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市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

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Academic year: 2021

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市町村における住民自治や住民参加、協働等に関する取組状況調査結果(平成 24 年度)

道内市町村における地域力向上の取組を把揜するため、住民自治や住民参加、協働に関 する取組状況の調査を行い、その結果を取りまとめました。 (平成24年6月調査、179市町村回答) 1.市町村における住民自治や住民参加、協働等に関する取組状況 <概要> 住民自治や住民参加、協働等を進める取組としては、条例制定などのルールづくり、市町村 の促進・支援策、住民参加を促す事業などがあり、以下のように整理できる。 (1)条例や指針等の策定 住民自治や協働に関する理念や目標を明らかにし、それを行政内部や住民が共有して取 り組むため、条例や指針を策定。ただし、環境や景観など特定分野を対象としたものや、 補助金交付・基金・寄附要綱、総合計画に関するものは除く。 (2)住民の活動促進、支援策 地域の人が集まる「場」の整備(ハード、ソフト)、住民活動への財政的支援、地域の活 動を担う人材の育成など。 (3)住民参加や協働等の具体的取組 住民参加による計画等の策定、住民による公共施設の管理、政策評価への住民参加など。 (4)情報提供・広報広聴 出前講座による行政情報の提供、地区懇談会による広聴活動など。 調査の趣旨 少子高齢化や過疎化が進むこれからの地域社会において、例えば、災害時の助け合いや子 育て、高齢者の生活介助など、身近な課題を解決したり、固有の資源を活用して地域の活性 化を進めるにあたり、行政が単独で行うには限界があり、多様化する住民サービスのニーズ に対応するには困難な状況となっています。 一方で、NPOをはじめとした市民活動の活発化や、企業の社会的な課題解決の取組など、 公的サービスに対する新たな担い手が増えてきています。 こうしたことを背景に、地域のことは自ら地域で決める「地域主権型社会」の実現や、地 域の多様な主体が協力し合って、身近な課題を解決したり、活性化を図る力である「地域力」 を高めるためには、住民自治や住民参加、協働の取組が一層重要になっています。 この調査は、市町村における住民自治の充実、あるいは住民参加や住民との協働に関する 状況を把揜し、本道の地域力向上のための施策に反映させるために行ったものです。

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2 / 5 (5)行政組織の整備、地域内分権の仕組み 協働等を推進するための庁内体制の整備や住民自治区の設置、地域担当制の導入など。 <具体の取組事例> (1)条例や指針等の策定 [主な取組] ・自治やまちづくりの基本条例あるいは市民参加を推進する条例 「まちづくり基本条例」、「行政活動への市民参加の推進に関する条例」、「地域住民会議条例」、 「特定非営利活動促進条例」など。 平成24年6月までに、63市町村が制定済み。 ・住民自治や住民参加、協働等の推進に関する指針・計画等 「市民協働のまちづくり推進方針」、「市民活動基本方針」、「自主・自立推進方針」など。 平成24年6月までに、35市町村が策定済み。 (2)住民の活動促進、支援策 [主な取組] ・市民活動を促すための、補助金の交付など財政的な支援策 「協働のまちづくり活動支援補助金制度」、「地域コミュニティ振興事業」、「みんなの基金助成事業」 など 116市町村 (H23 調査 116市町村) ・地域の課題解決に向けて住民と行政の協働により検討、活動を行う「場」の設置 「地域交流まちづくりセンター」、「市民活動交流センター」、「まちづくり町民会議」、「まちづくり 推進協議会」など 71市町村 (H23 調査 65市町村) ・住民の方を地域活動の担い手とする人材育成事業を実施 「住民自治フォーラム」、「市民活動講座」など 27市町村 (H23 調査 29市町村) (3)住民参加や協働等の具体的取組 [主な取組] ・住民参画による計画等の策定 66市町村 (H23 調査 59市町村) ・住民による公共施設等の管理 33市町村 (H23 調査 32市町村) ・政策評価への住民参加 17市町村 (H23 調査 11市町村) ・市民提案型協働事業 11市町村 (H23 調査 11市町村) ・市民活動登録・マッチング制度 8市町村 (H23 調査 8市町村) (4)情報提供・広報広聴 [主な取組] ・職員によるまちづくり出前講座、まちづくり懇談会等の実施 155市町村 (H23 調査 153市町村) (5)行政組織の整備、地域内分権の仕組み [主な取組] ・地域担当職員制度の実施 64市町村 (H23 調査 64市町村) ・庁内体制の整備 26市町村 (H23 調査 26市町村) ・職員研修の実施 17市町村 (H23 調査 17市町村) ・住民自治区の設置 13市町村 (H23 調査 12市町村)

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3 / 5 2.住民自治や住民参加、協働等を進める際の課題 <概要> 市町村が認識している課題は、概ね以下のようにまとめられる。 (1)人材不足、人材育成 「参加する住民、地域、団体の固定化」、「リーダーとなる人材の丌足」、「高齢化、人口 減少による担い手の確保・育成」など 70市町村 (H23 調査 79市町村) (2)住民意識の変化が必要 「住民の意識の高揚、意識改革」、「住民自治に対する意識醸成」、「行政主導から町民主 導への転換」、など 81市町村 (H23 調査 77市町村) (3)行政職員の意識醸成、庁内体制の整備 「職員のノウハウ丌足」、「職員の意識や理解度の向上」、「職員の協働に対する認識丌足」 など 45市町村 (H23 調査 45市町村) (4)情報提供や共有、住民ニーズの把握 「情報の共有化」、「住民への情報提供と相互理解」、「町の多様な地域活動の把揜」など 34市町村 (H23 調査 36市町村) (5)協働の仕組み、役割分担、合意形成手法 「住民と行政の役割分担の明確化」、「住民と行政の連携体制の構築」など 24市町村 (H23 調査 28市町村) (6)その他 ・「コミュニティの育成及び支援」 ・「国や道、町からの支援策」 ・「地域活動への参加意識の希薄化」 ・「地域間の活動の差」「地域性の相違」 ・「協働の取組とする事業・機会の掘り起こし」 ・「町内会組織等の組織化」 ・「町内会等の財政基盤の強化」 ・「活動支援のための財源確保」 ・「行政との住民との連携丌足」

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4 / 5 3.住民自治や住民参加、協働等を進めるために今後予定している取組 <概要> ・今後の取組予定として、条例や指針等の策定が最も多く、続いて、住民組織(町内会連合 会)との連携や住民参加による新しい総合計画の策定など住民参加の場の設置や参加の仕組 みづくり、住民参加による行政評価制度などとなっている。 <具体の取組事例> (1)条例や指針の策定 「自治基本条例」、「協働のまちづくり指針」 「既存の条例・指針の見直し」など 15市町村(H23 調査 18市町村) (2)場の整備 「まちづくり町民委員会の開催」、「地域まちづくり協議会の設置」、「まちづくり事例研究会 の開催」など 17市町村(H23 調査 17市町村) (3)広報・公聴・情報提供 「まちづくり情報コーナーの設置」、「市民活動に関する情報のネットワーク化」、「町民と行 政が情報を共有する仕組みの確立」 5市町村(H23 調査 8市町村) (4)行政評価制度 「住民参画による行政評価制度の導入」など 6市町村(H23 調査 7市町村) (5)地域担当制 「地域担当制の導入」など 4市町村(H23 調査 5市町村) (6)研修会等 「協働のまちづくり研修」、「職員研修」など 8市町村(H23 調査 6市町村) (7)地域活動支援 「地域づくり活動支援事業」など 7市町村(H23 調査 4市町村) (8)今後の予定はない、決まっていない 96市町村(H23 調査 103市町村)

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5 / 5 4.住民自治や住民参加、協働等を進める際に道に期待すること 道に期待する事項について、下の選択肢から、希望順位1位から3位まで、1項目ずつ選択 してもらった。 <概要> ・希望順位1~3の総数 1位「関連情報の提供」(113団体) 2位「人材育成」(96団体) 3位「課題解決に向けた相談機能」(71団体) ・「情報の提供」~「協働を推進するための制度や仕組みに関する全国の先進事例」 「各市町村の取組事例」等。 ・「人材育成」~「実践的な研修」「地域のリーダーを育成する人材育成研修」等。 ・「課題解決に向けた相談機能」~「課題に対するアドバイスをもらえる体制の整備」 「専門家に相談できる窓口の整備」等。 <集計結果> (1)希望順位ごとの集計結果 希望順位1 希望順位2 希望順位3 関連情報の提供 (65) 人材育成 (36) 資金面の支援 (26) 人材育成 (41) 課題解決の相談機能 (32) 関連情報の提供 (28) 課題解決の相談機能 (27) 市町村間のネットワークづくり (25) アドバイザー紹介、コーディネート機能 (24) (2)道に期待することは特にない 8市町村 (H23 調査 6市町村) (3)自由記載 ・道職員によるファシリテーターや協働コーディネーターとしてのサポート体制強化 ・住民との対話によるまちづくり専門スタッフの育成 ・市町村機関にもっと道職員を派遣 ・市町村職員、NPO関係者が共に参加できる研修会の開催 ・住民と行政職員の意見交換の場の整備 ・条例制定・改廃についてのアドバイス、協働、地域内分権に精通する方の紹介等 (北海道総合政策部地域づくり支援局) 回答の選択肢 ①情報の提供 ②課題解決の相談機能 ③アドバイザー、NPO 等の紹介、コーディネート ④市町村のネ ットワークづくり ⑤資金面の支援 ⑥人材育成(職員) ⑦人材育成(住民) ⑧特になし ⑨その他 (H23 調査) 1位 関連情報の提供(109) 2位 人材育成(93) 3位 アドバイザー、NPO 等の紹介(66) 市町村間のネットワークづくり(66)

参照

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