Japanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service Japanese Sooiety for the Soienoe of Design
場や担 当 者
,
責 任 者,
あるい は,
トッ プなどそのポス トに よっ て もデザ イン の考え方や要 求 が 異 なっ て くる.
要 する に,
産業界とデザイン教育の ギャップ と言っ ても,
企業の レ ベ ル,
業種,
企 業 内の ポス トに よ る視 点の違い,
また,
長 期的,
短期的な社会的問題 意 識の持ち方に よっ て も異な る の で は ない だろうか.
デザイン教 育 側 とし て は,
より本 質 的で論理的,
かつ全体的 な要 求が知 りたい.
●一
方,
デ ザ イン教 育側 に おい ては,
産業 界の要 求に対 応 する た めに クリヤー
し なけれ ば な ら ない い くつかの間 題が 存在 する.
大学の基 本 的な機 能は教育と研 究であ る が,
こ の 二つ の機 能には そ れ ぞ れ二つ の必 要な側面 が あ る,
教 育 に おける側 面の一
つは,
学生 に社 会人 と し ての倫理観,
基 本 的な教 養,
論理的な思考 能力を身につけ させ るこ とであ る.
他の一
つ は,
社 会の様々 な 要 求 に対応で き る 専 門 的 な 知 識・
技 術・
能 力に関 する教育である.
研 究に おける側 面 の一
つは,
自然や社 会に関 する真理の追究,
あるいは,
法 則 性の抽出で あ る.
他の一
つ は,
社 会 的 な要 求に対す る技 術 的,
工学 的研 究である.
前 者は シー
ズ研 究で科 学研 究,
後 者はニー
ズ 研 究で技 術 研 究と従 来一
般 的に分 類さ れて いる が, 現 在ではこれ ら が明確に区 別で き ない状況で,
両 者が 相 互に関 係 しなが ら発 展 して いるのが現 状で あろ う.
デザ イン教 育におい て も当然,
こ の ような大 学の機 能,
ある い は方 向を満たさな ければ な ら ない.
そのた めには,一
般 教 養と専 門教 育の連 動,
研 究と教 育の一
体 化,
論 理 的な思考 に基づいたデザイン方 法や そ れに必 要 な知 見の蓄 積 等が必 須 条 件と なる.
しか し, 現 状の デザ イン教 育や前述 した教 育 方 針では非 常に困難 な状 況と言 える.
● 問 題をク リ ヤー
にするた めに,単 純な図 式で説 明してき たが,
こ の問題 解 決のた めの今後の作 業を以 下のように提 案 する.
1)産 業にお け る今 後の デザ インの長 期的 ヴィジョ ンを作 成 する.
こ れ は思いつ きの作 業では なく,
で きる だけ 多くの資料に基づい た科学 的な ヴィジョン作 成 作業で なけれ ば な ら ない.
こ の ヴィジョン に基づ い て必 要 能 力を抽 出 し,
デザイン教 育にその ような 能力 養 成を提 言 する.
2)デザ イン研 究 (学 )を他の学 問 分 野と同じレベルまで 技 術 化 を計 り (論 理,
知 識によっ て情 報 交換で きるよ うに し),
同時に従 来の技 能 的,
感 性 的 評価の一
般 化 を図る.
そのため に は, 研 究 蓄積と研 究交 流を行い , 同 時に教 育へ の フ ィー
ドバ ッ ク を と おして,
その効果 の検 証を行 う.
● 以 上,
一
般 論で述べ た.
これ を元に各産業 (企業),
各大 学で はそ れ ぞ れの特色 を どこに求め る か が次の作業と な る.
こ の作業も知 識の交換,
デ ザ イン教 科 書の作成な ど に よっ てできるだ けオー
プンに してい く事が,
今後の デザ イ ンの発 展に とっ て重 要と考 えら れ る.
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分科 会に対 するコ メ ン ト 株 式 会社本田技 術 研 究 所 山下陽三郎 ◆企業が求め るこれ か らの デザ インは
・
い ろい ろな考 えや,
技,文 化,
人, 環 境,
な どの力 を 結 集し強力 な 力 を 生み出す 事 だと私は考 え ます.
一
言で言 うと
”
DYNAMICAL UNITY OF OTHERNESS’
t◆これ か らのデザ イナ