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平成27年4月1日

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Academic year: 2021

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道徳学習指導案

1 学 年 第1学年4組 28名 2 主題名 あたたかいこころ 【B 親切,思いやり】 3 ねらい 人に親切にすることのよさを感じることのできる心情を育てる。 4 資料名 「ドラえもん」(出典 『みんなで考える道徳』日本標準) 5 主題設定の理由 ○ 本主題は,第1学年及び第2学年の内容項目B「身近にいる人に温かい心で接し,親切にすること。」を もとに設定したものである。 よりよい人間関係を築くには,相手に対する思いやりが不可欠である。思いやりとは,相手の気持ちを推 し量り,自分の思いを相手に向けることである。低学年の段階においては,身近な人に広く目を向け,温か い心で接し,親切にすることの大切さについて考えられるようにすることが大切である。しかし,思いやり の心というものは,普段はなかなか見えにくいものである。周囲の人々の行動を振り返ることで,人に親切 にすることのよさを感じることができる心情を育てたいと考える。 ○ 本学級の児童は,2学期を通して道徳学習プログラム「やさしさにっこり」に取り組んでいる。帰りの会 において,1学期は「ふわふわタイム」,2学期は「ほかほかタイム」で,友達に言われてうれしかった言 葉や親切にしてもらったことを発表してきた。1学期の道徳の時間に「ふわふわことば ちくちくことば」 を学習したことを通して,「『遊ぼう。』と言ったら『いいよ。』と言ってくれてうれしかったです。」や 「~くんが食器を運ぶのを手伝ってくれました。」など,自分が言ってもらったり,してもらったりしてう れしかったことを出し合うことができるようになった。よく発言している児童が8名,時々発言している児 童が 16 名いるが,全く発言しない児童が4名いる。それは,友達のやさしさに気付かなかったり,気付い ていてもみんなの前でどう言えばいいのか分からなかったりすることに原因があると考えられる。また,よ く発言する児童でも,自分に対するやさしさに気付くことはできているが,他の人に対するやさしさや親切 な行動に気付いた発言はまだ見られない。このような実態から,身の回りの人が親切にしている場面を振り 返り,その思いや行為のよさを感じることができるような学習が必要と考える。 ○ 指導に当たっては,道徳学習プログラム「やさしさにっこり」において,各教科・領域または日常生活と 関連させて積み重ねてきた考えをもとに,思いやりや親切な心をもち実践できる児童を育てていく。そして, その過程における本時を,ねらいとする価値について考えを深める時間としたい。 本時では,雨の中で小犬を見つけたのび太が悩みながらも思い切ってとった行動を通して,のび太のやさ しさを見守るドラえもんの気持ちを考えさせる。中心発問においては,発言時にいい顔のドラえもんのお面 を付けさせることにより,思いやりのある親切な行動を行うと,それを見ている周りの人も温かくやさしい 気持ちになることに気付かせたい。また,それを展開後段での,「にこちゃんマーク」につなげていく。自 分たちの周りにいる親切な人や行動を出し合い,それを見つけた自分が温かくやさしい気持ちになり,顔が 「にこちゃん」になることから,親切な行為の意義を実感させる。終末では,クラス以外の場面に広げてい く。異学年交流の時に上級生が親切にしている様子をドラえもんからの手紙という形で提示し,身近な人に 広く目を向け,温かい心で接し,親切にすることの大切さについて考えを深められるようにしたいと考える。 こうして深めた思いを,最後の振り返りにおいて個人用学習シート「やさしさにっこり」に書き加えるこ とにより,自分の学びを確かめられるようにしたい。

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6 道徳学習プログラム 国語科「かいがら」 一番大好きな友達には,一番大切なものをあげようと決めた くまさんの気持ちを想像しながら読む。 学級活動 「とうばんをみなおそう」 2学期の掃除当番や給食当番について話し合う。 生活体験 「ぽかぽかタイム」 進んで親切にする。 道徳の時間 「はしのうえのおおかみ」 身近にいる人に自分から親切にしようとする心情を育てる。 道徳タイム「ハートをふくらまそう」 やさしさについて,自分の考えがどのように変わっていったか振り返 り,これからどうするか考える。 帰りの会 「ほかほかタイム」 一日を振り返って,親切にしてもらったことを発表し,教室に掲示 していく。 国語科 「おもいだしてかこう」 自分が親切にした経験を思い出して,絵や文章に表す。 道徳の時間 「ドラえもん」 人に親切にすることのよさを感じることのできる心情を育てる。 帰りの会 「ほかほかみつけタイム」 一日を振り返って,親切にしていた人を見つけて発表し教室に掲示 していく。 4ねんせいさんは,そうじの やりかたをおしえてくれてや さしいな。6ねんせいさんは, おもいものをいっしょにもっ てくれてしんせつだな。 やさしくされると,こ ころがほかほかするな。 あいてがよろこんで くれるとうれしいんだ な。 しんせつって,いいな。 こんなしんせつなひと をみつけたよ。 ぼくもいろいろなひと にしんせつにしよう。 しんせつにするといいき もち。 しんせつにすると,じ ぶんもあいてもえがおに なったよ。 これからじぶんにでき ることはなにかな。

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7 授業の展開 過 程 学習活動 主な発問と児童の心の動き 指導上の留意点 (○支援 ※評価) 導 入 1 親切にされた経 験について話し合 う。 ○今まで人にやさしくされたことはありま すか。 ・けがをしたとき「だいじょうぶ?」と言っ てくれた。 ・消しゴムがなくなったとき貸してくれた。 ○価値の方向付けをするために, 黄色ハートを提示し,相手につ いて考える学習であることを 意識させる。 展 開 前 段 2 資料「ドラえも ん」を読んで話し合 う。 ○雨にぬれている小犬を見つけたのび太く んは,どんな気持ちでしょう。 ・小犬が濡れてかわいそうだな。 ・どうしよう。困ったな。 ・雨がかからないようにしてあげたい。 ・傘をさしてあげようかな。でもお母さんに 言われているからやめようかな。 ・何か他にかけるものはないかな。 ○傘を置いてきたのび太くんは,大丈夫でし ょうか。 ・また,おかあさんに怒られる。 ・もう傘を買ってもらえない。 ・理由を言えば大丈夫かもしれない。 ◎ドラえもんは,いい顔をしているね。どん なことを考えているでしょう。 ・傘をなくすとしかられるのに仕方ないな。 ・やっぱりのび太くんは,やさしいな。 ・だれにでも親切だな。 ・ぼくが傘を家に届けてあげよう。 ○どうしようかと困っているの び太の気持ちを考えさせるた めに,資料を途中まで提示す る。 ○のび太くんを案じることによ り,自分のこととして考えさせ るようにする。 ○一人一人がじっくり考え,自分 の考えをもてるようにワーク シートに記述させてから発言 させる。いい顔のお面をかぶっ て発表することにより,親切な 人を見るといい表情になるこ とに気付かせる。 ※のび太のやさしさを見守るド ラえもんの気持ちを考えるこ とができたか。 展 開 後 段 3 今までの自分を 振り返り,資料のよ うに親切だと感じ た経験を出し合う。 ○のび太くんのように,親切なことをしてい る人を見たことはありませんか。 ・~さんが,~くんの筆箱が落ちたとき一緒 に拾ってあげていてやさしいと思った。 ・一人でいる~くんを,~さんが一緒に遊ぼ うと誘っていて親切だなと思った。 ○クラスの親切な人を見つけた ときの気持ちを問い,表情を 「にこちゃんマーク」で提示す ることにより,親切にすると周 りがいい顔になることを感じ 取らせる。

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終 末 4 ドラえもんから の手紙を聞く。 5 本時の学習を振 り返る。 ○ドラえもんから手紙が来ました。学校の中 にもこんなやさしい場面を見つけました よ。 ○「やさしさにっこりカード」にハート貯金 箱を書きましょう。 ・親切っていいな。 ・~くんは,すごいな。ぼくも親切な人をた くさん見つけよう。 ○ドラえもんからの手紙という 形で興味を引くことで,これか らクラスや学校での親切な場 面を大事にしていきたいとい う気持ちを持たせる。 ※人に親切にすることのよさを 感じることができたか。 8 板書計画 ド ラ え も ん ・ 小 犬 が ぬ れ て , か わ い そ う 。 ・ ど う し よ う 。 こ ま っ た な 。 ・ か さ を さ し て あ げ よ う か 。 ・ で も , お か あ さ ん に い わ れ て い る し 。 ・ な に か ほ か に か け る も の は な い か な 。 ・ ま た , お か あ さ ん に し か ら れ る 。 ・ も う , か さ を か っ て も ら え な い 。 ・ お か あ さ ん に り ゆ う を い え ば い い 。 場面絵(お 母 さんに 注 意 されて い るのび太) ・ か さ を な く す と し か ら れ る の に し か た な い な 。 ・ や っ ぱ り の び た く ん は や さ し い な 。 ・ だ れ に で も し ん せ つ だ な 。 ・ ぼ く が か さ を と ど け よ う 。 場面絵(の び 太の困 っ た顔) 黄 か さ あ げ る よ 。 し ん せ つ 場面絵(か さをあげたの び太) ドラえも んのいい 顔

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参照

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