集客を考える、ホームページかんたん改善ポイント講座(全12回)
第9回:集客に効果あり!?SNSボタンの活用と設置ポイント
執筆:原 がじろう&赤井 菜津美(株式会社Gazi工房)
「集客を考える、ホームページかんたん改善ポイント講座」では、「はじめてWEB(Jimdo)」を使ったホームページのちょっ
とした集客のための「改善のアドバイス」をお送りいたします。多くのホームページは「ここを直すだけでもっと人が来る」
というポイントが存在します。
このコラムでは、JimdoExpertの「なっちゃん」と、「がじろう」が実際にあったお客さまの相談や悩みをもとに、ホームペー
ジの集客改善をどのように行えば良いのかを、掛け合いでお伝えしていきます。
今回のテーマは、ホームページに今や欠かせない存在のSNSボタン。なぜSNSボタンが存在し、どのように使用すれば
良いのか一緒に考えてみましょう。
もやもや・・・もやもや・・・。 もやもやを声に出して言う人を初めて観察しています。 あー、オレのもやもやが伝わってしまったかぁー。 はい。声に出ていたものですから。仕方ないので、そのもやもやを聞いてあげましょう。 Webページに、当たり前のように『SNSボタン』が存在しているよね。 たしかにそうですね。SNSボタンが無い方が不自然に感じるくらいですね。 そう。それ! そのように感じるくらいのSNSボタンなのに、結構、雑な扱いを受けていないか? SNSボタンに人格があるなら、そのうちグレて家出してしまうレベルだろー。 SNSボタンに人格を持たせても・・・。 そもそもの質問なんですが、SNSボタンの役割ってなんですか?よし、今日はSNSボタンについて見直してみようか。
SNSボタンの役割を見直してみよう
じゃ、もう一度。SNSボタンの役割ってなんでしょうね? SNSとは、ざっくりと説明すると人と人とのつながり、コミュニケーションを補足するツール(サービス)だよね。SN Sボタンには情報を共有するための「シェアボタン」と各SNSの機能に合わせたフォローボタンやいいねボタンな どがある。 ですね。 で、SNSボタンは概ね、そのSNSとホームページを連携させるもの。 だいたいの説明は、ここで止まってしまう。 深堀りするんですね? ここで思考停止してしまっては、色々と見逃してしまう。 なぜ、SNSボタンを使ってホームページと連携する必要があるの?ってことを考えるのが大事。 たしかに。ただ、そこにSNSボタンがあるから・・・では、使われなさそうですね。 でしょ?そこで「なぜSNSボタンを設置するのか」その理由をホームページ運営者側の視点でまとめてみた。「なぜSNSボタンを設置するのか」考えられる理由
ホームページに集客するために
●サービスや商品などを知ってもらうために
●ユーザー同士のつながりを利用して、興味あるユーザーの集客を期待
●フォロー・フォロワーを増加させたい(広告展開を有利に)
●SNSを通して、被リンクを増やしたい など
● なるほどー。要するにマーケティング的な使い方ですね。当然といえば、当然だね。 で、大切なことは「ここまで考えてSNSボタンを設置していますか。」ということ。 機能があるから、付けてます。そういう方のほうが圧倒的じゃないですかね? おそらくそうだろうね。だからこそ、ちょっと考えて工夫をするだけで、集客という結果になるんじゃないかな。 さらに、SNSボタンを利用するユーザー側の事も考えてみよう。
「なぜSNSボタンを利用するのか」考えられる理由
自分は人とはちょっと違う感じをアピール(自己表現・自己顕示欲)
●感動・感情の共有(他者との関係維持)
●他者の役に立ちたい(貢献感・承認欲求)
● こんな風に分析されると、身も蓋もないですね。。。 ここはそのような感情は抑えておくれ。 何が言いたいのかというと、SNSボタンをユーザーに有効に活用して欲しいと思うのなら、ユーザーがシェアした い情報やコンテンツが無いと難しいということ。 ああ、グサリと刺さりました。 これは我々にも通じるよね。。。ブーメランのように返ってくる言葉でもある(笑) 情報をSNSを通して拡散して欲しいなら、ユーザーが拡散したい。必要だ。と思われる情報やコンテンツがありき ということですね。 そう。ただそこにあるだけの「SNSボタン」は押さないよね。 押しませんね。集客につなげたいのであれば、避けてはいけないポイントでもあるので、ぜひ試行錯誤して欲しいな。 Jimdoにおいて、各SNSボタンの設置方法はデックの野崎さんがすでにまとめてくれているんだ。下記のコラムを 参考してほしい。
jimdo逆引きコラム Jimdoの基本操作
Google+の「バッジ」を追加
●Google+の「シェアボタン」を追加
●Google+の「+1ボタン」を追加
●Twitterの「ツイート」を追加
●Twitterと接続する
●Twitterの「フォローボタン」を追加
●Facebookページのプラグインを追加
●Facebookの「いいね!ボタン」を追加
●シェアボタンを追加
● すごーい!なんてわかりやすいのかしら!! 野崎さんは丁寧にまとめる人だねぇ。本当に役立つ。気になるJimdoのシェアボタン
実は、もやもやがもう一つある。 えー。まだあるんですか? JimdoのSNSボタンの中に、「シェアボタン」があるでしょ? ありますね。海外のSNSだと思うんだけど、知らないSNSの種類が多過ぎて・・・。 あれ、気にならない? ふっふっふ。 おっ!なんだ、その不敵な笑みは! こんな事もあろうかと、調べられる範囲で海外のSNSを調べていたのですよ! 簡単にまとめてみましたので、ご参考までに!! Jimdoのシェアボタン
SNS名
読み方
説明
フェイスブック
アメリカのメンローパークに本社を置く世界最大のSNS
ツイッター
アメリカのサンフランシスコに本社を置く短い投稿を共有するSNS
Google+
グーグルプラ
ス
検索最大手Googleが運営するSNS
Evernote
エバーノート
ノートを取るように情報を蓄積するソフトウェアまたはウェブサービス
リンクトイン
ビジネス特化型のSNS
クシング
ドイツ発のビジネスSNS
StumbleU
pon
スタンブラボ
インターネット上でブックマークを管理するソーシャルブックマークサービス
レディット
アメリカのソーシャルニュースサイト、ソーシャルブックマークサービス
Digg
ディグ
アメリカのユーザー参加型のニュースサイト(ソーシャルニュースサイト)
VKontakt
e
フコンタクテ
ロシアのFacebookと言われるSNS。VK(ヴィーケイ)と呼ばれる。
nk
エンカ
ポーランドのSNS。NKは、“Nasza
Klasa”の頭文字で、“私たちのクラス”という意味で、学生やOG・OBがオンライン
上で集うことができるサービス
Yoolink
ユーリンク
フランス発のSNSソリューションサービス
Tuenti
トゥエンティ
スペインのFacebookと言われていたSNS
Wykop
ゼィコップ
ポーランドのSNS。アメリカのDiggをモデルとしたソーシャルニュースサイト
Line
ライン
スマートフォンアプリを中心にでチャット(トーク)や通話を利用でき、ゲームや音楽
など関連サービスも楽しめるコミュニケーションツール
Hatena
ハテナ
オンラインにブックマークを保存・公開することができる、ソーシャルブックマーク
※日本語サービスを展開していないSNSの読み方や説明は、発音や事実と異なる場合もございます。
おおお!すごい!良くまとめたね! 苦労しましたよー。 けど、1つだけ注意があります。SNSの世界はサービスの種類など変更・終了が激しいので、このまとめ以降色 々と変わる可能性もあります。 その点だけ、ご容赦くださいー。 正直、読めない名前もあるよなぁ。それだけ世界中の多くの人にJimdoが使われているってことでもあるな。 そうですね。だからこそ、種類の多いSNSボタンも取捨選択が必要だと感じました。 この流れは・・・なんとまとめやすい流れなんだ。 では、まとめてください! SNSボタンは、どのように使われているか、どのように使って欲しいのか。 ここを考えるだけで、集客のための武器となることが、薄っすらとでもわかってもらえたら嬉しいな。なぜボタンを 設置するのか、SNSの取捨選択を含め、皆さんのページでも考えてみてください。まとめ
SNSボタン、その機能は各SNSの機能に連携します。主に情報の共有・連携のために存在するものです。
設置するボタンの役割、ホームページを運営する皆さんが期待する効果。集客のためにはどのような情報やコンテンツ
が必要であるのかを考えて、SNSボタンを使用した集客まで連携してみましょう。
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原 一宣。(はら・かずのり)a.k.a がじろう(がじろう) 株式会社Gazi工房 代表取締役/JimdoExpert http://gazikobo.co.jp/ 1974年、福島県福島市生まれ。東北福祉大学社会福祉学部社会福祉学科卒業。山形県川西町在住。食品加 工会社、電子基板製造会社を経て、フリーランスでWeb制作活動を開始。 2007年に株式会社Gazi工房を設立。Webサイトの企画・設計、制作業務に従事。 学生時代からのニックネーム『がじろう』と本名よりも呼ばれることが多く、屋号の『Gazi工房』もそれに由来す る。 元東北芸術工科大学 非常勤講師。クリエイティブユニット「gabs」メンバー。 CSS Nite in FUKUSHIMA実行委員。 著書『HTML5+CSS3の新しい教科書 基礎から覚える、深く理解できる。』(共著、エムディエヌコーポレーション)、『ああしたい、こう変えたいが手にと るようにわかるCSS基礎』、『Webデザイン基礎トレーニング 現場で使うテクニックをひとつずつ、しっかり。〈HTML、CSS、jQuery、SVG、Webフォント〉』、『プロとして恥ず かしくない 新・WEBデザインの大原則』(同)。 赤井 菜津美(あかい・なつみ) 株式会社Gazi工房 Webクリエイター/JimdoExpert http://gazikobo.co.jp/ 福島県伊達市生まれ。山形県高畠町在住。 仙台の専門学校(グラフィックデザイン専攻)を卒業後、福島の広告代理店へ入社。2007年株式会社Gazi工 房に入社し、Webサイト制作を中心に、DTPやロゴデザイン、イラスト制作、車のステッカーデザインなども行う。Copyright 2019 はじめてWEB All Rights Reserved. https://hajimeteweb.jp/