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環境 制御 (EnvironmentResearchandControl),32,12‑13(2010)

岡山大学の地球温暖化対策 について

セ ン ター か ら

岡山大学環境管理セ ン ター 竹 内 文章 は じめに

地球温暖化は,近年 に見 られ る猛暑,豪雨等の気象‑の影響,気温 ・海水温上昇,海面水位 上昇, 水不足等による生態系‑の影響,農林水産業‑のダメージ,感染病等の健康障害等 と地球全体 に深 刻な影響を及ぼ していますl)。大気 中の温室効果ガスの濃度を安定化 させ地球温暖化 を防止す るこ とが人類共通の課題であ ります。 このことに鑑み,地球温暖化 に関 し,国,地方公共団体,大学を 含む事業者,我々国民の責任 を明確 に し,地球温暖化対策 を推進す ることによ り,国民の健康 と文 化的生活 を確保 し,人類 の福祉 に貢献す ることを 目的 とした法律 「地球温暖化対策の推進 に関す る 法律」 2)

1 9 98

年 に施行 され ま したOさらに,国際条約,国及び県等 における様々な取 り組みが実 施 されていますO本学 においては,この課題 を早期 に環境方針 に掲 げて取 り組んでお り,第

2

期 (平 成

2 2‑2 7

年度)の環境 目的では, 「国立大学法人岡山大学における地球温暖化対策に関す る実施基 本計画」に掲げる事項等 について実施 し,本部及び各部局等で検証す るよ うになっています3)。全 学の構成員は,温室効果ガスの排 出量及び削減 目標 を理解 し,毎 日の生活のなかで,教育 ・研究 ・ 医療等の活動において支障のない範囲で温室効果ガスの削減 を 目指 してい く必要があ ります。

本学か らの温室効果 ガス排出量 と目標値

本学が直接 ・間接 に排 出す る温室効果ガスは,エネルギー起源 の二酸化炭素が殆 どであ ります。

本学か らの二酸化炭素排 出の推移(地区別累計)及び全学 における建物延べ床面積 あた りの二酸化 炭素排 出 (原単位 )の推移 は,図に示す とお りです。全排 出量は,やや減少傾 向にあ りますが, 大きな削減は見 られ ませんで したo原単位の結果 も同様です。 ここで,平成

1 8

年度は,暖冬の影 響で低下 してお り,身近な空調機器等の利用状況が大 きく影響す ることがわかっています0

「平成

21

年度にエネル ギー起源二酸化炭素排 出量 を平成

1 6

年度比

5%

削減 (原単位)」 とす る本 学の第

1

期 (平成

1 6‑21

年度)の環境 目的は,実績

4%

減で未達成 で した。

47,370 47,280 45,030 46.060 46.930 45.730

Noo3] ZooI

i

16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度

津島 ⊂=コ鹿 田 倉敷 [:コ 三朝 附属学校 園 一=二腰ft炭 芳 単位 二鞍化炭兼捷出主の推移 (地区別集積 )と二敢化炭素排出原単位の推移

先に述べた実施基本計画では,本学か ら排 出 され る温室効果ガスの総排 出量の基準値,す なわ ち平成

1 5‑1 9

年度 の平均値 (46,320

t ‑ C

Oつ/年)に対 して

,

「京都議定書」の第 1期約 束期間内で ある

2 0 0 9

(平成

2

1)年度か ら

201 2

(平成

2 4)

年度の期間において

,6%

削減 (毎年度 について基

(2)

− 13 −

準値比

1 . 5%

ずつ削減 を 目安)す ることが 目標 となっています。他大学では,よ り高い 目標値 を 定めている ところも少な くない現状です。 また,今後政府等の方針等に基づいて, さらに高い 目 標値 を掲げて推進 してい く必要 も考え られ ます。本学の 目標,現状等を把握 し,各 自の負荷 につ いて二酸化炭素排 出量を概算 して,排 出量低減 に努 めま しょう3)0

地球温暖化対策の推進について

本学 にお ける総エネル ギー消費量の平成

21

年度実績 は,原油換算で

2 0, 7 0 0kl

で した。地 区別 で は,医 ・歯学部,病院を有す る鹿 田地区

58

.4%,本部及び多 くの学部 を有す る津島地区

34. 0%

, その他 の地区

7. 6%

であ ります。また,エネル ギー源別 に内訳 を見ます と,電力

76

.4%,ガス

1 5. 1 %

, 重油

8. 2%

,その他 の化石燃料が

0. 3%

であ りますO大学 としては,この寄与率の高い電力 を無駄 な く効果的に使用す ることによって削減す ることに重点を置いた行動計画を進 めていますO今後 の推進 については,次の事柄 が重要です。

1)教職員 ・学生等‑の継続的な啓発 によって,クール ビズ,ウォーム ビズの推進,無駄 な電力使 用の低減,空調機器 の温度設定の確認等のライ フス タイルの見直 しによる意識改革 を行 う。環 境管理セ ンター あるいは各部署等 で作 った啓発 のための表示 を必ず 目立っ ところに掲示 して常 に意識 を高揚す るOセ ンターは,啓発活動 として,ポスター (下記参照),8種のステ ッカー の配布,イベ ン ト,講習会等 を行 ってい ます (セ ンターホームペー ジをご参照 くだ さい)a 2)1)の ソフ ト面の取組み (啓発や意識改革) とともに,ハー ド面の取組み (負荷の大 きい機器 の

更新,設備や施設整備)を推進す るO 両者 のバ ランスを考 え,互いの相乗効果 を引き出 しなが ら推進す るために,啓発活動,低負荷エネル ギー‑の変換,省エネ技術 , 自然エネルギー技術 の導入,関連技術検討等について予算確保 を含 めて,大学全体及び身近な場 において進 める。

3)京都議定書の 目標 (今後 さらに高い レベル の 目標)を達成す るためには,部局,建物,部屋等 の負荷状況 とその内容 についての解析 を行い,公 開及び検証す るシステムを構築す る。

さらに,今 回示 しま した二酸化炭素排 出量の解析 には含 まれていない廃棄物排 出量の削減,上 水道及び紙資源等 の使用量の削減, グ リー ン購入 の推進,交通手段の見直 し等 も重要ですO地球 温暖化対策は,大学内の活動 のみでな く,学外,家庭等の活動 を含 めて進 めるべき国際的な課題 で もあ ります。

面印 刷

関連資料

I)地球温暖化 のメカニズムと影響等に関 して :独立行政法人科学技術振興機構Webラーニングプラザ htll)・//wcblcanllnEr)]azaisl.史0.jt)/

2)地球温暖化対策の推進 に関す る法律

httl)://hWe一望OV巳Ojr)nlllllldata/HIO/Hl()HOl】7hlm1

3)岡山大学における環境 目的 ・目標,地球温暖化対策,環境報告書等について 【岡山大学ホームペー ジ】

httl)://wllll′OkEIValllEI‑uaC.i1)/ll)/I)rOrlle/consld‑er.htl111

環境報告書か ら環境 目的 ・目標 ,環境配慮活動,環境負荷状況, 二酸化炭素排出量換算係 数等が ご覧 になれ ます。

参照

関連したドキュメント

②特定事業所排出者の調整後排出量(事業者別) (注)

2014 年 1 月に欧州委員会が提案した 2020 年から 2030 年における気候変動エネルギー政 策枠組(A policy framework for climate and energy)を、10

5 4.審議を求める事項

①特定事業所排出者・特定輸送排出者の温室効果ガス算定排出量(以下「算定排出量」と いいます。)

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