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Mettl3はMyoD mRNAの維持、及び骨格筋分化能の保持 に必要である

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Academic year: 2021

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

Mettl3はMyoD mRNAの維持、及び骨格筋分化能の保持 に必要である

工藤, 健介

https://doi.org/10.15017/1931755

出版情報:Kyushu University, 2017, 博士(医学), 課程博士 バージョン:

権利関係:(C) 2017 The Authors. Published by the Royal Society under the terms of the Creative Commons Attribution License

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(別紙様式2)

氏 名 工藤 健介

The requirement of Mettl3-promoted MyoD mRNA maintenance in proliferative myoblasts for skeletal muscle differentiation

論文調査委員 査 九州大学 教授 伊藤 隆司 査 九州大学 教授 小川 佳宏 査 九州大学 教授 鈴木 淳史

論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

筋原性の前駆細胞/幹細胞は、MyoDなどの転写因子の発現維持により、骨格筋への分化 能を保持しながら自己複製を繰り返すことがある程度可能である。しかしながら、増殖期 の前駆細胞においてMyoDの発現がいかにして維持されているか、そのメカニズムは解明 されていない。今回、申請者らは、骨格筋前駆細胞の細胞周期をS 期或いは G2 期で停止 させると、MyoD mRNAが減少して、骨格筋分化が抑制されることを発見した。MyoD mRNA レベルの減少は、RNA代謝の制御への関与が注目されているN6-methyladenineを生成する 酵素であるMethyltransferase-like 3 (Mettl3) のmRNAレベルの低下と相関していた。そこで、

Mettl3をノックダウンしたところ、MyoD RNAレベルの有意な減少を認めた。その低下は、

プロセシング前のMyoD RNAではなくて、プロセシングされたMyoD mRNAの減少に起 因していた。m6A-seq によって RNA 上の m6A の分布を網羅的に解析したところ、MyoD mRNAでは5′側非翻訳領域 (5′-UTR)がメチル化されていることが判明した。このメチル化 部位を含む様々な欠失変異を5′-UTRに導入したところ、MyoD mRNAのプロセシングにお ける 5′-UTR の重要性が示された。以上の結果は、増殖期の骨格筋芽細胞において Mettl3 MyoDmRNAレベル維持に必要であることを示したものであり、この方面における意 義ある業績と考えられた。

本論文についての試験においては、まず研究目的・方法・実験結果などについて申請者 に説明を求めた。続いて、各調査委員が専門的な観点から論文内容及びこれに関連した事 項について種々の質問を行なったが、いずれについても概ね満足すべき回答を得た。よっ て、調査委員合議の結果、試験は合格と決定した。

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