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船舶・海洋・安全性

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Academic year: 2021

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国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 研究統括監 田 村 兼 吉 平成28年4月14日 Sea Japan C-5 海上技術安全研究所主催セミナー

小型AUVによる海洋資源調査技術の開発

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2 (財)S&O財団平成16〜18年度 技術開発基金補助研究 「新形式海中モニタリング システムに関する研究」 Tuna-Sand 海洋工学研究所、東大生研、海上技 術安全研究所の共同研究 国土交通省平成11〜14年度 技術研究開発調査費 「深海モニター用小型ロボット システムの技術開発」

海技研と深海ロボット

Tam-Egg

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総合科学技術・イノベーション会議が司令塔となり、府省 や分野の枠を超えたマネジメントを通じて、科学技術イノ ベーションを実現するためのプログラム <SIPの特徴>

社会的に不可欠で、日本の経済・産業競争力にとって重 要な11課題を総合科学技術・イノベーション会議が選定

府省・分野横断的な取組み

基礎研究から実用化・事業化までを見据えて一気通貫で 研究開発を推進。規制・制度、特区、政府調達なども活 用。国際標準化も意識

企業が研究成果を戦略的に活用しやすい知財システム

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SIPの体制

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SIPの11課題

革新的燃焼技術

次世代パワーエレクトロニクス

革新的構造材料

エネルギーキャリア

次世代海洋資源調査技術

自動走行システム

インフラ維持管理・更新・マネジメント技術

レジリエントな防災・減災機能の強化

次世代農林水産業創造技術

革新的設計生産技術

重要インフラ等におけるサイバーセキュリティの確保 5

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通称:「海のジパング計画」

世界第6位の面積の我が国の排他的経済水域(EEZ) には、海底熱水鉱床等の有望な鉱物資源が存在

しかし、その成因は解明されておらず、広大な海域を 効率よく調査する技術も開発途上

我が国の海洋に関する科学技術を担う研究機関が一 丸となり、低コスト・高効率で調査する技術および環境 影響評価手法を開発

その成果である知見・技術を民間に技術移転し、日本 の海洋資源調査能力を飛躍的に高める

海からの資源大国「黄金の国ジパング」 の復活! 6

次世代海洋資源調査技術とは?

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海底熱水鉱床

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海底鉱物資源とは?

(8)

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目標と実施項目

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次世代海洋資源調査技術の体制

(10)

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海洋資源調査技術の開発

海のジパング計画HPより 海洋資源調査システム・ 運用手法の開発

1

ROVによる高効率 海中システムの開発

3

衛星を活用した 高速通信技術の開発

4

AUVの複数運用 手法等の技術開発

2

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AUV複数運用手法等の技術開発

海のジパング計画HPより JAMSTECとの役割分担→レントゲンとMRI? JAMSTEC 海技研 既存の高性能AUVを 複数運用する技術を開発 高効率で安価なAUVを 複数運用するシステムを 技術開発

広域調査

特異点重点調査

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傭船料の安い作業船をベースとし、洋上中継機を用いた AUVを複数機同時に運用できる技術の確立を、海技研 と民間企業等が一体となって取り組む

AUV複数同時運用で作業域の広域化、迅速化

日本製の世界的競争力のあるAUV開発を促進し、AUV 産業を国内に育成

AUVの民間利用を促進して、調査効率の向上を図るた め、民間企業が保有し、かつ利用しやすい環境を整備

高性能小型で安価なAUVシステムを開発→ターゲットを 新たな熱水鉱床(深度2千m)の発見に絞り込む

高効率小型システムの技術開発

12

(13)

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高効率小型システムのイメージ

ホバリング型 AUV 航行型 AUV 洋上中継器 作業船搭載可能な 着揚収装置 AUV複数運用 システム 熱水鉱床

(14)

高効率小型システムの体制

産官学一体となって研究開発から実証試験及び実海域 試験までを推進するため、企画提案募集を実施し、民 間企業及び大学と研究開発体制を構築

ユーザーニーズを把握するため、有識者、AUVユー ザー、オペレーター、研究開発チーム代表者等からなる 「AUV開発検討委員会」を国土交通省ご支援のもと設置 14

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高効率小型システムの年度計画

15 H26 H27 H28 H29 H30 H31以降 開発 実用化 標準化 開発 平成26年度末完成 調整 ・小型AUV (ホバリング型) ・小型AUV (航行型) ・洋上中継器 単体/複数運用 プログラム内での海底調査 平成27年度 1号機完成 調整 開発 開発 調整 開発 平成28年度中頃 2号機完成予定 平成28年度末 3号機完成予定 調整 平成29年度末 4号機完成予定 開発 IMO、ISO等動向の把握 ・投入揚収装置 開発 調整 平成28年度中頃 完成予定 AUV 1機-洋上中 継器の連接試験 開発 平成27年度末 プロトタイプ完成 調整、改良 ホバリング型 1号機 2号機 ・試験運用 ・単体/ 複数運用 3号機 4号機 調 査 期 間 1 / 5 ( 調 査 面 積 5 倍 ) ・海域試験 複数AUV-洋上中継器の連接試験 海域試験 (大室ダシ) 実証による調査手法等の標準化 海 の ジ パ ン グ 計 画 総 合 実 験 研 究 開 発 ス タ ー ト

(16)

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AUV要素技術の研究開発

AUVの要素技術のうち、高度化、国産化、低価格化が必 要な技術を選別し、研究開発を実施 ①慣性航法装置

JAXAと共同して、国産高精度のFOGの研究開発に着手

MEMSを用いた安価な慣性航法装置の開発 ②音響通信システム

国内メーカーとの共同開発 ③水中モーター(推進器)

国内メーカーを指導してAUV用モーターを国産化 ④AUVの形状

流体力学的手法を用いた低抵抗AUVの設計方法開発

(17)

17

AUV要素技術の研究開発

⑤耐圧容器設計法

設計最適化手法を研究開発 ⑥バッテリー

油漬Liイオン電池パックを国内メーカーと共同開発 ⑦バラスト投下装置

製品化による安定供給を目指し、製作会社を決定、製作 ⑧地形計測装置

レーザーを用いた新システムを研究開発 ⑨AUVオペレーションシステム

OSのLinuxへの移行とROS等のミドルウエア利用検討

(18)

平成26年7月に実施された伊平屋北海丘での熱水鉱床の科学掘 削調査により、当該海域海底下での熱水域分布が把握されたこと を受け、この海底面の集中的かつ効率的な接近調査を早急に実 施し、この接近調査技術を民間に移転することを目的に、軽量で 使いやすい小型AUVシステム(ホバリング型)の開発を実施 洋上中継器 海洋調査船など 小型AUVシステム (ホバリング型) 音響通信 可能エリア 航行型AUVシステム 小型AUVシステム (ホバリング型) 【海中中継器】 一般作業船 洋上中継器

小型AUV(ホバリング型)の開発

18 音響通信 可能エリア

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・SIP追加予算で平成26年度中にハードウエア完成 長さ 1,200 mm 幅 700 mm 高さ 760 mm 空中重量 約270 kg 深度 2,000 m 最大速力 1.5 knot 観測用 センサー ・プロファイリングソナー ・水中雑音測定装置 ・濁度計 ・CTセンサ ・pHセンサ ・障害物検知・地形観測 用カメラ・レーザー ・海底撮影用カメラ

小型AUV(ホバリング型)「ほばりん」

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小型AUV(ホバリング型)「ほばりん」

(21)

「ほばりん」大室ダシ実海域試験

(22)

最大潜航深度:2,000m 艇体空中重量:800kg以下 水中重量 :中性浮力 速力 :巡航2kt(最大約4kt) 航続時間 :12時間 航行型AUV1号機の特徴 東京大学浅田研開発中のSBPを搭 載して、海底下の状況も把握。潜頭 鉱床の発見。このためやや長くなる。 3,900 φ65 0

小型AUV(航行型)1号機の開発

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小型AUV(航行型)2号機の開発

23 最大潜航深度:2,000m 艇体空中重量:800kg以下 水中重量 :中性浮力 速力 :巡航2kt(最大約4kt) 航続時間 :12時間 航行型AUV2号機の特徴 MBES や 地 磁 気 計 を 標 準 搭 載 。 他 の 観 測 機 器 へ の 換 装 も 可 能 。 油漬電池を採用し、運用効率を向上。 3,600 φ60 0

(24)

SBP(Sub-Bottom Profiler)とは

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SBP(Sub Bottom Profiler)とは、海底の直上10~200mを 航行するAUVから低周波音を海底面に発信して、海底下 の地層及び、底質を計測するシステム。音響測位装置、 CTD及び、DVLと組み合わせることで、地層の三次元位 置情報を取得できる。

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ABA ・直径 1.5 m ・高さ 3.2 m ・空中重量 270 kg ・速力 2.2 knot(最大) 26

洋上中継器とは何か?

巡航するAUVへの追従、複数AUV同時運用時の各AUVの監視、 通信、制御、AUVからの情報の作業船への伝送及びAUV異常時 の現場での情報収集を行う

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JAMSTECの洋上中継器

JAMSTECの「まいなみ」

(28)

洋上中継器の開発

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洋上中継器の開発の現状

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(1)捕捉方式 数種の捕捉方式について、検討を行った結果、Popup Buoy方式 を選択。展張長さを確実に確保するリリース方式を中心に、小型 AUVシステム開発と連携しながら検討。 (2)乾舷高さ 海洋調査会社複数社の所有する作業船を調査し、乾舷高さを1 ~4mと想定。 (3)吊り上げ方式 既存するAUV(AE2000)をベースに、数種の方式について検討 の結果、小型Aフレームクレーンによる縦吊り方式を選択。

投入揚収システムの検討

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複数の小型AUV(航行型)に対する運用フロー

異なるタイプ(航行型、ホバリング型)に対する運用フローに関す る研究開発を実施

協調行動システムの開発

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(1)AUV1号機 ・12月下旬に駿河湾(三津浜)で実海域試験 (2)AUV2号機 ・設計終了、製作中 (3)「ほばりん」 ・海技研水槽での調整 ・11月下旬~12月初旬に「京浜ドック」で公開実験&実験 ・12月下旬に駿河湾(三津浜)で実海域試験 ・1月末にJAMSTEC「みらい」で実海域実験 (4)洋上中継器 ・設計終了、製作中 (5)着揚収装置 ・1月完成、神戸港で実験終了

現 状

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研究の出口戦略

①国内深海底調査産業へ向けた支援

高効率で安価な調査システムの安定的供給

ユーザーニーズを直接吸い上げた、システムの改善

民間企業によるAUV調査産業への貢献(AUVの貸出) ②国内AUV製作産業の創出

AUVの要素技術の高度化、国産化、低価格化

世界に売れる小型AUVシステムプロトタイプの開発

国内AUV製作文化(風土)の醸成

小型AUV研究開発センターとしての海技研の役割

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参照

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