※評価の凡例 (評価基準:評価の考え方)
○ = 達 成 : 計画書の数値目標を達成、または目標とする状況を実現
△ = 継続中 : 計画書の数値目標の90%以上、または目標とする状況の実現に向けた取り組みを継続中
× = 未達成 : 計画書の数値目標の90%未満、または目標とする状況の実現に向けた取り組みに未着手
№ 大
区分 中
区分 小
区分
評価項目 自己評価理由
自己
評価
委員会
評価
委員会意見
1.今後田野病院が果たすべき役割
○総合診療の提供
1
専門分野にとらわれない総合
的な診療を提供する
これまでどおり地域医療を担う中で、平成28年度について
は、総合的な診療を専門分野とする医師を前年度から1人
増の2人体制とし、院内標榜を総合診療科として実施してい
る。
地域医療の要となる医療人の育成のための学生や研修
医の積極的な受け入れを実施するとともに、平成28年度か
らは、医学科生や研修医のほか看護学科生の受け入れも
開始した。
○ ○
地域医療の要となる人材
育成に努力されていることに
ついては評価している。
2
田野地域の初期救急及び在
宅療養患者の急変等に対応
できる体制の整備を図る
救急患者数は、平成28年度が829人で、平成27年度の
1,044人に比べて215人の減となっているが、救急告示施設
として初期救急医療及び2次救急医療を支えるという役割を
果たすために24時間体制をとっている。
平成29年1月から配置した地域包括ケア病床33床は、急
性期治療を経過した患者のみならず、在宅療養中に急変し
た患者等も受け入れている。
○ ○
○健康増進の支援
3
地域住民を対象とした検診
(健診)を充実させる
平成28年度の田野地域住民を対象とした検診(健診)の受
診者数は127人で、平成27年度の289人を下回っており、市
全体としても受診率は低下傾向であるが、市と指定管理者
が連携して、検診(健診)の受診率の向上等について、さま
ざまな方策を検討して取り組んだ。
公民館長会議や各公民館への出張説明、毎年開催してい
る院内と院外の健康教室など、あらゆる機会を捉えて、早期
発見早期治療を推進するため検診(健診)説明会も併せて
行っている。
△ △
地域の健康ふくしまつり等
のイベントへの参加により、
田野病院のPRを図られた
い。
この問題は、地域住民の
意識の低さによるところもあ
り、病院に頼るばかりではな
く、地域自体も健康増進の
№
区分 区分 区分
評価項目 自己評価理由
評価 評価
委員会意見
4
予防医療・早期発見により健
康増進を図る
平成28年度の企業や学校の団体検診の数は365人で、平
成27年度の312人を大きく上回ったが、個人の健康診断は
74人で、前年度の88人を下回った。
予防接種の数は769人で、前年度の773人を下回った。
外来ロビーでは月1回健康セミナーを、院外では保健事業
健康教育を年2回実施しており、それ以外でもあらゆる機会
を捉えて、予防医療・早期発見についての啓発等を積極的
に行っている。
○ ○
団体検診は増えているが、
個人健康診断が減ってお
り、市の健診率を上げるため
にも、積極的な活動と活発な
営業をお願いしたい。
この問題は、地域住民の
意識の低さによるところもあ
り、病院に頼るばかりではな
く、地域自体も健康増進の
啓発活動が必要である。
○専門医療の提供
5
専門外来(肝炎外来等)を充
実させる
平成27年度から睡眠時無呼吸症候群及び肝炎外来を実
施しており、新たな専門外来として平成28年度からはボツリ
ヌス療法を開始した。
宮崎大学が指定管理者である利点を生かして専門外来の
充実を図るべく、可能な取り組み等についてさらに検討を進
めている。
○ ○
6
専門医療の提供により、手術
の実施やCT・MRI等の医療
機器の有効活用を図る
平成28年度の手術は23件で、平成27年度の14件を上回っ
ており、地域のニーズに沿った手術を推進した。
CT撮影は795件で、前年度の590件を大きく上回り、MRI
撮影も442件で、前年度の324件を大きく上回った。
○ ○
○回復期機能の明確化
7
地域包括ケア病床を配置し、
急性期治療を経過した患者
や、在宅療養中に急変した患
者等を受け入れる
平成29年1月から一般病床42床のうち33床について、地域
包括ケア病床の施設基準を取得し、回復期の機能強化を
図った。
急性期治療を経過した患者のみならず、在宅療養中に急
変した患者等も受け入れて、在宅等への退院支援を強化し
た。
病床機能報告では、回復期病院として報告している。
○ ○
-№
区分 区分 区分
評価項目 自己評価理由
評価 評価
委員会意見
○介護老人保健施設との連携強化
8
併設するさざんか苑との連携
により、医療と介護が一体と
なった切れ目のないサービス
の提供を図る
同一敷地内の田野病院とさざんか苑において、身体状況
等に応じた相互移送を、速やかに行っている。
入院患者には早期のリハ開始等の回復治療を、入所者に
は介護老人保健施設として充実したリハビリを実施し、こま
めな健康チェックや施設長回診等の定期的な医学的健康管
理により、早期の在宅復帰に努めている。
さざんか苑では病院との連携により、医療の必要性が高
い患者を積極的に受け入れ、通所リハの充実も図りながら、
医療と介護が一体となった切れ目のないサービスを提供し
ている。
○ ○
○保健・医療・介護連携、多職種連携
9
地域の関係施設との施設間
連携と職種間連携の充実を
図る
田野地域の関係機関との施設間連携と職種間連携の充
実を図るために、保健・医療・介護・福祉との連携、多職種
の連携強化に係る会議等に積極的に参加した。
在宅での療養患者を地域の関係機関と連携して支えるた
め、平成28年7月に在宅療養支援病院としての届出を行い、
地域ケアシステムの構築を推進している。
○ ○
地域住民に対して、活動内
容等の広報や啓発などを行
い、周知徹底を図って欲し
い。
2.地域医療構想を踏まえた役割の明確化
○地域包括ケアシステムの構築に向けて果たすべき役割
①急性期医療機関との連携
10
宮崎大学医学部附属病院や
急性期機能を担う病院との連
携を深め、急性期治療を終え
たリハビリ患者を積極的に受
け入れる
急性期機能を担う宮崎大学附属病院の整形外科や県立
宮崎病院、宮崎市郡医師会病院などから、急性期治療を終
えたリハビリ患者を、回復期機能を担う田野病院へ積極的
に受け入れている。
今後さらに急性期機能を担う医療機関と連携を深め、積極
的な受け入れを推進する。
○ ○
②地域の医療機関との連携
11
田野地域の診療所との連携
をこれまで以上に深めなが
ら、入院治療、専門医療、画
像検査等の必要な患者を積
極的に受け入れる
田野病院は田野地域で唯一の病床、手術設備、内視鏡、
MRI、CTなどを設置しており、近隣から手術、検査及び入
院の紹介患者の受け入れが可能な体制を整えている。
地域との連携により、積極的に田野地域の診療所から入
院治療、専門医療、画像検査等の必要な患者を受け入れて
いる。
田野地域における各種会議や集会等に積極的に参加す
ることで、地域の診療所との連携を深め、地域医療や地域
包括ケアシステムを推進している。
№
区分 区分 区分
評価項目 自己評価理由
評価 評価
委員会意見
③地域の介護・福祉事業所との連携
12
医療のみならず、介護・福祉
にも精通した地域連携や退院
調整に携わる専門の職員を
配置する
地域連携や退院調整を活発かつ円滑に推進していくた
め、田野病院の地域連携室に、介護・福祉に精通した職員2
人(専従の社会福祉士1人、専任の職員看護師1人)を配置
している。
○ ○
○一般会計負担の考え方
13
一般会計との間に経費負担
を定める
定めている。
○ ○
○医療機能等指標に係る数値目標
14
在宅復帰率 H28目標値:70%
H28実績値:82%
○ ○
15
リハビリ件数 H28目標値:5,800件
H28実績値:6,368件
○ ○
16
手術件数 H28目標値:12件
H28実績値:23件
○ ○
17
臨床研修医受入件数 H28目標値:7件
H28実績値:6件
△ △
18
在宅医療実患者数(実人数) H28目標値:60人
H28実績値:95人
○ ○
19
在宅看取り人数 H28目標値:4人
H28実績値:6人
○ ○
○住民の理解のための取り組み
20
地域住民が集まる場で事業
説明等を行い利用拡大に努
めるとともに、地域に出向くな
どして顔の見える関係づくりを
進める
地域住民に対して、さまざまな取り組みや顔の見える関係
づくりを行った。
今後も可能な取り組みを検討し、機会を捉えてPRと親睦
を図り、地域との関係づくりを進める。
・地域へ出向く(事業説明・健康教育等)
自治公民館長会議と公民館等への出張説明にて、医療講
話、健診勧奨、PR等情報発信などを行った。
・地域の行事への参加等
田野地域ふれあい交流(旧田野町敬老会)に病院長が来
賓として出席した。
・地域の行事への派遣要請に対応
田野地区マラソン大会などへ医療従事者や救急車を毎年
派遣した。
△ △
地域行事等での積極的な
PRに努めて欲しい。
地域協議会から各団体に
協力依頼をして、田野5地区
(東西南北中央)に対しての
取り組みを実施して欲しい。
田野病院と宮大医学部と
の連携は、住民の安心にも
つながっており、地域の医療
施設としては、採算性は別と
して、非常に大きな役割を
担っている。
-№
区分 区分 区分
評価項目 自己評価理由
評価 評価
委員会意見
3.経営の効率化
○経営指標に係る数値目標
①収支改善
21
経常収支比率(全体) H28目標値:75.0%
H28実績値:75.6%
○ ○
22
経常収支比率(病院) H28目標値:75.0%
H28実績値:85.0%
○ ○
23
経常収支比率(老健) H28目標値:49.3%
H28実績値:50.0%
○ ○
②経費削減
24
ジェネリック医薬品導入率(病
院)
H28目標値:50.0%
H28実績値:69.1%
○ ○
25
ジェネリック医薬品導入率(老
健)
H28目標値:50.0%
H28実績値:69.1%
○ ○
③収入確保
26
入院患者数(病院) H28目標値:12,570人
H28実績値:12,624人
○ ○
27
病床利用率(病院) H28目標値:82.0%
H28実績値:82.3%
○ ○
28
平均在院日数(病院) H28目標値:21日
H28実績値:17.1日
○ ○
29
外来患者数(病院) H28目標値:23,030人
H28実績値:23,781人
○ ○
30
入所者数(老健) H28目標値:9,417人
H28実績値:9,418人
○ ○
31
入所利用率(老健) H28目標値:57.4%
H28実績値:56.4%
△ △
32
短期入所者数(老健) H28目標値:1,060人
H28実績値:878人
× ×
33
通所者数(老健) H28目標値:1,788人
H28実績値:1,997人
○ ○
④経営の安定性
34
企業債残高 H28目標値:880,791千円
H28実績値:880,791千円
№
区分 区分 区分
評価項目 自己評価理由
評価 評価
委員会意見
○目標達成に向けた具体的な取り組み
①総括的な取り組み
35
利用者確保のため、田野以
外の幅広い地域を対象に積
極的な情報発信等を行う
幅広い地域を対象とした情報発信の取り組みについて
は、次のとおり実施しているが、さらなる取り組みを引き続き
検討し実施していく。
・ホームページ
・さざんか通信発行
・各種広報誌等の取材の中で、医師等が田野病院をPR
・全国及び宮崎県国保地域医療学会にて田野病院の取り
組みを紹介
△ △
魅力ある病院となるような
取り組みを行って欲しい。
②田野病院の取り組み
36
外来診療時間の見直しを行う 待ち時間の調査を実施し、4ブロックに分けた時間帯によ
る外来診療予約制を平成28年度に導入して、待ち時間を平
均28分短縮した。
○ ○
37
看護補助者や清掃員等の各
部門でアウトソーシング(外部
委託)を検討する
平成28年7月からさざんか苑の清掃業務を外注化したこと
を踏まえ、田野病院の清掃業務についても外注化を検討す
るなど、経費削減に取り組んだ。
○ ○
38
特別個室料金の見直しを検
討する
他の医療機関の個室料金をホームページ等により情報収
集し、料金見直しの検証に着手した。
△ △
特別個室料金の見直しを
早期に実現すべきであり、早
急に見通しを示して欲しい。
③さざんか苑の取り組み
39
リハビリ器具の充実によりリ
ハビリテーションを強化する
リハビリテーションを強化するため、平成29年1月に、市保
健所のリハビリ器具等をさざんか苑に移管し、同年3月に
は、リハビリ器具2台を新規購入した。
△ △
早めの充実を望む。
40
在宅介護サービスの充実に
努める
平成27年度からリハビリ専門医が副施設長として勤務して
おり、充実したリハビリテーションを実施している。
リハビリ専門職の適正配置及びリハビリ器具の充実等に
より、入所者の在宅復帰を推進するとともに、通所リハビリ
テーションも強化し、自立した在宅生活が送れるよう支援に
努めた。
平成28年8月には、在宅復帰支援及び在宅療養支援の機
能を評価する施設基準を取得した。
引き続き、さらに上位の施設基準の取得及び在宅介護
サービスの充実を図り、地域包括ケアシステムの構築を推
進する。
○ ○
-№
区分 区分 区分
評価項目 自己評価理由
評価 評価
委員会意見
4.その他
41
経営の健全化に取り組む 市と指定管理者で連携を密にし、経営の健全化や業務の
効率化等を図るために、連絡調整会議を年2回、運営協議
会を年2回開催した。
病院事業の取り組みと並行して、経営健全化に係る取り
組みについても引き続き検討し推進していく。
△ △
連携強化を願う。
42
検証結果を毎年公表する ホームページ等で検証結果の公表を予定している。