• 検索結果がありません。

、 10.金沢大学角間キャンパス内のトンボ類の多様性と分布

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "、 10.金沢大学角間キャンパス内のトンボ類の多様性と分布"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

10.金沢大学角間キャンパス内のトンボ類の多様性と分布

(代表)菊岡翔太(理学部生物学利一 吉田真(理学部生物学科 香川弘恵(理学部生物学科≦

日比勇祐(理学部生物学科 八木田靖司(理学部生物学科・

山口翔(理学部生物学科.

111111

年年年年年年

222222

指導教員

中村浩二(環日本海域環境研究センター生物多様性研究部門陸上生物多様性分野)

1はじめに

大学に入り学長奨励費研究が存在することを知り、生物学科として角間キャンパス内の豊かな 自然をテーマにした研究を行いたいと考えた。角間キャンパスの広い敷地の中には里山があり、

それに関する研究も多く行われている。その研究の一環として棚田を復元しているが、そこには 多種多様な生物が生息しており、トンボ類は棚田と密接に関係している。そこで私たちはトンボ 類に着目しトンボ類と棚田の関係を調べることで里山の環境や生態について学びたいと思い、次 の2つについて調査を行った。

①トンボ類の種別個体数調査

②マユタテアカネの標識調査

マユタネアカネ

2調査目的

①トンボ類の種別個体数調査

角間の北谷の中の生物でもひときわ私たちに身近なトンボを用い、種ごとの個体数の変化を調 べることでトンボがどのように北谷の環境を利用しているかを知る。

②マユタテアカネの標識調査

北谷において一般的に見られるトンボであるマユタテアカネを用い、現地に存在するトンボが どのように移動し、生活をおこなっているのかを調べる。

-56-

(2)

3調査場所

金沢大学キャンパス内の北谷(右谷。左谷。下谷)

面積3つのブロックともすべて約300㎡であり、差はほぼない。

環境雑木。雑草が多いが、定期的に手入れがされている。東西に山があるため一日の日照時間 は短いが、日中は南から日が入り明るい。

北谷を選んだ理由

・約30年間放置された棚田の複元地であること。

。池が8箇所、田が17箇所存在すること。

。ツリフネソウ、ヨシ、ミゾソバ、スギナなど植物が豊富に存在すること。

→これらから北谷では多種多様のトンボを確認することができるであろうと考えた。

右谷。左谷・下谷の環境

田の数|池の数 備考

日当たり…良い。

奥のほうには葦が生えている。傾斜が急。

右谷 14

日当たり…悪い。

雑木が多く、夏場は日陰が多くできる。

左谷 ID

-57-

田の数 池の数 備考

右谷 14

日当たり…良い。

奥のほうには葦が生えている。傾斜が急。

左谷

(3)

日当たり…良い。

雑木はそれほど多くはないが池の周りに密集している。傾斜は ない。下のほうに公園がある。

下谷

4調査方法。期間

①トンボ類の種別個体数調査

調査法:北谷を3つのブロック(右谷。左谷。下谷)に分け、13時からの1時間、右谷一左谷

→下谷の順に調査用の採集網でトンボを採集する。捕獲したトンボは三角紙に入れ、種類と個体 数を確認後、各ブロックに放す。

期間:2006年7月15日~10月6日において、ほぼ7日おきに計16回行った。

②マユタテアカネの標識調査

場所:金沢大学キャンパス内の北谷(きただん)

調査方法:13時からの1時間において捕獲した個体の羽に黒のマーカーで標識する。1週間後 の同時刻に採集を行い、標識の有無を確認する。その後、異なる標識をつけ放す。この作業を繰

り返し行う。

期間:9月11日~25日において、7日おきに計3回行った。

5研究結果と考察

①トンボ類の種別個体数調査 確認された種7科14種

a)トンボ科(のべ数)

オオシオカラトンボ(200)マユタテアカネ(169)

リスアカネ(5)カラカネトンボ(3)ウスバキトンボ b)ヤンマ科

ルリボシヤンマ(2)

c)カワイトトンボ科 ハグロトンボ(1)

d)イトトンボ科

アジアイトトンボ(233)キイトトンボ(29)

e)アオイトトンボ科

オオアオイトトンボ(212)

f)オニヤンマ科 オニヤンマ(24)

g)モノサシトンボ科 モノサシトンボ(5)

シヨウジョウトンボ(6)

(2)シオカラトンボ(1)

-58-

下谷

日当たり…良い。

雑木はそれほど多くはないが池の周りに密集している。傾斜は

ない。下のほうに公園がある。

(4)

一一右一一左=産下→←全体

40

30

00021

編進回}

ペヤ;`j`iハド;.‘

調査曰

オオシオカラトンボ(トンボ科)個体数の季節変化

一一右一窪左=←下一今←全体

40

B胆

10

穰識織識識鍛織ハィボ鰍徽《s釣!:WA《4識

マユタテアカネ(トンボ科)個体数の季節変化

一一右一罎左一一下→←全体

10 8 Bi 4 2

A《,:'へA';。

オニヤンマ(オニヤンマ科)個体数の季節変化

-59-

(5)

一一右一澤左=←下→←全体

60

00000054321

胸1,参‘‘發愈:P.!;胸:;翁八s`、謎

L__

アジアイトトンボ(イトトンボ科)個体数の季節変化

-←右一蝋-左一週一下一>←全体’

00000054321

f`;.;約6Mボド;、ハドド{《;W38;‘sM`ifVjFfsメボfi:FFi‘.

オオアオイトトンボ(アオイトトンボ科)個体数の季節変化

考察

。3つのブロックでそれぞれ環境が違い、グラフでは顕著に見られなかったが種におけるニッチ の違いが見られた。例としては、日なたで開けた所を好む種(オオシオカラ。マユタテアカネ等 のトンボ科)や、川沿いを好みその周辺を回遊している種(オニヤンマ等のヤンマ科)、日陰を好 み草むらに多く見られる種(オオアオイトトンボ。キイトトンボ等)が見られた。谷の中でも環 境の違いにより種によって個体数が異なることを観察することができた。

。種によってそれぞれ異なる季節変化が確認された。

。繁栄時期は種によって異なる。

②マユタテアカネの標識調査 9月11日(標識日)

標識個体数:33個体 9月18日(1週間後)

捕獲数24個体。うち9個体(27%)標識付き 9月25日(2週間後)

捕獲数21個体。うち11日の標識があるもの4個体(19%)、11日。18日の両方の標識が

あるもの2個体(9%)

-60-

(:蕊蕊蕊蕊;蕊蕊l蕊蕊

”蕊i蕊蕊議蕊i;蕊蕊議:蕊議i蕊議蕊議議議鑿鑿;驫議議犠蕊:

蕊蕊鍵議蕊蕊鑿i蕊|蕊鑿蕊霧議蕊鑿霧蕊議鑿譲鍵議鑿鑿 を議議鍵鱸蕊議霧鑿鑿鑿譲鑪譲欝篝鑿i篝篝霧鑿霧鑿

::議;i;議議鑿議議議議鑿鑿鑿議i鍵鑿鑿篝鑿i議蕊ii鑿;鑿鑿

(6)

考察

2週間後北谷にいたトンボは9%、1週間後北谷にいたトンボは19~27%とあまり数値が 高くないことによりトンボはかなりの距離を移動し生活していると考えられ、北谷の定着'性は低 いと考えられる。

6結論 ・3つのブロックでは環境が異なっているが、どの場所でも個体数にあまり大きな変化はない。

・種によって異なる繁栄時期を、グラフから確認できる。

・標識調査よりマユタテアカネの北谷内での定着'性が低いと分かった。

7今後の課題

調査①について、今回の調査で行うことができなかったヤゴについても調査対象に入れ、その 孵化数、個体数を調べることにより、トンボの個体数や種類などの季節変化に関してより詳しく 考察することができるだろう。

調査②で行ったマユタテアカネの標識調査において、調査の間隔が1週間とあまりにも長かっ たため、トンボの定住率の変化をより詳細に捉えたデータを得ることができなかった。調査の間 隔をより短くすることでトンボの動向を詳しく見ることができるだろう6また、北谷の他の種や 他の地域についても同様の実験をして比較する必要がある。

-61-

参照

関連したドキュメント

それぞれの絵についてたずねる。手伝ってやったり,時には手伝わないでも,"子どもが正

関係委員会のお力で次第に盛り上がりを見せ ているが,その時だけのお祭りで終わらせて

〃o''7,-種のみ’であり、‘分類に大きな問題の無い,グループとして見なされてきた二と力判った。しかし,半

【その他の意見】 ・安心して使用できる。

大阪府では、これまで大切にしてきた、子ども一人ひとりが違いを認め合いそれぞれの力

巣造りから雛が生まれるころの大事な時 期は、深い雪に被われて人が入っていけ

また、 NO 2 の環境基準は、 「1時間値の1 日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm までの ゾーン内又はそれ以下であること。」です

賠償請求が認められている︒ 強姦罪の改正をめぐる状況について顕著な変化はない︒