タブレット端末(iPad)とデジタル教科書を適用した、
学校の運営実践事例
栗谷幸助(くりやこうすけ) デジタルハリウッド大学 専任講師 デジタルハリウッド専門スクール 講師(1) デジタルハリウッドの事業概要
(2) 現状の抱えている課題
(3) 電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会の発足
(4) iPadクラス講座の概要
(5) iPadクラス講座の教育効果
(6) iPadクラス開講で見えた点
(7) iPad(タブレット端末)を活用した教育手法の総括・課題
アジェンダ企 業 官 公 庁 起 業 家
教育事業
専門スクール事業 大学院事業 大学事業 (四年制大学) 官公庁・教育機関 ・法人向け コンサルティング事業 研修事業 秋葉原 イノベーションセンター (インキュベーション) 就・転職サポート (キャリアセンター) コンサルティング 研修 投資・支援 キャピタルゲイン 求人 紹介 紹介 登録 研究開発事業 研究成果 共同研究、研究開発費 語学事業 (英語、中国語) 学 生 卒 業 生 入学 eラーニング事業デジタルハリウッドのスキル教育の変遷 ~グラフィック、Webデザインの例~ CMS API HTML5 Cloud AJAX 動画 サイネージ デジタル AR スマート フォン 電子 書式
2020
PCスキル パソコン の仕組み グラフィクツール PCスキル パソコン の仕組み グラフィク ツール Webデザイン ツール インターネット の知識 Webの 仕組み HTML インターネット の知識 グラフィク ツール Webデザイン ツール インターネット の知識 Webの 仕組み HTML グラフィク ツール Webデザイン ツール CGI インター ネット の知識 Webの 仕組み グラフィク ツール HTML Webデザイン ツール Script Java インター ネット の知識 Webの 仕組み グラフィク ツール Webデザイン ツール HTML CGI Java Script Action Script インター ネット の知識 Webの 仕組み グラフィク ツール HTML Webデザイン ツール PHP CSS CSS JavaScript Action Script CSS
CD-ROM | DTP |
EC | SNS | Blog |CMS | SEO | SEM Web Rich Media |
Social Media | Smart Phone | Digital Signage | Twitter | AR | ARG | Face book |
1994
2010
CD-ROM | DTP | Home Page |
DTP | Web Site | HTML
BBS | EC | Interactive | Applet | DB | Web Base Training |
Mobile Site | i-Appli | DHTML | Flash AS | e-learning
現状の課題
(1) ソフト操作、基礎スキルの習得時間の課題
(2) 本質(クリエティブ、デザイン、企画、実務)教育の時間丌足
(3) 受講生の習得レベルの違いによる習得度合いの差の課題
(4) バージョンアップや新しい情報への変更のスピードの課題
(5) 製本コスト、在庨の課題
(6) 教材の持ち運びの課題
(7) 提供メソッドによる学習管理と運営環境の違いによる課題
受講生と学習環境の変化
(1) パソコンの所有率向上
(3) Wi-Fiなどの公共無線LANの普及
(2) 光インターネットの普及
教育機関が思ったこと
出版社が思ったこと
システム×出版×教育機関
iPadの登場と研究会の発足
電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会のメンバー紹介
eラーニング株式会社デジタル・ナレッジ
DTP、Web、CG関連出版株式会社ボーンデジタル
CG、映像関連出版株式会社ワークスコーポレーション
クリエイター養成スクールデジタルハリウッド株式会社
iPadの登場と研究会の発足発足当初の活動として、株式会社ボーンデジタル、株式会社ワークスコーポレー ションが権利を所有する出版物を電子書籍化し、株式会社デジタル・ナレッジが iPadなどのメディア端末に搭載したデジタル教材のプロトタイプを作成しました。 ワークスコーポレーション、 ボーンデジタルの書籍
×
デジタルハリウッドの スクール デジタル・ナレッジの eラーニングシステム×
=
iPadの登場と研究会の発足TIPS リファレンス 作品閲覧 課題閲覧 テスト アンケート
スクールを持ち運ぶ ⇒
School Pad 構想
2010年 7月27日 実証実験を実施 授業中のiPadの置き場所は邪魔ではなかった ですか? ・ 平らになってしまうので、見にくかったり、蛍 光灯も映り込みが強い部分がある。 ・ 方向が変わってしまうので、iPadを立て掛ける 台が欲しい。 実施授業: Adobe Ilustrator CS4 写真や手描きの下絵を元にイラストを作ろう 環境: 1人1台のPCとiPad+講師PCが表示されているディスプレイ(左右に配置) 人数: 講師1名+受講者4名 場所: デジハリ東京本校 教室
実施授業: Adobe Ilustrator CS4 写真や手描きの下絵を元にイラストを作ろう 環境: 1人1台のPCとiPad+講師PCが表示されているディスプレイ(左右に配置) 人数: 講師1名+受講者4名 場所: デジハリ東京本校 教室 2010年 7月27日 実証実験を実施 PCディスプレイとiPadの両方を見ながらの授業 の操作で混乱しませんでしたか? ・ マウスもiPadも共に右手で操作するので入れ 替わりになって使い辛い。 ・ 画面(授業内容を表示するディスプレイ)に集中 している為、授業中はあまりiPadを見ない。
2010年 7月27日 実証実験を実施
実証実験の結果・・・
・ 授業中もそうだが、自宅学習用と組み合わせることを想定するとiPadは非常に 可能性がある。 ・ 2画面あるので予習・復習としてはiPadは良い。授業中は閲覧することが難しい。 ・ 授業中と予習・復習時で「同じ学習」を行なっていく、iPadによる「つながった学 習スタイル」は新しい。
実証のためのiPadクラスの開講
iPadを利用する!
実証のためのiPadクラスの開講
短期Webデザイナー専攻
iPadクラスの開催
映像授業で基本スキルを繰り返し学習 自分の進度に合わせて学べる グラフィックソフト、Webレイアウトソフトなどの基本ソフ トや基本スキルはiPadで学習、繰り返し学ぶころで理解 を深め、自分のペースで学んでいただく 実践中心の通学授業で応用力が身につく 通学授業は表現力を伸ばす、課題作品制作、講評など、 応用力を身につける授業が中心実証コースの概要
端末導入の準備
設備の準備
受講生の
学習環境の準備
実証のためのiPadクラスの開講
オリジナル教材の準備
①オリジナルテキスト教材
ePub on iBooks ×PDF on iBooks ×
iPad Apps for PDF
現教材データの活用 レイアウト変えずに1ページ構成へ 拡大率最大2倍 Apps化 コレクション、目次、索引 LMSへのリンク 実証のためのiPadクラスの開講
(2)現在使用している教材、メソッド資産
を有効的活用することができること
オリジナル教材の準備
実証のためのiPadクラスの開講
②オリジナルビデオ教材
Web LMS for VIDEO
(H.264)現教材データの活用 FLVをH.264に再エンコーディング Web LMS に動画をリンク iPadサイズに調整
(2)現在使用している教材、メソッド資産
を有効的活用することができること
〜LMS for iPad〜
ビデオ教材の搭載 アンケート機能 テスト機能 (課題プレゼンテーション) (添削機能) FAQ機能 メール機能学習管理システムの導入
実証のためのiPadクラスの開講(3)教材だけに留まらない仕組みに
なっていること
LMS 動画教材 補講ビデオ アンケート テスト 課題 プレゼンテーション 添削機能 FAQ機能 メール機能 iPad 3G 16G PDF Apps 目次 索引 検索 LMS 学習支援機能 専用サーバー Wi-Fi 3G SoftBank 法人契約 受講生 DHW レンタル システムのサマリー シラバス公開 スケジュール インフォメーション 実証のためのiPadクラスの開講
(4)教育効果が現コースよりも明確に高まること
iPadクラス・最新検証レポート
iPadの教育効果は?
I.調査目的 iPadの電子テキスト効果を検証 紙テキストを使用した通常クラスとの比較 II.調査概要 ・Webアンケート ※ソフトバンクモバイル株式会社様 提供 ・ペーパーテスト III.調査対象者 iPadクラス13名 通常クラス①11名 通常クラス②8名 IV.実施日程 平成23年4月16日~17日 調査概要
性 別 年 齢 受講生の属性
▼配布教材 ▼iPadの利用 配布教材/環境 iPadクラス 通常クラス iPad利用 紙テキスト ○ ○ 授業中 なし 電子テキスト (iPad) ○ × 予習・復習 あり 補講ビデオ ※Webで視聴可 ○ ○ 映像教材 ○ × 補習室 ○ ○ iPadの利用場所と配布教材
予習・復習 理解度 満足度
3つの点で大きな効果が見られました
▼問題別平均
▼テスト結果平均
iPadクラス
電子テキストの操作性
通常クラス
その他 授業運営で見えた点
テキストが iPadで一元化されたことにより、 全ての学生が授業にテキストを持ってくるようになった 開講当初は、予習を行なった上で授業に参加をする という意識が薄かったが、回を追うごとに予習率が 高まった 授業内課題の提出が100%(出席13人) という結果が出たその他 授業運営で見えた点
テキストが iPadで一元化されたことにより、 全ての学生が授業にテキストを持ってくるようになった 開講当初は、予習を行なった上で授業に参加をする という意識が薄かったが、回を追うごとに予習率が 高まった 授業内課題の提出が100%(出席13人) という結果が出た 授業内課題に対して、すべての作品への講評を 授業内で行なう時間を持つことが出来た 最終課題の到達点が上がったiPadクラスによる効果
(1) ソフト操作、基礎スキルの習得時間の課題
(2) 本質(クリエティブ、デザイン、企画、実務)教育の時間丌足
(3) 受講生の習得レベルの違いによる習得度合いの差の課題
(4) バージョンアップや新しい情報への変更のスピードの課題
(5) 製本コスト、在庨の課題
(6) 教材の持ち運びの課題
(7) 提供メソッドによる学習管理と運営環境の違いによる課題
⇒予習により学習時間増 (目と耳から学べるので抵抗無く学習できた) ⇒実践中心の授業時間増 (課題講評・応用技術の学習) ⇒予習により基礎スキルのレベル均一が図れた ⇒電子書籍化により、追加・変更が容易に可能 ⇒電子書籍化により解決 ⇒電子書籍化により解決 (授業ではiPadのみ使用の受講生も) ⇒スキル教育の統一化となり、スクール・大学・他校での利用が可能
総括1
今回の実証コースを行なうことで、電 子書籍という新しいデバイスを教育現場 で利用することの可能性を見出しました。 iPadを使い毎授業でのテスト・アンケー トを行うことで、講師が受講者の学習効 果を確認しながら授業を進めることがで きました。 注目すべき点としては、受講生の全体 的な学習レベルの底上げ、同じ学習期 間で技術習得だけではなく、応用力の教 育を取り入れることができたことにあると 思われます。 その一方で、今回 教材として使用を した iPad については、契約方法その 他において導入の難しさも感じるとこ ろでした。 研究会を発足した当初と違い、現在 はさまざまな情報端末が揃って来てい ます。 教育現場での電子書籍の有用性を 充分に活かすことの出来るハードとは 何なのか? 今後の研究会で考えて行 くべきところであると思います。
総括2
アプリの提供は受講生のみとしたい ・アプリ使用の期間は最低受講期間 としたい ・一括でのインストール方法は? アプリは、開発者バージョンで提供 iOSの場合、アプリ購入はApp Store からの購入が原則 ・アプリの有効期間は90日間 ・一括は丌可。ケーブル使って1台ずつ タブレット端末の負担は誰がするのか? ⇒ 受講料の増加 又、既に所有している方の対応は? 学習効果を良くする為の教材開発 ⇒ ソフト(電子書籍・映像教材・テスト等) タブレット端末でなくてはならないのか? ⇒ ノートPCとの違いは?? OSバージョンの統一 ⇒ バージョンが違う場合の対応 機種の対応(Androidの場合)電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会
【Web Site】 http://blog.study.jp/digitalbook/
我々の教育は変わって行きます!
電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会