息入れる大切な場所なのです。ここで、ケーゼ クライナー(チーズ入りソーセージ)にマスター ドを添え、パンと食べ、ウィットに富んだ、魅力 ある店員と会話を楽しみます。当初、ヴュルス テルシュタントは帝国時代に、退役した傷痍軍 人たちの生計を立てる仕事を与えるために出 現しました。伝説的なケーゼクライナーは、オ ーストリア人が創作したものです。ソーセージ のレシピはスロヴェニアが起源ですが、それを オーストリアの食通が、ソーセージを焼いた時 に溶けるチーズを加えて完成させた、手軽で美 味しいご馳走なのです。 どこに? ウィーンのソーセージスタンドはよく 知られていますが、オーストリアのどの主要都市 でも見られます。 ケラーガッセ・ワイン祭り ワインの生産地域の夏のハイライトが、このワ イン祭りです。この時期、人々はワインケラー (ワイン貯蔵所)が立ち並ぶ小路をそぞろ歩 き、貯蔵所から貯蔵所へと渡り歩いて、それぞ れのワイン醸造者が造った素晴らしい新酒と 美味しい料理を味わって回ります。それに加 えて、何世紀もの歴史を誇る、見渡す限り続く ブドウ畑の風景は、見る者に活力を与えてくれ ます。 どこに? オーストリアのワイン産地、特にニーダ ーエステライヒ州が有名です。 ビアガーデン 夏の暑い夜、人々に愛されている場所のひとつ が、国中どこにでもあるシャニーガルテン(シ ャニーとは、オーストリアのニックネームでヨハ ンの愛称)とも呼ばれるビアガーデンです。仕 事の後、オーストリア人はこれら愉快なビアガ ーデンに立ち寄り、ニワトコの花から作ったホ ルンダージュースや、ビールで喉の渇きを癒し ます。店によっては、オリジナルのビールを醸 造して提供しています。このような所では、普 通の夕べがささやかな祝杯の席へと変わり、あ りふれた日常をしばし忘れさせてくれます。 どこに? ザルツブルクが有名ですが、オーストリ ア中どこにでもあります。 カフェ ウィーンのカフェ文化は、オーストリア人が食 通である事を証明する最適の例でしょう。ウ ィーンではカフェが、ユネスコにより無形文化 遺産として認定されたほどです。その歴史は 17世紀末まで遡ることができ、トルコ軍による ウィーンへの包囲攻撃と深い関わりがありま す。代表的な古典的カフェのインテリアは、小 さな大理石のテーブルに、トーネット・デザイン の曲木製の椅子、ボックス席、新聞ラック、歴 史主義的意匠の飾り付けを施した内装を特徴 としています。そして、カフェで出される水も、 オーストリアのカフェ文化を特徴づけています。 また、世界で初めてお客様に新聞を提供した のはウィーンのカフェです。 どこに? オーストリア中どこにでもありますが、 最も有名なのはやはりウィーンのカフェです。
人生の“ 愉しみ”を満喫する
オーストリア人は、人生を謳歌することに長けています。
ここでは、人生を最高に楽しむために彼らが通う特別な場所を、
いくつかご紹介しましょう。
Fo to : Ö st er re ic h W er bu ng /W ol fga ng S cha rd t Fo to : Ö st er re ic h W er bu ng /W ol fga ng S cha rd t リンツァートルテ オーバーエステライヒ州の州都 リンツにちなんで名づけられま した。世界で初めて文書化され たケーキのレシピとして認識さ れていることが、このケーキの 誇りです。この美味しいケーキ を有名にしたのは、フランケン 地方出身のヨハン・コンラート・ フォーゲルでした。1822年にリ ンツのケーキ工房の未亡人カ テリーナ・クレスの下で働き始 め、1823年にカテリーナと結婚 しました。フォーゲルは、リン ツァートルテをある種の大量生 産で製造することを始め、お土 産品として定着させることに成 功しました。 マリレンクネーデル (杏子の団子) マリレンクネーデルは、ドナウ 河地域ワッハウ渓谷の真髄で あり、また、オーストリア人のオ ープンさを表しています。つま り、このマリレンクネーデルは、 中国のフルーツ(杏子)とインド 洋の植物(砂糖)とボヘミアの 調理法(団子)からできている のです。そのうえ、「ワッハウ渓 谷産アプリコット」はヨーロッ パレベルでその品質が保証さ れており、アプリコットの最高 品質に位置付けられています。 エスターハージー風 ローストビーフ EUそしてヨーロッパが統一され る随分昔、オーストリアの帝国 時代には、既に美食が国境を 超えていました。これらを背景 とし、この柔らかいローストビー フが生まれたのは、著名な大貴 族エスターハージー家のお蔭で す。エスターハージー家は、寛大 な芸術後援者であり成功した 政治家であるだけではなく、恩 寵に恵まれた食通だったのです。 エスターハージートルテやエス ターハージーシュニッテ、エスタ ーハージーシュニッツェルなど が、ハンガリーと現在のブルゲ ンランド州に位置する名家の面 影を現在でも感じさせています。 フィアカーグーラシュ いつもお腹を空かせている有 名なウィーンの馬車の御者が、 このグーラシュの名前の由来と なっています。これは牛肉のラ グーに、付け合せとしてソーセ ージと目玉焼きが添えられた 料理で、とろみのあるソースは 上品な甘さのパプリカ粉による ものです。パプリカ粉はオース トリアのお隣の国、ハンガリー から来ています。しかも、伝説 の料理人オーギュスト・エスコ フィエもが、19世紀に「自分の ための」パプリカを、セゲドから フランスに輸入していたほどの 味だったのです。 マスのフィレ 森のキノコ添え 大きなマスは、水深が深く、酸 素の多い湖を棲家としており、 国境は行く手を阻むものではあ りませんでした。マスは、北ロシ ア、スカンジナビア、バルト三国、 そしてオーストリアの湖などに 生息しており、真の意味でグロ ーバルに生息している魚類とい えるでしょう。かつてケルンテン 州のヴァイセンゼー湖とミルシ ュテッターゼー湖では、湖の主 な生息種でした。オーストリア のグルメはマスを好み、「マスの フィレ 森のキノコ添え」はオー ストリアのどこでも食べられる 料理です。 カイザーシュマレン オーストリア=ハンガリー二重 帝国は、多くの民族が皇帝のシ ンボルである双頭の鷲の下に 統一されていました。しかし食 事のメニューを選ぶ際、皇帝フ ランツ・ヨーゼフは、非常に質 素なものを好み、郷土のものに こだわっていました。皇帝は卵、 小麦粉、牛乳、砂糖少々から作 る柔らかいカイザーシュマレン のような簡単な生地の料理を 好んで食しました。しかしこの 料理が、単に失敗して崩れてし まったオムレツにルーツを持つ のか、カーザー(酪農家)が食卓 に出していた栄養満点の軽食 が元となっているのか、未だに はっきりしていません。 ウィーナー・シュニッツェル ウィーナー・シュニッツェルは、コスモポリタンである、ということははっきりしています。レシピは、ヴ ェネツィアに端を発します。少なくとも伝説では、このカツレツは1857年頃、有名な帝国軍指揮官ラデツ キーによりオーストリアに持ち込まれた、と伝えられています。どちらにせよ、皇帝時代のオーストリア で、この料理が今日のシュニッツェルのスタイルとして完成され、「これぞ絶品料理」として有名になった のです。
味覚のインスピレーション
オーストリア料理は、料理の中で様々な文化を融合させています。
各メニューのお皿の上では、文化の博覧会が垣間見られます。
20 21 Fo to : Ö st er re ic h W er bu ng /G ro ss au er /Pe ter B ur gs tal ler /P op p H ac kner Fot o: Ö ste rr ei ch W er bu ng /R oe bl /D ie ju n/ Ar ch iv S ta dt G ra z/ Pe te r B ur gs ta lle r/ M al la un , L ech Zu er s T ou ris m us G mb H /G eo rg Sch nel l オーバーエステライヒ州 風光明媚な湖水地方ザルツカ ンマーグートは、オーバーエス テライヒ州にも広がります。こ の地の自然と文化は、保養休暇 を過ごすのに理想的な環境を 提供します。ここは皇帝フラン ツ・ヨーゼフ1世と皇妃「シシ ィ」によってとりわけ有名になり ました。皇帝夫妻はバード・イ ッシュルで何度も夏を過ごした のです。州の北側の森の深いミ ュールフィアテルの丘陵地帯は、 チェコとの国境を形成しており、 訪れる人々を惹き付けます。 州都のリンツは、音楽家ブルッ クナーゆかりの街として知られ、 モダンなアルスエレクトロニカ センターやレントス美術館など、 芸術探訪もおすすめです。 ザルツブルク州 ザルツブルク州は、ハイカーや 自然愛好家の憧れの場所とな っているホーエタウエルン国 立公園を含むアルプスの山岳 地方。ザルツカンマーグートの 大自然の美しさは映画『サウン ド・オブ・ミュージック』でお馴 染みです。ザルツブルクの名前 の由来の「岩塩の城」を体験で きるハラインの岩塩坑や、「きよ しこの夜」誕生の地オーベルン ドルフ、世界一の氷穴があるヴ ェルフェンなども見どころです。 州都はザルツブルク(32ページ 参照)。 シュタイヤマルク州 この州は森が豊かなことから 「緑の州」とも呼ばれています。 アルプスの大自然はもちろん牧 歌的な村の風景も美しく、スロ ヴェニアと国境を接する南シュ タイヤマルク地域はワインの名 産地として有名です。ブッシェ ンシャンクと呼ばれるワイン生 産者の直営店が点在しますの で、ワイン愛好家におすすめの ルートです。また、この地域で は数多くの文化財を見ることが できます。一方、バード・アウス ゼー周辺のザルツカンマーグー トのシュタイヤマルク州側の部 分は、美しい湖と山の景観によ って、南部とはまた違った魅力 を放っています。州都はグラー ツ(44ページ参照)。 ウィーン オーストリアの首都ウィーンは 古い伝統を持つハプスブルク 帝国の都、音楽と芸術が輪舞す る街。その一方で、近代的で未 来を志向する建築物も多く、ス タイリッシュなライフスタイル と活気のあふれる文化の愉し みにあふれています。市の周囲 には約1350km² にもおよぶ広 大なウィーンの森が広がり、市 民の憩いの場所となっていて、 これは他のヨーロッパの大都市 にはみられない独特の魅力で す。 詳しくは24ページをご覧く ださい。 ブルゲンランド州 オーストリアの東端に位置する 州。ここには世界遺産のノイジ ィードラーゼー湖があり、野鳥の 宝庫であるゼーウィンケル国立 公園も隣接しています。ルスト など、コウノトリがコロニーを作 る農村やハンガリー風のエキゾ チックな町が魅力。オペレッタ・ フェスティバルで有名な湖畔の 町メルビッシュ、サンクト・マルガ レーテンの野外オペラなど音楽 イベントも豊富です。また、ブル ゲンランド州は良質でおいしい ワインの産地としても知られて います。州都アイゼンシュタット は、楽聖ハイドンとエスターハー ジー侯爵家ゆかりの街。 ニーダーエステライヒ州 ウィーンを囲むようにして広が る州。州東側の丘陵地帯は良質 のワイン産地になっており、北 部は森林におおわれています。 バロック様式の修道院が建つ メルクとクレムス間のロマンチ ックなドナウ河の渓谷は「ワッ ハウ渓谷」と呼ばれ、ユネスコ 世界遺産にも登録されており、 ニーダーエステライヒ州でいち ばん人気のある休暇地となっ ています。州都はサンクト・ペル テン。 ケルンテン州 オーストリアの最南部にあるケ ルンテン州には、ヴェルターゼ ー湖、オシアッハゼー湖、ミルシ ュテッターゼー湖など、湖水浴 のできる大きな湖があって、水 泳や水上スポーツが楽しめる パラダイスとなっています。州 の最北端にはオーストリア最 高峰のグロースグロックナー 山が秀麗な姿を見せています。 州都のクラーゲンフルトは、バ ロックとユーゲントシュティー ルの建物が建ち並び、芸術や 文化の薫り高い見どころの多い 古都です。 チロル州 牧歌的な山の景色で知られる チロル州の文化の拠点は、イン タール渓谷に数珠つながりに 存在します。インスブルック、ハ ル、ラッテンベルク、クーフシュ タインなどの魅力的な町が点 在します。また、ツィラータール、 シュトゥーバイタール、エッツタ ールなどの渓谷、サンクト・アン トンやゼーフェルトはハイカー やスキーヤー、そして休養を求 める人々の理想郷として有名で す。また、東チロルはザルツブ ルク州をはさんで離れたところ に位置する自然の宝庫です。州 都はインスブルック(38ページ 参照)。 フォアアールベルク州 オーストリアの一番西に位置す る州です。面積は小さいながら も、シルヴレッタの氷河の世界 からライン渓谷の平地にいたる、 変化に富んだ自然が特徴です。 州都ブレゲンツを世界的に有 名にしているのが、世界最大の オペラ・フェスティバルのひとつ、 夏の「ブレゲンツ音楽祭」。個性 的な湖上ステージは映画007の ロケでも使われました。 スキーやハイキングのメッカと して知られるアールベルク地方 の村レッヒは、世界のセレブが 休暇を過ごす高級リゾート地で、 2004年に「ヨーロッパで最も美 しい村」に選ばれました。
個性あふれる9つの州
オーストリアは個性あふれる9つの州からなる共和国です。
各州にはそれぞれの魅力と特長があります。
(km) ブレゲンツ アイゼンシュタット グラーツ インスブルック クラーゲンフルト リンツ ザルツブルク サンクト・ペルテン ウィーン ブレゲンツ 769 700 187 575 547 429 656 720 アイゼンシュタット 769 183 582 307 232 347 113 55 グラーツ 700 183 513 133 215 255 190 210 インスブルック 187 582 513 377 360 242 469 533 クラーゲンフルト 575 307 133 377 257 212 339 335 リンツ 547 232 215 360 257 118 121 185 ザルツブルク 429 347 255 242 212 118 230 294 サンクト・ペルテン 656 113 190 469 339 121 230 65 ウィーン 720 55 210 533 335 185 294 65
オーストリア地図
オーストリアは中央ヨーロッパの南部に位置し、
国土の総面積は
83,858
平方キロメートル、人口は約
850
万人。
公用語はドイツ語ですが、英語はよく通じます。
1: 2,800,000州都間の距離
9
つの州と州都
ドイツ
イタリア
スイス
スロヴェニア
ハンガリー
チェコ
ス
ロ
ヴ
ァ
キ
ア
リ ヒ テ ン シ ュ タ イ ン ウィーン ニーダー エステライヒ州 オーバー エステライヒ州 ザルツブルク州 ブルゲンランド州 シュタイヤマルク州 ケルンテン州 チロル州 東チロル フォアアール ベルク州 リンツ サンクト・ ペルテン アイゼンシュタット グラーツ クラーゲンフルト インスブルック ザルツブルク ブレゲンツ アウトバーン 建設中のアウトバーン 高速道路 建設中の高速道路 幹線道路 主要道路 その他道路 鉄道 国際空港 国境 州境 ヨーロッパ主要都市 までの距離(km) 飛行機で オーストリア航空を はじめ様々な航空会社がオース トリアと世界の主要都市を結ん でいます。ウィーン国際空港シ ュヴェッヒャートの他、グラー ツ、ザルツブルク、インスブルッ ク、リンツ、クラーゲンフルトの 6都市に空港があります。オース トリア西部へのアクセスは、フ リードリッヒスハーフェンやア ルテンライン、チューリッヒなど の隣接国の空港も便利です。 鉄道で 隣接するオーストリア 周辺諸国から、ウィーン及びオ ーストリア各地へ快適な鉄道網 が整備されています。また、一 部では車ごと列車に乗せて走る カー・トレインの路線もありま す。鉄道の旅に関する詳細な情 報は、オーストリア国鉄のホー ムページをご覧ください。 www.oebb.at 自動車で オーストリアのアウ トバーン及びその他の高速道路 網は極めて良く整備されており、 気ままな個人旅行には最適の 交通手段です。高速道路は有料 のため、利用にはビニエット(ス テッカー)が必要です。キオスク、 ガソリンスタンドでも購入でき ます。 www.vignette.at迅速なアクセス
24 WWW.VIENNA.INFO
いまこの瞬間、
ウィーンの太陽は
帝国の至宝を最も美しい
金色に照らしています。
この魔法をあなたも見ませんか。
シェーンブルン宮殿 リング通り150周年 ウィーンのリング通りは、世界で最も美しい並 木のある大通りです。他のどこにもこれほど多 くの豪華な建物や宮殿、公園が密接に立ち並 んでいるところはありません。2015年、このリ ング通りは開通150周年を祝います。 かつての帝都ウィーンの中心を敵から守って いた巨大な城壁は、現在はリング通りとなって 旧市街を環状に取り巻いています。リング通 りの建設は、当時の自治体の一大プロジェク ト計画でした。急速に拡大していく都市に素 晴らしい大通りを創建するため、皇室と民衆に とって重要な建物や台頭するブルジョアジー たちの大邸宅が次々と建設されていきました。 1865年5月1日、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に より、新しく完成したリング通りの落成式が行 われました。それ以来、リング通りはウィーン の文化生活の原動力としての役割を担ってい ます。 150周年に当たる2015年には、リング通り沿い の多くの公共施設が、特別なプログラムを用 意し、右の場所などでは特別展が開かれます。 プログラムの詳細は、以下をご覧ください。 http://www.wien.info/ja/sightseeing/ ringstrasse2015 ベルヴェデーレ下宮 「クリムトとリング通り」 2015年7月3日∼ 10月11日 www.belvedere.at ウィーン・ミュージアム 「リング通り:豪華な大通り誕生への歳月1857∼1865」 2015年6月11日∼10月4日 www.wienmuseum.at ウィーン・ユダヤ博物館 「リング通りとユダヤの歴史」 2015年3月25日∼ 10月4日 www.jmw.at オーストリア国立図書館 「国際都市ウィーンの誕生:リング通りとその時代」 2015年5月22日∼ 11月1日 www.onb.ac.at ウィーン建築センター 「ナチス時代のウィーン。ヒットラーの改造計画」 2015年3月19日∼8月17日 www.azw.at セセッシオン 「最前列にはモダンすぎる – セセッシオンの建築史」 2015年3月19日∼ 2015年10月11日 www.secession.at カール・マルクス・ホーフの洗濯サロン No.2 「プロレタリアのリング通り:対抗プラン」 2015年5月21日∼12月20日 www.dasrotewien-waschsalon.at フランツ・ヨーゼフ1世没後100年 フランツ・ヨーゼフ1世は68年もの間、オースト リア帝国の皇帝として君臨しました。絵に描 いたような皇帝で、沈みゆくハプスブルク帝国 時代の最後から二番目の君主でした。皇帝は 1916年にシェーンブルン宮殿において長い生 涯を終えました。2016年は皇帝没後100年の 年に当たります。 皇帝フランツ・ヨーゼフは1830年にシェーンブ ルン宮殿で生まれ、1848年からシェーンブル ン宮殿、そしてホーフブルク王宮から国を統治 し、1916年にこの宮殿で亡くなりました。没後 100年の2016年の3月16日から11月27日の期 間、シェーンブルン宮殿、宮廷家具・ウィーン 家具博物館、ニーダーヴァイデン宮殿(ニーダ ーエステライヒ州)において、リング通りの建設 を命じた皇帝の生涯と業績に関する展覧会が 開催されます。皇帝の他にも、2016年はハプ スブルク帝国時代に活躍した人物、あるいは、 美術館や施設などの記念の年にあたり、様々 な展覧会やイベントが予定されています。祝宴の街、ウィーン
Fot o: W ie nT ou ris m us /C hr is tia n S te mp er Fot o: W ie nT ou ris m us /P ete r R ig au d 便利でお得なウィーン・カード 最少価格で最大限のカルチャー体験!地下鉄、 市電、バスが48時間(18.90ユーロ)または72時間 (21.90ユーロ)乗り放題のほか、美術館やホイリ ゲなどで210種類の特典を楽しめる− それが ウィーン・カードです。お求めはホテル、観光案 内所、市交通局の前売り窓口や案内所で。 お問い合わせ:ウィーン市観光局 Tourist Info Vienna Albertinaplatz/Maysedergasse, A-1010 Vienna Tel.: +43 1 24 555, Fax: +43 1 24 555 666 [email protected] www.vienna.info
Fo to : W ien To ur is m us /L oi s L am m er hub er Fot o: Ö ste rr ei ch W er bu ng /D ie ju n/ Vie nn asl id e, W ie nT ou ris m us /P ete r R ig au d 古くよりヨーロッパの東西と南部を結ぶ十字 路として、ウィーンは二千年の歴史に育まれ てきました。ハプスブルク家が育んだ音楽と 芸術の都として知られ、ハプスブルク帝国の 重要な歴史的建築が見どころですが、最近で はモダンな現代建築、最新のデザインやファ ッションの発信地としても知られるようになり ました。 シェーンブルン宮殿 ユネスコ世界遺産に指 定されたハプスブルク家の夏の宮殿。マリア・ テレジア・イエローで彩られた外観が印象的。 ロココ様式で統一された内部には、1400もの 部屋があり、そのうち40室が公開されています。 ウィーン会議の際に舞踏会場として使用され た大広間、6歳のモーツァルトが御前演奏した 鏡の間は必見です。 宮殿の後方に広がる庭園は面積1.7km²。シェ ーンブルンの名前の由来となった泉、1752年 から始まった残存する最古の動物園、大温室 パルメンハウス、ネプチューンの噴水、迷路庭 園、日本庭園があります。ギリシア風の神殿グ ロリエッテの中にはカフェがあり、また、宮殿に 隣接する馬車博物館には歴代の皇帝たちが使 用した豪華な馬車が展示されています。 www.schoenbrunn.at シュテファン大聖堂 鮮やかな屋根が街並に 花を添えるウィーンのシンボル。南北2つの塔 からはウィーンの街が一望にでき、石造りの説 教壇や祭壇を彩る絵画など幻想的な内部装 飾は必見です。カタコンベ(地下墓地)には歴 代皇帝の内蔵が安置されています。 MAP P.29 B-3 ベルヴェデーレ宮殿 トルコ戦争の英雄・オ イゲン公が夏を過ごした離宮。現在は美術館 ベレヴェデーレとして使用されています。上宮 には、クリムト、シーレなどユーゲントシュティ ール、ビーダーマイヤー、歴史主義などの名画 が展示され、下宮とオランジェリーでは特別展 覧会を開催。 MAP P.29 D-3,4 www.belvedere.at リング通り 19世紀の中頃、ウィーンの旧市 街を取り囲んでいた城壁を皇帝フランツ・ヨー ゼフの命により取り壊し、現在の幅広い環状 道路が作られました。2015年は開通150周年 の記念の年です。この通りに沿って、公園、国 会議事堂、市庁舎、大学、ブルク劇場、国立オ ペラ座、美術史/自然史博物館、王宮などが建 築図鑑のように立ち並んでいます。 MAP P.28,29 A,B,C-2,3,4 ホーフブルク王宮 ハプスブルク家の皇族た ちが住居として使用していた居城。帝国の発 展に伴い増改築が繰り返され、各時代の建築 様式が共存する建物となっています。旧王宮 ではシシィ博物館と皇帝の住居を公開してい ます。銀器コレクションも見事です。宮廷宝物 館ではオーストリア帝冠や様々な宝物が展示 されています。新王宮には民族学博物館やロ ーマ時代のエフェソス遺跡から出土したエフェ ソス博物館などが併設されています。また、隣 接する王宮庭園には有名なモーツァルト像が あります。 MAP P.28 C-2 www.hofburg-wien.at 市庁舎(ラートハウス) 1872年から1883 年にかけて作られたネオゴシック様式の建築。 手前の市庁舎前広場は各種イベント会場とな ります。夏には音楽フィルムフェスティバル、 11月中旬∼12月24日まではクリスマスマーケ ットを、1∼3月はスケートリンク開設。 MAP P.28 B-2 ケルントナー通り シュテファン大聖堂から 南に延び、国立オペラ座まで続く最も賑やかな 歩行者専用の大通り。高級店から人気ブラン ド店、カフェが並び、いつも街頭ミュージシャ ンが活躍しています。 MAP P.29 C-3
ウィーンの見どころ
音楽と芸術の都ウィーンはオーストリアの首都であり、
宮廷文化が今も華麗に息づく古都。
音楽は日本とオーストリアの懸け橋 小澤征爾氏が2002年より7年間にわたってウィ ーン国立歌劇場の音楽監督を務めたことによ り、音楽の国オーストリアは日本人にとってよ り身近な国となりました。多くの日本人音楽 家がオーストリアで活躍する現在、日本を代表 する指揮者の一人である佐渡裕氏が2015/16 年シーズンより3年間、トーンキュンストラー管 弦楽団の音楽監督に就任することになりまし た。100年以上の伝統を持つトーンキュンスト ラー管弦楽団はニーダーエステライヒ州のオ ーケストラであり、ウィーン楽友協会と州都サ ンクト・ペルテンにある祝祭劇場を拠点として います。Fot o: W ie nT ou ris m us /M an fr ed H or va th , Ö ste rr ei ch W er bu ng /H omb er ge r ウィーンの森 ウィーンの東部を除く北・西・南をぐるりと取 り巻くウィーンの森は、市街地の3倍ほどの面 積、約1350km²の広さを持っています。アルプ ス山脈の一部をなしている豊かな丘陵地帯と ドナウ河畔の地区ではブドウ畑が広がり、ベ ートーヴェンやシューベルトゆかりの歴史ある 町々が点在しています。 夜、ワインを楽しむために気軽にホイリゲ(ワ インの居酒屋)を訪ねたり、一日かけて豊か な自然を満喫しながら、村々を探索するのも おすすめです。グリンツィングは、ウィーン市 内ながらホイリゲが何軒も並ぶワインの産地。 シュランメル音楽を聴きながら新酒のワイン を楽しむ、ウィーンならではの夜の過ごし方 です。 ハイリゲンシュタットはベートーヴェンゆかり の地で、記念館や住居、記念像が点在し、田 園交響曲の構想を得たベートーヴェンの小路 も残っています。ハイリゲンシュタットのプフ ァール広場の教会隣の住居は、ホイリゲにな っています。 ワッハウ渓谷 ドイツの黒い森を起点に、オーストリアや東欧 を抜け黒海まで続くドナウ河。全長約2800km にもおよぶこの大河の一番の見どころは、メル クからクレムスにいたるワッハウ渓谷。「銀色に 輝く帯」の別名を持ち、変化に富んだ風景が訪 れる人々を魅了します。その魅力を存分に楽 しみたいのなら、ドナウ河クルーズがおすすめ です。 ウィーン西駅から約1時間、パステル色の家並 みが美しいメルクの町から出発します。オース トリアを代表する有名な修道院のひとつであ るメルク修道院を見学してからクルーズへ。丘 陵に広がるぶどう畑や壮麗な姿を見せてたた ずむ古城などが目の前に迫ってきます。 川沿いにはリースリングという白ワインの産地 として知られるヴァイセンキルヒェンやシュピ ッツ、今なお城壁をめぐらす中世都市デュル ンシュタインなど見どころもたくさん。終点の クレムスもワインの産地として知られています。 クレムスの対岸の丘にはゲットヴァイク修道院 がそびえています。
歴史と伝統に培われた最高級の
オーダーメイド・シャツ。
ウィーンの高級シャツメーカー、ジノ・ヴェントゥリーニのカスタムシャツは、 特に品質を重視される日本のお客様にもお薦めしたい逸品です。 ウィーン旧市街のシュピーゲルガッセ9番地にある私どものショップに ご来店くださるか、メールでご連絡ください。offi [email protected]
ウィーンの郊外へ
森を歩きワインを味わう「ウィーンの森」、
ドナウ河クルーズのハイライト「ワッハウ渓谷」を訪ねる旅へ。
運航期間:クルーズ船の運航期間は4月上旬∼ 10月末まで。それ以外の期間は、メルクやデュ ルンシュタイン、クレムスの町々を列車で訪ね ます。ウィーンから観光バスも出ています。 アクセス:グリンツィングへはショッテントアか ら市電38で終点まで約30分。ハイリゲンシュタ ットのベートーヴェン記念館へは、ショッテン トアから市電37を終点で降り、徒歩5分。32 Fo to : T our ism us S alz bu rg 「サウンド・オブ・ミュージック」 50周年 この映画は、マリア・フォン・トラップの自伝 トラップ家の歌 手たちの物語 を基に制作されました。映画の舞台となった ザルツブルク市内のミラベル庭園、レジデンツ広場や、ノンベ ルク尼僧院、祝祭劇場のフェルゼンライトシューレ、サンクト・ ペーター墓地、レオポルズクローン宮殿など、今も多くの観光 客が映画のシーンに思いを馳せ訪れています。 旧市街のドームクォーター 重要な見どころが集まるドームクォーターの美術館巡回コ ースは15,000㎡にも及び、まばゆいばかりに散りばめられた 2,000点もの美術品が一度に堪能でき、1300年もの過ぎ去り し時の流れに心は躍ります。 歴代大司教の中でも、ザルツブルクにおけるバロック建築を指 示した最も重要な人物と言われるトゥーン領主大司教のもと 造られた17世紀の回廊が200年ぶりによみがえり、大聖堂広 場の上段を散策することが可能になりました。 巡回コースの復活により、街並みとそれを取り囲む丘陵の魅 力あふれる新らたな眺望が生まれました。
永遠の憧れの街
ザルツブルク
お問い合わせ: ザルツブルク市観光局 Salzburg Information Auerspergstraße 6, A-5020 SalzburgTel.: +43 662 889 87-0 Fax: +43 662 889 87-32 [email protected] www.salzburg.info/jp ザルツブルク年間の イベントハイライト: 復活祭音楽祭 2015年3月28日∼ 4月6日 聖霊降臨祭音楽祭 2015年5月22日∼ 25日 ザルツブルク音楽祭 2015年7月18日∼ 8月30日 秋のジャズフェスティバル 2015年10月21日∼ 25日 文化週間 2015年10月14日∼ 26日 降待節/クリスマス市 2015年11月19日∼ 12月26日 ドームクォーターを一枚の 入場券で巡る、夢のツアー コースは、レジデンツの絢爛の 間とレジデンツ・ギャラリーを 通り、北側の大聖堂ブリッジか ら大聖堂へ、特別展を通って北 側の大聖堂祈祷室と宝物のあ る大聖堂博物館、そして芸術と 珍品収集室へ、さらに新しく設 置されたバロックギャラリーの 長い回廊が続き、ヴァリス翼廊 に新しく設置された芸術の宝 庫である聖ペーター博物館へ と続きます。そして、フランシス コ会教会の有名なゴシック様 式の聖堂内陣を見学した後、レ ジデンツの豪華なカラビニエ リホールに戻りコースは終了し ます。 ザルツブルク市観光局
Salzburg Information · 5020 Salzburg · Austria Tel. +43/662/88987-0 · Fax +43/662/88987-32 [email protected] バロックの都、音楽の街ザルツブルクは 年間を通じ
4,000
ものハイレベルな文化 イベントを開催し、世界中の人々に感動を 与えています。 街の魅力を満喫するにはザルツブルク カードがお勧めです。24
時間、48
時間、72
時間の3種類があり、博物館など観光 名所の入場無料、市内交通機関が乗り 放題の他、多くの特典があり、大変便利で お得、しかも環境にやさしいカードです。 2015年は映画「サウンド・オブ・ミュージック」50周年! 歴史上最も成功したミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」は2015年に50周年を 迎えます。物語の舞台であるザルツブルクの街は、このハリウッド映画によって世界中に知れ 渡りました。50周年記念に際し、22年もの間人気を誇っているショー「サウンド・オブ・ザルツ ブルク」もリニューアル。改築された新しいシュテルンブロイで、冬には毎週金曜日、夏には 毎日19時30分からサウンド・オブ・ミュージック・シンガースが映画の誕生を祝います。 © T ou rism us S alz bur g © T ou rism us S alz bur g © T ou rism us S alz bur gFo to : T our ism us S alz bu rg ホーエンザルツブルク城 メンヒスベルクの 丘の上にたたずむ町のシンボル。中世の城塞 建築としては中部ヨーロッパで最も良く保存 されたもののひとつです。豪華な装飾で彩ら れた大司教の居間や黄金の間は圧巻。博物 館には昔の武具や工芸品などが展示されてお り、日本語音声ガイドもあります。テラスから はアルプスの山並みと市街のパノラマが楽し めます。 MAP P.35 B-2 www.festung-salzburg.at ドーム(大聖堂) バロック様式とローマ風の 建築様式が見事に調和した華麗な教会。モー ツァルトが洗礼を受け、カラヤンの告別式が行 われたことでも知られます。約6000本のパイ プからなるパイプオルガン、ドーム博物館が見 どころ。正面のドーム広場では毎年夏、ザルツ ブルク音楽祭の恒例演目「イェーダーマン」が 上演されます。 MAP P.35 B-2 ミラベル庭園 風光明媚なこの庭園では、ザ ルツァッハ川越しに旧市街のホーエンザルツブ ルク城とドームや数々の教会の尖塔の麗しい 姿を眺望することができます。園内のほぼ中 央に位置するミラベル宮殿は、大司教ヴォル フ・ディートリッヒが愛人サロメ・アルトのため に建てた別荘です。内部の大理石の間は、室 内楽コンサートや結婚式など催し物の会場と して使用されています。 MAP P.35 A-1 モーツァルトの生家 1756年、旧市街一番の 目抜き通りであるゲトライデガッセ通り9番地 で、モーツァルトは誕生しました。色鮮やかな 黄色い建物は現在、記念館として一般に公開 しています。モーツァルトが使用していた子供 用バイオリン、コンサート用バイオリン、ピアノ、 モーツァルト家の肖像画と書簡などが展示さ れています。 MAP P.35 B-2 www.mozarteum.at ゲトライデガッセ通り 中世以来のギルドの 伝統を受け継ぐさまざまな形をした鉄細工の 看板が楽しい、独特の雰囲気を醸し出す小路。 15世紀建築の市庁舎、古い構えの商店や高級 ブティックが並ぶショッピングストリートです。 MAP P.35 B-1,2 サンクト・ペーター修道院 オーストリア最古 のベネディクト派修道院。映画「サウンド・オ ブ・ミュージック」にも登場しました。修道院内 を飾る装飾品の数々は、宗教芸術として価値 の高いものばかり。裏手に広がる墓地には、モ ーツァルトの姉のナンネルや旧友ミヒャエル・ ハイドンが眠っているほか、初期キリスト教徒 の祈祷のための洞窟「カタコンベ」は必見です。 MAP P.35 B-2 レジデンツ 歴代大司教の宮殿で、豪華な内 部はガイドツアーで見学できます。レジデン ツ広場の中央を飾る大噴水は、アルプス以北 で最も美しいバロック噴水のひとつとされます。 この広場では9月のルペルト祭やクリスマス市 など、様々な催し物が行われます。 MAP P.35 B-2 www.residenz-salzburg.at www.residenzgalerie.at グロッケンシュピール 1702年に造られた、 レジデンツの反対側にある新レジデンツの鐘 楼。音程の異なる35個の鐘がついており、毎 日7時、11時、18時に美しく鳴り響きます。 MAP P.35 B-2 モーツァルトの住居 モーツァルトが故郷ザ ルツブルクを捨てウィーンに向かうまでの7年間 (1773年∼1780年)を過ごした家。現在はモ ーツァルト一家の博物館になっています。日本 語解説あり。
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ヘルブルン宮殿 旧市街から南へ7キロ、大 司教マルクス・シティクスが作らせた宮殿です。 見事なバロック庭園には水を利用したさまざ まな愉快な仕掛けが施されています。思いが けない所から水が飛び出し、訪問者の歓声が 耐えません。水力で動くミニ人形劇場もありま す。4∼11月オープン。 アクセス:市内からバス25番で20分 www.hellbrunn.at