8 6 8
金沢 大
学十 全 医学 会雑 誌 第93
巻 第6
号8 6 8
−88 9
く1 98 4J
マ ウス の 甲状 腺 内の 自
律
神 経 終末
の微構
造,由
来, および分 布 密 度金 沢
大 学 医学 部 解剖 学 第一儲 座 く主任 こ本 陣良平
鍬 勘
加 茂 浮
く昭
和5 9
年1 2 月 2 8 日受 付J
マ
ウ ス の甲状腺 内の
自律 神経 終 末の
微 構 温 由 来,お よ び
分布 密 度を
,光顕な ら び に電顕 観 察に よ
っ
て
研究し た
. 無髄 神経 線維は
, 甲状 腺 内で
, 濾 胞 間神 経 叢お よ び
動脈 周 囲神 経 蕃に よ
を 形
成す る
. 組 織 化 学 的 検索に よ る と, 正
常な
神経 支配下 に あ る
甲状 腺の
濾胞 間な ら び に
動脈周
囲神 経 草は
, 共に カ テコ ー ル ア ミ ン
陽性の
感 状 線経と
, ア セ チ ル
コリ ンエス テ ラ
ー ゼ
活 性 陽性の
癌状 線 維を
含ん で い る
.カ テコ ー ル ア ミ ン
陽性線 推の
大 部分は
, 上
郡 中経節 切 除 後に
消 失す る
. こ れ に
対し
, 腺の 尾側 部に
分 布す る カ テ
コ ー ル ア ミ ン
陽性 線維の
一 部は
, 中頸お よ び 星
状 神経 節 切 除後に
消 失す る
. ア セ チ ル
コリ ン
エに
分 布す る カ テ
コ ール ア ミ ン
陽性 線維の
一 部は
, 中頸お よ び 星
状 神経 節 切 除後に
消 失す る
.ア セ チ ル
ス テ ラー ゼ
清 性 陽性 線
維の す
べて が
, 傍 甲状 腺神 経 節切 除 後に
消失す る
. し か る に
, ア セ チ ルコリ ンエス テ ラ
ーゼ
活性 陽 性線 椎
ス テ ラ
の
少数が
,上
境頭 神経切 断後に
消 失す る
. 電 顕 観察に よっ て
, 無髄 神 経 線推
.
の
軸 索の
膚 状 部は
,多
数の シ
ナ プ ス小胞を
含む
軸索の 腰
大 部で あ る こ と が
判 明し た
. 軸 索腫
大 部は
, 局 所 的に S
ch
w a n n 細胞 鞠を
欠き
,濾胞
の
腺細胞や
動脈の 平
滑 筋細 胞に
対し
, 幅0
.1 か ら 1.帰m の 比較 的 広い
距 離を
へだ て ら れ て
画す る
遠
距 離シ ナ プ ス で あ る. 腰 大 部は 2 型 に
区分さ れ る
. す な わ ち
, 小額 粒 性シ ナ プ ス
小胞を
有す る 工
型シ ナ プ ス
終 末と
, 無 顆 粒性シ ナ プ ス 小胞を
有す る H 型 シ ナ プ ス
終 末と で あ る
. 工 塾 の
大 部分 は 上
郡 中経 節 切除 後
い
距 離を
へだ て ら れ て
画す る
遠 距 離シ ナ プ ス で あ る. 腰 大 部は 2 型 に
区分さ れ る
.す な わ ち
, 小額 粒 性シ ナ プ ス
小胞を
有す る 工
型シ ナ プ ス
終 末と
, 無 顆 粒性シ ナ プ ス 小胞を
有す る H 型 シ ナ プ ス
終 末と で あ る
.工 塾 の
に
変 性に
陥る
.こ れ に
対し
, 腺の 尾
側 部に
分 布す る 工
型の
一 部は
, 中頸お よ び 星状神 経 節 切除 後に
変性す る
. ま た工 工
塾の す
べて が
傍 甲状 腺 神 経 節切
除 後に
変 性に
陥り
, 工 工
型の
少 数が 上
喉頭 神 経 切 断後に
変性に
陥
る
. 以 上 の
知 見は
, I
型が
上 頸神 経 節. 中 郷 中経節 .星状 神経 節に
由来す る ア ド レ ナ リ ン
作動 性 神経 線 維
の シ ナ プ ス終 末で
あり
, 工 工型 が
傍 甲状 腺神 経 節お よ び
迷走 神経 節に
由来す る
コリ ン作 動 性 神経 線 推の シ ナ プ ス
終 末で
ある こ と を 示 し て い る
. 王 型 と王1
型の 比 は
, 濾胞 間 神経 華 中で は 3 こ 7 で あ り
, 動 脈 周 囲神 経
華 中で は 7 ニ 3 で あ
った
. 傍 甲状 腺神経節 中の
神経 終 末は
, 強い ア セ チ ル
コリ ンエス テ ラ
ー ゼ
活 性を 示 し
,多数
の
無 顆粒 性シ ナ プ ス 小胞を
有す る
. こ の
終 末は
軸 索細 胞 体シ ナ プ ス あ る い は軸 索 樹 状 突起シ ナ プ ス の
シ ナ プ ス の
形
の
密接シ ナ プ ス である
.こ の
終 末は
迷 走神 経 核に
由来す る
節 前性の
コ リ ン
作 動 性 神経 線 推の
終 末で あ る.
K
e y w o r
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la n
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dr e n e r
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,C
ho
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rv e
fi
be
r,p a r a t
hy r oid g a n g
lio n
,
m O u S e
前世紀
か ら今 世紀の
初 期に か け て, 甲
状 腺機 能 冗 進
症の
患 者に
, し ば し
ば眼球 突出が
合併し
, 頸 部交 感 神
経を
刺激す る と
, 眼
球 突出が お こ る こ と か ら
, 甲
状 腺
の
機 能が
交 感神 経に よって
支配さ れ る と 主
張さ れ た
.
甲
状 腺機 能 冗 進 症の
患 者に
,し ば し
ば眼球 突出が
合併し
, 頸 部交 感 神 経を
刺激す る と
,眼
球 突出が お こ る こ と か ら
,甲
状 腺の
機 能が
交 感神 経に よって
支配さ れ る と 主
張さ れ た
.
し か し
, 頚 部交 感神 経 幹に
対す る
電 気刺 激 ある い は 切
断に よ る生理
学 的 実験 結果は
, 交 感神 経に よ る甲状 腺
の
分 泌 調 節を
肯 定す る R
ah
eら
り,C
a n n o nら
2囲 ,技
e n ey
8け1ら と
,こ れ に 反 し て交 感 神経の
分 泌 調節を
否
定
す る W i
e n e r8,,
V
a nD y k
e9,,
C
r a wf
o rd ら
1 0,,V
og t
lり
ら と が
対立 し
,意 見の
一致を
見る に到ら な かった
.
一
た
. 一方, 副 交感 神 経
の 甲状 腺に
対す る
作用 も
, 迷 走 神経の
電気 刺激あ る い は 切
断に よ る生理
学 的 実験に よって
検
索さ れ た が
, そ の
結 果も
, 副 交 感神 経に よ る甲 状腺 分
泌
調 節を
肯 定す る R
ah
e ら
りと
, こ れ を否 定す る W i
e n e r81
理
学 的 実験に よって
検
索さ れ た が
, そ の
結 果も
, 副 交 感神 経に よ る甲 状腺 分
泌
調 節を
肯 定す る R
ah
e ら
りと
, こ れ を否 定す る W i
e n e r81
す る W i
e n e r81,
C
r a wf
o rd ら
1 01と が 鋭 く
対立 し た
.そ の後, 下垂
体か ら
分泌 さ れ る
甲 状腺 刺 激ホ ル モ ン
A b b
r e v
ia tio n s こ
F G S ,fo r m a
lde
hy
de
−g
lu t a r a
lde
hy
de
−S u C r O S e ニT y p e
I , Ty p e
I y p e
s yn a p tic
n e r v e e n
d in g i T y p e
II,T y p e
II s y n a p tic n e r v e e n
din g.
c
n e r v e e n
d in g i T y p e
II,T y p e
c n e r v e e n
din g.
甲状腺内
の
自律 神 経終 末が
,甲
状 腺の
機 能 調節に 重要な
役割を
演じ て
いる こ と が
,T h
u r st
o n1 2 I,D
e R
ob
e rt is1 3I
,
G
e r sh ら
1 吊,D
zi
e mi
a n 1 5 Jら に よ
って
明ら か に さ れ る と
,P i
ep
e r1 6 l,F
ri
ed go od
ら
川,B
r o ck ら
欄の
報 告に
見ら れ る よ う に,学 界に お い
て
一 時 期,甲
状 腺に
対す る
神経の
作用 を 全 く
否 定す る 見
解が
優 位に 立つに
到った
。 し か し S 6 d
e rb
e rg
1 912 O,,
l
sh ii ら
2りは
,甲
状 腺刺 激ホ ル モ ン の 甲
状 腺に
対す る
刺 激作用 に加う る に, な お
甲 状腺に
対し て
神経 支 配の
存
在す る こ と を 主
張し て
譲ら な かった
.
な お
甲 状腺に
対し て
神経 支 配の
存 在す る こ と を 主
張し て
譲ら な かった
.
E
ri
c s o nら
2 21と M
el
a nd
e rら
2 3Iは
, 多量 の サ イ
ロキ シ ン を
投 与し て
甲 状腺 刺 激ホ ル モ ン の 影響を
除 外し た
条 件下で
, 各種の
交感 神 経 作動 薬物が
, 甲
状 腺 濾胞 細
胞の
コ ロイ ド
滴 形 成を
促し
, 血
中の
放 射 性ヨ ウ素値を
増 加さ せ る こ と を
明ら か に し た
. ま た Y
a m a shi t
a
を
増 加さ せ る こ と を
明ら か に し た
.ま た Y
a m a shi t
ら
2 4 Iは
, 甲状 腺の
組 織 片を
培 養基 中に
取り
出す こ と に
よ
って
下垂
体か ら の影 響を
除外し
, こ の
組織 片に ア セ チ ル
コリ ン を
作用 さ せ る と
,組 織 片の
環 状3
ノ,5 プ ア ノ シ ン リ ン酸 くcy
cli
c3
,5
−g
u a n O Si
n e m o n op h
o sp hat
el
含 有量 が
増 加す る こ と を
証 明し た
. こ れ ら の実 験に よって
, 甲 状腺の
機能 調 節に お け る自 律 神経 系の
役割
に よって
, 甲 状腺の
機能 調 節に お け る自 律 神経 系の
役割
の
役割の 重要 性が
, 近 年 再認 識さ れ る よ う に な
った
.
神経
の
構 造 的見 地か ら す る 甲状腺の
神経 支 配に
関し て は
, 古く
v o n C y
o n2 5l
,
R h i
n eh
a rt
2 6I,N
o nid
e z2 71,
H
ol
mg
r e nら
2 81に よっ て
, 鍍銀 法や メ チ レ ン ブ ル
ー 染
色 法
に よ る組織 学 的検 索が な さ れ
, 甲
状 腺に は, 頚 部
交 感神 経 幹, 上
喉 頭神 経, お よ び
反回
神経か ら供 給さ れ た
神 経 線 推が
, 濾胞 問お よ び
動脈周
囲に
神 経網を 形
成し て
いる こ と が 知 ら れ て
いる
. 近 年
, 組 織化
学 的方
法を用 い て
, 甲
状 腺の
神 経 網に
, カ テ
コ ー ル ア ミ ン
螢
光を 示 す
神 経 線 推が
存 在す る こ と が
, M
el
a nd
e r
上
喉 頭神 経,お よ び
反回
神経か ら供 給さ れ た
神 経 線 推が
, 濾胞 問お よ び
動脈周
囲に
神 経網を 形
成し て
いる こ と が 知 ら れ て
いる
. 近 年
, 組 織化
学 的方
法を用 い て
, 甲
状 腺の
神 経 網に
, カ テ
コ ー ル ア ミ ン
螢
光を 示 す
神 経 線 推が
存 在す る こ と が
, M
el
a nd
e r
ら
2 9 ト 3 2 1に よっ て
指摘さ れ
,ま た ア セ チ ル
コリ ンエス テ
ラ
ーゼ
活 性を 示 す
神経 線 推の
存 在が
,A
m e nt
aら
3 31と V
a nS
a nd
eら
3 4り こ よ
って
報 告さ れ た
.し か し
,こ れ ら 2 種の
神 経 線推の
微構 造, 由 来, お よ び 分布 密 度に
関
す る
詳 細は
, い ま だ 明確で は ない. ま た
, 甲
状 腺 内に
に
関す る
詳 細は
,い ま だ 明確で は ない. ま た
, 甲
状 腺 内に
ま た
,甲
状 腺 内に
神 経 節
が
存 在す る こ と が
,P
e r e m e s ch k
o 吋,
N
o ni
−d
e z3 613 71,
A h te n ら
3 8 ナに よ
って
報 告さ れ て
いる が
,A
nd
e r s s o n3 9l,R h i
n eh
a rt
2 引,H
ol
mg
r e nら
2 81は
,そ の
存 在を否
定し ている
. 現
在の と こ ろ
, 甲
状腺の
内 部あ る い は そ の 近
傍に お け る
神 経節る
.現
在の と こ ろ
の
存否 す ら も
定 見が な く
,こ れ の 甲状線 神 経 支配に
対す る
意義は
全く 不 明 と い
って よ い
.著 者
は
, マウ ス の 甲
状 腺に 分布す る
神 経の
走 路を 明 ら か に す る た め
, 神経 染色を
施し た
連 続切
片を
, 再構
築 法に よって
検 索し た
.
て
検 索し た
.つ
い で
, 腺 内の
神経 要 素の
微 構 造を 明 ら か に す る た め
, 神経 染 色,組 織 化学 的 方法,お よ び電子
顕 微鏡 観 察に よって
検 索し た
. さ ら に
, 甲
て
検 索し た
.さ ら に
86 9
状 腺
を
支 配す る
神経 線 維の
由 来, 走 路, 終 末の
特色を
確 認す る た め
, 各 種の
侵 襲に よ る神 経 変 性 実験を
行
な
った
.
材 料
お よ び方 法
実 験 動 物
と し て
, 成 熟し た
純 系E H
−1
種マウ ス
く
血
び曙
乃 gガ
マa r. 戊加 ゎ
1を 用 い, 以 下に
記す る よ う な
各種の
方 法に よ
っ て
検 索を
実施し た
.工
. 光 学顕
微 鏡に よ る
検 索 法1
. 実体顕
微 鏡に よ る
神 経横の
観 察外部
か ら 甲状 腺に 入 る各 種神 経 枝の
走行を
, 実 体顕
微 鏡下に
観察す る た め
, マ ウ ス を
背位に
固定し
, 頸 郡
の
皮 膚を
除却し
, 注意 深く
甲 状腺を
霹出し
, 組織を
固
定す る と と も に
乾 燥を
防止 す る た め
, 観 察部に 1 % 酢
酸を塗
布し て
, 甲
状 腺に
分 布す る
神 経枝の
走 行を
観 察
記録し た
.
の
走行を
, 実 体顕 微 鏡下に
観察す る た め
, マウ ス を
背位に
固定し
, 頸 郡の
皮 膚を
除却し
, 注意 深く
甲 状腺を
霹出し
, 組織を
固 定す る と と も に
を塗
布し て
2
. 神 経線 維 軸 索の
走行の
描画 再
構築法
甲状 腺
を
,上
頸 神経 節, 迷 走神 経, 喉 頭, 気 管,お よ び こ れ ら の
背 後に あ る組 織と
共に
一 括し て
取り
出
し
, 本陣 写 真鏡 法 くp hot
og
r ap hic sil
v e r st
ai
ni
ng
l4 01
t
og
r ap hic sil
v e r st
ai
ni
ng
l4 01
に よって 1 5 ノ
上m の
連 続切 片と し
,各 切 片に お け る神 経
枝の
位置を
紙上 に
投影 記録し
,描 画再構 築 法に よっ て
,
の
位置を
紙上 に
て
,外部
か ら
甲状 腺に
到る
神経 枝の
走路を
追 跡す る と と も に, 甲状 腺 内に お け る
神経 線 推 軸索の
分布と
終 末を
検 索し た
.こ の
鍍 銀 法に よ る と, 神経 線推の
軸索が
, 黒
色な い し
褐 色に
特 異 的に
染 色さ れ る
.
3
. 神 経髄
鞘 染 色法
有 髄 神経 線維
の
髄 鞠の
染 色は
,オ ス ミ ウ ム髄 鞘染 色
法4 7つに よ
った
.こ の
方法に よ る と,髄 鞘は 黒
色に
染色さ れ る
.
工 工
. 組織イヒ
学 的検 索法 1
.カ テ
コ ール ア ミ ン
螢 光検 索F
u r n e s sら
4 2 1の Fag lu 法の N
ak
a mu r a4 3Iに よ る改
良 法で あ る ホ ル ム ア ル デ ヒ ド
. グ ル タ
ー ル ア ル デ ヒ ド. シ
ュ ー ク
ロ ー ス
くf
o r mald
eh y d
e−g lut
a r al d
eh y d
e−
s u c r o s e,F G S
l 固 定法に よった
. こ の
方 法に よ る と,
の N
ak
a mu r a4 3Iに よ る改
良 法で あ る ホ ル ム ア ル デ ヒ ド
. グ ル タ
ー ル ア ル デ ヒ ド. シ
ュ ー ク
ロ ー ス
くf
o r mald
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e−g lut
a r al d
eh y d
e−
s u c r o s e,F G S
l 固 定法に よった
. こ の
方 法に よ る と,
シ
ュ ーク
ロ ース
くf
o r mald
eh y d
e−g lut
a r al d
eh y d
e−
s u c r o s e,F G S
l 固 定法に よった
. こ の
方 法に よ る と,
た
.こ の
方 法に よ る と,
組 織 中
の カ テコ ー ル ア ミ ン は, 黄 緑 色に
輝い た螢 光を
発す る
. 同 時に
濾 胞細 胞 内の
水解小
体が
弱い
黄色の
螢
光を発 す る が
, こ の
蛍 光は カ テ
コ ー ル ア ミ ン の
螢光と
に
輝い た螢 光を
発す る
. 同 時に
濾 胞細 胞 内の
水解小
体が
弱い
黄色の
螢
光を発 す る が
, こ の
蛍 光は カ テ
コ ー ル ア ミ ン の
螢光と
は
容 易に
識 別で き る.
2
.ア セ チ ル
コリ ンエス テ ラ
ー ゼ 活
性 検 索K
a r n o v sk y ら
小りの チ オ コ リ ン
法を
改 良し た
N
ak
a m u r aら
4 51に よ る ル
ベア ン酸 増 強 法くr ub
e a ni
c.
a ci d
−e nh
a n c e me nt
m et h
od
lを
使用 し た
.こ の
方 法に よ る と, ア セ チ ル
コリ ンエス テ ラ
ー ゼ
惰 性陽 性部 位が
, 特 異的に 黒色に
検 出さ れ る
.
III
.電 子 顕
微 鏡に よ る
検 索法
8 7 0
加腺 内
の
神経 終 末部の
電顕 検 索に は, T
r a n z e r ら
4 61の
重ク
ロム
酸 固定 法を 用 い た
. こ の
方 法に よ る と, 神経
組 織 中の カ テコ ー ル ア ミ ン
含 有物が
, き わ め て
電子
密
度 大な
物 質と し て
検 出さ れ る
. 甲 状腺の
吻 側, 中央,
の カ テコ ー ル ア ミ ン
含 有物が
, き わ め て
電子
密 度 大な
物 質と し て
お よ び尾側の
各部 位か ら
腺 組織の 小片を
採り
, 上
記の
を
採り
,上
記の
固定 法
に よって
固定後,エタ ノ
ー ル
系 列で
脱水,エポ ッ ク 8 1 2 に包埋
, L K B 2 08 8 ウ ル ト
ロ ト
ー ム に よ
って
薄 切 片を
作製, 酢酸ウ ラ
ニル
.鉛二 重染 色 法岬を
施し
,
H ロ
.1 2 型 あ る い は H
−50 0 型
電子 顕
微 鏡に よっ て
写 真
撮 影を
行な
った
.電顕 検 索用の
薄 切 片の
作 製と
同 時に
,
約
1 声m の
切 片を
作り
, 大 和4 81の
方 法に
従って ト ル イ ジ ン ブ ル ー 染色を
施し
, 光顕 観 察に よ る
組織 部 位の
同
定に 用 い た
.
を
施し
, 光顕 観 察に よ る
王V
. 神経 線稚二 次 変性 実験法
甲状 腺
を
支配す る
神経 線維の
起 源と
終 末の
検 索を
目 的と す る 二次変性 実験の た め
, チ オ ペ ン タ
ール の腹 腔
内注 射 く0
.1
mg
ノg
I に よ る麻 酔下 に
, 実体 顕 微 鏡を 用 い て
, 次に
記す る よ う な
種々 の神 経 切 断 ある い は
神 経
節 切 除実 験を
行な
った
. 手術 後,1 6
, 24
時 間, 2
, 4
,
下 に
る い は
神 経 節 切 除実 験を
行な
った
. 手術 後,1 6
,24
時 間,2
,4
,7 日 を
経た
マウ ス の
, 手 術例の
甲状 腺 葉の
, 吻 側部 . 中央 部.尾
側 部か ら
,そ れ ぞ れ
腺 組 織の 小片を
採り
,
以
下正
常な
マウ ス の場 合と
同様に
試 料を
処理 し
, 術 後
の
変 化を
検 索し た
. ま た
手術 側の
傍 甲 状腺 神 経 節に つ
い て も, 同様に
術 後の
変 化を
検 索し た
.
1
.上 頸
神 経節の 切除
内頸 動脈
と
頭 長 筋の
間を
広 げて
,上
頸 神 経 節を
確 認し て
,こ れ を切 除し た
.
2
. 外頸
動脈
神 経の 切断
内頸 動脈
と
頭 長 筋の
間を
広 げて
, 上頸 神 経 節を
確 認し
,そ の
尾 内側 郡か ら
発す る
外頚 動脈 神 経を
,そ の
起 始 部で
切断し た
.3
. 串無
神経 節お よ び 星状神 経 節の 切除
胸 骨 柄
を 正
中で
切 断し
, 切 断し た
部位を 左
右に
広げ て
縦 隔の
前上
部を
露 出さ せ た
後,ま
ず鎖 骨 下 動脈の
腹 側面に
位置す る
中頸神 経節を
切 除し
, 次に
総 頸 動脈の
起 始部
と
頸 長筋の
間を
広 げ, 胸 管と
頸 長筋の
間に
位 置す る 星
状神 経 節を
確認し て
,こ れ を切 除し た
.
4
.反
回神経お よ び 上食 道動 脈 神 経 未輪 郭の 切断
気 管の
外 側壁に
沿って
走る 反 回
神経と
, こ れ に 並行
し て
走る 上
食道 動脈 神 経の
末 梢 部と を
, 上
食 道 動脈と
共に
, 胸骨 柄の
吻 偶の
部位で
切 断し た
.
の
外 側壁に
沿って
走る 反 回
神経と
,こ れ に 並行
し て
走る 上
食道 動脈 神 経の
末 梢 部と を
, 上
食 道 動脈と
共に
, 胸骨 柄の
吻 偶の
部位で
切 断し た
.
5
. 傍甲 状腺 神 経 節切
除お よ び 上
食道 動 脈 神経の 切 除
上
喉頭 神 経が 甲
状腺の
吻 側端を
横 切る
部 位に
存 在す る
傍 甲状 腺 神経 節を切
除し た
. 本来は
,こ の
神経 節の み を切除す る
実 験を
行い た かった の で あ る が
, 傍 甲 状
腺 神経 節の
切 除の
際に
, す ぐ
近く を
走る 上
食道 動 脈 神
た の で あ る が
, 傍 甲 状 腺 神経 節の
切 除の
際に
,す ぐ
近く を
走る 上
食道 動 脈 神経
を必
ず傷つ け る の で
,上
記の
神 経 節と
神 経を
, 実 体 顕 微鏡 下に
確 認し て
, 同 時に
切 除 切 断し た
.6
.上
喉頭
神 経の 切断
上
喉 頭 神 経が
迷走 神 経か ら分枝し て ま も な い
部 位
で
,こ れ を 切断し た
.
成 績
1
. 実 体顕 微
鏡お よ び
光顕 再
構 築法 に よ る 所 見
実体 顕 微 鏡に よ る観 察, な ら び に
写 真 銀 法を
施し た
連 続切 片の
光顕 再構 築 観察に よって
, 甲 状腺周 辺 に
分
布す る
神 経お よ び神 経 節の
走 路と
位 置を
追 求し た
. そ
の
結果を
図1 に 示 す
.上
頸 神 経 節くs cg
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, 長 径約2
m m ,短径 約1
m mの
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