Microsoft Access 2013
基礎
セミナーテキスト 講習の手引き
この手引きは、『Microsoft Access 2013 基礎 セミナーテキスト』(以下、本書)を使ってセミナーを実施 される講師の方に、参考にしていただきたい各情報(セミナー実施時の注意事項、所要時間、本文内容の 補足)をまとめたものです。 より良いセミナーを行うために、この手引きがお役に立てば幸いです。 日経 BP 社セミナー実施時の注意
以下の点に注意して、セミナーを実施しましょう。 ●本書に記載されている名称で説明すること(講師が本書に記載されている名称と異なる名称で説明すると受講者が混乱す るため)。 ●受講者からの質問に対して自信のないことは即答を避け、調査後の折り返し回答を徹底すること。 ●英数字の入力は、特に指示がない限り、半角で入力するよう説明すること。 セミナー実施前に、次の環境を確認しておきましょう。●Office Professional Plus 2013 を完全セットアップし、ライセンス認証手続きを完了させた状態。 ●プリンターをセットアップした状態。 ●講習時に使用する実習データの準備。 Office 2013 では、タッチモードとマウスモードを切り替えて操作が行えます。 ●タッチモード:指でスクリーンをタッチする操作がしやすいように、リボンが拡大表示され、アイコン同士の間が広がり ます。また、ミニツールバーや文字色のパレット表示も拡大されます。 ●マウスモード:マウスでの操作を前提とした、Office 2010 までと同様の表示サイズです。 タッチモードとマウスモードを切り替えるには、クイックアクセスツールバーに[タッチ/マウス モードの切り替え]ボタ ンを表示させ、それを使用します。 本書ではマウスモードでの操作を記載しています。 コンピューターによっては、初期設定でタッチモードになっている場合があります。また、リボンが非表示になっている場 合もあります。環境を事前に確認し、必要に応じて本書の設定にあわせておきましょう。
本書の流れ
Access 2013 テキストでは、顧客の売り上げを管理する「顧客管理データベース」を新規に作成しながら、データベースの 全体像を理解し、蓄積されたデータをどのように利用するのかを説明しています。 業務では顧客管理データベースを利用して、次のようなことを行います。 ●顧客管理 新規顧客情報の入力<2 章><4 章> Excel で管理していた顧客情報の活用<2 章> ダイレクトメール発送など条件に合った顧客の抽出と宛名印刷<3 章><5 章>●売上管理 他のデータベースで管理していた商品一覧と売上一覧の活用<2 章> ID を利用した顧客名や商品名などの表示<2 章><3 章> 売り上げごとの金額の計算<2 章><3 章><5 章> データベース(業務)のどの部分について説明をしているのかを、常に意識しながら指導するように心がけてください。
セミナーの所要時間
このセミナーテキストの標準セミナー時間は約8時間です(総合問題は含みません)。 セミナー時間により、各章の目安の必要時間を基に、自由に実習項目を選択しましょう。 各章の時間は、「はじめに」に記載されている対象者で行った場合の目安です。 第 1 章 Accessの基本操作 60分 第 2 章 データベールとテーブルの作成 120 分 第 3 章 クエリの作成 120 分 第 4 章 フォームの作成と編集 120 分 第 5 章 レポートの作成と編集 60分 この章の確認 各章の最後に、その章で学習した内容を確認するために「この章の確認」を用意しています。章のまとめやスキルチェック などに利用してください。 第1章:p.31 第4章:p.174 第2章:p.89 第5章:p.201 第3章:p.132 復習問題 各章の最後に、その章の理解度を確認するために「復習問題」を用意しています。復習問題の順番は本文の操作の順番と対 応していますので、復習問題を難しく感じる場合は、章のはじめから本文を参照しながら取り組むとスムーズに操作できる でしょう。 第1章:p.31 第4章:p.174 第2章:p.89 第5章:p.201 第3章:p.132本文の注意点と参考情報
本文の章立てに沿って、主な注意点、参考情報をまとめました。セミナーを組み立てる詳細プラン作成時やセミナー実施時 に受講者スキルに合わせてご活用ください。 第1 章 Access の基本操作 p.2 ■ データベースの概要 受講者に Access 操作経験の有無やそのバージョン、他のデータベースアプリケーションの操作経験などを問いかけ、受講 者のレベルを把握しておきましょう。 データベースの概要や使用目的などを説明しましょう。必要に応じてホワイトボードに図を描くなどするとよいでしょう。 p.3 ■ リレーショナルデータベース管理システム リレーショナルデータベースでは、データのひとつひとつをフィールド(列)と、レコード(行)の中にまとめ、それらを テーブル(表)の中に並べて管理します。それによりデータ同士を比較する場合にはそれぞれ同じ位置のフィールドを見比 べればよいので、データの結合や抽出が簡単になります。またテーブルが複数であっても、あらかじめ決まった項目でデー タ同士を関連付けることにより、テーブルを結合して1 つのテーブルであるかのように扱うことができるといった特徴があ ります。初めてAccess を利用する方には、Excel との違いがわかりづらいものですが、次のような場合には Access を利用するとよ いことを伝えます。 ・大量のデータをExcel で管理している場合。これは Excel では、1つの表でデータを管理するため、データや項目数が 増えると、データの操作も難しくなるためです。 ・データの中から必要な項目だけを抽出したり、複数の表から必要なデータのみを選んで新たに表を作成したり、抽出し たデータを好きな形式で印刷するといったことをしたい場合。 ・データによって、Excel や Word など別々のアプリケーションで管理しているため、1つにまとめて管理したい場合。 ・複数人で共有データへの新規入力や分析などを行うことが多いため、データのセキュリティを保ち、管理は1箇所で行 いたい場合。 ・毎日複数の受注伝票を作成するなど、同じ作業を繰り返し行いたい場合。 p.4 ■ データベース設計 ここでは設計方法を理解することを目的とするのではなく、これから利用するデータベースがどのように作成されているの かを理解していただくことを目的として説明を行います。 日頃行っている作業をデータベースに置き換えることができるということを確認します。 p.3 ■ データベースの作成 実際にデータベースを作成するときの操作の流れについて確認します。 作成手順については、ホワイトボードなどに書き出し、この後作業をする際にいつでもか確認できるようにしておくとよい でしょう(講座の中で次に行う内容を考えて、p.4 のデータベース設計の順番を逆にしています)。 p.6 Access の起動 Access を起動するには次の方法があります。 ・ [スタート画面]の [ Access 2013]のタイルをクリックする。 ・デスクトップ画面のタスクバーにピン留めしてある[Access]のアイコンをクリックする。 ・Access のデータベースファイルを直接ダブルクリックし、Access を起動してファイルを開く。
p.7 ヒント Access のスタート画面 Access を起動すると、p.7 のスタート画面が表示されます。 補足:「カスタムWeb アプリ」での作成と、データ管理の場所について SharePoint サーバーや Office 365 サイトを使用してのデータベースアプリを構築することができますが、環境が準備され ていることが必要です。 SkyDrive などのクラウド上でデータ管理を行う際は、ブラウザーを使っての直接閲覧や編集を行うことはできません。クラ ウド上のAccess データを使用する場合、ローカル上にダウンロードして使用します。使用後は、アップロードを行います。 p.8 既存のデータベースを開く これから作成するデータベースの概要を理解していただくために、完成見本を開くことを伝えます。 p.9 操作:データベースを開く Access 2013 では [ファイル]タブが用意されました、2003 以前のバージョンの [ファイル] メニューや 2007 の Office ボ タンと同じ内容であることを伝えます。 データベースを開く方法は、複数あることを確認します。 Step1: 最近使用したファイルが表示されること、よく利用するファイルは常に表示をしておくことができることを伝えま す(p.8 データベースを開く方法 図参照)。 Step 2: [他のファイルを開く] をクリックすると、[開く]画面が表示されデータファイルを開くことができます。 受講者の環境や、講習時間に余裕がある場合、[場所の追加] を利用して、「SkyDrive」や、「Office 365 SharePoint」 からデータファイルを開くことができることも補足しましょう。これらのクラウドを利用しての使用については、 Word や Excel と異なり、[ローカルコピーの保存] ダイアログボックスが表示され、データファイルをダウンロー ドして使用することも一緒に伝えるとよいでしょう。 ファイルアイコンやファイル名をダブルクリックしても開くことができます。ただし、ファイル名をダブルクリックする場 合、タイミングによっては2回クリックしたことになり、名前の変更になるので注意しましょう。 [ファイルを開く] ダイアログボックスでは、保存されているファイル名を、特大アイコン、大アイコン、中アイコン、小 アイコン、一覧、詳細、並べて表示、コンテンツで表示することができます。本書の画面は詳細で表示されています。受講 者の画面と本書の画面が異なる場合は、説明を補足しましょう。 表示方法を切り替えるには、[ファイルを開く]ダイアログボックスの [表示方法を変更します]ボタンの▼をクリックし、目 的の表示方法をクリックするか、スライダーをドラッグします。また、[表示方法を変更します]ボタンをクリックするたび に、表示方法が切り替わります。 受講者のレベルに応じて [ファイルの場所]ボックスや [フォルダー]ボタンを使用した階層の表示方法についても簡単に補 足しましょう。 p.10 操作:コンテンツの有効化 Step6:メッセージバーの [コンテンツの有効化] をクリックしてコンテンツを有効化します。 セキュリティ警告のメッセージは、実習データに限らず、どのようなファイルでも初めて Access でデータベースを開くと きには表示されます。 安全であることが不確かなアクティブコンテンツが含まれている可能性がある場合の例としては、ドキュメントに署名され ていないマクロや署名が無効なマクロが含まれている場合などがあります(p.11 ヒント参照)。 p.11 ヒント[セキュリティセンター]ダイアログボックス オプションで設定を変えた場合には、それ以後すべてのデータベースでセキュリティの警告が表示されなくなります。 メッセージバーの [コンテンツを有効にする] をクリックすると、対象のデータベースファイルでのみ警告のメッセージ
が表示されなくなることを伝えます。 Access のオプションでメッセージバーを無効にした場合、次に開いたデータベースから変更が反映されるため、データベー スを閉じる必要があることを説明しましょう。 p.12 Access の画面構成 最小化ボタンや最大化ボタンなどOffice 製品共通の名称は受講者のレベルに応じて説明しましょう。 ただし、「[ファイル]タブ」や「リボン」、「ナビゲーションウィンドウ」などボタンや画面要素については十分説明し、こ れらはセミナー中にもよく出てくることを強調して伝え、覚えていただくようにしましょう。 補足:ナビゲーションウィンドウについて 既定では、[オブジェクトの種類]ごとに表示されます。 グループ名が [テーブル]、[クエリ] などのオブジェクトグループ名になっています。 マクロ、モジュールなどは、このデータベース内に作成されたオブジェクトがないのでグループ名として表示されていませ ん。 p.14 の Access を構成するオブジェクト完成例を利用しながら、このデータベースが、どのような考え方で、何のために利 用されるのかを説明します。また、各オブジェクトの役割やデータベースファイル全体について解説しましょう。 本書では、テーブル、クエリ、フォーム、レポートについて解説、実習すること、マクロについては、応用で解説、実習す ることを伝えましょう(p.34 データベースの新規作成参照)。 p.16 テーブル テーブルを開いてから説明を行いましょう。 テーブルの役割を理解するのが目的です。 p.17 操作:テーブルを開く テーブル名 [T 顧客一覧] を右クリックして [開く] をクリックしても、テーブルをデータシートビューで開くことができ ます。 オブジェクトを開くとオブジェクト名が表示された「タブ」が表示されること、複数のオブジェクトが開いている場合には、 ここで切り替えられることを伝えます(p.29 ヒント参照)。テーブルでは、項目のことを "フィールド" 、1件分の情報のこ とを "レコード" といいます。 この名称は、データベースでは常に使用される用語で、この後のセミナーでも使用するので、覚えていただくように伝えま しょう(26 件のレコードが登録されています)。 p.18 操作:テーブルのビューを切り替える データシートビューからデザインビューに切り替えるには、次の方法があります。 ・ [表示] ボタンをクリックする ・ステータスバー右端の表示選択ショートカットのビューの切り替えボタンをクリックする デザインビューでは、フィールド名が一覧となって表示されていること、フィールドごとに格納するデータの形が指定され ていることを説明します。 p.19 クエリ クエリを開いてから説明を行いましょう。 クエリがどのような役割をしているのか、クエリでどのようなことができるのかを理解するのが目的です。 p.20 操作:クエリを開く クエリ名 [Q はがき案内送付先] を右クリックして [開く] をクリックしても、クエリをデータシートビューで開くことが できます。”はがき案内” フィールドに注目して、チェックが付いているレコードのみ表示されていることを確認します (15 件のレコードが抽出されています)。
時間があれば他のクエリについても開いて、内容の確認を行うとよいでしょう。 p.21 操作:クエリのビューを切り替える フィールドリストが表示され、フィールド行にデータシートビューで表示されていたフィールドが選択されていることを確 認します。また、はがき案内の抽出条件が「Yes」となっていることも合わせて確認しましょう。 p.22 フォーム フォームを開いてから説明を行いましょう。 フォームがどのような役割をしているのか、フォームでどんなことができるのかを理解するのが目的です。 p.23 操作:フォームを開く フォーム名 [F 顧客一覧入力] を右クリックして [開く] をクリックしても、フォームをフォームビューで開くことができ ます。 テーブルでは、1 レコード(1 件分の情報)が 1 行に入力されているため、1 画面ではすべてのフィールドが表示しきれな い場合があることを説明します。フォームでは、1 レコードを 1 画面に表示する形式があり、すべてのフィールドが確認で きるので、レコードの表示や入力がしやすいことを強調しましょう。 レコードの表示内容は、次のキー操作でも移動することができます。 ・先頭のレコードへ移動:Ctrl+Home キー ・最後のレコードへ移動:Ctrl+End キー ・前のレコードへ移動:PageUp キー ・次のレコードへ移動:PageDown キー 時間があれば他のフォームについても開いて、内容の確認を行うとよいでしょう。 p.24 操作:フォームのビューを切り替える フォームのデザインを変更するためには、デザインビューを使用することを伝えます。 テキストボックスやラベルなどの部品から構成されており、自由に変更できること確認します。 p.25 レポート レポートを開いてから説明しましょう。 レポートがどのような役割をしているのか、レポートでどのようなことができるのかを理解するのが目的です。 p.26 操作:レポートを開いてレポートビューで印刷イメージを確認する レポート名 [R はがき案内リスト] を右クリックして [開く] をクリックしても、レポートをレポートビューで開くことが できます。 ナビゲーションウィンドウから印刷プレビューで開くときは、レポート名を右クリックして [印刷プレビュー] をクリック します。 時間があれば他のレポートについても開いて、内容の確認を行うとよいでしょう。 p.27 操作:レポートのビューを切り替える レポートのデザインを変更するためには、デザインビューを使用することを伝えます。 テキストボックスやラベルなどの部品から構成されており、自由に変更できること確認します。 p.28 ヒント:レポートの拡大/縮小表示 印刷プレビューの表示倍率の変更には、次の方法があります。 ・ステータスバー右端のバーを左右にドラッグする。 ・リボンの [ズーム] ボタンをクリックして、表示したい倍率をクリックする。
第2 章 データベースとテーブルの作成
p.34 データベースの新規作成
もう一度簡単にこれから作成するデータベースについて想定される業務と、データベースで何を行いたいかについて確認を します。
p.35 操作:データベースを新規に作成する
2 章からは、1 章で確認した完成のデータベースを最初から作成していきます。Word や Excel と異なり、Access では作業 を開始する前にデータベースファイルを作成し、名前を付けて保存する必要があります。そのため、ここでは空のデータベー スを作成することを説明しましょう(最初に入れ物を用意して、データを入れていくイメージです)。 Access 2013 の拡張子は「.accdb」です。 p.38 テーブルの作成 テーブルを作成するには、まずフィールドを設定します。 Access 2013 では、空のデータベースを作成すると、"ID" フィールドのみのテーブルが作成されるので、作成したいテーブ ルに必要なフィールドを追加して目的のテーブルを作成することを伝えましょう。 p.39 操作:テーブルを新規に作成する テーブルにフィールドを設定するためには、次の方法があります。 ・デザインビューに表示を切り替えてフィールド名を追加する。 ・データシートビューで、クリックしてフィールドを追加する。 ・データシートビューで、[テーブルツール]の [フィールド]タブにある [追加と削除] グループを利用する。 デザインビューに切り替えるためには、テーブルの保存が必要であることを伝えます。 p.39 ヒント:オブジェクトの名前 オブジェクト名の先頭に「T」や「F」などその種類を表す文字や記号を付けておくと、マクロなどでオブジェクトを指定す るときにわかりやすいことを伝えます。 p.41 フィールド名とデータ型 p.41 を参照して、フィールド名に関する制限を確認します。 p.42 を参照しながら、フィールドにはデータ型を設定することを伝えます。 既定のデータ型は、短いテキストになります。 短いテキストと長いテキストではどちらも文字や数字を扱うことができますが、255 文字までであれば短いテキストを利用 します。 数値型と通貨型ではどちらでも数値データを扱うことができますが、金額や消費税の計算など、誤差なく計算を行う必要が ある場合には通貨型を利用します。 正しいデータ型を利用することで、データの誤入力や必要以上に保存容量が大きくなる、データの処理性能への影響を最小 限に抑えるといった効果が期待できます。 p.43 操作:デザインビューでフィールドを追加し、データ型を設定する Step4:フィールド名とデータ型を設定するときには、Enter キーを利用するとカーソルが移動しますが、方向キー「→」「↓」 を利用してカーソルを移動することもできます。 短いテキストのフィールドが続く場合には「↓」キーを利用すると効率的です。 Step5:データ型のドロップダウンリストは、Alt+↓キーで表示、Enter キーで選択もすることができます。 p.45 操作:行を挿入してフィールドを追加する Step1:カーソルのある行の上に 1 行挿入されます。
p.46 フィールドプロパティ フィールドプロパティの概要を説明します。 特に数値型のフィールドサイズについては、整数を扱う場合と小数点以下の数値を扱う場合で設定内容が異なります。 通常は長整数型を選択します。 p.48 操作:フィールドサイズを変更する ヒントにあるように、適切なフィールドサイズを指定すると処理速度が向上したり、メモリが節約できたりしますが、デー タベース運用開始後にサイズを変更すると、データが失われる場合があります。フィールドサイズは、余裕をもたせて設定 するとよいでしょう。 p.48 操作:ふりがなウィザードでプロパティを設定する ウィザードを利用することにより、"顧客名" フィールドと "フリガナ" フィールドを同時に設定することができます。 ふりがなを自動的に表示させるには、実際に入力するフィールド("顧客名" フィールド)の "ふりがな" プロパティで設定 することを強調しましょう。 フィールドプロパティへカーソルを移動するには、F6 キーを押しても移動することができます。F6 キーを押すごとに、 フィールドプロパティ、ナビゲーションウィンドウ、選択解除、ホットキー表示、フィールド名に選択対象が移動します。 p.51 重要:定型入力に関する注意事項 "住所入力支援" プロパティを設定すると、自動的に "定型入力" プロパティが設定されます。 入力時には、ハイフン(-)が表示され便利ですが、既定ではデータとして保存されないため、宛名ラベルなどを作成した時 に郵便番号にはハイフンは表示されません。 実際に操作をしないとイメージがしづらいと思われるので、p.52 の定型入力の設定が終了した後に説明を行ってもよいで しょう。 ハイフンを表示するには、定型入力を削除してハイフンを手動で入力するか、ハイフンを保存するように定型入力の設定を 変更する必要があります。 定型入力の設定がされたプロパティでビルドボタンをクリックして、再度ウィザードを実行すると最後の画面で、ハイフン を保存できるように設定を変更することができます。 p.54 主キー 主キーの概要を説明しましょう。 主キーの設定ができるのは、次の条件を満たしたフィールドです。 ・重複するデータが入力されていない。 ・Null 値(空の値)が入力されていない。 ・フィールドのデータ型は、数値型か短いテキストである。 レコードの作成時に自動的に連番が振られ、重複するデータが入力されないことから、オートナンバー型のフィールドがよ く利用されます。ただし、オートナンバー型のフィールドでは、レコードの入力を取り消した時や削除をしたときに削除さ れた番号は永久欠番となります。番号を振り直すことはできませんので、注意が必要です。 p.57 データの入力と保存 入力したデータは次のタイミングで保存されるため、Word や Excel のように上書き保存を行う必要はありません。 ・レコードの最後のフィールドでEnter キーを押したとき ・次のレコードに移動したとき ・レコードセレクターをクリックしたとき ・テーブルを閉じたとき ・Access データベースを閉じたとき ・Access を終了したとき ただし、データの入力ではなく、テーブルの設計、構造内容の変更や、レイアウトの変更の場合は、上書き保存が必要なこ とを伝えましょう。
Step5:住所入力支援により郵便番号を入力すると自動的に住所が表示されます。 番地を続けて入力したい場合には、F2 キーを押すとカーソルが入力したデータの末尾に表示されます。 Step8:Yes/No 型のフィールドを使用するとチェックボックスが表示されます。 p.61 ヒント:レコードの入力の取り消し 入力途中のデータは、Esc キーを押すと入力を取り消すことができます。また、保存された直後であれば [元に戻す] ボタ ンを利用することができます (いずれの場合にも、オートナンバー型のフィールドがある場合には、欠番が発生します) 。 p.65 データのインポート インポートする前に、Excel ブック "顧客名簿" を開いて項目名など内容をあらかじめ確認しましょう。 [T 顧客一覧] テー ブルの "顧客 ID" フィールドは、オートナンバー型が設定されており、既に顧客 ID が "1" のデータが入力されています。 そのため、インポート元のExcel ブック "顧客名簿" には、その続きである顧客 ID が "2" 以降のデータが入力されている ことを説明します。 既存のテーブルにインポートする際、次のような部分に不備があるとインポートしたときにエラーが発生します。 ・フィールド名が異なっている。 ・Excel のワークシートに不要なデータがある。 ・Access 側にないフィールドが Excel 側にある。 ・主キーとして格納されるExcel のデータに空白がある。 ・主キーのフィールドで重複したデータがある。 p.83 複数テーブル間のリレーションシップの作成 ここでは、データベースには複数のテーブルが含まれていること、それぞれのテーブルを関連付けるためにリレーションシッ プという仕組みがあり、リレーションシップがあるから関連するデータを引き出すことができるということを理解していた だきます。 例えば、「コンビニやスーパーのレジでバーコードを読み取ると、レシートに商品名と金額が記載される」といったように受 講者にわかりやすい例を挙げて説明するとよいでしょう。 p.83 の図を利用しながら、1つのテーブルでデータを管理することの短所を確認してもらいます。発問を行って、どんなこ とが不便かを挙げてもらってもよいでしょう。 p.84 の図を利用しながら、複数テーブルでデータを管理することの長所を確認してもらいます。先ほど発問を行った場合に は、挙げられた短所がどのように解決されているかを説明します。 テーブルの分け方などデータベースの設計については、応用で詳しく扱うことを伝えます。 p.86 操作:リレーションシップを作成する ここまでの説明から、データが複数に分かれていること、それぞれに共通点があり、関連付けることができるということを 意識しながら操作するとよいでしょう。 リレーションシップ作成の効果は、3 章のクエリで確認することを伝えます。 第3 章 クエリの作成 p.94 クエリとは クエリとは、複数のテーブルにあるフィールド(項目)を取り出す処理のことです。 クエリを実行した結果はダイナセットと呼ばれる仮想テーブルとしてデータが表示されます。ダイナセット自身にはデータ が保存されていませんので、参照元のテーブルのデータが変更されるとダイナセットに表示されるデータも変更されます。 クエリでは、テーブルのデータを取り出す際に、データ取り出しの条件をつけたり、並べ替えたり、計算で新規 フィール ド(項目)を作成したりもできることを伝えます。 クエリの種類を説明し、集計クエリ、アクションクエリについては応用で扱うことを伝えます。
p.96 クエリの作成方法
実務ではデザインビューでクエリを作成することが多いことを伝えます。
また通常は「SQL(Structured Query Language)」を使用してデータベースの操作を行うこと、クエリは Select ステート メントを利用することも伝えます。Access では SQL ビューで確認することができます。 p.97 操作:デザインビューでクエリを作成する Step2:テーブルをダブルクリックして追加することもできます。誤って不要なテーブルを追加した場合は、[テーブルの追 加] ダイアログボックスを閉じた後、不要なテーブルのタイトルバーをクリックし、Del キーで削除します。 Step4:フィールドを選択する際の方法についていくつか紹介しましょう(p.101 ヒント参照)。 また選択する順番を間違えたり、必要のないフィールドを選択したりといった場合があるので、受講者にはフィール ドの順番を入れ替える方法や、不必要なフィールドを削除する方法についても説明しましょう(p.101 ヒント参照)。 フィールドリストの先頭のアスタリスク(*)について質問があった場合には、アスタリスク(*)をダブルクリックしたり、 デザイングリッドの [フィールド] 行にドラッグしたりすると、すべてのフィールドをデザイングリッドに追加することが できることを伝えましょう。ただしこの方法では、デザイングリッドの [フィールド] 行に各フィールド名は表示されず、 フィールドごとに抽出条件などを設定することができないので利用には注意が必要です。 Step8:クエリは、テーブルと同じ名前を付けることができません。フォームやレポートでは同じ名前を付けられます。 Step9:余裕がある場合には、クエリを実行してダイナセットの結果を確認した後に、SQL ビューで開いてみるとよいでしょ う(SELECT ステートメントの解説を簡単に行う)。 SELECT ステートメントは、データベースからデータの列を取り出します。 以下は [Q 顧客住所録] クエリを SQL ビューで見たものです。 SELECT T 顧客一覧.顧客 ID, T 顧客一覧.顧客名, T 顧客一覧.フリガナ, T 顧客一覧.郵便番号, T 顧客一覧.都道府県, T 顧客一 覧.住所, T 顧客一覧.電話番号 FROM T 顧客一覧; フィールドが含まれるテーブル名が書かれているので難しく感じますが、上記のSQL を簡単に書くと以下のようになります。 SELECT 顧客 ID, 顧客名, フリガナ, 郵便番号, 都道府県, 住所, 電話番号 FROM T 顧客一覧;
SELECT 以下のフィールドを[T 顧客一覧]テーブルから(From)取り出しなさいという意味になります。 p.104 ヒント 複数フィールドへの並べ替えの設定 非表示にしたフィールドは、条件として扱われるので、データシートには表示されないことを伝えます。 データシートビューで確認後、余裕があるときにはSQL ビューで見るとさらに理解しやすいでしょう。 SELECT T 顧客一覧.顧客 ID, T 顧客一覧.顧客名, T 顧客一覧.フリガナ, T 顧客一覧.郵便番号, T 顧客一覧.都道府県, T 顧客一覧.住所, T 顧客一覧.電話番号 FROM T 顧客一覧 ORDER BY T 顧客一覧.都道府県, T 顧客一覧. [フリガナ] ; フィールドが含まれるテーブル名が書かれているので難しく感じますが、上記のSQL を簡単に書くと以下のようになります。 SELECT 顧客 ID, 顧客名, フリガナ, 郵便番号, 都道府県, 住所, 電話番号 FROM T 顧客一覧
SQL から都道府県フィールドを 2 つ追加したのにもかかわらず、SELECT 以下の部分では1つしか選択されておらず、並 べ替えを指定するORDER 句以下に都道府県があるのがわかります。 p.105 データの抽出 実務ではフィルターを利用するのではなく、クエリを利用して必要なデータを抽出することがほとんどであるということを 伝えましょう。 p.76 の「フィルター」で実習したフィルター機能との違いを説明しましょう。 条件を指定してデータシート内のデータを抽出するだけならば、フィルター機能でも可能ですが、次の場合にはクエリが適 しています。 ・条件を保存して、同じ条件で何度もデータを抽出する場合 (フィルターの場合には最後に設定した条件しか保存することができない) ・すべてのフィールドではなく、指定したフィールドのみを抽出結果として表示する場合 ・フィールドの値を計算して新たなフィールドを表示したい場合 p.106 単一条件 YES/NO 型のフィールドには、以下のような値が格納されます。 □ Yes No True False On Off -1 0 抽出条件にはどれを書いても同じ効果が得られますが、半角で入力しなくてはならないことを伝えましょう。 また並べ替えでは、 "-1"と"0" で評価されるため、昇順を設定すると "Yes" が先に表示されます。 p.113 部分一致条件 Access では以下のようなワイルドカードを利用することができます。 * 任意の文字 Like "山*" 「山」で始まる 山野、山田など ? 任意の1 文字 Like "??市" 3 文字目が市 横浜市、仙台市など [ ] [ ] 内に指定した 1 文 字 Like " [あいう] *" 「あ」「い」「う」のいずれ かで始まる 青山、板橋、上野など [ ! ] [ ] 内に指定した 1 文 字以外の任意の文字 Like " [!あいう] *" 「あ」「い」「う」で始まら ない [ ‐ ] [ ] 内に指定した範囲 の1 文字 Like " [あ-お] *" 「あ」から「お」の間の 1 文字から始まる ワイルドカードは、半角で入力しなくてはならないことを伝えましょう。 p.115 Between ~ And ~ 演算子 入力は必ず半角で行い、"between" の後ろと "and" の前後に必ず半角スペースを入力するよう、特に注意を促しましょう。 「Between~And~演算子」は半角の小文字で入力すると、Enter キーを押して確定したときに、自動的に先頭が大文字に 変更されるので、正しく入力できたかどうかの確認ができます。全体の前後にダブルクォーテーション(" ")が表示されて いる場合は、入力ミスやスペースがないことなどが考えられます。
Step5:ズーム機能を利用すると、入力がしやすくなったり、確認がしやすくなったりします。(p.118 参照) p.119 ヒント:比較演算子を使用した条件の設定 時間があるときには、演算子を利用した条件をいくつか設定して確認してみましょう。 p.121 操作:パラメータークエリを作成する Step4: [] の入力は必ず半角で行うよう、特に注意を促しましょう。 Access では、フィールド名を半角の [ ] で囲うため、パラメータの文字列にフィールド名と同じ文字列を入力すると、パ ラメータークエリにならないことを補足しましょう。フィールド名と異なる文字列を入力します。 p.125 複数のテーブルからのクエリの作成 「p.83 複数テーブル間のリレーションシップの作成」で学習した「■複数のテーブルに分けて管理した場合(p.84)」を振 り返り、これから行うクエリでテーブルを結合することの意味を理解していただきましょう。 p.127 操作:クエリでテーブルを結合する Step1: [T 売上一覧] テーブルと [T 顧客一覧] テーブルを開いてそれぞれどのようなデータが入っているか内容を確認し ます。ここでは [T 売上一覧] テーブルには、"顧客 ID"フィールドはあるが、"顧客名"フィールドがないことに注 目しましょう。確認が終了したらテーブルを閉じます(フィールドリストで確認してもよいでしょう)。 Step3:クエリにテーブルを追加するとリレーションシップが表示されることを確認します。 フィールドリストは整列しなくても、クエリの実行結果には関係ないが、見やすくするために整列させることを伝え ます。 Step5:フィールドをフィールド一覧に追加した段階で、クエリを実行して、選択したフィールドが表示されていることを 確認しましょう。 Step6:"顧客一覧" から "顧客名" フィールドを追加した段階で、さらにクエリを実行し、[T 売上一覧] テーブルの "顧客 ID" から "顧客名" フィールドが表示されていることを確認しましょう。 これは、リレーションシップによりテーブルが関連付けられているからであることを再度確認しましょう。 また、同じフィールドが複数のテーブルにある場合には、一対多の "一側" のテーブルから選択することを説明します (p.83 の説明に戻るとわかりやすい)。 リレーションシップ、正規化、参照整合性については応用で詳しく扱いますが、テーブルの関連付け、クエリでの利用につ いて理解していただくための補足として説明を行っています。 p.131 操作:演算フィールドを作成する 単価と数量をテーブルに保存しておけば、金額は計算式によって求められることを伝えます。 また、金額をテーブルに保存しないことによって、保存容量を節約したり、単価や数量に変更があったりしても、再計算さ れることを伝えます。計算結果に通貨の書式を設定したい場合には、デザインビューの金額フィールドを選択した後、フィー ルドプロパティで設定を行います。 フィールド名と演算式の関係を確認するために、本書の操作以外に、次のような操作で説明を行うと理解が深まります。 Step2:単価*数量とフィールドリストに入力して、"式 1:単価*数量" と表示されることを確認しましょう。 Step3:実行時には [式 1] がフィールド名となっていることを確認しましょう。 Step4:再度デザインビューに戻り、[式1] を金額に変更して、クエリを実行するとフィールド名が [金額] に変更されて
いることがわかります。 第4 章 フォームの作成と編集 p.136 フォームの作成 フォームは主として、データを入力したり編集したりする際に利用することを伝えます。 2 章の復習問題を実習していた場合は、復習問題で作成したデータベース "販売管理" を閉じて、[保存用] フォルダーから データベース "顧客管理"を開きます。または、データベース "販売管理" を開いたままデータベース "顧客管理" を開くと、 自動的にデータベース "販売管理" は閉じられます。以降の章も同様です。 p.138 操作:フォームツールでフォームを作成する Step3:フォームツールで作成したフォームは、ドキュメントタブとフォームヘッダーのタイトル部分にフォームの基になっ ているテーブル名が表示されます。ただし、まだフォームは保存されていません。 ドキュメントタブの表示を変更するには、フォームを閉じてナビゲーションウィンドウでフォーム名を右クリックし、[名前 の変更] をクリックしてフォーム名を変更します。フォーム名は変更せずに、ドキュメントタブの表示のみ変更する場合は、 フォーム全体のプロパティシートの "標題"プロパティに変更したい名前を入力します。 p.141 操作:フォームウィザードでフォームを作成する Step1:基になるテーブルを選択しなくても、Step3 の画面の [テーブル/クエリ] ボックスで指定することもできます。 Step3:目的のフィールド名をダブルクリックしても [選択したフィールド] ボックスに移動することができます。間違え てフィールドを選択してしまった場合の修正方法についても確認しましょう。 右側のボックスで選択したフィールドの下の位置に後から選択したフィールドが追加されます。 Step8:フォームウィザードで作成したフォームは、ドキュメントタブとフォームヘッダーのタイトル部分に Step7 のウィ ザードの最終画面で入力したフォーム名が表示されます。ウィザードを完了したとき、フォームが保存されています。 p.144 フォームの編集 テーブル同様、フォームの設計や構造の変更は、デザインビューで行うことを強調しましょう。 p.144 の図を利用して、デザインビューにはセクションがあること、そしてその役割について伝えましょう。 主なセクションには、フォームヘッダー、詳細、フォームフッターがあります。 ・ [フォームヘッダー] セクション フォームビュー、レイアウトビューでは各レコードの上部に表示されます。タイトルなどを配置します。 ・ [詳細] セクション レコードの詳細を表示します。フィールド名のラベル、データのテキストボックスなどを表示します。 ・ [フォームフッター] セクション フォームビュー、レイアウトビューでは各レコードの下部に表示されます。コマンドボタンなど配置します。 p.146 操作:フィールドを追加する Step1: [フィールドリスト] ウィンドウで追加したいフィールド名をダブルクリックしても、フォームにフィールドを追 加できます。この場合、まず [詳細] セクションのほぼ中央に追加されます。追加後、適宜移動します。 p.146 ヒント: [フィールドリスト] ウィンドウの表示/非表示 Alt+F8 キーを押して [フィールドリスト] ウィンドウの表示/非表示を切り替えることができます。前回フィールドリス トを表示したままフォームを閉じた場合は、次にデザインビューを開くと [フィールドリスト] ウィンドウは開いたままに なります。
p.148 ■ 複数のコントロールの選択 コントロールを選択するには、選択したいコントロールの一部が含まれるようにドラッグしても選択することできます。 既定ではコントロールの一部を囲んだときに選択されますが、[ファイル]タブをクリックして [オプション] をクリックし、 [Access のオプション] ダイアログボックスを開き、[オブジェクトデザイナー] をクリックして [フォーム/レポートデザ インビュー] の [全体を囲んだときに選択] で変更することができます。 また、すべてのコントロールを選択するには、Ctrl+A キーを押す方法もあります。 p.149 操作:コントロールのサイズを変更する Step1:p.147 の「■ハンドル」を参照して、マウスポインターの形などを確認しましょう。コントロールを移動したり削除 してしまったりした場合には、[元に戻す]ボタンで戻すように指示しましょう。 p.150 操作:ラベルを移動する Step3: [ホーム] タブに切り替えても、同じ [表示] ボタンでビューを切り替えられます。 p.151 ヒント:コントロールの位置を揃えたり、サイズや間隔を整える 時間に余裕があれば、[初回取引年月日] ラベルと [はがき案内]ラベルを選択し、[上] ボタンまたは [下] ボタンを選択し て位置を整えてみましょう。 p.152 ヒント:コントロールのグループ化と削除 フォームツールでフォームを作成すると、フィールドのコントロールはすべてグループ化されています。個々にフィールド の位置やサイズを変更するには、レイアウトの削除を行う必要があることを説明しましょう。 p.153 プロパティ プロパティを変更できるのは、デザインビューおよびレイアウトビューのときです。 プロパティシートは、タイトルバーをドラックすると好きな場所へ移動することができます (既定のまま利用するのが一般 的です)。また、枠線をドラッグすることにより、表示幅を変更することができます。 p.154 操作:"既定値" プロパティを設定する Step3: [すべて] タブをクリックすると、選択しているコントロールに設定できるすべてのプロパティが表示されます。 p.155 ヒント:フォーム全体のプロパティ コントロールだけでなく、フォーム全体やセクションに対してプロパティを設定することができます。 p.159 操作:フォームを使用して新規レコードを入力し、"既定値" プロパティを確認する Step3:テーブルで設定した、"ふりがな" プロパティが引き継がれていることを確認しましょう。 Step4:テーブルで設定した "住所入力支援" プロパティが引き継がれていることを確認しましょう。 Step5:番地入力後 Enter キーを押すと、"住所" フィールド内での改行になってしまいます。フィールド内で改行してしまっ た場合は、BackSpace キーを押して改行を取り消し、Tab キーを押すか、"電話番号" フィールド内をクリックして、 カーソルを移動します。 Step7:フォームの "既定値" プロパティで、今日の日付が表示されるように設定したことを再度強調しましょう。 また、今日の日付以外であれば、入力または編集できることを補足しましょう。 レコードの最後のフィールドにカーソルがあるときに Enter キーを押すと、次のレコードに移動して表示が変わり ます。
p.162 コントロールの種類の変更 p.162 の図を利用しながら、入力する項目に複数選択肢がある場合、あらかじめ表示されたものから選択すると入力ミスが 少なくなることを伝えます。 どのような場合に、リストボックスやコンボボックスを利用するとよいのかを受講者に質問してもよいでしょう。 p.166 操作:コンボボックスに名前を付ける Step2:後からコントロールを作成した場合には、「テキスト 1」や「コンボ 1」のように任意の名前が自動的に付けられて いることを確認します。 このままでもよいのですが、マクロの実行をするときに、コントロールの値を利用する場合などにはコントロール名を指定 することになります。「顧客名」「性別」など明示的に名前を付けておくと便利なことを伝えます。 p.168 ヒント:コントロールの種類の変更 既存のコントロールを変更できることを伝えます。ただしこの場合は、ウィザードを利用することができませんので、必要 な設定を手動で行う必要があります。 p.169 コントロールの入力順の変更 入力順序を変更することにより、利用者にとって使いやすいフォームとなります。 これにより入力ミスなども防ぐことができるようになります。 p.171 操作:入力順を変更する Step5: [自動] ボタンをクリックすると、コントロールの位置を見て自動的にタブオーダーを設定し直してくれることを 伝えます。ただし思ったような順番にならないときは、手動で設定することをお勧めします。 p.171 操作:タブストップを設定する フォームをフォームビューで開くと、カーソルが "顧客 ID" にあることを確認します。 フォームを見ながら、次の点に注目します。 ・レコードの新規作成時には入力の必要がないが、データの編集を行う可能性があるフィールド(初回取引年月日) ・レコードの新規作成時に入力が必要ないだけでなく、編集を行う必要もないフィールド(顧客ID) p.173 のヒント「フォームに表示されたデータの保護」と合わせて説明し、タブストップや使用可能プロパティを使用する ことの利点について確認をしましょう。受講者にどのような場合に利用するのか、発問を行ってもよいでしょう。 第5 章 レポートの作成と編集 p.178 レポートの作成 請求書や納品書、宛名ラベルなど、蓄積されたデータを印刷するためにレポート機能を利用します。 p.179 操作:レポートツールでレポートを作成する Step3:レポートツールで作成したレポートは、ドキュメントタブとレポートヘッダーのタイトル部分にレポートの基になっ ているテーブル名が表示されます。ただし、まだレポートは保存されていません。 ドキュメントタブの表示を変更するには、レポートを閉じてナビゲーションウィンドウでレポート名を右クリックし、[名前 の変更] をクリックしてレポート名を変更します。レポート名は変更せずに、ドキュメントタブの表示のみ変更する場合は、 レポート全体のプロパティシートの "標題" プロパティに変更したい名前を入力します。 p.182 操作:レポートウィザードでレポートを作成する Step1:基になるテーブルを選択しておかなくても、Step2 の画面の [テーブル/クエリ] ボックスで指定することもできま す。
Step2:目的のフィールド名をダブルクリックしても [選択したフィールド] ボックスに移動することができます。 Step6:並べ替えの設定をしたフィールドを持つクエリを基にレポートを作成する場合、レポートウィザードで指定した並 べ替えが優先となります。 Step10:レポートウィザードで作成しレポートは、ドキュメントタブとレポートヘッダーのタイトル部分に Step9 のウィ ザードの最終画面で入力したレポート名が表示されます。ウィザードを完了したとき、レポートが保存されています。 p.185 レポートの編集 テーブルやフォーム同様、レポートの設計や構造の変更は、デザインビューで行うことを強調しましょう。 p.186 ■ セクション レポートにも、フォーム同様セクションがあります。各セクションをどのように利用するとよいかを説明しましょう。 ページヘッダーやページフッターを非表示にするには、該当するセクションの上で右クリックをして表示されるメニューの [ページヘッダー/フッター]を使用します。しかし、既に表示しているページヘッダーやページフッターを非表示にした場 合、そのセクションに含まれているすべてのコントロールが削除されます。 ページヘッダーにフィールドのラベルが配置してある場合、そのデータを表示する [詳細] セクションのテキストボックス も削除されてしまいます。この操作は [元に戻す] ボタンが使用できません。 p.187 操作:コントロールのサイズを変更して、移動する Step5:レポートウィザードで作成したレポートの[ページヘッダー]セクションの各ラベル、および [詳細] セクション のテキストボックスやチェックボックスなどのコントロールは、隣のコントロールとの間隔(空白)が同じに揃えら れています。 p.194 宛名ラベルの作成 Access では宛名ラベルだけでなく、伝票ウィザードで宅配便各社の伝票を印刷することができるなど、便利なウィザードが 用意されています。 p.195 操作:宛名ラベルを作成する Step2: [メーカー] ボックスから [Kokuyo] を選択するときは、スクロールします。 使用するラベルサイズが一覧にない場合は、[ユーザー定義ラベル] をクリックすると、独自のサイズを指定するこ とができます。ただし、使用するプリンターによっては、ユーザーが定義したサイズが扱えない場合があります。 Step4:宛名ラベルウィザードで追加できるのは、短いテキスト、数値型、日付/時刻型、通貨型、Yes/No 型、添付ファイル データ型のフィールドのみです。メモ型、OLE オブジェクト型、ハイパーリンク型のフィールドは、レポートのデ ザインビューで [フィールドリスト] ウィンドウを使用して追加します。 Step12:プレビューしたときに "一部のデータが表示されません" というメッセージが表示される場合があります。その場 合は、[ページ設定] ダイアログボックスの設定やコントロールの幅が適切でないことが考えられるので、必要に応 じて、[詳細] セクションのコントロールの幅を狭くしたり、[ページ設定] タブの [ページ設定] ボタンをクリック して、[ページ設定] ダイアログボックスで余白を小さくしたりするなどの調整を行ってください。 p.199 操作:フォントサイズと配置を変更する Step2: [都道府県] コントロールや [顧客名] コントロールの前に表示されている、Trim(トリム)関数は、文字列から 先頭と末尾の両方のスペースを削除した文字列を返す関数です。
■ 本書は著作権法上の保護を受けています。 本書の一部あるいは全部について(ソフトウェアおよびプログラムを含む)、日経BP社から文書による許諾を得ずに、いか なる方法においても無断で複写、複製することを禁じます。 無断複製、転載は損害賠償、著作権法の罰則の対象になることがあります。 Microsoft Access 2013 基礎 セミナーテキスト 講習の手引き 2013 年 2 月 18 日発行 著 者 BAL.com 藤川美智子、祖山美晴 発 行 日経BP 社 〒108-8646 東京都港区白金 1-17-3 http://ec.nikkeibp.co.jp/nsp/
©2013 Michiko Fujikawa, Miharu Soyama
BAL.com(Best Active Learning Community)は、質の高い研修を実施する専門家を養成し、プロフェッショナル・トレー ナーとして、インストラクションの専門家の社会的認知を高めることを目的としたコミュニティ。インストラクション技術 および情報技術に関する教育、研究、コンテンツ製作、カスタマイズ研修などを中心に活動している。 (2010 年 7 月、MOT コミュニティから BAL.com に名称変更) 記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。本書の例題や画面などに登場する企業名や製品名、人名、 キャラクター、その他のデータは架空のものです。特にお断りしない限り、現実の個人や企業、製品、イベントを指すもの ではありません。 本文中に™、®マークは明記しておりません。
Microsoft Access 2013 基礎 セミナーテキスト
復習問題・総合問題 解答集
復習問題 1-1
1. ①スタート画面で[Access 2013]のタイルをクリッ クします。 ②Access 2013 のスタート画面の[他のファイルを 開く]をクリックします。 ③[開く]画面の[コンピューター]をクリックし ます。 ④[参照]をクリックします。 ⑤ [ フ ァ イル を 開 く]ダ イ ア ロ グボ ッ ク スで 、 [Access2013 基礎]フォルダーをクリックして[開 く]をクリックします。 ⑥[顧客管理(完成)]をクリックして[開く]を クリックします。 2. ①ナビゲーションウィンドウの[T 顧客一覧]をダ ブルクリックします。 3. ①[ホーム]タブの[表示]ボタンのアイコン部分 をクリックして、デザインビューに切り替えます。 ② 'T 顧客一覧' を閉じるボタンをクリックします。 4. ①ナビゲーションウィンドウの[Q はがき案内送付 先]をダブルクリックします。 5. ①[ホーム]タブの[表示]ボタンのアイコン部分 をクリックして、デザインビューに切り替えます。 ② 'Q はがき案内送付先' を閉じるボタンをクリッ クします。 6. ①ナビゲーションウィンドウの[F 顧客一覧入力] をダブルクリックします。 7. ①[次のレコード]ボタンをクリックします。 8. ①[ホーム]タブの[表示]ボタンの▼をクリック して、[デザインビュー]をクリックします。 ② 'F 顧客一覧入力' を閉じるボタンをクリックし ます。 9. ①ナビゲーションウィンドウの[R はがき案内リス ト]をダブルクリックします。 10. ①[ホーム]タブの[表示]ボタンの▼をクリック して、[印刷プレビュー]をクリックします。 11. ①[印刷プレビューを閉じる]ボタンをクリックし ます。 ②[ホーム]タブの[表示]ボタンの▼をクリック して、[デザインビュー]をクリックします。 ③ 'R はがき案内リスト' を閉じるボタンをクリッ クします。 12. ①[ファイル]タブをクリックします。 ②[閉じる]をクリックします。 ③閉じるボタンをクリックします。復習問題 2-1
1. (Access を起動している場合) ①[ファイル]タブをクリックします。 (Access の起動から実習する場合) ①Access を起動します。 (以下共通) ②Access のスタート画面の[空のデスクトップ データベース]をクリックします。 ③[ファイル名]ボックスの[データベースの保存 場所を指定します]アイコンをクリックします。 ④[新しいデータベース]ダイアログボックスで [Access2013 基礎]フォルダー、[保存用]フォル ダーの順番にダブルクリックします。 ⑤[ファイル名]ボックスに「販売管理」と入力し て[OK]をクリックします。 ⑥[ファイル名]ボックスに "販売管理.accdb" と データベース名が表示されていることを確認して [作成]をクリックします。 2. ①クイックアクセスツールバーの[上書き保存]ボ タンをクリックします。 ②[名前を付けて保存]ダイアログボックスの[テー ブル名]ボックスに「T 販売店一覧」と入力し、[OK] をクリックします。 ③[フィールド]タブの[表示]ボタンのアイコン 部分をクリックして、デザインビューに切り替えます。 ④[ID]のセルをクリックして「販売店 ID」に変 更します。 3. ① "販売店 ID" フィールドの下の[フィールド名] セルをクリックして「販売店名」と入力し、Enter キーを押します。 ②同様に、"ふりがな" 、"郵便番号" 、"都道府県" 、 "住所" 、"電話番号" 、"登録日" 、"はがき案内" を 追加します。 4. ① "販売店 ID" フィールドのデータ型が "オート ナンバー型" と表示されていることを確認します。 ② "販売店名" フィールドのデータ型が "短いテ キスト" と表示されていることを確認し、"フィー ルドサイズ" プロパティを「50」に変更します。 ③同様に、"ふりがな" フィールドの"フィールドサ イズ" プロパティを「50」に、"”郵便番号" フィー ルドを「10」、"都道府県" フィールドを「50」、" 住所" フィールドを「100」、"電話番号" フィール ドを「50」に設定します。 ④ "登録日" フィールドの[データ型]の をク リックし、[日付/時刻型]をクリックします。 ⑤同様に、"はがき案内" フィールドのデータ型を "Yes/No 型" に設定します。 5. ① "販売店名" フィールドをクリックして "ふり がな" プロパティをクリックします。 ②[ビルド]ボタンをクリックし、テーブルの保存 メッセージを確認して[はい]をクリックします。 ③ふりがなウィザードで、[ふりがなの入力先]の [既存のフィールドを使用する]が選択されている ことを確認し、ボックスの をクリックして[ふ りがな]をクリックします。 ④[ふりがなの文字種]ボックスの をクリック して[全角ひらがな]をクリックします。 ⑤[完了]をクリックします。 ⑥プロパティの変更のメッセージを確認して[OK] をクリックします。 6. ① "郵便番号" フィールドをクリックして "住所 入力支援" プロパティをクリックします。 ②[ビルド]ボタンをクリックし、住所入力支援ウィ ザードの[郵便番号]ボックスの をクリックし て[郵便番号]をクリックします。 ③[次へ]をクリックして、[住所の構成]の[都 道府県と住所の2 分割]をクリックします。 ④[都道府県]ボックスの をクリックして[都 道府県]をクリックします。 ⑤[住所]ボックスの をクリックして[住所] をクリックします。 ⑥[次へ]をクリックして、[完了]をクリックし ます。 ⑦プロパティの変更のメッセージを確認して[OK] をクリックします。 7. ① "登録日" フィールドをクリックして "定型入 力" プロパティをクリックします。 ②[ビルド]ボタンをクリックし、定型入力ウィザー ドの定型入力名から[西暦日付(年/月/日)]をクリッ クして[次へ]をクリックします。 ③[次へ]をクリックして、[完了]をクリックし ます。 ④クイックアクセスツールバーの[上書き保存]ボ タンをクリックします。 8. ①[デザイン]タブの[表示]ボタンのアイコン部 分をクリックして、データシートビューに切り替え ます。 ②Tab キーを押し、"販売店名" フィールドにカー ソルを移動して「キャットフローリスト浦和店」と 入力します。 ③Tab キーを 2 回押して、"”郵便番号" フィールド に「3300071」と入力します。 ④Tab キーを 2 回押して、"住所" フィールドの末 尾に「0-9-100」と入力します。 ⑤Tab キーを押して、"電話番号" フィールドに 「048-009-0000」と入力します。 ⑥Tab キーを押して、”登録日” フィールドに 「120123」と入力します。 ⑦ "はがき案内" フィールドのチェックボックス をオンにします。 9. ① 'T 販売店一覧' を閉じるボタンをクリックしま す。 ②[外部データ]タブをクリックします。 ③[インポートとリンク]グループの[Excel]ボ タンをクリックします。 ④[外部データの取り込み-Excel スプレッドシー ト]ダイアログボックスの[ファイル名]ボックス の右側の[参照]をクリックします。 ⑤ [ フ ァ イ ル を 開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で [Access2013 基礎]フォルダー、[復習問題]フォ ルダーの順番にダブルクリックし、[販売店一覧] をクリックして[開く]をクリックします。 ⑥[レコードのコピーを次のテーブルに追加する]
をクリックし、右側のボックスのテーブル名が "T 販売店一覧" と表示されていることを確認して [OK]をクリックします。 ⑦スプレッドシートインポートウィザードで[ワー クシート]が選択されていることを確認して[次へ] をクリックします。 ⑧先頭行がフィールド名になっていることを確認 して[次へ]をクリックします。 ⑨[インポート先のテーブル]ボックスに "T 販売 店一覧" と表示されていることを確認して[完了] をクリックします。 ⑩[インポート操作の保存]チェックボックスがオ フになっていることを確認して[閉じる]をクリッ クします。 10. ①ナビゲーションウィンドウの[T 販売店一覧]を ダブルクリックします。 ② "販売店 ID" フィールドから "はがき案内" フィールドまでのフィールド名をドラッグして範 囲選択し、"はがき案内" フィールドの右側の境界 線をポイントして、マウスポインターの形が左右矢 印になったらダブルクリックします。 11. ①クイックアクセスツールバーの[上書き保存]ボ タンをクリックします。 ② 'T 販売店一覧' を閉じるボタンをクリックしま す。