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『薬剤学(第2版)』11章の章末問題解答例

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ベーシック薬学教科書シリーズ『薬剤学(第

2

版)』章末問題解答

11

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『薬剤学(第 2 版)』11 章の章末問題解答例

1. 吸 収 促 進 剤 で あ る カ プ リ ン 酸 ナ ト リ ウ ム の 生 体 膜 へ の 作 用 メ カ ニ ズ ム を解説せよ.

カプリン酸ナトリウムにより,細胞内のカルシウムレベルが上昇し,細胞骨 格系の収縮が活性化される.そこで,生体膜の細胞間隙ルートが一時的に開口 し,薬物吸収が促進される.

2. 核酸医薬であるアンチセンスとアプタマーについて説明せよ.

アンチセンスは疾病の原因遺伝子の mRNA と相補的な配列を導入し,異常な タンパク質の発現を抑制する.例: Vitravene

®

( Fomivirsen )

アプタマーは一本鎖の RNA , DNA からなる核酸抗体であり,標的タンパク質 に結合しその機能を阻害する.例: Macugen

®

( Pegaptanib )

3. 遺伝子医薬品のデリバリーに用いられるおもなベクターをあげて,それ ぞれの長所と短所を説明せよ.

レトロウイルスベクター:増殖細胞の染色体に目的遺伝子が組み込まれ,長期 の発現が期待できる.しかしながら,宿主細胞の染色体に遺伝子がランダムに 挿入され,発がんの危険性がある.

プラスミド DNA :製造コストが安く,病原性がない利点があるものの,発現は 一過的である.

カチオニックリポソーム:調製・加工が容易で,細胞毒性が低いが,遺伝子導

入および発現効率が低い.

参照

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