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東京湾口付近の十脚目甲殻類に関する情報

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(1)

C A N C E R 15 (2006),

p.33-36

東京湾 口付近の十脚目甲殻類に関する情報

進士淳平 ・渡遁精一

はじめに

十脚目に属する甲殻類は現在約

1 万種, 日本で

は約2000種が知られている. 十脚甲殻類は陸上,

湖沼,河川

, 海洋で生活し,熱帯から寒帯,標高

2500 m の高地から水深数千 m の深海まで様々な

環境に生息している( 林ら ,

1997). 十脚甲殻類は

水産有用種を多く含むことから,圏内ではその生

物相が様々な場所で調査されている. 関東におい

ては相模湾や東京湾内湾などで武田 ・

上島

(1982),

K u b o

&

Asada (1957) ほか盛んに行われている.

しかし,本調査地となった東京湾湾口部では倉持

類の調査が行われているが,その情報は乏しい.

そこで,東京湾口付近を漁場とする刺網漁で採集

された十脚甲殻類の記録を目録化したので紹介す

る.

調 査 方 法

千葉県富津市浜金谷の天羽漁港において ,漁業

関係者の協力の下に操業時の混獲物の採集を行っ

た. 調査地とな った漁港では主に定置網と 刺網

によって沿岸部で操業が行われており ,本調査で

は刺網漁に混獲される十脚甲殻類を船上および港

で採集した. しかし,水産有用種は標本を採集せ

ずに記録した. さらに操業場所 ・水深に関して聞

き取り調査を行った調査期間は2004年 9 月 6 日

から

2006年 5 月26 日の聞で, 2004年 9 月 6 日から

2005年 9 月28 日まではほぼ月ごと ,以降は隔月調

査を行った.

しかし,天候不良のため採集できな

かった場合もあった . 調査回数は25回であった.

異尾類および長尾類は三宅

(1998a),短尾類は

酒井 (1976),三宅 (1998b) および池田 (1998)

]unpei

SHINjI and Seiichi

W A T A N A B E :

Information of

decapod crustaceans at the

mouth ofTokyo Bay

に基づき同定を行い冷凍した後,10% ホルマ リン

または70% ,90% エタノールで固定を行い液浸標

本および乾燥標本にした.

現地の刺網漁業と操業水深

m 前

後で,操業海域の底質は砂底 ・泥底 ・岩機と多

15 k m 以内で大型船舶の航路を避けて行われ,夏

季は水深30 m 前後のマコガ レイ 漁, クルマエピ

漁,冬季は水深3 0 m 前後のカワハギ刺網のほか,

m で操業される . また春 ・秋 ・冬に

は大陸棚において水深200 m 以深のアカザエピ ・

タカアシガニ漁が行われている . この他,水深

30 m 以浅のイセエピ刺網などもある. 操業水深

は夏季に浅く冬季に深い傾向にある.

これだけ広い範囲の水深で操業が可能な理由

は調査地近海の海底地形 に由来する . 東京湾は非

常に広大な遠浅の海となっており, 三浦半島の観

音崎以北ではその多くが水深50

m

に満たない.

しかし,久里浜沖からはじまる東京海底谷により

湾口部分は一部非常に水深が深くなっている( 貝

塚,

1993). 調査地では約 5 k m 沖に行くと東京海

底谷にさしかかる . この東京海底谷は調査地沖

1 0 k m ほどで水深500 m に達する. この間徐々に

水深が深くなっていくわけだが,その傾斜は東京

湾湾口の中でもかなり急な部類に入る.

採集された種の 目録

計25回の調査で長尾類14種,異尾類25種,短尾

類63種

, 合計102種が記録さ れた (表 1 ). 記載順

序は三宅

(1998a,b ) にお おむね従 った . 目録中

の確認個体数は採集個体数のほか,採集はできな

かったが目視で種判別が可能であったものの個体

数を含み,

1 :

m:

(2)

東京湾口付近の十脚 目甲殻類に関 する情報

34

出現した種の目録および出現割合 表1 汀 比 一 Y A T A ツ ノ ナ ガ チ ヒ ロ エ ピ Aristeom oゆhafoliacea

ク ル マ エ ピ Marsl

ψ

enaeus japonicus

ウ シ エ ピ P enaeus monodon サ ル エ ピ Trachysalambria curvirostris 長 尾 類 13 D endrobranchiata チ ヒ ロ エ ピ科 Aristeidae ク ル マ エ ピ科Penaeidae r i r L yi ? A v -H H ミカワエピ E u gonatonot附 chacei ト ゲ ト サ カ テ ッ ポ ウ エ ピ Synaltheus neom e吋s ミノエピ H eterocaゆ 凶hay副 知, z ア カ モ ン ミ ノ エ ピ H eterocaゆ 凶sibogae ジ ン ケ ン エ ピ Plesionika martia ア カ ザ エ ピ M etanePhrops ja抑 制cus サ ガ ミ ア カ ザ エ ピM etanethrots sagamiensis イ セ エ ピ P仰 ulirusjatonicus ウ チ ワ エ ピ lbacus ciliatus ヒ メ セ ミ エ ピ Scyllarus cult門舟Y 抱卵亜日Pleocyemata ミ カ ワ エ ピ 科Eugonatonotidae テ ッ ポ ウ エ ピ 科 A1pheidae タ ラ パ エ ピ 科Pandalidae ア カ ザ エ ピ 科N ephropidae イ セ エ ピ 科Palinuridae セ ミ エ ピ 科 S cyllaridae I I I H 頂 I I V E m m H E H I E -N E E E E V V トガリツノガイヤドカリ T円izocheles sakaii カルイシヤドカリ Polycheles m ortensenii ヤスリヤドカリ T円'zopagurus strigimanus トゲツノヤドカリ D iogenes edwardsii トゲヒメヨコパサミ Paguristes acanthomerus ケプカヒメヨコパサミ Pagu円istes0吋m a n u ヒ メ ヨ コ パ サ ミ 属 の 一種 P ag urist酎 sp ケスジヤドカリ Dardanus arrosor イシダタミヤドカリ Dardanus CYI回 目m a n us アカポシヤドカリ Dardanus出p e円 出 イポアシヤドカリ Dardanus impress凶 メダマホンヤドカリ Pagurus megalops イガグリホンヤドカリ Pagurus constans ヨコヤホンヤドカ1) Pagurus yokoyai セルプラヤドカリ 乃Ilopagurus seゆulothilus

ジンゴロウヤドカリ C ataρagurus doederlei削 ホ ン ヤ ド カ リ 科 の 一種 Paguridae sp. ホ ン ヤ ド カ リ 科 の 一種 Paguridae sp. イ ガ グ リ ガ ニ Paralo問 問hystrix コ フ キ エ ゾ イ バ ラ ガ ニ Paralomis japonica オ ダ ワ ラ フ サ イ バ ラ ガ ニ μ'Pholithod白oda制 問 トウヨウコシオリエピ Galathea orientalis オ オ コ シ オ リ エ ピCervimunidaT円ncets ツ/ ナカガeシンカイコシオ1リjエピピ了M

ウ ミ エ ラ カ ニ ダ7 シP OYi町-cellωane陪ellωαρμicta

異 尾 類 呉尾下目 A nomura ツノカーイヤドカリ干十Pomatochelidae ホンヤドカ リ科Paguridae タラノくガニ科uthodidae コシオリエピ手十Galatheidae ヤドカリ干↓Diogenidae カ ニ ダ マ シ 科Porcellanidae 短 尾 類 短尾下日Brachyura コウナカψカムリ手十H o m o lodromiidae カイカムリ干ヰDromiidae NE m l E I I N I N E E 町 I H -E V W V W N I コウナ ガカムリ Dicranodromia doderlei削 カイカムリ Dromia dehaani ヒラアシカムリ R量的lomera granulata ヒラコウカムリ Conchoecetes artijiciosus ア シ ナ ガ マ メ ヘ イ ケ ガニ 乃m olus unctfer トウヨウホモラ H omola 0門ental日 サ ナ ダ ミ ズ ヒ キ ガ ニLatreillia valida ミズヒキガニ Etlumula thalangium トゲミズヒキガニ L atreillotsis bistinosa トゲナシピワガニ Lyreidus stenots サ メ ハ ダ ヘ イ ケ ガ ニ Paradoritte granulata マJレミヘイケガニ Ethusa sιdentata トラフカラツノ

Calaρta 10ρhos キ ン セ ン モ ド キ Mursia armata コ ツ ノ キ ン セ ン モ ド キ M u r sia curtist問a キ ン セ ン モ ド キ 属 の 一種 Mursia sp. ミ ツ ハ キ ン セ ン モ ド キ Mursia t門st問。sa ジ ュ ウ イ チ ト ゲ コ ブ シ Arcania u n decimstinosa テ ナ ガ コ ブ シ Myrafugax ツ ノ ナ ガ コ ブ シ Leucosia anatum コブシガニ Leucos叫 obtusifrons ヨツメコブシ Leucosia u削dentata アケウス Achaeus jatonicus イ ッ カ ク ク モ ガ ニ 乃romaia tuberculata マ メ ヘ イ ケ ガ ニ 科Cyclodorippidae ホモラ干↓H o molidae ミズヒキカ" ニ科 Latr四Ilidae コフ' シガニ手十 L eucosiidae アサヒガニ手十R剖linidae ヘ イ ケ ガ ニ 科Dorippidae カラッパ手十Calappidae ク モ ガ ニ 科Majidae

(3)

35

一 V I I I N V E W I V V I I V I I E E E E N I v w I E E V I W E W E I N I -タ カ ア シ ガ ニ M a c1'.ochei1'.a kaempferi ツ ノ ハ リ セ ン ポ ン P leistacantha 01'.戸 ヤ ハ ズ モ ガ ニ Pugettia incise ヒ メ モ ガ ニ Pugettia minor ニ ッ ポ ン モ ガ ニ Pugettia niPpone問 問 サ ガ ミ モ ガ ニ Goniotugettia sagamiens白 フクレYノ ガ ニ R ochinia debilis ツ ノ ガ ニ H yastenus diacanthus マ ル ツ ノ ガ ニ Hyastenus elongates

ヒ ラ ツ ノ ガ ニScy叩 comp1'.,ιsip出

ア ン ナ ガ ツ ノ ガ ニ PhalangiPus hystrix

コ ツ ノ ガ ニ Chorilia long

ψ

esjapon化a

ケ ア シ ガ ニ Maja spinigera

ノ コ ギ リ ガ ニ Schizoph

.

r

戸 山pe1'.a

コ シ マ ガ ニ Leptomith悶l Xedwardsii

ヒ メ コ シ マ ガ ニ Leplomith1'.ax bijidus

キ イ コ シ マ ガ ニ μ,plomith1'.ax kiiensis

カ イ メ ン ガ ニ Chlorinoid回longおp

nus

ハ リ カ イ メ ン ガ ニ Chlo円noides ha1'.mandi

ワ タ ク ズ ガ ニ M icippa thalia

ヒシガニ P a1'.lhenoμ(Platylamb1'.出 ) 凶lida

ホ ソ ウ デ ヒ シ ガ ニP a1'.lhenope (Plaか'lambrus) valida laciniala

ゼ ブ ラ ガ ニ Zeb吋'da adamsii

サ ガ ミ ツ ノ ク リ ガ ニ Trachycarcinus sagamie問 問

イ チ ョ ウ ガ ニ Cancer jatonicus

ノ ウ イ チ ョ ウ ガ ニ Cancer sakaii

シワガザミ Lioca1'.cinus co夕 刊'gal凶 イボガザミ Po1'.l開 制(Monomial haani

ア カ イ シ ガ ニ Cha1'.ybdis miles

ベ ニ イ シ ガ ニ Cha1'.ybdis (Charybdis) acula

ア カ イ シ モ ドキ Chaη'bdis (Chaη'bd:日)riversandersoni

フ タ ホ シ イ シ ガ ニ Cha1'.ybd白(Gonioneplunus) bimaculala

エ ン コ ウ ガニ C a町inoPlax longぜm s n Q サ メ ハ ダ オ ウ ギ ガ ニ A claea semblalae ヒ メ ケ プ カ ガ ニ P ilu m n u s minutus イ ポ テ ガ ニ Actu

ドロイシガニ Zαala邸s,叫u凶4括s dグ仰'omt叫α吃メ舟bグm

日s 夕 マ オ ウ ギ ガ ニB a仰na町Y陀e

叫a s却ub句,'gl

ω

ob

ω

os拍a カ ギ ヅ メ ピ ン ノ PinnotheT4回 pholad日

進士淳平・渡透精一

ヒ シ ガ ニ 科Parthenopidae ゴカクガニ手十E u medonidae ク リ ガニキ'1-Atelecyclidae イチョ ウガニ 科Cancridae エ ン コ ウ ガ ニ 科G o n e placidae オ ウ ギ ガ ニ 科X a nthidae ガ ザ ミ 科Portunidae

殻類が確認されており,うち

30

種が長尾類,

10

が異尾類,

59

種が短尾類であ った . 本調査ではこ

れらの調査で見られたもののうち長尾類

2

種,異

尾類

4

種,短尾類

23

種,合計

29

種が確認された

湾内の過去の調査では使用漁具および努力量の

違いから確認種数は単純に比較できないが,確認

された種は内湾部の既存の報告とは異なり,深場

に生息するジンゴロウヤドカリ, ヨコヤホンヤド

カリ,コウナガカムリ,サガミツノクリガニ,ツ

ノナガシンカイコシオリエビのような深海性の種

は確認されていない.

本調査地は内湾の過去のいずれの調査地とも

地理的には離れていない. そのため,既存の調査

結果と本調査での確認種の違いは底質・水深の差

による部分が大きい. 底質は,過去の内湾の調査

はいずれも小型底引き網で行われているため,岩

礁帯では採集を行いにくく,本調査と異なり砂泥

底が中心となっていると考えられる. 水深は中田

(1988)

および土井ら

(2004)

では調査範囲の大

カ ク レ ガ ニ 科 目nnotheroidae

10

個体,

N :

V :

21

個体以上でーは

漁獲対象種である. また,個体数区分別の種数( 図

1

) をみると,出現数の少ない種の数が多く,大

量に漁獲さ れる種は少ないということがいえる.

東京湾口部のこれまでの報告との比較

倉持ら

(2003)

は本調査地と同じように東京湾

口に位置する 三浦半島の南下浦で磯採集,打ち上

げ採集の他,底刺網の混獲物採集によりヤドカリ

類の調査を行い ,

17

種 ( 水深

5

m ) を記録

している . このうち

10

種が本調査で確認された ヤ

ドカリ類

18

種のうちに含まれた. この調査で は本

調査でも確認された深場に生息するジンゴロウヤ

ドカリ, ヨコヤホンヤドカ リも確認された.

東京湾内湾のこれまでの報告との比較

東 京 湾 内 湾 を 中 心 に し た ,

Kubo

&

A sada

(1957)

,横浜一木更津沖で行われた中田

(1988)

(4)

東京湾口付近の十脚目甲殻類に関する情報

獲対象種を除いた累計確認種数の関係 (図

2

) を

見ると , 累計種数は25回の調査を経てもなお増加

傾向にあるが,新たな種の出現数は減少傾向にあ

る. しかし,現時点では調査地沖の種数を推定で

きる段階ではなく,さらなる調査が必要である.

豊富な甲殻類の楼める海が存続することを願って

やまない .

36

40 35 f

30十一 掃 25 t 20十 10ト ー 5f --0

今回の調査にあたって聞き取り調査,標本の入

手に多大なご協力をいただいた漁業関係者の金木

利雄,金木則子,金木光雄,金木幸一 (金吾丸) ,

黒川清一( 清重郎丸) ,小罵菊雄( 自栄丸),小鳥

儀 一 朗,小罵たま ( 市栄 丸 ),高蔦良雄,高罵き

く( 源三郎丸),手駕久雄,手鴬昭雄,手蔦しず子,

手篤正子( 長五郎丸) の各氏,他数多くの漁業関

係者に深謝する.

また,本稿執筆にあたって多大

なご協力をいただいた東京海洋大学集団生物学研

究室の宇佐美葉,土井

航両氏に感謝する.

I

r

r

ill IV V 確認個体散カテゴリー (1:1.ll: 2- 5. ill :6- 10.1V: 11 - 20守V:21- .- :漁JI対象種)

1

東京湾口付近に出現した十脚甲殻類の個体数と

種数の関係

則 一 ー

才:ア

f 4ω0卜一

〆一戸

20 I

〆: プー

140

f-一一

80

f-一一 ( ﹀ 鑑 一 匙 M 暗 殺 療 索 ) 縦 揺 隠 苦 海 峡

土井

航・渡透精一 ・清水詞道, 2004. 東京湾生物相

モニタリング調査に出現したカニ類の多様性と分布.

神奈川県水産総合研究所研究報告, 9: 13-18

林 健一 - 今福道夫福井康夫, 1997. 日本動物大百科7.

無脊椎動物. pp.

140-157,平凡社,東京

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, 1998. 相模湾産深海性蟹類. pp.

1-166,

山潮騒博物館,神奈川

貝塚爽平, 1993. 東京湾の地形- 地質と水

pp.

1-211,

築地書館,東京

K u b o,

.

1

& A sada,

E .

1957.

A quantitative

study on

crustacean bottom epifauna of

Tokyo

Bay,

Journal of

the

Tokyo

University of Fisheries

45

(2)

249-289.

倉持卓司

池田

等・高橋清人, 2003 三浦半島・南

下浦 (東京湾口) 産ヤドカリ類. 神奈川県自然、誌資料,

24: 33-36

三宅貞祥, 1998a 原色日本大型甲殻類図鑑 I .

pp. 1-261

保育社,大阪

三宅貞祥, 1998b. 原色日本大型甲殻類図鑑

II. pp. 1-277,

保育社,大阪

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類,軟体類の分布. 神奈川県水産試験場研究報告

, 9

67-74

酒井

恒,1976 日本産蟹類,講談社,東京

[( 1)

語テキスト, xixx+773

pp (2)

カラープレート, 16pp.,

251

pls. (3)

日本語テキスト, 461

pp.

)

武 田 正 倫 上 島 励 , 2002. 相模灘西部浅海産カニ類

国立科学博物館専報, 38: 161

168

30

図2

調査回数と累積種数. 調査回数が増えるにつれ

て新たに確認できる種数が減少してきている

25

20

15 調査回数 10 5 業

部 分 が50 m 以浅であったのに対し , 本調査では

300 m

以深からも採集が行われており ,最大水深

も中田 (1988),土井ら (2004) と本調査地沖で

は非常に大きく異なる . 東京湾内湾を網羅的に調

査した K u b o

&

A s a d a (1957)

にお い て も 調 査 が

行われた海域の大半が水深

40

m

以浅となってお

り,本調査とは水深が異なっている

他にも今回

の確認種の違いは使用漁具によるサイズ選択,海

流や東京湾特有の湾奥から湾口に掛けての塩分 ・

水 温 ・j容存酸素などの遠いに起因する部分も考え

られるが, これらの点に関しては厳密な調査が待

たれるところである.

( 東京海洋大学)

本調査の評価

本 調 査 で は

1

年 余 り と い う 短 い 調 査 期 間 に 約

100種の十脚甲殻類が確認された . 調 査 回 数 と 漁

参照

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