別紙1
論文審査の要 旨
直)乙第;0骨号
報告番号
主査 倉田なおみ 副査 川添和義 副査 杉山恵理花
論文審査担当者
(論文審査の要旨)
囁下困難者の服薬に,キサンタンガムを主成分とする粘性溶液(‡TG−SOL)が用いられている.
しかし,‡TG−SOLほ錠剤の崩壊・溶出の遅延を引き起こし,薬効を減弱させる報告がある.XTG−SOL と素錠の接触が崩壊・溶出遅延に起因すると考え,‡TG−SOLと素錠の接触をフイルムコーティング で妨げれば崩壊・溶出遅延を軽減できるか検討した.
錠剤はⅩTG−SOLに1分間浸漬後,試験に用いた.水溶性コーティングしたプラセボ錠は日局1 液(pHl.2)で崩壊試験を行った.また,市販の胃溶性コーティング錠と素錠,OD錠でも日局1液で 崩壊・溶出試験を行った.腸溶性コーティング錠については日局1液および2液(pH6,8)で崩壊試 験を行った.
‡TG−SOLによるプラセボ錠の崩壊遅延は,フイルムコーティング錠が各種素錠と比較して最も小さ かった.胃溶性コーティング錠でも崩壊遅延が認められたが,有効成分の溶出遅延は認められな かった.腸溶錠は1液で崩壊せず,2液では崩壊遅延なく,耐酸性・腸溶性への影響は認められな かった.以上より,フイルムコーティング錠はⅩTG−SOLでの服薬の影響を受けにくいことが明ら かとなった.
(主査が記載、500字以内)