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解説2-12図

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Academic year: 2021

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(1)

放送と通信のそれぞれの利点を生かした放送通信連携サービスを実現するために Hybridcastの研究を進めている。Hybridcastはネットワークを利用して放送サービスを 高機能化するための技術基盤であり,この基盤上で魅力的なさまざまなサービスを実現 することができる。Hybridcastでは,放送番組からVOD(Video On Demand)番組へ 誘導するサービスや番組の視聴方法をカスタマイズするサービス,SNS(Social Networking Service)と連携したサービス,スマートフォンやタブレットなどのモバイ ル端末とテレビを連携するサービスなど,多様で多機能な放送サービスを実現すること ができる。以下,Hybridcastの基本システムについて解説する。

1.まえがき

放送には高品質・高信頼・同報性という特徴があり,通信には各個人の個別の要求に 応えることができるという特徴がある。当所では,これらの放送と通信の特徴を生かし た新しいサービスを展開するために,放送と通信を融合したサービスの基盤となる HybridcastⓇ *1 Hybridcast は ( 財 ) NHK ­ ES の登録商標です。 *1の研究を進めている1)∼3)。1図に,放送と通信を取り巻く環境の大きな 変化を列挙した。これらの変化は「放送のデジタル化」,「ブロードバンドの普及」,「イン ターネット技術と文化の発展」,「各種情報端末の普及」によってもたらされたものであ る。特に,通信の世界では急速な変化が起こっており,日本では2011年度にブロードバ ンドの契約数が約3,500万になり,スマートフォンの出荷台数が2,100万台を超えた。 このような時代の変化に伴い,諸外国は放送通信連携型TVの開発と普及にしのぎを フールー 削っている。例えば,アメリカのGoogleTV,Hulu,ヨーロッパのHbbTV(Hybrid Broadcast Broadband TV),YouView

*2 イギリスの標準のVOD。 *2などである。一方,2012年度から始まった3 か年のNHK経営計画においては,「放送と通信が融合した新たなサービスの提供と開発」 を重点目標の中に掲げている。これらの状況を受けて,当所では,Hybridcastの2年以 内の実用化を目指して,その規格化と実証実験システムの構築を推進している。 本稿では,まず,Hybridcastを提案した背景とその目標を述べる。次に,Hybridcast で実現されるサービス例とシステム試作例を述べ,最後に今後の進め方を述べる。

2.Hybridcastの開発の背景

BSデジタル放送が開始され,既に10年以上が経過した。放送のデジタル化を契機にさ まざまなデジタル放送の新機能を利用したサービスが始まった。その1つがEPG(電子 番組表)である。EPGの当初の目的は,緊急報道やスポーツ中継の番組延伸などに追従

Hybridcast

基本システム概要

浜田浩行

松村欣司

砂崎俊二

解 説

(2)

放送のデジタル化 ブロードバンドの普及 インターネット技術と文化の発展 各種情報端末の普及 これからの時代に即したサービスとして, これらの要素を最大限に活用した魅力的なサービスを目指す ・高品質・高信頼・同報性 ・大容量・低コスト ・高い普及率 ・パーソナライズ ・番組のオンデマンド視聴 ・全国で約3,500万契約 ・クラウドコンピューティング ・ソーシャルネットワーク ・ユーザー作成コンテンツ ・携帯,スマートフォン ・PC,タブレット端末 ソーシャル ネットワーク オンデマンド番組 番組の お薦め 放送番組への 追加コンテンツ ④ ③ ② 放送と連動して 情報を提供 通信ならではのソーシャル またはパーソナルな情報を 放送と連携して使う機能 端末連携サービス セカンドスクリーンで番組 情報の閲覧やテレビを操作 する 通信コンテンツを放送番組に合成して 放送番組をよりおもしろく,より分か りやすくする機能 信頼できる情報を確実に 提供する機能 テレビをモバイル端末や PC と連携させて 番組をより便利に,より深く楽しむ機能 可能な番組表をTV画面上にオンタイムで表示することであった。しかし,その後のタイ ムシフト視聴などの視聴形態の多様化に伴い,EPGは予約録画に必須の機能となった。 EPGが予約録画に利用されるようになった理由の1つは,デジタル放送の仕様を全放送 事業者と受信機メーカーが協力して作成し,EPGに必要なSI(Service Information)を 全放送事業者が共通のフォーマットで提供したことである。 現在の放送通信融合時代においても,放送事業者の責務は質の高い番組や信頼できる 情報を視聴者に確実に送り届けること,視聴者の利便性を向上させることである。その ためには,放送事業者の意図を正しく確実に視聴者に送り届けることだけでなく,イン ターネットを活用してデジタル放送の魅力を高める仕組みを全ての放送事業者,受信機 メーカーが協力して速やかに整備する必要があると考え,Hybridcastの早期の実用化を 目指すことにした。

3.Hybridcastの技術仕様

2図に当所で提案するHybridcastの概念を示す。Hybridcastはネットワークを利用し て放送サービスを高機能化するための技術基盤であり,その基盤上で2図に示す①∼④ 1図 放送通信連携サービスを取り巻く環境の変化 2図 Hybridcastの概念図

(3)

の機能を使って新しい放送通信連携サービスを提供する。Hybridcastの技術仕様4)は本特 集号の解説「Hybridcastを支える技術」で詳しく述べるが,技術仕様を策定する際に, 特に,以下の項目に留意した。 (1)既存の放送方式を極力変更しないこと 現行のデジタル受信機との互換性や放送設備への影響を考慮して,既存の放送方式の 変更を必要最小限にした。 (2)国際的な標準や通信との親和性の高い方式を採用すること 放送の電波が届くエリアは限定されているが,ネットワークには国境が無い。従って, よりグローバルな視点から方式の検討を行った。現在,W3C(The World Wide Web Consortium)において,インターネットのアプリケーション記述言語HTMLを高機能化 したHTML55)の規格化が行われている。そこで,Hybridcastの仕様案ではアプリケー ションを実行する環境としてHTML5を採用することにした。 (3)視聴者やさまざまなサービス事業者が多様なサービス(アプリケーション)を提供 できること 多様なサービスを実現するためには,放送事業者以外のさまざまなサービス事業者や 視聴者もサービスを提供できるようにする必要がある。しかし,放送事業者以外のサービ ス事業者が発信する情報には放送にふさわしくないコンテンツが含まれている可能性が ある。放送の公共性や青少年への教育的な視点などから,それらのコンテンツを表示でき ないようにする仕組みを用意し,サービス内容の品質を放送局で管理できるようにした。 (4)放送と通信のコンテンツを同期して合成・提示可能なこと 放送番組に合わせて,通信からの情報を同期して表示できるようにすることで,外国 人のための多言語字幕サービス,高齢者のための話速変換音声サービス,マルチビュー サービスなど,さまざまなサービスを実現することができる。 (5)視聴者のニーズの変化や技術の進展に対応して,新しいサービスが展開可能である こと 視聴者のニーズの変化に対応して,新しいサービスや新たに開発された技術を利用し たサービスを展開できるようにするためには,サービスの実現に必要な各種の処理をク ラウド上で行う仕組みが有効である。例えば,コンテンツのメディア変換や要約・翻訳 処理などの各種の処理をクラウド上で行うことで,視聴者は受信機を買い換えることな く,新たなサービスを受けることができる。この要件は,SNS(Social Networking Service) *3 インターネット上のコミュニ ケーションを目的としたサービ ス。 *3などの新しい通信サービスと放送を連携させるために必要なだけでなく,受 信機の低廉化にもつながる極めて重要な要件である。 (6)放送と通信の文化の違いを調和・融合すること TVは,元来,家族みんなで楽しむものであり,ながら視聴も可能な受動的なメディア である。一方,インターネットなどの通信は基本的には個人で楽しむものであり,必要 な情報やコンテンツに能動的にアクセスするメディアである。放送と通信の融合と言わ れて久しいが,大きな成功例はまだ見当たらない。放送通信連携サービスを成功させる ためには,放送と通信という異なる文化を調和・融合することが極めて重要である。 ここで再度,放送と通信の文化の差異に触れる。既に述べたように,TVは基本的には 受動的なメディアである。TVを見ているだけで世の中の大体の出来事が分かる。スポー ツの生中継を見て興奮し,昨日のTVドラマのことで友達と盛り上がる。TVの操作は簡 単で,PCのようにバージョンアップなどをする必要もない。一度,TVを買えば約10年

(4)

放送局 提示ポリシー インターネット アプリケーション 起動情報 放 送 (高品質,高信頼,同報性) 放送番組 通 信 (視聴者ごとの要求に応える) HTML5の実行環境 モバイル端末や PCとの連携利用 サービス事業者 したネットサービス 番組関連の メタデータなど アプリケーション コンテンツ Hybridcast受信機 放送番組をベースとした 多彩なサービスを実現 放送番組に連動・連携 は使える手軽な家電である。放送番組の内容は放送事業者によって保証されており,極 めて安全・安心なメディアと言える。 一方,通信で使われるPCやスマートフォンは能動的なメディアである。ハードの買い 替えやソフトのバージョンアップも日常的に頻繁に行われている。インターネットから 得られる情報は膨大な量であるが,その内容や品質は千差万別である。インターネット の情報には,他者によるチェックが基本的には入っていないことが魅力でもあるが, ユーザーはその情報が信頼できる情報かどうかを判断して利用する必要がある。 以上のことを考慮して,Hybridcastでは,放送の信頼性とインターネットのきめ細か な情報やおもしろみを調和させるようにした。その際,将来のニーズや視聴スタイルの 変化,事業者ごとに異なるさまざまなビジネス様式に対応できるようにするために,調 和の度合いを制御するための仕組みを技術仕様に入れた。例えば,アプリケーションの 子画面を放送番組の映像の上に重ねて表示することは,放送番組の著作権を侵す恐れが あるので,番組ごとに子画面を番組映像へ重ねて表示することの許可または禁止ができ るようにした。 また,TVをモバイルで視聴したりPCで視聴したりするなどの視聴スタイルの多様化 を考慮して,端末連携機能を強化した。これにより,画面サイズに対応した多様な利用 方法が可能となる。例えば,大画面のTVで放送番組を家族みんなで見て,個別に必要な 情報をタブレットに表示させることなどができるようになる。

4.Hybridcastの全体システムの構成

Hybridcastの全体システムの構成を3図に示す6)7)。以下,各機能について述べる。 (1)放送局 放送波でデジタル放送信号の他に,アプリケーション起動情報 *4 アプリケーションの取得先など アプリケーションを起動するた めに必要な各種の情報やアプリ ケーションの起動・終了などを 制御する情報。 *5 画面の配置に関する制御情報。 例えば,放送番組にアプリケー ションの子画面を重ねて表示し たりL字で表示したりする制御情 報。 *4,提示ポリシー*5 送出する。また,サービス事業者との契約に基づいて,各事業者が魅力的なサービスを 実施するために必要な番組に関連する情報やメタデータなどを提供する。 (2)サービス事業者 サービスを実現するためのアプリケーションの制作・配信を行う。さまざまな事業者 や放送局,VODサービス等の事業者がサービス事業者となることを想定している。 (3)Hybridcast受信機 Hybridcastの受信機に搭載される主な機能は以下のとおりである。 3図 Hybridcastの全体システムの構成

(5)

テレビで再生 端末連携サービス ソーシャルテレビサービス 多言語字幕サービス お薦め番組サービス メニュー画面 ・サービス事業者が配布するHTML5をベースとしたアプリケーションを実行する機能 ・VODなど,通信を利用したコンテンツの処理・提示機能 ・放送と通信の同期提示機能 ・端末連携機能 ・アプリケーションの提示制御機能

5.Hybridcastのサービス例とその試作

2010年の技研公開でHybridcastのコンセプトを初めて提案し,PCで実現した受信機を 展示した2)。2011年の技研公開では,メーカー製の試作受信機を展示して,Hybridcast の実現の可能性をアピールした(4図)8)。また,2012年の技研公開では,HTML5ブラ ウザーを搭載したプロトタイプ受信機を展示し,5図に示すようなさまざまなサービス が実現できることを示した。 ここでは,Hybridcastの概念図(2図)に示した①∼④の機能に沿ってサービスの例 4図 Hybridcastのメーカー製の試作受信機 5図 Hybridcastのサービスの例

(6)

Aさん:スポーツが趣味 スポーツ番組スポット 情報検索の候補を自動表示 を説明する。 (1)通信ならではのソーシャルまたはパーソナルな情報を放送と連携して使う機能を利 用したサービス (ⅰ)ソーシャルテレビサービス インターネットで普及しているSNSを放送番組の視聴と連携させるサービスである。 例えば,SNSに入力される視聴者からの番組に対する意見や感想を,番組と同時にテレ ビ画面上に表示したり,SNS上での会話に参加したりすることができる9)。同じ番組を視 聴中の友人とタブレットで意見交換することも可能である。 (ⅱ)お薦め番組サービス 視聴中の番組に関連した番組や視聴者の好みやニーズに合った番組,SNSで評判の番 組を数多くのVOD番組ライブラリーの中から,推薦して提供するサービスである。ここ で推薦された番組をブックマークに登録して,後で視聴することもできる。 (ⅲ)個人向け番組スポット *6 放送局が自局の番組を紹介する 番組。 *6提示サービス 放送中の番組スポットの代わりに,視聴者の好みに合わせてお薦めの番組を紹介する サービスである。例えば,スポーツをよく視聴する人には通信経由でスポーツ番組のス ポットを自動的に提示する(6図)。このサービスにはTVの視聴履歴などから視聴者の 好みを類推する技術を応用している(NTTとの共同実験)。 (2)テレビをモバイル端末やPCと連携させて番組をより便利に,より深く楽しむ機能を 利用したサービス (ⅰ)端末連携サービス 個人的に必要な情報をテレビの大画面ではなく,手元の端末に表示するためのサービ スである。7図のサービス例では,番組の進行に合わせて自動的に提供されるキーワー ドを用いて,Web上のコンテンツを検索できるようにしている。また,タブレット端末 でテレビを操作したり,アプリケーションへの文字入力を行ったりするなど,それぞれ の端末の特徴を生かしたサービスが実現できる。 (ⅱ)ユーザー認証連携サービス 既にユーザーログインしているモバイル端末を用いてユーザー認証を必要とするソー シャルサービスにログインするサービスである。これによりテレビでのログイン操作が 不要となる。モバイル端末はパーソナルユースで優れたユーザーインターフェースを備 えており,ログインの操作が比較的容易である。そこで,このモバイル端末でのログイ ン情報をテレビに引き渡し,テレビでの各種の個人向けサービスを特別な操作をするこ 6図 個人向け番組スポット提示サービス

(7)

視聴中の番組の タイトル・概要と 番組進行に合わせた キーワードを表示 連携 選んだキーワードの Web検索結果を表示 テレビ ユーザー認証を必要とするソーシャルサービスなど モバイル端末 I D パスワード入力 認証連携 となく楽しむことができるようになる(8図)。 (3)通信コンテンツを放送番組に合成して,放送番組をよりおもしろく,より分かりや すくする機能を利用したサービス (ⅰ)カスタマイズサービス 個人のニーズに合った視聴をするために,放送中の番組に関連したコンテンツを通信 で提供し,放送番組と同期して提示するサービスである。例えば,先に述べたように, 外国人のための多言語字幕や高齢者用の話速変換音声などのサービスを通信コンテンツ を利用して実現する10)。2010年の技研公開では,時間のずれをほとんど感じさせること なく字幕が表示できることを展示した。 (ⅱ)マルチビューサービス 放送番組に関連する複数の映像をネットワークで配信し,これらの映像を放送番組に 合成して表示するサービスである。このサービスには,映像の表示タイミングをフレー ム単位で合わせることのできる高精度同期技術を利用する11)。マルチビューサービスの例 を9図に示す。9図のマルチビューはスーパーハイビジョン(SHV)で撮影した映像を トリミングして作った映像を拡大して重ねて表示した例である。また,10図に示すよう に,音楽番組や野球中継などでは複数のカメラ映像によるマルチビューが可能である。 このサービスでは自分が見たいカメラの映像を放送番組の映像に重ねて常時視聴するこ とが可能である。 この他,高精度同期技術を3D­HDTV映像サービスへ応用することが考えられる。例 えば,左目用のHDTV映像を放送波で送り,右目用の映像をネットで配信する方法が考 えられる。既存のTVでは放送波によるHDTV映像を視聴することができ,Hybridcast 7図 端末連携サービスの例 8図 ユーザー認証連携サービスの例

(8)

対応の3D表示可能な受信機では3D­HDTV映像を視聴することができる(NTTとの共 同研究)。 (ⅲ)CG合成サービス 放送番組とコンピューターグラフィックス(CG)で生成した映像を同期再生するサー ビスである。例えば,耳の不自由な視聴者のために,TVML(TV program Making Language)を用いて生成した手話CG映像12)をネットワークで配信し,番組と同期して 提示することができる(11図)。手話CGに限らず,例えば,サッカーのオフサイドライ 9図 マルチビューサービス(SHVからのトリミング)の例 10図 マルチビューサービス(複数のカメラを使用)の例 11図 CG合成サービス(手話CG)の例

(9)

アプリケーション表示中 アプリケーションは非表示に アプリケーション提示制御の動作例 緊急地震速報受信 ンなどのCG映像をネットワークで配信し,番組に同期させて視聴者の好みに応じて提示 するなどの応用も期待される。 (4)信頼できる情報を確実に提供するための機能を利用したサービス (!)緊急情報の優先提示13) 12図に示すようにネットワークからのアプリケーションを実行・表示中に緊急地震速 報などの情報を受信した際には,アプリケーションを非表示にして,緊急情報を優先し て確実に提示する必要がある。そのためには,提示制御を正常に行えるアプリケーショ ンだけを認証し,実行を許可する環境が必要である。

6.まとめ

技研公開でHybridcastを展示した他,NAB2011,CEATEC,IBC2011など国内外の 多くの展示会や講演会でHybridcastの実現の可能性を広くアピールした14)。また,国内 の規格化団体であるIPTVフォーラムでは,HTML5を用いた放送通信連携サービスの技 術仕様の策定を目的とした作業グループが2011年12月に発足した。この作業グループに はメーカーや放送事業者,通信事業者等が多数参加している。ここでのHTML5の仕様検 討がHybridcastの仕様にも密接に関係するので,NHKもここに参加して仕様の策定を目 指している。今後,これらの関連する企業や組織等と協力して,策定される仕様をベー スとしたシステムの試作や実証実験などを行い,早期の実用化を目指した作業を進めて いく予定である。 12図 アプリケーションの提示制御サービス(緊急情報の優先提示)の例

(10)

参考文献

1) 加藤:“HybridcastTMを目指して∼技研における放送通信連携への取り組み∼,”NHK技研

R&D, No.123, pp.56­63(2010)

(http://www.nhk.or.jp/strl/publica/rd/rd123/rd123­j.html)

2) 松村,金次:“HybridcastTMの概要と技術,”NHK技研R&D, No.124, pp.10­17(2010)

(http://www.nhk.or.jp/strl/publica/rd/rd123/rd123­j.html)

3) 松村:“HybridcastTMの開発∼放送通信連携サービス高度化に向けた技術要件∼,”NHK技研

R&D, No.129, pp.24­31(2011)

(http://www.nhk.or.jp/strl/publica/rd/rd129/rd129­j.html) 4) HybridcastTM技術仕様概説,http://www.nhk.or.jp/strl/hybridcast/

5) HTML5(working draft),http://www.w3.org/TR/HTML5/

6) 三矢,松村,馬場,藤沢,武智,山本,金次,浜田:“HybridcastTM実現に向けた仕様検討と

基本機能の試作,”映情学冬季大,10­3(2010)

7) 金次,三矢,松村,馬場,藤沢,武智,山本,浜田:“放送通信連携システムHybridcastの提 案,”映情学技報,Vol.35, No.7, CE2011­15(2011)

8) 技研公開2011, Hybridcast, http://www.nhk.or.jp/strl/open2011/tenji/02.html

9) K.Ariyasu, H.Fujisawa and Y.Kanatsugu:“Message Analysis Algorithms and Their Application to Social TV,”9 th International Interactive TV and Video Conference (EuroITV 2011),ACM, pp.1­9, Jun.(2011)

10)松村,金次,浜田:“放送と同期したIPストリーミングによる番組拡張サービスの試作,”映情 学年次大,10­5(2010) 11)馬場,松村,三矢,武智,金次,浜田:“放送とIPコンテンツの同期提示機能の組み込み受信 機への実装,”映情学冬季大,10­1(2010) 12)金子,井上,加藤,梅田,比留間,長嶋:“手話アニメーション生成エディタの開発,”HI学会 研究報告書,Vol.13, No.5, p.17­20(2011) 13)大槻,大亦,藤井,真島,井上:“放送通信連携サービスにおけるアプリケーション提示制御 方式,”映情学年次大,11­11(2011)

14)A. Baba, K. Matsumura, S. Mitsuya, M. Takechi, Y. Kanatsugu, H. Hamada and H. Katoh: “ Advanced Hybrid Broadcast and Broadband System for Enhanced Broadcasting

Services,”NAB, Broadcast Engineering Conference, pp.343­350 Apr.(2011)

は ま だ ひろゆき 浜田浩行 1980年入局。新潟放送局を経 て,1983年から放送技術研究 所においてデジタル放送の研 究開発,ARIBでの標準化活動 に従事。2000年から技術局に おいて地上デジタル放送,統 合IP網などの設備整備に従事。 2004年放送技術研究所映像情 報研究部長,2005年にNHK エンジニアリングサービスに 出向し,SHVの実用化研究に 従事。現在,放送技術研究所 次世代プラットフォーム研究 部主任研究員。情報理工学博 士。 まつむら き ん じ 松村欣司 1996年入局。放送技術局番組 送出センターを経て,1998 年から放送技術研究所に勤務。 データ放送符号化,次世代放 送サービス,放 送 通 信 連 携 サービスなどの研究開発に従 事。現在,放送技術研究所次 世代プラットフォーム研究部 主任研究員。 すなさきしゅんじ 砂崎俊二 1986年入局。福岡放送局,放 送技術局,技術局,NHKエン ジニアリングサービス出向を 経て,2005年から放送技術研 究所においてサーバー型放送, 高度BS放送などの放送方式の 研究開発に従事。2011年より 放送通信連携システム,ソー シャルテレビの研究開発に従 事。現在,放送技術研究所次 世代プラットフォーム研究部 主任研究員。

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