(1)早稲田大学比較法研究所 オンライン・フォーラム・シリーズ
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(2) 原発賠償 浪江町原発ADR集団申立事件の 取り組みと今後の課題. 浪江町支援弁護団. 平成28年4月 弁護士 日置雅晴 2.
(3) 1.集団申立 平成25年5月29日 1次申立 1万1250人・4764世帯 その後、2次申立~6次申立 現在. 1万5788人・6767世帯 (2万1436人・1万0109世帯). 3.
(4) 申立の様子. 町民説明会. 4.
(5) 申立と弁護団の特色 過去に例を見ない、自治体が代理人となる集団 申立(事前に早稲田と可能性の検討). 町を支援する弁護団(約20名)は、早稲田大 学ロースクールの教員、関係弁護士、卒業生 が中心に組織 震災後に東日本大震災復興支援PTで浪江町 などの支援に関わったロースクール生が弁護 士となって参加してきている。 申立の資料作成にも早稲田大学が協力 5.
(6) 2.申立の目的 ① 慰謝料「月額10万円」からの増額を 求めること ② 被害の実態を明らかにし、社会に訴 えていくこと ③ 町民が一丸となって行動を起こし、 価値ある先例を作ること 6.
(7) 3.目的②~被害明らかにし、社会に訴える 「浪江町被害実態報告書」 「精神的損害実態調査アンケート」9384通より. 現地調査 仲介委員が仮設住宅・浪江町全域を訪問・調査. 町民の陳述書など作成、意見陳述 DVD「浪江町ドキュメンタリー」 学者意見書(浦川教授・淡路教授) 7.
(8) 浪江町被害実態報告書 質問紙調査の結果から. 平成25年8月31日 早稲田大学東日本大震災復興支援プロジェク ト浪江町質問紙調査班 早稲田大学法務研究科教授 和田仁孝 甲南大学法学部教授 西田英一 山形大学医学部准教授 中西淑美 大学の共同研究による被害実態の調査記録 8.
(9) 4.目的①~慰謝料増額を求める 仲介委員から「和解案提示理由書」 増額基準1 避難生活の長期化に伴う精神的苦痛(将来への不安等) の増大による慰謝料の加算 全員月額5万. 増額基準2 避難により高齢者の正常な日常生活の維持・継続が長期 間にわたり著しく阻害されたために生じた日常生活阻害 慰謝料として加算 75歳以上月額3万 9.
(10) 5.目的③~町民が一丸となって行動する 集団申立 浪江町民の約73%が参加. 和解案への同意 同意書発送人数 1万5625人 同意した人数 1万5618人(約99.9%が同意). 和解案受諾を求める要求行動 10.
(11) 6.東電の和解案拒否 和解案が中間指針等から乖離 ←文科省研究開発局長や原子力損害賠償紛 争解決センター総括委員会・和解仲介室長 が否定. 個別事情を考慮していない ←仲介委員が個別事情考慮していると明言. 和解案の事情は月10万円に含まれる ←仲介委員否定、東電が決めるのはおかしい 11.
(12) 7.最近の動き 原子力損害賠償紛争審査会 平成27年9月に要請書を提出 平成27年12月に浪江町などの現地調査. 原発ADR 平成27年12月に進行協議 和解案受諾勧告書(強く受諾を求める勧告) 12.
(13) 国会における要請行動. 経済産業省における要請行動. 東京電力要請行動. 13.
(14) 8.今後について 「和解案」は、浪江町・町民の被害の 大きさをふまえ、「公的に」示された 東電は、ADRの和解案を尊重すると 宣言しており、拒否自体が不合理 仲介委員・原賠審中心に東電に対して さらなる説得を求めていく 14.
(15) 現在までのADRの問題点 最大の問題は東電に対する強制力がないこと いかに合理的理由がなくても拒否が出来る 当初は、東電は和解案をほぼ受け入れていた が、最近は拒否案件も増えてきている 多数の申立による集団事案は、あまり進んで いない 期間もかなり経過しており、簡易迅速な救済と いう目的が失われつつある側面も 15.
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