情報リテラシー演習
第4週
Excelの使い方
• 一応シラバスでは • 今週 • セル入力の基本操作 • 数式の記述法 • よく利用される関数 • 範囲指定とグラフの描画 • 表とグラフの作成演習 • 来週 • IF関数を用いた判定と表 示 • その他の関数 • 判定表の作成演習 • ヒストグラムの作成演習 • 再来週 • 並び替えとオートフィルタ • グラフ表示の編集 • クロス集計 • 上記機能の演習Excel
• 表計算(Spread Sheet) • 計算結果の自動更新 • グラフの作成 • 作表も得意 • でも本来の目的とは少し違うかも? 「資料004」 「付録001」 「資料003」Excel2013の画面構成
• Excel特有の部分 アクティブセル 行見出し 全選択 ボタン アクティブセル名 A1ならA列の1行目 注目セル内容 関数ボタン 数式 バー ワークシート選択タブ ブック名(=Excelのファイル名) 列見出し ワークシート作成ボタン基本操作
• 移動(以下のいずれか) • セルをクリック • カーソルキーまたは以下の操作 • 編集(以下のいずれか) • セルをダブルクリック • F2 Shift+Enter Enter Tab Shift+Tabセルの選択(1/2)
• 単一セル • セルをクリック • 複数セル • セルをドラッグ • 単一行または列 • 見出しをクリック • 複数行または列 • 見出しをドラッグセルの選択(2/2)
• 追加選択
入力
• 数値(標準で右揃え) • 数字のみで構成される • 「123」とか • 文字列(標準で左揃え) • 数字以外で始まる • 「abcd」とか • 「あいうえお」とか • 「候補1」とか • 表示形式が「文字列」 • 「'」で始まる • 「'123」とか シングルクォーテーション 先頭の0が 数値だと消える 先頭の0が 文字列なら消えない入力
• 数式(自動的に計算してくれる) • 「=」ではじめる • 計算 • 「=1+2-3*4/5」とか • セルの参照 • 「=A1+B1」とか • 配列数式 • 数式入力時に Ctrl + Shift + Enter • { } で数式が囲まれる この例は関数を用いた 行列の転置演算子の優先順位
• かっこ • 「(」~「)」 • 参照演算子 • 「:」 (コロン) • 「 」(スペース1つ) • 「,」(カンマ) • 負の値 • 「-」 (マイナス) • パーセンテージ • 「%」 • べき乗 • 「^」 • 乗除算 • 「*」、「/」 • 加減算 • 「+」、「-」 • 文字列の結合、連結 • 「&」 • 比較演算子 • 「=」、 「<>」、 「<」、 「>」、 「<=」、 「>=」 • 「数式の概要」を参照 優先順位高 優先順位低参照の書式(同一シート)
• セル番地 • 列と行の見出しを続けて読む • A1・・・A列の1行目 • B2・・・B列の2行目 • 例 • =A1 セル番地 数式の一部として入力参照の書式(同一ブックの他のシート)
• 構成要素 • ワークシート名 • セル番地 • 例 • =Sheet2!A1 ワークシート名 セル番地 シート名とセル番地の間は ! で区切る 数式の一部として入力参照の書式(開いている他のブック)
• 構成要素 • ブックのファイル名 • ワークシート名、セル番地 • 例 • =[サンプル.xlsx]Sheet1!A1 ブックのファイル名 拡張子必要 ワークシート名 セル番地 数式の一部として入力 ブックのファイル名は [~] で囲む シート名とセル番地の 間は! で区切る参照の書式(閉じている他のブック)
• 構成要素 • ブックのパス、ブックのファイル名、 • ワークシート名、セル番地 • 例 • ='C:¥Users¥YU¥Desktop¥[サンプル.xlsx]Sheet1'!A1 ブックの絶対パス ブックのファイル名 拡張子必要 ワークシート名 セル番地 数式の一部として入力 パス名、ファイル名、シート名は '~' (シングルクォーテーション) で囲む ブックのファイル名は [~] で囲む シート名とセル番地の 間は! で区切る サンプル.xlsxパス(PATH)とは?
• ファイルの位置関係の表記方法 • ドライブ、フォルダ、ファイルの入れ子構造を 「¥」(=パス区切り)で繋げて書き表す • 例: 「C:¥ユーザー¥kou¥デスクトップ¥掛算九九.xlsx」 パスの root (= 根っ子) を起点に 書き表すのが絶対パス Windows の場合、 パスの root はドライブ名パス(PATH)とは?
• ファイルの位置関係の表記方法 • ドライブ、フォルダ、ファイルの入れ子構造を 「¥」(=パス区切り)で繋げて書き表す • 例: 「C:¥ユーザー¥kou¥デスクトップ¥掛算九九.xlsx」 パスの root (= 根っ子) を起点に 書き表すのが絶対パス Windows の場合、 パスの root はドライブ名作業フォルダと相対パス
• 作業フォルダ C:¥ユーザー¥kou¥デスクトップ 「.」は現在のフォルダ 「..」は親フォルダ を意味する このフォルダ内で 作業している ..¥マイピクチャ¥sample.png 作業フォルダを起点に 書き表すのが相対パス作業フォルダと相対パス
• 作業フォルダ C:¥ユーザー¥kou¥デスクトップ 「.」は現在のフォルダ 「..」は親フォルダ を意味する このフォルダ内で 作業している ..¥マイピクチャ¥sample.png 作業フォルダを起点に 書き表すのが相対パス同じ意味のパス
• 相対関係が同じなら同じパス • 例えば作業フォルダが 「C:¥ユーザー¥kou¥デスクトップ」の時 以下のようなパスはすべて同じ意味になる • C:¥ユーザー¥kou¥マイピクチャ¥sample.png • ..¥マイピクチャ¥sample.png • .¥..¥マイピクチャ¥sample.png • ..¥マイピクチャ¥.¥sample.png • ..¥デスクトップ¥..¥マイピクチャ¥sample.png相対参照
• 記入したセルとの相対位置を意味する • A1 のように列名・行番号を並べる A B 1 2 =A1 B列に対する A列は 1つ左の列 2行目に対する 1行目は 1つ上の行絶対参照
• ワークシート原点からの絶対位置を意味する • $A$1 のように列名・行番号の前に $ を付ける A B 1 2 =$A$1 $A はシートの1列目 $1 は シートの1行目コピー&ペースト時の位置関係
相対参照では 数式セルと 参照セルの位置関係が 維持されている。 絶対参照では ワークシートと 参照セルの位置関係が 維持されている。相対参照と絶対参照(1/4)
• 相対参照をコピー&ペーストまたはオートフィ ルすると
相対参照と絶対参照(2/4)
• 「$」を付けると絶対参照
• 行のみに付けると、行が固定される
相対参照と絶対参照(3/4)
• 「$」を付けると絶対参照
• 列のみに付けると、列が固定される
相対参照と絶対参照(4/4)
• 「$」を付けると絶対参照
• 行列ともに付けると、完全に固定される
絶対~と相対~
• 何かを参照する際にどこを起点とするか? • 絶対パス、絶対参照 • 原点を起点にして考える • パスのルート(root: 根っ子) • ワークシートの原点(左上) • 相対パス、相対参照 • 注目している物を起点にして考える • 作業フォルダ • アクティブセルオートフィル(1/2)
• 連続値の自動生成 • セルの右下 • フィルハンドル • ドラッグ • アイコンから • メニュー出して • 連続データオートフィル(2/2)
• 連続値を選択して • フィルハンドル • ドラッグ • 繰り返しは • セルのコピー掛算九九の表(1/13)
• 行の値を縦にオートフィルして作成(A2~A10)
掛算九九の表(2/13)
• B2セルに値を参照した数式「=A2*B1」を入力
掛算九九の表(3/13)
• 縦にオートフィルしてみると
• 相対参照のため参照先が自動的にずれる • リボンから「数式」→「数式の表示」で確認
掛算九九の表(4/13)
• A列と1行は固定したいから「$」で絶対参照
• B2セルに「=$A2*B$1」と入力
掛算九九の表(5/13)
• そのまま横にオートフィルすると
掛算九九の表(6/13)
• 列見出しをA~Jまでドラッグして選択 • 右クリックでポップアップメニューを出し • 「列の幅」→「4」と入力
掛算九九の表(7/13)
• 九九全体を選択し「ホーム」→「罫線」
• 「格子」、「外枠太罫線」の順に適用
1 2
掛算九九の表(8/13)
• 見出し部分にも「外枠太罫線」を適用
• ワークシート名をダブルクリックし
掛算九九の表(9/13)
• 不要なシート(Sheet2, Sheet3)がある場合
掛算九九の表(10/13)
• ファイルタブから「印刷」でプレビュー プレービュー中の ページ番号 プレービューの 拡縮掛算九九の表(11/13)
• 「ページ設定」から「ヘッダ/フッタ」
掛算九九の表(12/13)
• 「ページ設定」→「余白」で余白の調整
掛算九九の表(13/13)
• 「印刷プレビューを閉じる」 • 「名前を付けて保存」 • デスクトップへ • 「掛算九九」 以上、「資料001」を参照ExcelからWordへの貼り付け
• Excelで「コピー」、Wordで「貼り付け」 ドラッグで 範囲選択してから コピー 「形式を選択して貼り付け」 した場合貼り付け方法
• 貼り付け • 元ファイルとは別の複製 • リンク貼り付け • 元ファイルを参照(変更 に同期) 元の書式を保持 貼り付け先のスタイルを使用 リンク(元の書式を保持) リンク(貼り付け先のスタイルを使用) 図 テキストのみ保持OLE (Object Linking and Embedding)
• 異なるアプリケーション間でオブジェクトのリ ンクや埋め込みを行う仕組み
• 「Microsoft Excel ワークシート オブジェクト」形式の場合は この仕組みを用いて貼り付けが行われている
• Wikipedia / Object Linking and Embedding • http://ja.wikipedia.org/wiki/Object_Linking_and_Embedding
• MFC の OLE
「Microsoft Excel ワークシート オブジェ
クト」形式の貼り付け(1/4)
• Excelのブック(ファイル)をWordへDrag&Drop
• コピーが挿入される
「Microsoft Excel ワークシート オブジェ
クト」形式の貼り付け(2/4)
• 別の方法 • 「貼り付け」→「形式を選択して貼り付け」 →「Microsoft Excel ワークシート オブジェクト」 ドラッグで 範囲選択してから コピー「Microsoft Excel ワークシート オブジェ
クト」形式の貼り付け(3/4)
• ワークシート オブジェクトとして挿入した場合 • ダブルクリックで編集可能 • 「リンク貼り付け」だと元ファイルが編集される リボンが Excelのものに 適当にワークシート外を クリックすると元に戻る 表をダブルクリック「Microsoft Excel ワークシート オブジェ
クト」形式の貼り付け(4/4)
• 「ワークシート オブジェクト」の編集と開く 「編集」だと Word 内で操作 「開く」だと 元のアプリで操作 右クリックExcelに残る伝統的な印刷時の不具合
関数の使い方(1/2)
• 「関数の挿入」ボタン • 使いたい関数探して「OK」 キーワードで 関数を検索 関数選ぶと 簡単な説明が出る 詳細は ヘルプを参照 OKで関数挿入 分類で 関数を絞り込み関数の使い方(2/2)
• 挿入すると引数設定のダイアログ出る
• コロンで範囲指定
• 「A1:A10」ならA1~A10までという意味 • 関数を知っているなら手書きしても良い
良く使う関数?
• 合計: SUM, SUMIF • 平均: AVERAGE • 分散: VAR • 標準偏差: STDEV • セル数: COUNT • 最大値: MAX • 最小値: MIN • 数学関係• PI, RADIANS, DEGREES • SIN, COS, TAN
• ASIN, ACOS • ATAN, ATAN2 • POWER, SQRT,
• EXP, LN, LOG, LOG10 • MOD
グラフ用データの作成
• SIN関数を描いてみる • A1:A17にオートフィルで0~15の値を作る • B2セルを「=SIN(A2)」にして縦にオートフィル • 系列名として • A1に「rad」 • B1に「sin」グラフの作成
• A1:B17を選択した状態で
• 「挿入」→「グラフの挿入」
グラフの設定
• 枠、軸、プロット、凡例等
• 右クリックからメニュー出して各種設定
• 書式、目盛、ラベル、近似曲線等
表やグラフをWordへ貼り付け
• Excel上で表やグラフを選択し「コピー」 • Word上で「貼り付け」
貼り付け方法
• 埋め込む : 元ファイルとは別の複製 • データをリンク : 元ファイルを参照(変更に同期) 貼り付け先のテーマを使用しブックを埋め込む 元の形式を保持しブックを埋め込む 貼り付け先のテーマを使用しデータをリンク 元の書式を保持しデータをリンク 図複数系列のグラフ
• 単純に選択する範囲を増やせばよい
• C2セルに「=COS(A2)」を入力しオートフィル • A1:C17を選択し
系列の詳細な設定
• 「デザイン」→「データの選択」
軸の表示桁数等の調整
• 軸上で右クリックしメニューを出し
軸の表示範囲の調整
• 同様に
• 「軸のオプション」→最小値、最大値
出納帳の例とか
• 例えば、以下のような数式にしておく 自動で計算された ここはオートフィルで ここもオートフィルで 残高の推移を グラフにしてみたり 「資料003」を参照行・列の挿入とか
• 見出し上で右クリックして「挿入」 • 追加した行や列を編集 • 日付と残高で「散布図」作ってみたり 見出しを斜めに してみたり行幅、列幅の自動調整
• 行・列見出しの境界をダブルクリック
行幅、列幅の一括調整
• 行または列を選択して境界をドラッグ • 又は見出し右クリックで「列の幅」「行の高さ」 見出しを ドラッグして選択 右クリック 境界をドラッグ 選択範囲が すべて同じ幅にあとは適当に
• 各種グラフを試してみたり • 出納帳等を作ってみたり
配列数式
• 詳細は「配列数式のガイドラインと例」参照 • 行列の演算等の際に必要