東京大学教養学部
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問題が発生したら
委員会室:
03-5454-6983
緊急時
対応マニュアル
クラスオリ必携
AED を 用意する ④気道を確保し、 ⑧回復体位を取 らせる 救急車を 要請する ⑨出血部位 の止血 声をかけ続け、 意識を保たせる YES YES YES 他のオリターに知らせる 大出血はあるか? ①意識はあるか? ②呼吸はあるか? ③ただちに胸骨圧迫を開始 ⑥心肺蘇生法 (③胸骨圧迫 +⑤人工呼吸) 人工呼吸は省略可能 ⑥心肺蘇生法 (③胸骨圧迫 +⑤人工呼吸) 人工呼吸は省略可能 ⑦AED の利用 NO NO NO 判断に 10 秒以上かけない 傷病者が発生!
1-1. 救急救命フローチャート
チャート中の番号は、次ページからの各項の番号に対応しています。1-2. 救急救命法
①意識の有無の確認
まず、大声で呼びかけます(おい、○○(名前)等)。 それに反応(うめく ・ 目を動かす等でも良い)があればいいですが、 反応がないもしくは鈍い場合はさらに肩や頬を軽くたたく ・ 手の甲を つねるなどの刺激を与えます。 それらに対し反応がない場合に、「意識がない」と判断します。 【注意】 ・傷病者の体を揺すってはいけません。 ・周りに助けを求めてください。②呼吸の有無の確認
呼吸の状態は、鼻や口に耳を近づけて呼吸音や呼気を確認しつつ、 胸や腹部の呼吸運動を観察することで判断します。ただし、この判断 に時間をかけてはいけません。10 秒経っても呼吸が確認できなければ、 ③胸骨圧迫を行います。 この時いびきのような呼吸音、ぜーぜー、ひゅーひゅーと言った呼 吸音が聞こえる場合や、呼吸音は無いものの胸が上下している場合に③胸骨圧迫(心臓マッサージ)
心停止している、もしくは心臓の機能が著しく低下している ( 循環 のサインがない)場合には胸骨圧迫を行います。極力早く、中断を最 小限にしてください。 なお、救助者が複数いる場合には1 ~ 2 分ごとに交代し、疲労によ る効果の減少を最小限にとどめる他、正しくできているかを互いに見 合ってください。「強く」「早く」が基本です。 1. 胸の真ん中を、両手(手掌基部)で 5 ㎝下げる程度に圧迫します。 実際に5㎝は測れないので、強く押してください。 2. 両手を組むようにし、圧迫点に掌底を合わせ、 肘を伸ばし、脊柱 に向かって垂直に体重をかけるようにして押します。 3. 速やかに力を緩め、胸が元に戻ったら再度押します。これを1分 間に 100 回以上のペースで繰り返します。 ★ 圧迫部位は胸の真ん中④気道の確保
1. 救助者は肘をつき、一方の手は傷病者の額にあて、他方の手の人 差し指と中指は下あごの先にあてます。 2. 下あごを押し上げるように、頭を後方に傾けます。 3. 額にあてた手で、頭が動かないように、しっかり押さえます。 【注意】 ・力を入れ過ぎないようにし、丁寧に行います。 ・頸椎損傷の疑いがある時は、頭部後屈はせず、下あごの挙上だけ を行います。胸骨圧迫と共に人工呼吸を行う場合には、 胸骨圧迫 30 回→人工呼吸 2 回のサイクルで行なって下さい。 (→⑥心肺蘇生法) 【注意】 ・息が吹き込めない(抵抗がある)時には、気道がまだ閉塞しています。 異物が詰まっている可能性があるので、口を大きく開けさせ指で掻き 出します。
⑤人工呼吸
不慣れで自信がない場合や、抵抗感がある場合は省略しても構いま せん。それよりも胸骨圧迫を優先してください。 1. 気道の確保 ( ④参照 ) がなされていることを確認します。 2. 額に添えていた手で傷病者の鼻をつまみ鼻孔を閉じます。 3. 大きく口を開け、傷病者の口を完全に覆います。 4. ゆっくりと2秒程かけて、傷病者の胸が軽く膨らむ程度に息を吹 き込みます。 5. 胸が十分膨らんだら口を離し、鼻をつまんでいた手も離して息が 吐き出されるのを確認します。 6. 自分の頬・耳を傷病者の口に近づけて、呼気・咳を確認したり、 胸の動きを見て人工呼吸が効果的に行われていることを確かめます。⑥心肺蘇生法
心肺蘇生法を効果的に行うには胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせて 行いますが、人工呼吸の手順に自信がない場合や、抵抗感がある場合 は胸骨圧迫のみでも構いません。 以下に、組み合わせて行う場合の手順を掲載します。 1. ①意識の確認、②呼吸の確認を行っても、循環のサイン(呼吸・咳・ 体の動きなど)が見られないことを確認します。 2. 傷病者の胸のあたりに両膝をついて位置し、 圧迫の姿勢をとりま す。(→③胸骨圧迫) 3. 毎分約 100 回 (3 秒間に 5 回) 以上の速さで30 回圧迫します。 4. 30 回目の圧迫後すぐに、2 回息を吹き込みます。 5. 傷病者の呼気が終わるのを待たずに圧迫を始めます。 6. 循環のサインの確認を心肺蘇生法4 サイクル後に行い、その後は 2 ~ 3 分ごとに行う。 ★蘇生法はいつまでするべきか 人工呼吸は呼吸が回復するまで、また胸骨圧迫は脈拍が回復するま で続けます。 全く回復しない場合でも、救急車が来るまでは続けてください。⑦ AED の利用
*駒場キャンパス内の AED 設置場所は p.11 の地図を参照のこと。◇ AED 利用のタイミング
心肺蘇生法と並行して、AED の手配を行います。AED が到着したら、 下の「AED の利用方法」に即して AED を利用します。 利用後は電気ショックの有無に関わらず、心肺蘇生法を再開します。◇ AED の利用方法
1. AEDの電源を入れます。 2. 絵を参考に、電極パッドを傷病者の胸部に装着します。 3. AEDの音声指示に従って操作を行います。 4. AEDが心電図の自動解析をしている間、誰も傷病者に触れない ように注意を喚起します。 5. AEDが除細動適応の音声指示を行った場合には、通電ボタンを 押します。この際も、誰も傷病者に触れないように注意を喚起し、安 全確認を行います。AED の利用
電源 ON・電極パッド装着 心電図の自動解析 あり なし胸骨圧迫 30 回→人工呼吸2回
(心肺蘇生法)を繰り返し行う 電気ショックの必要 電気ショック(1回) ただちに心肺蘇生法を再開 5 サイクル (2 分間 ) ・AED 使用中の様子⑧回復体位
呼吸・脈拍はあるが意識がない場合、吐瀉物などが気道をふさいで しまう危険性があります。 それを回避するため、下の図のような回復体位をとらせます。 重要な点は、 ・横向きに寝かせること ・手をあごの下に入れ、あごが落ちきらないようにすること ・膝を曲げさせること の3つです。 ただし体のどこかに重大な怪我がある場合は、無理のないよう体勢 を動かしてください。⑨止血法
大出血がある場合には、止血が必要になります。 止血には、出血部位を直接押さえる直接圧迫止血法と、出血部位よ り心臓に近い動脈を押さえる間接圧迫止血法があります。 ◇ 直接圧迫止血法 1. 清潔で、出血部位を覆うのに十分な厚みと大きさのある、ガーゼ や布がある場合に行います。 2. 出血部位をガーゼや布で覆い、その上から手のひらなどで強く圧 迫します。 3. 出血部位を心臓より高い位置に保てる場合、その位置で圧迫を行 うと止血効果が高まります。 ・直接圧迫止血法による止血 ◇ 間接圧迫止血法 1. 動脈性の出血が激しく続く場合に、ガーゼや包帯を準備する間に 行います。 2. 出血部位よりも心臓に近い動脈(止血点)を確認し、出血部位に 最も近い止血点を圧迫します。止血点を正しく押さえないと効果があ りません。 3. ガーゼや包帯が準備でき次第、直接圧迫止血法に移行します。耳の前 鎖骨上のくぼみ わきの下 上腕の中央 肘の内側のくぼみ 指の付け根 そけい部 膝の内側のくぼみ 足の甲 浅側頭(せんそくとう) 動脈 鎖骨下(さこつか) 動脈 脇窩(えきか)動脈 上腕(じょうわん)動脈 上腕動脈 (肘の内側) 指(し)動脈 大腿(だいたい)動脈 膝窩(しっか)動脈 足背(そくはい)動脈 ・全身の止血点 ・耳の前での止血 耳のすぐ前で脈が触れる点に親指を 当て圧迫します。 他方の手で頭を反対から支えます。 ・そけい部での止血 そけい部(股のつけ根)に手の平を当て、 ひじを伸ばし体重をかけて圧迫します。
裏表紙の、緊急時対応フローチャートも参考にしてください。