資本主義といわず︑社会主義と小わず︑いづれの体制のもとでも固定資本︵社会主義でほ固定資産と呼ばれる︒︶
ほ︑国富の最も重要な構成部分をなし︑社会的生産の技術水準を規定するものである︒技術の絶えざる改善ほ社会
的労働の生産力を向上せしめる基本的恵山要因であり︑そしてまた労働生産性の水準とその向上テンポほ拡大再生
産の規模と速度とを規定する︒技術の進歩ほ固定贋産の不断の増大を意味し︑また固定資産の増加ほ国民経済にお
ける披蟄の増大によって示される︒
このように︑固定資産はいづれの体制でも経済発展の起動因として重要な役割を果すだけではなく︑そめ回転の
特殊性からも注目すべき機能を有している︒周知のように︑固定資産は長期間にわたって生産過程に参加するため︑
償却と補填とが同時的にほ行われず︑それにまた物理的にも経済的︵道徳的︶にも磨滅するという特徴をもつ︒資
本主義における恐慌の周期性を解明する仙つの有力な契機がここにあることほマルクスいらい多くの人びとの指摘
︵l︶ するところである︒わが国における最新の試みとしてほ︑林直道民の労作﹃景気循環の研究﹄があげられる︒氏は
社会主義における減価償却問題 ︵七二三︶ 山 社会主義における減価償却問題
盲経済的静滅を中心として
石 津
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第三十二巻 第六号 ︵七二四︶ 二
固定資本の回転の特殊性︑つまり償却と補填の異時的関係を理論の中心座標として︑恐慌論の前進のために新たな
展望を与えてい一る︒アメリカの経済学者ドマールもまたアプローチの仕方こそ異なるが︑固定資本の ﹁二重人格
者﹂的性格に着目して︑粗投資における償却と補填の差異がひいては米ソ間の発展テンポの差をもたらすと指摘
︵2︶・ し︑ソヴェ斗の優位を強調している︒だがさしあたり︑われわれの関心ほ
題ほ社会主義における偵却と補填のユニークなメカニズムを解明することにある︒
いうまでもなく︑減価償却ほ物財の生産と分配の過程において不可避的に生ずる客観的範疇である︒価値法則の
作用と結びついている社会主義の他の経済的範疇と同じく︑社会主義における固定資産の減価償却は︑資本主義か
ら引継いだ旧来の形態を存続して︑労働手段の再生産過程における固定資本の減価償却と類似した役割営演じっ
っ︑しかも根本的にその本質を変えている︒両体制のもとでの労働手段がとる社会的形態の原理的な区別は︑減価
償却概念に相異なる性格を与える︒
まずこの間題から険討を姶ゆよう︒減価償却概念の根本的な相異は二つの点に現われる︒周知のように︑資本主
義における減価償却ほ個別企業の段階でのみ処理され︑あくまでも企業の固定資産が直接の関心事であるのに対し
て︑他方社会主義社会でほ︑国民経済的規模において産業全体の固定資産の再生産を保証するという観点が重視さ
れるから︑企業と国民経済の直接的な結びつきが問題とされる︒いまひとつの相異ほこうである︒資本主義の減価
償却は個別企業の貨幣資本維持を原則としながら︑固定資産への投下資本額ほ資産の耐用期間中における年度費用
に賦課されて︑年々流動資金として回収されるのに︑社会主義のそれほ国営企業の固定資産の物的な維持と拡大に
要する資金夜企業の生産物原価を通して準備サるてと常ある︒いいかえれほ︑社会主義の償却問題ほ固定療産の取
得価値ななし鯛し的に回収するためではなく︑資産の素材的な再生産を保証するための手段であり︑しかも単純再
\
生産を超えて叫走の生産拡大を保証するための重要な一財源であるとされる点に注目すべき特徴がある︒
いまソヴェ†を初めとする社会主義諸国でほこの償却問題をめぐつて理論的にも実践的にも再検討がなされてい
る︒理由 のぴとつは︑従来社会主義のもとでほ固定資産の経済的磨滅はありえないと写れていたことにある︒ソヴ
︹3︶
ヱトの経済学者アー︒ゴロフッヵフによると︑そのある者は︑社会主義の鴻とでは物理的に役立つ機械ほ︑たとえ
経済的に役立たなくとも︑いいかえれば︑その使用が労働生産性の向上を阻み原価引下のブレーキとなっても︑こ
れを使用すべきもの.と主張していたのである︒この見解に従うと︑大企業にとってはすでに経済的に磨滅した機械
でも︑地方工業とか生産協同組合で軋よくこれを利用することができるん︑経済的に磨滅した設備の小企業におけ
る利用ほ︑社会主義工業の資本主義工業に対する優越性を示すものとされてきた︒ゴロフッヵフほこのような陳腐
化否定論老に反対して︑かれらほ技術利用の分野における優越性と経済的磨滅という問題を本質的に混同している
と批判す
. 機械化水準が低く︑社会の生産力が十分に発展してぃない段階で︑固定資産を早期に陳腐化せしめ劇挙にそれを廃 棄してしまうならば︑固定資産の不断の更新どころか浪費を導き︑ひいてほ生産の拡大テンポ打低下をもたらすこ とになるからである︒だから過去の点る一定時期にほ︑陳腐化否定論もある程度現実の事態に照応していたとみら れるであろう︒このような歴史の発展段階を画するものは︑恐らくソヴチト重工業の確立と生産力の成熟が背景に あると考えられよう︒
減価償却問題の再検討を促す理由ほ︑﹂般的にいえほ︑現行償却率が大部分現状にそぐわないこと︑現代の生産
技術と技術進歩の要素な十分に考慮していないことにある︒理由ほそれだけにつきない︒それ以外にも固定資産の
企業簿価は現在の再調達価値に合致せず︑固定資産の分類も国民経済各部分の特殊性を具体化しておらず︑計算さ
︵七二五︶ 三 村会主義における減価償却問題
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︵七二六︶ 四 第三十二巻 第六口う
れた償却額ほ多くの企業における現実の磨滅を反映していないなどの諸理由があげられる︒さきにも拇摘したよう
に︑減価償却ほ生産物原価の山要素として現われるから︑減価償却控除額の過少は原価の不当な引下と企業収益の
過大な評価とをもたらす︒そのうえ従来の方式によると︑固定資産に関する﹁償却不足﹂ほ直接国家の負担によっ
て消去されていたから︑これほ固定資産に投資された資金の循環に対するルーブルの統制を弱め︑現存設備の利用
改層に対する企業の物質的関心を低下させる大きな原因であった︒それゆえに現行償却率の改訂︑固定資産の再評
価は︑独立採算制の強化︑生産原価︑収益および減価償却基金の正しい設定と利用の前提をつくりだすものとし
て︑きわめて重要視されているのである︒
しかしソヴュト玖過去の歴史を反省してみると︑減価償却の再検討という問題ほ別段新しい問題でないことがわ
かるであろう︒むしろ固定資産への投資額が増大し︑社会の生産力が向上発展するにつれて︑それほ段階的に改訂
されてきたといった方が正しいかも知れない︒山九二三年に﹁トラストに関する布告﹂が出されて︑ここに初めて
企業に対する減価償却の実施義務が法律的に規定された︒それ以来数次にわたって改訂が行われてきた︒まず山九
二五年には第一次大戦の終結に伴ってルーブル・インフレーションに起掛する資産再評価が実施され︑次いで山九
三〇年にほ法定償却率の規定が制定されるところとなり︑さらに今次大戦の重刑の山九三八年にはこれに関する改
訂がなされた︒そして山九五六年における現行新償却率の制定をみるまで︑かな・り長期間これが実施されていた︒
だが今次の改正は︑前期のそれとほ異なって大きな意味をになっている/ことは疑いえない︒
両体制の経済競争という問題ほ︑少くともソヴぷトに関する限り︑古くして新しい問題であろっソグェトが主要
な資本主義国に﹁追いつき︑追い越す﹂という基本的な経済的課題を着実に達成してきたことは歴史の教えるとこ
ろであるが︑この事実をいっそう促進して決定的な勝利をうるために︑第二〇回党大会ほ壮大なプログラムを提起
した︒技術の進歩と固定資産の不断の増大によって新建設︑現存企業の拡張と再建︑機械と設備の広汎な近代化を
実施するためにほ︑年々巨額の投資を必要とすることはいうまでもない︒前述のように︑社会主義のもとでほ償却
基金ほ最新の技術をエ業化するための重要な一財源である︒それだけ紅償却率の改訂︑依却基金の形成と利用の問
題が必然的に提起されるであろう︒このような意味からいっても︑社会主義における減価償却の経済的本質︑科学
的な償却率の設定︑国民経済内部に累積される償却基金の正しい利用に関する研究は︑将来における技術進歩を保 障するシえできわめ七重要である︒
重工業の建設がすでに高水準にあるソヴュトを中心に︑その他の社会主義国でもこの数年間矢つぎ早やに価値法
則の再検計︑償却基金の正しい設定と利用の問題が多かれ少なかれ平行した形で.展開されているこ主ほ興味深い︒
理論的にみるセ︑これらの問題はいづれも論争の渦中にあって︑まだ完全には解決きれていない︒価値法則に関連
︵4︶ した価格改訂の問題については︑筆者はさきにリヒタ1の最新の研究を紹介した︒リヒタiほ価格形成の問題を産
業連関の手法を用いながら︑しかもかつてボルトキィブィツがマルクス批判において採用した総剰余価値=総利潤
という見解に立って構成している︒リヒターのこのよ㌢な見解が社会主義諸国でいかなる評価を受けているかはま
だわからない︒いま社会主義諸国は新しい段階を迎えて大胆に新しい方向を志向すべ.く積極的に理論の展開を試
みつつある︒これほその山例である︒償却問題をめぐる再検討もまた﹃ソ連工業における減価償却﹄やそ他の文
献にみられるように︑多面的な諸問題をとりあげているが︑そこには必ずしも統仙した見解があるようにほ思わ
れない︒理論ほ実践によって確められ﹂またそれほ実践針通して再構成されていくであろう︒さしあたりここで
ほ由状を顧みて︑われわれは経済的磨滅と償却の問題を中心にあわせて価格形成の首題をもできるだけ考察した
い︒
社会主義における減価償却問題 ︵七二七︶ 丑
OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ
ニ
経済的磨滅埠物質的な磨滅や天災のような偶発車とほ関係なしに生ずるを﹂ろの︑客観的な経済的過程におけ
る価値︑あるいほ使用価値と価値との喪失を意味する︒ソヴヱトの経済学者ぺー⁚プーニチほ︑マルクスの経済的
︵1︶︵ウニ ︵道徳的︶磨汲に関する規定を敷術してそれな篭二形態と第二形態と紅分っている︒それによると︑経済的磨滅の
俊二の虜囚は︑機械や建設材料などを生産する部門における労働生産性の向上であり︑その頼異聞定資産の価値ほ
旧来のものよりも低くなる︒︑価値が評還されるのほ︑当初固定資産に支出された社会的必要労働R叫見ではなくて︑現
在その屑生産に支出しなければならない鼠であるから︑労働生産性の向⊥と佃値の低下によって︑旧来の固定農産
は物質的磨滅以外にもその価値の二部な失うのである︒プユーチほこの価値喪失を経濱的磨滅の常仙形態と呼ぶ︒
この場合にほ︑労働生産性が向上しても別段使用佃借ノにほ変化が起らないから︑使用価値ほ存続していながらも価
値が失われるということになる︒
これに対して経済的磨滅の第二の原因というのほ︑従来よりも改良された新しい国定蟄蕗の出現である︒たとえ
ば︑新機械ほ旧凍のものよりもいっそう生産的で︑しかも経済的にもいヶそう長く機能し︑それによって生きた労 ︵1︶ 林直遺﹃景気循環の研究﹄ 山九五九年︑二二書房︑第二篇参照のこと︒ ︵2︶ DOmar︶E・D.﹀Essays in the TFeOry Of EcOnOm−C GrOWtF−浩書pp∵㍍㌫−−の∽. ︵3︶ 杉本金属訳﹃ソ連工業における減価償却﹄一九五七年︑同文館 九四ページ︒ ︵4︶ 拙稿︑﹁労勘生産性と価格の問題﹂G・リヒターの研究をめぐって︑香川大学経済論叢︑第三一山巻︑第三・四・五口去口併
一八五−二二ページ︒ 第三十二巻 第六号 ︵七二八︶ 六
働と流動資産を節約し︑良質の商品を生産することである︒異った効率を有する機械が同山の評価をもつことにな
るので︑こⅥ場合にほ旧来の機械の価値が仙定の割合だけ引下げられる︒この価値喪失を第⊥形態のそれと区別す
るため︑プーニチは第二形態と呼ぶのである︒これほより改善された機械の出現がその原園となるゐで︑旧来のそ
れほ使用価値そのもⅥをも減少させるに至る︒したがって第二形態の経済的磨滅は︑使用価値と価値の双方を喪失
する︒これ以外にもなお第三の原因をあげる人がある︒これほ生産物に対する需要の激減が原因となって︑旧型の
機械が減価し︑その価値を部分的ないしは全部的に失うものである︒しかし生産物の陳腐化ほそもそも新機械の出
現と結びあうから︑特にこれを第三の形態とほせずに︑第二形態に包摂せしめるのが妥当であろう︒この点につい
てはわれわれもプーーニチの見解に同意できる︒
いま説明した使用価値と価値の喪失ほ︑その結果からみてi時的な場合と永久的な場合とに区別される︒この価
値喪失が修繕を行うことによって除かれるときにほ︑一時的な喪失とみられるが︑そうでない場合にほ永久的な喪
央となる︒懲〃二形熊の経済的磨滅によって生ずる価値喪失ほ常に永久的であるのに︑第二形態による使用価値と価
値の喪失ほ︑設備の近代化によってこれを除くことが可能である︒これほ第二形態の二持的な経済的磨滅で︷ある
が︑必ずしもそうほかりとは限らない︒つまり固定資産の近代化が経済的に何ら合目的的でほなくなり︑廃棄を行
ぅ必要があるとすれば︑第二形態の経済的磨滅ほこの場合永久的となる︒
それと同時に固定資産の使用価値および価値の喪失は︑その耐用年数の短縮を伴うことがある︒固定資産の耐用
年数を決定することほ理論上でも実践の面でもきわめ七重要なのはもちろんであるが︑必ずしも容易ではない︒そ ︑ のため同種の固定資産を分類することができても︑なお減価償却率算定の正確性は掬しがたい︒1ここでほさしあた
り抽象的な分類だけ指摘しておく︒いうまでもなく︑永久的な物質的磨滅の場合であれほ︑これほ全く除くことが
祉会主義における減価慣卸間題 ︵七二九︶ 七
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第三十二巻 警ハ号 ︵七三〇︶ 八 できないから︑即時的にその寿命ほつきてしまう︒だが物質的磨滅が電的なもので︑しかもそれが暫時噴い止め
ぅるのであれほ︑その耐用年数ほ変更されない︒これ以外にもなお耐用年数の変更な伴わない形態が二つある︒す
㌦ なわち︑常に永久的な第仙形態の経済的磨滅と野一形態の一時的な経済的磨滅がそれにあたる︒他方第二形態の永
久的な経済的磨滅ほ耐用年数短縮の可能性を前提とする︒技術が急速に発展すれぼするはど︑ますます固定資産更
新の必要が生ずるといわれるのも︑いってみればこれが原因である︒以上の説明ほ単なる形態分類にすぎないが︑
これ堂別提として具体的に減価償却率の算定が行われる︒そのさい問題となるのほ大修繕︵Gene邑eReparatur︶
と経常修繕︵Laufend2R2para−ur︶︑償却率と耐用年数︑固定資産廃業の経済的条件などに関するものである︒t
かし基本的にほ二つの問題に要約される︒その第劃は社会主義の拡大再生産過程における固定資産の.償却に関する
意味と地位であり︑第二ほ経済的磨滅と社会主義に
ここでわれわれは減価償却の算定方法について言及しよう︒減価償却の大いさほ︑誰しもが指摘するように︑由
っの要素に依存する︒すなわち固定資産価値︑大修繕価値︑残存価値および耐用年数がこれである︒初めに年度償
却額の決定が問題となるが︑これほ固定資産の耐用年数︑と計算⊥の減価償却額の大小とによって決定される︒固定
資産の耐用年数は︑さきはど指摘したように︑物質的磨滅と経済的磨滅の双方の要因に依存する︒したがって一般
的にいえば︑脚価償却率を決定するうえで薮要なのほ討算上のが価償却額の大小︑固定資産の耐用年数およびその
期間中における償却額の配分方法である︒
計算上の減価償却額というのほ︑年度償却額を決定するさいに基礎とな薫へき貨幣額のことである︒これほ次式
︵3︶ によって算定されるが︑ここで使用される記号ほ東独の教科磐︑﹃甜会主義工業経済学﹄によっている︒︵以下教
科書と略押︶
〃′
↓司=ゝ葛十G知+︵ゝ虫∵∴コ琶︶
記号ほそれぞれ次の意味を有する︒すなわち
A司ほ固定資産の取得価値
G知は固定資産の生産機能全期間中の大修繕総価値
ゝ顎は廃棄費用
師司ほ残存価値=スクラップ価値
したがって︵A内−払司︶ は廃棄費用を差引いた廃残価値となる︒
まず第一に決定すべきほ価格表示での固定資産の価値︵ゝ司︶である︒これほ減価償却基金の総額を決定し︑ま
た年度償却額決定の基礎セなるべきものである︒これほ忘の価格形成要因によって左右されるが︑ソグェートの現
行方式でほそれに直接影響を及ぼす若干の原因が含まれていないので︑プーニチほ改訂すべ∴きだとの提案を出して
︵4﹂ いる︒もちろん固定資産の評価は︑﹃教科書﹄のように︑取得価値に限定されるのではなく︑いろいろな方法があ
りうる︒プーニチによると︑それほ総取得価値︑総再調達価値︑減価控除をした取得価値︑減価控除をしセ再調達
価値︑不変価格その他であるが︑このうちで価値法則の要請に最もよく合致するものとして︑ソグェー﹁その他の国
で総再姻達価値が用いられている︒
同じソグェト経済学者でもエリ・カントールは多少ニュアンスの過った表現を用いている︒かれの見解ほこうで
ある︒﹁固定資産の再生産を保障する減価償却は︑再調達繚価値による固定資産の評価を要求する︒けれども実際
にほこの評価方法ほはとんど適用されない︒なぜなら︑再調達価値宜よる固定資産の計算はその頻繁な評価替︵本
質的には毎彗を要するが︑これは多大の困難と尤大な出費を伴うからである︒だから︑実践上は総取得価値によ
︵七一三︶ 九 社会主義における減価償却問題
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抽象的にほ固定資産の再評価は︑独立採算制の強化﹂生産原価︑収益および減価償却基金の正しい設定などの前
提をつくりだすが︑その実施を系統的に行うか︑断続的に行うかの問題を解決しなけれはならない︒前述のカント
ールほ連続的に行いえないので︑便宜酌に時々︑たとえば二〇年ないし∵五年に∴同行うべきで︑いまがその時期
にあたっていると主張する︒恐らくこの主張が現実にほもっとも妥当なのでほなかろうか ︒
いま固定資産の再評価が系統的に実施されて新価値が計算されたとしても︑固定資鹿の価値低下は︑資本音義の
ように︑減価償却によって填補される必要ほない︒すでに指摘したように︑社会主義における減価償却の敵義は︑
固定資産の生産能力の再生産を保博するだけで︑決してその価値低下ほ国民経済にとって損失を意味しないからで
ぁる︒また第二形態の経済的磨滅についていえほ︑それが影響するのほ計算上の償却額でほなくて︑相讐疋留産の耐
用年数である︒次に大修繕であるが︑これほ固定資産の再生産過程と不可分の要素とみなされるから︑これに要す
る挫用ほ償却控除額から賄われるぺ㌢であるとの見解が般的である︒実際にほこの決定も復雉な問題なので︑ソ
ヴ土トの研究もおくれているようでぁる︒通常大修繕と経常修繕ほ作業量によって決定されているが︑ソヴュトの
︵6︶ 現状では経常修繕支出が大修繕支出を大きく上廻っていることが指摘されている︒この間題は理論的というよりは
むしろ塊実の経験にもとづいて︑各部門毎に修繕の周期 ︵Reparaturzyk︼us︶ と仙回あたりの修繕価値が計算さ
れ︑設備の機能期間中の大修繕回数とその総価値が決定さるべきであろう︒
第三の要素である残存価値ほ︑通常スクラップ価値た等しいが︑これほもちろん償却される必要がない︒ソヴヱ
トの残存価値は取得価値の丑%とづれているが︑技術進歩と耐用年数の短縮によってこの大きさは多少高められる であろう︒ 第三十二巻 第六号
︵5︶
る評価を行わなけれほならない:㌧⁝︒﹂ ︵七三二︶ 叫○
減価償却率の算定にあたって最も重要な意義をもつのは固定資産の経済的な機能期間である︒これは償却率を規
定する決定要因といっても過言ではないが︑︑これに閲してほいまのところ最終的に解決されたといえない状態であ
る︒いなむしろ固定資産の機能期間を正確に決定するのは初めから無理なのである︒なぜなら︑この年数ほ固定資
産そのものの性質とかその稼動の条件とかにもとづく多数の原因によって影響きれるからである︒同種の固定資産
でもそれが使用される生産部門に特有な技術関係いかんによっては槻能期間に長短があるだろうし︑′それにまた操
業度の向上もその耐用年数を短縮するであみう︒もっとも操業度と耐用年数との問にほ比例関係があるとほ考えら
れないが︑それにしても減価償却率の決定にあたっては当然腰業度の影轡を考慮する必要があることほいうまでも
ない︒
とこ
でほ工業部門別︑固定資産要素別ならびに設備種類別︑交代制と作業強度などを考慮して︑減価償却率は差別化さ
れている︒プーニチほこれを特定的減価償却率︵固定資産種類別︶と副般的減価償却率︵企業別︑総管理局別︑省
別︶と呼び︑きわめて大きな意義をもつのは前者であり︑これなしにほ生産原価を偲定することができないと指摘し
︹7︶ ている︒このような区別が必要だとする点でソグェト経済学者の意見は山致している︒固定資産の耐用年数に影響
を及ぼす要因のうちで最も重要であり︑かつ問題の解決を困難ならしめるのは経済的磨滅の第二形態である︒技術
進歩に伴って不可避的に生ずる陳腐化現象ほ期限前の取巻を必至とする︒
この影響を填補する方法ほいろいろあるが︑社会主義諸国では専ら技術発展の長期計画という観点からこれを処
理している︒技術進歩と生産拡大テンポを調和させる意味においてこれほきわめて当然のことといえる︒たとえ
ば︑機械の耐用年数ほ︑個々の敵城製造部門の塵産の可能性と設備生産の長期計画とによって整合される︒・いいか
社会主義における減価償却問題 ︵七三三︶ 一一
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第三十二巻第六号 ︵七三四︶ 三 ぇれほ︑工業への設備供給能力によって現実的に決定されるのである︒それというのも︑社会主義諸国でほユ業生
産物に対する需要が不断に増加して行くのに︑他方工業にほ余剰がなく︑むしろ生産能力が不足しているから︑設
備の大嵐廃棄を生じてほならないからである︒いま軽工業匿おける現有機械台数が方単位で・︑機械製造部門の生
産能力を年二千単位とし︑そのうら五百合が新企業に割当られるとすれば︑現有能力の二十分の三が更新に振向け
られる︒とになり︑凋械の耐用年数ほおrよ牒︵・縛︶∬ぺ㍑る︒国誓って多少事情が異ってほいるが︑
東独でほこれ以外の要因として︑ハウシュタインも指摘するように︑設備・機械の輸出割合が固定資産の耐用年数
を規定するものとして重視ぶれている︒・しばしば東独でほ近代的な高性能の機械が︑過故に輸出される傾向があるた
め︑この割合を減少して自国のエ巣に装置すべきだとの提案がなされるようである︒しかしハク・レユタインはこれ
に反対して︑もしそうするならば東独の原料腐保ほ困難となり︑多くの企業ほそのために操業度を低下させるか︑
あるいは遊休状態におかれる︒そしてこのような政策を強行すれは急激な生活水準の低下ほ避けられないと主張し
ている︒だから︑東独の現状でほ新技術の輸出と国内使用の釣合を正しく設定することは︑ただ固定資産の耐用年
数の決定だけでほなく︑それを超えた死沼的な重要性をもっているといわなければならない︒
ハウシュタインほこれ以外にもいくつかの要因をあげる︒現在のところなお部分的に存在している技術の後進性
を短期間に取除くためにほ︑社会主義工業の余備とあらゆる可能性を動員しなくてほならないが︑そうだからとい
?て陳腐化設備の早期の取替ということを過大に評価して︑現存の技術と生産能力の利用改善を忘れてはならな
い︒このような観点から技術の長期計画が樹立されるのであって︑︑いかなる場合にも経済的磨滅を国際的な尺度で
もって計ることほできない︒ここでハクレユタインはロイシュナーの見解を引用して︑東独における技術政策の方
向を示している︒ロイシュナ一によると︑﹁もしわれわれが技術のあらゆる分野において資本主義を追いこそうと
するのであれば︑それほ全く愚なことである︒このような傾向は過去にほ存在していた︒歴史が教えるように︑そ
れほ直ちにわれの力の分裂を導くにすぎない︒われわれほむしろ優秀なものだけに限って︑よき前提条件をもち︑
/
︵9︶
これからいっそう技術的・経済的効率をあげうるような重点に志向することを考えるべきである︒﹂ このロイシュ
ナーの意見は最近とみに活発になりつつある社会主義諸国間の国際分共を反映せるものとみなすことができるかも
知れない︒
いづれにせよ︑社会主義のもとでは経済的磨滅の程度を考慮しないで︑仙挙に陳腐化設備を除去することは許さ
れない︒社会主義経済にとってほざしあたり若干の旧機械・エ作機械などの利用が客観的に束可避なのであるか
らい取替と近代化を伴った大修繕のいづれを選ぶかは具体的条件によって決定せざるをえないであろう︒だから︑
社会主義諸国でほ新設備の採用と平行して現有機械を積極的に近代化することに重点がおかれている︒これは経済
的臍滅によって生ずる耐用年数の短縮化とは全く反対に︑その否定的な影響に対抗する手段となる︒これほ多くの
︵10︶
経済学者の承認をえているが︑バグロフほさらに新減価償却率作成にさいして︑大修繕価値の引下を提案している︒
またば定資産の廃棄を行う場合︑償却不足をいかに処理するかの問題が起ってくる︒ザザィチェフは固定資産の廃
︵11︶
棄損益を減価償却基金に反映させるぺきだと提案しているが︑これに対してほバグロフとアンー﹁ノブが反対⊥てい
る︒両者ほこの提案ほ経済的に正当な理由がないことをあげ︑それほ国民所得によりて賄われるべきだとしてい
へ12︶
る︒
また経済的磨滅をめぐって偵却率を引上げるべきかとうかについてもいろいろな提案がなされている︒たとえ
ば︑プーニチほ償却率の引上が直ちに個々の製品原価の増大を必至ならしめると考えるのは正しくないとし︑その
理由を再生産価値の低下とそれにもとづぐ減価償却控除絶対額の減少に求めている︒そしてかれは︑減価償却率を
︵七三五︶ 一三 社会主義における減価償却問題
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︵七三六︶ ⁝四 第三十二巻 軍六号
変東してはならないとすれば︑当然生産物原価は引下げられようが︑他面において未臓却総額は同額の ﹁償却不
足﹂基金の形成となってあらわれる︒これに対して償却率を変更すると︑原価ほ上昇する代りに﹁償却不足﹂ほな
︵13し
くなる︒事態の本質に変りほないがだが後者によると︑生産費の計画化と計算がより正しくできるとしている︒し
かし︑なおこれほ礁二の方法でほなく︑それにかわる代案がある︒それほこうである︒物理的磨滅をベースとする
減価償却率作成という原則ほこれを組持するが︑経済的磨滅による固定資産除去の結果生ずる﹁償却不足﹂ほこれ
を通偶の減価償却とみなして︑つまりこれを原価に含ましめ︑次いでこれをプロムバンク︵工業銀行︶に振沓える
方法なのである︒この問題についてほ東独の︑︑\チエシュが検討を行っているが︑かれによると償却率の引上げが最
︵14︶
も妥当とされる.ん︒これについてほ後述するので︑これ以上は触れない︒
\ これ以外の問題としては︑減価償却率をさらに細分して投資向けと大修繕に対して別々の偵却率な設定するか︑
あるいは山般的な償却率のうち∵定率な大修繕向けに決定するかの問題があり︑これをめぐっても議論がある︒し
かし仙般的にいって︑前者の方法ほ隠とんど不可能であるとされている︒また後者によるとしても︑工業全体の固
定資産についてみる場合にほ∵償却額のうち投資に向けられる比重が大でなけれぼならないが︑個々の工業部門の
現状ほ必ずしもそうでない︒カントールの説明によると︑減′価償却額のうち三〇%ないし三五%が大修繕に向けら
︵15︶ れるのがノーマルだとされている︒
減価償却率の耐用期間中における配分方法にほ次の四つがある︒すなわち日毎率法︑0逓増率法︑臼逓減率法︑
囲実際作業時間数による方法がそれでふのる︒カントールはこの中でも等率配分法が再生産の要請に応え︑個々の企
︵16︶
業と国民経済全体における減価償却の計画化と計算を著しく軽減する点で最適であるとし︑また臼と日ほ経済的に
も正しくなく︑合目的的でもないし︑囲の方法も実際の作業時問しか考慮しないので︑設備の正常な遊休やその他
の条件を反映せず︑したかって一般には適用しがたいと主張する︒これに反してバザロフは償却率の算定基礎とし
て遂行作業室︵カントールの第四の方法にあた︑る︶をあげ︑これを種々の固定資産監日及すべきであると提案して
︵l−︶ ︵は︶ いるが︑これについてほアントノフも反論している︒この意味で等率法が支配的とみられる︒
討算減価償却額の等額配分の要求に従えば︑減価償却年率ほ次式によって決定される︒
ほ 曾
次いで︑減価償却年額ほ計算減価償却額の固定資産の機能年数︵bN︶に対比して算定される︒′したがって減価償
却率ほ次のように示される︒
第 1 表
社会主義における減価慣却問題
年 数t滅慣若冒額 大修繕費 残存簿価
第 1 図
佃 仰 抑
00
㈹ 帥
簿 価
︵七三七︶ 二五′
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表は偵却控除額︑大修繕費︑′残存簿価の関係を示し︑第一図ほこれをグラフで表現したものである︒
︵1︶ 長谷部訳 青木版﹃栗本論﹄ 仙巻 六五七ぺー汐︒ 年数を二〇年とすれば︑償却率ほ九%となる︒すなわち︑斡1i いまこれを例示して姦よう︒工作機械の取得価値を二〇〇〇Cマルク︑大修繕費に支出される額ほ九年目にほ四
〇〇〇マルク︑十四年目には五〇〇〇マルク︑廃棄費用を四〇〇マルク︑スクラップ価値を山四〇〇マルク︑機能
︵4︶
︵5︶
︵6︶
︵7︶
︵8︶ 第三十二巻 第六号
ゝ‖ ︵b司十G知十A唇1∽司︶×−00 ゝ一やX也N
︵︼○害○+誓書十全?1︼会○︶×;○
ー0000×NO ︵七三八︶ 二ハ小
¢ となる︒第1
三
前節でわれわれほソヴチトにおける償却問題の大ざ▼っばな概観を与え︑現在問題とされている係争点を指摘し︑
そのうちで現行償却率の改訂が最も中心的問題となっていることを示唆してきた︒現状を反映していないといわれ
る現行偵却率の改訂をいか怒る方法で解決すべきかについてほすでにブ⊥−チも指摘しているところ▼であるが︑こ
こでは東独の経済学者︑︑︑チュシュとハウシっタインに従いながら︑経済的磨滅と償却の問題をめぐる広汎な論争に
ついて検討してみたい︒ Arbeits3itte−in deM SONia−istisc訂n industrie﹀Wirtsch諷tswissenschaft Heft●∽\−欝↓.S.可−P
︵9︶ L望SCFner.B.﹀ ︽貞eue∽Oeまsch訂nd3言m P Februar︸辞↓・S・A
︵10︶ 杉本訳前掲書 八九ぺ﹂誓
︵⊥1︶ 杉本駅 前掲書 二〇八ぺージ︒
︵12︶ 杉本訳 前掲書 八七および二〇八ぺージ︒
︵13︶ 杉本訳 前掲書 二三ぺー汐︒
︵14︶Wi守iedMietusc㌣一針n首enundMeth&enf告dieBi彗ngneuerAbscぎeibungssa−ze︸Wirtsc邑tswissensc邑t
Heft空−や設.S.¢○−−讐?
︵15︶ 杉本訳 前掲書
︵16︶ 杉本駅 前掲書
︵17︶ 杉本駅 前掲書
︵18︶ 杉本訳 前掲薔
礼金主義における減価償却問題 六七ページ︒ 六五ぺージバ 七八−七九ぺー汐︒ 二〇六ページ︒
︵七三九︶ 〝七
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撃二十二巻 第六号 ︵七四〇︶ 仙八
︑︑︑チエシュは経済的磨滅を考慮しながら現行償却率を改訂するには大体三つの方法があるとして︑そのうちいづれ
が最も合理的な方法であるかを比較検討する︒第一の方法というのほ︑さきにプーニチが指摘したところの︑物貿
的磨滅をペースとする偵却率作成を原則とするものである︒だからこの方法によると︑経済的磨滅によって固定資 ︑
ヽ 産の期限前の取替邪生じたときにほ︑償却控除額だけでほもほやその単純再生産を保証することができず︑償却不 足を生ずる︒そこでこの方法では償却不足額を国民所得によって填補すべきだというのである︒もっとも国民経済 全体からいえば︑補填投資が償却基金と国民所得の靭によって調達されようが︑あるいほそれが主として償却基 金だけによって調達されようが︑議論にとって本質的でほない︒これはただ国家財政計画の構造を変えることに ょって可能となるぺこの方法によると︑償却率の計算漁連続性を維持し︑しかもこれを変更するに要する多大の人 員と尤大な出費を節約しうるという長所をあげることができる︒しかし他面でほ︑その長所を相殺するような幾つ かの欠点を伴うのである︒その欠点とほ︑すなわち︑
H 償却率が低く引算されるため︑価格もまた当然低く算定される︒
出 同じ理由によって経済効率計算が正確にほ行われず︑そのため企業に対して十分な刺戟を与えることができ
ない︒これほひいてほ投資の方向を誤らしめ︑かつまた最新技術の導入を阻げ各︒
臼 この方法によれば大修繕は間接的にしか考慮されない︒
これらの欠点を考慮して総括的にいえば︑この方法の欠点ほ余りにも大きく︑余りにも著しいので︑償却率の揮
い算定にほ役立ちえない︒︑︑\チュシュはこのように述べ︑第二の方法の検討へと進んでいる︒
︑︑\チュレユのいう第二の方法ほ︑原則的にほ旧資産の償却率を引上げるべきでないとする点で第山の方法と何
ら変らない︒ただ▼この方法ほ時々固定資産の耐用年数を再評価すべきだとする点で第一のそれと異なっている︒二
つの評価時点間でほ当然経済的磨滅が起りうるから︑必然的に固定資産の耐用年数が短縮されるはずである︒その
結果償却率の引上げが要請され︑それによって固定資産の再生産が保証されるのであるが︑この方法ほそれを行わ
ない曳で第一の方法と同じ欠点を有する︒そのうえこの方法によると︑もっと根本的な欠点としてほ原価の比較が
不可能になり︑また同こ蔓匪鱒対して同山偵却率を適用するという原則が貫徹されなくなることが指摘される︒い
いかえると︑価格封算の基礎がたえず変動にさらされ︑減価償却控除の統制が妨げられる点に重大な欠点がある︒
だから第二′の方法もまた償却問題の根本的な解決にはならない︒そこで︑︑\チュシュほ旧償却率の部分的な維持を引
る⊥記の二方法とほ全く反対に︑新しい償却廃の設定を行うべきだとの提案を出している︒
・第三の方法ほ︑経済的磨滅を追加的要因とみなす前の二方法とほ異なり︑固定資産の経済的な機能期間ほ物理的
磨滅と経済的磨滅との相互関係いかんによって決定されるとみなす︒そしてこのような耐用期間のみが償却率の算
定において用いられるべきだと主張する︒したがってこの方法による限り︑次の二つのことが前提条件とされる︒
第皿に二つの形態の経済的磨滅の作用を計画すること︒第二に物質的磨滅の作用を計画すること︒この二つの条件
を正確に規定することほきわめて困難であり︑具体的にほそれをいかなる方法によって実施するかを検討する必要
がある︒しかしミチュシュほこれを明確化していない︒個々の労働手段についてみると︑
過の双方の度合ほ当然異なるし︑それにまた第二形態の経済的磨滅による陳腐化を予め決定することほ甚だ困難で
ある︒ミチュレユほある程度計算が不正藤になるのほ止むえないとしている︒
経済的磨滅の減価償却率に及ぼす影響を初めに理論化したのほ︑周知のように︑ソヴェト・アカデ︑\︑−会員S・
︵1︶
G・ストルミり/ソである︒ミチュレユもまたソヴェトの多くの経済学者と同じように︑︒技術進歩の価値変動に及ぼ
す影響をストルミリンの算式を用いて説明する︒そしてかれほ物資的磨滅は大修繕費のうちに価値的に示されるの
︵七四こ 山九 礼金主義における減価偵却問題
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このような固定資産の機能期間は経済的に意味のある物質的磨滅と経済的磨滅とを同時的に作用するものとして考
慮しており︑しかもそれほ生産能力の低下とほ全く無関係である︒このようにして耐用期間が求められると︑減価 慧率ほ︑下によって容 易に求められる︒この場合昆償却率︑〝ほ耐用期間票す︒望ほレェプラク
︵Sh2brak︶ の算式であるが︑前式の分子にほ経済的て異った意味を有する二つの構成要素︑つまり取得価値︵司且
と大修繕総価値︵巨㌘もが含まれるが︑この経済的異質性のよってきたる原因は耐用期間が実質的にほ生産能力 第三十二巻 第六号 ︵七四二︶ 山−○
で︑これほさして問題にならないと考える︒ミチュレユが固定資産の機能期間を物質的磨滅と経済的磨滅の相互関
係によって規定することほ前述の通りであるが︑このことからかれほ次のような結論を導く︒すなわち﹁大修繕価
値が労働手段の再生産価値に等しくなるときにほ︑その機能期間は完了せるものとみなす﹂と︒このことを分析的
︵2︶ に示すため︑かれほ次のような算式を掲げている︒
再生産価値=大修繕価値
司叫=再生産価値︑司熟=取得価値︑§=労働生産性向上率︑㌣=歴年︑唇Qお=大儀蒔絵価値︑苧=耐用年数︒
いま取得価値に対する修繕価値の比を尺とすれは︑耐用期間︵搾︶は次のようになる︒
苫 ‖1■ 専1≠1−
〜ぃい︑N
ーOg二十喜 ︵−+温軋 専訂
ーOg︵−十§︶ 可1⁝内Qお
の低下に依存しないことにあるとされる︒︑\\チエシュほこれほ誤りであるとして修正を試みる
そこで︑︑︑チ︒シュは︑魔減価償却控除額.︵Q︶を二つの経済的に展望的な部分に分解して︑これを次のように示
す︒すなわち︑
や旦甲を十¢雲
①ゝ弓ほ取得価値の時間的限雷あらわすものであって︑これほQゝ弓=溌なる大いさである︒この大いさは全
く生産能力の低下に依存しないが︑これに反して大修繕の時周的限界をあらわす㌘カは︑生産能力の低下と共に
増大する︒いいかえると︑大修繕価値ほ固定資産の利用度︵交代制と作兼強度︶ によって決定されるのであって︑
これについてほソヴュトの経済学者も二様に指摘しているところである︒ミチュレユほ耐用期間中における固定資
産の利用の性質︑すなわち交代制と作業強度とを重視して︑最終的にほ償却率ほ次式によって与えられると主張す
る︒
︑・・⁚J︑二・い︑∵
七ほ一定の交代制のもとでの償却率︑
bほ時間的限界を示す百分率︑
新は交代数︑
知ほ収得価値に対㌻る予定修繕費の比率︑
㌘誼ほ交代数が二回の場合の耐用期間中における大修繕回数︒
ミチュシュほこのような方法にもとづいて従来の償却率を修正すべきだとして︑次のような具体案を提案する︒
これによると︑抽出廻転紡錘機に関する償却率ほ第2表に示されるように︑現行方式よりも多少引上げられる︒そ
社会主義における減価償却問題 ︵七四三︶ 二劇
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ィェ.半イチ∴二フント﹂紙上にも発表されている︒﹁機械の経済的磨滅ほそれ自体︑生産設備が完全に偵却される
以前により改善されたものによって取替えうるべき状態を導く︒その結果国民経済のうちにほ血走の損失が発生す ︵5︶
る︒﹂現在のところ︑ミ皐/ふシ†の月解ほ他の論者と比較して異見であることが興味深い︒
第二に︑生産物単位あたりの新原価ほ実質的には従来よりも低くなる︒だから︑新償加率を採用することによっ て経済効率を向上せしめる刺戟が与えられ︑技術進歩の強力なテコとなりうる︒
第三に︑原価比較の可能性がこれによって保証され︑価格計算についても前二方法のように︑何らの消去手練を 分は︑
第 2 表
第三十二巻 第六号
へ4︶ 減価償却によって補填されないことがありうる︒﹂またこれと同山見解がG・ルードダイソヒによって﹁ノ ︵七四四︶ 二二
して他のエ作機械についてもほぼ同じ結果がえられるといわれる︒東独の﹃数科書﹄も へ$ r
︑︑よノユレユほこの方法の長所に言及しているが︑これを要約して示すと︑次のよう濫
なる︒
第山に︑新償却率ほ経済的磨滅と物質的磨滅の双方の原因によって生ずる耐用期間を
基礎として算定されるところから︑当然に取得価値と大修繕価値との単純再生産を保証
するのであっ︑て︑それ以上でも以下でもない︒︑\\チエレェほ他の経済学者の主張︑つま
り社会主義社会では経済的磨滅によって減価償却控除額が取得価値よりも小さくはると
いう主張にほ全面的に反対している︒かれはそのなかでも︑ソヴェトの経済学者バグロ
フをあげ︑その見解を明らかにしている︒パブロフの主張ほこうである︒﹁旧機械と新
機械の取替期間を予め絶対は正確に決定することはできない︒機械の残存価値の若干部
必要としない︒ 第四に︑償却額の算定ほ分割して行われるから︑大修繕用の資金ほ慈恵的に形成される恐れがなくなり︑また補
填投資と大修繕に要する資金の混同戊避けられる︒そのうえ固定資産の利用度の変化が・偵却率にいかなる影響を及
ぼすかを考慮している点に進歩がある︒
しかしこの方法もまた長所だけをもつとは限らない︒欠点は償却率の=些限りの変化によって原価比較が不可能
とされる点にある︒だがこれほ賃銀の引上とか原料価格の変化た比較すれば︑さして大きい影響をもたない︒この ︵6︶
方法ほマルクス主義的な価値形成過程の要請に応えるうえで最も秀れているとミチュレネほ結論する︒しかし︑︑︑チ
ユシュの方法にもまだ根本的な問題が残されており′これについてほハクレユタインの有力な批判があるが︑これ
ほ次節において展開される︒
︵1︶SIrumi2n■SこD2rp首isc訂undぎ邑isc琶看scEei⁝erArbei−smi−−e−∵n碧tsc邑tswissのn邑aftHeft
∽\−笥↓.S.↓Nひ−景−●
︵2︶ MietuscFW..〇p・Cit:S・実亭−垂当・
︵3︶くg−.爪d只◇nOmikders︒Zia訝︷ischenHndu告ie﹀∵S・N等1N軍
︵4︶ 杉本訳 前掲菖 八七ぺージ︒
︵5︶貞cb−ig2野2CぎungderAbscJreibungen〜バ芽uesDeu−sch−and岩月NNJu≡護・S・∽・
︵6︶ MietusOF Op・Cit●﹀S・彗00・−讐〇・
四
固定資産の素材をなす機械・装置・設備・建物などは壷の生産で消えてなくならない︒それは何回となく生産
︵七四五︶ 二三 社会主義虹おける減価償却問題
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警手二巻 璽ハ号 ︵七四六︶ 二四 過程において引きつづき機能することができ︑長期間にわたって少しづつ使用価値を磨滅し宅ゆく︒これに対応し
て固定資産の価値は︑その機能期間中竺走の割合で生産物へ移転してゆく部分と︑生産物へ移らないで使用価値
と共に生産過程に残留する部分とに分裂する︒そこで固定資産の再生産ほ次のような形で行われる︒まず価値の山
部分ほ年々生産物へ移転して︑貨幣形態に転化し︑減価償却基金として顕正てられてゆく︒そしてそれが這の大
きさに達したとき︑つまり固定資産か全面的に磨滅して新品に取替えられるとき︑挙に新聞定盤産に再転形す
る︒しかし素材補填が必要とされるまでの期間ほ︑マルクスも指摘するように︑﹁専業を拡張するため︑またほ機
械を改良してその効果を増進するために役立ちうる︒かくして早かれおそかれ再生産が︑しかもl社会の立場から
考察すれば1拡大された規模での再生産が行われる︒生産場面が拡張される場合転ほ外延的に︑鎮座手段の効果が
高められる場合にほ内包的に︒この拡大された規模での再生産は︑蓄積−剰余価値の資本への転化蔓から生ずるの
第 1 表
貨 幣 準 備 金
年搬得価値
讐認諾警画境画
0000000︑0 彗 でほなく︑固定蟄本の体から分離して貨幣形態をとった価値の︑同種 0500000〇一 1︒327︒ 12
慧霊
へ1︶ 転形から生ずる︒﹂
このマルクスの規定が社会主義企業についてもあてはまることほい
まさら拇摘するまでもない︒いなむしろ社会主義経済でほ償却控除額
によって∵定の拡大再生産過程が可能となる点に山つの特徴がある︒
こ・れを例示するため︑ハクレユタインは初めに物質的磨滅のみを考慮
せる耐用期間四年の拡大再生産表を作成する︒︵常山表参照︶ この例
でほ四年たっとすでに生産の拡張に使用可能な貨幣準備金が形成され
る︒もちろん次年度にほ償却基金の山部︵初年度の四〇〇〇︶
金の大部分ほ自由な資産として他の目的のために役立てられる︒基本フォンドが同山の大きさであると仮定してこ
の例を拡張してゆけは︑つまり同じ基本フォンドが四年毎に完全に磨滅して補填されるとすれは︑貨幣準備金のか
︵2︶
なりの部分が生産拡大に利用されるであろう︒これほすでにクロンロードの指摘するところである︒
社会主義における減価償却問題 このような貨幣準備金の形成は生産が拡大する場合にのみ可能であ
ると同時に︑それほ生産拡大の前提条件ともなる︒もっ
幣準備金の形成ほ基森フヵンドそれ自体の恒久的な特徴ではない︒事
実︑単純再生産のもとでほ︑たとえ使用されない貨幣準備金が形成さ
れるとしても︑このような現象は不可能である︒なぜなら︑機械や設
備ほそれが所有せる以上に貨幣準傭金を増大させることはできないか
らである︒ここにみられる追加的な更新基金は︑労働生産性の向上に
よって再生産価値が低下してゆくのに︑それを考慮しない償却率が原
因となって生ずるといわれるかも知れない︒しかしこのことを否定す
るため︑ハクレユタィンほ労働生産性が年々八%づつ上昇し︑それに
応じて再生産価値が低下してゆく条件を取入れて︑次の第二表を構成
する︒
この表をみてわかるように︑労働手段の苗生産価値の低下を考慮し
ても事態は根本的に変らない︒ここでハクレユタインほ社会主義工業
︵七四七︶ 二五
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第三十二巻一罪六号 ︵七四八︶ 二六
にとって偵却基金が新機械・設備採用資金調達の重要源泉であることを指摘し︑それが三つの部分からなることを
明らかならしめる︒
第仙ほ減価償却基金の即時的再投資による拡張再生産である︒これほ西独でほルプチ︒ロマン効果 ︵Ruchti・
へ4︶ へ3︶ LOhmann E認ekt︶の名で呼ばれており︑近年東独でも0・クラッチェによって理論化されている︒
第二ほ拡張再生産過程における貨幣準備金の増大である︒つまり年々の固定資産の増大ほ償却基金の再投資以外
に蓄積によ一ってなされる︒この場合にほ蓄積基金から新たに生み出される固定資産からも償却が行われる︒したが
ってこの源泉ほ笛のものに包摂される︒
第三は製造部門における生産性の向上によって固定資産の再生産価値が低下することであり︑それほ同時に固定
資産更新のために使用される償却基金の相対的な過剰を導く︒
ハウシユタインほ東独の ﹃教科書﹄が第二の要因を無視している点を批判し︑社会主義経済でほこの要因が特別
の意義をもつことを力説している︒第一の要因に関するかれの見解ほこうである︒第﹂の要因は無視できないが︑
その作用範囲ほ制約される︒社会的な規模でほ個々の素材的な再生産に要する期間ほ︑平均的な耐用期間でほな
く︑それよりも短かい間隔をおいて行われるという事実を考慮すべきである︒いいかえれば︑鴛二の要因ほ企業の
段階では仙定の意味をもつが︑国民経済全体としてみれば︑それほ少くとも部分的に相殺される︒ところが社会主
義経済でほこのような相殺作用を阻止し︑第一の要因を大きくさせる傾向がある︑とハウ∴レークインほ主張する︒
その理由ほ︑技術進歩︵たとえば化学化︶と重工業の優先的発展の結果︑ノ良い耐用期間をもつ設備が増大し︑固定
資産の構造が変化することにある︒要するに︑﹂向い耐用皮をもつ設備−冶金における高炉⁝からの減価償却額を廻
転の早い装置の取得に年々再投資することほ︑生産拡大のための現実的な追加源泉になりうるというのである︒長
い耐用期間をもつ設備もまたいつかは更新されなけれはならないが︑社会的規模で考えると︑これに要する巨額の
補填投資ほ十分ありうるし︑それにまた設備の拡張と近代化のためにほ所得の山部な使用することが許される︒こ
のよう紅︑ハウシユタインほ第二妾因の意義を規定する︒
第三の生産拡大要因ほ誰しも認めるところであるが︑これほ第一にほ取得価値の償却維持と︑第二にほ正しい価
格決定を要請するという点で相対的な性格をもち︑しかも実際にほこれら二つの前提条件を充たすにほいろいろの
す困難もあり︑それ以外にも新技術はさしあたり旧技術に比して高価であることを指摘しなくてはならない︒だから
といって︑このことほ生産性の向上と価値低下の意義を少しも減少させるわけでほない︒生産性の向上ほ第三の要
因のみならず︑なかんずく第二の要因−蓄恕率の引上げによって︑あるいほまた第山の要因の作用によって生産の
拡張を可能ならしめる︒
前述の例でほいづれも物質的磨滅しか考慮していないが︑現実に濾陳腐化による早期の取巻と凪借の喪失を避け
ることほできない︒ハクレユタインもまた経済的磨滅にもとづく価値の喪失を二つに分けて考察する︒
● H 旧技術ほ技術進歩によって陳腐化するけれども︑さしあたり転用することが可能である︒価格がT定不変で
あれば︑当該企業ほ他企業に比して多鼠の労働支出を必要とするから︑収益を低下させるに至る︒償却期間の賂
長︑偵却ずみの労働手段の転用は︑修繕支出が実質的に増加するということを度外視しても︑なおこの経済的損失
を減少させえない︒殊に新技術が社会的ヰ均的労働支出を代表し始めたときにほ︑経済的磨滅による損失ほきわめ
て重大となる︒旧技術転新技術の水準よりも低いというだけでほなく︑社会的平均よりも低択なるからである︒こ
の場合にほ︑価値も価格も低下するから︑平均以下の装置を有する企業ほより大きい︑絶対的な収益の低下を蒙
る︒このときの赤字企業は経済的廃滅による極端な経済的損失をあらわすから︑社会的に把握されるこの扱失ほ取
︵七四九︶ 二七 社会主義における減価償却問題
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欝三十こ巻 第六号 ︵七五〇︶ 二八
除かるべきである︒社会的な計画と生産の刷定の成熟段階でほ︑赤字企業をなしにすますことほ全く可能であり︑
また必然的でもある︒ハウ∴ソ五タインほこれについて具体的には何も触れていない︒
H 現実の価値損失ほ︑たとえ労働手段の低廉化が算入されるとしても︑なお陳腐化設備鋤期限前の取替によっ
て生ずる︒資本主義のもとでは現存設備.の期限前の廃棄ほ資本損失となるが︑社会主義でほそれは社会的な基金の
不釣合の消耗︵di童rOpOrtiOna−2n宕rN2hr︺に等しい︒廃棄が早けれぼ早いはど︑この損失ほ大となる︒これほ
第仰の場合と異なり︑時間の経過と共に短大する︒︑第二の損失が大きけれほ︑常山の損失ほ小さくなる︒だからと
いって︑第二の損失を最小限にするために懲の損失を大きくするような技術政策を採用してよいというものでほ
ない︒いうまでもなく︑第一の損失もできるたけ最小限にするよう旧技術の廃棄を適時行う必要がある︒ここでま
ず設備の近代化が要請される︒社会主義企業についてほ近代化を実施するためにいろいろな経済的なテコが利用さ
れる︒ソグェトでほ山九五五年に企業基金−従来企某長基金と呼ばれていた−の設定と利用に関する法令が施行さ
れた︒それによると︑この基金のうち五〇%ほ優先的に新技術の取得と設備の近代化に使用できることになった︒
これが設備の更新と近代化.を容易篭らしめることほあらためて拇摘するまでもない︒
このように︑経済的磨滅による価値損失を填補するため近代化が行われるが︑それによってすべてが清算されて
しまうわけでほない︒滅価償却基金のみではたして陳腐化による損失を相殺できるであろうか︒ハウ∴レユタインほ
これを例示するため︑次の第三表を用いて抽象的に説明している︒
山年後め廃棄案でほ償却基金を上廻る価値損失が生ずるのに︑二年後の廃棄案でほ価値損失ほこの義金に達しな
い︒山般的にいえは︑これは償却基金の大きさと取巻までの経済的機能期間とによって決定される︒これをめぐっ
ていろいろの提案がなされるが︑なかでも︑\\チエシュが償却率の引⊥を妥当とみることはさきに指摘した通りであ
欝 3 表
努敵手臨頭部庄盲斬斎亮  ̄ 損失
社会主義における減価償却問題
貨幣準備金
,一
官有あ「忘完嘉 年々の
拡 大 2年後
の廃棄
去姦纂,累税額
累積額
1000 増 加
4000 〜1 1000 30001
9000∈ 5000L 2250 3250
︵5︶