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(1)

韓国ソウル特別市における老人福祉体系の現状と課 題─「死角地帯」の考察を通して─

著者 高橋 明美

雑誌名 明治学院大学社会学部付属研究所研究所年報 =

Bulletin of Institute of Sociology and Social Work, Meiji Gakuin University

巻 48

ページ 65‑77

発行年 2018‑03‑20

その他のタイトル Current Status and Issues of Welfare System for The Elderly In Seoul City─Focus on  The Blind Area

URL http://hdl.handle.net/10723/00003353

(2)

1 研究の背景と目的

 筆者はソウル特別市(以下ソウル市)の訪問介 護とデイサービスを提供する法人を中心に、現 場職員の研修活動を継続的に行っているが、そ の活動の中で知り合った老人福祉関係者から 度々「死角地帯」という言葉がでることが気に なっていた。

 韓国において「死角地帯」とは文字通り「見 えない部分」という意味であり、福祉分野にお いては要件が適合せずに各種制度が使えない層 や、ニーズが潜在していて制度等に結びつかな い層、人々の関心外にある分野や地域を指して いる。

 韓国では2014年、ソウル市S区に居住してい た母(60)、長女(35)、次女(32)の3人が、地下 の貸間で生活苦を理由に練炭心中を図った「3 母娘事件」をきっかけに、「死角地帯」が度々 ニュースなどに取り上げられるようになった。

この事件では長女は糖尿病などの慢性疾患があ り、次女は生活費と医療費を捻出するために借 金を負っていた。食堂で働いて生計を支えてい た母が失業したため生活苦に陥り心中に至った のであるが、家の大家に家賃と公共料金の支払 い分として70万ウォンと、「本当に申し訳あり ません」とのメモと家計簿を残しており、その つましい生活ぶりが表に出ることとなった。そ して、母娘は数年前に生活保護の相談に行った が、長女と次女には勤労能力ありとされて受理

されなかったことから(筆者注;韓国では扶養 義務者と勤労能力の判定が日本よりも厳しい)、

「福祉の死角地帯」として大きく報道され、社 会の同情と関心を集めた。

 その後、世論の高まりも受け、2015年国民基 礎生活保障法が抜本改正され、医療扶助などの 各扶助が単給化された。また、生活保護の要件 に満たないボーダーライン層(筆者注;韓国で は次上位層という)に対しての緊急支援制度が 拡充され、行政のアウトリーチ機能を強化した

「訪ねていく洞住民センター」事業開始につな がった。そして、この事件を契機に、老人福祉 分野でも制度やサービスに結びつかない「死角 地帯」がクローズアップされてきたのである。

 しかし一方で、ソウル市は国の施策に上乗せ する形で、多様な老人福祉施策を展開している。

元気な高齢者が地域で集う敬老堂や老人福祉館 から、高齢者の地域生活を支える高齢者トルボ ム統合支援センター、ホームヘルパー派遣、認 知症支援センターなどが各地域に展開されて、

多様なサービスが提供されている。また、介護 が必要な高齢者に対しては、2008年に施行され た療養保険制度に基づいた、民間のケアサービ ス提供機関が数多く存在し、私立以外にも市立 の療養院(筆者注;日本の特別養護老人ホーム)

も設置されている。この他老人虐待に関する活 動を専門的に行う老人保護機関もある。

 これらの多くの機関が存在しているにもかか

韓国ソウル特別市における老人福祉体系の現状と課題

─「死角地帯」の考察を通して─

高 橋 明 美

(3)

わらず、なぜ「死角地帯」があるのか。「資格 要件的にサービスから取り残された層」がある のか、「発見できずに支援に結びつかない人々」

が地域に点在しているのであろうか。そもそも ソウル市の老人福祉体系はどのようになってい るのか。そして「死角地帯」についてどのよう な施策を展開しているのだろうか。本稿ではこ れらの疑問に基づき、ソウル市の老人福祉提供 体系の現状を整理した後、その課題を考察する ことを目的とする。

 韓国の老人福祉事業に関しては、すでに金美 辰(2012)が老人福祉館の利用実態とその意義を 論じたほか、鄭煕聖(2014)が老人見守り基本 サービスの課題を論じている。また、羅珉京

(2016)は韓国全土で進められている「希望福祉 支援団」に着目し、事例管理を中心にその有効 性と課題を探っている。これらを踏まえ、本稿 では各事業や機関の機能や役割だけではなく、

全体像の把握とそれらの関連についてみていく こととする。

 なお、本稿における「老人福祉体系」とは、

老齢年金や生活保護など所得保障部分について は除外し、老人福祉法および老人長期療養保険 法、認知症管理法などに基づく「生活支援」を その範囲とする。

2 研究の方法

 本稿ではまず、ソウル市の老人福祉体系の全 体像を文献や行政資料から明らかにしていく。

次いで、「訪ねていく洞住民センター」の優秀 賞を3年連続受賞し、高齢者トルボム統合支援 センターを拠点機関として老人福祉施策を展開 しているU区と、3母娘事件が起き、老人福祉 館を拠点機関としているソウル南東部のS区を 例にその実態をみた後、死角地帯の考察を通し て老人福祉体系の現況と課題を明らかにする。

調査期間は2017年2月13日〜2017年3月4日で

ある。各機関からは資料の引用および使用にお いて同意を得ている。

 なお、トルボムとは韓国の固有語で「手助け」

といった意味を持っている。介護や見守りと訳 されることもあるが、見守りから身辺の世話、

生活支援から身体介護まで幅広い意味を持って いるため、本稿においてはそのままトルボムと 表記する。

3 研究結果

(1) ソウル市の老人福祉体制

1) ソウル市における老人福祉体系の全体像  韓国ソウル市の人口は、ソウル市のホーム ページによると2017年2月現在、1,017万8,395 人であり、うち65歳以上の高齢者は133万9,211 人、高齢化率は約13.2%となっている。 (http://

stat.seoul.go.kr/jsp3/seoul100.jsp?link=4  2017.8.21閲覧)

 韓国全体の高齢化率は13.8%であり、韓国お よびソウル市の高齢化率が特に高いわけではな い。しかし、韓国は2000年に高齢化率が7%を 超えた後、2018年に14%を超えると予想されて おり、高齢化が急速であるために老人福祉の体 系的な充実が課題となっている。

 韓国の老人福祉体系は、1981年に施行された 老人福祉法と、2008年に施行された老人長期療 養保険法の二本立てで構成されている。この他 認知症対策として、2012年に認知症管理法が施 行され体制整備が行われている。そして、ソウ ル市においては国の政策に上乗せして独自の福 祉施策を提供している。本項においては、ソウ ル市の老人福祉施策の全体像を把握し、各事業 の内容を概観することとする。

 ソウル市では日本の市区町村が発行している

ような、「高齢者情報」といった市民向けのパ

ンフレットや冊子を見ることはできなかった

が、洞住民センターで住民の福祉の相談に応じ

(4)

る福祉専門公務員向けの「福祉プランナーハン ドブック」が発行されていた。ハンドブックの 中で「老人」の項目で挙げられていた事業をま とめると、表1のようになる。なお、洞住民セ ンターとは各市郡区の下位行政単位であり、日 本でいうところの出張所に相当する。ソウル市 は25の自治区があり、その下に424の洞住民セ ンターが設置されている。洞住民センターは住 民にとって最も身近な行政機関であり、住民登 録から福祉の相談まであらゆる案件が持ち込ま れる。

 表1中、※印はソウル市の独自施策であり、

国の施策に上乗せして多様な事業を展開してい ることがわかる。また、韓国では1999年に国民 皆年金制度となったこともあり、現在の高齢者 は年金が不十分なことから、仕事に関する事業 が多い。さらに社会参与についてはほとんどが ソウル市の独自施策となっており、ソウル市が 高齢者の社会参加について力を入れていること も見て取れる。

2) 老人福祉施策と提供機関の詳細

 本項においては、老人関連事業を提供してい る各機関とその事業についてソウル市の分類に 沿いながらみていく。

①健康管理

 老人の健康管理の中心となるのは保健所であ る。保健所は各区に1カ所設置され、区によっ ては支所や診療センターなどを別途設けている 場合もある。健康診断、運動処方、義歯補修な どを行うほか、低所得世帯を中心に訪問による 健康管理を行っている。認知症検診のほか、認 知症関連プログラムを実施している保健所もあ る。

 また、認知症対応に特化した機関として認知 症管理法を根拠とする認知症支援センターが各

区に1カ所設置されている。これは、認知症予 防および認識改善教育、認知症初期診断、精密 検診、認知症進行予防プログラム、治療費の支 援、専門職の認知症対応力強化教育事業などを 行っている。認知症支援センターを利用した高 齢者は登録され、それぞれの状況が把握できる ようになっている。このセンターには、看護師、

社会福祉士、音楽治療士、作業療法士などが配 置されて支援を行っている。

②トルボム(生活支援)

 トルボムサービスは、虚弱あるいは生活基盤 の弱い老人への生活支援サービスである。総合 老人福祉館、高齢者トルボム統合支援センター、

在宅老人福祉センターなどが提供している。こ れについては次項で詳述する。

③仕事 

 まず、韓国の老人に対する所得保障について 簡単に整理する。韓国では国民年金制度が1988 年から始まり、1999年に皆年金となった。国 民年金統計年報(2016:8)によると2016年の受 給者は438万5,000人、1人当たりの支給額は年 390万ウォン(筆者注;100ウォン≒10円)程度で ある。韓国の高齢者数は710万人であることか ら考えると、年金受給者も少なく、額も不十分 である。無年金者には老齢基礎年金制度がある が、これは独居で月約12万ウォン、夫婦世帯で 約19万ウォンとなっており、生計を支える額に はなっていない。不足額については、子どもに よる扶養や自身の勤労によって補わなければな らない。したがって、仕事に対する施策が日本 よりも求められている。

 仕事の支援は老人福祉法第23条の2の老人働 き口支援が根拠となっており、大韓老人会、シ ニアクラブ、老人福祉館などが主に行っている。

大韓老人会が行っている就職支援センターは全

(5)

生計支援 基礎年金

人生転換期健康診断事業(44歳~66歳)

※賃貸住宅入所者無料検診サービス

※お年寄り訪問健康管理サービス(保健所・洞住民センター)

※老人個人別運動処方サービス 老人眼検診および開眼手術 老人義歯補修(保健所義歯事業)

老人インプラント支援事業 前立腺など老人性疾患予防

※インフルエンザ、肺炎球菌無料予防接種 院外薬剤費支援

賃貸住宅入居者診療奉仕 認知症治療管理費支援事業 認知症健診支援

※認知症老人徘徊、失踪U-ソウル安全サービス

※安全Dreamの指紋等事前登録制

※認知症支援センター運営

※国民基礎死角地帯老人長期療養保険本人負担金支援

老人長期療養保険(施設給付、在宅給付、福祉用具、特別現金給付)

※老人のためのトルボム旅行サービス

※国民基礎死角地帯老人老人トルボム総合サービス本人負担金支援

※在宅老人支援サービス 老人トルボム基本サービス 老人トルボム総合サービス 独居老人応急安全トルボム

※無料霊柩車支援

※無縁故死亡者祭礼サービス

※低所得死亡者祭礼費支援

※低所得欠食お年寄り無料給食

※お年寄り情緒支援(自殺予防)サービス 老人保護専門機関

老人社会活動支援事業(60歳~64歳)

※高齢者就職斡旋支援

※ベビーブーマー働き口エキスポ開催(50歳以上)

就職成功パッケージ(18歳~64歳)

※専門職募集(55歳~64歳)

※お年寄りシニア記者団(50歳以上)

※賃貸住宅入居者支援

※壮年創業センター(40歳以上)

※希望設計アカデミー(40歳)

シニア技術創業支援(警察庁事業 40歳以上)

賃金ピーク支援金 60歳以上高齢者雇用支援 高齢者多数雇用支援(55歳)

定年延長支援(60歳以上)

定年退職者再雇用支援 独居老人社会関係活性化事業

※老人専門埼葛体育指導者派遣

※死への準備(ウェルダイイング)プログラム

※お年寄り実費農場 お年寄り文化プログラム

※お年寄り幸福コンサート

※低所得お年寄り文化公演観覧支援

※ソウル老人映画会開催

※賃貸住宅入居者長寿写真撮影

※ソウル市シニア専門奉仕団

※ソウルヤングシニア奉仕団(50歳以上)

※老人総合福祉館

※小規模老人福祉センター

※敬老堂活性化および余暇プログラム支援

※人生模索支援センター

※シニアポータル50+ソウル

※夢見る青春芸術大会

※お年寄り実費映画館

※お年寄りアカデミー

※お年寄り情報化教育

※高齢層情報化教育

※オンライン情報教育

※お年寄り民生侵害予防教育

※老後設計サービス

※専門職引退お年寄り人生再設計サービス

※お年寄り優待用交通カード発給 その他減免制度

福祉プランナーハンドブック ソウル市(2015.10)P10~73より 筆者作成 教育・学習

料金減免制度

公共働き口関連 創業関連

事業場支援関連

社会参与

社会参与関連

文化関連

ボランティア関連

関連機関 健康管理

健康検診

治療支援

認知症関連

長期療養保険関連

トルボム関連

就職関連

仕事

(トルボム)生活支援

表1 ソウル市における老人関係事業一覧

(6)

国で254カ所、ソウル市内の20区に設置され、仕 事の紹介と相談を行っている。シニアクラブは、

日本でいうシルバー人材センターの位置づけに 近いものであるが、仕事の紹介だけではなく、

クラブでクッキー製作や洗濯などの事業を運営 し、そこで雇用も行うことが特徴である。現在 ソウル市内には7カ所設置されている。例えば、

U区のシニアクラブは、ベビーケア、公共施設 管理、老人家庭の家事援助などの公益事業を9 事業、中学校給食補助や講師活動、クッキー製 造と販売などの働き口事業を8事業、固有事業 として菓子店の運営も2カ所行っており1,040人

(実人員)が活動している。これ以外に老人福祉 館においても、仕事の紹介や、低所得者を中心 とした社会活動参加型活動の紹介、相談に応じ ている。

④社会参与(余暇)

 余暇については、老人福祉法第36条に老人余 暇福祉施設として位置付けられており、老人教 室、老人大学、敬老堂、老人福祉館が提供機関 である。中でも社会教育的意味合いが強いのが 老人教室と老人大学であり、キリスト教教会な どの民間に委託して運営されている。2015年12 月現在で、老人教室は370カ所、老人大学は26 カ所運営されている。

 敬老堂(65歳以上)は地域の老人の最も身近 な居場所であり、ソウル市内に3,346カ所ある。

独自の建物を持っている場合もあるが、老人福 祉館や社会福祉館などの施設の中に設置されて いることもある。現在は趣味活動などの「場」

の提供としての位置づけであるが、高齢者の身 近にある利点を生かし、介護予防などの拠点と して活用していく動きもある。

 60歳以上が利用できる老人福祉館は、老人福 祉法上では余暇福祉施設として位置付けられて いるが、それにとどまらず多様なサービスを実

施している。ソウル市には大規模な総合老人 福祉館が32カ所、小規模な老人福祉館(正式名 称は小規模老人福祉センター)が44カ所設置さ れている。総合老人福祉館のほとんどはソウル 市立であり、施設や社会教育プログラムが充実 し、無料給食(所得によっては低額の費用負担 もある)も実施しているため日々の利用者が多 く、最寄りの地下鉄駅などからシャトルバスを 運行していることもある。老人トルボム基本 サービスの拠点として指定され、安否確認の電 話訪問や家庭訪問を行う生活管理士を配置して いるところも多い。一方、小規模な老人福祉館 は区立であり、総合老人福祉館にはない地域に 密着した形での多様なプログラムを実施してい ることが特徴である。また敬老堂の支援を行っ ている老人福祉館もある。 (数字出典ソウル市 福祉ウェブサイト(http://welfare.seoul.go.kr/

archives/149682017.5.18閲覧)

⑤人権保護(虐待関連)

 老人虐待や人権侵害については、老人保護専 門機関が対応する。これは老人福祉法第2条に 根拠を持ち、ソウル市内では2カ所設置されて いる。また老人虐待については、全国共通の相 談電話もあり、ソウル市だけではなく全土での 取り組みが進められている。

(2) ソウル市のトルボムサービス

 ソウル市のトルボムサービスについては、ソ ンインジュら(2015)が

表2のように類型化を

行っている。以下、表2および保健福祉部発 行の老人トルボム事業案内(2016)、ソウル市の 福祉ウェブサイト(https://welfare.seoul.go.kr/

archives/507 2017.4.28閲覧)と訪問機関の資料 をもとに、トルボムサービスの内容を見ていく。

 トルボム基本サービスとは、65歳以上の療養

サービスが必要でない独居老人を対象とした、

(7)

安否および状況確認を中心としたサービスであ る。ソウル市では各区に1カ所、計25カ所を提 供機関として指定しているが、主として老人福 祉館がそれを担っている。具体的には生活管理 士が、対象者を週1回の家庭訪問と週2回の電

話訪問で安否確認し、そのほか生活教育事業を 行うこととなっている。なお、対象者に一律の 所得制限はなく総合的に判断するとされ、利用 は無料である。本人等の申請、あるいは関係者 からの発見があった場合、提供機関の生活管理

表2 在宅老人トルボムサービスの概要

名称 対象 主体 関連法 該当機関 サービス方式 サービス内容 施行時期 および措置 老人トルボ

ム総合サー ビス

-満65歳以上独 居、 老 人 夫 婦 世 帯、 老 人 性 疾患者中平均 所得200%以下 -長期療養保険 等級外者平均 所得150%以下

保健福祉

部 老人福祉

法第27条 老人福祉館ま たはデイケア センター144カ

所 申請

社 会 サ ー ビ ス 電 子 バ ウ チャー

活動支援 昼間保護サー ビス+短期家事サー ビス

2006年社会サー ビスバウチャー と同時に開始 し長期療養制 度導入に補完

在宅老人支

援サービス -満65歳以上独 居-等級外者、生 活保護受給と 非受給

社会福祉法人、療 養機関

社会福祉事 業 法、

老人福祉 法

在 宅 老 人 支 援 セ ン タ ー

(28カ所認定)

民間委託

在 宅 老 人 支 援サービス、

有 給 ボ ラ ン ティア派遣

友愛訪問安 否 電 話、 家 事、掃除 後援連携等 緊急支援網構 築

1987年 家 庭 奉 仕 員 派 遣 事 業 か ら 開 始、

2010年 老 人 福 祉法改正で事 業名変更 高齢者トル

ボム統合支 援センター

-低所得独居老 人

-トルボムが必 要な低所得老 人

ソウル市 ソウル市 独居老人 支援計画

5カ 所 運 用

(拡大計画) サ ー ビ ス 統 合 管 理 お よ び直接提供

在宅老人支援 サービス統合 管理

2013年( ト ル ボ ム、 基 本、

独居老人マッ チ ン グ、 在 宅 管 理 者、 在 宅 老人支援セン ター統合)

老人トルボ ム基本サー ビス

-満65歳以上療 養サービスが 必要ではない 独 居 老 人( 一 般、低所得)

-所 得、 健 康、

住 居、 社 会 的 などの水準で 評 価 し、 保 護 の必要が高い 順に対象者選 定

保健福祉部 老人福祉

法第27条 25拠 点 機 関

(独居老人生 活管理士824 名)

洞住民センター判断

訪 問 連 絡

サービス 家 庭 訪 問、 電 話 安 全 確 認、

生活教育と予 防、 食 事 配 達 支 援 員、 生 活 管理士派遣

2008年施行

(2007年日常的 危険の最弱独 居老人の安全、

配食サービス 連携を支援す るために独居 老人生活指導 者派遣事業開 始、 老 人 福 祉 館が進行機関 として運営)

独 居 老 人 マッチング サービス

-65歳以上 独

居低所得老人 ソウル市 老人福祉

法第27条 25自治区(拠

点機関指定) 独 居 老 人 調 査 対 象 別 管 理

独居老人実態 調査DB管理 老 人 生 活 に 合ったサービ ス支援

2012年 ソ ウ ル 市 独 居 老 人 マ ッ チ ン グ サービスは独 居老人実態に ついて電算管 理と事例管理 のために人力 支援

出典;ソウル市在宅老人トルボムサービス体系協力方案研究(2015)ソンインジュ他 P13 表2-1 筆者一部改変

(8)

士が家庭訪問を行い、ソウル市が必要性を判断 して利用が始まる。

 トルボム総合サービスとは、療養保険制度で 等級外A,Bと判断され、世帯の平均所得が保健 福祉部の定めた中位所得の160%以下である者、

あるいは区庁で認定された次上位層以下で療養 等級1〜3の者が対象である。月27時間または 36時間の身辺介助(食事、洗面、介助、外出同 行)、月27時間(9日)または36時間(12日)のデ イサービス、年6日の認知症家族支援サービス、

月24時間の短期家事サービスが利用できる。本 人負担金は所得によって異なるが無料から月6 万4,000ウォンである。利用希望者は療養保険 制度で等級外A,Bの通知を受けた後に洞住民セ ンターへ申請に行き、一部負担金を支払うと電 子バウチャー(カード)が発給される仕組みであ る。そしてそのバウチャーを使い、直接各療養 保険サービス提供機関に申し込みをしてサービ スを利用する。サービス提供機関として224カ 所が指定されている。

 在宅老人支援とは、ソウル市が福祉死角地帯 解消および予防のため2010年度から開始した市 の独自事業で、在宅老人支援センターが担当し ている。具体的な事業は対象者のためのボラン ティアや地域社会を含めたネットワーク作り と、地域社会における緊急支援ネットワークの 構築などであるが、緊急時にはセンター自ら直 接支援に入ることもある。このセンターは、ソ ウル市内で各区1カ所以上、計28カ所設置され ている。療養保険制度でサービスを行っている 事業所が指定を受けて運営する場合や、本事業 のみで事業所運営を行っている場合もある。

 高齢者トルボム統合支援センターは、ソウル 市が独自に先駆的に設置したセンターであり、

市内に5カ所ある。老人福祉館、在宅老人支援 センターなど各施設にまたがっていた事業を統 合し、一元的に管理運営することが目的である。

したがって、高齢者トルボム統合支援センター が設置されている区においては、老人福祉館は 余暇活動を中心とした施策を提供している。た だし、高齢者トルボム統合支援センターでは、

等級外者を対象としたトルボム総合サービスは 実施していない。

 独居老人マッチングとは、独居老人のデータ を電算システムにいれたデータベースであり、

これを活用して対象者の管理をすることを期待 されている。

 ここまでソウル市の老人福祉施策の概要につ いて述べてきたが、これらを一連の流れとして 表すと図1となる。

(3) 老人福祉施策の展開の実際

 ソウル市では高齢者の相談の窓口として、老 人福祉館を活用してきた。しかし、2013年から は前述の通り従来の総合老人福祉館からトルボ ムサービスの拠点的役割を切り離した「高齢者 トルボム統合支援センター」を市内の一部の区 に設置している。本項では、高齢者トルボム統 合支援センターが設置されているU区と、設置 されていないS区の事例を通して老人福祉施策 の展開の実際を見ていく。

1) 高齢者トルボム統合支援センターを拠点 とした展開(U区)

 U区は2017年7月現在、人口49万4,388人、高 齢者は7万2,160人であり、高齢化率は14.6%と なっている。区内は17の洞住民センターに分か れ、ソウル市の「訪ねていく洞住民センター」

の優秀賞を3年連続受賞している。

 区内には、健康関連としては保健所1、保健 所支所1、認知症支援センター1が設置され、

老人福祉関連施設としてはシニアクラブ1、敬

老堂147、総合老人福祉館1(市立)、小規模老

人福祉センター5、高齢者トルボム統合支援

(9)

老人福祉法他療養保険 老人就職斡旋センター 老人就職支援センター 統合就職支援センター シニアクラブ 老人働き口事業 社会活動支援事業 敬老堂(※65歳以上)社会教育 老人大学趣味活動 老人教室サークル活動 敬老給食 配食サービス 在宅老人支援サービス 療養院 基本トルボム事業訪問入浴共同生活家庭 福祉用具 訪問介護 デイサービス 運動処方      運動治療 義歯補修      物理治療 訪問看護師     認知症検診    相談 認知症治療費補助選別 精密検診 住宅 全般 支援・ケアの必要度 大→ 筆者作成

老人保護専門機関 洞住民センター成年後見制度

仕事 余暇

生活支援 (トルボ ム) 健康管理 人権保護

総合トルボムAB 認知活動プログラム 治療費補助 養老院(療養院・共同住宅家庭)

大韓老人会

保 健 所

認 知 症 支 援 セ ン タ 高 齢 者 ト ル ボ ム 統 合 支

援 セ ン タ ー

療 養 サ ー ビ ス 提 供

在 宅 老 人 支 援 セ ン タ

運 営

支援

老人福祉館(小規模老人福祉センター)

図1 ソウル市の老人福祉施策

(10)

センター1が設置されている。 (U区ホームペー ジhttp://www.ep.go.kr/CmsWeb/viewPage.

req?idx=PG0000004300 2017.8.21閲覧)

 高齢者トルボム統合支援センターはソウル市 が設置し、社会福祉法人が受託して2014年から 運営している。人員は、施設長1、社会福祉士 7、生活管理士50の計58名で、U区全体を担当 している。担当事業と2017年2月現在の実績は

表3の通りである。

 表3のうち、ソウル在宅管理者とは老人基本 トルボムサービスの前身であり、経過措置のみ 残っている。

 高齢者トルボム統合支援センターでは、洞住 民センター、老人福祉館などの関連機関と連絡、

調整をはかり、サービスの重複や死角地帯が発 生しないように支援を行っている。例えば、洞 住民センターから実態把握の依頼があった場合 は、家庭訪問を行いサービスの利用の必要性を 判断し報告、洞住民センターの決裁後、サービ スが開始するという流れである。また、利用者 の状態が悪化した場合などは、各機関と連絡を とって療養保険の申請などにつなげている。施 設長に現在の課題を尋ねたところ、ほとんど他 者とのかかわりがなく、家に閉じこもりがちな 高齢者は、実態が把握できずサービスの利用に 結びつかないこと、家族と一緒に住んでいると 優先度が低くなる点を挙げていた。

 U区の総合老人福祉館は、老人の生活支援機

能を高齢者トルボム統合支援センターに移管し たため、余暇活動を中心に事業を行っている。

具体的には、運動やコンピュータ、語学などの プログラムの運営、給食、配食サービス、敬老 堂活性化事業などを実施している。一日約1,000 人がU区全体からシャトルバスなどを使って来 館し、約500人が敬老給食を利用している。施 設長に今後の課題を聞いたところ、総合老人福 祉館として、今後は予防的サービスを強化する こと、および発見の機能を果たしていきたいと のことであった。特に発見については、登録し ているが6カ月以上利用がない老人に対し、利 用者の中からボランティアを募り、電話で状況 確認を行う事業を2016年から始めている。2016 年は250名程度電話訪問を行い、10名程度をサー ビスにつなげることができたという。

 U区においては、元気な高齢者の余暇活動を 総合老人福祉館が行い、支援が必要な高齢者は 高齢者トルボム統合支援センターが担当し、一 元的に支援を行うという役割分担が図られてい る。

2) 老人福祉館を拠点とした展開(S区)

 S区は2017年7月現在、人口66万1,580人、高 齢者7万4,150人であり、高齢化率は11.2%と なっている。S区では、福祉死角地帯がクロー ズアップされる契機となった3母娘事件が起き ている。S区には健康関連施設として、保健所

表3 U区高齢者トルボム統合支援センター現況(2017.2) 単位;人

区分 在宅老人

支援サービス 老人トルボム

基本サービス ソウル在宅管理者

(経過措置) 独居老人マッチン

グサービス 合計

生活保護者 89 407 13 3,369 3,878

次上位者 13 105 0 1,101 1,219

低所得 5 8 0 0 13

一般 0 684 0 12,258 12,942

合計 107 1,204 0 16,728 18,052

出典;機関提供資料 筆者訳

(11)

1、保健所支所1、認知症管理センター1、老 人福祉関連施設としては、シニアクラブ1、総 合老人福祉館1(区立)、小規模老人福祉セン ター2、敬老堂173、老人教室(老人大学含む)

17、在宅老人支援センター1が設置されている。

老人無料給食は近接の総合社会福祉館が行って おり、こちらでは敬老給食として3,000ウォン で食事提供をしている。 (S区区庁ホームページ http://www.songpa.go.kr/ 2017.8.21閲覧)

 S区の総合老人福祉館は、一日約1,000人がS 区全体からシャトルバスなどを使って一日平均 1,150人が来館し、約200人が敬老給食を利用し ている。利用者の多くは、やはり語学や運動な どのプログラムへの参加、余暇活動を目的とし ており、2016年の実績では109の教育プログラ ムを運営している。この他、敬老堂活性化事業 や就業相談斡旋事業を行っている。2016年度の 実績は表4の通りである。

 老人基本トルボムサービスは、区内の独居老 人1万2,081名に対して実態調査を行い、必要性 の高い老人を対象としており、37名の生活管理 士が支援を行っている。S区には別途在宅老人 支援センターが置かれているが、ここでは生活 保護受給者および低所得者を対象に、家庭奉仕 員およびボランティアの派遣、配食サービスを 行っている。

 施設長からは、老人福祉館は余暇活動を行う だけではなく、虚弱な老人や生活基盤が弱い老 人を支援する役割を強化していくとの話があっ た。また、生活管理士の能力向上なども課題と して挙げていた。

 S区の老人福祉館はソウル市でも早い時期に

設置され、老人福祉館として先駆的活動をして きた。ボランティアによる家庭訪問や認知症相 談なども制度実施に先駆けて行っており、これ らの活動が現在のトルボム基本サービスや認知 症対策の基礎にもなってきた。現在も施設にお ける活動の充実のほか、S区と協力した独居老 人実態調査など、地域ニーズの把握に努めてい る。S区においては、総合老人福祉館が余暇の みならず老人の生活支援の拠点でもあり、幅広 い高齢者を対象に、老人福祉の中心的役割を果 たしているといえる。

 しかし、この老人福祉館の活発な活動にも関 わらず、S区では3母娘事件という痛ましい事 件がおこってしまった。ここからは、機関の積 極的な活動だけでは解決できない制度上の課題 や限界が存在し、それが「死角地帯」につながっ ているのではないかとの考察ができる。

4 考察および結論

 このように、ソウル市においては様々な福祉 施策が用意されているが、ここからはこれら施 策でカバーされていない「死角地帯」に着目し て考察していく。

(1) 資格要件の「死角地帯」

 虚弱な老人への生活支援であるトルボムサー ビスについては、表2でみた通り、基本的には 独居と低所得の高齢者が対象である。したがっ て、家族と同居している高齢者は療養保険で認 定を受けるほど心身状況が悪化するまでは、利 用できる生活支援サービスがほとんどない。家 族が高齢者を支えている場合は良いが、家族が

表4 S区総合福祉館トルボムサービス実績(2016年) 単位;人

在宅老人支援

サービス 老人トルボム

基本サービス ソウル在宅管理者

(経過措置) 独居老人マッチング

サービス 合計

45 1,140 0 1,015 2,200

出典;機関提供資料より筆者作成

(12)

仕事や身体的、精神的事情などでそれができな くなった場合は、市場でサービスを調達するし かない状況であるが、それも十分ではない。ま た高齢者夫婦も同様で、後期高齢者になるまで は利用できる生活支援サービスがない。よって、

家族と同居している高齢者を大きな「死角地帯」

とみることができる。

(2) 状態像からみた「死角地帯」

 ソウル市の福祉サービスは図1に示した通 り、敬老堂から療養保険施設まで一連の流れと して整備されている。これを高齢者の所得と健 康状態で整理したものが図2である。ここから、

一定の所得があり経済的な不安が少ない層への 支援が少ないことがわかる。

 健康状態から見ると、健康不安や軽度認知症 などで自宅に閉じこもりがちな高齢者の外出支 援サービスがほとんどない。老人福祉館は生涯 教育的なプログラムが多く、送迎がないため外 出が難しくなった場合は利用できない。歩いて いける範囲で敬老堂は整備されているが、ほと んどは高齢者が集まって親睦を深めるための

「居場所」となっており、活動的とは言い難い。

トルボム総合サービスで利用できるデイサービ スセンターは、療養保険等級者に対象者1、2 名が加わることになるので、軽度者には内容が 合わないことも多い。軽度認知症者を対象に認 知症支援センターでプログラムが実施されて いるが、対象は広くない。余暇を楽しめる元気 な高齢者と、療養保険を利用する介護が必要に なった高齢者の間、日本でいう「介護予防」、 「状 態の悪化を防ぐ」という観点でのサービスが十 分ではなく、身体機能等が低下し、要支援状態 にある虚弱高齢者が「死角地帯」にあるといえ る。中でも経済的な支援が不要な中位所得以上 の高齢者には、支援がほとんどない状況である。

(3) 提供機関の「死角地帯」

 ソウル市の老人福祉サービスを提供機関とい う観点から見れば、サービスごとに相談と提供 の窓口が分かれているのが特徴である。多くの 区ではS区のように、老人福祉館が地域の拠点 的役割を果たしているが、その法的根拠は「老 人余暇支援施設」のためプログラムの運営が中 心となっており、「介護」の相談や支援につい ては十分ではない。窓口が分かれているため

老人大学 社会教育

老人教室 趣味活動 敬老堂 サークル活動

敬老給食 社会支援活動

働き口支援 シニアクラブ

老人就職斡旋センター 配食 サービス 経済(-)

(-)健康

(+)健康

経済(+)

出典;『ソウル市福祉プランナーハンドブック』(2015)等を参考に筆者作成

療養保険制度

認知症支援

トルボム統合サlビス

在宅老人支援サービス

トルボム基本サlビス

図2 高齢者の状態像と福祉サービス

(13)

に、1人の高齢者に重複して支援が入る場合も ある。

 この課題を解消するため、U区のように「高 齢者トルボム統合支援センター」を設置してい る区もあるが、設置はソウル25区中5区にとど まっており、現実的に拡大は予定されていない。

また、機関ごとの連携は図られてはいるが、サー ビス提供機関ごとの連携であるために、サービ スにつながらない場合は、次に療養保険が適用 となる「要介護状態」になるまで、潜在してし まう可能性もある。さらに一機関のサービスが 終了または中断した高齢者が、他につながらな いまま「死角」となっている場合も考えられる。

(4) 発見システムの「死角地帯」

 日本でも同様であるが、サービスの前提は「申 請」であり、当事者や近隣からの訴えから利用 や支援につながっていく。日本では、地域見守 り活動の展開や、民生委員による相談活動を積 極的におこない、できるだけ早い段階で支援に つなげるようにしている。韓国でも、洞の住民 の相談などを行う洞長がいるが、福祉の問題だ けに対応しているわけでなく多忙である。また、

社会福祉協議会も任意設置であるため、見守り 活動が組織的に行われてはいない。発見をシス テムではなく、個人的なつながりに頼っている ことから、閉じこもりがちな高齢者や自らの困 りごとを認識できない高齢者は、 「死角」となっ てしまうと考えられる。

(5) ソウル市の老人福祉体系の現状と課題  以上、ソウル市の老人福祉体系について述べ てきたが、資格要件、状態像からみて家族と同 居している高齢者、および軽度者が「層」とし て、制度的に死角地帯が存在していると考えら れる。よって、この「層」への支援の拡充を体 系的に進めることが課題と言えるであろう。ま

た、提供機関の分断、発見システムからみて「点」

として、死角となっている人々もいる。

 高齢者が地域に点在して死角となっている課 題を解消するために、ソウル市では「訪ねてい く洞住民センター」事業を2018年度より全地区 で実施し、福祉職の公務員による高齢者全戸訪 問を行うこととしている。これは潜在ニーズの 発掘に大きな効果が期待できる。また、3母娘 事件のあと改善策がすぐさま政策化された点を みても、ソウル市の課題解消のための施策立案 の迅速さと、その対応力には学ぶべきことが多 いといえよう。

 ただ、高齢者を全戸訪問しても継続的な状態 把握が行えるわけではないため、近隣の住民に よる発見システムの構築も、あわせて検討して いく必要があるのではないか。そして、機関間 の分断を解消するためには、高齢者トルボム統 合支援センターのように1カ所で相談ができる 体制も有効である。機関の役割整理を行った上 で、一元的な相談体制の構築を行うことが求め られるであろう。

 以上、ソウル市の老人福祉体系の課題を考察 してきたが、今回は全般的な内容にとどまって しまった。特に地域における発見のシステムに ついて、地域福祉の展開とも関連して考察を深 める必要がある。また、ソウル市は「洞住民セ ンター」を拠点として、公務員中心の発見シス テムを構築しようとしており、「地域包括支援 センター」を拠点として民間中心で進めている 日本とは、その背景と進め方が大きく異なって いる。この新事業の効果を確認するとともに、

日本との比較検討もしていきたい。今後はこれ らを研究課題とし取り組んでいきたい。

【日本語文献】

鄭煕聖(2014)「韓国における『老人見守り基本サー ビス』のあり方に関する研究」同志社社会福 祉学(28),89-103,同志社大学

(14)

金美辰,(2012),「韓国釜山市における老人福祉館 の利用実態」人間福祉学会誌 12(1),93-98,

大妻女子大学

羅珉京,(2016),「韓国の要援護者支援における「希 望福祉団」の役割と課題」佐女短研究紀要(50),

39-48,佐賀女子短期大学

【韓国語文献】

保健福祉部,(2016),『2016老人保健福祉事業案内

Ⅰ、Ⅱ』

ソンインジュ他,(2015),『ソウル市在宅老人トル ボムサービス体系協力方案研究』ソウル市福 祉財団

ソウル市,(2015),『福祉プランナーハンドブック』

国民年金公団,(2017),『国民年金統計年報』

【韓国語インターネット資料】

ウンピョン区庁ホームページhttp://www.ep.go.kr/

CmsWeb/viewPage.req?idx

ソウル市ホームページhttp://stat.seoul.go.kr/jsp3/

seoul100.jsp?link=4

ソ ウ ル 市 福 祉 ホ ー ム ペ ー ジhttp://welfare.seoul.

go.kr/archives/149682

ソウル市福祉ホームページhttps://welfare.seoul.

go.kr/archives/507

ソ ン パ 区 庁 ホ ー ム ペ ー ジ http://www.songpa.

go.kr/

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