NII-Electronic Library Service
理 学1
’
t
”t去’詐第
31
巻 第61
ナ348
−
358頁〔2001
年
}報
告
理学 療 法 教 育
に
お け る
客観
的
臨床 能 力試 験 (
OSCE
)
の
開発
と
試 行
*山 路 雄 彦
**渡 邉
純
浅
川
康 吉
松
田
祐
・
r
.
1
田
滋
遠 藤 文 雄
内
lll
靖
坂 本 雅 昭
山
口晴 保
中 澤 次 夫
茂 原 重 雄
要 旨本 研 究の 目 的 は 理 学
療 法 教 育
の た め のoSCE
を新
たに開
発 し.
その 試 行 糸1「i
果の 分 析 を 行 うこ と に よ り効 果
的 な 実 習 教育
の方 法 を 検 討 す
る ことにある理
学 療 法
版OSCE
を1
痢発 し、
・t
[ E.
li攻の教 官 全 員が関わ り全30
頁
か ら な る 理学 療 法 版
OSCE
要 項
〔マ ニ コ.
ア ル )を作
1
戈 し た。
対 象
は,
4
年
次の 臨 床 実 習 を直 前
に控
え た学
生18
名
であっ た。
課 題 は 全4
課 題と し.
各
課 題は25
〜
29
項
II
の設 問
か ら構
成 し た、
.
課 題t
は脈 拍
・
血 圧 測 定
.
課題
2
は関節
lr∫動
域 検 査,
徒r
一
筋
JJ
検 査
で あ り.
とも
に 人一
L
膝 関 節 置 換
術後
患 者 を 想 定 した。課 題
3
は医 療 面 接
.
課
題4
はバ ラン ス検 査 で あ[),
とも
に片 麻 押 患 者 を想 定
し た.
.
/
総 合 計
の平均
では78
,
4
%の1E
解率
であっ た。
課 題 別で は 医 療[fii
…
i・
のみ が他
の課 題 に 比較
して有 意
に低
か・
った/
.
/
評
Ilil
[
は8
名
の教
官
が2
名ず
つ で お こなっ た が,
各2
名の 評 価の・
致 率 は 概 ね70
%で あっ た、
、
理学 療 法 版
C
〕SCE
は医
学 教育
で 用い ら れ ているOSCE
と同 様
に基本
rl
り技 肯ヒや 接 遇 を 評価
す る試 験 と
して川い る こと ができ
る と 考 え られ た、
.
ま た,
総合印 象 を 加 え
る ことで臨 床 実 習の適
応能 力 も総 合 的
に把 握
でき
る と考 え
られ た.
.
キ
ー
ワー
ドC
)SCE ,
臨 床 技 能
,
理 学療 法 教 育
は じ め に理 学 療
法
.
1
:ts
成
の教 育 課 程
では、
幅
広い知
識の 理 解と と もに基
本的技 能
の習 得 を 凵標
と してい る.
、
と く に.
基
本 的 臨 床 技 能 につ い て は,
卒 後教 育 制 度
の違
い も あっ て医 学 教 育
に比 して在 学
時 に.
一
一
定
以.
.
卜朔 支術 習 得
が求
め ら れてい る,
具休
的 に は,
卒業 時
にあ
る程 度
の助 言
・
指 導
があ
れば 基 本 的 な 理 学 療 法 〔基 本 的 な 態 度,
評価
と治療
を 含
む 理学 療 法 行 為
の全 般}を 実 践で きる こと を到
達H
標
に掲
げてい る。
そのた め,
学内実
習,
臨床 実 習
に多 く
の時
間 を割
いている が,
効
果的
な教 育
.
支援
のた めに解 決
しな ければ な ら ない 問 題 も 少 な く ない。
なか でも
,
臨 床
技 能
の到 達 度
を客 観 的
に判
定
す る指 標 を確
立し て,
段
階的 な学 習 を 支援 す
ること は不
可欠
な 課 題 であ
る、 *Devek
’
)
pmentand
TriEd
[
’fObjeじ〔i丶
.
eStru‘
1rured
Ui[lic[Li
巳xanlinatk
レ
ILs hl I’
hysicp.
1 TI/erapy Edしlca 匸i〔m牌
群 馬ノく学 医 学 部保 健 学 科理学僚 法学 専 攻
〔〒371
−
8514 群 馬 県 前橋rlflll{和同∫3391511Tukehiko Ynnl
/
・
bji,
RPT.
.
lun W乙Ltanヒ[bヒ、
RPT,
YaSuy〔〕shi Asak“wa,
卜1hL )
.
RPT、
Yu 正chi MatsL」rl:1.
RP『
[−.
Shigeru しsudn、
RPT,
FLurli匚
.
lEndo
.
PhD,
RPT.
Yasushi し.
d[正yとumit.
PhD,
RPT.
Masaaki Sakam〔}t【
♪、
PLLD.
RPT、
H訊ruvasu /’
nmaguchi.
MD.
Tsugb NとdtとLzとtL−・
.
1,
MD、
Shigeo Mohara.
MD :Gu【ima じ【1i、er.
h[τY Sd]cml〔lf Heaけh Scicnccs Deparし1【LピnL りf Phys[C11]Ther}Lp )
.
.
:・
fk−
1」.
【.
1 2003iド7」」Ill・
受理1亅 20〔ン1 鱈L5 月 2Lt[ll近 年
.
臨床 技 能 を 評仙
する方 法
と して医 学
教育
を 中 心 に客 観
白勺臨
戸巨宵旨丿
J
詫式馬
與
〔Objective
Structllred
CiiIlical
Examinatio11
、
以 ドOSCE
) が導
入 さ れて い る,
OSCE
は
Harde11
ら により開 発 さ
れ.
1975
年
に発 表
さ れ た 臨床
能 力 を 客 観 的
に評 価 す
る方 法
であ
る P。
筆 詛 試 験
な どで はi
モに 認 知 領 域 を ;i」
IEftlii
するが.
oS
〔:E
で は精 神
運動
F
;i
域 や情
意 領 域の学 習 効 果 を 評 仙 す る と さ れ てい るLt’
s統 討
学 的 な 比 較 検 討 か ら は 筆 記 試 験 とoSCE
の成 績
に相 関
を 認 め ず,
別々 の領 域の 評 価 を し てい るとす
る報 告 もあ
る31。
ま た,
oSCE
は 学 生の学 習態 度
を向
.
ヒさせ る効 果
も 期 待 され る 評価 試
験 で あ る との報 告 もあ
る 1,
。そ
の 反 lili、
OSCE
は 評価 基 準
の イく統
・
や模 擬 患 者
の再 現 性
.
多 くの 人 員 が 必 要 と な る な どの実 施 ヒの問 題点
も指摘
さ1
.
し て い る31,
,
そ こ で
.
こ れ ら の こと を 考 慮 して本 専攻
では、
理学療
法
教育
にお ける学 生の 臨 床 技 能の到 達 度 を 評イ
[Ili
し、
学
習 の支 援 体 制
を構 築 す
る た めにOSCE
を 実施
する こ と と し た。 し か し,
理学 療 法
教育
に お け るOSCE
施 行
の報
告
は少 ない た め,
本 専攻では 最 初 に 理 学療 法 教 育
のため のOSCE
を新
たに開 発 す るこ と と し た。
開 発にあた り,
臨 床 実 習 開 始 前
にOSCE
を づ二施 す るこ と に よi
)て、
臨
床 実 習で の患 者
や職 員
との人間 関 係
にお ける不 適 応 がr・
N工 工一
Eleotronio Library理学 療 法 教 育に お け る客 観 的 臨 床能 力 試験 :
OSCE
〕の 開 発 と 試行 349 表1
理 学 療 法 版OSCE
要 項の項II
1.
概’
要 2.
ス ケ ジコ.
一
ル9
.
*学 生へ の 説1男内 容 と事 白lf提ノF
内容を資料と して添f
・
J
測さ れ る学
生の ス ク リー
ニ ン グ にもLtsJll
で きる よ うに1
: 夫し た.
本
研究
の 凵11
勺は.
理学 療 法
に お け るoSCE
の 聞 発 と その 試 行 結 果の分 析 を 行 う と と もに効 果 的 な 実 褶 教 育の方法
を模 索
す るこ とである一
方
法
1
.
理学 療 法
版OSCE
の開 発
本
1享
攻の教 官
全員
が関
わ り約
6
ケ月
の検 討
より理 学 療
法
版OSCE
を 開 発 し,
試
験凵 の約
2
ヶ 月瞳
か ら全
30
頁 の 理学 療 法 版
()SCE
要項
1:以 ド,
要 項II
を 作 成 し た。
要 項す
な わ らマ ニ ュ ア ルはoSCE
の 運 営E
必 要 なこと は も らうんの こ と,
Ii1ド仙.
K一
の.・
致ll芝を 高 めるた めにも詳
細 にf
乍
成 し評価
斤 が熟 読
す ること が 必要
であると さ れて いるG/,
要 項 は,
理学療 法
版OSCE
の運営
ノ∫法
や諸注
1
意
,
学 生へ の 問 題 提 示,
患M一
シ ナ リオ,
評 価
シー
ト,
評 仙
↓阜準
.
模 擬 患 者 用 評 価シー
ト な どの項
凵 か ら構 成
さ れ た 〔表
1
:)一
要 項 作 成
にあ たっ て は,
課 題 作 成
,
シナリオ作
成
,
評ll
廿i
丿1」
準の作
成に大 半の時 間 を 要 し た。
と く に 評 価 基 準につ いて は項 冂ご との点 数 につ き.
個々にシ ミュ レー
ショ ンな ど を 通 し て 評fllli
基 準 を 作 成 し た、
2.
対’
象
本 専 攻
の4
年 次
総合 臨 床
実 習 を 控 え た 学 生 ユ8
名
に 理学 療 法 版
OSCE
を 実 施
した.
.
/
3
.
課
題臨 床 実 習に お い て
.
甲:要 な 項凵 とな る医療
而接
.
リ ス ク 管 理 お よ び 基 本 的 な 検 査 測 定の関 節 可 動 域,Elj
YJ,
バ ラ ン ス に関
す る課
題 を設 定
したtt問 題
は 全4
課 題
とし
.
整
形外 科
疾 患 と して 人ll
膝 関 節 置 換 術 後
け抜ド
,
TK
八 ) を 想 定 し た 課 題L
課 題2
の計
2
課
題,
中 枢 神 経
疾患
と して片 麻 痺
を想 定
し た誅 題
3
,
課 題
4
の2
課 題 を 設 定
し た 〔表
2
〕,
な お.
TKA
患X
一
お よ び月
.
麻 抑 患 者
は とも
に 模 擬 患者
とした.
TKA
患.
者
は82
歳
.
女性
.
変
形 性 膝 関節症
,
術 後
2
週
,
心 疾 患
や高
lllL
圧症
の既往 を も
つ患 者
を想 定
し た、片 麻 輝 患 者
は6
呂歳
.
り
∫
性
,
脳 梗 塞 後 右 片
麻痺
,
ブ ル ン ス トロー
ム ス テー
ジ 上.
卜’
肢
とも にW
,
申:椅 壬 表2 課 題の内 容・
疾 患 課 題[
内容 疾 患 脈 拍
・
由1圧測 定 課 題1
移 乗 動 作 関節 ll.
動 域 検 査 人1:膝 関節 置換 術 術 後 課 題2
課題3 徒手
筋力検
査 医 療 面 接.
課題4一
バ ラン ス検査 片 麻痺 にて セル フ ケア が 可能
で あ り、
T
字 杖
と 装具
で監視 歩 行
が で き る 患者
を想 定
し た、
.
、
摸擬 患 者
の状 態
は詳 細
に作 成
し て’
要項
の iド
に シ ナ リ オとし て詳細
に明 示 し た.
.
また,
理 学 療 法 版
OSCE
実 施
の2
週聞前
に各
課 題 お よ び 評価
の項 目を提 示 し
.
学 生
の学 習
の機 会 を 設 け
た、
D
課.
題1
課 題
[は,
脈 拍
・
血圧 測定
と移 乗 動 作
と し,脈 拍
・
血 圧 測定
は14
項 凵,
移 乗
動作
はll
項 目の計
25
項 目 で あ り、
各 項 目の配 点 は2
点満
点の 合計
50
点
で あっ た (表
3
).
脈 拍
・
血 圧測 定
は,
卞に患 者
へ の配 慮
や説 明
と とも
に,
適 切 な測 定 方法
と正確 な
illi
:
定結 果
を評価
する こと を目的
と し た、
、
ま た,
移乗 動 作
に おいて は,
リ ス ク の把 揮
や安
全管
理 を詳 細
に評 価 す
る ことを 目的
と した.
t2
)課題
2
課
題2
は,
検
査測 定
の基本 的 技 術
であ
る.
関節
可動 域
検
査 〔range of motiDntes
て以 ド,
ROM
.
T
) と徒
r
筋 力
倹 査
〔manual m しiscle tcsting 以 下,
MMTJ
と し た、
ROM
.
T
は 13項H ,
MMT
は【2項1
[の 計25
項ll
で あ り,
各
項11
の配 点 は2
点 満 点のft
計50 点であっ た (表4.
],
課 題
2
でも
,
患 者
へ の配慮
や 説 明 お よ び 測定
技 術 を 評 価 する ことを
目的 と
し た.
3
}課
題3
課
題3
は医療 面 接
で あ り,
医療
面 接の 進 め ノ」が12
項H ,
情 報
の聴
取 が12
項II,
医療
而 接 全 般 が5
項
目の計
29
項H
で あっ た、
,
配 点 は2
点 満 点の項 目 が21
項 目、
1
点 満 点の項II
が8
項 目の 合計
50
点であっ た俵
5
)。
医
療
面 接では.
患 者へ の対 応や必 要 な 情 報の聴 取
につ い て 評 仙 す るこ と をII
的 と し た。
NII-Electronic Library Service
350 珊!!
F
二lt,
iv
く”i
: 第31 巻 第6弓’
表
3
人 工 膝関節置 換 術後患 扞に おけ る脈拍
・
由L圧1
則定およ び移 乗 動 作の評価シー
ト 脈 拍 哺 1圧 測 定配
.
llll1
:1 挨 拶 2) 白己紹介
2,
1,
02,
1,
(13
:1 体調全 般 〔障 害 祁 位 も 含 む: にわ たる状 況 聴 取 2,
1、
0 患 音へ の配 慮 4:1 血 圧,
脈 拍 を 測 定する 旨 を :KH
)i
で き た か 5〕測 定にあわ せて適切に声 を か け た か2
,
1
,
02
.
1,
v6
〕声
を か け るときの 1謹 つ かい は良かっ た か 2,
1,
0 7〕触 れ 方 は 1LL か・
ノ
た か 脈 拍 測 定8
}脈 拍 数につ い て述べ た か tj1
’不 整 脈の 有 無 につ い て 述べた か 10:liill圧 計の コ.
ソ ク は倒L
た か 11)マ ンシェ.
ソ トは IEL くそ1
一
けた か 12)水銀の操 作は 適 切であ・
・
)た か2
,
1、
02
,
1,
02,
1
,
02
,
1,
02,
1.
o 面1圧 測 定 2,
1.
D
13:111又縮 期1「IL圧 は 1L しく測 定で きたか 亅の 拡 張 期1而1圧 は ll刊’
く 渕 定 で き た か 2、
1、
〔)2
,
1
.
D
移 乗 動f
乍 〔トラ ン ス ファー
}15
)動 作 (ト ランフ フγ一
:1 およ び動 作 手順α)説 明 2、
1,
0 患 者へ の酎 慮 16)状 況にあ わ せて タ イミ ング 良 く声 を か け た か 2,
1,
〔1 17)声を か け ると きの、
漢つかい は良かっ たか2
.
1、
o
18)治 療 台 と 車 椅 ゴ・
のf
・
ケ置 闥 係 は 適 切 で あった か 準備 [9
) 卓椅r一
の ブ レー
キ・
フツ トレ ス ト を確 認した か20
.
]介}助)1亅
.
白旨なf
.
CL
’
itt
・
f
零勢2
.
.
1
.
Oi
1、
02,
1
,
0
21:事 前 情 羅の確 認2
、
1,
0
221
,
非荷 重 に 配慮し ていた か 2、
1,
0
23
) 衝 撃の少 ない臀 罐接 地2
,
1,
0
実 施 24.
) 動 イ乍O)「
女定度 Lt o「
;,
動 作 終r
時の確 認 2,
1,
02.
1.
e 総 合 印象 問 題 有・
無4
) 課
題4
課 題
4
は片 麻 痺
の バ ラン ス検 査
であ り
,
全25
項 目
と し た.
,
各 項ll
は2
点 満 点の 合 計50
点で あ っ た 〔表
6
:安
全 面 に 配 慮 した 中 での 片 麻痺
のバ ラン ス検 査 を
評価 す
る こと を 目 的 と した、
.
4
.
試
験の実 施 方 法1
)
実施
冂理
学 療
法 版OSCE
は.
前 期 授 業 が 終 了 した4
年
次 総合
臨 床 実 習 開 始
の約
1
ヶ 月 前の膕
ド成 [4年 7月25Li
に実 施
し た。
2
)ス テー
シ ョ ンOSCE
におい て は,
1
つ の試
験ユ ニ ッ トをス テー
シ ョ ンと称 す
る。本 專攻
の理学 療 法
版OSCE
で は.
1
つ の ス テー
シ ョ ンは,
1
名
の模
擬 患 者 と 評価 者
であ
る2
名
の教
官
で構
成 さ れ.
同.一
疾 患に関 連 する2
課 題 を 出 題 した、
1
疾 患 につ き2
つ の ス テー
ショ ンを 設 け,
合 計4
つ の ス テー
シ ョ ン を 設置
し た。
4
つ のス テー
シ ョ ンは,
同一
一
一
の実 習 室
を4
つ に区 切 り使 用
し た二1
名
の学
生 は.
ステー
シ ョ ン1
も しく
はステー
ショ ン2
で課
題 ユ に続い て課 題2
を・
受
験 し,
ス テー
シ ョ ン3
も し く はス テー
シ ョ ン・
1
で課
題3
に続い て課 題4
を 受 験 し た,
.
し た がっ て,
1
名の学
生 は.
2
つ の ス テー
ショ ンで 合 計4
つの 課 題 に 解 答 す る こと と なる/
.
/
ま た,
試 験 をITji
・
R
に実 施 するた め 学 生の ス テー
ショ ン巡回順 も 要 項の中
に明 記 し た 〔図IL
31
試験 時 間
各 諜 題
は.
2
課 題
〔言
果題
1
・
Lt
も
しく
は課
題3
・
4
}に共 通
し た課 題 設 定
の読
み取 り
に1
分 間
,
各解 答 時
問 は7
分
間 と し た。な
お,
学
生の交 代
と評 価
の整
理,
模 擬 患 者
の準 備
の た めに,
各学
生の終
J
’
毎
に5
分
の時 間
を とっ た/
.
.
N工 工一
Eleotronio Library理学 療 法 教 育にお ける客 観 的 臨 床能 力 試験 〔OSCE ) の開発と試 行
351
表4
聞節11工動域検齊 人1:膝 「對節 攪 換 術 後 患 者に おけるROM
.
T
MMT
の 評価シー
ト 配点PR
〔〕M
を測 定 する旨を 説 明 し,
.
r
承 を 得 た か 患 者へ の配 慮2
:1 状 況 に あ わ せ て タ イ ミン グ.
良 く声 を か け た か2
,
1
,
02
,
1、
0 3:1 声を か け る ときの 言葉づ かい は良かっ た か2
,
1
,
0
4:If
イ:1
自」音轟σ)確ゴ忍 全 般 5)疼 痛の確認 〔運動i、
}も含め1 61・
自動 蓮動が可 能か確 認した か ア} 頻 繁 な 姿 勢の転 換 が な く.
姿勢の選 択 が 適 切であった か 8: 関節 角 度 計がll{し く使用で きてい た か2
,
1
、
02
,
1,
02,
1
,
02
.
1,
02.
1,
0P
.
]膝関 節 屈 山 測定1亅寺の 丿轟本 軸・
移 動 軸 は 適 切 だ・
)た か 2、
1,
0 測 定 lD;膝 関 節伸
展 測定 時の基本 軸・
移動 軸は適 切だっ た か 1].
] 関節へ の愛 護 的な配慮は で きてい た か 2,
1,
02,
1.
0
12
〕ROM
.
T
の測 定 結 果σ)iE確 性 2,
LO 13.
] 測 定 時の肢 位は適 切であっ たか2
,
⊥.
0
徒r・
筋 力 検 脊 配 点 1の MMT を測 定する旨を説 明し.
r
承 を得た か 2,,
0
患 苦へ の配慮 15:[ 状 況にあわ せ て タ イ ミ ン ダ良く声 をかけた か2
、
1
,
0
161,声 を か け る と きの、
.
「葉つかい は 良 かっr
:か 17)膝 関 節f
中展の開 始 姿 勢 を確 認 した か 2、
1.
D2,
1,
D lS)膝関節fl
}1展の検 査 κの位 置 は 適 切 だっ た か2
,
1,
0
19}膝 関 節flli
展の抵 抗の部 位,
抵 抗の加2
、
ノi
は適 切だっ た か 2,
1、
0
20
:ト 膝関節 伸展の代償
運動の予防 は行っ た か2
,
1、
0
測 定 21:1 膝 関 節 屈 山の開始姿 勢を確認 した か 22:1
膝 関 節 屈 山の検 査 者の 位 置は適 切 だ・
♪
た か 2,
1、
02,
1,
023
:1 膝 関 節 屈 曲の抵 抗の部 位、
抵 抗の加 え 方 は 適 切 だっ た か 24}膝 関節 屈 曲の代 償 運 動のrt
防は行っ た か 2.
1,
02.
1,
0
25;MMT の結聚の1卜二
確
’
1
幾 問 題 有・
煕2
.
1,
0
総 含印 象 実 施 に あ た り,
試 験 が 円 滑に実 施 さ れるよ うに タイム キー
パー
1名 を 配 潰 し,
・1ステー
シ ョ ン の時 閲
を統
・
して管
埋 し た。
4
)評価
a
−
1
名の学 生 に 対 して2
名の教 官 と1
名の模 擬 患 者 が 評価
を行
っ た:
.
模
擬 患者
の評 価
は参 考資 料
と し た.な
お.
評価
者 で あ る 教 官8
名 は 全貝
理学 療 法
十であ り.
模 擬 患
者 は 理 学 療 法.
1
:であ る・#:・
Sl
攻の学 部
編 入 生1
名
.
丿(学 院
牛3
名の 計4 名であっ た。
評 価昔
8
名
の 理学 療 法
L
経 験
年 数 は ]8
」±8.
1
年 〔7
−
36
年
)であ り,
教育 経 験 年
数 は11
、
1
±5
.
2
年
C318
年:1 であっ た,
各 学 生は1
教’
1
’
1
’
か ら 1課 題 につ き50
点.
全4
課 題で400
点 満 点で の評 価 を 受 け るこ ととな る.
評価
は要 項
に明 記
さ れ た詳 細 な 計 仙 基
準
に 幕づ き 行っ た、
評
価者
と模
擬患 者
は試験 前
か らシ ミ ュ レー
シ ョ ンに よ・
:・て ト分
な打
ち合
わせ と練 習
を行
っ た.
ま た,
点 数
に現れない模 擬 患 者
へ の 対応 を
評価
する た めに.
各 課 題
につ い て全 体 的 な患 者
に対 す
る学 生
の印
象 も評価
する こと とし
,
総 合 印 象
と して問 題
の有無
と 具体
的 内容
を記
述 し た.
5
,
分 析 方法
今
回の理 学 療 法 版
OSCE
の難 易度 を 検 討 す
る た め に総 合点
,
課 題 別 平均 点
を求
めた.
,
さ ら に 評価
者 間の差 を検 討 す
るため に評価 者
・
課
題別 乎 均 点
,
同.・
ステー
シ ョ ン・
同
一
課 題
におけ
る.・
致 率
.
同
一
課
題 に お け る項
H
別・
致率
を求め た、
・
致 率は2
名
の 評fllli
者の 評 点の.・
致 す る割
R
とし た,
.
また,
今 後
の教育 方法
の検
討の た め に課題
・
項
L
]
別 正 答 率 を求
め た,
.
正答 率
は各
課 題の各項
日 に お い て満 点
のも
のを正 答 と
し,
その IK答
の割 合
と し た/
t な お,
諜 題 別 平 均点
は多
車 比 較 を 用い,
課 題 別 平 均 点.
NII-Electronic Library Service
352
理学療 法 学第
31巻第
6り
・
表5
片麻 卿 患 者にお け る医 療 面接の評 価シー
ト11
・
不・
「夬感 を与 え ない外 観 0「
乱ー
尸
己 酉 1ー
ワ】
2) 挨 拶 1,
〔} 進 め 方 ぶ [’
1
己紹 介4
:1 医療 面接 概 要の説 明 5:1 話しや すい艶離お よ び 聞き取り やすい 声6
:1 不 快 感 を与 え ない座 り方 7:1 ア イコ ンタ ク ト1
,
01
,
01,
01
.
02.
1,
(1 8}話しや すい [fliti
”
の 」尊
入 2『
1,
〔〕 話の進 めノ∫9
)話 を 促す 10)後 半で詳 細 を 明ら か にする 2,
1,
02,
1,
[} ll)全 体の まと め を患 者に示す2
,
⊥,
D
12) 苔い忘 れ たこと が ない か を 尋 ね る 2,
1,
0 13:1 キ訴1
麻 仰 倶[Pll
の 運動 時 痛,
歩 け ない 12
,
1,
0
14
:・
発 症 時期 〔2
月前:1 1,
0 現 病 歴 15}その経過 〔徐々に】i#/’
tii31〔「L,
1
復し,’
il院 人院 となっ た〕 1の 既往 歴 〔40歳アキレ ス腱断 裂,
50歳糖 尿 病・
高1「IL.
1「1
症} 17) 111・
c〔1
{’
k
{内 杖 ILI’
行 「i
・:・
/・
]hoP
ピ 1独ラ歩:12
,
1
.
D2
,
1.
o1 ),
玉.
D 18} リス クの 予 測 1移乗・
場行 時の 転倒; 2、
1.
0 情 報 且g
} 病 前 生活 〔11扇lil
は家 誓r・
伝い と趣 味の囲 碁, 2、
1、
0 LO.
] 歩行 〔監視によ るT 字杖
歩 彳.
亅.
〕 2、
1、
0
患 者背 景 現在の 凵常 生活 動 作 211ftt」
拝 (t
”’
i
.
肢』
tt’
ス』
プー
ン・
フホー
一
ク によ りド1、
卩
:1 LIL) ト イ レ1
:肛 椅.
i
・
で 移 動,
トイレ動作はrl
の23
.
]家 族 構 成 凄 と同 居12
・
1]家 屋 構 造 〔.
戸 建,
1,
ll室 は2
階,
洋 式ト イレ :1 2.
1,
02.
1
.
OI
.
Q1,
025
:1 相・
r・
に合わ せ敬 語を使 う2
、
1,
0
26:1 専 門 的 内 容を わ か りや す く伝え る 2,
1,
0 全 体27
:ト共 感 的.
支 持 的 な姿 勢で対応 す る2
『
1
,
〔〕28
) 自 由 に 訴 え,
質問 できる 穿 囲気 2,
1.
O 29)誘 導的 な 質 閊 や 決 めつ け る ような 会 話 を し ない 2,
1,
0 総 合 印 象問題
有
・
簸 評価 者
・
課
題別
’
卜均
点,
同・
ステー
シ ョ ン・
同・
課 題 に お ける・
致率
につ い て は t検 定 を 用い て比 較 検 討 し た.
、
ま た,
総 合 印 象 を
1
人
の学
牛に対
す る問
題 あ り と した 評価 者
の人 数 を川
い て検 討
し た。
結
果
1.
総 合点
お よ び課
題別平 均 点
学 生
18
名
の総 合 点
の平
均 は、
313
,
7
±22
.
6
点
で あり
100
点 満 点
で換 算
す る と78
.
・
1
±5
.
7
点で あっ た.
.
t
ま た.
最高 点
は363
点
(100
点 満
,
点
:で90
点
:】.
最 低 点
は28
{1
点qOO
点 満 点
で70
点
)であ
っ た。
課 題 別 平 均
点 は,
課 題1
力弍85
.
3
±7
.
1点
,
盖
果 題2
カt85.
4
±8
.
3
丿焦,
註果 題
3
カ§65.
6
±7
.
2
点
,
課 題
1
が77
.
4
±IL9
点
で あ り,
課
題3
の み他
の3
つ の 課 題より有 意
に平 均 点
が低
か っ た 〔pくO.
Ol
:】,
.
2
.
評IIIII
苫・
課 題 別L1
ξ均 丿1
工1
司・
ス テー
ショ ン内
の各
評fiHi
者
の課
題別
の平 均 点 を 比 較 し た 〔表
7
:】 . 課題
1
およ び誅 題
2
は ステー
シ ョ ン1
,
ス テー
シ ョ ン2
とも
に評 価 者 間
の評 点
に有 意
な 差 を 認 め な かっ た.
.
/
課 題3
はステー
シ ョ ン4
に お い て評 価 者
G
は29
.
9
±2S
、
・,
’,
・1,
評 価 者
H
は3
・1
、
7
±25
点
で あll
,
評 価 者
聞 に有 意
な差 を認
めた (p
<0.
OD
,課 題
4
はス テー
シ ョ ン3
に おい て 評 価 者E
は 42.
6
± 7.
5点.
評価 者
1
;は N工 工一
Eleotronio Library理
”
}:
療 法教 育に才5ける客観 的 臨 床 能力試.
験 〔OSCE
; の 開発 と試 行 表6 片麻 痺患 κにおtナるバ ラン ス検 査の評 !ll[シ・
−1・
準 備 Dバ ラ ン スを検査 す る旨を説明 し
、
ゴ承 を得た か2
:1 装具を 脱 が せ た か 353 皆n
ーμ
己 酉 0L り一
Lt,
o
座 位姿 勢 31 〔後 傾し た骨盤 を修正 し〕Llt 二骨 芝 持の座 位 が 保 て るこ と を 確 認 し た か 2,
0 静 的座位バ ラン ス4
’
)
ヒ肢の攴持 を外しても1・
i
∈位が保て る こ とを確1忍し た か 2.
1,
0 i,
b 軽 度の 外 乱 に 抗 し う る’
女 定 性 が あ るこ とを確認 した か 受 動 的 な座 位 姿 勢の変 化 の 非 麻 沖 側へ のbi
斜.
に対す る1畷lrlお よ び 体・
博の切、
と;を 観察し た か7
.
) 麻 蝉 側へ の傾斜に対する頭 部お よび体 幹の 反 応 を観 察し た か 2.
L.
02,
1,
02,
1、
o 8)頭 i{1
;の運 動 に と も な う 不 安 定 が 坐 じ ない こ と を観 察したか9
]非 麻 痺 側 「.
.
ll
攴のf・
Ell
]に ともなう座 位の不 安 定が 生 じ ない こ と を観察
し た か 2,
1.
〔12,
1
』
0
能 動 的 な 座 位 姿 勢の変 化 lD}非 鵜・
} 1〔側1
.
1
授の リー
・
チ距 離を確、
認 し た か ll:能 動 的な非 麻 痺 側へ の 匚巨心・
F
寥動を行わ せ た か 12:能 動的 な 麻痺1
貝1】へ の,
fi
:心 移 動 をh
わ せ た か 2、
1.
D IZ ち Lが り動f
乍 1:S1・
麻非¥↑則:こt・
’
f:置し転倒に備 え た 構 え を とっ た か2
、
1
.
D2
、
1、
eLt.
L
O 14} [.
,1
.
;
:ち.
1
がっ た後} L匚
‘位が安 定し てい る こと を確 認し た か [51・
攴持基底[1’
iiを狭く し た 肢 位 氓〔}mbergU 芝位あるい はMとmn }皮位 なビ〕 を と ら せ た か 16:II 牙1
眼刺 激を行一
.
)た か 17:1.
隆度の 外舌L
に抗 し う る安 定’
1
生が あ るこ と を確認 したか2
,
0
Ftii}rltJ
.
、
幽
肩、
》:バ ラ ン ス の保 弓寺 2.
02,
0
受 動 的 な立位 姿 勢の変 化18
:1 非 麻 痺 側1
:肢の リー
チ距II雛 を確 認 した か 2.
1.
02、
1.
e
能 動 的 なウ:位 姿勢の変 化 191 前 後 左 右へ の 能 動ilCJ
な 重 心 移 動 を行わ せ たか 2〔P 〔非 麻押 側1
“
肢の 支持性を確 認r
卞 るた め 1 能 動的 な非麻痺狽IIへ の 重心移動 を行 わせ たか 2.
1,
02,
1,
021
:H :「林瘴 側ド肢の.
起持 性を確 認する た め 1能 動 的な麻煙 狽rlへ の 重 心 移 動 を 行 わ せ た か.
患者との 応対 :)21)常に転倒に備 え た か ま え を と・
ってい た か23
目1
頭 指 示 は層
r
易 な 言葉で行つてい たか 2.
1’
)川r
・
接 触 1:ハ ン ドI!ン グ1 は適切であっ
た か25
.
]座 位 位 置およ び 立位 位 鷙は適 切で あった か2
.
1
,
02
,
1,
02.
1,
02
,
1,
02,
1,
D
総合 印 象 問 題 イ1.
・
無辱 ス テ,.
ンr ン3
鰈 題3
・
4
).
教 官2孕1 〔E・
F) 模 擬 患・
K’
1名1
ステー
シ三∫ンil
〔課題
1
・
2
)…
教 官
2
名 (
A
,
B
}模
擬患 者
1名 スうナー
シ’
ヨ ン4 (課 題3
・
4
) or教
嘗2
名(
G
・
H
) 模 擬 愚 者】名 ス 7.
一
シ ニヌン.
2 〔課 題卜2
) Qr 教 官2
.
名 (C
・
D
)模 擬 患
者1
名
目将心ざS[1#f亥ljl4:0〔〕…
14
:20
14
:40
ヨ15
:00
葉
5
:20
ステー.
シ y ン 1 a ス テー
ショ ン2
h
ス テ…
ショ ン3
C ス テー
シ.
.
t−
1 ン4
d
.
ei2mqf
j
n
r g
k
o ah
l
p
b
開々台日
寺亥
1」15
:50
ス フー
一
シ.
ヨ ンl
C スラL・
一
シ.
.
/.
1ン2 d ステー
シ s ン3
c スラー
一
シ三」ン4
[’
16
;10116
;30
.
16
:50
9
:
k
o h l
P
i
m 91 「 *アル ファベ ットの 大 文宇
は 評価 者
(教 官 )
、
小 文‘
招
ま受 験 者 (
学 生
} 図1 各ス テ・
一
シ ョ ンの構成 と学生ス テー
シ ョ ン巡lii
]11「H
35
、
4±7
.
9
点 で あ り,
評価
昔 間に有 意
な 差 を 認め た (p <0.
05
)。
ま た、
課 題4
はステー
シ ョ ン4
に おい ても
評IIIIi
者G
が35
.
6
±6
.
5
点,
評 価 者⊥1
が41.
3
t3
.
8
点
であ り,
評 価 者 間
に有
意 な 差 を 認 め た 〔p<O
.
Ol
)、
NII-Electronic Library Service
351
理”;ζ:療 法 学i
ジ 爿 巻第6リ・
表7 ス テー
ショ ン 評価 者 課 題1卩
;.
ζfrfti
−
9i
@
一 ヨ果 題 冒 「」
l
l
均@
,
[
,11
〔@1
:
,
lt/,
1 ’F
表 811i ] ステ
ーシ
ョン , 同 一 課題
に お ける ・率
〔
} り題
誹 ..闘八
.3±
工 94 D1±
rj . ス テ シ ョン 課 1 課 題 21 @n、 S
@
15
.1
±
3
.l
@ 39 . 6⊥3
.11 .
s
42 .
7
±
3.
9 ・12. 1 ・1
. 4ユ
1s175
.
6⊥17.6
ユ、
69、3 ±18
8 ウ一6g
.y26
.3
4.
}
18
.D
一 亅1、
Sウ
冒 41. y .1
.53
.6 3.8
uLs ステ ー ション課 題3A
題4
ス テ ー ション
評 frl 「 者 題3
E34、2
±
4 6il
F
32.
{6
.11
課
題 1 り」 GL99=
2、
8H 34 .7−
2 569 .7 ニ27、4 ..
−
. 7L3= 2856
.
2 212 一.
IDs .** 6D{2Dn.
S42
6 7. 35.4
ゴ:
7、9 一」 上 尸)
341
.3
士3 .
8
* **
1 )
<
O .(
[ 1 *P
<et
)i3
.同 一ステー ション・1
司 課題 に
おけ
る
・ 致率
同.
一ス
テーシ ョ ン 内の
同一 題に
対.
す る
2
名 の評
fllli
者 の評
点
の
・
致率
では
す べ
て の.
梁 題 にお いてス
テー ショ ン間
の.致 率 に差 を認め
なか た(表
8
).
..課埴 別の一致
率では,課題
1
は72
,4
±エ8
.9
%.、
i
皋題
2
は72
.Q
±15
,
8
%, 自果 題
3C
よ
70
.5
± 2D3
%,}
糾 と 題4C
よ64
.7
=
17
.9
ゐ であり
. こ れ らに有 意 な差 を認 め なかった
4
,
luj
.課 題にお
ける項目別・致
率 各課
題・ 項]
i
別の
・ 致 が50%以ド
であっ
た
ものは
, 全⊥O
・
t
項
ll
中23
項ll 〔122
.
ユ
%)
で あ・った(91
.
そ のIJy
「」 {
{
よ
, 百果 題
1
カ {4J
目 , 課吐皇
2
カ §3
」亘ll
,
h 果題
3 カ1
】
U
項,
課題4
が6
項 目 であり、課
題3
の
片麻卿に
おけ
る 医療 面 で一 致率
が
い項
冖 が多
か った. 、最
も一
致率 が
低 い項目 は ,課
題1
び)移乗
動作終 ゴ時 の確 ,27
.
8
%
であ
っ
た ,,5
.
課題 ・項1
[ 別 止暮 率 理 学療
法版
OSCE
で は .
1
項目
の配
点を2
点
〔で き てい る
),1
〔 : .一部 で きて
いる},0
点〔で き
てい
な い
}と
した
全
10
・1
項
目中
21
項目 〔20
.
2
%〕が【E
答率50
以 下
で あっ た (
表10
:)
.そ
の内訳は
, 課題[ が
2
項目 ,ロ
題2
が1
項H
.課 題3
が
ユ4
項 目
, 課題
4
が4
項li
でり
,課題
3
の 片
麻井
にお け
る 医1
舶
111
接でIK
率
50
% ↓ス ドの低 い
項 目が多 か っ た 「移
乗動
作や 歩行
リス
クの
i
;
測 に 関 す る
情 報収 集や家
屋構
造な ど
の環
境に 対 す る
情報
集
の 項11
は
, IE 答 率が
10
% 以
ド ととく に
低か
った.
6 .総 合 印象 総 合 印象にお いて.・1
人 の 教官の 言1
価者員
が
問 題 あ り と し た 学 生 が1
名 い た。
問 題あ りと
し
たf
曲 者が2
人 の 学 生 が3
名,
問題あ り とした
評II
i
者が
1
人
の齢生
が5 名,
4人
とも
に問な
と
た学
生が
9
名
であった., 評価
者が
1
以
L
問 題 あ
り と した学 生の 総 合
点 は,9
名 全
員
が平
均点を
lrl
レ
丿 た
t
/. (表
IP
考
察1
. 理学 療 法 ぐ〕SCE
の 難
易 度の検討理
学療
法 版OSCE
の 総 合 点100
点
満 点換 算
で」!i
均78
点.
標準 偏差
が
5.
7
であ
り
,学
間 の ば ら つ きは少な か っ た .最低点 が10
〔} 点満 点
1
算で70 点 である
こと か
ら、
全
員 が及 第
点を
上
1
瑁L
る 題で
あ
・
った と .ti
’ え
る /t
医学教
育
にお
けるo
E
の総
什
点は78
%
か ら88
%
と報告さ れ てい
る7V
/
. 合 点が
高
く
な
・ った 理由 は ,
学
生に
対 し て」
y
前 に 畠 題項
冂
提 示
した
こ
と
に
よ り, 出 題項 凵
に対
する
.’踊if
学
習が
レに
行わ れ
たこと
によるもの
と推察 さ れる.,
第 一回
目 の 理 療il
; 版
oSCE
である ことか ら 」 ド 均点
を.r
・測す る と は 困難で
あった
が , [nl
を重 ねる
毎に
圏r
均 値 予測 が11
∫
能 と な ると
考 え ら れ
る , また . 課題 別
に平 点 を みる
と 、 、 果 題 3の医療而接が
65
.6
点
と 他の課 題
比し て有 意 に低い
こと
がわ
か った . 医療
面接
に おい
ての
成
績が低 い こと
は , 医学教
育
のOSCE
の 報1
卜
1
にお「
て も 散 見 され
るが
IU
/ [t
/
,今回の
背
景と して 理
学療版
OSCE
では、 医療
面 接 だ け 提示
方 法が 他の3
課と 違
t
. ) た こと
が挙
げられる.
表5
に示 すと
お り , 課題3
医
療面 接だ け は.卜
’位
項 目が
存在 する
が,
学 生 への提
は こ
の ド
位項H
は
除 いて
い た .した がっ て , 次 回かの
理 学 療 法版oscE
では.
医 療irll
接にお いてト
. 項H
ま で提・
j
{ す るこ と と
した
.
同・ ス テ ーショ毎
に 各 評仙 者の各 課 題の
平 均 値 を 比較
す ると ,課 題ィ
よ び課題2
で
は 同・
ステ ー
シ ョン の 評¶Ili 者に
は差は認めな
かっ たが
,課
題3 で
は
1 ス テ ー シ ョンに 差 を 認め 課 題 4 では
2
ス テ ーシ
ョ ン とも に差 を 認 め た 、 こ こ は,
課題 に よ っ
て も違う が 評
価者
にり
判 定 が違うこ と を示し
て い て,評1
[lli
が
難L
いこ
が 拑 察され るt
./
とく に 課題4
の 片麻 痺 の バラ
ン 倹 査 では
こ の傾 向が顕 習 であったと 考 えら れ る 2.理学 療理学 療 法 教 育に おける客 観 的臨 床 能 力試 験 S⊂