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02−046小児慢性機能性便秘と診断された子ども

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乳幼児健診・児童虐待

02−046

小児慢性機能性便秘と診断された子ども の便秘が慢性化した要因とその課題

02−047

鈴木千琴

対話と傾聴を基本とするネウボラナース からの示唆

利用者からみたネウボラナースとの関係(2)

井上知香1、向井美穂2、上垣内伸子2

聖路加国際大学大学院 看護学研究科 修士課程

1常葉大学短期大学部 保育科、

2十文字学園女子大学 人間生活学部 幼児教育学科

【目的】

小児慢性機能性便秘と診断された子どもの排便習慣に影響 を与えている要因を明らかにし、便秘が慢性化した背景の 課題を検討する。

【方法】

2015年6月から12月に研究者が行った実習の記録を後方視 的に、事例の比較・統合分析を行った質的記述的研究であ る。研究者の所属施設・実習施設の研究倫理審査委員会の 承認を得て行った。

【結果】

対象は幼児期6例、学齢期まで症状が継続した学齢前期2例 であった。便秘の症状のきっかけは、離乳食開始時期が5名 と最も多かった。症状出現から適切な治療に至るまでの期 間は平均約27か月と2年以上であった。地域の専門職から 専門的な治療に紹介されたのは3例のみであり、5例は母親 がインターネットなどを検索して、受診に至っている。子 どもの排便習慣の特徴として、子どもはこれまで長期間苦 痛な排便を経験してきたことにより、排便に対して恐怖心 や否定的な感覚を持ち、排便を避けようと排便を我慢する 行動が見られていた。排泄習慣の獲得時期でもあり、子ど もは発達課題に取り組むことができず、周囲と異なる排便 方法に差恥を感じ、自宅以外での排便を我慢するように なっていた。母親は、地域の身近な専門職に相談を行って いたが、適切な支援を得ることができず、生活習慣の改善 を強調されることで、育児を否定された思いを抱いていた 母親もいた。偏食や「こだわりがある」などわが子に気が かりを持つ母親は、排便の問題もわが子特有の問題ととら え、子どもへの関わりに迷いを強めていた。そのため、母 親は周囲に相談をしなくなり、母親や家庭内のみで対処し、

便秘が慢性化していた。また、保育所や幼稚園では排便の 問題は把握されていなかった。子どもにとって身体的・心 理的に苦痛がある排便に、周囲の大人が積極的に関わらな い状況に陥っていた。

【考察】

地域の専門職の母子への関わりが便秘に対処する親の行動 に影響を与えていた。適切な支援に辿り着けなかったこと で、子どもの行動へ不安を抱くなど、その育児の迷いも強め る要因となっていた。また、周囲から理解されず、親は相 談を躊躇するようになり、子どもの排便の問題が顕在化さ れにくい状況になったと考えられる。これらのことから、

健診や保育所、他の症状で受診している診療所における、

便秘の慢性化の予防的な支援が重要と考えられ、その予防的 な看護支援を検討していくことが課題である。

【目的】

 母親が妊娠してから出産しその子どもが就学する前まで の育ちをかかりつけの専門家(保健師)が母子および家族 を支援する制度および場所であるネウボラはフィンランド で生み出された。かかりつけの担当者がいる、面談の回数 は多くその時間も充分にとられているなどの手厚いサポー トが注目されている(2015,高橋)中で、本研究では実際 にフィンランドのネウボラを利用する母親の声から、ネウボ ラナースとの関係がどのように結ばれているのかについて 考察することを目的とする。ネウボラでは主にことばを介 しての面談が実施されるがその対話性に大きな意味を見出 し、支援の核とされている。この対話性に注目する中で利 用者が「感じ」経験しているその実際を明らかにする。

【方法】

 2015年9月にフィンランドにて妊娠初期からネウボラを 利用し(現在も利用中)出産子育てを経験しているフィン ランド在住の2名の母親(日本人)にインタビューを実施し た。語られた内容をICレコーダーに記録し分析対象とした。

データ収集と使用及び個人情報の保護については文書と口 頭で説明し承諾を得ている。

【結果と考察】

 ネウボラナースとの面談においては、以下3点を利用者に より感じられ経験されていることとして捉えた。

<母親の経験>1)具体であること 一般的な子どもの発達 状態をチェックするのではなく、目の前にいるわが子の話 をして育ちについて状態を確認し、ナースの手でその実際が 肯定的な表現で記録し重ねられている。2)行為として応答 されること 子どもが寝ないという電話相談に対し、連れ てくるようにと言われ、実際に対面するなかで自分自身と 子どもの様子を見てもらいライフスタイルの改善について 話し合うことができた。3)結論をもらう場ではない 困っ た際にアドバイスはもらったものの具体的な解決には至ら なかったこともある。必ずしもネウボラが子育てに対して すべての答えを出してくれる場所ではないが、話している だけでも気が楽になった。

 一方的なネウボラナースの働きかけというものはなく、

始まりは利用者の声からとなる。その声に対しことばのみ ならず行為を伴った応答がもたらされる。納得する解決が もたらされない可能性も了承しつつ、顔の見える専門家と の応答的なつながりのなかで対話が継続され重ねられてい

くことを利用者は経験しているといえる。

般演題.口演6月25日土

The 63rd Annual Meeting ofthe」apanese Society of⊂hild Health 185 Presented by Medical*Online

参照

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