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学校教育で実施可能な児童生徒の運動プログラムの開発

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Academic year: 2021

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スポーツトレーニング科学20:39,2019

学校教育で実施可能な児童生徒の運動プログラムの開発

高井洋平1),加治屋純隆2),藤田英二1),山本正嘉1)

1)鹿屋体育大学スポーツ生命科学系,

2)小中一貫校花岡学園 鹿屋市立花岡小学校

【本プロジェクトにおける背景】

 子どもの身体活動の機会が減ることは,小児肥満 の増加や運動能力の低下につながるといわれてい る。そのため,子どもの身体活動の機会を意図的に 増やす方策が必要である。その方法の一つに,運動 が挙げられる。我々は,子どもが1日のなかで多く の時間を費やす学校で取り組める運動プログラムの 開発を目指して,本プロジェクトを行った。そのプ ログラムを作成する上で,学校の他のカリキュラム 等の妨げにならないために,限られた時間で行う必 要がある。研究協力校の体育教諭と相談した結果,

5分間であれば,多くの教育現場で取り組むことが 可能であると判断された。そこで,5分間の自体重 負荷運動が運動能力などを向上させ得る運動強度で あるかについて調べた上で,その運動の効果につい て検証した。次に,運動のバリエーションを増やす ために,子どもの“遊び”をトレーニングとして行 うために,鬼ごっこのような“遊び”を行っている 時の運動負荷を定量した。

【運動プログラムの特徴】

 本プロジェクトで作成した自体重負荷運動プログ ラムは,スクワットやランジ運動(前方向,横方 向)で構成されている。それらの運動をサーキット 形式で行った。また,運動強度を漸増できるよう に,スクワットジャンプ,踏みかえ運動などにし た。運動強度について,以下の通りである。

 1.下肢筋群の筋活動レベルは,最大筋力を増加 させ得る強度である。

 2.心拍レベルや酸素摂取レベルは,全身持久力 を向上させ得る強度である。

 研究協力校の小学校では,朝会の前に校庭または 体育館で,校歌(愛唱歌)に合わせて運動を毎日

行っていた。中学校では,部活動前に行っていた。

運動前後の筋サイズ,最大筋力および全身持久力に 対する効果は以下の通りであった。

 1.大腿前部の筋厚および膝関節伸展筋力は,ト レーニングによって増加する。

 2.跳躍高は増加する。

 3.20mシャトルランは,自然は発達よりも向上 する。

以上のことから,5分間の自体重負荷運動が,子ど もの運動能力を改善させる可能性を示した。

【謝辞】

 本プロジェクトは,鹿児島県および鹿屋市教育委 員会,研究協力校の関係者の皆様の多大なご協力に より実施されております。この場を借りて御礼申し 上げます。

【これまでの研究成果】

・原村ら,小・中学生男子における5分間の自体重 負荷ジャンプトレーニングが全身持久力に与える 効果,スポーツパフォーマンス研究,2018。

 (他14編)

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