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DNA 複合体を用いた波長可変色素レーザー

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Academic year: 2021

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フォトニクス材料研究

9

DNA

複合体を用いた波長可変色素レーザー

Development of tunable dye laser using DNA-surfactant complex

バイオ・マテリアル学科 川辺豊(Yutaka KAWABE)

We achieved wavelength tunable laser action with a hemicyanine dye interacting with DNA strand.

The wavelength was tuned from 604 to 629 nm in a Littrow type cavity under the pumping by a green nano-second pulsed laser. The threshold energy was about 0.5 mJ, and the maximum conversion efficiency was 3 %.

多くのシアニン系色素は

DNA

と複合体を構成することによりその蛍光効率が増大する。

このことを利用して有機

LED

や薄膜色素レーザーへの応用が検討されている。われわれも これまで、非線形光学効果を有する分子としても知られるヘミシアニンを用いて薄膜にお ける

ASE (Amplified Spontaneous Emission)

DFB

を用いたレーザー発振を示してきた。

今回は、DNA-CTMA複合体とヘミシアニン

DMASDPB

のエタノール溶液を

Littrow

型共 振器に挿入し、nsパルスの

YAG-SHG

で励起しそのレーザー特性を調べた。色素濃度は

1 x 10

-3

M、DNA-CTMA b.p. (base pair)

はその

20

倍である。Fig1. に両者の分子構造を示す。

回折格子の角度を変えることにより、

604 ~ 629 nm

の範囲で波長を変化させることができ た。レーザー線幅は約

4 nm

であり、やや広めであるが

ASE

とは明確に区別される。出射角

16 mrad、変換効率は 3 %程度である。いくつかの発振波長における入出力特性(Fig. 2)

より明確な閾値が見て取れる。エネルギー閾値は

0.6 mJ

程度である。

液体における波長可変が確認されたので、今後は固体薄膜の場合について検討を進める 予定である。本成果は主として卒研生千田寿文によるものである。

Fig. 1 Molecular structures of DMASDPB (upper) and CTMA chrolide (lower).

1E-4 1E-3 0.01 0.1 1 10 100

0.2 0.4 0.6 0.8 1

Output Intensity (J)

slope =1

a) 617 nm b) 621 nm

c) 625 nm

Input Intensity (mJ)

d) 627 nm

Fig. 2 Relationship between input and output

energy for the laser tuned at (a) 617 nm, (b) 621

nm ,(c) 625 nm, and (d) 627 nm.

Fig.  1  Molecular  structures  of  DMASDPB  (upper) and CTMA chrolide (lower).

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