所 管 課:教 育 委 員 会 事 務 局 ス ポ ー ツ 体 育 課 評価対象期間:平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日
平成26年度 王子スポーツセンターの管理運営に対する評価票
1.施設概要、指定管理者等
(1)施設概要 (設置目的、施設内容) 【設置目的】 国際的・全国的なスポーツ大会開催会場。全市的なスポーツ大会の開催会場。他の 地区体育館と同様に、灘区及び近隣区の市民が日常的に気軽に健康づくりやスポ ーツ活動ができる施設。 【施設内容】 ①体育館 ●所在地:灘区青谷町 1 丁目 1-1 ●竣工時期:昭和 53 年 10 月 10 日 ●施設内容 主体育室(競技場) 1,607 ㎡・身体障害者体育館 502 ㎡・剣道場 607 ㎡ 柔道場(224 畳) 528 ㎡・トレーニング室 164 ㎡・会議室 61 ㎡ 喫茶・軽食堂 36 ㎡ ②スタジアム(陸上競技場) ●所在地:灘区王子町 2 丁目 1 ●竣工時期:昭和 31 年 10 月 10 日 ●施設内容 敷地面積:26,000 ㎡ トラック 1 周 400m・8 コース(全天候型) 管理棟 1,061 ㎡・フィールド 6,528 ㎡(人工芝) 収容人数 メインスタンド約 2,500 人、バックスタンド約 500 人 (2)指定管理者 公益財団法人神戸市スポーツ教育協会・株式会社加藤商会・株式会社アシックス共 同企画 (3)指定期間 平成 26 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 31 日 (4)市支出額 協定締結額 154,255,000 円 決算額 154,255,000 円2.管理運営内容
(1)管理実施状況 26年度の状況 ①施設の維持管理 業務 ①安全・安心な管理と運営 ・毎日、職員による施設内の監視巡回を実施。専門業者による体育器具及びトレ ーニング機器の整備・定期点検の実施。 ・計画的修繕を行い、施設の破損箇所の早期発見に努め、早急な修繕を実施。 ・施設周辺の草刈、老朽箇所のペンキ塗り・通路の砂利敷き詰め等を職員で実 施。 ・「熱中症対策講座」をスポーツ安全講習会で実施するとともに、利用者に「熱中 症」の注意喚起に努めた。また、テニスコートに「日よけテント」(2張)を設置。 ・ウォータークーラー・製氷機を設置するとともに、大型扇風機・温湿度計を利用 し、熱中症予防に努めた。 ②クリーンで快適な施設 ・センター入り口の花壇を「王子の輪」と命名し、地域住民と一緒に、季節ごとに花 が咲いている状態を演出。 ・清掃業者による毎日清掃の実施。 ・職員による公園内の適宜巡回を行い、放置ゴミの撤去、雑草の除去等を実施し たほか、適宜、剪定業者による公園内の樹木の剪定等を実施。 ・消毒用アルコールの設置。 ③環境負荷の軽減 ・照明の老朽化に伴い、順次LED照明に変更。 ・利用者によるゴミの持ち帰りの啓発。 ・地域の古紙回収への協力。(原則、毎月第2火曜日) ④ユニバーサルデザインに基づく施設づくり・ピクトグラム(絵文字)による館内表示および誘導表示。 ・館内の洋式トイレをすべて「温水洗浄便座」に改修。 ・身障者体育館前の出入り口を自動ドアに改修するとともに、車椅子使用者用の 自動販売機を設置。 ・体育館女子更衣室に、ベビーベッド及び授乳スペースを設置。 ②施設の運営業務 ①指定管理者としての経験と実績を生かした運営 ・スポーツ専門技術に卓越した職員の配置。 ②無休営業・営業時間延長により多くの利用者を受入れ ・無休営業(休館は年末年始と概ね月1回の施設整備日)を引き続き実施し、26 年 度より年末年始の休館日を短縮して、12 月 28 日と 1 月 4 日を営業した。 ・テニスコートの夏期夕方(6 月 1 日~7 月 31 日)の営業時間を2時間延長。 ・26 年度よりプールの営業日(7 月 1 日~8 月 31 日)を 9 月 7 日まで1週間延長。 ③利用者の協働と参画によるセンターの運営 ・大会主催者と体育館スタッフの協働による運動器具の設置・撤去。 ・地域住民との協働により、花壇「王子の輪」を設置。 ④公正な抽選と公金の適切な管理 ・大会等の優先利用を除き、公開抽選で利用者の決定。 ・使用料の取扱いについては、神戸市公金取扱基準に準じて厳正な取扱いを行っ た。 ⑤まちかど救急ステーションとして救急体制を確保 ・すべての職員が市民救命士の資格を取得し、AEDの操作に習熟し、応急措置 対応ができるようにした。また、職員が「AED救急インストラクター」の資格を取 得。 ⑥個人情報の保護と情報の開示 ・「個人情報の保護に関する研修」を職員全員に実施。 ・個人情報の保護に関する基本方針「プライバシー・ポリシー」を体育館窓口に掲 示。 ・個人情報保護法、神戸市個人情報保護条例及び団体内部規程による厳格な取 扱いを行った。 ⑦身体障害者体育館の活用 ・障害者スポーツネットひょうご等の関係機関の会議に定期的に参加し、利用促進 を図った。 ⑧王子プールの安全管理 ・利用者の健康管理と良好な水質保全のため、1時間に 10 分間の休憩時間を設 けた。 ・利用者にとって危険な行為となる禁止事項は、わかりやすく掲示するとともに徹 底した声かけを随時行い、1時間に1回は場内放送で注意喚起を行った。 ・「王子プール監視マニュアル」に基づき、利用者の安全確保に努めた。 ・全ての監視員に笛やトランシーバーを携帯させ、万全な監視体制を整えた。 ・無理のない監視体制により事故防止に努めるとともに、混雑が予想される休日 には、監視員を増員した。 ③その他の業務 ア.スポーツ教室(自主事業) イ.地域スポーツクラブの育成・支援 ウ.利便施設の有効活用 エ.市民のスポーツ振興や健康づくり支援事業
(2)利用状況 26年度の状況 ①施設利用状況 【26 年度】利用者数 395,783 人(対前年度比 102.4%)、利用率 91.4%、 利用件数 13,073 件(同 102.6%)、 トレーニング室利用者 19,185 人(同 118.4%) 【25 年度】利用者数 386,406 人(対前年度比 104.9%)、利用率 92.3%、 利用件数 12,737 件(同 112.1%)、 トレーニング室利用者 16,209 人(同 130.6%) ※利用率は主体育室と身体障害者体育館の合計 ②その他利用状況 ア.スポーツ教室(自主事業)
教室実施状況 (単位:人) 教室名 対象者 期 数 定員 受講 者数 充足率 卓球(初中級、上級A、上級B) 一般男女 9 360 359 99.7% バドミントン 一般男女 3 95 114 120.0% 硬式テニス(A、B) 一般男女 6 156 132 84.6% ジュニアテニス①、②、③ 小学1~6年生 12 312 358 114.7% グラウンドゴルフ 一般男女 3 240 254 105.8% 気功 一般男女 3 54 59 109.3% わんぱく体操 小学1~3年生 3 75 81 108.0% いやしのヨガ 一般男女 5 90 99 110.0% ピラティス 一般男女 4 72 64 88.9% 操体健康講座 一般男女 2 30 12 40.0% しなやかストレッチ 一般男女 3 54 56 103.7% しなやかストレッチ② 一般男女 2 36 25 69.4% 体育が大好きになる①、②(短期) 小学1~3年生 3 192 188 97.9% チアリーディング①、②(短期) 小学1~6年生 2 120 91 75.8% サッカー初級、中級(短期) 小学1~6年生 2 360 336 93.3% かけっこ①、②、③、④(短期) 小学1~6年生 3 720 736 102.2% 水泳①、②(短期) 小学1~6年生 1 144 144 100.0% テニス①、②、③(短期) 小学1~6年生 3 270 270 100.0% 剣道 小学1~6年生 3 90 114 126.7% 柔道 小学1~6年生 1 30 24 80.0% フットサル 小学4~6年生 3 75 59 78.7% HIPHOPダンス(短期) 小学3~6年生 3 75 29 38.7% 合 計 79 3,650 3,604 98.7% (注)ジュニアテニス①・②は小学3~6年生、③は小学1~2年生 イ.地域スポーツクラブの育成・支援 (1)地域スポーツクラブの運営支援 ①区連絡協議会の運営支援・区役所等との連携 ・全市会への参加(1 回)、区連絡協議会への参加(10 回)、 地域スポーツクラブ支援会議への参加(2 回)、全市連絡協議会(1 回) ②主催事業の開催支援 ・イベント 3 回 ・出張サービス 6 回 ・スポーツ器具の貸出 3 回 ③育成事業 ・スポーツ安全講習会の開催 4 回(参加者 52 人) (2)地域スポーツクラブ間の交流支援 ①スタジアムや体育館を利用した交流試合の開催 3 回 ②全市交流大会等の企画・調整 12 回
ウ.利便施設の有効活用 項目 内容 喫茶及び軽 食堂 談話室として利用。 自動販売機 体育館・スタジアム等に全 23 台を設置。 チームロッカー 体育館に 24 台、テニスコートに 6 台を設置。 エ.市民のスポーツ振興や健康づくり支援事業 ①ランニング・ウォーキングの拠点づくり ・ウォーキング会を開催。 4 回(参加者 38 人) ②スポーツ医科学の普及啓発事業による健康増進 ・スポーツ安全講習会等を開催。 5 回(参加者 58 人) ③市民が施設に親しみ健康づくりに取り組むための仕組みづくり ・毎月トレーニング室における初心者講習会を開催。 ・テニスコートの夜間延長利用を実施。(6 月 1 日~7 月 31 日 19 時まで) ・InBody測定会や体力測定会等の実施。 8 回(参加者 563 人) ・トレッキング教室を開催。(参加者 34 人) ・食育・地産地消の大切さをPRするともに、地域交流の場として「野菜市」を開催。 ④地域イベントへの参画による健康づくり支援 ・出張体力測定等(地元イベント開催時、公民館等) 7 回(参加者 714 人) ・神戸市立公民館サマースクールの「走り方教室」へ講師派遣。 3 回 ・王子スタジアムで「芝生で遊ぼう」を実施。 (3)収支状況 26年度の状況 ①使用料または利用 料金収入 使用料 26 年度 65,166,537 円(対前年度比 98.3%) 25 年度 66,309,693 円(対前年度比 110.5%) ② 指 定 管 理 者 の 収 支状況 26 年度 収入 154,255,000 円(対前年度比 90.2%) 支出 153,044,000 円(対前年度比 98.8%) 25 年度 収入 170,972,000 円(対前年度比 100.0%) 支出 154,915,000 円(対前年度比 103.9%)
3.主な提案内容と達成状況(再掲)
提案内容(目標値など) 達成状況 ①利用者数または利 用率 ・利用率 94%以上 ・利用者数 40 万人以上 (観覧者を含む) ※平成 29 年度最終目標 ・利用率 91.4%(未達成) ・利用者数 395,783 人(未達成) ②収入目標額 特になし ③その他新たなサー ビス ・お客様満足度で「満足・どちらかとい えば満足」が 80%以上 ・地域への出張指導やイベントへの参 画 →年間 15 回、目標人数 2,500 人 ・トレーニング室の利用者数 →15,000 人 ※平成 29 年度最終目標 ・満足度調査での「満足・まあ満足」の割合 →体育館(1回目) 54.7%(未達成) 体育館(2回目) 87.5%(達成) プール 74.6%(未達成) ・地域への出張指導やイベントへの参画 →年間 28 回、対象者 2,687 人(達成) ・トレーニング室の利用者数 →19,185 人(達成)4.利用者の満足度調査等
26年度の状況 ①満足度調査の実 施内容 【全体】 (1回目)アンケート実施時期 9 月 19 日~10 月 22 日 配布数 500、回答 390、回答率 78.0% (2回目)アンケート実施時期 3 月 15 日~3 月 31 日 配布数 300、回答 161、回答率 53.7% 【プール】 アンケート実施時期 8 月 1 日~8 月 13 日 配布数 1,510、回答 428、回答率 28.3% ②満足度調査の結 果 全体的な満足度 (%) 満 足 まあ 満足 どちら でもない やや 不満 不 満 体育館(1回目) 16.5 38.2 31.3 9.1 4.9 体育館(2回目) 15.5 72.0 7.5 1.2 0.0 プール 33.0 41.6 21.9 2.7 0.8 ※体育館(2回目)アンケートでは無回答(3.8%)あり ③利用者からの主な 苦情,意見とそれへ の対応 市長への手紙 内 容 回答・対応 6/10 50m プールで小学 4 年生が泳ぐ場合、 ポートアイランドスポーツセンターのプ ールのように、水着の保護者と一緒で なくても、泳力があれば子ども 1 人で泳 げるようにしてほしい。 当センターのプールは、レジャー目的での利用 が大半で、プール中央部分の水深は 1m60cm あり、小学生の場合は溺れる危険があります。 一方で、ポートアイランドスポーツセンターのプ ールは、水深が 2m もある競泳目的のプール で、両者の性格は大きく異なります。危険を避け るためのルールにご理解をお願いします。 その他(市民からの苦情・要望) 内 容 回答・対応 5/13 バスケットボール教室を中学生も通え るようにしてほしい。 中学生は部活動があるため、必要な人数が集 まらないこと、17 時以降の施設利用率が高いた め、教室の枠を確保することが難しいため、中 学生向けのバスケットボール教室をつくる予定 はありません。 7/4 スタジアム外周通路の低木を剪定して ほしい。 スタジアムの外周通路は毎年 1 回、2~3 月に実 施しているが、指摘の箇所は、職員で剪定を実 施した。 7/4 25m プールで、小学高学年のグループ で「いじめ」と思われる現場を見たの で、注意して見守ってほしい。 監視員もよく知っているグループで、「いじめ」と は見ていなかったが、万が一のこともあるので、 次回は注意してもらうよう指示しました。 12/21 トレーニング室の利用者に外国人が多 いが、ルールを無視する人が多い。英 語、フランス語等でもルールを表記して ほしい。 初回講習時、国籍に関わらず、利用ルールを説 明していますが、今後は、ルール説明チラシの 英語版を作成し、トレーニング室に掲示するとと もに、初回講習時に説明して渡すようにします。5.選定評価委員会の評価
管理運営に対する総合評価 ○AAA ●AA ○A ○B ○C
所 見 (1)管理運営に関しては、協定書どおりに行われていて概ね適正である。 (2)対前年度比では、平成 26 年度は、利用者数、利用件数とも前年を上回って おり、平成 29 年度の最終目標(利用者数 40 万人)には及ばないものの、概 ね順調な推移と言える。 (3)無休営業を引き続き実施しており、平成 26 年度より新たに、年末年始の 12 月 28 日と 1 月 4 日を営業したほか、プールの営業期間を 9 月 7 日までの1 週間延長して、より多くの利用者を受け入れた。 (4)地域イベントへの参画による健康づくり支援やスポーツ安全講習会の開催な ど、市民のスポーツ振興や健康づくりの支援に貢献した。 (5)地域スポーツクラブの育成支援や運営支援、交流支援にも貢献した。 (6)地域への出張指導やイベント開催実績、トレーニング室の利用者数について は、平成 29 年度の最終目標をすでに達成している。