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3 生徒の実態について ( 名 ) () 学級集団の実態本学級は, 全体的によく話を聞き, 真剣に学習に取り組む生徒が多い 積極的に発言をする生徒は多くないが, 授業中に感じた疑問のつぶやきなどが, クラス全体に広がり, 全体で課題を共有することができる 多くの生徒は盛り上がる場面と集中する場面のメ

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Academic year: 2021

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第1学年○組 社会科学習指導案

指導者 赤羽 大輔 1 単元名 アフリカ州‐おもな生産品にたよる生活からの変化‐ 2 単元について (1)単元観 本単元は,学習指導要領社会科地理的分野の2 内容の(1)「世界の様々な地域」のウ「世界 の諸地域」(ウ) 「アフリカ」を指導内容として構成したものである。学習指導要領で「世界の 諸地域」については,各州に暮らす人々の生活の様子を的確に把握できる地理的事象を取り上 げ,設定した主題を基に,それぞれの州の地域的特色を理解させることを目的としている。主 題については,州の地域的特色が明確となり,かつ我が国の国土認識を深める上で効果的であ るという観点から設定することとされている。 アフリカ州は,世界第2位の面積をもち,赤道を境にほぼ南北に模式的に気候帯が広がって いる。また,人類発祥の地であり,四大文明の一つであるエジプト文明が栄えた古い歴史を持 っている。しかし,中世の大航海時代以降は奴隷貿易の中心となり,長い間ヨーロッパ諸国の 植民地としての歴史を持っている。 「アフリカの年」といわれた1960年を境にアフリカ諸国は次々と独立したが,食料生産 より商品作物を優先したプランテーションやモノカルチャー経済の影響で,ギニア湾沿岸地域 のカカオやコーヒー,東アフリカの高原地帯でのコーヒーや茶などの栽培が引き続き行われた。 1980年代には,干ばつや砂漠化で深刻な飢餓にもみまわれた。また,人口急増にともなう 水・食料不足や環境への影響,病気や感染症の流行など取り組むべき課題が大きい。一方現在 では,各種のレアメタル資源の開発が世界中から期待されており,経済の安定に向けた取り組 みもなされている。 そこで,本単元では「おもな生産品(第一次産業)にたよるアフリカ州の人々は,どのよう な生活をしているのだろうか」という学習問題を通して,アフリカ州の地域的特色と抱えてい る課題に気づくような構成にすることとした。生徒がアフリカ州に興味・関心を持って学習で きるよう身近な資料を活用し,作業的学習を通して,思考力・判断力・表現力を身に付けさせ, アフリカ州の持つ地域的特色を自然的・歴史的・社会的要因と関連付けながら多面的・多角的 に理解させたい。 (2)指導内容の系統 小学校 → 中学校1年 → 中学校2年 ・わたしのまちみんなのまち ・わたしたちの県 ・わたしたちの国土 ・世界の中の日本 地理的分野 ・世界のすがた ・世界各地の人々の生活と環境 ・世界の諸地域(アフリカ州) 地理的分野 ・世界から見た日本のすがた 歴史的分野 ・欧米列強の侵略と条約改正

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2 3 生徒の実態について(○○名) (1)学級集団の実態 本学級は,全体的によく話を聞き,真剣に学習に取り組む生徒が多い。積極的に発言をする 生徒は多くないが,授業中に感じた疑問のつぶやきなどが,クラス全体に広がり,全体で課題 を共有することができる。多くの生徒は盛り上がる場面と集中する場面のメリハリができてい る。既習事項の「知識・理解」はある程度目標を達成できている。「思考・判断・表現」「資料 活用の技能」を身につけさせていけるような授業を展開していきたい。 (2)単元に関わる実態 ・調査結果 本単元に関する調査結果については,次のとおりである。 調査人数:○○名 調査実施日:○月○日 番 ~ 関・意・態 ① ~ 思・判・表 ② ~ 技能 ③ ~ 知・理 ④ ~ ① 自分の意見を積極的に発表できる。 ② 既習事項をもとに,様々な視点から社会的事象を捉えることができる。 ③ 提示された資料からその内容を読み取ることができる。 ④ アフリカ州に対する知識がある。 ・考察 一斉授業の中では,少数しか積極的な発表がないが,グループ学習の中では自分の意見 を発表することができる生徒が多い。生徒にとって馴染みの薄い本単元であるからこそ, グループ学習を取り入れ,級友の意見からインスパイアされ,イメージを膨らませ,自分 の考えと繋がりを持たせて思考を深めることができると考える。 さらに,資料の読み取りを特に苦手としている生徒に対して,各自が持っている教科書 などに載っている資料を見るだけでなく,大きく映して説明することで効果を上げたい。 また,ほとんどの生徒がアフリカに関する知識・理解に乏しい現状にある。例えば,ア フリカ州の国名を4つ以上答えられた生徒は○名となっている。アフリカに対するイメー ジについても数少なく,「暑い」「動物」「肌が黒い」といったような回答が見受けられた のみであった。日本との関わり,自分の生活とも繋がりがあるということを足がかりとし て,人権意識の向上も視野に入れて授業を進めていきたい。 4 単元の目標 (1)アフリカ州の特色について概観する中で,日本との関わりに関心を持ち,学習テーマを意欲 的に追究しようとすることができる。 〈社会的事象への関心・意欲・態度〉 (2)特定の生産品にたよる生活からの変化について,産業の変化や自立への課題について,日本 など先進工業国との関係と関連付けて考察することができる。 〈社会的な思考・判断・表現〉

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3 (3)適切に選択したアフリカ州に関する情報を基に,地域的特色について読み取ったり,図表な どにまとめたりすることができる。 〈資料活用の技能〉 (4)アフリカ州について,人々の生活の様子を的確に把握できる主題を基に地域的特色を理解し, アフリカ州の現状と課題を説明することができる。 〈社会的事象についての知識・理解〉 5 指導計画(4時間扱い 本時は2時間目) 時間 学習内容 支援及び指導上の留意点 評価規準〈観点〉 1 ア フ リ カ 州 をながめて 略地図を描かせ,地形名や赤道・本 初子午線などを補足しながら大観をつ かめるようにする。 アフリカに対する自分のイメー ジなどを,積極的に発表することが できる。 〈関心・意欲・態度〉 1 本時 ア フ リ カ の 産 業 と 新 た な開発① カカオの生産など,日本人の生活と かかわりに留意し,アフリカの産業に 関心を高められるようにする。 モノカルチャー経済の課題につ いて考えを深めることができる。 〈思考・判断・表現〉 1 ア フ リ カ の 産 業 と 新 た な開発② 希少金属(レアメタル)に関し,一 次産品をそのまま輸出していることに 留意する。 特定の生産品にたよる生活から の変化について,産業の変化と関連 付けて考察している。 〈思考・判断・表現〉 1 ア フ リ カ の 課題と展望 アフリカの現状をしっかりと理解し たうえで,日本との関わりを考察でき るようにする。 アフリカの課題について,都市化 や人口増加などの視点から理解す ることができる。 〈知識・理解〉 6 本時の指導 (1)目標 グループ学習を通し,ガーナのカカオ栽培の現状から「モノカルチャー経済」の課題につ いて考えを深めることができる。 〈社会的な思考・判断・表現〉 (2)展開 学習活動と内容 時配 形態 支援・指導上の留意点と評価 ●道徳教育の観点での工夫 資 料 教 具 1 カカオからチョコレートができ るまでの工程を映像で確認する。 2 チョコレートの消費国とカカオ の生産国の比較から,ヨーロッパと アフリカの関係に着目する。 3 本時の学習問題を確認する。 5分 一斉 5分 一斉 2分 一斉 ○ 身近な食べ物であるチョコレートか ら本時の学習への関心を高めさせる。 ○ 消費国と生産国が異なっていること に気づかせ,疑問を持たせる。 ○ 植民地・プランテーションの確認。 プ ロ ジ ェ ク タ ー プ ロ ジ ェ ク タ ー

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4 4 ガーナでカカオを栽培している 人々の生活(児童労働や収入)を知 る。 5 ガーナの主な輸出品をグラフで 確認し,カカオ栽培が基幹産業であ ることを確認する。「モノカルチャ ー経済」について知る。 6 「モノカルチャー経済」の問題点 について考え・話し合い・まとめる。 ↓ ・ モノカルチャー経済によって 貿易が不利になっていること。 ・ 貧富の差があること。 7 他のアフリカ諸国の輸出入内訳 を確認する。 8 本時の学習のまとめをする。 カカオの生産者がチョコレート を食べられないのはなぜ? 5分 一斉 5分 一斉 20 分 個人 ↓ 班別 3分 一斉 5分 一斉 ○ 日本におけるカカオの最大輸入国が ガーナであることから,自分たちの生 活に関わりがあることに気づかせる。 ○ ガーナと日本の輸出品目を比較する ことで,ガーナが「モノカルチャー経 済」であることに気づかせる。 ○ 机間指導で,次のことを助言する。 ・第一次産品の価格は不安定である事 ・価格が低くても売るしかない事 ・価格の内訳(生産国の取り分) ◎ カカオ栽培の現状から「モノカルチ ャー経済」の課題について考えを深め, ノートにまとめることができたか。 〈思考・判断〉 ○ 他の国でも同様の課題があることに 気づかせる。 ○ 日本の私たちの生活と関わっている ことを確認し,「フェアトレード」につ いて説明する。 ● 欧米や日本を含むアジア諸国からも 援助が行われていることに触れる。「主 として集団や社会とのかかわりに関す ること(アフリカに夢をのせて)」 プ ロ ジ ェ ク タ ー プ ロ ジ ェ ク タ ー ノート プ ロ ジ ェ ク タ ー (3)教科研究主題に関する考察 本校の社会科では,「主体的に社会的事象にかかわる力を高める指導のあり方 ~単元を通じ て視覚に訴えるような資料の活用を取り入れて~ 」を研究主題にし,ICT教育を取り入れ た実践をしている。本時は,多くの生徒がイメージや認識に乏しいアフリカ州について,導入 部分で身近な食品であるチョコレートに関することをプロジェクターを活用して視覚に訴え ることで関心を高めていきたいと考えた。また,場面場面でグラフや表などをスクリーンに大 きく映すことでも効果を上げることにつながると考える。

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5 7 板書計画 「アフリカ州②~アフリカの産業~」 ◎アフリカとヨーロッパ ・カカオの生産=アフリカ 植民地 プランテーション ・チョコレートの生産=ヨーロッパ諸国・アメリカ・日本など カカオの生産者がチョコレートを食べられないのはなぜ? ◎ガーナの輸出品(2008年) ①金45% ②カカオ豆25.6% ③木材3.9% ⇓ 特定の鉱産資源・農産物にたよっている!!⇒⇒⇒「モノカルチャー経済」 ◎モノカルチャー経済の問題点は? 自 分 ~~~~~~~~ 班 ~~~~~~~~ クラス ~~~~~~~~ まとめ(学習問題に対する答え) モノカルチャー経済によって,貿易が不利になっている。 貧富の差があり,買うことができない人が多いから。 ◎私たちにもできること ・フェアトレード ・いろいろなNGOの活動

参照

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