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授業実践力の向上を目指した校内研修の活性化に関する研究

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1. はじめに

 児童生徒の学習状況の改善と学力の向上は,学校 教育現場では喫緊の課題となっている.その解決に は,教師の授業力の向上が不可欠である.この点に ついては,明治以来の授業研究を基礎とした校内研 修というシステムが我が国にはあり,日本の学校文 化として自律的に維持されてきた.このシステムは,

国 際 的 に も"Lesson Study","Jugyou Kenkyuu"と して広く認知されるようになってきた.一方,この ような校内研修は,特に中学校においては脆弱であ り,一握りの教師の授業公開と授業反省会が行われ ているのみで,研修が形骸化し同僚性が育まれにく い状況にあるという指摘がある(例えば,佐藤・佐 藤,2003).

 このような背景を受け,例えば,村川(2010)は

「教師力」を高めていく方法としてワークショップ 型研修の手法を提案し,千々布(2012)はこのワー

クショップ形式の研修の意義について13の特徴を示 している.また,澤本(2009)は,熟考と省察を通 じて形成する実践知モデルを基盤とした,教師成長 を目指す「授業リフレクション研究」の手法を提 案している.筆者らも,校内研修(研究)会の在 り方を自律的に検討している事例を報告し(浦野,

2009,2011),南部(2012)では各自の気づきを各 教師が自らの授業力を省察するための「授業力自己 チェックリスト」と授業者によるリフレクションな どを有機的に関連づけた方法を提案している.

 本研究では,教師相互の協働によるワークショッ プ型研修方式を取り入れ,生徒の学力向上を目指し た校内研修会に取り組んだS中学校を取り上げ,1 年間で教師集団の研修への取組姿勢が大きく変化し た背景をさぐり,教師の授業力向上のための研修の 在り方について検討する.

2. 研究対象校の特性と,研究の方法

 S中学校では近年しばらくの間,校内研修が十分 に機能しない時期が続いていたが,2013年度に「公 開研究会の実施」を目指し,「わかる喜びを実感し,

『確かな学力』が身につく指導方法の工夫」の研究 主題のもと,計画的に校内研修を進めだしていた.

2014年度に入り,当初は前年度の成果を定着させて  2017年 1 月11日受理

 † A Study on Change Process of a Teacher’s Perspec- tives to Lesson Study:A Case on In-Service Training that improve Autonomous Teaching Practice in the School

 * Hiroshi URANO, Faculty of Education and Human Studies, Akita University

** Masatoshi NANBU, Department of Professional Teachers, Seitoku University Graduate School

授業実践力の向上を目指した校内研修の活性化に関する研究

-校内授業研修を成功に導いた事例を通して-

浦野  弘*  秋田大学教育文化学部  南部 昌敏**

聖徳大学大学院教職研究科   中規模の公立中学校における校内授業研修の活性化を導いた研究部長(研究主任)の実

践事例を,学校訪問,研修会の記録,教師への半構造化インタビュー等をもとに,検討し ている.その結果,研究部長のPDCAサイクルによる自己の成長,校長のリーダーシップ,

フォロワーとしての若手教師の存在等,校内のチームワークが大きな要因であったことを 示している.

キーワード:校内授業研修会,子ども中心,ワークショップ型の研修,フォロワー

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いくという形で研修計画を立てていたところ,5 月 に筆者の一人が訪問したことにより,校内研究計画 を急遽見直し,年度途中から授業実践や研修方法に ついて練り直した.とりわけ,「一人一回は授業を 見せる」「授業検討会は生徒の姿で語り,全員参加 で行う」という視点を研究計画に新たに導入し,研 修への全員参加の主な手立てとして,ワークショッ プ型の研修を 2 学期以降に進めた結果,研修につい ての変容が見られた.

 本研究はその変容を,筆者が直接的に関わった校 内研修会あるいはそれに関する相談,同校の校内研 修会等の記録,また,2015年 3 月18日に筆者が行っ た校長,研究部長(研究主任と称している)及び若 手 3 名の教員からの半構造化インタビュー調査の記 録等をもとに,分析する.

3.2014年度の校内研修会の実践状況 3-1. 実践校の現状

 同校は,北海道にある教職員数30名,普通学級10 クラス,その他特別支援学級を有する中学校である.

前述のように,前年度から授業を対象とした校内研 修の機運が高まりだしたが,まだ不十分であるとの 認識下に,2014年度に新校長が赴任した.

3-2. 年度計画の変更と新たな申し合わせ  2013年度は,「見通し・振り返りの活動を生かし た教科指導」と「書く活動に重点をおいた道徳の授 業」に絞り,授業改善に取り組んできた.学習意欲 の向上を目指した指導者側の手立ても十分であると はいえず,指導者自ら授業を改善し,授業力をより 高めていかなければならない,という課題が残って いた.そこで,2013年度からの 3 か年計画で,「確 かな学力を身に付け,自ら学び,自ら考える生徒の 育成」を校内研究の研究主題として設定していた.

 このような中,筆者の一人が 5 月22日に同校を訪 問し,校内研修の年間計画の説明や授業参観を通し ての印象や校内研修の在り方等について,校長と教 頭,さらに研究部長を含んだメンバーと懇談をした.

 その結果をふまえ,研修部長は 6 月 6 日に開催さ れた第 2 回校内研修会において,第 1 回校内研修会 で提案した研修計画の変更を提案している.その 6 つの提案の枠組みを以下に示す(一部表現を改変).

⑴ 多くの授業に見られる課題

・講義調で教え込む授業

・「見通し」がテーマだが「学習課題」の板書なし

・思考力・判断力・表現力を発揮する授業が少な

・生徒がじっくり思考する場面の設定が少ない

・家に帰って振り返りに役立つノートでない

⑵ ワークショップ型で,全員参加の研修を

・全員が授業を公開し合う

 ~綿密な指導案検討から,授業後の検討へ~

・2 ヶ月に 3 回程度に調整して,1 時間フルに参

・グループごとに検討を

・教科専門⇒生徒がどう変わったかという視点へ

・生徒の姿(Evidence)で語る

・最後の結論を全体で交流

・良かった点は,自分の授業でも活用  (「いただき」を得る)

・「通過儀礼」的なものになってはいけない

⑶ 家庭学習とノート指導

⑷ 次に活かせる「振り返り」を

・今日この時間で何をして,自分で足りなかった 事,成長した事を意識すること

・勉強して楽しかった,何かが変わったかを言わ せよう

・友達の発言を聴いたことから,それを自分に活 かせる「いただき」を発見するように促す

⑸ 言語活動

・言語活動とは聴くことから

・言語だけで考えているわけではない 

・思考のプロセスが残る書き方

・考えた事を隣の人に伝える 

・図を数字に戻すのに言語を使う

⑹ こんな研修にしませんか

・この一年で全員が一授業をする

・見せた人も見た人も成長する研修にする

・みんな「おいしい」ことがないとやらないから,

「おいしい」を探しましょう

・おれ明日から使わせてもらう

・ちょっとは同僚から言われる 

・ちょっと努力すればこうなるよ

この枠組みをもとに,第 3 回~第 7 回に予定されて いた学習指導案検討会や一人の提案授業を全体で協 議する研修会を,一人一回は授業を提案し,その各々 の授業についてワークショップ型のスタイルに変更 することにした.提案する授業は教科もしくは道徳

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とした.また,ゴールとしての第 8 回研修会は公開 研究会として市内・教育事務所管内からの参観者を 想定して,それに向けての研修の積み上げでいくこ とにした.検討会では,教科の専門性を語るのでは なく,生徒の姿をもとに,研究協議を行うことを確 認している.

 2014年度の校内研修に関わる日程を表 1 に示す.

3-3. 改善を始めた第 3 回校内授業研修会  第 3 回校内研修会からは,「一人一研究授業を提 示する」という原則のもとに,実践している.ま た,検討会は,付箋紙を用いたワークショップ型の 研修会であり,その方法については,8 月25日の職 員会議において提案している.さらに全員が一度は 参観できるように,自身の授業を空け,当該授業を 最初から最後まで参観する指定参観者を数名必ず提 案し,参観者が偏らないように工夫した.もちろん,

指定者以外も参観可である.また,付箋紙等もあら かじめ配付し,時間短縮のためできるだけ校内研修 前に記入するように依頼した.

 表 2 に 8/29に行われた第 3 回の校内研修会の指 定授業等を示す.検討対象となる授業は,全部で 5

時間あり,当日校内にいる教職員が指定参観者に なっている.また,表 3 は,第 3 回の校内研修会の 実施状況を時系列にまとめたものである.ここに至 るまでの研究部長の思考やさりげない行動が研修の 次のステップへの呼び水的なものになっていたこと がわかる.

 一つは,特定の者しか発言しないというスタイル を打破するために,アイスブレーキングを企画した.

その進行に研究部員の若手を依頼し,それも功を奏 した点である.もう一つの工夫の布石は,研究部長 自身の通常の授業において課題提示や振り返りの実 践として課題やまとめという板書カード(本校では 板書マグネットと称しいてる)を用意し,日々の授 業を改善する努力をしていた点である.さらにその 表 1 2014年度の校内研修に関わる日程

期日 曜 主な内容

4/14 月 第 1 回研究推進委員会

5/8 木 第 2 回研究推進委員会(校内研究計画の検討)

5/13 火 第 1 回校内研修会(校内研究計画の全体会・部会)

5/21 水 筆者学校訪問

5/22 木 「学力向上研修講座」(市内の教員研修)

・午後:授業記録(ビデオ)を視聴後,参加者(市内全校より)によるワークショップ型研修会

・同校から数名の参加者のみ

・両日に校長や研究部長との協議

6/ 6 金 第 2 回校内研修会 5/22の筆者との談話を受けて,年間研修予定の修正が提案(研修主任より)

指導案検討会等を,すべて授業参観⇒ワークショップ型検討会に変更 8/25 月 職員会議:第 3 回以降の研修方法の具体的な提案

8/29 金 第 3 回校内研修会 10/6 月 第 4 回校内研修会 10/14 火 第 5 回校内研修会 10/31 金 第 6 回校内研修会 11/14 金 第 7 回校内研修会

11/26 水 第 8 回校内研修会:研究授業公開・研究協議 11/27 木 『学力向上研修講座』(近隣中学校で開催)23名参加 12/19 金 第 9 回校内研修会(反省)

1/22 木 第10回校内研修会(1 年間のまとめ)(臨時休校のため取りやめ)

2/6 金 第11回校内研修会(次年度の方向性)

表 2 第 3 回校内研修会の指定授業一覧 月日 校時 授業学級 指定参観者数

8/28 5 校時 道徳 2-1 4 名 8/28 6 校時 道徳 1-4 5 名 8/29 4 校時 道徳 3-3 4 名

8/29 5 校時 数学 1-2 6 名(+3 名)

8/29 5 校時 社会 2-1 5 名

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板書マグネットをさりげなく意図を持って各教室の 黒板に置いたままにしたことである.

 また,全体発表の際には,若手にファシリテー ション・グラフィックスを依頼し,記録を残すとと もに,研修会自身をメタ認知できるような仕組み作 りも取り入れた.研修会の様子を図 1 に示す.事後 にこのように各グループの資料を読むという姿が見 られた.

 研究部長はこの研修会終了後に,「○○中学校研 修通信」の発行を開始し,第一号には,「①校内研 修をワークショップ型に変えること,②全員が授業 を見合うこと,の 2 点を改善点として今回の校内研 修を企画しました.」と記すと共に,参加教員への

表 3 第 3 回校内研修会の様子

図 1 第 3 回校内研修会の様子 時程 月日:8/29 会場:多目的室  進行:研修部員の若手が中心

15:10 1.アイスブレーキング「チーム対抗神経衰弱」〔担当T先生〕

15:20 2.授業後の交流〔担当:T先生〕

(1)授業者の振り返り〔各グループ毎に〕30秒

(2)参観した授業毎に,付箋によるワークショップ+いただきの記入(20分)

(3)全体発表〔1 分×5〕

15:58 3.事前研①指導案検討(次回の校内研修会での授業者の指導案検討)

(1)教科部会〔A先生〕・1 グループ    道徳部会〔D先生〕・2 グループ(30分)

(2)授業者の「いただき」発表(1 分×2)

(3)FGから〔小田T〕

16:43 4.講評〔校長〕

表 4 第 3 回校内研修会の感想

項  目 回  答  例

学習指導案を簡略化

したことについて ○略案だったのですが,不自由は感じませんでした.

○書式があった方が,その通りにしようと意識できるので良いと思う.

○形があった方が,その形で作ればということでやりやすい.

明日からの授業実践 に生かせることはあ りましたか?

○自分が授業をしたので,ご意見を頂けてありがたかった.

○全てです.いつもいい加減に準備もせずに授業をしているのでみなさんのご意見が参考に なりました.

○授業を準備することは多少の負担にはなるが,必ず力になるということが再認識できた.

それが一番良かった.

○ワークショップでは,授業形態や発問の仕方・タイミングなど様々な方法や意見が聞けて 楽しかった.

○今回のように小グループで活動する方が意見が出やすくて良かったのではないか.

○自分で課題だと思っていた発表の仕方など再確認することができた.

研修会の要望・意見 ○体育ではあまり取り入れないようなやり方なので,参考になった.

○トランプから始まり,今回の授業の協議⇒プレ研の検討など楽しく前向きに取り組めたし,

実際によい勉強になった.

○準備する側(係)は大変だと思いますが,次回も楽しみにしています.

○スタートのウォーミングアップ(アイスブレイク)が少し時間がかかったのかなと思いま す.いいことなのでもう少しパッとやってすぐに本題に入っていける方が限られた時間の 中でやるにはいいと思います.

○今回初めての人もいたと思うので,次からはもっとスムーズにいくと思います.

○自分の授業の話し合い(ワークショップ)の中に入れないのはちょっと残念.そこで出て きた話なども聞きたかったかなと思います.

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労いの言葉も書かれている.さらに,研修直後に数 人の教員を対象にアンケートを取った結果も載せて いる.それが表 4 である.

 さらに研修通信では,「この研修を日常の指導に 生かすにはどうしていけばいいのでしょうか.皆さ んから今日の授業交流で出された「明日の自分の実 践に使いたい『いただき』」です.事前研①の指導 案検討では,改善すべき点が自由に話し合われまし た.○○・○○両先生の事前研①の改善のポイント は,授業交流での 5 つのグループから出てきた『い ただき』にもあらわれていました.」と記し,次の

3 点が次回への課題であると示した.

①学習課題の設定の仕方と振り返り

②話し合い時の人数・形態:4 人が基本

③発表の仕方:話し方・聞き方・生徒,教師の立 ち位置

 さらに,前述の板書用マグネットを全教室分用意 した旨を記載している.

3-4. 引き続く第 4 回以降の研修会への方略と成果  第 4 回校内研修会に向けての研修通信の 2 号で は,改めて,上記の課題を少し改変し,

①「課題」と「振り返り」

②「話し合い」

③発表における「話し方」「聞き方」

がテーマであることを示している.そして,指定授 業は表 5 のように前回に比べると少なくなったが,

指定参観者を増やし,多いところは 2 グループでき るように工夫をしている.

 日程は,表 6 のように第 3 回にはあった指導案検 討を無くし,1 時間で研修が終了できるように設定 をしている.また,新たに,第 3 回校内研修会から この 1 ヶ月間に,前述の 3 つの視点に従って,各自 が取り組んだ工夫を交換する時間(この 1 ヶ月の取 組を振り返ろう)を設定している.

 ここで,交流された内容は,研修通信の第 3 号に すぐに掲載されている.その一部を整理したものが 表 7 であり,小さな気づきではあるが,多様な工夫 が語られている.

3-5. 続く研修通信の工夫と第 9 回校内研修会で の成果

 以後の研修通信の一角に,若手の声として「いろ んな先生方の授業をみたい!」とか,「私の作った 指導案で,授業をしてもらえませんか?」というよ うな記事や,若手だった人の声として「今回は私も 授業者になりました.私は30代のころ公開授業をす る機会が・・・(というより避けていました).ここ,

○○中に来て 3 年目,昨年までいっぱい授業をあて られて『もう二度とやらない.』と職員室で(いつも)

ぼやいていたこともありました.が,『自ら授業し,

『見てもらう』こと』が,授業力の向上を目指した 指導上の課題を最も直接的に理解できる絶好の機会 だったと今では気づかされました.」という記事を 掲載している.

 そして,第 9 回校内研修会では,研修のまとめを ワークショップ型で出し合い,第11回校内研修会で はそれをもとに,次年度に向けての検討を行ってい る(第10回校内研修会は臨時休校になったため取り やめている).その主なところを表 8 に示す.

表 5 第 4 回校内研修会の指定授業 月日 校時 授業学級 指定参観者数

10/6 3 校時 技術 1-4 4 名 10/6 4 校時 道徳 2-2 9 名 10/6 5 校時 国語 3-3 8 名

表 6 第 4 回校内研修会の指定授業

時程 月日:10/6 会場:多目的室  進行:研修部長 FG:O先生  ゲスト:他校から 2 名参加 15:10 1.この1ヶ月の取組を振り返ろう

15:20 2.授業後の交流

(1)参観した授業毎に,付箋によるワークショップ+いただきの記入(20分)

(2)全体発表〔1 分×5〕

(3)プレ研授業者のいただき 3.講評〔校長〕

16:10   見通しと振り返り 課題把握の重要性,教師の言葉がけの重要性など資料で説明

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表 7 この 1 ヶ月の各自の取組事例

項 目 取  組  事  例

①見通しと振り返

○マグネットの使用(2 回に 1 回くらい)

○自分を見つめ直した.

○導入で『課題』カードの活用.

○教科書の「ねらい」を利用し授業のはじめに見通しを持たせた.

○小テストを活用し,振り返りの場面を作った.

○自己評価シート,前時の確認(一問一答)(フラッシュカード,PC)

○カードは使っていないが,ノートに書かせている.今後カードも活用したい.

○パワーポイントで提示した.ワークシートに記入させた.

○板書と取り扱うワークシートで毎時間提示.

○どんなことに注意して歌うか毎日できたかパートで決めて確認した.

○課題のプレートを使っている.

○作業分担や手順を板書.今日の目標の確認.

○マグネットカードを使用し,「課題」「まとめ」をノートに記入.

○カードを使用し,その日の授業の課題,学習する内容を明確になるようにしたが,できていな いことも多かった.

○(見通し)先のどういう場面で必要になるかを話している.

 (振り返り)いつでもふつうに.

○マグネットカードを使用して今日の課題と今日の学習のまとめを行うようにした.

○カードへの課題と反省の記入

○「問題」を提示し,そこから本時の課題,まとめ(振り返り)とつなげている.

○マグネットカードを使用し,ノートに記入させる.

②話し合い ○ペアを含めるとほぼ毎日話し合いを取り入れている.

○話し合いでは 4 人で・・・ケド上手く話し合いにならない・・・

○×教科・○道徳⇒グループ内での話し合い等活動を増やした.

○グループでの話し合い(これからの単元で扱う)

○ペア活動を多く取り入れて,互いに学ぶ姿勢(協力する)を身に付けさせようとしている.

○話し合いの内容を明示して 7 ~ 8 分班ごとの話し合い,その後各班一人ずつ発表.

○前時の復習をペアで 2 分間.

○パートでリーダーを中心に「何に気を付けるか」を決める話し合いをした.

○なかなか話し合えていない.

○教師が間に入りながら意見交流やまとめ

○個人思考から中グループでの話し合い活動を実践.

○小グループでの話し合い活動を取り入れます.(今後)

○今後取り組みたい.

○話し合い+学び合い(こちらを重視)

○道徳で意見交流の時間を増やし,ペア,グループで活動させている.

○個人で書いた事を班で 8 ~10分交流し発表.

○「問題」を解決する場面で(話し合いでなく)自分の考えを発言する機会を設けている.

○話し合う内容を明確にした 8 分の話し合い.

③話し方・聞き方 ○発表者は立つ,周りは身体を向けて聴く.

○聞き方⇒学習規律は常に意識はしているが・・・・・・.

○「グループでの話し合い」の時に説明する予定.

○話し方,聞き方については,今後約束事等を確認して取り組みたい.

○話し合いのルールや役割を確認していく.

○発表する人は起立.話している人の方を見るように.

○リーダーが言って決めたことを楽譜に書いた.

○個人作業ばかりでやっていない.

○言いたいことを聞き出しながら伝え方を一緒に考える.

○そこまでは,できていないが,普段の授業の中で聞く場面では手を止めて聞くということに注 意している.

○自分たちで聞く態度を作る.

○内容・態度・聞き方を確認.

○「話し方」「聞き方」の特に約束事は決めていないが・・・.

○話し方,聞き方についてはディベートの授業でこれから取り組みます.

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表 8 全員参加型の校内研修会の成果と課題

項 目 取  組  事  例

授業交流:交流・

参観体制の手立て の工夫

□学年単位・部会単位で参観者を決定

○授業交流の機会がたくさんあり勉強になった.

○全員が授業を行い,お互いに見ることによって研究を進めた部分はとてもよかった.

○全員が授業を行うことは大変良かった.

○互いの授業交流

△もっと授業をみたかった⇒授業交流日と授業者・学級を早期に決定し,時間割上で反映.

展望)授業交流の形については,今年度のスタイルで行う.

授業交流を通年(1 学期から 3 学期)の設定としたい.

研修会のあり方:

全員参加の手立て の工夫

□ワークショップ型研修を利用した授業検討会の実施

○ワークショップで話し合いできたことはとてもよかった.多くの人が発言できた.

○ワークショップ型の研修を行う中で発言したり人の考えを聞く機会も多く,より深まったと思 う.○ワークショップ型だといろいろな人の話しが聞ける.

○ワークショップ型による進め方(意見が出しやすい)

○ワークショップ形式はバッチリ?!

○ワークショップ型研修で多くの先生方の話を聞けて勉強になった.

○ワークショップ型研修は話し合いが活発になり良かった.

○小グループで進めていくのはよい.

△授業に参加できない時,反省などが難しい.

△FG,○○先生だけでなく,推進委員で分担しては.

・FG,○○先生に引き受けてもらうにあたり,FGの道内第一人者である藤原友和先生の著書や 実践例を見て頂いて予習していただきました.無理言ってすみませんでした.2015年度,道内 の民間教育団体でも,同氏を招聰してFGの研修会を開くなど,現場の研修や授業に取り入れ ようという機運が生まれています.

成果の実感 ○何度も指導案検討をしていただいたおかげで自分の知識がついた.

○見通し振り返りの意識.

○他教科の先生方に指導案の助言を頂いた.

○言語活動を意識することで,教師側の発問も検討できた.

○グループ活動(4 人 1 組)に定着が見られた.

○道徳の授業は勉強になった.

○研修を深めるとともに個人の力量がアップしていくのがよくわかった.

課題:課題,まとめのプレートの活用と定着をめざした.先生方の日常の授業で活用されていて,

良い状況である.しかし,実践状況をどのように先生方にフィードバックすべきかが必ずしも 明確ではなかった.

また,研修通信やFGを使ったフィードバックは,有効であった.

展望:次年度の課題に対しても,成果をフィードバックするポイントをしっかりと定め,校内研 修等の場で逐次確認したほうがよい.

校内研修全般

(研修の持ち方) ○校内研修の回数と時期を見直せたら.

○研修と授業カットとの関係

○週 1 の道徳の時間と教科とのバランス

○ 1 回の研修の時間が長いと思います.16:00~生徒が活動しているので.

○年度の途中でいろいろ変わって困った.

○授業公開 1 回ではやりっぱなしで終わる.改善を生かした 2 回目に本当の価値があるのでは.

課題:昨年度とは違い,毎回の研修を充実させようとするあまり,16:00に終わることができな かった.16:00に終わって部活動を優先してもらうのがよいのか,一昨年までのように,会議 時原則活動なしの約束事に立ち戻り,研修に専念できる時間を作るのが良いのか.年度当初に 確認したい.

次年度の方向性 ○実践と研究がバランスよく行われた.

○おおむね今年度の進め方でよいと思う.

△次年度のためにワークショップのグループメンバーの設定(公開研だと同じ教科で集めるなど)

△公開研反省:グループの 1 つに専門教師だけ集めたグループがあってもよい.

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4. この1年間の取組から

4-1. 研究部長のPDCAサイクル

 研究部長はインタビューにおいて,「ちょっとず つ回を追うごとに自分も,研修会自体も成長してき たっていう感じ」であったと,その進歩・改善の様 子を語っている.また,「(ワークショップ型の研修 が)1 回だったらたぶん学びは無かったと思う」「繰 り返して何度も何度もこういう会の形の研修をやら せていただいたから,ただ参加者で出るのとは全然 違う,当事者としての意識が持てた.」「そういうふ うにやりながら,『ここ,次こうやろうね』という 形で,直していったんですよね.それが,まだまだ 不十分なんだけども.今まではそういう視点では見 なかったから.」と,当事者意識と共に自身の課題 のを毎回思い出している様子がうかがえる.そして,

「実施していく側の視点ではなかなか持てなくて,

正直言うと僕自身はこれが一番研修会で難しいなと 思っているんです.(略)だからこんなことやって

みようとか,あんなことやってみようとかっていう 感じで,やれたかなと.」「ただちょっとだけ思った ことはやっぱり慣れてきたっていうこともあって,

マンネリっていうか,その辺りはやっぱりすごく心 配で何かいい手立てがないのか.新しいアイディア や,あるいはより進化させる方法はないのか.そこ をやるのに進める側がやはり少し学ばないとなかな か正直書類の引き継ぎではできないのかなっていう のはちょっとそれは思うんですよね.」とも語って いる.

 不安な中,最初のワークショップ型の研修会(第 3 回校内研修会)を開き,アイスブレーキングで場 が和み,多少の予定時間よりオーバーはあったもの の,ほぼ計画通りに実施できた達成感や,恐る恐る アンケートを一部の先生方にとると,好意的な指摘 が多くあり,また,校長からの話の意図も理解が出 来た.これをきっかけに,研究部長は研修通信を発 行することになる.そこには,各回の研修での話題 要望等 ○どこかで発達障害関係やってください.

○生徒にわかりやすい言葉にするための研修も入れて欲しかった.

○研修,研究を行う上で,その基盤となる生徒指導,学級経営の充実.

○生徒の実態を見極めながら進めていってほしい.

○ICT機器の充実.ICTの活用の方法.

課題:「研修」について,様々な学校課題に対応する研修もあってよいがこれらの研修に割く時 間を確保しなければならない.今年度も,研究推進委員会では実施を検討したが,実現に至ら なかった.先生方の要望を取り入れながら,長期休業等の利用など,時間を生み出す工夫や,

放課後の短時間で行うミニ研修などの手法も検討しながら,実現を図れるとよい.

言語活動について ○言語活動に関しての共通理解が不足していた?

○言語活動を指導内容として押さえることについての共通理解が浅いまま.

課題:「言語活動」について私たちの認識や理解に差があるかもしれないという前提で,理論研 修も,次年度早々に行う必要がある.

研究のアプローチ

について ○検証の深まりに工夫が必要かな.

○授業後の反省で本時の展開にばかり目が行きがち.

○今年度は本時の内容をメインとしての話ししかしていない.(指導案全体をあまり検討してい

○指導案の書式に「見通しにおける言語活動」「振り返りにおける言語活動」と明記すると反省ない)

しやすい.

○協議会形式の方が良いと思われる部分もあった.

課題:本年度は,新しい試みが沢山なされたが,計画性という点では改善点も多い.年度当初の 計画を綿密に立て,実践につなげるのは必要だが….

展望:研修・学習部(仮)を中心に,チームで研修を作り上げ,研究の手法や内容に継続性を持 たせたい.

次 年 度 の 校 内 研 修・校内研究の進 め方(引き継ぎ事 項)

①本年度を踏襲した授業交流とワークショップ形式の研修

②全員参加・全員授業で

③研修成果を逐次実践に生かす

④言語活動についての理論研修と共通理解

⑤検証可能な研究アプローチと検証授業を公開研で

⑥公開研究会の実施:研究主題に即した助言者の要請も視野に

⑦教科の垣根を越えて,生徒の姿で語り合う,研究スタイル

⑧見通し,振り返りをもたせた授業実践の定着

⑨研修組織の改編

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となった課題の整理,次回への課題,アンケートの 結果,あるいは研修係や研究部長の個人的な取組の 紹介等々掲載されている.この通信が,個々の授業 検討会をつなぐ重要な役割を果たすことをねらって 出されていたことも研究部長の話からわかる.

 また,第 3 回校内研修会からこの 1 ヶ月間に,前 述の 3 つの視点に従って,各自が取り組んだ工夫を 交換する時間(この 1 ヶ月の取組を振り返ろう)が,

後の職員室での教師の語らいを増やすことに貢献し ていたのではないかと校長も研究部長も捉えてい る.若手教員からの聞き取りからは,提案授業の準 備の段階では,従来に比べると校内の先輩教員から のアドバイスを,放課後や空き時間など多様な場面 でもらえるようになったという指摘が複数あった.

 このように研修スタイルの良い面に気づくには,

数回同一の型式で行う必要があるという点への気づ きやくり返すことにより,先の見通しが持てたとい う自信が重要であったと言えよう.

4-2. 校長のリーダーシップ

 研究部長への聞き取り調査では,第 2 回校内研修 会の前後から夏休みにかけては,研修体制の変更 の意図やねらいについて,「ワークショップ型の研 修を行うということのみに目が行き」,自分として は「学校全体での教育実践にどう活かせるのかとい う視点が十分に持てていなかったように思われる.」

「ワークショップ型の研修を成功させて先生方にい いと思ってもらえればいい.」「それを学校全体の教 育活動へとか,授業力向上,子どものいい姿へとい うところまでの視点はなかったと思う.」と語って いる.とりわけ,「研修の内容」をどうするかにつ いては,校長と短時間ではあるが,随分と回を重ね て議論(トップダウンの上意下達ではない意見交換)

が多く行われているにもかかわらず,「言語活動一 つを取り上げても,校長の意図を十分にくみ取るこ とのできない自分がいた」とも語っている.

 その原因の一つは,研究部長のこれまでの校内研 修会経験から,少数の教員が発言し,多数の者はそ れを聞くという事後検討会,あるいは時間不足で議 論の出来ない研修会という従来の研修会のイメージ から脱却できずにいたように思われる.それが,第 3 回校内研修会のプログラムでのアイスブレーキン グを導入した理由からも推察できる.研究部長は,

教員の意識の変革のきっかけは,このアイスブレー

キングにある」と語っている.当日の先生方の声,

発表の様子等の変化を強く感じ取っている.校長も この後から,「多くの先生方が声を出すようになり,

感想を言うようになった」と語っている.

 さらに,第 3 回校内研修会を実施した後には,研 究部長は「『あれはこうだったよね』という形で話 を校長から聞くと『なるほど』と納得できるように なり,また『こう思うのですが……』という会話と 語りが校長に返せるようになった」と振り返ってい る.

  “上意下達での校長の指示ではなく,思いは伝え る.しかし,それがまだ十分には理解し得ていな い,あるいは不安を抱きながら進めている研究部長 の言動を注意深く見守り,それを意味づけ,かつ以 前の話に結びつけてある助言をする”という校長の 指導のスタンスが重要な働きをしているように思わ れる.

4-3. フォロワーとしての若手の存在

 第 3 回校内研修会から,ワークショップの進行は 研究部長が仕切るというよりは,研究部員の一人で あった若手の女性教員が中心となって進行するよう になっていく.企画の段階から研究部長との連携を 保ち,研究部長の意図を理解しつつ,全体をも見通 しながらの強弱のある進行ぶりが教員間で高い評価 を得ていく.このようなチームによる企画運営が重 要と言える.

 また,同様に,若手のファシリテーション・グラ フィックス(FG)の存在も大きい.図 2 のように 発表時に記録していくが,話題やその流れが俯瞰で き,論点がわかりやすくなる等の利点があり,この 研修会でも評価されている.また,担当する教員に は負担もあるが,それなりに学びが大きいと本人は 指摘している.

4-4. チーム学校の成長

 当該校が,市内・教育事務所管内からの参観者を 想定し,公開した第 8 回校内研修会の翌日に,近隣 の中学校で開催された市教委主催の「学力向上研修 講座」に23名の教員が出向いた.午後に開催された 一授業を公開し,その授業検討会をワークショップ 型で行うもので,本校職員はすべてのグループに必 ず一人は所属することになった.これまでの研修会 での成果を活かし,他校の未経験の先生方への進行

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方法の提示や支援・指導を進んで買って出て,この 1 年間の成果を実質的に他校において公開したとい えるような成果を示している.

 まさに,学校が一丸となって実践してきた成果が,

自律的に発揮できた事例といえる.

4-5. 授業を対象とした校内研究会の今後の課題  ワークショップ型の研修会は,教科の枠(壁)を 越えて,全教員で教室内の子どもに寄り添いながら その学びを確かめ,改善して行くことが出来るとこ ろに特徴がある.教科担当者が 1 名であっても実施 可能であり,教科担任制で運営されている中学校や 高等学校においても適した研修の手段と言える.し かし,公開研究協議を行う際には,教科としての内 容の吟味も必要不可欠である.そのような際のグ ループ作りは,「教科の枠にとらわれない班」と「当 該教科のメンバーのみの班」の二重構造が必要であ ろう.

まとめにかえて

 新規な研修のサイクルを回すために,準備段階で は研究部長は苦悩している.これまでの教職経験か ら,今までの体験にない新たな研修の在り方を推測 することが難しく,拒否反応ではないが納得できる ものが見い出せずに 8 月末を迎えた.不安な中,こ の新しいスタイルやこれまでとは異なるねらいを 持った研修会を実施してみると,多くの教職員がそ の良さに気づき,賛同を得て,改善へのサイクルが 回り出していく.その結果,6 月の第 2 回校内研修 会において提案された研修計画の変更の根拠となる 枠組みの 6 つ目にある「こんな研修にしませんか」

の具体例にあった「見せた人も見た人も成長する研 修」「『おいしい』を探し合う いいとこ取りの研修」

「ちょっとは同僚から言われ,ちょっと努力すれば こうなるよ!を認識できる研修」「やってよかった と思える授業と研修」という研修スタイルが真に実 現されていく.成長感を各自が持つことが機能して いる.研修全体の道しるべ的な役割を果たしたもの が,毎回のステップアップすべき課題を指摘し,そ れを見事に浸透させている研修通信であり,これが キーであると思える.この実践は研究部長自身の成 長でもあり,その成長を支援・指導した校長の言葉 かけや,研究推進委員の協働連携にあったと言える.

謝辞

 本研究にあたり全面的にご協力下さった公立S中 学校の教職員の皆様に,深謝いたします.

 また,本研究の一部は科学研究費助成事業基盤研 究(B)「自律的に学び続ける教師の核となる資質・

能力の解明と質保証に関する研究」(代表:浦野弘,

課題番号:JP25282050)及び科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究「学び続ける教師組織を創造する

「自律的に授業実践力を育む校内研修」へのチャレ ンジ」(代表:浦野弘,課題番号:JP16K12780)の 支援を受けたものです.

引用文献

浦野 弘(2009)公立中学校における校内授業研修 会の持ち方に関する意識の調査.秋田大学教育文 化学部教育実践研究紀要,第31号,143~150頁 浦野 弘(2011)公立中学校におけるワークショッ

プ型校内研修を核にした授業力向上の取り組み

-学校改善プランに即した一年間の実践を通して

-.秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要,第 33号,110~121頁

佐藤雅彰・佐藤 学(2003)公立学校の挑戦-授業 を変える学校が変わる.ぎょうせい

澤本和子(2009)実践知形成のための教員養成カリ キュラム「授業研究論」の開発-熟考と省察を通 じて形成する実践知モデルを基盤として-.日本 教育工学会第25回講演論文集,99~102頁 千々布敏弥(2012)ワークショップ方式の意義と活

性化の戦略.村川雅弘編「ワークショップ型校内 研修」充実化・活性化のための戦略&プラン43,

教育開発研究所

南部昌敏(2012)授業力を向上させるための「ワー 図 2 全体発表会でグループ発表者(左)とFG(右)

(11)

クショップ型校内教員研修」の方法.村川雅弘編

「ワークショップ型校内研修」充実化・活性化の ための戦略&プラン43,教育開発研究所

村川雅弘編(2010)「ワークショップ型校内研修」

で学校が変わる 学校を変える.教育開発研究所

Summary

 This study examined the practical case with the head of the division of research(research chief)

who led the activation of lesson study in a medium- scale public junior high school based on the school visit and the record of the in-service training in the school and the semi-structured interviews to the teacher, etc.

 As a result, it was shown that team work in the school was a great factor, ex. an ability of principal's leadership, the growth of the division of research by the PDCA cycle and the young man teacher's existence as the follower, etc.

Key Words

: Lesson Study in the School, Child-centered,

Training of Workshop Type, Follower

(Received January 11, 2017)

表 7 この 1 ヶ月の各自の取組事例 項 目 取  組  事  例 ①見通しと振り返 り ○マグネットの使用(2 回に 1 回くらい)○自分を見つめ直した. ○導入で『課題』カードの活用. ○教科書の「ねらい」を利用し授業のはじめに見通しを持たせた. ○小テストを活用し,振り返りの場面を作った. ○自己評価シート,前時の確認(一問一答)(フラッシュカード,PC) ○カードは使っていないが,ノートに書かせている.今後カードも活用したい. ○パワーポイントで提示した.ワークシートに記入させた. ○板書と取り扱
表 8 全員参加型の校内研修会の成果と課題 項 目 取  組  事  例 授業交流:交流・ 参観体制の手立て の工夫 □学年単位・部会単位で参観者を決定 ○授業交流の機会がたくさんあり勉強になった. ○全員が授業を行い,お互いに見ることによって研究を進めた部分はとてもよかった. ○全員が授業を行うことは大変良かった. ○互いの授業交流 △もっと授業をみたかった⇒授業交流日と授業者・学級を早期に決定し,時間割上で反映. 展望)授業交流の形については,今年度のスタイルで行う. 授業交流を通年(1 学期から 3

参照

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