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○○○○○○○○○○○○○○○○に関する研究 研究分担者

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188

厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業))

分担研究報告書

○○○○○○○○○○○○○○○○に関する研究

研究分担者 厚生 太郎 ○○○○○病院長

色素性乾皮症の歯科・整形外科医療の現状調査と診療ガイドライン作成の試み

研究分担者 林 雅晴 公益財団法人東京都医学総合研究所 こどもの脳プロジェクト 客員研究員

研究要旨

色素性乾皮症(XP)患者において、神経症状に関連した歯科分野、整形外科分野の合併症 に関する診療ガイドライン作成を目指して、調査研究を進めた。歯科・口腔衛生問題の患者 家族会調査結果を第58回日本小児神経学会学術集会で発表した。さらに口腔衛生的介入を行

った27歳男性A群XP(XP-A)患者での経験を第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学

会で発表し、経口摂取不可に伴い生じた歯列不正の矯正が嚥下・口腔機能の改善につながる ことを明らかにした。同時に日本でのXPの整形外科・リハビリテーション医療の実態を把握 するために、「色素性乾皮症の整形外科・リハビリテーション医療の調査研究」を企画・準備 し、実施主体の東京北医療センターで倫理審査を申請し承認を得た。

A.研究目的

色素性乾皮症(xeroderma pigmnetosum:XP)と コケイン症候群(Cockayne syndrome:CS)は、

DNA 損傷修復機構の遺伝的欠損により皮膚症状 に加えて難治進行性神経障害が引き起こされる。

神経障害を合併した XP・CS 患者では歯科医療、

整形外科医療、全身麻酔に関連した問題を高頻度 に合併するが、詳細は明らかになっていない。XP 患者において、神経症状に関連した歯科分野、整 形外科分野の合併症に関する診療ガイドライン 作成を目指して、調査研究を進めた。

B.研究方法

平成 28 年度は、歯科・口腔衛生問題に関する 研究成果(家族会調査、症例など)を学会報告す るとともに、「色素性乾皮症の整形外科・リハビ リテーション医療の調査研究」を企画・準備を進 めた。

(倫理面への配慮)

歯科医療の調査研究に関しては、2014年12月 5日都医学研の倫理委員会の承認(番号14-38)を 受けた。さらにC.結果に記載したごとく、、「色 素性乾皮症の整形外科・リハビリテーション医療 の調査研究」に関しては、実施主体である東京北 医療センターで倫理審査を申請し承認を得た(番 号169)。

C.研究結果

(1)歯科・口腔衛生問題の患者家族会調査結果

(2015年度成果)を、林が第58回日本小児神経 学会学術集会(2016年6月8日)で「色素性乾皮 症とコケイン症候群の歯科的問題-家族会に対

するアンケート調査」として口演発表した。年齢 が長じるにつれ神経障害が重症化し、10歳以上で 食事中のむせがみられ、20歳以上で経管栄養が開 始された。歯科受診は定期的ではなく、歯科・口 腔問題の発生頻度も低かった。(2)口腔衛生的 介入を行った27歳男性A群XP(XP-A)患者で の経験を、研究協力者(東京医科歯科大学高齢者 歯科学 田村厚子)が第22回日本摂食嚥下リハ ビリテーション学会(2016年9月23日)で「唾 液誤嚥をきたすA群色素性乾皮症患者に対し歯 科矯正的アプローチが有効であった一例」として ポスター発表した。経口摂取不可に伴い生じた歯 列不正(狭窄歯列)矯正による口腔容積の適正化 が、唾液嚥下や口腔機能の改善につながることを 明らかにした(図1・2)。(3)日本における色素 性乾皮症(XP)の整形外科・リハビリテーション 医療の実態を把握するために、「色素性乾皮症の 整形外科・リハビリテーション医療の調査研究」

を企画・準備した。調査対象は、全国の大学医学 部・医科大学の整形外科ならびにリハビリテーシ ョン診療部、日本小児総合医療施設協議会に所属 する小児医療機関の整形外科とする。最近5年間 におけるXP患者の診療経験を尋ねる一次調査

(葉書)を発送し、回答を集計する。次に二次調 査では協力可能な関係者から患者の情報詳細を 得る。実施主体の東京北医療センターで倫理審査 を申請し承認を得た(番号169)。

D.考察

平成28年度学会報告を行ったXP・CS患者家族会 調査結果だが、現在、英文論文化を進めている。

近年、難治の神経疾患に対して、将来障害される

(2)

189 神経機能を発症前に訓練し温存する「予防的リハ ビリテーション(予防リハ)」の考えが提唱され ている。XP患者においても、歯科・口腔外科に関 する治療・介入例を蓄積し、東京医科歯科大学歯 学部高齢者歯科と協働しながら、嚥下体操・訓練 を創出する。一方、整形外科・リハに関しても、

平成29年度以降全国調査を実施するとともに、神 経症状を呈するXP患者での整形外科手術後の状 況を症例別に調査する。全国調査と症例検討のデ ータを突き合せ、東京医科歯科大学整形外科と協 働し、呼吸体操、関節訓練法を創出する。さらに は麻酔医療に関する全国調査の準備を開始する。

E.結論

経口摂取不可に伴い生じた歯列不正の矯正が 嚥下・口腔機能の改善につながることを明らかに した。さらに「色素性乾皮症の整形外科・リハビ リテーション医療」に関する全国調査を進めた。

F.健康危険情報 G.研究発表 1. 論文発表

1. Miyata R, Tanuma N, Sakuma H, Hayashi M.

Circadian rhythms of oxidative stress markers and melatonin metabolite in patients with xeroderma pigmentosum group A. Oxid Med Cell Longetiv 2016;2016:5741517. doi:

10.1155/2016/5741517.

2. 学会発表

1. 林雅晴.ミニシンポジウム2知的障害に対す るメラトニン治療. 第 46 回日本神経精神薬 理学会年会. 2016, 7.2, 韓国ソウル.

2. 林雅晴.色素性乾皮症とコケイン症候群の歯 科的問題-家族会に対するアンケート調査 第58回日本小児神経学会. 2016, 6.4, 東京 H.知的財産権の出願・登録状況

(予定を含む。)

1. 特許取得 無し

2. 実用新案登録 無し

3.その他 無し

図1.マウスピースの印象・装着・調整

図2.上顎矯正装置(拡大装置)の印象・装着

参照

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